JP3489149B2 - 低圧放電灯およびこれを用いた照明装置ならびに液晶表示装置 - Google Patents
低圧放電灯およびこれを用いた照明装置ならびに液晶表示装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バルブの外面に、始動
特性を改善するためのヒ−タや近接導体または外部電極
の役割をする導電体を設けた低圧放電灯およびこの低圧
放電灯を光源とした照明装置ならびに液晶表示装置に関
する。 【0002】 【従来の技術】液晶表示装置のバックライトとして使用
されている照明装置は、ケーシング内に熱陰極けい光ラ
ンプまたは冷陰極けい光ランプを収容し、このランプか
ら出た光をケーシング内面の反射面で反射し、この光を
光拡散透過板を通して拡散させ、この拡散光を液晶表示
パネルの背面に照射するようになっている。 【0003】このような液晶表示装置は温度条件の厳し
い環境で使用されることがあり、例えば車両のメ−タや
ナビゲータ等に使用される場合、そのバックライト用け
い光ランプはプラス40℃位から氷点下30℃位までの
幅広い温度域で使用される。このような苛酷な温度環境
においては、ランプの立上がり特性が変化する。すなわ
ち、一般に放電灯はバルブ内に封入した発光物質の封入
圧や蒸気圧により発光効率が変化し、温度が低いほどバ
ルブ内の圧力が低くなるので点灯初期の発光出力が低く
なり、所定の圧力に達するまでに時間がかかる。したが
って、厳寒状況下においてはランプの立上がり特性を改
善する手段が必要である。このため、バルブの外面に始
動時の温度補償のためのヒ−タを設ける手段が知られて
いる。 【0004】バルブの外面にヒ−タを設けてこのヒ−タ
を発熱させると、このヒ−タがバルブを加熱してバルブ
内に封入した水銀の蒸発を促し、水銀蒸気圧を迅速に上
昇させるので、光束の立上がりが早くなり、安定点灯に
達するまでの時間を短縮することができる。このような
ヒ−タはバルブの外面を均等に加熱するためにバルブの
管軸に沿って線条に形成されている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】このような線条ヒータ
は、種々の導電体により構成することが可能であり、例
えばシリコーン系銀ペーストをバルブの外面に管軸に沿
って帯状に塗布することが考えられる。しかし、シリコ
ーン系銀ペーストは電気抵抗が高すぎるため、この種の
ヒータには使用不可能である。 【0006】これに代わり、エポキシ系銀ペーストをバ
ルブの外面に管軸に沿って帯状に塗布することが考えら
れる。しかし、エポキシ系銀ペーストの場合は、銀の劣
化は少ないが、母体となるエポキシ系樹脂のペーストが
ランプから放出される紫外線(UV)を受けて接着力を
失い、また熱を受けると接着機能が低下し易い性質もあ
り、よって1000時間程度使用すると剥がれることが
ある。これを防止するために、バルブの内面または外面
に、TiO2 やZnO等の金属酸化物からなる紫外線カ
ット膜を設ける必要があるが、このような構成は複雑
で、コスト高になる。 【0007】他の導電体としては、上記有機系銀ペース
トに代わり、ガラスフリット系銀ペーストのような無機
系銀ペーストを使用することが考えられる。しかしなが
ら、ガラスフリット系銀ペーストは、予めバルブの外面
に沿って細帯状のものを形成し、これをバルブの外面に
添接させておいて高温加熱することによりガラスフリッ
ト成分を溶かしてバルブに溶着させるものであるため、
手間がかかる欠点がある。また、このようなガラスフリ
ット系銀ペーストは、バルブにけい光体被膜やマウント
を設ける前にバルブの外面に取着する必要があり、また
屈曲形ランプの場合はバルブを曲げる前に形成しなけれ
ばならないため、製造が面倒であり、作業工程に制約を
受け、実用的でない。 【0008】さらにまた、導電体を、ステンレス等の金
属箔にて形成することが考えられる。つまり導電金属箔
を細帯状に形成しておき、この金属箔導電体をバルブの
外面に張り付けることにより構成することができる。 【0009】しかし、金属箔からなる導電体をバルブの
外面に張り付ける場合、例えばエポキシ系接着剤を用い
て直接金属箔導電体をバルブの外面に接着した場合は、
エポキシ系接着剤が上記したように、UVにより劣化す
るため早期に剥がれることがある。 【0010】また、金属箔からなる導電体をポリエステ
ル等の耐熱性樹脂からなるフィルムに積層してラミネー
トヒータを作り、このラミネートヒータをバルブに添接
させてポリエチレンチューブなどの熱収縮性チューブに
よりバルブに取着する構造も採用されているが、この場
合はラミネートヒータを作るのに手間を要するととも
に、熱収縮性チューブを収縮させた場合に皺が発生する
ことがあり、特にバルブがU字形やW字形等の屈曲形を
なしている場合には皺の発生が著しい。 【0011】本発明はこのような事情にもとづきなされ
たもので、その目的とするところは、導電体をバルブの
外面に確実に接着することができ、長期に亘って使用し
ても剥がれを防止することができ、しかもバルブの屈曲
部において皺を発生させないようにすることができる低
圧放電灯およびこれを用いた照明装置ならびに液晶表示
装置を提供しようとするものである。 【0012】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、長手
方向に屈曲部を有するバルブと、このバルブの外面長手
方向にバルブの屈曲形状に沿った形状に設けた導電体
と、この導電体の外面を被覆し、かつこの導電体を前記
バルブ外面に固定する帯状シリコーン系接着剤とを具備
し、上記帯状シリコーン系接着剤は、シロキサン成分が
50ppm /g以下のシリコーン系接着剤を用いたことを
特徴とする。 【0013】 【0014】 【0015】 【0016】 【0017】 【作用】請求項1の発明によると、金属箔からなる導電
体はシリコーン系接着剤で覆われるため外面が絶縁され
るとともに酸化が防止され、またリコーン系接着剤は紫
外線や熱を受けても劣化が少ないことからこのようなシ
リコーン系接着剤によりバルブの外面に直接に接着され
た金属箔は長期に亘り剥がれが防止される。さらに、可
撓性に優れるシリコーン系接着剤を使用して導電体をバ
ルブ外面に固定・接着することにより、バルブ外面の屈
曲部で皺などを発生することなく導電体を固定すること
ができる。さらに、シリコーン系接着剤としてシロキサ
ン成分の少ないシリコーン樹脂を使用したから、温度上
昇しても接着剤からシロキサンガスの放出が少なくな
る。このことから、シロキサンガスが周囲の導電露出
部、例えば接点等に付着して絶縁膜を生成し、接触不良
