JPS6112438B2 - - Google Patents

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JPS6112438B2
JPS6112438B2 JP51160813A JP16081376A JPS6112438B2 JP S6112438 B2 JPS6112438 B2 JP S6112438B2 JP 51160813 A JP51160813 A JP 51160813A JP 16081376 A JP16081376 A JP 16081376A JP S6112438 B2 JPS6112438 B2 JP S6112438B2
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Hirohisa Kawamoto
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Original Assignee
RCA Corp
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Publication date
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Publication of JPS6112438B2 publication Critical patent/JPS6112438B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/79Processing of colour television signals in connection with recording
    • H04N9/80Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback
    • H04N9/82Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback the individual colour picture signal components being recorded simultaneously only
    • H04N9/85Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback the individual colour picture signal components being recorded simultaneously only the recorded brightness signal occupying a frequency band totally overlapping the frequency band of the recorded chrominance signal, e.g. frequency interleaving
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/77Circuits for processing the brightness signal and the chrominance signal relative to each other, e.g. adjusting the phase of the brightness signal relative to the colour signal, correcting differential gain or differential phase
    • H04N9/78Circuits for processing the brightness signal and the chrominance signal relative to each other, e.g. adjusting the phase of the brightness signal relative to the colour signal, correcting differential gain or differential phase for separating the brightness signal or the chrominance signal from the colour television signal, e.g. using comb filter
    • HELECTRICITY
