JPH0845318A - バックライトおよびこれを用いた液晶表示装置 - Google Patents

バックライトおよびこれを用いた液晶表示装置

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JPH0845318A
JPH0845318A JP6179056A JP17905694A JPH0845318A JP H0845318 A JPH0845318 A JP H0845318A JP 6179056 A JP6179056 A JP 6179056A JP 17905694 A JP17905694 A JP 17905694A JP H0845318 A JPH0845318 A JP H0845318A
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JP
Japan
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backlight
guide plate
lighting circuit
light guide
circuit device
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JP6179056A
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English (en)
Inventor
Yoshinobu Onodera
義伸 小野寺
Sadaji Shimokawa
貞二 下川
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】点灯回路装置の高さを低くすることができ、バ
ックライト全体の薄肉化が可能になるバックライトおよ
びこれを用いた液晶表示装置を提供する。 【構成】取付け基体10に矩形の導光板2を取付けると
ともに、この取付け基体に、上記導光板の隣接する2辺
に亘って対向して1本のL字形屈曲低圧放電灯3を取付
け、かつ他の2辺に亘って対向して点灯回路装置5をL
字形に配置して設けたことを特徴とする。 【作用】取付け基体における導光板の2つの辺に対向す
るエリアに点灯回路部品を分散して配置できるから、ス
ペースの有効利用が可能になり、部品の取付け高さを抑
えることができ、バックライト全体の高さを低くするこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サイドライト方式のバ
ックライトおよびこれを用いた液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は、通常、液晶表示パネル
の背面にバックライトを設置し、この液晶表示パネルの
背面をバックライトで照らすようになっている。小形の
液晶表示装置の場合、上記バックライトとしてサイド
(エッジ)ライト方式と呼ばれているバックライトが使
用されている。この種のサイドライト式バックライト
は、フレーム構造等からなる取付け基体に、アクリル樹
脂などのような透明または乳白色の光透過性の矩形平板
形の導光板を取付けるとともに、この導光板の端面に対
向して冷陰極蛍光ランプを設け、このランプを反射板を
兼ねるランプカバーで覆ったものである。
【0003】上記冷陰極蛍光ランプをインバータ回路を
有する高周波点灯回路で点灯すると、このランプから放
射された光が導光板の端面から内部に入射し、この入射
光は導光板内で反射を繰り返してその表面や裏面および
側面から外部に放射される。このとき、裏面や側面から
の放射光を導光板の周囲に配置した反射体で反射し、こ
の反射光を再び導光板に戻し、最終的に殆どの光を導光
板の表面側から一方向に放射するようになっている。
【0004】そして、このように導光板の表面から放射
された光は、光拡散板を通じて全面に亘りほぼ均等な輝
度分布に制御され、このような光が液晶表示パネルの背
面を照射し、よって液晶表示パネルのバックライトとし
て使用されるようになっている。
【0005】このような液晶表示装置は、上記導光板の
輝度が高いほど液晶表示パネルの輝度も高くなり、視認
性が良くなる。このため、バックライトの光源として、
小形でありながら発光効率に優れ、しかも導光板の細長
い端面を照射するのに適した蛍光ランプ、特に冷陰極蛍
光ランプが用いられている。
