JP2000123988A - 低圧希ガス放電ランプ点灯装置および照明装置 - Google Patents

低圧希ガス放電ランプ点灯装置および照明装置

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JP2000123988A
JP2000123988A JP29583198A JP29583198A JP2000123988A JP 2000123988 A JP2000123988 A JP 2000123988A JP 29583198 A JP29583198 A JP 29583198A JP 29583198 A JP29583198 A JP 29583198A JP 2000123988 A JP2000123988 A JP 2000123988A
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light
rare gas
low
gas discharge
discharge lamp
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Shigeru Senzaki
茂 千崎
Naoki Tsutsui
直樹 筒井
Katsuaki Nakano
勝昭 中野
Yoshiaki Hara
美昭 原
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】低圧希ガス放電ランプ点灯装置及びこれを用い
た照明装置の提供。 【解決手段】内部にキセノンを含む希ガスを主成分とす
る放電媒体を封入し、内面側に蛍光体層を配設した透光
性放電容器1の外面に、一対の外部電極4、4を離間対
向して配設し、電極4、4間に導光用透光部5を夫々備
えた低圧希ガス放電ランプ12の複数を高周波発生手段
13の高周波出力端に外付けの限流インピーダンスを介
せず直接並列接続した。ランプ12は容器1の壁が誘電
体となり静電容量を形成し、これが限流インピーダンス
作用を行うのでインピーダンスを外付けしなくてよい。
エッジライト式照明装置の照明板やサイドライト式バッ
クライト装置の導光板にこのランプを組合わせる場合は
透光部5を除いて発光体層を形成する。発光体層にαア
ルミナを含有させると暗黒特性が改善される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、希ガス放電を行う
希ガス放電ランプ点灯装置およびこれを用いた照明装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示体などを背面から照明するバッ
クライト装置やエッジライト式照明装置に用いられてい
る放電ランプは、細長いガラスバルブの内面に蛍光体層
を形成するとともに、ガラスバルブの両端に一対の内部
電極を封装し、さらにガラスバルブの内部に水銀および
希ガスを封入した構造が一般的に用いられている。この
放電ランプは、低圧水銀蒸気放電から放射される254
nmの紫外線で蛍光体を励起して可視光を発生させるも
のである。
【0003】ところが、水銀を用いる放電ランプは、所
望の光量を得ることができるが、低温時の光束立ち上が
り特性が悪く、また温度依存性があるので、低温時にも
使用され得るたとえば車載計器用バックライト装置など
では、ヒータを放電ランプに添装したり、保温手段を用
いる必要があるため、装置が大形化するとともに、コス
トアップになるという問題がある。また、環境負荷が大
きい水銀を用いることにも問題がある。
【0004】そこで、低圧希ガス放電を用いる放電ラン
プがクローズアップされてきた。この低圧希ガス放電ラ
ンプは、発光放電媒体としてキセノンを主成分とする希
ガスが用いられていて、放電によってキセノンが放射す
る紫外線がガラスバルブ内面に形成された蛍光体層に照
射されて励起された蛍光体から可視光を発生させるもの
である。
【0005】しかしながら、低圧希ガスを放電ランプ
は、光量が少ないという問題がある。たとえば、内径2
mmのガラスバルブにキセノンを封入し、両端に一対の
内部電極を封装した放電ランプを正弦波電圧で点灯する
と、白色(色度x:0.320、y:0.380)での
管面輝度は約5000cd/m2であり、パルス点灯に
しても管面輝度は8000cd/m2が限界であった。
このため、車載計器用などのバックライト装置としては
所要の輝度が得られない。
【0006】一方、読取用の放電ランプにおいては、内
部にキセノンを封入したガラスバルブの外面の長手方向
に沿って一対の外部電極を平行に離間させて配設したも
のが知られており、この放電ランプの一対の外部電極間
にパルス電圧を印加することにより、緑色単色にて20
000〜40000cd/m2の管面輝度が得られる。
【0007】ところが、上記読取用の放電ランプは、光
量は問題ないものの、放射ノイズが大きく、また電極間
の絶縁を十分にすることが困難であるなどの問題があ
り、この放電ランプをそのまま白色(3波長発光)の車
載計器用などのバックライト装置に適用するには、安全
