JPS6070660A - 車両用放電管 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、車両のルームランプ、表示装置の光源として
採用するに適した螢光灯、熱陰極管、冷陰極管等の車両
用放電管の改良に関する。

従来、この種の車両用放電管としては、水銀蒸気、アル
ゴンガス等の各種不活性ガスをその長手方向に沿って分
布して封入したものがある。しかしながら、このような
不活性ガスの放電管起動時−′ に対する反応応答性は、そめ闇薗厘度が１１′程恋く、
低周囲温度領域においては放電管の部分点灯或いは不点
灯という事態を招くという不具合かあった。また、この
ようなことが、走行時季、走行地域により周囲温度が大
きく変化する車両に対して放電管を採用するにあたり大
きな制約となっていた。

本発明はこのようなことに対処してなされたちので、そ
の目的とするところは、周囲温度の変化とはかかわりな
く常に応答性よく適確に点灯するようにした車両用放電
管を提供することにある。

かかる目的を達成するにあたり、本発明の構成上の特徴
は、車両に装備されて長手状の管体を通し外方へ光を放
射させる放電管において、前記管体からの光の放射を実
質的に妨げないような外形形状に金属材料により形成し
た長手状の発熱体を前記管体の外表面にその長手方向に
沿って添着して、前記発熱体が前記放電管の起動時に給
電を受けたとき発熱して前記管体を加熱するようにした
ことにある。

しかして、このように本発明を構成したことにより、周
囲温度の変化とはかかわりなく前記発熱体が前記放電管
の起動時に給電されて発熱して前記管体を加熱するので
、当該車両が低周囲温度領域におかれていても、前記放
電管内に封入されている不活性ガスが、この放電管の起
動とともに前記発熱体により前記管体を介して加熱され
て適温に維持され、その結果、前記放電管をその管体全
体に亘り一様に常に応答性よく適確に点灯させ得る。従
って、車両のルームランプ、表示装置の光源等として採
用される放電管に本発明を適用すれば、車両の室内照明
、表示装置の表示内容の表示等を常にタンミングよく適
確になし得る。

以下、本発明の一実施例を図面により説明すると、第１
図は、本発明を適用した車両よう冷陰極管１０を示して
おり、この冷陰極管１０は、光を透過させる材料からな
る長手状の管体１１内に水銀蒸気を封入し、この管体１
１の両端に筒状支持具１２．１３を嵌着し、両電極端子
１２ａ、１３ａを両支持具１２．１３により管体１１の
内部からその両端を通り外方へ延出させるように支持し
て、両電極端子１２ａ、１３ａ間に起動電圧がイ１与さ
れたとき前記水銀蒸気との関連による両電極端子１２ａ
、１３ａ間の放電により光を生じ管体１１を通して放射
する。

管体１１の外表面には、その長手方向に沿って本発明の
要部を構成する発熱膜帯１４が添着されテイル。発熱膜
帯１４はポリエステルフィルムに金を一様に膜状に蒸着
して形成したもので、そのポリエステルフィルムにて管
体１１の外表面に貼着されている。かかる場合、発熱膜
帯１４のポリエステルフィルムはその貼着容易性により
管体１１の外表面に確実にして一様に密着する。発熱膜
帯１４の金蒸着膜は、その両電極端子１４ａ、１４ｂ間
に駆動電圧を付与されたとき許容する流入電流に応じて
発熱し管体１１を加熱する。かかる場合、発熱膜帯１４
は非常に薄く形成されているので、管体１１からの光の
放射を妨げることはない。また、発熱膜帯１４の長さ及
び幅は、所定の低周囲温度下にて管体１１を介し前記水
銀蒸気を適温に加熱し得るように定めてあり、発熱膜帯
１４の長手方向両端は両電極端子１２ａ、１３ａの各内
端から約１（１ｍｌｌｉｌｕれている。

次に、冷陰極管１０及び発熱膜帯１４のための電気回路
を第２図を参照して説明すると、この電気回路は、直流
電源Ｂに当該車両のイグニソションスイッチＩＧを介し
て接続した定電圧回路２ｏ、起動回路３０及び駆動回路
４ｏにより構成されている。定電圧回路２０はイグニッ
ションスイッチＩＧの閉成に応答して直流電源Ｂがら給
電されて定電圧を発生する。起動回路３０は、定電圧回
路２０からの定電圧の発生に応答して起動電圧を発生し
て冷陰極管１０の両電極端子１２ａ、１３ａ間に付与し
、然る後は公知の制御方法により冷陰極管ｌＯへの起動
電圧を制御する。