を起こすなどの不具合を防止することができる。 【0018】 【0019】 【0020】 【0021】 【0022】 【実施例】以下本発明について、図1ないし図5に示す
第1の実施例にもとづき説明する。 本実施例は、液晶
表示装置に適用した例を示し、図1および図2は光源と
して使用される冷陰極けい光ランプの構造を示し、図3
ないし図5は液晶表示装置の構成を示す。 【0023】図1および図2に示す冷陰極けい光ランプ
1は、平面形状がW字形に屈曲されたバルブ2を有して
いる。すなわち、バルブ2は互いに略平行な直線部を備
えており、これら直線部が3か所のU字形屈曲部4a,
4aおよび4bにより導通されており、これにより全体
としてW字形のバルブを構成している。 【0024】バルブ2の両端部は、図3および図4にも
示すように、ボタンステム11,11で封止されてお
り、これらボタンステム11,11には冷陰極形電極1
0,10が装着されている。上記冷陰極10,10は電
極軸に電極ヘッド部を接合して構成されており、電極ヘ
ッド部は平板形、屋根型または円筒形をなしている。 【0025】上記ボタンステム11,11からは細管1
2,12が突出されており、これら細管12,12の少
なくとも一方には図示を省略したアマルガムが収容され
ている。なお、バルブ2の内面には、図2に示すよう
に、けい光体被膜3が形成されており、かつバルブ2の
内部には所定量のアルゴン、キセノンなどのような始動
用希ガスが封入されている。 【0026】このような冷陰極屈曲形けい光ランプ1に
は、始動時の温度補償のためのヒータ5が付設されてい
る。本実施例のヒータ5は、図1および図2に示すよう
に、バルブ2の図示上面に1本形成されているが、上下
面にそれぞれ1本ずつ付設してもよい。このヒータ5
は、バルブ2の外面に管軸方向に沿って添設したステン
レスなどの金属箔6からなる導電体を、帯状シリコーン
系接着剤7(以下、シリコーン系接着剤7と略称する)
により覆って構成されている。ステンレスからなる金属
箔6は、バルブ2の形状に沿って例えばW字形に切りだ
し、これをバルブ11の外面に添接させ、このようにし
ておいて、この金属箔6をシリコーン系接着剤7により
覆い、このシリコーン系接着剤7をバルブ2の外面に接
着させる。 【0027】金属箔6を覆ったシリコーン系接着剤7
は、図2にも示すように、金属箔6の幅より大きな塗布
幅を有しており、したがって金属箔6からはみだした両
側の部分が直接バルブ2の外面に接着している。つま
り、ステンレスからなる金属箔6は外周面がシリコーン
系接着剤7により覆われているとともに、シリコーン系
接着剤7がバルブ2に接着することによりこの金属箔6
はバルブ2の外面に密着して接合されている。 【0028】なお、上記シリコーン系接着剤7として
は、加熱されてもシロキサンガスの放出が少ない接着
剤、例えばシロキサン成分が50ppm /g以下のシリコ
ーン系接着剤7が使用されている。 【0029】このような構成の冷陰極けい光ランプ1
は、ステンレスからなる金属箔6に通電するとこれが発
熱し、よってバルブ2を加熱する。このため、低温始動
時における温度補償をなす。 【0030】このような構成の冷陰極けい光ランプ1
は、図3以下に示すように、照明装置のケーシング20
に収容される。ケーシング20は上面が開口された浅皿
形をなしており、例えばアルミニウムなどの金属または
ポリカ−ボネイトなどのような合成樹脂により形成され
ている。このケ−シング20の上面開口部は照射部21
とされており、また内面は全体に亘り反射面22とされ
ており、この反射面22で反射した光が上記照射部21
に向かうようになっている。なお、ケ−シング20の一
端側壁にはランプ導出用切欠部23,23が形成されて
いる。 【0031】上記冷陰極けい光ランプ1は、上記ヒータ
5を形成した面が下向きとなるようにして上記ケ−シン
グ20に収容されている。そして、けい光ランプ1は、
ケ−シング20に固定したランプホルダ24,25,2
5に支持されている。これらランプホルダ24,25,
25は、例えばゴムなどの弾性材料にて形成されてお
り、接着剤等の適宜の手段でケ−シング20に固定され
ている。ランプホルダ24は、ケ−シング20内部の他
端に配置されており、W字形に曲げられたバルブ2の2
か所のU字形屈曲部4a,4aが嵌まり込む凹部24
a,24aを有している。また、他のランプホルダ2
5,25は、上記ケ−シング20の一端に形成したラン
プ導出用切欠部23、23に嵌着されており、上記ラン
プ1の両端部が貫通される挿通孔25a、25aを有し
ている。上記けい光ランプ1は、バルブ2の2か所のU
字形屈曲部4a,4aと両端部が上記ランプホルダ2
4,25,25に支持されることによってケ−シング2
0に取り付けられている。 【0032】なお、この場合、ランプ1の両端部はラン
プホルダ25,25の挿通孔25a,25aを貫通して
ケ−シング20の外方に導出されており、アマルガムを
収容した細管11、11がケ−シング20の外に突出さ
れている。 【0033】このようなケ−シング20の上面開口部に
は光拡散透過板26が取付けられている。この光拡散透
過板26はアクリル樹脂などのような乳白色をなして光
の拡散透過作用をなすものであり、この光拡散透過板2
6の外面(内面でもよい)にはバルブ2の各直線部に対
向する部分に肉厚部27…が形成されている。これら肉
厚部27…はバルブ2から離れるに応じて漸次肉厚が薄
くなっている。 【0034】さらに、上記光拡散透過板26の上方に
は、液晶表示パネル28が配置されている。この液晶表
示パネル28は、上記光拡散透過板26に対向して液晶
表示面29を有している。 【0035】このような構成による実施例の作用を説明
する。冷陰極けい光ランプ1に通電すると、このランプ
1はW字形バルブ2に沿った形状で発光する。けい光ラ
ンプ1から放射された光の一部はケ−シング20の内面
に形成した反射面22で反射され、照射部21に設けた
光拡散透過板26に向かわされ、また残りの光は直接光
拡散透過板26に向かう。したがって、ランプ1から出
る光は全部光拡散透過板26を通じて外部に照射され
る。この場合、W字形のバルブ2の略並行する直線部に
対向して光拡散透過板26の外面には肉厚部27…を形
成してあるので、バルブ2の真上に肉厚部27…が存在
し、この肉厚部27…で光透過量を減じるとともに、肉
厚部27…から離れるに応じて肉厚が薄くなるので光透
過量が増す。ゆえに、光拡散透過板26は全面に亘る輝
度むらが解消され、輝度分布が均等化される。 【0036】このような拡散透過光は液晶表示パネル2
8の背面から液晶表示面29を照射するようになり、液
晶表示面29が全面に亘り一様な明るさで照射されるか
ら、均等な明るさになる。 【0037】そして、上記実施例の場合、バルブ2から
