JP2517879Y2 - 平面蛍光ランプ - Google Patents

平面蛍光ランプ

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JP2517879Y2
JP2517879Y2 JP1990056651U JP5665190U JP2517879Y2 JP 2517879 Y2 JP2517879 Y2 JP 2517879Y2 JP 1990056651 U JP1990056651 U JP 1990056651U JP 5665190 U JP5665190 U JP 5665190U JP 2517879 Y2 JP2517879 Y2 JP 2517879Y2
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flat
fluorescent lamp
glass
resistor
flat fluorescent
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JP1990056651U
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啓 葉山
允丈 河森
博 工藤
俊一 岸本
治久 小坂
五郎 濱岸
和彦 竹内
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は低温での使用可能域を向上させた冷陰極型の
平面蛍光ランプに関する。
(ロ)従来の技術 蛍光ランプは周知の如く、ガラス製真空容器の内壁に
蛍光物質を塗布すると共に容器内に一対の電極を対向配
備し、少量の水銀(点灯時で約0.006mmHgの蒸気圧)
と、点灯を容易にするためのアルゴン(数mmHg)とを封
入して形成されている。
蛍光ランプは一般的には円筒状或はリング状のものが
室内照明用として用いられているが、近年は特開昭61−
264654号公報の如く液晶表示装置のバックライトとして
好適な平面型の蛍光灯が注目をあびている。
液晶表示装置は自動車や航空機等のメータ等にも使用
されており、これらの場合、かなり低温で使用される場
合がある。
ところで、従来の冷陰極型の平面蛍光ランプは第6図
に示す如く低温においては輝度が極端に低下するという
欠点があった。
(ハ)考案が解決しようとする課題 本考案は上述の点に鑑み為されたものであり、低温時
においても高輝度で発光する平面蛍光ランプを提供する
ものである。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案の平面螢光ランプは、一対の平板状ガラスと、
この平板状ガラス間に配された枠部と、この枠部の一部
に配されたチップ管とによりガラス容器が構成され、該
ガラス容器の内部に冷陰極型の一対の放電電極が配され
ている平面蛍光ランプにおいて、前記一対の平板状ガラ
スの少なくともいずれか一方の内面に発熱可能な抵抗体
を形成し、該抵抗体が形成された平板状ガラスの内面に
絶縁板を貼着し、該絶縁板上に蛍光膜を形成したことを
特徴とするものである。
更に、本考案は、前記抵抗体がジグザグ状であること
を特徴とする。
(ホ)作用 上記構成によれば、低温時においても抵抗体の発熱に
よりガラス容器全体が加熱され、ガラス容器内部に付着
している水銀が遊離され、ガラス容器内部の水銀蒸気圧
が上昇し、放電空間が活性化されることにより輝度が上
昇する。また、前記抵抗体がガラス容器の内部に形成さ
れるため、抵抗体自体を被覆すること無く安全性を確保
することが出来る。更に、絶縁板上に蛍光膜を形成する
ことにより両面発光が可能となる。
更に、前記抵抗体がジグザグ状であるため、前記抵抗
体が形成された平板状ガラス全体が加熱され、それによ
り前記ガラス容器全体が加熱され易くなるため、ガラス
容器全域にわたって内面に付着している水銀が遊離し易
くなり、輝度がさらに向上する。
(ヘ)実施例 第5図は本考案の一実施例である平面蛍光ランプの構
成を示す分解斜視図である。
先ず、第5図の本実施例の平面蛍光ランプについて説
明する前に、第1図及び第2図に従い本実施例の平面蛍
光ランプの基本構成について説明する。
第1図は本実施例の平面蛍光ランプの基本構成を示す
斜視図、第2図(イ)(ロ)はA−A′及びB−B′断
面図である。図中、(1)(1)は一対の平板状ガラ
ス、(2)は枠ガラス、(3)はチップ管であり、これ
らによりガラス容器が構成されている。
前記ガラス容器内には一対のコ字状の放電電極(4)
(4)及び機械的支持を為す一対のスペーサガラス
(5)(5)が配されている。
尚、このスペーサガラスと放電電極との間は放電安定
化のため所定の距離が空けられている。
更に、平板状ガラスの内面には蛍光膜(6)(6)が
形成されている。
また、前記チップ管(3)内部には第3図に示す如き
ノンフラッシュ型のゲッター(7)が封入されている。
このゲッター(7)はニッケル基板(71)の表面に水銀
−チタン合金膜(72)を形成すると共に背面にジルコニ
ウム−アルミニウム合金製のゲッター膜(73)が形成さ
れている。このゲッター膜(73)は常温で安定且つ無公
害なノンフラッシュゲッター材として作用し、放電空間
内の不純物ガスを吸着する。また、前記合金膜(72)は
800℃以上の高温で水銀を遊離し、放電空間に供給す
る。
更に、前記ニッケル基板には一対のリード線(8)
(8)が接続され、このリード線はチップ管(3)と枠
ガラス(2)の間から外部へ導出されている。従って、
このリード線(8)(8)を介して外部より電力を印加
するとニッケル基板自体がヒータとなって発熱する。
