JPH0115235B2 - - Google Patents

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JPH0115235B2
JPH0115235B2 JP58047659A JP4765983A JPH0115235B2 JP H0115235 B2 JPH0115235 B2 JP H0115235B2 JP 58047659 A JP58047659 A JP 58047659A JP 4765983 A JP4765983 A JP 4765983A JP H0115235 B2 JPH0115235 B2 JP H0115235B2
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JP58047659A
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Naomichi Nishimoto
Yutaka Ichii
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Priority to FR848404467A priority patent/FR2543391B1/fr
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Publication of JPH0115235B2 publication Critical patent/JPH0115235B2/ja
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/79Processing of colour television signals in connection with recording
    • H04N9/87Regeneration of colour television signals
    • H04N9/89Time-base error compensation
    • H04N9/896Time-base error compensation using a digital memory with independent write-in and read-out clock generators
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/76Television signal recording
    • H04N5/91Television signal processing therefor
    • H04N5/93Regeneration of the television signal or of selected parts thereof
    • H04N5/932Regeneration of analogue synchronisation signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/79Processing of colour television signals in connection with recording
    • H04N9/80Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback
    • H04N9/81Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback the individual colour picture signal components being recorded sequentially only

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  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Color Television Systems (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はカラー映像信号再生装置におけるクロ