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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    • H04N9/79Processing of colour television signals in connection with recording
    • H04N9/87Regeneration of colour television signals
    • H04N9/89Time-base error compensation
    • H04N9/893Time-base error compensation using an analogue memory, e.g. a CCD shift register, the delay of which is controlled by a voltage controlled oscillator

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、くし形波装置に、特に複合カラ
ービデオ信号の複数の間挿成分を、その複合信号
周波数に不所望な変動が生起しても、正確に分離
することのできる、新しい形のくし形波装置に
関するものである。
この発明の原理を適用することが有利な場合の
1例は、ビデオレコードの再生装置たとえばクレ
メンス(Jon K.Clemens)氏に与えられた米国
特許第3842194号で述べられているような円盤型
のビデオレコードのためのプレーヤである。この
ようなビデオレコード盤プレーヤの動作中に、レ
コードの適正な回転速度を精密に維持できなくな
ると、再生される信号の周波数が本来の適正な値
からずれることになる。加えて、レコード盤の回
転中心に対する盤の情報トラツク(溝)の偏心と
かレコード盤面のそりとかの要因の存在によつ
て、ピツクアツプとレコード・トラツクとの間の
相対運動に周期的な変動が生じる可能性があり、
これによつても、再生される信号周波数の不所望
なゆらぎが起る。このゆらぎは、円盤の回転周波
数とその調波とに相当する割合でくり返えされ
る。
ビデオレコード盤プレーヤには、円盤の平均回
転速度に生じる誤りを補正するためにはハモンド
(J.L.Hammond)氏その他に与えられた米国特許
第3912283号に述べられている型のターンテーブ
ル同期方式を、またピツクアツプ・円盤間の相対
運動における周期的変動を補正するためには、パ
ーマ(R.C.Palmer)氏に与えられた米国特許第
3711641号に述べられている「アーム伸縮器」型
のピツクアツプ位置調節装置のような誤差減少装
置を、組込むことができるが、それでも、再生さ
れた信号の周波数に残留誤差が現われがちであ
る。
このような再生された信号周波数の誤差は、記
録されている信号の形式が、プレーヤにおける再
生信号の処理にくし形波器の使用を必要とする
ような性質のものであるときには、1つの問題と
なる。たとえば、プリチヤード(Dalton H.Pri−
tchard)氏に与えられた米国特許第3872498号に
開示されている、いわゆる「埋込み副搬送波」の
形で複合カラービデオ信号を形成している信号形
式は、ビデオレコード盤に用いて特に有利なもの
である。プリチヤード氏の提案する形式では、色
情報は、周知のNTSC方式で用いられる一般的な
形を持つ変調された色副搬送波で表わされる。し
かし、NTSO方式においては色成分が輝度信号ビ
デオ帯域の上端に置かれているが、このプリチヤ
ード氏方式では色成分がビデオ帯域の中央部分に
埋込まれる。副搬送波周波数としては、たとえ
ば、両側±500KHz拡がる色副搬送波側波帯を判
なう、1.53MHz近辺の周波数が選ばれる。この
場合に、輝度信号帯域は、色副搬送波側波帯の最
高周波数よりかなり上まで(たとえば、3MHzま
で)拡がる。ビデオ信号に組合わされる線周波数
の整数倍の周波数から、この副搬送波周波数を適
当に偏らせ(たとえば、線周波数の195/2に等し
い副搬送波周波数を選ぶ)、かつ、輝度信号と色
信号とを組合せるに先立つて、これら両信号に適
当に相補的な「くし形波」を施すことによつ
て、目的とする信号形成の過程で有害な漏話を伴
なうことなしに、信号記録を目的とした、輝度信
号と色信号とが中間帯域を分けあう形の複合信号
を形成することができる。しかし、上述のプリチ
ヤード氏の特許に述べられているように、上述の
埋込み副搬送波形式で色画像情報が記録されてい
るレコードの再生装置においても、再生された複
