JPS648515B2 - - Google Patents

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JPS648515B2
JPS648515B2 JP58252171A JP25217183A JPS648515B2 JP S648515 B2 JPS648515 B2 JP S648515B2 JP 58252171 A JP58252171 A JP 58252171A JP 25217183 A JP25217183 A JP 25217183A JP S648515 B2 JPS648515 B2 JP S648515B2
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JP
Japan
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frequency
sampling
pulse
video signal
signal
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JP58252171A
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Inventor
Yasutoshi Matsuo
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
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Publication of JPS648515B2 publication Critical patent/JPS648515B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/76Television signal recording
    • H04N5/91Television signal processing therefor
    • H04N5/93Regeneration of the television signal or of selected parts thereof

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は映像信号記録再生装置に係り、特に入
力映像信号をその必要周波数帯域の上限周波数よ
りも若干高い周波数で標本化して得た信号を記録
し、これを再生するに際し、時間軸変動(ジツタ
ー)やノイズの影響を受けにくく安定に再標本化
を行なう映像信号記録再生装置に関する。
従来技術とその問題点 一般にヘリカルスキヤンニング方式VTRでは、
走行する磁気テープ上に映像信号を回転ヘツドに
より記録し、回転ヘツドにより既記録映像信号を
再生する。上記の映像信号はその上限周波数が例
えば4.2MHz程度で、広帯域であり、この広帯域
の映像信号を例えば周波数変調して磁気テープに
記録し、再生するには、ヘツド・テープ間の相対
速度を所定値以上の高速度にすると共に、高周波
数領域で高感度な高性能ヘツドを使用する必要が
あることは周知の通りである。
しかるに、家庭用VTRの場合は、特に低価格
化、装置の小型化、軽量化等の要請から、テー
プ・ヘツド間の相対速度は上記所定値よりもかな
り低い速度にせざるを得ず、このため記録再生帯
域が上記の映像信号の本来の帯域よりも狭帯域と
なり、より高画質の映像信号の再生に支障をもた
らしていた。
そこで、本出願人は先に特願昭58−107379号に
て、入力映像信号の必要周波数帯域の上限周波数
よりも若干高い周波数で入力映像信号を標本化し
て記録し、再生時は上記標本化周波数と略等し
く、かつ、互いに180゜位相の異なる信号で標本化
を交互に行なう映像信号記録再生装置を提案し
た。
本発明はこの本出願人の提案になる記録再生装
置の記録再生系に適用し得る記録再生装置であつ
て、特に再生時に再生標本化信号を標本化するた
めのサンプリングパルス(再標本化パルス)を、
フライホイール発振器を用いて発生出力すること
により、突発的なジツターなどに影響されること
なく安定に再標本化を行ない得、しかもクローリ
ング現象も生じない映像信号記録再生装置を提供
することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本発明は、輝度信号等の入力映像信号の上限周
波数の2倍未満の周波数で、かつ、該上限周波数
よりも高い周波数であつて、次式で示される標本
化周波数fS fS≒(1/2)・(2n+1)・fH (ただし、上式中、nは自然数、fHは該入力映像
