JP2872116B2 - 冷陰極管 - Google Patents
冷陰極管Info
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- JP2872116B2 JP2872116B2 JP16594096A JP16594096A JP2872116B2 JP 2872116 B2 JP2872116 B2 JP 2872116B2 JP 16594096 A JP16594096 A JP 16594096A JP 16594096 A JP16594096 A JP 16594096A JP 2872116 B2 JP2872116 B2 JP 2872116B2
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- cathode tube
- tube
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車やオフィス
オ−トメ−ション機器等に使用される表示パネルのバッ
クライト用照明装置に関し、特にバックライト用冷陰極
管に関する。
オ−トメ−ション機器等に使用される表示パネルのバッ
クライト用照明装置に関し、特にバックライト用冷陰極
管に関する。
【0002】
【従来の技術】バックライト用として広く利用されてい
る冷陰極管は、硝子管の温度が低い時に点灯させると、
管内の不活性ガスの揮発力低下による輝度低下、電極の
極板焼けによる寿命の低下等の問題があった。
る冷陰極管は、硝子管の温度が低い時に点灯させると、
管内の不活性ガスの揮発力低下による輝度低下、電極の
極板焼けによる寿命の低下等の問題があった。
【0003】上述した問題に対し、冷陰極管の硝子管表
面に発熱抵抗を接着し、発熱抵抗に電流を流すことによ
り硝子管の温度を上げることで解決した従来例として、
特開昭60−70660で開示されている車両用放電管
がある。
面に発熱抵抗を接着し、発熱抵抗に電流を流すことによ
り硝子管の温度を上げることで解決した従来例として、
特開昭60−70660で開示されている車両用放電管
がある。
【0004】図5は、この従来例を示す冷陰極管の正面
図であり、冷陰極管20は、管体21,筒状支持具2
4,24,電極端子24a,24b,発熱膜帯22,発
熱膜帯用電極端子22a,22bおよびサ−ミスタ25
より構成されている。発熱膜帯用電極端子22a,22
b間に電圧が付与されると発熱膜帯22は発熱を開始
し、管体21の温度が上昇する。発熱膜帯22の表面に
接着されたサ−ミスタ25は温度上昇とともにその抵抗
値を変化させる。サ−ミスタ25は、発熱膜帯22への
電源供給回路に接続されており、管体21が所定の温度
より上昇すると発熱膜帯用電極端子22a,22b間の
電圧供給を停止し、発熱膜帯22が非導通状態になるこ
とより管体21の加熱を停止する。
図であり、冷陰極管20は、管体21,筒状支持具2
4,24,電極端子24a,24b,発熱膜帯22,発
熱膜帯用電極端子22a,22bおよびサ−ミスタ25
より構成されている。発熱膜帯用電極端子22a,22
b間に電圧が付与されると発熱膜帯22は発熱を開始
し、管体21の温度が上昇する。発熱膜帯22の表面に
接着されたサ−ミスタ25は温度上昇とともにその抵抗
値を変化させる。サ−ミスタ25は、発熱膜帯22への
電源供給回路に接続されており、管体21が所定の温度
より上昇すると発熱膜帯用電極端子22a,22b間の
電圧供給を停止し、発熱膜帯22が非導通状態になるこ
とより管体21の加熱を停止する。
【0005】以上説明したように、従来の技術では、冷
陰極管20を構成する管体21の表面の発熱膜帯22に
サ−ミスタ25を付けて、発熱膜帯22に流す電流量を
調整し、冷陰極管20の温度調整を行っている。
陰極管20を構成する管体21の表面の発熱膜帯22に
サ−ミスタ25を付けて、発熱膜帯22に流す電流量を
調整し、冷陰極管20の温度調整を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の冷陰極管の温度調整はサ−ミスタを使用しているた
め、その分、冷陰極管の直径が太くなっていた。また、
