JP3144545B2 - けい光ランプ - Google Patents

けい光ランプ

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JP3144545B2 JP06498798A JP6498798A JP3144545B2 JP 3144545 B2 JP3144545 B2 JP 3144545B2 JP 06498798 A JP06498798 A JP 06498798A JP 6498798 A JP6498798 A JP 6498798A JP 3144545 B2 JP3144545 B2 JP 3144545B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明上の利用分野】本発明は、バルブ外面に電気部材
が取付けられたけい光ランプに関する。
【0002】
【従来の技術】けい光ランプは白熱電球に比べて発光効
率に優れるとともに発熱が少なく、長寿命であり、しか
も長い放電路を有するので配光分布が均等になりやすい
などの利点がある。
【0003】ところで、低圧水銀蒸気放電灯は、一般に
低温雰囲気で始動させようとすると水銀の蒸気圧が低い
ため始動電圧が高くなり、定格の光束を得るまでの立上
がり時間が長くなるなどの不具合があり、また安定点灯
中においても周囲の温度が低いと封入してある発光金属
や発光ガスの蒸気圧が低くなり、発光効率が低下するな
どの不具合がある。
【0004】このような始動特性や発光特性を解消する
ため、上記放電灯をヒータなどの電気部材により加熱す
る手段が提案されている。低圧水銀蒸気放電灯をヒータ
で加熱すれば、周囲の温度に影響されず、始動特性およ
び発光特性を向上させることができる。
【0005】ヒータとしては、フィルム状ヒータの上下
両面を耐熱性の絶縁性フィルムでラミネートした、いわ
ゆるラミネートヒータが使用されており、このラミネー
トヒータは発光管バルブの外側面に直接添設して取り付
けられている。
【0006】一方、キセノンなどの希ガスを封入したけ
い光ランプとしては、例えば特開昭63−58752号
公報または特開平2−201861号公報などに記載さ
れているように、バルブ外面に直接添設された外部電極
に絶縁被膜を被覆した構成がよく知られている。
【0007】このように、ヒータや外部電極などの電気
部材を面状にしてバルブ外面に添設した従来のけい光ラ
ンプには、電気部材を絶縁被膜で被覆して絶縁処理した
構成が用いられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ラミネートヒータはフィルム状ヒータの上下両面を絶縁
性フィルムでラミネートすることにより絶縁処理および
補強処理してあるため、バルブの外向に添設された場合
にはフィルム状ヒータとバルブの間に絶縁性フィルムが
介在するから、フィルム状ヒータの熱が絶縁性フィルム
に妨げられてバルブに伝わり難く、バルブの加熱効率が
良くない不具合がある。
【0009】また、上記両面ラミネートの場合は比較的
剛性が高くなり、バルブ外面の曲面に添わせるように曲
げても弾性復帰してバルブの外面から部分的に浮き上が
ることがあり、密着性が悪くなることもある。
【0010】一方、従来の外部電極はバルブ外面に直接
被覆または貼着して形成するものであり、この外部電極
にさらに絶縁被膜を形成するので製造が煩雑であった。
【0011】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、バルブ外面に接触する電気部材を容易に絶縁処理
することができるとともに電気部材を確実にバルブ外面
に添設することができるけい光ランプを提供することを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1のけい光ランプ
は、少なくとも内面の一部にアパーチャ部を有してけい
光体膜が形成され、放電媒体が封入されたバルブと;絶
縁性フィルムの一面に金属製の面状電気部材を形成して
構成され、この面状電気部材がバルブ外面の非アパーチ
ャ部側に接触するように絶縁性フィルムの一面側がバル
ブ外面に接着剤を介して添設された電気部材被着シート
と;を具備していることを特徴とする。請求項2は、請
求項1記載のけい光ランプにおいて、電気部材被着シー
トがその外側に覆われた熱収縮チューブによってバルブ
外面に密着されていることを特徴とする。
【0013】
【作用】請求項1の発明によれば、絶縁性フィルムの一
面に面状電気部材を形成して構成された電気部材被着シ
ートを面状電気部材がバルブ外面の非アパーチャ部側
接触するようにバルブ外面に接着剤を介して添設したの
で、面状電気部材の配設後に特別に絶縁処理を施す必要