信号の水平走査周波数) のM/L倍(ただし、L、Mは自然数で、M≧
2L)の繰り返し周波数で、かつ、入力映像信号
の水平同期信号に位相同期したパルスを発生する
パルス発生回路と、少なくとも入力映像信号の水
平及び垂直の各同期信号に基づいて1フレーム周
期のパルスを発生出力するフライホイール発振器
と、パルス発生回路及びフライホイール発振器の
両出力パルスが夫々供給されフライホイール発振
器の出力パルスが所定論理値となつた直後に入来
するパルス発生回路の出力パルスに位相同期した
前縁を有するリセツトパルスを発生出力するタイ
ミング回路と、前記パルス発生回路の出力パルス
をL/M分周すると共に前記リセツトパルスによ
りリセツトされ、前記標本化周波数fSのサンプリ
ングパルスを発生出力する分周器と、このサンプ
リングパルスで前記入力映像信号を標本化して標
本化信号を得る標本化手段と、標本化信号を記録
媒体に記録し、これを再生して得た再生標本化信
号を前記パルス発生回路及びフライホイール発振
器へ夫々前記入力映像信号として出力する手段
と、再生標本化信号から遅延回路を用いて互いに
1水平走査期間の相対的な時間差を有する第1及
び第2の再生標本化信号を得る手段と、前記分周
器よりのサンプリングパルスにより前記第1及び
第2の再生標本化信号を夫々交互に再標本化して
得た2信号を更に加算合成して実質的に2fSの周
波数で標本化された再生映像信号を得る手段とよ
り構成したものであり、以下その一実施例につい
て図面と共に説明する。
実施例 第1図は本発明装置の一実施例のブロツク系統
図を示す。本実施例は前記した本出願人の提案に
なる記録再生装置と大略同様の構成であるが、サ
ンプリングパルス発生器3の構成は本実施例特有
の構成とされている。第1図において、入力端子
1には記録されるべき映像信号が入来する。この
入力映像信号は水平走査周波数fHの整数倍の周波
数成分からなるような信号であつて、例えば輝度
信号である。この入力映像信号(輝度信号)は第
2図Aに示す如く、例えばその上限周波数faが
4MHz程度の広帯域の映像信号であり、サンプラ
2及び本発明の要部をなす後述のサンプリングパ
ルス発生器3に夫々供給される。サンプラ2はサ
ンプリングパルス発生器3よりの繰り返し周波数
fSのサンプリングパルス(標本化パルス)により
入力映像信号のサンプル及びホールドを行なう。
これにより、サンプラ2からは標本化周波数fS
入力映像信号を標本化して得た標本化信号が得ら
れる。
上記のサンプリングパルスは入力映像信号の水
平同期信号に位相同期した次式の繰り返し周波数
fSで表わされるパルスである。ここで fS≒(1/2)・(2n+1)・fH (1) ただし、上式中nは自然数、fHは水平走査周波
数である。この繰り返し周波数fSは、また後述す
る記録再生機4の記録再生帯域が狭いことに鑑
み、入力映像信号の上限周波数faの2倍未満の周
波数であつて、かつ、上記上限周波数faよりも高
い周波数に選定されており、一例として5.011M
Hzに選定されている(これはnが318、fH
15.734kHzの場合)。
なお、前記記録再生帯域の最高周波数はこの繰
り返し周波数fSの1/2倍以上で、前記上限周波数
fa未満の周波数であり、ここでは一例として
2.5MHzとしている。また、本明細書でいう記録
再生帯域は記録再生できるベースバンド信号帯域
をいうものとする。
従つて、入力映像信号はサンプラ2において、
その上限周波数faの2倍未満の(1)式に示した標本
化周波数fSにより標本化(サンプル及びホール
ド)されるため、サンプラ2の出力標本化信号の
周波数スペクトルは第2図Bに示す如くになり、
上記周波数faから標本化周波数fSと上限周波数fa
との差の周波数fS−faまでの斜線で示す帯域内に
折り返し成分が含まれる。しかるに、この折り返
し成分は第2図Bに丸で示した部分を拡大図示
した同図Cの周波数スペクトルからわかるよう
に、同図Cに破線で示す折り返し成分の周波数ス
ペクトルは、実線で示す映像信号の水平走査周波
数fH間隔で配置されている周波数スペクトルのギ
ヤツプ部に挿入されるため(周波数インターリー
ビング関係にあるため)、入力映像信号に帯域共
用多重化されることとなる。
このサンプラ2から取り出された標本化信号は
記録再生機4の記録系に供給され、例えば周波数
変調(FM)された後回転ヘツドにより磁気テー
プ(いずれも図示せず)に記録され、しかる後に
回転ヘツドにより磁気テープから再生された後
FM復調器(図示せず)を通して取り出される。
ここで、記録再生機4は、家庭用VTRの如き狭