性に問題があるとともに、調光ができないので、採用す
ることができなかった。
【0008】そこで、本発明者らは、先に絶縁性が良好
で、かつエッジライト式照明装置やバックライト装置へ
の実装性に優れるとともに、良好な調光を行える低圧希
ガス放電ランプなどを発明し、この発明は特願平10−
146867号として出願されている。
【0009】そうして、上記発明によってエッジライト
式照明装置や液晶などのバックライト装置などの照明装
置の光源として用いることが可能になった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エッジライ
ト式照明装置やバックライト装置においては、一つの導
光板に対して2本以上の光源を用いる場合がある。この
ような場合には、光源の放電ランプ1本ごとに放電ラン
プ点灯装置を複数配設するか、一つの放電ランプ点灯回
路に対して複数の放電ランプをそれぞれ限流インピーダ
ンスを直列に介して並列接続している。このため、放電
ランプ点灯回路または限流インピーダンスの数が多くな
り、放電ランプ点灯装置やこれを組み込む照明装置の大
形化およびコストアップを招くという問題がある。
【0011】本発明は、点灯に付随する部品点数を低減
して、小形でコストの低い低圧希ガス放電ランプ点灯装
置およびこれを用いた照明装置を提供することを目的と
する。
【0012】
【課題を達成するための手段】請求項1の発明の低圧希
ガス放電ランプ点灯装置は、高周波発生手段と;細長い
透光性放電容器、透光性放電容器に封入されたキセノン
を含む希ガスを主成分とする放電媒体、透光性放電容器
の内面側に配設された蛍光体層、透光性放電容器の長手
方向に沿って離間対向して配設された一対の外部電極お
よび一対の外部電極の間において透光性放電容器に形成
された導光用透孔部をそれぞれ備えるとともに、高周波
発生手段の高周波出力端間に並列接続された複数の低圧
希ガス放電ランプと;を具備していることを特徴として
いる。
【0013】本発明および以下の各発明において、特に
指定しない限り用語の定義および技術的意味は次によ
る。
【0014】<高周波発生手段について>高周波発生手
段は、複数の低圧希ガス放電ランプに高周波電圧を印加
してこれを点灯するための高周波電源として作用する。
【0015】また、高周波発生手段としては、低周波交
流または直流を周波数変換して高周波を発生する手段を
用いることができる。たとえば、トランジスタなどの半
導体スイッチング手段を用いた高周波インバータなどを
高周波発生手段として用いることができる。
【0016】さらに、本発明において、「高周波」と
は、1kHz以上の周波数をいう。好適には25〜20
0kHzである。
【0017】さらにまた、「高周波電圧」とは、高周波
の交流、交流を整流した半波および上記の範囲の高繰り
返し周波数のパルスなどをいう。さらに、上記の高周波
に正または負の極性の直流を重畳することができる。
【0018】さらにまた、高周波発生手段は、低圧希ガ
ス放電ランプを全光点灯するだけでなく、調光点灯させ
るための手段を備えていることが許容される。
【0019】調光を行うには、たとえば高周波をこれよ
り明らかに低い繰り返し周波数(以下、「調光周波数」
という。)の矩形波で変調したうえで低圧希ガス放電ラ
ンプに印加することができる。そして、矩形波のオンデ
ューティを変化させることにより、調光度を変化させる
ことができる。なお、調光周波数としては、100Hz
〜3kHz程度の範囲が好適である。調光周波数が低い
と、調光限界を小さくすることができる。たとえば、調
光周波数が200Hzの場合、調光率は2%まで可能で
ある。反対に、調光周波数が高いと明るさのちらつきが
少なくなるが、調光限界は5%までとなる。
【0020】<低圧希ガス放電ランプについて>低圧希
ガス放電ランプは、その複数が高周波発生手段の高周波
出力端間に直接並列接続される。ここで、「直接」と
は、限流インピーダンスを外付けによっては介在しない
という意味である。複数の低圧希ガス放電ランプは、仕
様が同一のものがバランス上好ましいが、ランプの長さ
が始動電圧に与える影響は内部電極形の低圧希ガス放電
ランプほどではないので、ランプの長さが異なっていて
もよい。
【0021】(透光性放電容器について)透光性放電容
器は、ソーダライムガラス、鉛ガラスなどの軟質ガラス
でよいが、要すればホウケイ酸ガラスなどの硬質ガラ
ス、半硬質ガラス、石英ガラスでもよく、さらにはガラ
ス以外の材料でもたとえば透光性セラミックスでもよ
く、要するに透光性および気密性と、希ガス放電ランプ
の作動温度における耐火性および加工性とを満足する材
料であれば許容される。
【0022】また、透光性放電容器は、長手方向と直交
する断面の形状は自由である。一般的には断面形状が円
形のものが用いられるが、要すれば楕円形または四角形
などを採用することができる。
【0023】さらに、透光性放電容器の内径は、10m
m以下のものが好適であるが、一般的には特段制限され
ない。
【0024】さらにまた、透光性放電容器が細長いと