ツクパルス発生回路に係り、輝度信号及び線順次
色差信号を夫々時間軸圧縮し、これら両信号が時
分割多重されて記録されている記録媒体(例えば
磁気テープ)を再生する装置において、再生時間
軸圧縮輝度信号及び再生時間軸圧縮線順次色差信
号を夫々もとの時間軸に時間軸伸長すると同時に
その再生時間軸変動(ジツタ)をも略除去し得る
ようなクロツクパルスの発生回路に関する。
従来技術 現在のカラー映像信号の記録再生装置(例えば
VTR)のうち主流を占める記録再生装置は、標
準方式(NTSC方式、PAL方式又はSECAM方
式)の複合カラー映像信号から輝度信号と低域変
換搬送色信号とを夫々分離し、輝度信号は周波数
変調して被周波数変調波とし、搬送色信号は低域
へ周波数変換して低域変換搬送色信号とした後上
記被周波数変調波に周波数分割多重して記録し、
再生時には記録時とは逆の信号処理を行なつても
との標準方式に準拠した再生複合カラー映像信号
を得る、所謂低域変換記録再生方式の記録再生装
置であることは周知の通りである。かかる低域変
換記録再生方式の記録再生装置は、輝度信号の
帯域を任意に選ぶことができるので記録再生し得
る帯域が比較的狭い民生用VTRに適用して特に
好適であり、復調色信号がVTRの再生時間軸
変動の影響を受けにくく、FM変復調系を通る
のは輝度信号のみであり、またパイロツト信号を
記録再生しないからビート妨害が少なく、更に
被周波数変調輝度信号が高周波バイアス的な働き
をして搬送色信号を直線性良く記録することがで
きる等の利点を有する。
しかし、その反面、上記の低域変換記録再生方
式の記録再生装置は、より高画質化を図るために
は輝度信号及び搬送色信号の記録再生帯域が制
限されてやや不足であり、低域変換搬送色信号
はNTSC方式又はPAL方式カラー映像信号記録
時には平衡変調波であり、テープ・ヘツド間の接
触むらに起因して再生低域変換搬送色信号のAM
ノイズが生じS/N(信号対雑音比)が悪化し、
更に相隣るビデオトラツクを記録再生する2個
のヘツドが互いにアジマス角度を異ならしめられ
てガードバンド無くビデオトラツクを記録形成す
る、所謂アジマス記録再生方式を適用された記録
再生装置では、アジマス損失効果が低域周波数に
対して十分でないことから、再生信号中に隣接ト
ラツクの低域変換搬送色信号がクロストーク成分
として混入されてしまうために、記録再生時に
NTSC方式又はPAL方式の低域変換搬送色信号
の色副搬送波周波数の位相を1水平走査期間
(1H)毎に略90゜推移させたり(例えば特公昭56
−9073号公報、特公昭55−32273号公報)、あるい
は相隣るビデオトラツクの一方の低域変換搬送色
信号のみその位相を1H毎に反転させる、などの
クロストーク対策処理が必要であるなどの問題点
があつた。
更にSECAM方式カラー映像信号を上記のアジ
マス記録再生方式の記録再生装置で記録再生をす
る場合は低域変換搬送色信号が被周波数変調波で
あるために、上記したクロストーク対策を適用す
ることはできないが、相隣るビデオトラツクの長
手方向に対して直交する方向(トラツク幅方向)
に水平同期信号記録位置を整列して記録(所謂H
並び記録)し、かつ、被周波数変調波である低域
変換搬送色信号の変調信号成分が略同じものどお
し(すなわち、同じ種類の色差信号成分どおし)
を記録し、これを再生するようにした場合は、上
記の低域変換搬送色信号の隣接トラツクからクロ
ストークとして再生される周波数が、1フイール
ド間隔のカラー映像信号成分には相関性があり、
しかも変調信号成分が略同じものどうしが並んで
記録されているから、再生トラツクの低域変換搬
送色信号の周波数と略同一周波数となり、両信号
によるビートは周波数が零に近いのでクロストー
クの影響は殆どない。
しかし、H並び記録されていないトラツクパタ
ーンの磁気テープ再生時には、相隣るトラツクの