がなく、アパーチャ部から放射される光が遮光されず、
電気部材被着シートを添設することによって電気部材を
比較的容易かつ確実にバルブ外面に配設することができ
る。請求項2の発明によれば、電気部材被着シートがそ
の外側に覆われた熱収縮チューブによってバルブ外面に
密着されているので、電気部材被着シートをより確実に
バルブ外面に配設することができる。
【0014】
【実施例】以下本発明について、図1ないし図3に示す
一実施例にもとづき説明する。1は表示体としての目盛
盤であり、目盛盤1は、アクリルなどのような光拡散性
のプレートからなり、表面に周方向に沿う目盛り2を表
示してある。この目盛り2は図示しない指針で差し示さ
れる。
【0015】目盛盤1は背向に設けた光源装置により背
面照明されるようになっている。つまり3は平面形状が
馬蹄形をなした反射体であり、この反射体3は金属また
は合成樹脂により形成されて断面が略半円形をなしてい
る。したがって反射体3は全体形状が略U字形の樋状を
なしている。なお、この馬蹄形は上記目盛盤1の表面に
形成した目盛り2に沿う形状となっている。
【0016】この反射体3の内面には白色または金属蒸
着膜などからなる反射面4が形成されている。この反射
体3には冷陰極けい光ランプ10が収容されている。反
射体3の開口部には、アクリルなどからなる光拡散板5
が被せられている。光拡散板5も平面が馬蹄形をなして
いる。
【0017】冷陰極けい光ランプ10について、図3を
参照して説明する。冷陰極けい光ランプ10のバルブ1
1は、管断面が長円形などのような偏平形状をなしてお
り、中間部が管断面の長径方向に平行な方向に屈曲され
てU字形に形成されている。バルブ11の両端部には冷
陰極12、12が封装されており、このバルブ11の端
面からはこれら冷陰極12、12に接続された外部リー
ド線13、13が導出されている。バルブ11の内面に
はけい光体被膜14が全面に亘り形成されている。
【0018】そして、バルブ11の内部には放電媒体と
して所定量の水銀と、アルゴンやキセノンなどのような
希ガスが封入されている。
【0019】バルブ11の下面には電気部材被着シート
としての面状ヒータ15が取着されている。面状ヒータ
15は、バルブ11の形状に沿って馬蹄形(U字形)を
なしている。
【0020】本実施例の面状ヒータ15は片面構造であ
り、例えばポリエステル樹脂シ−トなどのような耐熱性
の絶縁性フィルム17の一面側に、例えばSUSなどの
ような金属メッシュからなる面状電気部材としての発熱
体16を形成して構成されている。なお、絶縁性フィル
ム17は面状発熱体16の絶縁保護の機能も奏するもの
であるから面状発熱体16の外郭線より大きな輪郭を有
する幅広に形成されている。
【0021】このような面状ヒータ15は、面状発熱体
16の一側面がバルブ11の下面に密着するようにして
バルブ11に添設されている。この場合、絶縁性フィル
ム17は接着剤によりバルブ11の下面に接着されてい
る。
【0022】本実施例のけい光ランプによれば、絶縁性
フィルム17の一面に面状電気部材としての面状発熱体
16を形成して構成された電気部材被着シートとしての
面状ヒータ15を面状発熱体16がバルブ外面に接触す
るようにバルブ外面に添設したので、面状発熱体16の
配設後に特別に絶縁処理を施す必要がなく、面状ヒータ
15を添設することによって面状発熱体16を確実にバ
ルブ11外面に配設することができる。
【0023】また、冷陰極けい光ランプ10が点灯する
と、バルブ11から放射された光が光拡散板5で拡散さ
れて目盛盤1の背面を照射する。この背面照明光は目盛
盤1を拡散透過して表示目盛り2を浮きだたせる。
【0024】また、冷陰極けい光ランプ10から放射さ
れた光の一部も反射面4により反射されて反射体3の開
口部から光拡散板5および目盛盤1に放射される。
【0025】本実施例の冷陰極けい光ランプ10は、目
盛盤1が配設された側のバルブ面と反対側のバルブ外面
に面状ヒータ15が配設されているので、目盛盤1へ放
射される光に影響することなく雰囲気が低温の時にバル
ブ11を加温することが可能となり、冷陰極けい光ラン
プ10の始動特性および発光特性が向上する。
【0026】しかも、本実施例の面状ヒータ15は、面
状発熱体16の一側面に絶縁性フィルム17を積層した
片面ラミネート構造であるから、両面ラミネートの場合
に比べて柔軟性が増す。このため、バルブ11の外面の
曲面形状に添うように曲げ易く、弾性復帰も少なくてバ
ルブ11の外面から浮き上がることがなくなり、密着性
が向上する。
【0027】加えて、面状発熱体16が直接バルブ11
の外面に接触しているから、面状発熱体16の熱伝導効
率が良くなる。したがって、ヒータ15によるバルブ1
1の加熱性能が向上することになる。