合信号から、中間帯域色成分が事実上含まれてい
ない記録されていた輝度信号と、中間帯域輝度成
分が事実上含まれていない記録されていた色情報
とを得るために「くし形波技法」を利用するこ
とは適切なことである。レコード再生装置におい
てこのように「くし形波技法」を利用する場合
に、再生された複合信号中に周波数誤差が存在す
る(前に述べたような原因による)と、輝度成分
と色成分の間の所望の分離度を得る妨げとなる可
能性がある。
1975年3月18日付のプリチヤード氏による米国
特許出願第559401号(特願昭51−29793・特開昭
51−117523)に、たとえば、いわゆるCCD(電
荷結合デバイス)型もののようなクロツクで制御
される遅延線を用いる「くし形波器」構成は、
レコード再生装置における上述の「くし形波技
法」機能を持つものとして適当することが述べら
れている。上述のプリチヤード氏の出願の構成に
おける遅延線に与えられるクロツク信号の周波数
は、再生された複合信号の周波数誤差に応じて変
化し、その遅延線による遅延が、周波数誤差に調
和して変化させられる。その結果として、再生さ
れた複合信号の構成周波数の不所望なずれの向き
とタイミングとに調和する向きとタイミングとを
持つて、プレーヤのくし形波器の周波数応答特
性にピーク(山)と切れ込み(谷)のずれが現わ
れることになる。
この発明の目的は、入力複合信号の構成周波数
の不所望なずれの大きさと、これに対応するくし
形波器の周波数応答特性の山と谷とのずれの大
きさとの事実上の整合が簡単な構成で確実に行な
われるような形に、前記プリチヤード氏の可変遅
延方式を実現できるくし形波装置を得ることに
ある。具体的に言えば、この発明では、電圧制御
される発振器から発生する可変遅延線装置の遅延
量制御用のクロツク信号の周波数を分割して得た
信号と、入力複合カラービデオ信号中のカラーバ
ースト基準信号成分とが位相比較され、その比較
結果に応じて上記クロツク信号の周波数が制御さ
れる。このようなくし形波装置は、たとえば、
前述の埋込み副搬送波形式をもつて記録されてい
る複合信号の輝度信号と色信号との分離に用いる
ことができ、その場合に、分離の正確さは、レコ
ード盤からの複合信号の再生のさいに生じる不所
望な周波数誤差の状態に事実上影響されないこと
が保証される。
この発明の説明のための実施例では、レコード
から再生された複合色ビデオ信号に遅延を与える
ためにCCD型の遅延線を用いる。その遅延時間
は、電圧制御される発振器の出力から取出され、
CCD遅延線のクロツク入力端子に与えられるク
ロツク信号の周波数で決められる。上述の発振器
の出力に応動する分周器が周波数分割された出力
を生じ、この出力が、位相比較器に与えられ、こ
の比較器で、入力複合信号の基準信号成分(色同
期バースト)との位相比較が行なわれる。この位
相比較器で発生する誤差信号によつて、発振器周
波数が、この位相比較器への2つの入力の相対位
相が所定の位相関係からずれることを阻止する向
きに制御される。
上述の発振器の名目出力周波数(たとえば、誤
差が存在しないときに発生される発振器出力周波
数)は、基準信号成分の名目周波数(すなわち、
どのような時間ベースの誤差も存在しないときに
発生される基準信号周波数)の整数倍であること
が望ましい。CCD遅延線に用いられる電荷転送
素子の数は、前記の名目発振器出力周波数を用い
るクロツク動作によつて、複合ビデオ信号の名目
線周波数(すなわち、どのような時間ベースでの
誤差も全く存在しないとき発生される線周波数)
での1周期に相当する遅延が複合ビデオ信号に与
えられるように選ばれる。遅延線への入力信号と
それからの出力信号とを加算的に組合わせる第1
の信号組合せ装置によつて、前記名目発振器出力
周波数のクロツク動作が持続する間、名目線周波
数の半分の隅数倍に相当する各位置に応答の山
を、また名目線周波数の半分の奇数倍に相当する
各位置に応答の谷を持つ周波数応答特性を有する
くし形波器が形成される。遅延線の入力信号と
出力信号とを減算的に組合わせる第2の信号組合
せ装置によつて、前記名目発振器出力周波数のク
ロツク動作が行なわれる間、名目線周波数の半分
の奇数倍に相当する各位置に応答の山を持ち、ま
た名目線周波数の半分の偶数倍に相当する各位置
に応答の谷を持つ周波数応答特性を有する第2の
くし形波器が形成される。
レコード再生過程で、たとえば、基準信号成分
の周波数にある百分率の上向きのずれをもたらす
ような時間ベースの誤差が生じると、上述の発振
器制御系は、その百分率に相当する割合で、発振