帯域の記録再生帯域しか有しておらず、例えばそ
の記録再生帯域は入力映像信号帯域よりもはるか
に狭い2.5MHz程度であるものとする。従つて、
記録再生機4の再生信号出力端子からは、第2図
Dに示す如く、上限周波数が2.5MHz程度で、fS
fbから2.5MHz程度までの斜線で示す映像信号帯
域に前記折り返し成分が帯域共用多重化された再
生標本化信号が取り出される。
この再生周波数信号は第1図に示すサンプリン
グパルス発生器3、サンプラ5、1H遅延回路6
及び低域フイルタ11に夫々供給される。1H遅
延回路6により1水平走査期間(1H)遅延され
た再生標本化信号はサンプラ7に供給される。サ
ンプラ5及び7は夫々サンプリングパルス発生器
3より取り出された前記標本化周波数fSであつ
て、再生水平同期信号に位相同期したサンプリン
グパルスφ1,φ2が供給されて、これにより入力
再生標本化信号をサンプル及びホールドして出力
する。
これらのサンプリングパルスφ1及びφ2は第3
図に示す如く、互いに位相が180゜異なつている。
従つて、サンプラ5及び7において、再生標本化
信号と1H遅延再生標本化信号とが夫々交互に標
本化周波数fSで標本化(サンプル及びホールド)
されて取り出されることになる。サンプラ5及び
7から取り出された両信号は加算器8に供給さ
れ、ここで加算合成されることにより、周波数
2fSであたかも標本化された如き再生映像信号と
される。
すなわち、このことについて更に詳細に説明す
るに、記録再生機4により再生出力された再生標
本化信号は、標本化周波数fSを水平走査周波数fH
で除した値に略等しい数の標本点の情報が1本の
走査線当り時系列的に画面に表示されるが、その
標本点数は自然数個である。しかし、上記の標本
化周波数fSは前記(1)式で示したように水平走査周
波数fHの1/2の奇数倍に選定されているから、1
走査線当りの標本点数は自然数個に0.5の端数を
加えた値となる(因みに、標本化周波数fSを前記
した如く5.011MHzとすると、1走査線当りの標
本点数は318.5個となる)。このため、同一フイー
ルドの再生画面において、上記の再生標本化信号
は、或る1本の走査線では例えば318個の標本点
の情報が表示され、次の1本の走査線では319個
の標本点の情報が表示されることとなり、相隣る
2本の走査線間では、水平走査方向に約1/
(2fS)なる期間だけ互いに異なつた位置で表示さ
れる。
すなわち、第4図に示す如く、或る1フイール
ドの再生画面13において、任意の4本の走査線
をl1,l2,l3及びl4で図示するものとすると、1H
遅延回路6に供給される前記再生標本化信号の各
標本点(第4図ではそのうちの一部のみを示して
いる)の情報は、各走査線に夫々斜線を付した丸
印の位置に配列表示され、その表示位置は相隣る
走査線間においては、互いに水平走査方向上1/
(2fS)の時間間隔分異なつた位置となる。
他方、1H遅延回路6により1H遅延された再生
標本化信号の各標本点の情報は、上記の1H遅延
回路6の入力再生標本化信号の第4図に斜線を付
した丸印で示す位置の標本点の情報が、同図に矢
印で示す如く垂直方向に走査線1本分移動され、
次の1本の走査線上の実線の丸印で示した位置に
配置表示されることになる。
しかして、加算器8の出力再生標本化信号の各
標本点の情報は、1H遅延回路6の入出力再生標
本化信号の合成出力であるから、走査線l1〜l4
には斜線の丸印で示す位置と実線の丸印で示す位
置との両方で夫々表示されることになる。すなわ
ち、このことは再生標本化信号を実質的に標本化
周波数fSの2倍の周波数で標本化して得た信号を
表示していることになる。これにより、加算器8
から取り出される再生映像信号の周波数スペクト
ルは第2図Eに示す如く、2.5MHz以下の原映像
信号の周波数スペクトルに、前記折り返し成分
がで示す如く、2.5MHz以上に重畳したような
周波数スペクトルとなる。従つて、加算器8から
は記録再生機4の記録再生帯域よりも広帯域の再
生映像信号が取り出されることになり、この再生
映像信号は第1図に示す高域フイルタ9により例
えば周波数fS−fa程度以上の高周波数成分が周波
数選択されて取り出されて混合器10に供給され
る。
他方、記録再生機4より取り出された再生標本
化信号は第1図に示す低域フイルタ11により例
えば周波数fS−fa程度以下の低周波数成分が周波
数選択されて取り出されて混合器10に供給され
る。これは加算器8の出力再生映像信号は垂直解
像度が劣化しているため、垂直解像度を定めてい
るような低周波数成分は高域フイルタ9で除去す
る一方、低域フイルタ11によりサンプラ5,7