起動回路４０は、発熱膜帯１４の表面に貼着した負抵抗
温度特性を有するサーミスタ４１　（第１図参照）を備
えており、このサーミスタ４１は、その周囲温度変化に
反比例して変化する内部抵抗値に応じ、抵抗４２との協
働により定電圧回路２０からの定電圧を分布し抵抗４２
との共通接続端から検出電圧として発生ずる。このこと
は、前記検出電圧が周囲温度に反比例することを意味す
る。

トランジスタ４４は、そのベースにて、ＡＮＤゲート４
３を介しサーミスタ４１と抵抗４２との共通接続端に接
続されており、トランジスタ４４のコレクタは抵抗４４
ａ及びイグニッションスイッチＩＧを介し直流電源Ｂに
接続されている。しかして、・−トランジスタ４４は、
゛抵抗４２がらの検出電圧に応答するＡＮＤゲート４３
の制御のもとに、前記検出電圧が所定レベル以上のとき
（換言すれば、周囲温度が所定低温度以下のとき）導通
し、また前記検出電圧が前記所定レベル未満のとき（換
言すれば、周囲温度が前記所定低温度より高いとき）非
導通となる。

（・ランジスタ４５は、そのベースにて抵抗４５ａを介
しトランジスタ４４のコレクタに接続されており、この
トランジスタ４５のエミッタは抵抗４５ｂを介しトラン
ジスタ４５０ベースに接続されるとともにイグニソショ
ンスイッチＩＧを介し直流電源Ｂに接続されている。し
かして、トランジスタ４５は、トランジスタ４４の導通
に応答して導通してそのコレクタがら前記駆動電圧を発
生し発熱膜帯１４に付与し、またトランジスタ４４の非
導通に応答して非導通となり前記駆動電圧を消滅させる
。

以上のように構成した本実施例において、当該車両の周
囲温度が前記所定低温度以下にある状態にてイグニッシ
ョンスイッチＩＧを閉成するものとすれば、定電圧回路
２ｏが定電圧を発生し、起動回路３０が起動電圧を発生
して冷陰極管１０の両電極端子１２ａ、１３ａ間に付与
し、駆動回路４０が、前記所定低温度以下の周囲温度と
の関連によるサーミスタ４１の高内部抵抗値に応した両
トランジスタ４４．４５の導通に応答して駆動電圧を発
生し発熱膜帯１４の両電極端子１４ａ、１４ｂ間に付与
する。たると、冷陰極管１ｏが、起動回路３０からの起
動電圧に応答する両電極端子１２ａ、１３ａ間の前記水
銀蒸気との関連による放電に応じ光を生じる。かがる場
合、発熱膜帯１４の金蒸着膜が駆動回路４０からの駆動
電圧に基く電流の流入を電極端子１４ａから電極端子１
４ｂにかけて許容して発熱し冷陰極管１０内の水銀蒸気
を管体１１を介し適温に加熱するので、冷陰極管１０内
における放電が、適温状態に加熱されている前記水銀蒸
気との関連により、管体１１内全体に亘り一様に応答性
よく適切に行われ、その結果、冷陰極管１０が管体１１
全体に亘り一様に応答性よく適確に点灯し得る。なお、
周囲温度が前記所定低温度より上昇すると、駆動回路４
０からの駆動電圧が消滅して発熱膜帯１４がその発熱停
止により管体１１の加熱を停止する。

なお、前記実施例においては、冷陰極管１０の管体１１
の加熱手段として発熱膜帯１４を採用した例について説
明したが、これに代えて、金属薄板を網状にエツチング
したものを前記加熱手段として管体１１の外表面にその
長手方向に密着させて実施してもよい。

また、前記実施例においては、本発明を冷陰極管１０に
適用した例について説明したが、これに限らず、熱陰極
管、螢光灯その他の各種放電管に本発明を適用しても、
前記実施例と同様の作用効果を達成し得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明を適用した冷陰極管の正面図、及び第
２図は、冷陰極管及び発熱膜帯のための電気回路図であ
る。 符号の説明 １０・・・冷陰極管、１１・・・管体、１４・・・発熱
膜帯 出願人　日本電装株式会社 代理人　弁理士　長　谷　照　−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 車両に装備されて長手状の管体を通し外方へ光を放射さ
   せる放電管において、前記管体からの光の放射を実質的
   に妨げないような外形形状に金属材料により形成した長
   手状の発熱体を前記管体の外表面にその長手方向に沿っ
   て添着して、前記発熱体が前記放電管の起動時に給電を
   受けたとき発熱して前記管体を加熱するようにしたこと
   を特徴とする車両用放電管。