SECAM方式の低域変換搬送色信号の搬送周波数
が異なることにより、隣接トラツクからのクロス
トークによるビート周波数が高域にまで及び、再
生テレビジヨン画面上ではそれがノイズとなつて
現われてしまうため、アジマス記録再生方式を適
用することができないという問題点があつた。
一方、近年の半導体技術、精密加工技術、小形
部品技術などの飛躍的な進歩発展もあつて、記録
再生装置の画質の高品位化や装置の小形軽量化の
実現が可能になつてきた。装置の小形軽量化のた
めにはカセツトサイズやドラム径の縮小化が大き
く影響し、小型カセツトに所要の記録時間を確保
するためには、テープ走行速度を遅くする必要が
あり、このような小型軽量化の記録再生装置にお
いて、高品位の画質を得るために、前記した低域
変換記録再生方式以外の新しい記録再生方式が要
求されるに到つた。
そこで、上記の要求を満たすため各種の記録再
生方式が提案されているが、その中の一つとして
搬送色信号をFM復調して得た2種の色差信号を
時間軸圧縮すると共に輝度信号も時間軸圧縮し、
これらの信号を時分割多重し、この時分割多重信
号を周波数変調して記録媒体に記録し、再生時は
記録時とは逆の信号処理を行なつてもとの標準方
式のカラー映像信号の再生出力を得る構成の記録
再生装置があつた(例えば、特開昭53−5926号公
報参照)。この記録再生装置は、輝度信号と色差
信号の両帯域の相違を勘案し、帯域が狭い方の信
号である色差信号の方を水平帰線消去期間内で伝
送することができるように、1H期間内で伝送さ
れる一の色差信号を1H期間の約20%の期間に時
間軸圧縮し、また帯域利用率などの点から有利な
ように輝度信号については時間軸圧縮色差信号と
同じ程度の帯域を占めるように1H期間の約80%
の期間に時間軸圧縮して伝送し、更に2つの色差
信号については1H毎に交互に伝送する線順次信
号として時分割多重し、この信号をFM変調器に
供給し、このFM変調器の出力信号を磁気テープ
等に記録し、再生時は記録時とは逆の信号処理を
行なつて再生カラー映像信号を得る記録再生方式
(以下、これをタイムプレツクス方式と呼ぶもの
とする)に基づいて構成されていた。
かかる時分割多重信号を伝送するタイムプレツ
クス方式によれば、輝度信号と色差信号とが同時
に伝送される期間は存在しないので、NTSC方式
やPAL方式カラー映像信号の如く輝度信号と搬
送色信号とを夫々帯域共用多重化して伝送する場
合に生ずることがある輝度信号と色差信号との間
での相互干渉やモアレを生ずることはなく、また
NTSC方式、PAL方式及びSECAM方式カラー映
像信号のいずれの場合もアジマス記録再生方式の
記録再生装置によりH並びのしないトラツクに記
録され再生されたとしても、相隣るトラツクには
時分割多重信号がアジマス損失効果が大である高
周波数の搬送波を周波数変調して得られた被周波
数変調波信号形態で記録されているから、アジマ
ス損失効果によつてクロストークを殆ど生ずるこ
とはなく、前記したクロストーク対策は不要とな
り、高品位の再生画質が得られる。
更に、タイムプレツクス方式における上記の時
間軸圧縮輝度信号及び時間軸圧縮色差信号は、共
に低周波数帯域ではエネルギが大で、高周波数帯
域でエネルギが小となるエネルギ分布をもつこと
となり、周波数変調に適した信号形態であるか
ら、変調指数が大きくとれS/Nを大幅に改善す
ることができ、また更に時間軸伸長する際に再生
時間軸変動を略完全に除去することができ、以上
から再生画質を低域変換記録再生方式のそれに比
し大幅に改善することができる。
かかるタイムプレツクス方式の記録再生装置に
おいて、コントロールパルス発生装置7内には、
水平同期信号に位相同期したクロツクパルスを発
生するためのクロツクパルス発生回路が設けられ
ており、このクロツクパルス発生回路は通常はフ
エーズ・ロツクド・ループ(PLL)により構成
されている。
発明が解決しようとする問題点 しかるに、再生時においてクロツクパルス発生
回路に供給される再生水平同期信号は、磁気テー
プ26と再生ヘツド27との間の相対線速度の変