突出した細管11がケ−シング20の外に突出して配置
されているから、細管11が過度に温度上昇することが
なく、最冷部が細管11に生じるのでこの細管11に収
容したアマルガム荷より蒸気圧を適正に抑制することが
できる。 【0038】ところで、上記冷陰極けい光ランプ1に
は、外面にヒータ5を添設してあるから金属箔6に通電
すればこれが発熱し、よってバルブ2を加熱する。この
ため、低温始動時における温度補償をなす。すなわち、
厳寒状況下において、ヒータ5に通電して発熱させる
と、バルブ2の温度が上昇し、厳寒状態よりも始動性が
良くなり、しかも内部に封入した水銀の蒸発が促されて
蒸気圧が上昇するから、光束の立上がり特性を改善する
ことができる。よって、起動から安定点灯に達するまで
の時間を短縮することができるものである。 【0039】上記実施例のヒータ5によれば、導電体が
ステンレス箔6により形成されるので、これは単にバル
ブ2の外面に沿った形状に切り出してバルブ2の外面に
沿わせればよいから、導電体を容易に形成することがで
きる。しかも、ペーストの場合は、塗布むらなどのため
に断面形状が全長に亘りばらつくことがあり、導電体が
断線する心配があるが、金属箔6の場合は断面形状を全
長に亘り一様に成形することが容易であり、断線の発生
する割合は少ない。 【0040】また、このような金属箔6はシリコーン系
接着剤7により覆われているから、酸化が防止され、長
期に亘りで電気的特性が変化しなく、また絶縁被覆され
ることになる。 【0041】そして、金属箔6はバルブ2に接着してい
るシリコーン系接着剤7によりバルブ2に密着させられ
ており、この場合シリコーン系接着剤7は、エポキシ系
接着剤に比べて紫外線劣化や熱劣化が少ないので、長期
に亘り強い接着強度を保ち、よって金属箔6がバルブ2
から剥がれるのを良好に防止することができる。 【0042】さらに、シリコーン系接着剤7を使用すれ
ば、シリコーン系接着剤7は熱容量が大きいので金属箔
6から発せられる熱を外部に逃がさなくなり、バルブ2
の加熱効率が良くなるとともに、バルブ2を均等に加熱
するにも有効である。さらに、可撓性に優れるシリコー
ン系接着剤7を使用して導電体をバルブ2の外面に固定
・接着することにより、バルブ2の外面の屈曲部4a,
4bで皺などを発生することなく導電体を固定すること
ができる。 【0043】なお、シリコーン系接着剤7は単にバルブ
2の外面に塗布すればよく、例えばディスペンサーなど
を用いて自動塗布作業が可能であり、よって塗布が容易
である。 【0044】そして、シリコーン系接着剤7としては、
常温硬化形、熱硬化形、紫外線硬化形などがあり、熱硬
化形のシリコーン系接着剤7を用いた場合は、バルブ2
の外面に塗布後、所定の熱を加えるとシリコーン系接着
剤7が速やかに硬化して接着するので、硬化時間が短く
てすむ。また、紫外線硬化形シリコーン系接着剤7を用
いた場合は、ランプ1を点灯使用する時間が経過するに
応じてシリコーン系接着剤7が硬化するから強度が増
し、剥がれを防止することができる。さらに、バルブ2
の内面や外面に格別な紫外線カット膜を形成する必要も
なくなり、ランプ構造が簡単で安価になる。 【0045】また、シリコーン系接着剤7として、加熱
されてもシロキサンガスの放出の少ない接着剤を用いて
いるから、ランプ1の点灯使用によりバルブ2の温度が
高くなっても、シリコーン系接着剤7からシロキサンガ
スの放出量が少なくなる。 【0046】すなわち、シリコーン系接着剤7として、
シロキサン成分の多い接着剤を使用するとランプ1の使
用中にバルブ2の温度が高くなることからこの接着剤よ
りシロキサンガスが放出され、このシロキサンガスが周
囲の物体に付着するとその付着面に膜を作り、このシロ
キサン被膜は絶縁作用をなす絶縁膜となる。したがっ
て、ランプ1の周囲や近傍に、通電用の接点などが存在
している場合は、この接点にシロキサンガスが付着して
接点の導電不良を起こし、接点不良を招く心配がある。 【0047】これに対し、シロキサンガスの放出の少な
いシリコーン系接着剤を使用すれば、上記の不具合を未
然に回避することができる。なお、上記W字形冷陰極け
い光ランプ1を実験した結果を説明する。屈曲バルブ2
の外面にステンレスからなる金属箔6を添設し、この金
属箔6の外面に熱硬化形シリコーン系接着剤7をディス
ペンサーを用いて塗布し、150℃の温度で1時間加熱
して硬化させた。このランプを点灯し、かつ上記ヒータ
5に電流を流してバルブ2の表面温度を100℃となる
ように温度制御した。この状態で点灯10000時間経
過してもヒータ5の剥離は発生しなかった。 【0048】これに対し、W字形屈曲バルブ2の外面に
エポキシ系銀ペーストからなる導電体を塗布し、これを
150℃の温度で1時間加熱して硬化させ、これを全く
覆わないままのランプの場合は、点灯500時間でヒー
タ5の表面が酸化して黒化するのが見られ、また点灯1
000時間で1部のランプに導電体の剥がれが発生し、
点灯5000時間では全部のランプで導電体の剥がれが
発生した。 【0049】これは、以下の理由による。つまり、エポ
キシ系接着剤は、温度および紫外線および湿気の相互作
用を受けて接着機能が低下する。特に、バルブ2を透過
した紫外線は、ガラスとエポキシとの間の接着界面に作
用して接着面を劣化させる。このため、エポキシ系接着
剤が接力を失うことにより、ヒータ5が剥がれ落ちる。 【0050】これに対し、シリコーン系接着剤であれば
紫外線劣化がなく、ガラスを透過する量の紫外線程度で
は影響を受けないので、長期に亘り強い接着力を保つ。
なお、上記実施例の場合、ヒータの導電体としてステン
レスからなる金属箔6を用いた例を説明したが、導電体
はこれに限らず、図6および図7に示す第2の実施例の
場合であってもよい。 【0051】第2の実施例では、導電体30としてエポ
キシ系金属ペースト、例えば銀ペーストを用いた例を示
す。すなわち、本例のヒータ5は、バルブ2の外面に管
軸方向に沿ってエポキシ系銀ペースト30を塗布し、こ
のエポキシ系銀ペースト30を、シリコーン系接着剤7
により覆って構成してある。 【0052】エポキシ系銀ペースト30を覆ったシリコ
ーン系接着剤7は、図7にも示すように、エポキシ系銀
ペースト30の幅より大きな塗布幅を有しており、した
がってエポキシ系銀ペースト30からはみだした両側の
部分が直接バルブ2の外面に接着している。つまり、エ
ポキシ系銀ペースト30からなる導電体は外周面がシリ
コーン系接着剤7により覆われているとともに、シリコ
ーン系接着剤7がバルブ2に接着することによりこの導
電体もバルブ2の外面に密着して接合されている。 【0053】このような構成の場合であっても、エポキ