【0006】しかしながら、従来のバックライトは、矩
形をなす導光板の一辺に対向して1本の直管形のランプ
を配置するか、または向かい合う2辺にそれぞれ対向し
て合計2本の直管形のランプを配置するようになってい
た。しかしながら、1本の直管形ランプを用いる場合
は、導光板に導入される光の量が少ないばかりでなく、
ランプと反対側の導光板端部で輝度が低下する不具合が
ある。また、2本の直管形ランプを用いる場合は、1本
の場合に比べて輝度が向上するが、ランプを点灯させる
ための点灯回路が2組必要になり、点灯回路装置が複雑
になる。
【0007】このようなことから、ランプをL字形に屈
曲形成し、このようなL字形ランプを矩形をなす導光板
の隣り合う2辺に沿って配置したバックライトが開発さ
れている。L字形ランプであれば、導光板の隣り合う2
辺から光が入るので光量を多くすることができ、輝度の
向上が可能であり、しかも点灯回路は1組あればよいの
で、点灯回路装置が簡素化する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の場
合、導光板およびL字形冷陰極蛍光ランプはフレーム等
の取付け基体に取付けられており、点灯回路部品もL字
形冷陰極蛍光ランプが配置された辺を避けて残りの1辺
に配置されていた。
【0009】しかし、従来の場合、導光板の一辺のみに
集中して点灯回路部品を配置していたため、点灯回路部
品の取付け部分が、導光板の厚みよりも高くなり、この
ためバックライト全体の高さが大きくなるという問題が
ある。
【0010】特に、最近は高周波点灯回路装置のインバ
ータ回路に、調光回路などのような制御回路が組み込ま
れて機能が増える傾向にあり、このような調光回路のよ
うな制御回路を組み込むと、高さが益々高くなり、バッ
クライトの背が高くなるという不具合がある。
【0011】本発明はこのような事情にもとづきなされ
たもので、その目的とするところは、点灯回路装置の高
さを低くすることができ、バックライト全体の薄肉化が
可能になるバックライトおよびこれを用いた液晶表示装
置を提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、取付
け基体と、この取付け基体に取り付けられた矩形平面形
の透光性導光板と、上記取付け基体に取り付けられ、こ
の導光板の隣接する2辺に対向してこの導光板の外周囲
に配置された1本のL字形に屈曲された低圧放電灯と、
上記取付け基体に取り付けられ、上記導光板の上記屈曲
放電灯を配置した2辺とは異なる他の2辺に亘りL字形
に配置された点灯回路装置と、を具備したことを特徴と
する。
【0013】請求項2の発明は、上記L字形に配置され
た点灯回路装置は、その一辺にインバ−タ回路部品を設
けるとともに、他の一辺に調光回路部品を配置したこと
を特徴とする。
【0014】請求項3の発明は、上記L字形に配置され
た点灯回路装置の両端部に接続端子を設け、これら接続
端子と上記放電灯の端部に封装された電極とをリード線
にて接続したことを特徴とする。
【0015】請求項4の発明は、上記低圧放電灯と点灯
回路装置を接続するリード線は、高圧側のリード線をイ
ンバ−タ回路部品の近傍に、および低圧側のリード線を
調光回路部品の近傍に配線したことを特徴とする。
【0016】請求項5の発明は、取付け基体が、それぞ
れL字形をなすフレーム構成体を端部相互で連結した矩
形枠組構造をなしており、一方のL字形フレーム構成体
に上記L字形に屈曲された低圧放電灯を取付けるととも
に、他方のL字形フレーム構成体に上記L字形に配置し
て点灯回路装置を取付けたことを特徴とする。
【0017】請求項6の発明は、上記取付け基体にプリ
ント配線し、この取付け基体に上記点灯回路装置を直接
実装したことを特徴とする。請求項7の発明は、上記取
付け基体が金属により形成されている場合は、この金属
表面に絶縁層を設け、この絶縁層にプリント配線し、こ
の絶縁層に上記点灯回路装置を実装したことを特徴とす
る。
【0018】請求項8の発明は、請求項1ないし請求項
7のいずれか1に記載のバックライトと、上記バックラ
イトから出た光を背面から受ける液晶表示パネルと、を
具備したことを特徴とする液晶表示装置である。
【0019】
【作用】請求項1の発明によれば、取付け基体における
導光板の2辺に対向して跨がるエリアに点灯回路装置の
部品を分散して配置できるから、スペースの有効利用が