器周波数を増加させる。クロツク周波数が高くな
ると、CCD遅延線による遅延時間は短かくな
る。すなわち、この短くなつた遅延量は、前記の
ある百分率だけ上向きのずれた線周波数に相当す
る周波数の1周期に等しくなる。従つて、遅延線
の入力・出力両信号の組合せを利用する2つのく
し形波器の特性は、同様の割合で、それぞれの
応答の山と谷とが周波数の高い方へずれる。基準
信号成分の周波数の下向きのずれの場合には、当
然、これに対応する山と谷の周波数のずれの向き
も下向きである。そこで、上述の構成の動作とし
て、くし形波器で達成される輝度信号と色信号
の分離効率は、レコード再生過程に生じる時間ベ
ースの誤差に事実上左右されないものとなる。
第1図には、この発明の装置が用いられている
ビデオレコード盤プレーヤ2(たとえば、前記ク
レメンス氏の特許で開示されている型のもの)が
示されている。このプレーヤ2では、レコード6
が回転させられ、信号ピツクアツプ・アーム構体
4が、レコード6を横切るようにレコードの半径
方向に移動させられると、レコード6の螺旋状の
情報トラツクに記録されている色画像情報が信号
ピツクアツプ・アーム4を通じて再生される。
ピツクアツプ・アーム4は信号処理回路10の
入力部に接続され、この回路10は、ピツクアツ
プに感知された情報から、複合カラービデオ信号
を取出す。処理回路10からの複合カラービデオ
信号出力は、たとえば、前出の米国特許第
3872498号に開示されている埋込み副搬送波形式
のものである。その輝度成分は0から約3MHzま
での間に拡がる周波数帯を占める。また、色成分
は、変調された色副搬送波から成り、その副搬送
波周波数は線周波数の半分の奇数倍の周波数を有
し、輝度成分の中間帯域(たとえば、1.53MHz
の近傍)にあつて、それを中心として±500KHz
に拡がる側波帯を持つている。この複合信号に
は、在来の偏向同期パルスと、くり返し水平消去
期間のバツクポーチ部分に現われる、色副搬送波
周波数のバーストから成る色同期信号も含まれて
いる。
レコード盤6からそこに記録されている色画像
情報を信号処理回路10まで転送する過程におい
て、レコード6の適正な回転速度を精密に維持で
きないと、再生される複合ビデオ信号周波数がそ
の適正な値からずれ続ける。また、レコード6の
回転中心に対する情報トラツクの偏心とか、レコ
ード6の面のそりなどの状態の存在によつて、ピ
ツクアツプ・アーム4とレコード6の情報トラツ
クとの相対運動に周期的な変動が生じ、その大き
さによつて、再生された複合信号周波数に不所望
なゆらぎが現われ、そのゆらぎが、レコード6の
回転周波数とその調波に相当する時間率でくり返
される可能性がある。
信号処理回路10の複合カラービデオ信号出力
は、同期分離回路12に与えられる。この回路1
2は、複合カラービデオ信号から、水平同期パル
スを抽出する働きを持つ。
この抽出された水平同期パルスは、ゲートパル
ス発生器13に与えられる。ゲートパルス発生器
13は、水平同期パルスに対して適当な遅延を与
えられて、くり返される水平消去期間の前述のパ
ツクポーチ部分に事実上一致するタイミングを持
つゲートパルスを発生する。ゲートパルス発生器
13からの(端子Tに現われる)ゲートパルス出
力は、バーストゲート14に与えられる。このゲ
ート14は、信号処理回路10の複合ビデオ信号
出力にも応動する。バーストゲート14は、複合
信号の色同期成分を選択的にその出力部へ送る働
きを持つ。
バーストゲート14の出力部に現われる色同期
バーストは、位相比較器26へその第1入力とし
て与えられる。この位相比較器26の第2入力
は、分周回路24を介して、電圧制御される発振
器(VCO)22の出力部から取出される。VCO
22の名目動作周波数は、色バースト信号の名目
周波数の整数倍(すなわち、時間ベースでの誤差
の全く存在しないときの再生された色副搬送波周
波数の整数倍)であるように選定される;たとえ
ば、色副搬送波周波数を1534091Hzとすると、
VCO22はその7倍の名目動作周波数(すなわ
ち、約10.7MHz)を持つものとされる。この
VCO22の出力に対して、上述の分周回路24
で、上記の整数倍の乗数(7)を除数として周波
数分割が行なわれる。そこで、分周回路24の出
力は、時間ベースの誤差の全く存在しない場合に
分離された同期色バーストの周波数に相当したも
のとなる。位相比較器26への2つの入力間の位
相関係が所定条件から外れると、この比較器26
は、1つの誤差電圧信号を発生する。この誤差電
圧信号がVCO22の動作周波数の制御に用いら