シ系銀ペースト30からなる導電体がシリコーン系接着
剤7により覆われているから、導電体の酸化が防止さ
れ、長期に亘りで電気的特性が変化しなく、また絶縁被
覆されることになる。 【0054】そして、エポキシ系銀ペースト30はバル
ブ2に接着しているシリコーン系接着剤7によりバルブ
2に密着させられており、この場合シリコーン系接着剤
7は、エポキシ系接着剤に比べて紫外線劣化や熱劣化が
少ないので、長期に亘り強い接着強度を保ち、よってエ
ポキシ系銀ペースト30がバルブ2から剥がれるのを良
好に防止することができる。 【0055】さらに、シリコーン系接着剤7を使用すれ
ば、シリコーン系接着剤7は熱容量が大きいのでエポキ
シ系銀ペースト30よりなる導電体から発せられる熱を
外部に逃がさなくなり、バルブ2の加熱効率が良くな
る。さらに、可撓性に優れるシリコーン系接着剤7を使
用して導電体をバルブ2の外面に固定・接着することに
より、バルブ2の外面の屈曲部4a,4bで皺などを発
生することなく導電体を固定することができる。 【0056】そしてまた、エポキシ系銀ペースト30は
例えばディスペンサーなどを用いてバルブ2の外面に塗
布することができ、かつシリコーン系接着剤7もバルブ
2の外面にディスペンサーなどを用いて自動塗布作業が
可能であり、よって製造が容易である。 【0057】なお、本実施例を実験した結果を説明す
る。W字形屈曲バルブ2の外面にエポキシ系銀ペースト
からなる導電体30をディスペンサーを用いて塗布し、
150℃の温度で1時間加熱して硬化させた。この導電
体30の外面に熱硬化形シリコーン系接着剤7をディス
ペンサーを用いて塗布し、150℃の温度で1時間加熱
して硬化させた。 【0058】このようなランプを点灯し、かつ上記ヒー
タ5に電流を流してバルブ2の表面温度を100℃とな
るように温度制御した。この状態で点灯10000時間
経過してもヒータ5の剥離は発生しなかった。 【0059】なお、導電体として金属箔6を用いる場合
は、必ずしも図2のようにシリコーン系接着剤7により
覆うことに限らず、図8に示す第3の実施例のように、
単に金属箔6の内面とバルブ2の外面との間にシリコー
ン系接着剤7を塗り、金属箔6をシリコーン系接着剤7
でバルブ2に直接に接合してもよい。このようにして
も、シリコーン系接着剤7が紫外線や熱に対して強く、
長期に亘り強い接着強度を保つので、金属箔6の剥がれ
を防止することができる。 【0060】また、本発明はバルブ2の外面にバルブ2
を加熱する目的のヒータを添設する場合に制約されるも
のではなく、例えば始動性向上のためにバルブの外面に
近接導体を設ける場合、またはバルブの外面に外部電極
を形成する場合などには、導電体をバルブの管軸方向に
沿って形成することがあり、このような場合にも本発明
の接合構造が実施可能である。 【0061】また、ランプはけい光ランプに限らず、希
ガス放電灯であってもよく、さらにバルブの形状も、W
字形に制約されず、直管形、環形、U字形など種々の形
状であってよい。また、ケーシング20内に、けい光ラ
ンプを1本使用しても、または複数本使用してもよい。 【0062】そしてまた、ランプ1におけるバルブ2の
断面形状(放電空間の断面形状)は円形に限らず、偏平
形状であってもよい。偏平形状であれば、発光面積の大
きな側面を光拡散透過板26と面対向させることがで
き、ランプから放射される光の有効利用率が高くなる。
さらに、本発明の電極は、冷陰極形低圧放電灯に限ら
ず、熱陰極形低圧放電灯であってもよい。 【0063】 【発明の効果】以上説明したように本発明によると、金
属箔またはエポキシ系金属ペーストよりなる導電体がシ
リコーン系接着剤で覆われるから、確実な絶縁がなされ
るとともに酸化が防止され、またシリコーン系接着剤は
紫外線や熱を受けても劣化が少ないため、長期に亘り導
電体をバルブに強固に接合することができ、早期剥がれ
を防止することができる。さらに、可撓性に優れるシリ
コーン系接着剤を使用して導電体をバルブの外面に固定
・接着することにより、バルブの外面の屈曲部で皺など
を発生することなく導電体を固定することができる。さ
らに、シリコーン接着剤の透明部分にも皺が発生しない
のでバックライト光源として配光に乱れを発生させるこ
とはない。
特性を改善するためのヒ−タや近接導体または外部電極
の役割をする導電体を設けた低圧放電灯およびこの低圧
放電灯を光源とした照明装置ならびに液晶表示装置に関
する。 【0002】 【従来の技術】液晶表示装置のバックライトとして使用
されている照明装置は、ケーシング内に熱陰極けい光ラ
ンプまたは冷陰極けい光ランプを収容し、このランプか
ら出た光をケーシング内面の反射面で反射し、この光を
光拡散透過板を通して拡散させ、この拡散光を液晶表示
パネルの背面に照射するようになっている。 【0003】このような液晶表示装置は温度条件の厳し
い環境で使用されることがあり、例えば車両のメ−タや
ナビゲータ等に使用される場合、そのバックライト用け
い光ランプはプラス40℃位から氷点下30℃位までの
幅広い温度域で使用される。このような苛酷な温度環境
においては、ランプの立上がり特性が変化する。すなわ
ち、一般に放電灯はバルブ内に封入した発光物質の封入
圧や蒸気圧により発光効率が変化し、温度が低いほどバ
ルブ内の圧力が低くなるので点灯初期の発光出力が低く
なり、所定の圧力に達するまでに時間がかかる。したが
って、厳寒状況下においてはランプの立上がり特性を改
善する手段が必要である。このため、バルブの外面に始
動時の温度補償のためのヒ−タを設ける手段が知られて
いる。 【0004】バルブの外面にヒ−タを設けてこのヒ−タ
を発熱させると、このヒ−タがバルブを加熱してバルブ
内に封入した水銀の蒸発を促し、水銀蒸気圧を迅速に上
昇させるので、光束の立上がりが早くなり、安定点灯に
達するまでの時間を短縮することができる。このような
ヒ−タはバルブの外面を均等に加熱するためにバルブの
管軸に沿って線条に形成されている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】このような線条ヒータ
は、種々の導電体により構成することが可能であり、例
えばシリコーン系銀ペーストをバルブの外面に管軸に沿
って帯状に塗布することが考えられる。しかし、シリコ
ーン系銀ペーストは電気抵抗が高すぎるため、この種の
ヒータには使用不可能である。 【0006】これに代わり、エポキシ系銀ペーストをバ
ルブの外面に管軸に沿って帯状に塗布することが考えら
れる。しかし、エポキシ系銀ペーストの場合は、銀の劣
化は少ないが、母体となるエポキシ系樹脂のペーストが
ランプから放出される紫外線(UV)を受けて接着力を
失い、また熱を受けると接着機能が低下し易い性質もあ