は、放電容器の径の2倍以上であることを意味するが、
照明装置装置の要求する任意の長さに設定することが可
能である。
【0025】さらにまた、透光性放電容器の内部の適当
な箇所にゲッタを配設することができる。
【0026】内部電極を具備した希ガス放電ランプの場
合には、内部電極にゲッタ作用を有する材料を用いるこ
とにより、透光性放電容器内に残留している不純物を吸
着させて放電を安定させることができる。
【0027】ところが、外部電極を具備する希ガス放電
ランプにおいては、ゲッタ作用をするものがないため、
残留不純物によって放電が安定しないで、点灯時に明る
さのちらつきを生じる。
【0028】そこで、透光性放電容器内に内部電極とは
別にゲッタを配設した。ゲッタとしては、Ba、Mg、
Ca、Ti、Ta、Zr、AlおよびVのグループの一
種または複数種あるいはこれらの化合物またはこれらの
酸化物を用いることができる。
【0029】また、ゲッタの支持手段としては、ゲッタ
を先端に支持した線材の基端を透光性放電容器に封着さ
せたり、透光性放電容器の内面または蛍光体層の表面に
塗布したりすることができる。
【0030】そうして、ゲッタは、イニシャルゲッタ、
パーフォーマンスゲッタのいずれでもよい。イニシャル
ゲッタの場合には、当該ゲッタを透光性気密容器内に封
入した後に外部から高周波電磁界を作用させてゲッタを
加熱することにより、不純物を吸着させることができ
る。
【0031】ゲッタを透光性放電容器内に封入すること
により、放電が安定し、特に調光時における明るさのち
らつきが著しく減少する。
【0032】(放電媒体について)放電媒体は、キセノ
ンを含む希ガスを主成分とするものであり、キセノンは
その低圧放電により発生した波長172nmの紫外線で
蛍光体を励起して可視光を発生させるために機能する。
必要に応じて、希ガスとしてキセノンに加えてクリプト
ン、ネオン、アルゴンなどを混合して封入することによ
り、ペニング効果により放電開始電圧を低減させたり、
またクリプトンの場合には光量の減少を抑制しながら調
光時の明るさのちらつきを抑制することができる。そし
て、この場合のクリプトンの混合比は、分圧比で30〜
60%程度が好適であり、最適には約50%である。
【0033】調光可能であれば、昼間と夜間とで輝度が
大幅に変化可能であることを要求される車載計器用のバ
ックライト装置に好適である。
【0034】また、希ガスの封入圧は、特に制限されな
いが、133Pa〜26.6kPaが好適である。
【0035】(蛍光体層について)蛍光体層は、上記し
たようにキセノンの低圧放電によって発生する紫外線を
可視光に変換するために機能するもので、透光性放電容
器の内面に直接または間接的に配設される。
【0036】「間接的」とは、たとえば透光性放電容器
の内面にチタニアなどの可視光反射率の高い金属酸化物
粒子を主成分とする反射膜およびまたはアルミナ微粒子
を主成分とする金属酸化物層の保護層を形成し、その内
面側に蛍光体層を配設することを含む。
【0037】蛍光体としては、3波長発光形蛍光体、ハ
ロ燐酸カルシウム蛍光体などの白色を発光する蛍光体ま
たは特定光色を発光する蛍光体を自由に選択することが
できる。
【0038】さらに、蛍光体層には蛍光体の他に結着材
や易電子放射性粒子など非蛍光体物質を混合させること
ができる。
【0039】さらにまた、透光性放電容器内の蛍光体層
を配設する位置について説明する。すなわち、蛍光体層
は、透光性放電容器の少なくとも放電空間をとりまく領
域の全内周面に配設するか、導光用透光部を除いてその
他の部分に配設するのが一般的である。後者をアパーチ
ャー形という。
【0040】さらにまた、導光用透光部を除いて透光性
気密容器の内面に金属酸化物微粒子からなる反射膜を形
成し、蛍光体層を導光用透光部の部分を含めて全周にわ
たって形成したものを反射形という。本発明は、アパー
チャー形および反射形のいずれの構成であってもよい。
【0041】(外部電極について)外部電極は、その一
対が透光性放電容器の長手方向に沿ってなるべく互いに
平行に離間対向して透光性放電容器の外面に配設され
る。したがって、透光性放電容器の周囲には外部電極の
配設されていない一対の空白部が形成される。この空白
部は一対の外部電極間の絶縁を確保するのに機能すると
ともに、少なくとも一方は後述する導光用透光部として
用いられる。
【0042】また、外部電極は、アルミニウムなどの導
電性金属の薄板を透光性放電容器の外面に接着剤によっ
て貼着してもよいし、導電性ペーストを塗布、乾燥およ
び焼成して形成してもよい。
【0043】(導光用透光部について)導光用透光部
は、透光性放電容器の周囲に形成される一対の空白部の
少なくとも一方に形成される。導光用透光部の両側辺が
一対の外部電極の側辺によって画成されていることが好
ましいが、要すれば外部電極の側辺より空白部の中央部
側に位置していることが許容される。
【0044】導光用透光部の幅は、外面側の部分におけ
る幅をいう。
【0045】(その他の構成について)外部電極間には
比較的高い高周波電圧を印加するので、外部電極間の絶