可能になるとともに、部品取付け部分の高さを抑えるこ
とができ、バックライト全体の高さを低くすることがで
きる。
【0020】請求項2の発明によれば、L字形に配置さ
れた点灯回路装置は、その一辺にインバータ回路部品を
設けるとともに、他の一辺に調光回路部品を配置したか
ら、それぞれの機能部品が集中し、プリント配線が容易
になり、プリント配線のパターンも簡素化する。
【0021】請求項3の発明によれば、L字形に配置さ
れた点灯回路装置の両端部に接続端子を設けたから接続
端子と放電灯の端部とが接近し、これら端子と放電灯の
端部を接続するリード線の長さを短くすることができ
る。
【0022】請求項4の発明によれば、高圧側のリード
線をインバ−タ回路部品の近傍に配線するとともに、低
圧側のリード線を調光回路部品の近傍に配線したから、
調光回路部品の近傍に高圧電界が発生せず、高圧に弱い
調光回路部品の保護が可能になる。
【0023】請求項5の発明によれば、それぞれL字形
をなすフレーム構成体を枠組した取付け基体に対し、そ
の一方のL字形フレーム構成体にL字形屈曲低圧放電灯
を取付けるとともに、他方のL字形フレーム構成体に点
灯回路装置を取付けたから、予めそれぞれのL字形フレ
ーム構成体にL字形屈曲低圧放電灯および点灯回路装置
を取付けておいて相互を組み付けることにより組み立て
ができ、組み立てが容易になる。
【0024】請求項6の発明によれば、上記取付け基体
に直接プリント配線したから、格別な配線基体が不要に
なり、かつ面積が大きいから放熱性がよく、点灯部品の
寿命特性がよくなる。
【0025】請求項7の発明によれば、取付け基体が金
属により形成されている場合は、この金属表面に絶縁層
を設け、この絶縁層にプリント配線し、この絶縁層に上
記点灯回路装置を実装したから、この場合も格別な配線
基体が不要であり、放熱性がよく、点灯部品の寿命特性
もよくなる。
【0026】請求項8の発明によれば、請求項1ないし
請求項7のいずれか1に記載のバックライトを、液晶表
示パネルに取り付けた液晶表示装置であるから、液晶表
示装置の高さを低くすることができ、液晶表示装置のコ
ンパクト化が可能になる。
【0027】
【実施例】以下本発明について、図1ないし図6に示す
第1の実施例にもとづき説明する。図1ないし図4はバ
ックライトの構成を示す図、図5は上記バックライトを
用いた液晶表示装置の分解した斜視図、図6は点灯回路
の構成図である。
【0028】図中、1はバックライト、60は液晶表示
パネルを示す。バックライト1は、図1ないし図4に示
す通り、取付け基体10に、導光板2および光源として
の冷陰極蛍光ランプ3、ランプカバー4、および点灯回
路装置5を取り付けて構成されている。
【0029】取付け基体10は、合成樹脂等のような絶
縁体または金属により形成されており、本実施例の場合
は合成樹脂により枠組み構造をなしており、以下フレー
ムと称する。なお、取付け基体10は箱形、浅皿形など
の形状であってもよい。
【0030】このフレーム10は、それぞれL字形をな
すフレーム構成体11、12により構成されており、こ
れらL字形をなすフレーム構成体11、12は互いの一
端部をヒンジ13により回動可能に連結し、他端を図示
しない嵌め合わせ係合により係止させることにより全体
が矩形の枠組み構造をなしている。そして、このフレー
ム10の中央部には矩形の開口部14が形成されてい
る。この開口部14の内面には嵌合溝15が全周に亘り
形成されており、この嵌合溝15に上記導光板2の周縁
および冷陰極蛍光ランプ3が嵌合されている。
【0031】導光板2はアクリル樹脂などのような透明
または乳白色の光透過性材料により形成されており、対
向する2つの長辺および対向する2つの短辺を有する矩
形の平板状をなしている。
【0032】この導光板2の周囲には前記L字形の冷陰
極蛍光ランプ3および前記点灯回路部品5…が配置され
ており、これら冷陰極蛍光ランプ3および点灯回路部品
5…はそれぞれフレーム構成体11、12に取付けられ
ている。
【0033】上記冷陰極蛍光ランプ3は、例えば外径
3.0mm程度の発光管30をL字形に屈曲して構成され
ており、この発光管30内には水銀およびアルゴン等の
希ガスが封入されており、かつこの発光管30の内面に
は図示を省略した蛍光体被膜が形成されている。そして
L字形発光管30の両端部には、ニッケルなどにより形