り、よって1000時間程度使用すると剥がれることが
ある。これを防止するために、バルブの内面または外面
に、TiO2 やZnO等の金属酸化物からなる紫外線カ
ット膜を設ける必要があるが、このような構成は複雑
で、コスト高になる。 【0007】他の導電体としては、上記有機系銀ペース
トに代わり、ガラスフリット系銀ペーストのような無機
系銀ペーストを使用することが考えられる。しかしなが
ら、ガラスフリット系銀ペーストは、予めバルブの外面
に沿って細帯状のものを形成し、これをバルブの外面に
添接させておいて高温加熱することによりガラスフリッ
ト成分を溶かしてバルブに溶着させるものであるため、
手間がかかる欠点がある。また、このようなガラスフリ
ット系銀ペーストは、バルブにけい光体被膜やマウント
を設ける前にバルブの外面に取着する必要があり、また
屈曲形ランプの場合はバルブを曲げる前に形成しなけれ
ばならないため、製造が面倒であり、作業工程に制約を
受け、実用的でない。 【0008】さらにまた、導電体を、ステンレス等の金
属箔にて形成することが考えられる。つまり導電金属箔
を細帯状に形成しておき、この金属箔導電体をバルブの
外面に張り付けることにより構成することができる。 【0009】しかし、金属箔からなる導電体をバルブの
外面に張り付ける場合、例えばエポキシ系接着剤を用い
て直接金属箔導電体をバルブの外面に接着した場合は、
エポキシ系接着剤が上記したように、UVにより劣化す
るため早期に剥がれることがある。 【0010】また、金属箔からなる導電体をポリエステ
ル等の耐熱性樹脂からなるフィルムに積層してラミネー
トヒータを作り、このラミネートヒータをバルブに添接
させてポリエチレンチューブなどの熱収縮性チューブに
よりバルブに取着する構造も採用されているが、この場
合はラミネートヒータを作るのに手間を要するととも
に、熱収縮性チューブを収縮させた場合に皺が発生する
ことがあり、特にバルブがU字形やW字形等の屈曲形を
なしている場合には皺の発生が著しい。 【0011】本発明はこのような事情にもとづきなされ
たもので、その目的とするところは、導電体をバルブの
外面に確実に接着することができ、長期に亘って使用し
ても剥がれを防止することができ、しかもバルブの屈曲
部において皺を発生させないようにすることができる低
圧放電灯およびこれを用いた照明装置ならびに液晶表示
装置を提供しようとするものである。 【0012】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、長手
方向に屈曲部を有するバルブと、このバルブの外面長手
方向にバルブの屈曲形状に沿った形状に設けた導電体
と、この導電体の外面を被覆し、かつこの導電体を前記
バルブ外面に固定する帯状シリコーン系接着剤とを具備
し、上記帯状シリコーン系接着剤は、シロキサン成分が
50ppm /g以下のシリコーン系接着剤を用いたことを
特徴とする。 【0013】 【0014】 【0015】 【0016】 【0017】 【作用】請求項1の発明によると、金属箔からなる導電
体はシリコーン系接着剤で覆われるため外面が絶縁され
るとともに酸化が防止され、またリコーン系接着剤は紫
外線や熱を受けても劣化が少ないことからこのようなシ
リコーン系接着剤によりバルブの外面に直接に接着され
た金属箔は長期に亘り剥がれが防止される。さらに、可
撓性に優れるシリコーン系接着剤を使用して導電体をバ
ルブ外面に固定・接着することにより、バルブ外面の屈
曲部で皺などを発生することなく導電体を固定すること
ができる。さらに、シリコーン系接着剤としてシロキサ
ン成分の少ないシリコーン樹脂を使用したから、温度上
昇しても接着剤からシロキサンガスの放出が少なくな
る。このことから、シロキサンガスが周囲の導電露出
部、例えば接点等に付着して絶縁膜を生成し、接触不良
を起こすなどの不具合を防止することができる。 【0018】 【0019】 【0020】 【0021】 【0022】 【実施例】以下本発明について、図1ないし図5に示す
第1の実施例にもとづき説明する。 本実施例は、液晶
表示装置に適用した例を示し、図1および図2は光源と
して使用される冷陰極けい光ランプの構造を示し、図3
ないし図5は液晶表示装置の構成を示す。 【0023】図1および図2に示す冷陰極けい光ランプ
1は、平面形状がW字形に屈曲されたバルブ2を有して
いる。すなわち、バルブ2は互いに略平行な直線部を備
えており、これら直線部が3か所のU字形屈曲部4a,
4aおよび4bにより導通されており、これにより全体
としてW字形のバルブを構成している。 【0024】バルブ2の両端部は、図3および図4にも
示すように、ボタンステム11,11で封止されてお
り、これらボタンステム11,11には冷陰極形電極1
0,10が装着されている。上記冷陰極10,10は電
極軸に電極ヘッド部を接合して構成されており、電極ヘ
ッド部は平板形、屋根型または円筒形をなしている。 【0025】上記ボタンステム11,11からは細管1
2,12が突出されており、これら細管12,12の少
なくとも一方には図示を省略したアマルガムが収容され
ている。なお、バルブ2の内面には、図2に示すよう
に、けい光体被膜3が形成されており、かつバルブ2の
内部には所定量のアルゴン、キセノンなどのような始動
用希ガスが封入されている。 【0026】このような冷陰極屈曲形けい光ランプ1に
は、始動時の温度補償のためのヒータ5が付設されてい
る。本実施例のヒータ5は、図1および図2に示すよう
に、バルブ2の図示上面に1本形成されているが、上下
面にそれぞれ1本ずつ付設してもよい。このヒータ5
は、バルブ2の外面に管軸方向に沿って添設したステン
レスなどの金属箔6からなる導電体を、帯状シリコーン
系接着剤7(以下、シリコーン系接着剤7と略称する)
により覆って構成されている。ステンレスからなる金属
箔6は、バルブ2の形状に沿って例えばW字形に切りだ
し、これをバルブ11の外面に添接させ、このようにし
ておいて、この金属箔6をシリコーン系接着剤7により
覆い、このシリコーン系接着剤7をバルブ2の外面に接
着させる。 【0027】金属箔6を覆ったシリコーン系接着剤7
は、図2にも示すように、金属箔6の幅より大きな塗布
幅を有しており、したがって金属箔6からはみだした両
側の部分が直接バルブ2の外面に接着している。つま
り、ステンレスからなる金属箔6は外周面がシリコーン
系接着剤7により覆われているとともに、シリコーン系
接着剤7がバルブ2に接着することによりこの金属箔6
はバルブ2の外面に密着して接合されている。 【0028】なお、上記シリコーン系接着剤7として
は、加熱されてもシロキサンガスの放出が少ない接着
剤、例えばシロキサン成分が50ppm /g以下のシリコ