縁処理を行うべきである。また、絶縁処理に当たって
は、導光用透光部からの導光作用を維持しなければなら
ない。本発明においては、絶縁処理は、適宜の手段によ
って行うことが許容されるが、たとえば以下の構成が推
奨される。
【0046】すなわち、透光性放電容器および一対の外
部電極に密着してこれらを包囲する透明性絶縁被覆を配
設し、さらにその外側に透明質熱収縮チューブを配設す
る。透明性絶縁被覆が透光性放電容器に密着するのは、
導光用透光部および空白部である。このため、導光用透
光部から導出された可視光は、透明質絶縁被覆を透過し
て希ガス放電ランプの外部に取り出される。
【0047】また、透明質絶縁被覆は、外部電極を配設
した透光性放電容器を透明質シリコーンにディップし、
固化させて形成することができる。もちろん、外部電極
への給電のためのリード線の接続は前もって行っておく
ことが望ましい。
【0048】透明質熱収縮チューブは、透明フッ素樹脂
などの比較的耐熱性に優れた素材の熱収縮チューブで、
透明質絶縁チューブを包囲している。
【0049】<本発明の作用について>以上の構成を備
えた本発明の低圧希ガス放電ランプ点灯装置において、
低圧希ガス放電ランプは、その一対の外部電極間に高周
波電圧を印加すると、透光性放電容器の壁を誘電体とす
る静電容量を直列に介して点灯することになり、透光性
放電容器内にオゾナイザ放電が生起する。そして、キセ
ノンのオゾナイザ放電によって紫外線が発生する。放電
媒体の主成分をなすキセノンは、低圧においては原子発
光(Xe:波長172nm)のみであるが、約10kP
a以上の圧力では分子発光(Xe:波長152nm、1
72nm)が増加する。
【0050】そうして、紫外線が発生すると、紫外線は
蛍光体層に入射して、蛍光体を励起する。蛍光体は、励
起されて可視光を発生する。可視光は、導光用透光部か
ら集中して外部に導出される。
【0051】ところで、前記静電容量は、外部電極と透
光性放電容器内に形成されるプラズマとを電極とし、そ
れらの間に挟まれた透光性放電容器の壁を誘電体として
形成される。そして、この静電容量が放電に対して直列
接続されて、限流インピーダンスとして作用し得ること
が分かった。このため、本発明の低圧希ガス放電ランプ
点灯装置においては、高周波発生手段の高周波出力端間
に複数の低圧希ガス放電ランプが直接並列接続される
が、高周波電圧の印加によりそれぞれ安定に点灯する。
【0052】また、低圧希ガス放電ランプを高周波発生
手段の高周波出力端に直接接続するので、限流インピー
ダンスが不要であり、部品点数が少なくなる。
【0053】請求項2の発明の希ガス放電ランプは、請
求項1記載の低圧希ガス放電ランプ点灯装置において、
低圧希ガス放電ランプは、その蛍光体層がαアルミナを
含有していることを特徴としている。
【0054】蛍光体層にαアルミナが混合されているこ
とにより、暗黒中であっても初期電子放射が行われるよ
うになり、したがって暗黒特性が改善される。αアルミ
ナの好適な添加量は、蛍光体に対して2〜8重量%であ
る。
【0055】本発明は、暗黒中での点灯開始が要求され
る車載計器パネル用のエッジライト式照明装置やバック
ライト装置などの照明装置に対して効果的である。
【0056】請求項3の発明の低圧希ガス放電ランプ点
灯装置は、請求項1または2記載の低圧希ガス放電ラン
プ点灯装置において、低圧希ガス放電ランプは、その蛍
光体層が導光用透光部の部分を除いて形成されているこ
とを特徴としている。
【0057】本発明は、いわゆるアパーチャ形構造を規
定しているもので、エッジライト式照明装置やサイドラ
イト方式のバックライト装置に好適である。
【0058】すなわち、エッジライト式照明装置やサイ
ドライト方式のバックライト装置は、エッジライト照明
板や導光板の端面から光を入射して前面からなるべく均
一に出射させるように構成されているので、まず端面か
らの光入射効率を高めることが望ましい。本発明におい
ては、低圧希ガス放電ランプが導光用透光部を備えてい
るので、導光用透光部から集中的に光が出射するので、
導光用透光部をエッジライト照明板や導光板の端面に対
向させることにより、効率よく光をエッジライト照明板
や導光板内に入射させることができる。
【0059】請求項4の発明の低圧希ガス放電ランプ点
灯装置は、請求項1ないし3のいずれか一記載の低圧希
ガス放電ランプ点灯装置において、低圧希ガス放電ラン
プは、離間して対向する一対の外部電極の間にほぼ対向
する一対の導光用透光部を備えていることを特徴として
いる。
【0060】低圧希ガス放電ランプからの発光を当該ラ
ンプの両側に配設された一対の導光板に入射したい場合
があるが、本発明はこのような要求に対して好適であ
る。
【0061】したがって、本発明の低圧希ガス放電ラン
プ点灯装置によれば、3本の低圧希ガス放電ランプを用
いて同一平面上に展開された2枚のエッジライト照明板
や導光板を備えた照明装置を得ることができる。
【0062】請求項5の発明の照明装置は、照明装置本
体と;照明装置本体に支持された請求項1ないし4のい
ずれか一記載の低圧希ガス放電ランプ点灯装置と;を具