によりサンプル及びホールドする前の再生標本化
信号中の低周波数成分を取り出して垂直解像度を
確保するためである。混合器10は上記の低周波
数成分と高周波数成分とを夫々混合して広帯域の
再生映像信号を生成し、この再生映像信号を出力
端子12へ出力する。
しかして、サンプリングパルスφ1,φ2の繰り
返し周波数を前記(1)式のfSに選定した場合は、第
4図と共に説明したように相隣る2本の走査線で
は、夫々の走査線における各標本点の情報は水平
走査方向に約1/(2fS)なる時間間隔だけ互い
に異なつた位置で表示される。一方、1フレーム
の走査線数は奇数本(例えば525本又は625本)で
あり、奇数フイールドの各走査線の間に偶数フイ
ールドの各走査線が位置するが、或る1フレーム
の走査線mの各標本点位置はその直前の1フレー
ムの同じ走査線mにおける各標本点位置に対して
1/(2fS)だけずれた位置となる。従つて、各
標本点は同じ走査線において1フレーム毎に異な
つた位置に表示されることになり、垂直相関性の
ない映像信号の場合は垂直相関のない画像部分
(例えば斜線など)が画面の上から下へ、又は下
から上へ移動する、所謂クローリング現象が生じ
る。
なお、前記本出願人の提案になる記録再生装置
と同様に、第4図と共に説明したように実質的に
2fSで再標本化された再生映像信号が得られるよ
うにしても、上記の場合は再生画面上の各走査線
上の相隣る標本点の間隔は実際には約1/(2fS
となり、各フレームでの標本点位置はすべて略同
一となるが、これはサンプラ5及び7の両出力再
標本化信号を合成して得られるものであるから、
同じ標本点位置での情報は各フレーム毎に実質的
に異なり、前記クローリング現象が生じることは
明らかである。
また、再生時に使用されるサンプリングパルス
φ1及びφ2は、再生標本化信号中の水平同期信号
に基づいてフエーズ・ロツクド・ループ(PLL)
により生成されるのが一般的であり、これにより
再生信号に不可避的に含まれているジツターに追
従して、再生水平同期信号に位相同期したサンプ
リングパルスφ1,φ2を発生出力する。しかし、
上記のPLLは突発的な大なるジツターには追従
することはできず、その発生タイミングによつて
はサンプリングパルスφ1,φ2の位相がずれ、こ
れにより再生標本点位置が本来の標本点位置と大
きく異なつてしまうことがある。
そこで、本発明は上記の諸問題点を解決するべ
くサンプリングパルス発生器3を構成したもので
あり、第5図はサンプリングパルス発生器3の一
実施例の回路系統図を示す。同図中、入力端子1
4には記録時には第1図の入力端子1よりの記録
されるべき映像信号が入来し、再生時には第1図
の記録再生機4よりの再生標本化信号が入来す
る。この入力信号は水平同期信号分離回路15に
供給され、ここで水平同期信号を分離された後タ
イミング回路16、垂直同期信号分離回路17及
び単安定マルチバイブレータ(モノマルチ)18
に夫々供給される。タイミング回路16は入力端
子19より入来する第6図Aに示す如きドラムパ
ルスaと、垂直同期信号分離回路17よりの同図
Bに示す如き垂直同期信号bと、水平同期信号分
離回路15よりの同図Cに示す如き水平同期信号
cとが夫々供給され、1フレーム毎に所定の一の
水平同期信号cを抽出し、それに基づいてタイミ
ング回路16内のモノマルチによりTDなる時間
遅延して第6図Dに示す如き略対称方形波dを発
生出力して、フライホイール発振器としてのフエ
ーズ・ロツクド・ループ(PLL)20に供給す
る。
なお、前記ドラムパルスは第1図に示した記録
再生機4において、サンプラ2よりの標本化信号
を例えば磁気テープにビデオトラツクを形成して
記録し、再生時にはビデオトラツクの既記録信号
をピツクアツプ再生する複数個の回転ヘツドの回
転に位相同期した1フレーム周期の略対称方形波
であり、その生成方法は周知であるのでその生成
方法の説明は省略する。また、第6図Cに示す水
平同期信号cの波形は便宜上かなり簡略化して図
示してある点に注意されたい(実際には図示の周
波数よりもかなり高周波数である)。
タイミング回路16により水平同期信号を抽出
するタイミングは、後述の1/N分周器23での
リセツトポイントが入力端子14の入力映像信号
の再生画面外に位置するように選定されており、
このため、次段のPLL20より出力される1フ
レーム周期の第6図Eに示す如きパルスeの立上
りエツジ(前縁)が入力映像信号の垂直帰線消去
期間内に位置するように上記水平同期信号の抽出
タイミングが定められている。PLL20は上記
略対称方形波dに位相同期して90゜位相の遅れた
第6図Eに示す如き1フレーム周期のパルス(略