成された冷陰極31,31が封装されている。
【0034】このようなL字形の冷陰極蛍光ランプ3
は、上記一方のL字形フレーム構成体11に取着され、
このためL字形冷陰極蛍光ランプ3は上記導光板2の2
つの辺を囲むようにしてこの導光板2の周囲に配置され
ている。
【0035】上記他方のL字形フレーム構成体12に
は、その背面に位置して前記点灯回路装置5が設置され
ている。点灯回路装置5は、図6に示すように、例えば
高周波点灯のためのインバータ回路51と、ランプ3の
明るさを制御するための調光回路52とからなり、これ
らインバータ回路51の回路部品および調光回路52の
回路部品は回路基板6に実装されている。この回路基板
6はL字形をなし、上記L字形フレーム構成体12の背
面に固定されている。したがって、インバータ回路51
および調光回路52を構成する点灯回路部品は上記導光
板2の2つの辺と対向する位置にL字形に配置されてい
る。
【0036】この場合、上記L字形の回路基板6の一方
の直線部にはインバータ回路51の部品が集中的に配置
されているとともに、他方の直線部には調光回路52の
部品が集中的に配置されている。この場合、回路基板6
に実装された点灯回路装置5は、回路基板6がL字形フ
レーム構成体12の背面に固定された場合、フレーム1
0の厚みと同等程度の高さとなるように規制されてい
る。
【0037】そして、本実施例の場合、回路基板6の両
端部には上記点灯回路に接続された接続端子55、56
が設けられている。これら接続端子55、56は、前記
ランプ3の端部から導出されているリード線32a、3
2bが接続されている。したがって、冷陰極31、31
はリード線32a、32bおよび接続端子55、56を
介して点灯回路装置5に電気的に接続されているもので
ある。
【0038】上記冷陰極蛍光ランプ3は、上記ランプカ
バー4…にて覆われている。これらランプカバー4…
は、金属、樹脂もしくは樹脂フィルムなどにより形成さ
れており、これらランプカバー4…は、上記冷陰極蛍光
ランプ3のそれぞれ2か所の直線部分を覆うようにほぼ
樋形に形成されており、その内面には蛍光ランプ3から
放射される光を反射して導光板2のそれぞれ3辺の端面
に向かわせる反射面41が形成されている。
【0039】上記導光板2の下面には反射シート25が
設けられており、この反射シート25は導光板2に導入
された光を反射して上面(表面)側に向わせる。なお、
導光板2の上記ランプ3で囲まれない残りの辺にも、図
示しない反射シート、その他の反射面処理がなされてい
る。
【0040】そして、導光板2の上面にはアクリル樹脂
などからなる乳白色を有する光拡散シート26が設けら
れており、この光拡散シート26は導光板2の上面から
放射される光を拡散して均一な輝度分布となるよう制御
し、これにより明るさのむらを解消するようになってい
る。
【0041】そして、この光拡散シート26の上方に
は、前記液晶表示パネル60が設置されており、上記導
光板2から出た光を背面側から受けるようになってい
る。このような構成の液晶表示装置においては、光源と
しての冷陰極蛍光ランプ3を高周波点灯すると、この蛍
光ランプ3から出た光が直接、およびランプカバー4…
の反射面41で反射されて、導光板2の端面に向い、各
端面から導光板2の内部に進入する。このような光は導
光板2の内部で反射を繰り返しつつ進み、かつ背面に設
けた反射シート25により反射されることになり、最終
的には導光板2の前面に向けて放出される。
【0042】この場合、蛍光ランプ3はL字形に屈曲さ
れており、導光板2の2つの辺を囲んでいるから、導光
板2には2つの辺の端面からそれぞれ同時に光が入るこ
とになる。したがって、1辺から光が入る場合に比べて
入光量が多くなり、これら光は最終的に導光板2の前面
に放出されるから、導光板2の前面輝度が高くなる。
【0043】このように導光板2の前面に向かう光は、
光拡散シート26により拡散され、この拡散光が液晶表
示パネル60の背面を照射するようになる。よって、液
晶表示パネル60は背面からの光で照明され、前面に所
定の表示を現出することができる。
【0044】そして、光源としてL字形蛍光ランプ3を
用いたので導光板2の輝度が高くなることから、液晶表
示パネル60の背面を照らす光量も増し、液晶表示パネ
ル60の輝度が向上するようになる。したがって、液晶
表示パネル60は鮮明な画面を現示することができ、表