備していることを特徴としている。
【0063】本発明において「照明装置」とは、複数の
低圧希ガス放電ランプの光を何らかの目的で利用するあ
らゆる装置を含む広い概念である。
【0064】また、「照明装置本体」とは、照明装置か
ら低圧希ガス放電ランプ点灯装置を除いた残余の部分を
意味する。
【0065】エッジライト式照明装置やサイドライト式
バックライト装置に本発明を適用する場合、エッジライ
ト照明板や導光板の肉厚を低圧希ガス放電ランプの導光
用透光部の幅に対してほぼ等しくすることにより、エッ
ジライト照明板や導光板への入光効率を高くしてこれら
の板の前面の輝度を高めることができる。ここで、「ほ
ぼ等しくする」とは、導光用透光部の幅に対してエッジ
ライト照明板や導光板の入光部における幅、一般的には
肉厚を+20%、−10%の範囲にあることをいう。
【0066】そうして、本発明は、以上の構成から理解
できるように、用いる低圧希ガス放電ランプが光束立ち
上がり特性に優れ、温度依存性がないとともに、調光に
可能に構成することができ、さらに絶縁の問題も克服可
能であるために、車載計器用の照明装置や液晶などのバ
ックライト装置などの照明装置の光源として優れている
うえに、さらに複数の上記ランプを高周波発生手段に直
接並列接続して点灯するので、装置の小形化が可能で、
しかも安価に得ることができる。しかし、本発明は上記
の照明装置に限定されるものではなく、種々の照明装置
に適応する。
【0067】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0068】図1は、本発明の低圧希ガス放電ランプ点
灯装置の第1の実施形態を示す回路図である。
【0069】図2は、同じく低圧希ガス放電ランプを示
す正面図である。
【0070】図3は、同じく拡大横断面図である。
【0071】図4は、同じく外部電極の透光性放電容器
への貼着前の状態を示す拡大展開図である。
【0072】図5は、同じく外部電極の接続金具導出部
を示す要部拡大断面図である。
【0073】各図において、HFSは高周波発生手段、
LRDは低圧希ガス放電ランプである。
【0074】高周波発生手段HFSは、高周波インバー
タINVを主体として構成されており、出力トランスT
を備えている。
【0075】出力トランスTの1次巻線pは、高周波イ
ンバータINVの出力端に接続している。また、出力ト
ランスTの2次巻線sは、一対の低圧希ガス放電ランプ
LRDのそれぞれ一対の外部電極に外付けの限流インピ
ーダンスを介さないで直接接続している。
【0076】低圧希ガス放電ランプLRDは、透光性放
電容器1、反射膜2、蛍光体層3、一対の外部電極4、
4、導光用透光部5、透明質絶縁被覆6、透明質熱収縮
チューブ7およびリード線8を備えている。
【0077】透光性放電容器1は、両端を封止した内径
7mmの透明軟質ガラスバルブからなり、内部に希ガス
としてキセノンを約8000Pa封入している。なお、
1aは、排気チップ部で、透光性放電容器1の一端に形
成されている。
【0078】また、希ガスとしてキセノンおよびクリプ
トンを分圧比でそれぞれ50%封入した場合、調光時の
明るさのちらつきが著しく減少した。
【0079】反射膜2は、酸化チタンを主成分とするの
微粒子の層からなり、導光用透光部5の部分を除いて透
光性放電容器1の内面に形成されている。
【0080】なお、反射膜にαアルミナを混合すると、
希ガス放電ランプの暗黒特性を改善することができる。
そして、前述したαアルミナを混合した蛍光体層と、α
アルミナを混合した反射膜とを併用した場合には、希ガ
ス放電ランプの暗黒特性はさらに優れた改善効果を得る
ことができた。
【0081】蛍光体層3は、3波長発光形蛍光体からな
り、透光性放電容器1の放電空間に対向する領域におい
て、導光用透光部5の部分を除く反射膜2の内面に被着
して形成されている。
【0082】また、蛍光体層3には、αアルミナを蛍光
体に対して重量比で5%混合しており、希ガス放電ラン
プの暗黒特性を改善するようにしている。
【0083】一対の外部電極4、4は、幅8mmのアル
ミニウム箔を透光性放電容器1の長手方向に沿って平行
に離間対向して貼着されている。
【0084】図4および図5に示すように、本実施形態
において、外部電極4は、導電性金属箔4a、合成樹脂
シート4b、鳩目金具4c、粘着剤層4d、4eおよび
接続金具4fから構成されている。
【0085】導電性金属箔4aは、アルミニウム箔から
なる。なお、1は透光性放電容器である。
【0086】合成樹脂シート4bは、粘着剤層4dを介
して導電性金属箔4aに接着してこれを裏打ちしてい
る。そして、1枚の合成樹脂シート4bに一対の導電性
金属箔4a、4aを予め所定の間隔をおいて接着し、さ
らに導光用透光部に当接する合成樹脂の部分を切除して
窓孔4b1を形成しておく。
【0087】鳩目金具4cは、筒状脚部4c1の一端に
鍔部4c2を備えている。そして、鳩目金具4cは、そ
の鍔部4c2を導電性金属箔4aに当接した状態で筒状
脚部4c1が導電性金属箔4aおよび合成樹脂シート4