動などの原因により再生時間軸変動(以下ジツタ
ともいう)を有しているため、上記のクロツクパ
ルス発生回路を構成するフエーズ・ロツクド・ル
ープの応答特性は、上記のジツタに充分に追従す
るように高い周波数にまで迅速に応答できるよう
な特性に選定されていた。しかし、再生水平同期
信号にはジツタの他にノイズも含まれていること
があり、このノイズは高周波数であるので、上記
の従来回路はこのノイズにも応答して誤動作して
しまい、その結果、時間軸伸長の際に信号の時間
軸圧縮のスタート位置とは異なる位置から時間軸
伸長を開始させてしまい、時間軸圧縮されている
輝度信号と線順次色差信号の両時間軸伸長率の違
い等により、画面上で輝度信号と色差信号との間
でずれを生じ、色ずれを生じさせてしまうという
問題点があつた。
そこで、本発明はジツタに充分追従する応答特
性をもつ第1のフエーズ・ロツクド・ループより
書き込みクロツクパルスを発生出力し、ノイズに
応答しない充分遅い特性をもつ第2のフエーズ・
ロツクド・ループより読み出しクロツクパルスを
発生出力することにより、上記の問題点を解決し
たカラー映像信号再生装置におけるクロツクパル
ス発生回路を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本発明は、2種の時間軸圧縮色差信号が1水平
走査期間毎に交互に伝送され、かつ、1水平走査
期間内に一の該時間軸圧縮色差信号が時間軸圧縮
輝度信号と水平同期信号と共に時分割多重されて
なる時分割多重信号が変調されて記録されている
記録媒体を再生し、再生信号を復調して得た再生
時分割多重信号中の再生水平同期信号が供給され
てその位相に同期したクロツクパルスに基づい
て、メモリを用いて上記再生時分割多重信号中の
上記時間軸圧縮輝度信号及び2種の時間軸色差信
号を夫々もとの時間軸に伸長し、これにより得ら
れた再生輝度信号及び2種の色差信号から再生標
準方式カラー映像信号を得るカラー映像信号再生
装置のクロツクパルス発生回路であつて、上記再
生水平同期信号が供給され該再生水平同期信号の
再生時間軸変動に充分に追従する応答特性を有す
る第1のフエーズ・ロツクド・ループと、該再生
水平同期信号が供給され該再生水平同期信号中の
ノイズ及び再生時間軸変動に殆ど応答しない応答
特性をもつ第2のフエーズ・ロツクド・ループ
と、該第2のフエーズ・ロツクド・ループ内の位
相比較器により該再生水平同期信号と位相比較さ
れる信号を分岐して取り出して該第1のフエー
ズ・ロツクド・ループ内の電圧制御発振器をリセ
ツトする手段と、上記メモリの書き込み時には該
第1のフエーズ・ロツクド・ループの電圧制御発
振器から取り出されたパルスを書き込み用クロツ
クパルスとして選択出力し、かつ、前記メモリの
読み出し時には該第2のフエーズ・ロツクド・ル
ープ内の電圧制御発振器から取り出されたパルス
を読み出し用クロツクパルスとして選択出力する
スイツチ回路とより構成したものであり、以下図
面と共にその一実施例について説明する。
実施例 第1図は本発明回路が適用される、本出願人が
先に昭和58年3月15日付で提出した特許出願(発
明の名称「カラー映像信号の記録再生装置」)に
より開示した記録再生装置の一例のブロツク系統
図を示す。まず記録時の動作につき説明するに、
第1図において、入力端子1に入来した例えば
SECAM方式カラー映像信号(これは複合映像信
号である)は、端子R側に接続されているスイツ
チ回路2を通して低域フイルタ3に供給され、こ
こで輝度信号が分離される一方、デコーダ4に供
給される。デコーダ4は帯域フイルタ(図示せ
ず)によりSECAM方式カラー映像信号から被周
波数変調波である搬送色信号を分離して取り出
し、ベルフイルタ及びFM復調器(いずれも図示
せず)を夫々通して色差信号(R−Y)と(B−
Y)とが交互に1H毎に時系列的に合成されてな
る第2図Bに示す如き線順次色差信号を得る。
この線順次色差信号は色差信号(B−Y)が伝
送される1H期間内のバツクポーチにある4.9μs幅
の無彩色部分(無変調キヤリア部分)の直流レベ