【0028】なお、上記実施例ではランプ10を樋形状
の反射体3に収容したが、反射体3を省略してもよい。
つまり、ランプ10として図4に示すアパーチャ形冷陰
極けい光ランプを用いると反射体3は不要になる。
【0029】アパーチャ形冷陰極けい光ランプは、バル
ブ11の内面に周方向の所定範囲を除いて反射膜20お
よびこの反射膜20の内面に周方向の所定範囲を除いて
けい光体被膜14を形成し、これら反射膜20およびけ
い光体被膜14を形成しない部分が素通し部となってお
り、このような素通し部がバルブ11の軸方向に沿って
連続して帯形状の光透過部21を形成したものであり、
この光透過部21をスリット部またはアパーチャ部と称
している。
【0030】このような構成の場合は、上記光透過部2
1を介して光が放射されるので、照射方向に方向性が生
じ、格別な反射体3が不要になる。
【0031】特に、図示のように偏平形状のバルブ11
の偏平な一側面に光透過部21を形成すれば、広い面積
を有効に利用することができる。
【0032】さらにまた、上記光透過部21の表面に微
細な凹凸を形成して拡散面(図示しない)としたり、図
5に示す他の実施例のように、光透過部21の外面に光
拡散被膜22を形成すると、前述の光拡散板5を省略す
ることもできる。
【0033】なお、本発明は、冷陰極けい光ランプに限
らず、熱陰極けい光ランプ、その他電極形状を各種周知
の構成に置き換えたけい光ランプに適用可能である。
【0034】また、上記実施例の場合、耐熱性の絶縁性
フィルム17は接着剤によりバルブ11の下面に接着し
たが、熱収縮性チューブ(図示しない)をバルブの外に
被せてこの熱収縮性チューブの収縮作用で面状ヒータ1
5をバルブ11の下面に密着させるように押え付けても
よい。
【0035】そして、バルブ11内に水銀を封入した低
圧水銀蒸気放電灯の場合は、水銀蒸気圧が温度依存性が
強いので上記ヒータ15を設けると有効である。
【0036】また、バルブ内に水銀を封入しない、キセ
ノンなどのような温度依存性のない希ガスを主体とした
放電媒体が封入された希ガス放電灯の場合であっても、
バルブ11の外面に面状電気部材が配設される形態にお
いて非常に有効である。
【0037】さらに、ランプはU字形に限らずW字形や
環形または直管形であってもよく、バルブの断面形状も
偏平形状に限らず円筒形状であってもよい。
【0038】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、絶縁性フィル
ムの一面に面状電気部材を形成して構成された電気部材
被着シートを面状電気部材がバルブ外面の非アパーチャ
部側に接触するようにバルブ外面に接着剤を介して添設
したので、面状電気部材の配設後に特別に絶縁処理を施
す必要がなく、アパーチャ部から放射される光が遮光さ
れず、電気部材被着シートを添設することによって電気
部材を比較的容易かつ確実にバルブ外面に配設すること
ができる。請求項2の発明によれば、電気部材被着シー
トがその外側に覆われた熱収縮チューブによってバルブ
外面に密着されているので、電気部材被着シートをより
確実にバルブ外面に配設することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す計器の照明装置の分解
した斜視図。
【図2】同実施例の組立て状態の断面図。
【図3】同実施例のけい光ランプの断面図。
【図4】本発明の他の実施例を示すけい光ランプの断面
図。
【図5】本発明のさらに他の実施例を示すけい光ランプ
の断面図。
【符号の説明】
10…けい光ランプ、11…バルブ、14…けい光体
膜、15…電気部材被着シートとしての面状ヒータ、1
6…面状電気部材としての面状発熱体、17…絶縁性フ
ィルム。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 61/52

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも内面の一部にアパーチャ部を
    有してけい光体膜が形成され、放電媒体が封入されたバ
    ルブと; 絶縁性フィルムの一面に金属製の面状電気部材を形成し
    て構成され、この面状電気部材がバルブ外面の非アパー
    チャ部側に接触するように絶縁性フィルムの一面側がバ
    ルブ外面に接着剤を介して添設された電気部材被着シー
    トと; を具備していることを特徴とするけい光ランプ。
  2. 【請求項2】 電気部材被着シートは、その外側に覆わ
    れた熱収縮チューブによってバルブ外面に密着されてい
    ることを特徴とする請求項1記載のけい光ランプ。
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