bを貫通し、さらに合成樹脂シート4b側において接続
金具4fを挿通したうえで、筒状脚部4c1の他端を加
締めることにより、導電性金属箔4aを接続金具4fに
接続している。
【0088】接続金具4fは、細長い板状をなし、一端
に鳩目金具4cの筒状脚部4c1を挿通する通孔4f1
を備え、他端にリード線(図示しない。)を圧着する圧
着部4f2を備えている。
【0089】そうして、図4に示す状態で一対の外部電
極4、4を用意したら、次に透光性放電容器1の導光用
透光部5に合成樹脂シート4bの窓孔4b1を合致させ
て粘着剤4eによって接着すると、外部電極4、4の貼
着が完成する。
【0090】次に、接続金具4fを用いてワイヤハーネ
ス(図示しない。)を加締めることによって、ワイヤハ
ーネスを外部電極4にはんだレスで接続することができ
る。
【0091】導光用透光部5は、一対の外部電極4、4
の間に形成される一対の空白部の一方に形成されてい
る。本実施形態においては、透光性放電容器1の軸心に
対して80゜の開口角になるように形成されている。
【0092】透明質絶縁被覆6は、透明なシリコーン樹
脂からなり、透光性放電容器1に外部電極4、4を配設
した後にディッピングにより形成されている。
【0093】なお、図4および図5に示すように、外部
電極4には高周波電気エネルギーの供給を受ける接続金
具4fを備えている。この接続金具4fには、車載計器
パネル用照明装置に用いられる場合には、ワイヤハーネ
スが接続される。
【0094】透明質熱収縮チューブ7は、透明なフッ素
樹脂の熱収縮チューブからなり、透明質絶縁被覆6の上
に配設されている。この透明質熱収縮チューブ7は、外
部電極4の接続金具4fの導電性金属箔4aとの接続部
を保護してバックライト装置への実装を容易にする。
【0095】図6は、本発明の照明装置の第1の実施形
態としての車載計器用パネル照明装置を示す概念的正面
図である。
【0096】図7は、同じく概念的側面図である。
【0097】各図において、図1ないし図5と同一部分
については同一符号を付している。また、11はエッジ
ライト照明板、12、12は一対の低圧希ガス放電ラン
プ、13は高周波発生手段である。
【0098】エッジライト照明板11は、透明アクリル
樹脂板からなり、正面から見て山形状をなしている。そ
して、エッジライト照明板11には、照光部分を溝にし
て形成している。このエッジライト照明板11は、車載
計器用パネルを構成するので、スピードメーター、タコ
メーター、燃料計、水温計などの各種計器の目盛りが照
光部分を構成している。なお、指針は、エッジライト照
明板11とは別に照光式の指針が可動式に配設される。
したがって、図においては、参考として指針を示してい
るが、この部分は溝を形成していない。
【0099】一対の低圧希ガス放電ランプ12、12
は、図2ないし図5に示すものを用いているが、エッジ
ライト照明板11の傾斜した一対の上端面にそれぞれ近
接して、かつ導光用透光部5をエッジライト照明板11
の端面に対向させて配設されている。
【0100】また、低圧希ガス放電ランプ12の導光用
透光部は、エッジライト照明板11の上端面の肉厚とほ
ぼ等しい幅に形成されている。
【0101】高周波発生手段13は、図1と同様の構成
である。
【0102】そうして、一対の低圧希ガス放電ランプ1
2を点灯すると、導光用透光部5から出射した光は、エ
ッジライト照明板11内に入射し、その前面および背面
の内面で全反射を繰り返しながら下端面側へ透過してい
く過程で照光部分に達すると、全反射できないために、
溝から前面側へ出射する。これにより、照光部分が光輝
して照光が行われる。
【0103】図8は、本発明の照明装置の第2の実施形
態としての車載用計器パネル照明装置を示す概念的正面
図である。
【0104】図9は、同じく概念的側面図である。
【0105】各図において、図6および図7と同一部分
については同一符号を付して説明は省略する。
【0106】本実施形態は、エッジライト照明板11の
下端面にも第3の低圧希ガス放電ランプ14を配設する
とともに、高周波発生手段13に他の低圧希ガス放電ラ
ンプ12、12と一緒に並列接続している点で異なる。
【0107】すなわち、下端面に近接して低圧希ガス放
電ランプ14を配設したことにより、エッジライト照明
板11の輝度を向上するとともに、良好な均整度が得ら
れる。そして、高周波発生手段13の高周波出力端に低
圧希ガス放電ランプ12、12および14を並列接続す
ることにより、各低圧希ガス放電ランプを同時に点灯お
よび消灯させることができる。
【0108】図10は、本発明の照明装置の第3の実施
形態としての車載用計器パネル照明装置の要部を示す概
念的要部拡大正面図である。
【0109】図において、図6と同一部分については同
一符号を付して説明は省略する。
【0110】本実施形態は、円形のメーターの目盛りと
指針とを同時に照光できるように構成した点で異なる。
【0111】すなわち、エッジライト照明板11の円形
メーターの位置にほぼ円形のくり貫き孔11aを形成