ルb1と、色差信号(R−Y)が伝送される次の
1H期間内のバツクポーチにある4.9μs幅の無彩色
部分(無変調キヤリア部分)の直流レベルb2とは
夫々一定値の差がある。これは、搬送色信号の色
副搬送波周波数が色差信号(B−Y)の伝送ライ
ンでは4.25MHz、色差信号(R−Y)の伝送ライ
ンでは4.406MHzと異なつているからである。こ
の線順次色差信号は一方の色差信号の無彩色部分
の直流レベルが他方の色差信号のそれと一致する
ように直流レベルシフトを施された後スイツチ回
路13を通してAD変換器14へ供給される。
一方、低域フイルタ3からは入力SECAM方式
カラー映像信号から分離した輝度信号が取り出さ
れ、この輝度信号は同期分離回路6により同期信
号が分離抽出される一方、AD変換器5によりア
ナログ−デイジタル変換された後、ランダム・ア
クセス・メモリ(RAM)8及び9に夫々供給さ
れる。コントロールパルス発生装置7は同期分離
回路6よりの同期信号が供給され、かつ、前記矩
形波bを色差信号判別パルスとして供給され、
AD変換器5,14、DA変換器11,16へ
夫々生成した制御パルスを供給し、また約4μs程
度の幅の水平同期信号や各種のパルスを発生し、
更にRAM8,9及び15へ書き込みクロツクと
読み出しクロツクとを夫々所定のタイミングで、
かつ、所定の繰り返し周波数で発生出力する。
すなわち、コントロールパルス発生装置7は
RAM8及び9の一方には例えば8MHzの書き込
みクロツクパルスを供給して映像期間52μsで伝送
される1H分の輝度信号をその一方のRAMに書き
込ませ、これと同時に例えば10MHzの読み出しク
ロツクパルスを、1H期間から後述する水平同期
信号と1H分の時間軸圧縮色差信号の直列伝送期
間を除く期間だけ、1H分(52μs)の時間軸圧縮
色差信号の伝送終了直後から他方のRAMに供給
して他方のRAMに記憶されている1H前の1H分
の輝度信号を読み出させる。このRAM8及び9
の読み出し動作と書き込み動作とは1H毎に交互
に切換えられ、またRAM8及び9の出力側のス
イツチ回路10はコントロールパルス発生装置7
よりのコントロールパルスによつて読み出し動作
を行なつている側のRAM8又は9の出力信号を
選択出力するように切換えられるので、スイツチ
回路10より4/5に時間軸圧縮された輝度信号が
情報の欠落なく第2図Eに示す如く間欠的に取り
出される。この時間軸圧縮輝度信号はDA変換器
11によりデイジタル−アナログ変換されてスイ
ツチ回路12に供給される。
他方、スイツチ回路13から出力される線順次
色差信号は、AD変換器14によりアナログ−デ
イジタル変換された後RAM15に供給される。
RAM15は1H(=64μs)内では52μsの映像期間
に伝送される線順次色差信号を、コントロールパ
ルス発生装置7よりの例えば2MHzの書き込みク
ロツクパルスにより書き込み、書き込み終了後一
定期間(例えば1.6μs)おいてから例えば10MHz
の読み出しクロツクパルスにより1/5に時間軸圧
縮された色差信号を読み出す(従つて1回の読み
出し期間は10.4μsとなる)。
スイツチ回路12は上記の第2図Cに示す如き
波形の時間軸圧縮線順次色差信号と、DA変換器
11より取り出された第2図Eに示す如き波形の
時間軸圧縮輝度信号と、コントロールパルス発生
装置7から第2図Dに示す如く取り出された約
4μs幅の水平同期信号とを夫々上記装置7の出力
コントロールパルスに基づいて、時分割多重する
ようにスイツチング制御される。このスイツチ回
路12より取り出された時分割多重信号は判別用
バースト信号付加回路18に供給され、ここでコ
ントロールパルス発生装置7の出力コントロール
パルスに基づいて判別用バースト信号発生回路1
7で発生された判別用バースト信号が付加され
る。この判別用バースト信号は色差信号(B−
Y)と(R−Y)の伝送ラインを判別させるため
のバースト信号で、例えば約1.5MHzの単一周波
数信号が色差信号(B−Y)及び(R−Y)のい
ずれか一方の色差信号(ここではR−Y)の伝送