対称方形波)eを発生してタイミング回路22へ
出力する。PLL20は入力映像信号中に含まれ
る高い周波数のジツターやノイズには応動しない
よう構成されているため、突発的なジツターがあ
つてもPLL20は安定に1フレーム周期のパル
スeを発生出力する。
他方、モノマルチ18により等化パルスが除去
されて取り出された水平同期信号はPLL21に
供給される。PLL21は入力水平同期信号に位
相同期した、繰り返し周波数N・fS(ただし、N
は2以上の自然数で、例えば4)のパルス(対称
方形波)を発生出力する。上記のfSは前記(1)式を
満足し、かつ、入力映像信号の上限周波数の2倍
未満で、上限周波数よりも高い周波数であり、
N・fSは例えば200MHz程度に選定される。
タイミング回路22はPLL20よりの第6図
Fに示すパルスeと、PLL21よりの同図Gに
示すパルスgとが夫々供給される。ここで、第6
図Fに示すパルスeは同図Eに示したパルスeの
破線で囲んだ立上りエツジ付近の波形の時間軸を
拡大した波形であり、また第6図F〜Hに示す各
波形の時間軸は同一であり、同図A〜Eに示す各
波形の時間軸に対して充分大に拡大して図示して
ある。タイミング回路22はパルスeが所定の論
理値(ここでは“1”とする)となつた時点t1
直後に入来する最初のパルスgの一周期1/
(N・fS)を抽出して、第6図Hに示す如きパル
スhをリセツトパルスとして出力する。その前縁
(ここでは立上りエツジ)が時刻t1直後に入来す
るパルスgに位相同期している上記のリセツトパ
ルスhは、1/N分周器23に供給され、これを
その後縁(ここでは立下りエツジ)の時刻t2でリ
セツトする。
1/N分周器23は多段のフリツプフロツプで
構成され、リセツトパルスhにより全段が同期リ
セツトされる構成とされている。この1/N分周
器23はPLL21よりの繰り返し周波数N・fS
パルスgを1/N分周して繰り返し周波数fSのパ
ルス(対称方形波)を発生出力するが、1フレー
ム毎に入来する上記のリセツトパルスhによりリ
セツトされることにより、その出力パルスの位相
は1フレーム周期毎に一定となる。1/N分周器
23の出力パルスは波形整形回路24に供給され
る一方、インバータ25により位相反転された後
波形整形回路26に供給される。波形整形回路2
4及び26は夫々対称方形波である入力パルスの
立上がり及び立下りの一方に位相同期した前縁を
もつ狭い一定幅のパルスを生成し、これを第3図
に示した如き繰り返し周波数fSのサンプリングパ
ルスφ1,φ2として出力端子27,28へ出力す
る。
再生時において、出力端子27,28より取り
出されたサンプリングパルスφ1,φ2は前記した
如く第1図に示したサンプラ5,7に各別に供給
されて再標本化を行なう。ここで、上記のサンプ
リングパルスφ1,φ2の位相は1/N分周器23
の1フレーム周期のリセツトにより1フレーム周
期で位相は一定となり、よつて各フレームにおい
て同じ走査線に表示される各標本点は、同じ位置
に表示せしめられる。従つて、映像信号に垂直相
関性がなくても前記のクローリング現象を生ずる
ことはない。また、標本化、再標本化の際の時間
精度は1/(N・fS)秒となる。
応用例 なお、本発明は上記の実施例に限定されるもの
ではなく、再生映像信号の垂直解像度は低下する
が、高域フイルタ9、混合器10、及び低域フイ
ルタ11よりなる回路部を削除し、加算器8より
再生映像信号出力を得るようにしてもよい。また
加算器8で加算合成される2入力信号は、互いに
相対的に1Hの時間差を有する再生標本化信号で
あればよいから、サンプラ5の入力側に遅延時間
kH(ただしkは任意の自然数)を有する第1の遅
延回路を設け、かつ、サンプラ7の入力側に1H
遅延回路6に代えて(k+1)Hの遅延時間を有
する第2の遅延回路を設けるようにしてもよいこ
とは勿論である。更に、PLL21は標本化周波
数fSのM/L倍(ただし、M、Lは自然数でM≧
2L)の繰り返し周波数のパルスを発生出力する
回路であればよく、この場合は1/N分周器23
の代りにL/M分周器が使用される。
また更に、記録、再生は伝送の一形態であるか
ら、記録系は送信系(伝送系)、再生系は受信系
と等価であり、本発明はこれらの送受信系にも適
用し得る。
効 果 上述の如く、本発明によれば、(1)式を満足する
繰り返し周波数のサンプリングパルスを1フレー
ム周期毎に位相を一定とするようにしたので、各
フレームの同じ走査線における各標本点は同じ位
置に表示することができ、よつてクローリング現
象の発生を防止することができ、またフライホイ
ール発振器を用いて再生信号のジツターを平均化