し、当該くり貫き孔11aの周囲に目盛り溝(図示しな
い。)を配設する。
【0112】また、くり貫き孔11aの中にほぼ円形に
屈曲した低圧希ガス放電ランプ15を収納する。
【0113】低圧希ガス放電ランプ15は、環状の透光
性放電容器1の上下の環面に一対の外部電極4を配設
し、さらに環の外周および内周にそれぞれ導光用透光部
5A、5Bが形成された構成である。
【0114】低圧希ガス放電ランプ15の内周側には、
回動形指針の集光部(図示しない。)が内挿される。そ
して、この回動形指針の集光部は、指針が所定範囲内の
どのような回転位置にあっても、環状の低圧希ガス放電
ランプ15の内周側の導光用透光部5Bから出射した光
を確実に集光して指針に導くことができる。
【0115】そうして、本実施形態においては、低圧希
ガス放電ランプ15の外周側の導光用透光部5Aから出
射した光は、エッジライト照明板11のくり貫き孔11
aの端面から入射して、主として円形メーターの目盛り
の部分を照光する。また、同様に内周側の導光用透光部
5Bから出射した光は、回動形指針の集光部に入射する
から、指針を照光する。したがって、本実施形態によれ
ば、円形メーターの目盛りおよび回動形指針のいずれを
もエッジライト方式で照光することができる。
【0116】図11は、本発明の照明装置の第4の実施
形態としてのバックライト装置を示す概念的正面図であ
る。
【0117】図において、図6と同一部分については同
一符号を付して説明は省略する。また、16は導光板で
ある。
【0118】導光板16は、透明アクリル樹脂からな
り、表面に照光用の溝は形成していない。
【0119】一対の低圧希ガス放電ランプ12、12を
導光板16の対向する端面に分けて配設している。これ
により導光板16の前面の輝度の均整度が向上する。
【0120】図12は、本発明の照明装置の第5の実施
形態としてのバックライト装置を示す概念的正面図であ
る。
【0121】図において、図11と同一部分については
同一符号を付して説明は省略する。本実施形態は、一対
の導光板16A、16Bならびに3本の低圧希ガス放電
ランプ12、12および17を用いている点で異なる。
【0122】すなわち、低圧希ガス放電ランプ17は、
一対の導光板16A、16Bの間にそれぞれ近接して配
設されており、互いに反対方向に光を出射する一対の導
光用透光部5、5を備えている。
【0123】図13は、本発明の照明装置の第5の実施
形態としてのバックライト装置に用いられている低圧希
ガス放電ランプを示す横断面図である。
【0124】図において、図3と同一部分については同
一符号を付して説明は省略する。
【0125】すなわち、この低圧希ガス放電ランプ17
の一対の導光用透光部5、5は、透光性放電容器1の外
部電極4、4に対向している部分の内面にのみ蛍光体層
3を形成していることにより、外部電極4、4の間に形
成されている。
【0126】したがって、この低圧希ガス放電ランプ1
7が点灯すると、各導光用透光部5、5から、図におい
て上下方向に光が集中的に出射する。このため、図12
に戻って説明すると、一対の導光板16Aに対しては下
端面から、また導光板16Bに対しては上端面から、そ
れぞれ光を入射することになる。
【0127】他方、各導光板16A、16Bにはそれぞ
れ単一の導光用透光部5を備えた低圧希ガス放電ランプ
12、12が近接し、かつその導光用透光部5を導光板
16A、16Bに対向して光を入射するため、各導光板
16A、16Bは、対向する2辺からの光入射によって
輝度の均整度が良好になる。
【0128】図14は、本発明の照明装置の第6の実施
形態としての液晶表示装置を示す概念的断面図である。
【0129】図において、図11と同一部分については
同一符号を付して説明は省略する。
【0130】低圧希ガス放電ランプ12は、導光用透光
部5の幅が導光体16の端面の幅とほぼ同一に形成され
ており、かつ導光体16の端面に正対するとともに接近
させている。
【0131】導光体16の前面には液晶表示板18が配
設されている。
【0132】図示を省略しているが、導光体16と低圧
希ガス放電ランプ12とは、低圧希ガス放電ランプ12
を包囲する反射板の両側縁で導光体16の端面部を支持
することで所定の位置関係に保持されるように構成され
る。
【0133】
【発明の効果】請求項1ないし4の各発明によれば、内
部にキセノンを含む希ガスを主成分とする放電媒体を封
入した透光性放電容器、透光性放電容器の外面に離間し
て配設された一対の外部電極および外部電極の間に形成
された導光用透光部を備えた低圧希ガス放電ランプの複
数を高周波発生手段の高周波出力端に直接並列接続した
ことにより、外付けの限流インピーダンスを不要として
部品点数を低減して、小形でコストの低い低圧希ガス放
電ランプ点灯装置を提供することができる。
【0134】請求項2の発明によれば、加えて蛍光体層
がαアルミナを含有することにより、暗黒特性が改善さ
れた低圧希ガス放電ランプ点灯装置を提供することがで
きる。
【0135】請求項3の発明によれば、加えて蛍光体層
が導光用透光部の部分を除いて形成されていることによ