ラインのみに、第2図Fに示す如く水平同期信号
の発生期間に対応して発生される。
このようにして、入力端子1に第2図A及び第
3図Aに示すカラーバー信号の如きSECAM方式
カラー映像信号が入来した場合は、判別用バース
ト信号付加回路18からは、第3図Bに示す如
く、1H(=64μs)おき毎に水平同期信号に判別用
バースト信号が重畳され、また、水平同期信号と
色基準レベル(前記一の色差信号の無彩色部分の
直流レベル)と時間軸圧縮色差信号(R−Y)c
又は(B−Y)cの一方と、時間軸圧縮輝度信号
とが夫々時分割多重され、更に時間軸圧縮色差信
号は線順次で伝送される時分割多重信号が取り出
される。この第3図Bに示す如き波形の時分割多
重信号は、プリエンフアシス回路19、ホワイト
ピークレベルのクリツプ回路20、クランプ回路
21、FM変調器22、高域フイルタ23及び記
録増幅器24よりなるVTRにおいて公知の記録
信号処理回路を通して記録ヘツド25に供給さ
れ、これにより磁気テープ26に記録される。
次に再生時の動作について説明するに、このと
きはスイツチ回路2,13は夫々端子P側に接続
される。再生ヘツド27により磁気テープ26上
に被周波数変調波の信号形態で記録されている時
分割多重信号が再生され、この再生被周波数変調
波は再生増幅器28、イコライザ29、高域フイ
ルタ30、FM復調器31及びデイエンフアシス
回路32よりなる公知の再生信号処理回路を通し
て第3図Bに示す如き再生時分割多重信号とされ
る。この再生時分割多重信号は、端子Pに接続さ
れているスイツチ回路2及び低域フイルタ3を
夫々経てAD変換器5、同期分離回路6、判別用
バースト信号検波器33に夫々供給されると共
に、端子Pに接続されているスイツチ回路13を
通してAD変換器14に供給される。AD変換器
5、RAM8及び9、スイツチ回路10及びDA
変換器11よりなる回路部は、コントロールパル
ス発生装置7の出力信号に基づいて時間軸伸長さ
れてもとの時間軸に戻された再生輝度信号を生成
する。ここで、RAM8及び9の一方が再生時分
割多重信号の時間軸圧縮輝度信号に対する書き込
み動作を行なつているときは、他方が読み出し動
作を行ない、またRAM8及び9は1H毎に交互に
読み出し動作と書き込み動作とを行なうことは記
録時と同じであるが、記録時とは異なり書き込み
クロツクパルスの繰り返し周波数は例えば10MHz
で、読み出しクロツクパルスの繰り返し周波数は
例えば8MHzであり、よつて5/4に時間軸伸長され
た(すなわち時間軸圧縮分だけ時間軸伸長され
た)再生輝度信号がRAM8,9から1H毎に交互
に取り出される。
一方、AD変換器14、RAM15及びDA変換
器16よりなる回路部は、上記装置7の出力信号
に基づいて再生時分割多重信号中の時間軸圧縮色
差信号をRAM15に書き込んだ後読み出し動作
を行なつて時間軸がもとに戻された線順次色差信
号を得る。すなわち、RAM15は例えば10MHz
の書き込みクロツクパルスにより再生時間軸圧縮
色差信号のデイジタル信号を書き込み、2MHzの
読み出しクロツクパルスにより5倍に時間軸伸長
されて時間軸が復元された再生線順次色差信号の
デイジタル信号を読み出す。この読み出されたデ
イジタル信号はDA変換器16を通して再生線順
次色差信号とされた後、エンコーダ34の第1の
入力端子に供給される。また判別用バースト信号
検波器33により前記1.5MHzの判別用バースト
信号が検出されて、エンコーダ34の第2の入力
端子に供給される。
エンコーダ34は再生線順次色差信号の色差信
号(R−Y)と(B−Y)の各ラインで所定の直
流レベル差を与えた後周波数変調を行なつて被周
波数変調波を得、更にその被周波数変調波の水平
同期信号及びその前後の期間のみ被周波数変調波
の伝送を遮断して、SECAM方式に準拠した被周
波数変調波である搬送色信号を生成する。
エンコーダ34の出力端子より取り出された
SECAM方式に準拠する再生搬送色信号は、第1
図に示す混合回路35へ供給され、ここでDA変
換器11よりの再生輝度信号とコントロールパル