れる。その制御の向きは、比較器への2つの入力
の位相関係の所定条件からの外れに対抗する向き
である。
VCO22の出力の1つが、クロツク制御され
る遅延線32のクロツク動作の制御に用いられ
る。この遅延線32は、たとえば、埋込みチヤネ
ル型のCCD遅延線(たとえば、「ワイヤレスワー
ルド(Wireless World)」誌の1975年1月号に掲
載されたマトフ(J.Matov)氏の「電荷結合デパ
イス(Charge Coupled Devices)」と題する論
文に述べられているような)である。この制御の
目的で、VCO22の出力の1つが、クロツク・
ドライバ(駆動器)回路28に与えられる。ドラ
イバ回路28は、たとえば、位相分割器回路(第
1図に示されてない)と複数個のドライバとを含
むものである。位相分割器は、VCO22から来
るクロツク信号を互に180゜の位相差を持つ2つ
のクロツクパルス信号に分割し、複数個のドライ
バはそれらの信号を受けて、それぞれ適当な位相
を持つ遅延線32への入力クロツク信号を形成す
る。
クロツクドライバ回路28から出力されるこれ
らのクロツク信号は、CCD32のクロツク端子
のそれぞれに与えられる。CCD32の入力部に
は、信号処理回路10かから複合カラービデオ信
号が与えられる。CCD32は、以下で述べるよ
うに、複合信号周波数の不所望なゆらぎと一致し
て変動する遅延を複合信号に与えるのに用いられ
る。複合ビデオ信号は、CCD32の中で、半導
体の表面に作られた電位ウエル内にある電荷の量
の微少な変化の形で次ぎ次ぎと転送される。
CCD32のクロツク端子に与えられるクロツク
入力信号は、電荷を、半導体の表面に沿つて、電
位ウエルから別の電位ウエルへと、所望の向きの
信号の流れとして移動させるのに用いられる。信
号がCCD32の中を通過するに要する時間は、
その装置に含まれる電荷転送素子の数に正比例
し、かつクロツクドライバ28から与えられるパ
ルスのクロツク周波数に逆比例する。この発明へ
の利用のために、CCD32に含まれる電荷転送
素子の数は、VCO22の名目発振周波数でクロ
ツクパルスがクロツクドライバ28からCCD3
2へ与えられるとき、転送されている複合ビデオ
信号に、その複合ビデオ信号についての名目線周
波数での1周期(すなわち、時間ベースの誤差の
全く存在しない場合に作られる線周波数での1周
期)に事実上に相当する遅延が与えられるように
選定される。
転送される間に遅延を与えられた複合ビデオ信
号は、CCD32の出力部から第2の遅延線34
の入力部へ送られる。この遅延線34は、たとえ
ば、トリマ遅延線であつて、遅延線32で作られ
た、クロツク制御された遅延に一定量の遅延を附
加して、2つの遅延線による合計遅延時間(時間
ベースでの誤差の存在しない場合の)を名目線周
波数での1水平線の1周期に精密に一致させる働
きを持つ。ここに例示されている名目クロツクお
よび線周波数については、遅延線34は、137
ナノ秒の遅延を与えるように調整される。
遅延線32への入力信号と、遅延線34からの
出力信号との双方が、第1の信号組合せ手段42
に送られ、ここで、加算的に組合わされる。遅延
線32および34と組合せ手段42とは1つのく
し形波40を形成し、この波器が所望の、複
合カラービデオ信号から輝度成分の分離を行な
う。VCO22の出力クロツク周波数が、名目発
振器出力周波数であるとき(複合信号周波数に不
所望な偏差の存在しないことを示す)は、この輝
度くし形波器の周波数応答特性は、名目線周波
数の半分の偶数倍の各位置に応答の山を、また名
目線周波数の半分の奇数倍の各位置に応答の谷を
持つ。
レコードの再生の過程で、色バースト基準信号
成分の周波数にある百分率の上向きのずれを生じ
させる時間ベースの誤差が生じると、上述の発振
器制御系が働いて、そのずれに相当する分だけ
VCO22の動作周波数を増加させる。CCD32
は、クロツク周波数に逆比例する遅延を与えるの
で、遅延時間は短縮される。この短くされた遅延
は、名目周波数から上述のある百分率だけ上向き
にずらされた線周波数の1周期に等しい。すなわ
ち、遅延線32および34と第1の組合せ手段4
2とで形成される輝度くし形波器の特性は、応
答の山と谷とに同様な百分率で上向きのずれが与
えられる。色バースト基準信号成分の周波数の下
向きのずれが現われると、対応する特性の山と谷
の周波数のずれの向きは下向きである。
遅延線32への入力信号は、反転器36の入力
部にも与えられる。この反転器36は、複合ビデ
オ信号の極性を反転させる。反転器36と第2の
遅延線34との双方の出力は、第2の信号組合せ