り、導光用透光部から集中的に光が出射するので、エッ
ジライト式照明装置のエッジライト照明板やサイドライ
ト方式のバックライト装置の導光板の端面から光を入射
させる場合に、効率よくエッジライト照明板や導光板内
に光を入射させる低圧希ガス放電ランプ点灯装置を提供
することができる。
【0136】請求項4の発明によれば、加えて離間して
対向する一対の電極の間にほぼ対向する一対の導光用透
光部を備えていることにより、低圧希ガス放電ランプの
両側に接近して配設された一対のエッジライト照明板や
導光板に光を入射させ得る低圧希ガス放電ランプ点灯装
置を提供することができる。
【0137】請求項5の発明によれば、請求項1ないし
4の効果を有する照明装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の低圧希ガス放電ランプ点灯装置の第1
の実施形態を示す回路図
【図2】同じく低圧希ガス放電ランプを示す正面図
【図3】同じく拡大横断面図
【図4】同じく外部電極の透光性放電容器への貼着前の
状態を示す拡大展開図
【図5】同じく外部電極の接続金具導出部を示す要部拡
大断面図
【図6】本発明の照明装置の第1の実施形態としての車
載計器用パネル照明装置を示す概念的正面図
【図7】同じく概念的側面図
【図8】本発明の照明装置の第2の実施形態としての車
載計器用パネル照明装置を示す概念的正面図
【図9】同じく概念的側面図
【図10】本発明の照明装置の第3の実施形態としての
車載計器用パネル照明装置の要部を示す概念的要部拡大
正面図
【図11】本発明の照明装置の第4の実施形態としての
バックライト装置を示す概念的正面図
【図12】本発明の照明装置の第5の実施形態としての
バックライト装置を示す概念的正面図
【図13】本発明の照明装置の第5の実施形態としての
バックライト装置に用いられている低圧希ガス放電ラン
プを示す横断面図
【図14】本発明の照明装置の第6の実施形態としての
液晶表示装置を示す概念的断面図
【符号の説明】
1…透光性放電容器 4…外部電極 5…導光用透光部 4…導光用透光部 11…エッジライト照明板 12…低圧希ガス放電ランプ 13…高周波発生手段 INV…高周波インバータ p…1次巻線 s…2次巻線 T…出力トランス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中野 勝昭 東京都品川区東品川四丁目3番1号東芝ラ イテック株式会社内 (72)発明者 原 美昭 東京都品川区東品川四丁目3番1号東芝ラ イテック株式会社内 Fターム(参考) 3K072 AA10 AA19 AC01 BA03 GA01 GB01 GB04 GC04 HA10 HB03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高周波発生手段と;細長い透光性放電容
    器、透光性放電容器に封入されたキセノンを含む希ガス
    を主成分とする放電媒体、透光性放電容器の内面側に配
    設された蛍光体層、透光性放電容器の長手方向に沿って
    離間対向して配設された一対の外部電極および一対の外
    部電極の間において透光性放電容器に形成された導光用
    透孔部をそれぞれ備えるとともに、高周波発生手段の高
    周波出力端間に並列接続された複数の低圧希ガス放電ラ
    ンプと;を具備していることを特徴とする低圧希ガス放
    電ランプ点灯装置。
  2. 【請求項2】低圧希ガス放電ランプは、その蛍光体層が
    αアルミナを含有していることを特徴とする請求項1記
    載の低圧希ガス放電ランプ点灯装置。
  3. 【請求項3】低圧希ガス放電ランプは、その蛍光体層が
    導光用透光部の部分を除いて形成されていることを特徴
    とする請求項1または2記載の低圧希ガス放電ランプ点
    灯装置。
  4. 【請求項4】低圧希ガス放電ランプは、離間して対向す
    る一対の外部電極の間にほぼ対向する一対の導光用透光
    部を備えていることを特徴とする請求項1ないし3のい
    ずれか一記載の低圧希ガス放電ランプ点灯装置。
  5. 【請求項5】照明装置本体と;照明装置本体に支持され
    た請求項1ないし4のいずれか一記載の低圧希ガス放電
    ランプ点灯装置と;を具備していることを特徴とする照
    明装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007073479A (ja) * 2005-09-09 2007-03-22 Phoenix Denki Kk 放電ランプユニット
WO2008093587A1 (ja) * 2007-01-29 2008-08-07 Sharp Kabushiki Kaisha 冷陰極管点灯装置
JP2009123406A (ja) * 2007-11-13 2009-06-04 Ushio Inc 外部電極型希ガス蛍光ランプ

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