サ−ミスタの温度に対応した抵抗値に応じて、冷陰極管
表面の発熱膜帯への電源供給を調整する回路が必要であ
った。本発明は、上記の問題を解決することを目的とす
る。
の冷陰極管の温度調整はサ−ミスタを使用しているた
め、その分、冷陰極管の直径が太くなっていた。また、
サ−ミスタの温度に対応した抵抗値に応じて、冷陰極管
表面の発熱膜帯への電源供給を調整する回路が必要であ
った。本発明は、上記の問題を解決することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の冷陰極管は、両
端を電極に接続された薄膜抵抗が硝子管表面に接着され
ている冷陰極管において、前記硝子管表面の温度が一定
温度以上であるときに現れるスリットを前記薄膜抵抗に
設け、前記硝子管表面の温度が一定温度未満であるとき
は前記薄膜抵抗を導通とし、一定温度以上であるときは
前記スリットにより前記薄膜抵抗を非導通として前記硝
子管表面の温度調整を行うことを特徴とする。
端を電極に接続された薄膜抵抗が硝子管表面に接着され
ている冷陰極管において、前記硝子管表面の温度が一定
温度以上であるときに現れるスリットを前記薄膜抵抗に
設け、前記硝子管表面の温度が一定温度未満であるとき
は前記薄膜抵抗を導通とし、一定温度以上であるときは
前記スリットにより前記薄膜抵抗を非導通として前記硝
子管表面の温度調整を行うことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
て図面を参照して説明する。
【0009】図1は本発明の実施の形態を示す冷陰極管
の斜視図であり、冷陰極管10は、硝子管11,硝子管
11の表面の薄膜抵抗12,電極端子12a,12b,
スリット13および筒状支持具14から構成される。図
2は薄膜抵抗とスリット部分の側面図、図3は薄膜抵抗
の発熱状態図、図4は薄膜抵抗の発熱停止状態図であ
る。
の斜視図であり、冷陰極管10は、硝子管11,硝子管
11の表面の薄膜抵抗12,電極端子12a,12b,
スリット13および筒状支持具14から構成される。図
2は薄膜抵抗とスリット部分の側面図、図3は薄膜抵抗
の発熱状態図、図4は薄膜抵抗の発熱停止状態図であ
る。
【0010】このような構成において、薄膜抵抗12
は、硝子管11より熱膨張,熱収縮の小さい材質を使用
する。また、スリット13は、硝子管11の表面温度が
冷陰極管10の点灯最適温度(例えば45゜C)より低
いときは、左右にある薄膜抵抗12、12が接触し、硝
子管11の表面温度が冷陰極管10の点灯最適温度以上
になったときは、左右にある薄膜抵抗12、12が離れ
るような寸法で設ける。
は、硝子管11より熱膨張,熱収縮の小さい材質を使用
する。また、スリット13は、硝子管11の表面温度が
冷陰極管10の点灯最適温度(例えば45゜C)より低
いときは、左右にある薄膜抵抗12、12が接触し、硝
子管11の表面温度が冷陰極管10の点灯最適温度以上
になったときは、左右にある薄膜抵抗12、12が離れ
るような寸法で設ける。
【0011】次に、本発明の実施の形態における動作に
ついて、図1,3および4を参照して説明する。
ついて、図1,3および4を参照して説明する。
【0012】図1の薄膜抵抗12の電極端子12a,1
2b間に電圧を付与すると、硝子管11の表面温度が冷
陰極管10の点灯最適温度より低いときは、図3に示す
ように、スリット13の左右の薄膜抵抗12、12が接
触した状態にあるため、薄膜抵抗12の電極端子12
a,12b間に電気的な導通が生じ、薄膜抵抗12の発
熱により硝子管11の温度を上昇させる。
2b間に電圧を付与すると、硝子管11の表面温度が冷
陰極管10の点灯最適温度より低いときは、図3に示す
ように、スリット13の左右の薄膜抵抗12、12が接
触した状態にあるため、薄膜抵抗12の電極端子12
a,12b間に電気的な導通が生じ、薄膜抵抗12の発
熱により硝子管11の温度を上昇させる。
【0013】その後、硝子管11の表面温度が冷陰極管
10の点灯最適温度に達すると、硝子管11と薄膜抵抗
12の熱膨張の差により、図4に示すように、スリット
13の左右の薄膜抵抗12、12が離れてスリット13
が現れ、薄膜抵抗12の電極端子12a,12b間に電