上述の平面蛍光ランプの製造過程において、ゲッター
(7)は前記リード線(8)(8)に通電されることに
よって、800℃以上に加熱される。この結果、ゲッター
膜(73)は容易に活性化され、吸ガス作用を発揮すると
共に、合金膜(72)は水銀を遊離し、放電空間内な適切
な水銀蒸気圧となる。
一方、低温での使用時、前記リード線(8)(8)に
通電することによりゲッター(7)が加熱され、水銀蒸
気圧が上昇するため、低温による輝度の低下を防ぐこと
ができる。
また、第4図に本実施例の平面蛍光ランプのチップ管
(3)の内部に封入されているゲッター(7)の別の構
成を示す。このゲッター(7)にはその外周にヒータ
(9)が巻回され、これにリード線(10)(10)が接続
され外部へ導出される構成となっている。
第5図は本実施例の平面蛍光ランプの具体的な構成を
示す分解斜視図である。同図において下側の平板状ガラ
ス(1)上面には全域にわたってニッケルやクローム等
の蒸着膜よりなる抵抗体(11)がジグザグ状に予め形成
されている。そして、この平板状ガラス(1)上には極
薄のガラス板、セラミックス或いは雲母板等の絶縁板
(12)が貼着され、この絶縁板(12)上に蛍光膜(6)
が形成される。その他の構成は前述で説明した第1図〜
第4図の構成と全く同一である。
このような本実施例の平面蛍光ランプでは、発光し始
めた低温の初期段階においても、平板状ガラス(1)の
上面全域にわたって形成した抵抗体(11)の発熱により
容器全体が加熱されるため、ガラス容器内部に付着して
いる水銀が遊離され、ガラス容器内部の水銀蒸気圧が上
昇し、放電空間が活性化されることにより輝度の低下を
防ぐことが出来る。
更に、本実施例の平面蛍光ランプでは、抵抗体が形成
されていない平板状ガラス板(1)側の面には該ガラス
板(12)の内面に直接蛍光膜(6)が形成されており、
一方、抵抗体(11)が形成されている平板状ガラス
(1)側の面にも絶縁板(12)を介して蛍光膜(6)が
形成されているため、両側の面で発光可能である。
(ト)考案の効果 上述の如く本考案に依れば、発光を開始し始めた低温
時においても、高輝度で発光し、しかも抵抗体に被覆等
を施すことなく安全性を確保することが出来、更に両側
の面で発光可能となり輝度が向上する。
また、本考案によれば、抵抗体がジグザグ状に形成さ
れているため、前記抵抗体が形成された平板状ガラス全
体が加熱され、それにより前記ガラス容器全体が加熱さ
れ易くなるため、ガラス容器全域にわたって内面に付着
している水銀が遊離し易くなり、更に輝度が上昇する。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の平面蛍光ランプの基本構成を示す斜視
図、第2図は本考案の平面蛍光ランプの基本構成を示す
断面図、第3図は本考案の平面蛍光ランプのゲッターの
構成を示す断面図、第4図は本考案の平面蛍光ランプの
他の基本構成を示す断面図、第5図は本考案の平面蛍光
ランプの具体的な構成を示す分解斜視図である。 第6図は従来の平面蛍光ランプの輝度−温度特性を示す
図である。 (1)(1)……平板状ガラス、(2)……枠ガラス、
(3)……チップ管、(4)(4)……放電電極、
(5)(5)……スペーサガラス、(6)(6)……蛍
光膜、(7)……ゲッター、(9)……ヒータ、(11)
……抵抗体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 岸本 俊一 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)考案者 小坂 治久 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)考案者 濱岸 五郎 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)考案者 竹内 和彦 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−231255(JP,A) 特開 昭47−20982(JP,A) 特開 昭63−190244(JP,A) 特開 昭63−62144(JP,A) 実開 昭62−140665(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の平板状ガラスと、この一対の平板状
    ガラス間に配された枠部と、この枠部の一部に配された
    チップ管とによりガラス容器が構成され、該ガラス容器
    の内部に冷陰極型の一対の放電電極が配されている平面
    蛍光ランプにおいて、前記一対の平板状ガラスの少なく
    ともいずれか一方の内面に発熱可能な抵抗体を形成し、
    該抵抗体が形成された平板状ガラスの内面に絶縁板を貼
    着し、該絶縁板上に蛍光膜を形成したことを特徴とする
    平面蛍光ランプ。
  2. 【請求項2】前記抵抗体がジグザグ状であることを特徴
    とする請求項1記載の平面蛍光ランプ。
JP1990056651U 1990-05-30 1990-05-30 平面蛍光ランプ Expired - Lifetime JP2517879Y2 (ja)

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JP2783805B2 (ja) * 1988-03-10 1998-08-06 三洋電機株式会社 平面型螢光灯

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