ーン系接着剤7が使用されている。 【0029】このような構成の冷陰極けい光ランプ1
は、ステンレスからなる金属箔6に通電するとこれが発
熱し、よってバルブ2を加熱する。このため、低温始動
時における温度補償をなす。 【0030】このような構成の冷陰極けい光ランプ1
は、図3以下に示すように、照明装置のケーシング20
に収容される。ケーシング20は上面が開口された浅皿
形をなしており、例えばアルミニウムなどの金属または
ポリカ−ボネイトなどのような合成樹脂により形成され
ている。このケ−シング20の上面開口部は照射部21
とされており、また内面は全体に亘り反射面22とされ
ており、この反射面22で反射した光が上記照射部21
に向かうようになっている。なお、ケ−シング20の一
端側壁にはランプ導出用切欠部23,23が形成されて
いる。 【0031】上記冷陰極けい光ランプ1は、上記ヒータ
5を形成した面が下向きとなるようにして上記ケ−シン
グ20に収容されている。そして、けい光ランプ1は、
ケ−シング20に固定したランプホルダ24,25,2
5に支持されている。これらランプホルダ24,25,
25は、例えばゴムなどの弾性材料にて形成されてお
り、接着剤等の適宜の手段でケ−シング20に固定され
ている。ランプホルダ24は、ケ−シング20内部の他
端に配置されており、W字形に曲げられたバルブ2の2
か所のU字形屈曲部4a,4aが嵌まり込む凹部24
a,24aを有している。また、他のランプホルダ2
5,25は、上記ケ−シング20の一端に形成したラン
プ導出用切欠部23、23に嵌着されており、上記ラン
プ1の両端部が貫通される挿通孔25a、25aを有し
ている。上記けい光ランプ1は、バルブ2の2か所のU
字形屈曲部4a,4aと両端部が上記ランプホルダ2
4,25,25に支持されることによってケ−シング2
0に取り付けられている。 【0032】なお、この場合、ランプ1の両端部はラン
プホルダ25,25の挿通孔25a,25aを貫通して
ケ−シング20の外方に導出されており、アマルガムを
収容した細管11、11がケ−シング20の外に突出さ
れている。 【0033】このようなケ−シング20の上面開口部に
は光拡散透過板26が取付けられている。この光拡散透
過板26はアクリル樹脂などのような乳白色をなして光
の拡散透過作用をなすものであり、この光拡散透過板2
6の外面(内面でもよい)にはバルブ2の各直線部に対
向する部分に肉厚部27…が形成されている。これら肉
厚部27…はバルブ2から離れるに応じて漸次肉厚が薄
くなっている。 【0034】さらに、上記光拡散透過板26の上方に
は、液晶表示パネル28が配置されている。この液晶表
示パネル28は、上記光拡散透過板26に対向して液晶
表示面29を有している。 【0035】このような構成による実施例の作用を説明
する。冷陰極けい光ランプ1に通電すると、このランプ
1はW字形バルブ2に沿った形状で発光する。けい光ラ
ンプ1から放射された光の一部はケ−シング20の内面
に形成した反射面22で反射され、照射部21に設けた
光拡散透過板26に向かわされ、また残りの光は直接光
拡散透過板26に向かう。したがって、ランプ1から出
る光は全部光拡散透過板26を通じて外部に照射され
る。この場合、W字形のバルブ2の略並行する直線部に
対向して光拡散透過板26の外面には肉厚部27…を形
成してあるので、バルブ2の真上に肉厚部27…が存在
し、この肉厚部27…で光透過量を減じるとともに、肉
厚部27…から離れるに応じて肉厚が薄くなるので光透
過量が増す。ゆえに、光拡散透過板26は全面に亘る輝
度むらが解消され、輝度分布が均等化される。 【0036】このような拡散透過光は液晶表示パネル2
8の背面から液晶表示面29を照射するようになり、液
晶表示面29が全面に亘り一様な明るさで照射されるか
ら、均等な明るさになる。 【0037】そして、上記実施例の場合、バルブ2から
突出した細管11がケ−シング20の外に突出して配置
されているから、細管11が過度に温度上昇することが
なく、最冷部が細管11に生じるのでこの細管11に収
容したアマルガム荷より蒸気圧を適正に抑制することが
できる。 【0038】ところで、上記冷陰極けい光ランプ1に
は、外面にヒータ5を添設してあるから金属箔6に通電
すればこれが発熱し、よってバルブ2を加熱する。この
ため、低温始動時における温度補償をなす。すなわち、
厳寒状況下において、ヒータ5に通電して発熱させる
と、バルブ2の温度が上昇し、厳寒状態よりも始動性が
良くなり、しかも内部に封入した水銀の蒸発が促されて
蒸気圧が上昇するから、光束の立上がり特性を改善する
ことができる。よって、起動から安定点灯に達するまで
の時間を短縮することができるものである。 【0039】上記実施例のヒータ5によれば、導電体が
ステンレス箔6により形成されるので、これは単にバル
ブ2の外面に沿った形状に切り出してバルブ2の外面に
沿わせればよいから、導電体を容易に形成することがで
きる。しかも、ペーストの場合は、塗布むらなどのため
に断面形状が全長に亘りばらつくことがあり、導電体が
断線する心配があるが、金属箔6の場合は断面形状を全
長に亘り一様に成形することが容易であり、断線の発生
する割合は少ない。 【0040】また、このような金属箔6はシリコーン系
接着剤7により覆われているから、酸化が防止され、長
期に亘りで電気的特性が変化しなく、また絶縁被覆され
ることになる。 【0041】そして、金属箔6はバルブ2に接着してい
るシリコーン系接着剤7によりバルブ2に密着させられ
ており、この場合シリコーン系接着剤7は、エポキシ系
接着剤に比べて紫外線劣化や熱劣化が少ないので、長期
に亘り強い接着強度を保ち、よって金属箔6がバルブ2
から剥がれるのを良好に防止することができる。 【0042】さらに、シリコーン系接着剤7を使用すれ
ば、シリコーン系接着剤7は熱容量が大きいので金属箔
6から発せられる熱を外部に逃がさなくなり、バルブ2
の加熱効率が良くなるとともに、バルブ2を均等に加熱
するにも有効である。さらに、可撓性に優れるシリコー
ン系接着剤7を使用して導電体をバルブ2の外面に固定
・接着することにより、バルブ2の外面の屈曲部4a,
4bで皺などを発生することなく導電体を固定すること
ができる。 【0043】なお、シリコーン系接着剤7は単にバルブ
2の外面に塗布すればよく、例えばディスペンサーなど
を用いて自動塗布作業が可能であり、よって塗布が容易
である。 【0044】そして、シリコーン系接着剤7としては、
常温硬化形、熱硬化形、紫外線硬化形などがあり、熱硬
化形のシリコーン系接着剤7を用いた場合は、バルブ2
の外面に塗布後、所定の熱を加えるとシリコーン系接着
剤7が速やかに硬化して接着するので、硬化時間が短く