示性能が向上することになる。
【0045】上記実施例の構成によれば、フレーム10
における導光板2の2つの辺に対向して跨がるエリアに
点灯回路装置5の部品を分散して配置したから、フレー
ム10におけるスペースを有効に利用することが可能に
なり、広い面積を使用できる。よって回路基板6に実装
された点灯回路装置5を、フレーム10の厚みと同等ま
たはそれ以下の高さに規制することができ、バックライ
ト1の全体の高さを低くすることができる。
【0046】このことから、液晶表示装置全体の高さを
低くすることができ、液晶表示装置をコンパクト化する
ことが可能になる。また、フレーム10に対してL字形
に配置された点灯回路装置5は、その一辺にインバ−タ
回路51の部品を配置するとともに、他の一辺に調光回
路52の部品を配置したから、それぞれの機能部品が集
中し、回路基板6に形成するプリント配線が容易にな
り、プリント配線のパターンも簡素化する。また、調光
回路52を用いることなくインバ−タ回路51のみを使
用する場合や、調光回路52を付加する場合などの対応
が容易になる。
【0047】さらに、上記実施例の場合、L字形に形成
された回路基板6の両端部に接続端子55、56を設け
たから、これら接続端子55、56と放電灯3の端部と
が接近し、これら端子55、56と放電灯3を接続する
リード線32a、32bの長さを短くすることができ
る。
【0048】そして、フレーム10は、それぞれL字形
をなすフレーム構成体11、12を枠組し、その一方の
L字形フレーム構成体11にL字形屈曲低圧放電灯3を
取付けるとともに、他方のL字形フレーム構成体12に
点灯回路装置5を取付けたから、予めそれぞれのL字形
フレーム構成体11、12にL字形屈曲低圧放電灯3お
よび点灯回路装置5を取付けておいて相互を組み付ける
ことにより組み立てができ、組み立て作業が容易にな
る。
【0049】なお、本発明は、上記した第1の実施例に
制約されるものではない。すなわち、上記実施例では、
L字形に形成された回路基板6の両端部に接続端子5
5、56を設けたが、図7に示す第2の実施例として示
すように、回路基板6の屈曲部に点灯回路装置5と接続
されたコネクタ58を設置し、このコネクタ58と放電
灯3をリード線32a、32bで接続してもよい。
【0050】この場合、図6の回路構成図から理解でき
る通り、一方のリード線32aは点灯回路装置5の高圧
側に接続されるとともに、他方のリード線32bは点灯
回路装置5の低圧側(ア−ス側)に接続されることにな
るが、L字形の回路基板6の一方の直線部にインバ−タ
回路51の部品を集中的に配置するとともに、他の直線
部に調光回路52の部品を集中的に配置し、かつ上記高
圧側に接続されたリード線32aはインバ−タ回路51
の近傍に配線するとともに、低圧側(ア−ス側)に接続
されたリード線32bは調光回路52の近傍に配線する
ことが望まれる。
【0051】このような構成の場合、高圧側に接続され
たリード線32aには数百ボルト以上の高い電圧がかか
り、このためこのリード線32aの近傍に高圧電界が発
生することになる。このような高圧雰囲気に調光回路5
2を配置すると、調光回路52を構成する図示しない半
導体素子などの電子部品が電気的に破損したり、ノイズ
を受けて誤作動するなどの心配があるが、上記したよう
に高圧側に接続されたリード線32aをインバータ回路
51の近傍に配線するとともに低圧側(アース側)に接
続されたリード線32bを調光回路52の近傍に配線す
れば、上記電気的破損や、ノイズの悪影響を受けるなど
の心配がない。
【0052】なお、59…はフレーム10に形成したリ
ード線32a、32bを案内して位置を規制する突起で
ある。また、上記第1の実施例の場合、図8に示す通
り、フレーム10とは別個に回路基板6を用意し、この
回路基板6にプリント配線53を形成し、このプリント
配線53に点灯回路部品51、52を実装したが、フレ
ーム10を直接回路基板として利用してもよい。
【0053】すなわち、図9は、本発明の第3の実施例
を示すもので、この実施例はフレーム10が合成樹脂な
どのような絶縁体にて構成されている場合である。この
ような場合は、絶縁体からなるフレーム10に直接プリ
ント配線53を形成し、このプリント配線53に点灯回
路部品51、52を接続することもできる。
【0054】このような構成の場合は、格別な回路基板