手段38に与えられ、ここで加算的に組合わされ
る。2つの遅延線32,34と反転器36と組合
せ手段38とが第2のくし形波器30を形成す
る。この波器30は、複合ビデオ信号の色成分
を通過させる。名目VCO動作周波数で(時間ベ
ースの誤差の存在しないとき)遅延線32のクロ
ツク作用が行なわれるとき、この色くし形波器
の周波数応答特性は、名目線周波数の半分の奇数
倍の各位置に応答の山を、また名目線周波数の半
分の偶数倍の各位置に応答の谷を持つ。時間ベー
スの誤差が現われると、前に輝度くし形波器4
0について述べたのと同様に、色くし形波器の
山と谷の周波数がずれる。
輝度くし形波器40の出力は、遅延回路44
を経て、信号組合せ手段48へ送られ、色くし形
波器30の出力部に接続された低域波器46
からの出力と、加算的に組合わされる。この組合
せ処理は、輝度くし形波器の出力に、垂直の細
部に関する輝度情報(輝度くし形波器40内で
色成分の除去の過程で失なわれるが、色くし形
波器30の出力部で得られるもの)を補なう働き
を持つ。低域波器46についてのたとえば0−
500KHzの通過帯域によつて、かなり適切な量の
垂直に関する情報の回収が可能である。2つの信
号組合せ手段42と48との間には遅延回路44
が挿入されていて、それぞれの輝度成分が正しい
位相関係で組合わされるようにするために、波
器46で与えられる遅れに適合した遅れを与え
る。
信号組合せ手段38からの出力は、帯域通過
波器52にも与えられる。この波器52は、埋
込み副搬送波色成分の占める中間帯域の外にある
信号を抑制するように選ばれた通過帯域を持つて
いる。この波器52の出力が混合器54に与え
られ、ここで、この波された信号がVCO58
からの振動とヘテロダインされる。VCO58か
らの振動の周波数は、位相比較器64が発生する
誤差電圧で制御される。この比較器64からの誤
差電圧は、混合器54からの出力信号のゲートさ
れたバースト成分の位相と、水晶制御基準発振器
62の出力の位相との比較で得られる。
VCO58の名目動作周波数は、名目埋込み副
搬送波周波数と所望の出力副搬送波周波数との和
に整合するように選定される。ここで、所望の出
力副搬送波周波数は、たとえば、NTSC副搬送波
値の3579545Hzに相当し、これによつて、VCO5
8の名目動作周波数についての所望値は約
5.11MHzになる。基準発振器62の動作周波数
は、所望の出力副搬送波周波数(たとえば約
3.58MHz)に相当する。混合器54のヘテロダ
イン作用によつて、中でも、埋込み副搬送波色成
分の、所望の出力副搬送波周波数(たとえば約
3.58MHz)近くに周波数シフトされた信号が作
られる。この周波数シフトされた信号は帯域波
器56を選択的に通過させられる。端子Tから得
られるゲートパルスによつて制御されるバースト
ゲート60が、この周波数シフトされた信号の色
同期バースト成分を位相比較器64へ選択的に通
過させる。この周波数シフトされた信号のバース
ト成分と基準発振器62の出力との位相関係の所
定条件からの外れに基づいて、比較器64で誤差
信号が作られる。この誤差信号がVCO58に与
えられて、その外れに対抗するようにVCOの動
作周波数が調整される。このVCO58の動作周
波数の制御の結果として、帯域波器56の出力
部に現われる周波数シフトされた色信号の成分周
波数が安定化される(すなわち、再生の過程で持
込まれる時間ベースの誤差に寄与する不所望な周
波数偏差が事実上なくなる)。
帯域波器56の出力色信号は加算器80に与
えられる。組合せ手段48の出力輝度信号も、遅
延回路50を経て、加算器80に与えられる(加
算器への入力色信号が帯域波器56で受ける遅
延と同じ遅延が、加算器80へ入力輝度信号に遅
延回路50で与えられる)。
加算器80の出力は、カラーテレビジヨン受像
機82に与えて、レコードに記録されているカラ
ー画像を再生させるのに適当な形に再構成された
複合ビデオ信号である。記録されている情報を受
像機にそのアンテナ端子を通じて与えることを望
む場合には、適当なトランスミツタ装置たとえば
カールソン(D.J.Carlson)氏に与えられた米国
特許第3775555号に示されているものを通じて行
なうことができる。
第2図にこの発明の別の実施例として、第1図
の回路の変形されたものが示されている。第2図
の構成で、処理回路の複合ビデオ信号出力のくし
形波作用の制御は、第1図の回路の場合と同様
に行なわれるので、再述を要しない。しかし、第
2図の構成は、分離された色成分が所望の出力帯