気的な導通がなくなる。そのため、薄膜抵抗12は非導
通状態となり発熱を停止することにより、硝子管11の
加熱が停止される。
10の点灯最適温度に達すると、硝子管11と薄膜抵抗
12の熱膨張の差により、図4に示すように、スリット
13の左右の薄膜抵抗12、12が離れてスリット13
が現れ、薄膜抵抗12の電極端子12a,12b間に電
気的な導通がなくなる。そのため、薄膜抵抗12は非導
通状態となり発熱を停止することにより、硝子管11の
加熱が停止される。
【0014】以上説明したように、冷陰極管10にサ−
ミスタを具備することなく、冷陰極管10を最適な温度
に調整することができる。
ミスタを具備することなく、冷陰極管10を最適な温度
に調整することができる。
【0015】
【発明の効果】上述したように、本発明により、硝子管
と薄膜抵抗の熱膨張,熱収縮の差による冷陰極管の温度
調整が可能となったことより、温度調整に用いていたサ
−ミスタが不要となった。これにより、これまでサ−ミ
スタを実装することで太くなっていた冷陰極管を細くで
きるという効果がある。また、サ−ミスタに対応した、
冷陰極管表面の薄膜抵抗への電源供給を調整する回路が
不要となる効果がある。
と薄膜抵抗の熱膨張,熱収縮の差による冷陰極管の温度
調整が可能となったことより、温度調整に用いていたサ
−ミスタが不要となった。これにより、これまでサ−ミ
スタを実装することで太くなっていた冷陰極管を細くで
きるという効果がある。また、サ−ミスタに対応した、
冷陰極管表面の薄膜抵抗への電源供給を調整する回路が
不要となる効果がある。
【0016】
【図1】本発明の実施の形態を示す冷陰極管の斜視図で
ある。
ある。
【図2】薄膜抵抗とスリット部分の側面図である。
【図3】薄膜抵抗の発熱状態図である。
【図4】薄膜抵抗の発熱停止状態図である。
【図5】従来例を示す冷陰極管の正面図である。
10 冷陰極管 11 硝子管 12 薄膜抵抗 12a 電極端子 12b 電極端子 13 スリット 14 筒状支持具
Claims (1)
- 【請求項1】 両端を電極に接続された薄膜抵抗が硝子
管表面に接着されている冷陰極管において、前記硝子管
表面の温度が一定温度以上であるときに現れるスリット
を前記薄膜抵抗に設け、前記硝子管表面の温度が一定温
度未満であるときは前記薄膜抵抗を導通とし、一定温度
以上であるときは前記スリットにより前記薄膜抵抗を非
導通として前記硝子管表面の温度調整を行うことを特徴
とする冷陰極管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16594096A JP2872116B2 (ja) | 1996-06-26 | 1996-06-26 | 冷陰極管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16594096A JP2872116B2 (ja) | 1996-06-26 | 1996-06-26 | 冷陰極管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1012192A JPH1012192A (ja) | 1998-01-16 |
JP2872116B2 true JP2872116B2 (ja) | 1999-03-17 |
Family
ID=15821914
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16594096A Expired - Fee Related JP2872116B2 (ja) | 1996-06-26 | 1996-06-26 | 冷陰極管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2872116B2 (ja) |
-
1996
- 1996-06-26 JP JP16594096A patent/JP2872116B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1012192A (ja) | 1998-01-16 |
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