6が不要であり、バックライト1の全体の厚みを薄くす
ることができるとともに、部品点数およびその組み付け
構造ならびに組み立て手数が削減され、また、面積が大
きいから放熱性がよく、点灯回路部品51、52の温度
上昇を抑制することができる。
【0055】図10は、本発明の第4の実施例を示すも
ので、この実施例はフレーム10が金属にて構成されて
いる場合である。このような場合は、金属からなるフレ
ーム10に絶縁被膜54をコーティングし、この絶縁被
膜54の上にプリント配線53を形成し、このプリント
配線53に点灯回路部品51、52を接続することがで
きる。
【0056】このような構成の場合も、格別な回路基板
6が不要であり、バックライト1の全体の厚みを薄くす
ることができるとともに、部品点数およびその組み付け
構造ならびに組み立て手数が削減され、加えて金属フレ
ームであるから、熱伝導により放熱性がよく、点灯回路
部品51、52の温度上昇を抑制することができる。
【0057】なお、上記実施例では、光源として冷陰極
蛍光ランプを用いたが、光源は冷陰極蛍光ランプに限ら
ず、熱陰極蛍光ランプであってもよく、また水銀を封入
したランプに限らず、キセノンなどの希ガスを封入した
希ガス放電灯を用いた場合であっても実施可能である。
そしてまた、上記のバックライト1は液晶表示パネル6
0のバックライトに用いることに限らず、ディスプレイ
用の看板などに用いることもできる。
【0058】
【発明の効果】以上説明した通り請求項1の発明によれ
ば、フレーム等のような取付け基体の、導光板の2辺に
対向して跨がるエリアに点灯回路装置の部品を分散して
配置できるから、スペースの有効利用が可能になるとと
もに、部品取付け部分の高さを抑えることができ、バッ
クライト全体の高さを低くすることができる。
【0059】また、請求項2の発明によれば、L字形に
配置された点灯回路装置は、その一辺にインバータ回路
部品を設けるとともに、他の一辺に調光回路部品を配置
したから、それぞれの機能部品が集中し、プリント配線
が容易になり、プリント配線のパターンも簡素化する。
【0060】請求項3の発明によれば、L字形に配置さ
れた点灯回路装置の両端部に接続端子を設けたから接続
端子と放電灯の端部とが接近し、これら端子と放電灯の
端部を接続するリード線の長さを短くすることができ
る。
【0061】請求項4の発明によれば、高圧側のリード
線をインバータ回路部品の近傍に配線するとともに、低
圧側のリード線を調光回路部品の近傍に配線したから、
調光回路部品の近傍に高圧電界が発生せず、高圧に弱い
調光回路部品の保護が可能になる。
【0062】請求項5の発明によれば、それぞれL字形
をなすフレーム構成体を枠組した取付け基体に対し、そ
の一方のL字形フレーム構成体にL字形屈曲低圧放電灯
を取付けるとともに、他方のL字形フレーム構成体に点
灯回路装置を取付けたから、予めそれぞれのL字形フレ
ーム構成体にL字形屈曲低圧放電灯および点灯回路装置
を取付けておいて相互を組み付けることにより組み立て
ができ、組み立てが容易になる。
【0063】請求項6の発明によれば、上記取付け基体
に直接プリント配線したから、格別な配線基体が不要に
なり、かつ面積が大きいから放熱性がよく、点灯部品の
寿命特性がよくなる。
【0064】請求項7の発明によれば、取付け基体が金
属により形成されている場合は、この金属表面に絶縁層
を設け、この絶縁層にプリント配線し、この絶縁層に上
記点灯回路装置を実装したから、この場合も格別な配線
基体が不要であり、放熱性がよく、点灯部品の寿命特性
もよくなる。
【0065】請求項8の発明によれば、請求項1ないし
請求項7のいずれか1に記載のバックライトを、液晶表
示パネルに取り付けた液晶表示装置であるから、液晶表
示装置の高さを低くすることができ、液晶表示装置のコ
ンパクト化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示し、液晶表示装置の
バックライトをその裏面側から見た図。
【図2】同バックライトの表面側から見た図で、フレー
ムを開いた状態の平面図。
【図3】同バックライトのフレームを閉じた状態の平面
図。
【図4】同バックライトの断面図。
【図5】同実施例の液晶表示装置の全体を示す分解した
斜視図。
【図6】同実施例の点灯回路の構成図。
【図7】本発明の第2の実施例を示し、バックライトを