てすむ。また、紫外線硬化形シリコーン系接着剤7を用
いた場合は、ランプ1を点灯使用する時間が経過するに
応じてシリコーン系接着剤7が硬化するから強度が増
し、剥がれを防止することができる。さらに、バルブ2
の内面や外面に格別な紫外線カット膜を形成する必要も
なくなり、ランプ構造が簡単で安価になる。 【0045】また、シリコーン系接着剤7として、加熱
されてもシロキサンガスの放出の少ない接着剤を用いて
いるから、ランプ1の点灯使用によりバルブ2の温度が
高くなっても、シリコーン系接着剤7からシロキサンガ
スの放出量が少なくなる。 【0046】すなわち、シリコーン系接着剤7として、
シロキサン成分の多い接着剤を使用するとランプ1の使
用中にバルブ2の温度が高くなることからこの接着剤よ
りシロキサンガスが放出され、このシロキサンガスが周
囲の物体に付着するとその付着面に膜を作り、このシロ
キサン被膜は絶縁作用をなす絶縁膜となる。したがっ
て、ランプ1の周囲や近傍に、通電用の接点などが存在
している場合は、この接点にシロキサンガスが付着して
接点の導電不良を起こし、接点不良を招く心配がある。 【0047】これに対し、シロキサンガスの放出の少な
いシリコーン系接着剤を使用すれば、上記の不具合を未
然に回避することができる。なお、上記W字形冷陰極け
い光ランプ1を実験した結果を説明する。屈曲バルブ2
の外面にステンレスからなる金属箔6を添設し、この金
属箔6の外面に熱硬化形シリコーン系接着剤7をディス
ペンサーを用いて塗布し、150℃の温度で1時間加熱
して硬化させた。このランプを点灯し、かつ上記ヒータ
5に電流を流してバルブ2の表面温度を100℃となる
ように温度制御した。この状態で点灯10000時間経
過してもヒータ5の剥離は発生しなかった。 【0048】これに対し、W字形屈曲バルブ2の外面に
エポキシ系銀ペーストからなる導電体を塗布し、これを
150℃の温度で1時間加熱して硬化させ、これを全く
覆わないままのランプの場合は、点灯500時間でヒー
タ5の表面が酸化して黒化するのが見られ、また点灯1
000時間で1部のランプに導電体の剥がれが発生し、
点灯5000時間では全部のランプで導電体の剥がれが
発生した。 【0049】これは、以下の理由による。つまり、エポ
キシ系接着剤は、温度および紫外線および湿気の相互作
用を受けて接着機能が低下する。特に、バルブ2を透過
した紫外線は、ガラスとエポキシとの間の接着界面に作
用して接着面を劣化させる。このため、エポキシ系接着
剤が接力を失うことにより、ヒータ5が剥がれ落ちる。 【0050】これに対し、シリコーン系接着剤であれば
紫外線劣化がなく、ガラスを透過する量の紫外線程度で
は影響を受けないので、長期に亘り強い接着力を保つ。
なお、上記実施例の場合、ヒータの導電体としてステン
レスからなる金属箔6を用いた例を説明したが、導電体
はこれに限らず、図6および図7に示す第2の実施例の
場合であってもよい。 【0051】第2の実施例では、導電体30としてエポ
キシ系金属ペースト、例えば銀ペーストを用いた例を示
す。すなわち、本例のヒータ5は、バルブ2の外面に管
軸方向に沿ってエポキシ系銀ペースト30を塗布し、こ
のエポキシ系銀ペースト30を、シリコーン系接着剤7
により覆って構成してある。 【0052】エポキシ系銀ペースト30を覆ったシリコ
ーン系接着剤7は、図7にも示すように、エポキシ系銀
ペースト30の幅より大きな塗布幅を有しており、した
がってエポキシ系銀ペースト30からはみだした両側の
部分が直接バルブ2の外面に接着している。つまり、エ
ポキシ系銀ペースト30からなる導電体は外周面がシリ
コーン系接着剤7により覆われているとともに、シリコ
ーン系接着剤7がバルブ2に接着することによりこの導
電体もバルブ2の外面に密着して接合されている。 【0053】このような構成の場合であっても、エポキ
シ系銀ペースト30からなる導電体がシリコーン系接着
剤7により覆われているから、導電体の酸化が防止さ
れ、長期に亘りで電気的特性が変化しなく、また絶縁被
覆されることになる。 【0054】そして、エポキシ系銀ペースト30はバル
ブ2に接着しているシリコーン系接着剤7によりバルブ
2に密着させられており、この場合シリコーン系接着剤
7は、エポキシ系接着剤に比べて紫外線劣化や熱劣化が
少ないので、長期に亘り強い接着強度を保ち、よってエ
ポキシ系銀ペースト30がバルブ2から剥がれるのを良
好に防止することができる。 【0055】さらに、シリコーン系接着剤7を使用すれ
ば、シリコーン系接着剤7は熱容量が大きいのでエポキ
シ系銀ペースト30よりなる導電体から発せられる熱を
外部に逃がさなくなり、バルブ2の加熱効率が良くな
る。さらに、可撓性に優れるシリコーン系接着剤7を使
用して導電体をバルブ2の外面に固定・接着することに
より、バルブ2の外面の屈曲部4a,4bで皺などを発
生することなく導電体を固定することができる。 【0056】そしてまた、エポキシ系銀ペースト30は
例えばディスペンサーなどを用いてバルブ2の外面に塗
布することができ、かつシリコーン系接着剤7もバルブ
2の外面にディスペンサーなどを用いて自動塗布作業が
可能であり、よって製造が容易である。 【0057】なお、本実施例を実験した結果を説明す
る。W字形屈曲バルブ2の外面にエポキシ系銀ペースト
からなる導電体30をディスペンサーを用いて塗布し、
150℃の温度で1時間加熱して硬化させた。この導電
体30の外面に熱硬化形シリコーン系接着剤7をディス
ペンサーを用いて塗布し、150℃の温度で1時間加熱
して硬化させた。 【0058】このようなランプを点灯し、かつ上記ヒー
タ5に電流を流してバルブ2の表面温度を100℃とな
るように温度制御した。この状態で点灯10000時間
経過してもヒータ5の剥離は発生しなかった。 【0059】なお、導電体として金属箔6を用いる場合
は、必ずしも図2のようにシリコーン系接着剤7により
覆うことに限らず、図8に示す第3の実施例のように、
単に金属箔6の内面とバルブ2の外面との間にシリコー
ン系接着剤7を塗り、金属箔6をシリコーン系接着剤7
でバルブ2に直接に接合してもよい。このようにして
も、シリコーン系接着剤7が紫外線や熱に対して強く、
長期に亘り強い接着強度を保つので、金属箔6の剥がれ
を防止することができる。 【0060】また、本発明はバルブ2の外面にバルブ2
を加熱する目的のヒータを添設する場合に制約されるも
のではなく、例えば始動性向上のためにバルブの外面に
近接導体を設ける場合、またはバルブの外面に外部電極
を形成する場合などには、導電体をバルブの管軸方向に
沿って形成することがあり、このような場合にも本発明
の接合構造が実施可能である。 【0061】また、ランプはけい光ランプに限らず、希