し、突発的に大なるジツターやノイズが発生して
もこれを吸収することができ、よつてサンプリン
グパルスを得るためのリセツトポイントが安定
し、これにより再生画面における標本点位置の突
発的なずれを生じにくくでき、また所定の標本化
周波数に等しく、かつ、互いに180゜の位相差を有
する2つの信号を用いて交互に標本化を行なつて
得た2信号を夫々加算合成して出力するようにし
たので、記録再生帯域(伝送帯域)が狭帯域であ
つても、それよりも広帯域の再生映像信号出力を
得ることができる等の数々の特長を有するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の一実施例を示すブロツク
系統図、第2図A〜Eは夫々第1図のブロツク系
統図の各部の信号の周波数スペクトルを示す図、
第3図はサンプリングパルス波形を示す図、第4
図は本発明装置の動作原理を説明するための図、
第5図は第1図中の信号発生器の一実施例を示す
ブロツク系統図、第6図A〜Hは夫々第5図図示
ブロツク系統の動作説明用波形図である。 1,14……映像信号入力端子、2,5,7…
…サンプラ、3……サンプリングパルス発生器、
4……記録再生機、6……1H遅延回路、8……
加算器、9……高域フイルタ、10……混合器、
11……低域フイルタ、12……再生映像信号出
力端子、15……水平同期信号分離回路、16,
22……タイミング回路、17……垂直同期信号
分離回路、19……ドラムパルス入力端子、2
0,21……フエーズ・ロツクド・ループ
(PLL)、23……1/N分周器、27,28…
…サンプリングパルス出力端子。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 入力映像信号の輝度信号の上限周波数の2倍
    未満の周波数で、かつ、該上限周波数よりも高い
    周波数であつて、次式で示される標本化周波数fS fS≒(1/2)・(2n+1)・fH (ただし、上式中、nは自然数、fHは該入力映像
    信号の水平走査周波数) のM/L倍(ただし、L、Mは自然数で、M≧
    2L)の繰り返し周波数で、かつ、該入力映像信
    号の水平同期信号に位相同期したパルスを発生す
    るパルス発生回路と、少なくとも該入力映像信号
    の水平及び垂直の各同期信号に基づいて1フレー
    ム周期のパルスを発生出力するフライホイール発
    振器と、該パルス発生回路及びフライホイール発
    振器の両出力パルスが夫々供給され該フライホイ
    ール発振器の出力パルスが所定論理値となつた直
    後に入来する該パルス発生回路の出力パルスに位
    相同期した前縁を有するリセツトパルスを発生出
    力するタイミング回路と、該パルス発生回路の出
    力パルスをL/M分周すると共に該タイミング回
    路よりの該リセツトパルスによりリセツトされ、
    前記標本化周波数fSのサンプリングパルスを発生
    出力する分周器と、該サンプリングパルスで該入
    力映像信号を標本化して標本化信号を得る標本化
    手段と、該標本化信号を最高周波数がfS/2以上
    で前記上限周波数未満の記録帯域の記録媒体に記
    録する記録手段と、該記録媒体の既記録信号を再
    生して得た再生標本化信号を該パルス発生回路及
    びフライホイール発振器へ夫々該入力映像信号と
    して出力する再生手段と、該再生標本化信号から
    遅延回路を用いて互いに1水平走査期間の相対的
    な時間差を有する第1及び第2の再生標本化信号
    を得る手段と、該分周器よりの第1のサンプリン
    グパルス及びこれと180゜位相の異なる第2のサン
    プリングパルスにより該第1及び第2の再生標本
    化信号を夫々別々に再標本化して得た2信号を更
    に加算合成して実質的に2fSの周波数で標本化さ
    れた再生映像信号を得る手段とより構成したこと
    を特徴とする映像信号記録再生装置。 2 該フライホイール発振器は、その出力パルス
    の該所定論理値となる時点が、該入力映像信号の
    垂直帰線消去期間内に位置するように制御される
    手段を有することを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の映像信号記録再生装置。
JP58252171A 1983-12-29 1983-12-29 映像信号記録再生装置 Granted JPS60144084A (ja)

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