その裏面側から見た図。
【図8】本発明の第1の実施例に係わるフレームと回路
基板および点灯回路部品の関係を示す断面図。
【図9】本発明の第3の実施例に係わるフレームと点灯
回路部品の関係を示す断面図。
【図10】本発明の第3の実施例に係わるフレームと点
灯回路部品の関係を示す断面図。
【符号の説明】
1…バックライト 2…導光板 3…L字形冷陰極蛍
光ランプ 4…ランプカバー 5…点灯回路装置 6…回路基板 10…フレーム 11、12…フレー
ム構成体 25…光反射シート 26…光拡散シート 30…発光管 31…冷陰極 32a、32b…リード線 51…インバ−タ回路 52…調光回路 55、56…接続端子 58…コネクタ 60…液晶表示パネル

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付け基体と、 この取付け基体に取り付けられた矩形平面形の透光性導
    光板と、 上記取付け基体に取り付けられ、この導光板の隣接する
    2辺に対向してこの導光板の外周囲に配置された1本の
    L字形に屈曲された低圧放電灯と、 上記取付け基体に取り付けられ、上記導光板の上記屈曲
    放電灯を配置した2辺とは異なる他の2辺に亘りL字形
    に配置された点灯回路装置と、 を具備したことを特徴とするバックライト。
  2. 【請求項2】 上記L字形に配置された点灯回路装置
    は、その一辺にインバ−タ回路部品を設けるとともに、
    他の一辺に調光回路部品を配置したことを特徴とする請
    求項1に記載のバックライト。
  3. 【請求項3】 上記L字形に配置された点灯回路装置の
    両端部に接続端子を設け、これら接続端子と上記放電灯
    の端部に封装された電極とをリード線により接続したこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載のバック
    ライト。
  4. 【請求項4】 上記低圧放電灯と点灯回路装置を接続す
    るリード線は、高圧側のリード線をインバ−タ回路部品
    の近傍に、および低圧側のリード線を調光回路部品の近
    傍に配線したことを特徴とする請求項2に記載のバック
    ライト。
  5. 【請求項5】 取付け基体が、それぞれL字形をなすフ
    レーム構成体を端部相互で連結して矩形枠組構造をなし
    ており、一方のL字形フレーム構成体に上記L字形に屈
    曲された低圧放電灯を取付けるとともに、他方のL字形
    フレーム構成体に上記L字形に配置して点灯回路装置を
    取付けたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のい
    ずれか1に記載のバックライト。
  6. 【請求項6】 上記取付け基体にプリント配線し、この
    取付け基体に上記点灯回路装置を直接実装したことを特
    徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1に記載の
    バックライト。
  7. 【請求項7】 上記取付け基体を金属により形成し、こ
    の金属表面に絶縁層を設け、この絶縁層にプリント配線
    し、この絶縁層に上記点灯回路装置を実装したことを特
    徴とする請求項6に記載のバックライト。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のいずれか1に
    記載のバックライトと、 上記バックライトから出た光を背面から受ける液晶表示
    パネルと、 を具備したことを特徴とする液晶表示装置。
JP6179056A 1994-07-29 1994-07-29 バックライトおよびこれを用いた液晶表示装置 Pending JPH0845318A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009245951A (ja) * 2001-02-01 2009-10-22 Kazuo Kono バックライト照明ユニット
KR101006444B1 (ko) * 2003-12-24 2011-01-06 삼성전자주식회사 분할형 탑 샤시의 체결용 부재를 개선한 액정표시장치

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