域へ周波数シフトされる様子に差異がある。
色くし形波器30の出力は、減算的組合せ手
段70(第1図での反転器36と加算的組合せ手
段38との組合せと等価である)の出力部に現わ
れ、第1図と同様に混合器72に与えられる。し
かし、この混合器72に与えられる追加のヘテロ
ダイン作用を行なう振動がVCO22(第1の場
合の追加の発振器の出力からではなくて)の出力
から得られる。これを得ることは、VCO22の
出力部に接続された追加の分周回路74を設け、
両方の分周回路24と74との出力を追加の混合
器76に与えることで行なわれる。分周回路74
の周波数分割係数(除数)を3とすることによつ
て、混合器76から、前述の所望の5.11MHzに
相当する名目周波数を持つ出力が得られる。
第2図の実施例は、第1図の方式に比べていく
らか簡単にされているが、第2図の加算器80の
端子Oにおける複合信号出力は、第1図の構成で
述べた色成分周波数安定化作用を受けない。しか
し、第2図の加算器80の出力を用いる色信号処
理回路は、この安定化作用が存在しないにもかか
わらず、副搬送波周波数偏差を適当な範囲まで許
すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施例であるくし形波
器が用いられているレコード盤再生装置を示す
図、第2図は、この発明の別の実施例であるくし
形波器を用いる第1図の装置の変形を示す図で
ある。 10……信号処理回路、12……同期分離器、
13……ゲートパルス発生器、14……バースト
ゲート、22……電圧制御される発振器
(VCO)、24……周波数分割器、26……位相
比較器、28……クロツクドライバ装置、30…
…第2のくし形波器(色)(32,34,3
6,38を含む)、32……クロツク制御される
可変遅延線装置、34……一定遅延線装置、36
……反転器、38……信号組合せ手段、40……
第1のくし形波器(輝度)(32,34,42
を含む)、42……信号組合せ手段、44……遅
延回路、46……低域波器、48……信号組合
せ手段、50……遅延回路、52……帯域波
器、54……混合器、56……帯域波器、58
……電圧制御される発振器、60……ゲート、6
2……基準水晶発振器、64……位相比較器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 カラーバースト基準信号成分を含んだ色信号
    成分と輝度信号成分とから成り、望ましくない周
    波数変動が与えられる可能性のある複合カラービ
    デオ信号を濾波するための装置であつて: 上記複合カラービデオ信号を受入れる装置と; 上記信号を受入れる装置に接続されたビデオ信
    号入力端子とクロツク信号入力端子とを備え、こ
    のクロツク信号入力端子に与えられるクロツク信
    号の周波数で決まる大きさの遅延を上記複合カラ
    ービデオ信号に与えるようにされたクロツク信号
    によつて制御される可変遅延線装置と; 上記クロツク信号を発生するための電圧制御さ
    れる発振器と; この発振器に結合された周波数分割回路と; この周波数分割回路の出力と上記の信号を受入
    れる装置が受入れた複合カラービデオ信号に含ま
    れる上記カラーバースト基準信号成分とに応動し
    て、これらの周波数分割回路の出力とカラーバー
    スト基準信号成分との相対位相の所定条件からの
    外れを表わす誤差信号を発生するようにされた位
    相比較器と; 上記誤差信号を上記発振器に与えて、上記周波
    数分割回路の出力と上記カラーバースト基準信号
    成分との相対位相の所定条件からの外れに対抗す
    る向きに上記発振器の動作周波数を制御する装置
    と; 上記信号を受入れる装置の出力と上記遅延線装
    置の出力とに応動して、上記輝度信号成分を事実
    上除外して上記色信号成分を表わす信号を発生す
    るようにされた、第1の信号組合せ手段を含む装
    置と; 上記信号を受入れる装置と上記遅延線装置との
    それぞれの出力に応動して、上記色信号成分を事
    実上除外して上記輝度信号成分を表わす信号を発
    生するようにされた、第2の信号組合せ手段を含
    む装置と;を具備するくし形濾波装置。
JP16081376A 1975-12-29 1976-12-28 Combblike filter Granted JPS5283026A (en)

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