JPS649873B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、胴体に対し両腕、両脚が着脱自在に
取り付けられた合体ロボツト玩具において、上記
の胴体から取り外した両腕のみによつて合体ロボ
ツト玩具とは異なる別種類の動物ロボツト玩具を
構成するロボツト玩具に関する。

［従来の技術］ 従来のロボツト玩具は、頭部をはじめ両腕、両
脚がただ単に動いたり、これら各部分が他の部品
に取り換えられたりするだけであり、また収納等
に当り、コンパクトに折畳むことができるだけの
ものであつた。

［発明が解決しようとする課題］ 従つて、遊びに当つて上記の各部を種々に変形
してそれぞれの部分で別種のロボツト玩具を構成
するようにしたものは皆無であつた。

本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、そ
の目的とするところは、胴体に対して取り付ける
ことにより、一種の合体ロボツト玩具の腕体を構
成し、胴体から取り外すことにより、この腕体の
みによつて上記の合体ロボツトとは異なる、例え
ば４足動物ロボツト玩具に変形させることができ
るロボツト玩具を提供することにある。

［課題を解決するための手段］ 本発明に係るロボツト玩具は上記目的を達成す
るため案出したものであつて、胴体と、胴体に着
脱自在に取り付けられる両腕体と両脚体とからな
り、それぞれが単体で動物の外観に変形するとと
ができる合体ロボツト玩具の腕体を構成するロボ
ツト玩具であつて、腕体は、腕部と、腕部の先部
に回動自在に設けられた手部と、腕部の後部に回
動自在に取り付けられ、前記胴体の肩部に形成さ
れた嵌着孔に嵌着される連結杆とで構成され、腕
部はロボツト玩具の胴部を構成し、手部はロボツ
ト玩具の頭部を構成し、連結杆はロボツト玩具の
尾部を構成する一方、腕部にはロボツト玩具の前
脚部と後脚部が回動自在に設けられ、この前脚部
と後脚部は、大腿部と、大腿部に回動自在に設け
られた下腿部と、下腿部に回動自在に設けられた
足部とからなる構成を有する。

［作用］ 本発明は上記構成を有するから以下のように使
用することができる。先ず合体ロボツト玩具の組
み立てにあたり、腕体の両側に回動自在に設けら
れた前脚部と後脚部を折り畳んだ後、連結杆を回
動して腕体と略直角にして、この連結杆を胴体の
肩部の嵌着孔の嵌着して胴体に腕体を取り付ける
ことができる。このように合体ロボツト玩具を組
み立てた状態から、両腕体を取り外して両腕体を
組み立てる。腕体は、連結杆を胴体の嵌着孔に嵌
着することにより取り付けられているので、胴体
から連結杆を引き抜くことにより、腕体を胴体か
ら取り外すことができる。腕体は胴体から外した
後、前脚部と後脚部の大腿部、下腿部を腕体に対
して略直角となるように折り曲げ、次に足部を腕
体に対し、略平行となるように折り曲げることに
よつて、４脚で立たせることができる。このよう
にして、ロボツト玩具を構成することができ、手
部が頭部を、腕部が胴部を、連結杆が尾部を構成
することになる。

［実施例］ 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。Ｒは合体ロボツト玩具であつて、仮想線で
示す胴体２と脚体４，４及び実線で示す腕体３，
３とからなつている。胴体２は、胸体２ａと、こ
の胸体２ａの上部に取り付けられた頭体１と、胸
体２ａの左右両側に設けられた肩部２ｂ，２ｂを
有している。腕体３，３は、腕部３ａ，３ａと腕
部３ａ，３ａの先部に回動自在に設けられた手部
６，６と、腕部３ａ，３ａの後部に回動自在に設
けられ、前記左右の肩部２ｂ，２ｂの側面ほぼ中
央に設けた嵌着孔２ｃ，２ｃ（第１図参照）に嵌
着される連結杆５とからなつている。この腕部３
ａ，３ａの側部には、４足動物ロボツト玩具R₁
の前脚部９，９及び後脚部１０，１０が回動自在
に設けられている。この前脚部９と後脚部１０
は、大腿部９ａ，１０ａと、大腿部９ａ，１０ａ
に回動自在に設けられた下腿部９ｂ，１０ｂと、
下腿部９ｂ，１０ｂに回動自在に設けられた足部
９ｃ，１０ｃとからなつている。そのため、上記
腕部３ａ，３ａが４足動物ロボツト玩具R₁の胴
部を構成することとなり、上記手部６，６がこの
ロボツト玩R₁の頭部を構成することになる。こ
の手部６，６の指部７，７は、ヒンジ８，８によ
つて開閉自在となつており、そのため、手部６，
６を頭部とした場合、指部７，７が開閉自在の顎
を構成することになる。又、前記した連結杆５が
尾部を構成することになる。