ガス放電灯であってもよく、さらにバルブの形状も、W
字形に制約されず、直管形、環形、U字形など種々の形
状であってよい。また、ケーシング20内に、けい光ラ
ンプを1本使用しても、または複数本使用してもよい。 【0062】そしてまた、ランプ1におけるバルブ2の
断面形状(放電空間の断面形状)は円形に限らず、偏平
形状であってもよい。偏平形状であれば、発光面積の大
きな側面を光拡散透過板26と面対向させることがで
き、ランプから放射される光の有効利用率が高くなる。
さらに、本発明の電極は、冷陰極形低圧放電灯に限ら
ず、熱陰極形低圧放電灯であってもよい。 【0063】 【発明の効果】以上説明したように本発明によると、金
属箔またはエポキシ系金属ペーストよりなる導電体がシ
リコーン系接着剤で覆われるから、確実な絶縁がなされ
るとともに酸化が防止され、またシリコーン系接着剤は
紫外線や熱を受けても劣化が少ないため、長期に亘り導
電体をバルブに強固に接合することができ、早期剥がれ
を防止することができる。さらに、可撓性に優れるシリ
コーン系接着剤を使用して導電体をバルブの外面に固定
・接着することにより、バルブの外面の屈曲部で皺など
を発生することなく導電体を固定することができる。さ
らに、シリコーン接着剤の透明部分にも皺が発生しない
のでバックライト光源として配光に乱れを発生させるこ
とはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示し、W字形冷陰極け
い光ランプの平面図。 【図2】図1のII−II線に沿う断面図。 【図3】図1のけい光ランプを光源として用いた液晶表
示装置の分解した斜視図。 【図4】同実施例の液晶表示装置の照明装置の平面図。 【図5】同実施例の液晶表示装置の断面図。 【図6】本発明の第2の実施例を示し、W字形冷陰極け
い光ランプの平面図。 【図7】図6のVII−VII線に沿う断面図。 【図8】本発明の第3の実施例を示すバルブの断面図。 【符号の説明】 1…冷陰極屈曲形けい光ランプ 2…バルブ 5…ヒータ 6…ステンレス金属箔 7…シリコーン系
接着剤 10…冷陰極 20…ケーシング 22…反射面 26…光拡散透過板 28…液晶表示パ
ネル 30…エポキシ系銀ペースト。
い光ランプの平面図。 【図2】図1のII−II線に沿う断面図。 【図3】図1のけい光ランプを光源として用いた液晶表
示装置の分解した斜視図。 【図4】同実施例の液晶表示装置の照明装置の平面図。 【図5】同実施例の液晶表示装置の断面図。 【図6】本発明の第2の実施例を示し、W字形冷陰極け
い光ランプの平面図。 【図7】図6のVII−VII線に沿う断面図。 【図8】本発明の第3の実施例を示すバルブの断面図。 【符号の説明】 1…冷陰極屈曲形けい光ランプ 2…バルブ 5…ヒータ 6…ステンレス金属箔 7…シリコーン系
接着剤 10…冷陰極 20…ケーシング 22…反射面 26…光拡散透過板 28…液晶表示パ
ネル 30…エポキシ系銀ペースト。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 我妻 祐二
東京都品川区東品川四丁目3番1号 東
芝ライテック株式会社内
(56)参考文献 特開 平4−332452(JP,A)
特開 平1−304654(JP,A)
特開 平4−286851(JP,A)
特開 昭53−87589(JP,A)
実開 昭58−193560(JP,U)
実公 昭36−16680(JP,Y1)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H01J 61/00 - 65/08
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 長手方向に屈曲部を有するバルブと、 このバルブの外面長手方向にバルブの屈曲形状に沿った
形状に設けた導電体と、この導電体の外面を被覆し、か
つこの導電体を前記バルブ外面に固定する帯状シリコー
ン系接着剤とを具備し、 上記帯状シリコーン系接着剤は、シロキサン成分が50
ppm /g以下のシリコーン系接着剤を用いたこと を特徴
とする低圧放電灯。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP25805693A JP3489149B2 (ja) | 1992-12-21 | 1993-10-15 | 低圧放電灯およびこれを用いた照明装置ならびに液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP4-340555 | 1992-12-21 | ||
JP34055592 | 1992-12-21 | ||
JP25805693A JP3489149B2 (ja) | 1992-12-21 | 1993-10-15 | 低圧放電灯およびこれを用いた照明装置ならびに液晶表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH06243833A JPH06243833A (ja) | 1994-09-02 |
JP3489149B2 true JP3489149B2 (ja) | 2004-01-19 |
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ID=26543523
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25805693A Expired - Fee Related JP3489149B2 (ja) | 1992-12-21 | 1993-10-15 | 低圧放電灯およびこれを用いた照明装置ならびに液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3489149B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6147724A (en) | 1997-04-04 | 2000-11-14 | Hitachi, Ltd. | Back light system for minimizing non display area of liquid crystal display device |
-
1993
- 1993-10-15 JP JP25805693A patent/JP3489149B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH06243833A (ja) | 1994-09-02 |
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