従つて、腕体３，３の両側に回動自在に設けら
れた前脚部９と後脚部１０を折り畳んだ後、連結
杆５，５を回動して腕体３，３と略直角にして、
この連結杆５，５を肩部２ｂ，２ｂの嵌着孔２
ｃ，２ｃに嵌着して胴体２に腕体３，３を取り付
けることができる。このように合体ロボツト玩具
Ｒを組み立てた状態から、腕体３，３を取り外し
てこれを組み立てる。腕体３，３は、上述したよ
うに、連結杆５，５を胴体２の嵌着孔２ｃ，２ｃ
に嵌着することにより取り付けられているので、
胴体２から連結杆５，５を引き抜くことにより、
腕体３，３を胴体２から取り外すことができる。
腕体３，３は、胴体２から外した後、前脚部９，
９と後脚部１０，１０の大腿部９ａ，１０ａ、下
腿部９ｂ，１０ｂを腕体３，３に対して略直角と
なるように折り曲げ、次に足部９ｃ，１０ｃを腕
体３，３に対して略平行となるように折り曲げる
ことによつて、４脚立たせることができる。（第
２図参照）。このようにして４足動物ロボツト玩
具R₁を構成することができ、前記したように、
手部６，６が頭部を、腕部３ａ，３ａが胴部を、
連結杆５が尾部を構成することになる。

以上のように、胴体２に両腕体３，３両脚体
４，４を取り付けることにより一種類の合体ロボ
ツトＲを構成でき、また胴体２から両腕体３，３
を取り外して両腕体３，３を上記合体ロボツトＲ
とは全く異なる４足動物のロボツト玩具R₁に変
形させることができるので、複数の変化に富んだ
ロボツト玩具遊びを楽しむことができ、子供達に
大きな興味を与えることができる。特に尾５の構
成については、胴体２に対する連結手段として用
いられるようにしたので腕３，３を胴体２に対し
て取り付けるに当り“ねじ”等の部品が不要で着
脱が極めて簡単である。また構成についても胴体
２、腕体３，３脚体４，４を着脱可能にしたの
で、成形加工及び組立が容易でかつ安価に提供す
ることができる等種々の優れた効果を有する。

［発明の効果］ 本発明は胴体に対して取り付けることにより、
合体ロボツト玩具の腕体を構成し、胴体から取り
外すことにより、この腕体のみによつて合体ロボ
ツト玩具とは異なる別種類の動物ロボツト玩具に
変形させることができるロボツト玩具を提供する
ことができるという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す、合体した状
態のロボツト玩具の全体正面図、第２図はその腕
体を本体とする４足動物ロボツト玩具の側面図で
ある。 Ｒ……合体ロボツト玩具、R₁……４足動物ロ
ボツト玩具、１……頭体、２……胴体、２ａ……
胸体、２ｂ……肩部、２ｃ……嵌着孔、３……腕
体、３ａ……腕部、４……脚体、５……連結杆、
６……手部、７……指部、８……ヒンジ部、９…
…前脚部、１０……後脚部、９ａ，１０ａ……大
腿部、９ｂ，１０ｂ……下腿部、９ｃ，１０ｃ…
…足部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 胴体と、胴体に着脱自在に取り付けられる両
   腕体と両脚体とからなり、それぞれが単体で動物
   の外観に変形することができる合体ロボツト玩具
   の腕体を構成するロボツト玩具であつて、下記の
   要件を備えたことを特徴とするロボツト玩具。 (イ) 腕体は、腕部と、腕部の先部に回動自在に設
   けられた手部と、腕部の後部に回動自在に取り
   付けられ、前記胴体の肩部に形成された嵌着孔
   に嵌着される連結杆とで構成されていること。 (ロ) 腕部はロボツト玩具の胴部を構成し、手部は
   ロボツト玩具の頭部を構成し、連結杆はロボツ
   ト玩具の尾部を構成する一方、腕部にはロボツ
   ト玩具の前脚部と後脚部が回動自在に設けら
   れ、この前脚部と後脚部は、大腿部と、大腿部
   に回動自在に設けられた下腿部と、下腿部に回
   動自在に設けられた足部とからなつているこ
   と。