ス発生装置7よりの同期信号と夫々混合されて
SECAM方式に準拠した再生カラー映像信号に変
換された後出力端子36へ出力される。
なお、デコーダ4及びエンコーダ34の夫々の
内部に直流シフト回路を設けないで、直流レベル
差を有したままで線順次色差信号を記録しこれを
再生することもできる。この場合は第3図Bに示
した時分割多重信号中の色基準レベル(前記バツ
クポーチ期間内の色差信号の無彩色部分の直流レ
ベル)が、前記の直流レベル差分だけ1H毎に異
なるため、記録時にはAD変換器14に供給され
る線順次色差信号に対し、予め定めた一方の色差
信号(R−Y)又は(B−Y)の伝送ラインの色
基準レベルのみをクランプし、再生時にも再生線
順次色差信号の一方の色差信号の伝送ラインの色
基準レベルのみをクランプする必要がある。しか
し、色差信号(R−Y)及び(B−Y)の判別情
報は上記の直流レベルの差として伝送するので、
判別用バースト信号を伝送する必要はなく、直流
レベルシフトを行なう場合に比し回路構成は簡単
となる。
このような記録再生動作を行なう記録再生装置
において、コントロールパルス発生装置7内に
は、記録時及び再生時のいずれも同期分離回路6
より取り出された水平同期信号が供給されるクロ
ツクパルス発生回路を有している。本発明はこの
クロツクパルス発生回路に関するもので、特に再
生時のクロツクパルス発生に関するものである。
第4図は本発明回路の一実施例のブロツク系統
図を示す。同図中、同期分離回路6よりの再生水
平同期信号は入力端子38を介して位相比較器3
9及び40に夫々供給される。位相比較器39、
ループフイルタ41、電圧制御発振器(VCO)
42及びカウンタ43よりなる帰還ループは第1
のフエーズ・ロツクド・ループ(PLL)48を
構成しており、その応答特性は再生水平同期信号
の例えば3kHz程度までの再生時間軸変動に充分
追従できるように選定されている。このため、ル
ープフイルタ41の上限遮断周波数は比較的高い
値(例えば5kHz)に選定されており、第1の
PLL48は再生水平同期信号中に含まれるノイ
ズに応答してVCO42の出力信号が再生水平同
期信号の位相と同期しない状態となり得る。
そこで、本実施例では位相比較器40、ループ
フイルタ44、VCO45及びカウンタ46より
なる第2のPLL49を設けている。ループフイ
ルタ44の上限遮断周波数は、再生水平同期信号
のノイズが高い周波数帯域に分布することに着目
し、この高周波数のノイズを略除去できるような
低い周波数値(例えば数百Hz〜数十Hz)に設定さ
れている。これにより、位相比較器40より取り
出された位相誤差電圧はその中に含まれるノイズ
がループフイルタ44により略除去された後
VCO45に供給され、その発振周波数を可変制
御する。
すなわち、カウンタ46の出力パルス位相が再
生水平同期信号の位相より遅れているときは、位
相誤差電圧が高くなつてVCO45の発振周波数
を高く可変し、他方、カウンタ46の出力パルス
の位相が再生水平同期信号の位相より進んでいる
ときは、位相誤差電圧が低くなつてVCO45の
発振周波数を低く可変する。VCO45の発振中
心周波数は再生水平同期信号周波数fHのn倍(た
だしnは任意の自然数)に選定されており、カウ
ンタ46により1/n分周された後位相比較器4
0に供給され、ここで再生水平同期信号と位相比
較される。これにより、位相比較器40は再生水
平同期信号位相がノイズによつて揺すれていて
も、その平均位相に応じた位相誤差電圧を出力
し、これをループフイルタ44を介してVCO4
5に制御電圧として印加して再生水平同期信号の
平均位相に同期した信号をVCO45より発振出
力させる。このように第2のPLL49は充分低
い周波数に対する応答特性を有しており、再生水
平同期信号のジツタやノイズには殆ど応答するこ
とはなく、そのVCO45からは殆ど位相変動の
ない安定な水平走査周波数fHのn倍(例えば約
40MHz)のクロツクパルスを出力し、スイツチ回
路50の端子R及びカウンタ46へ供給する。
他方、モノマルチ47はカウンタ46よりの水
平走査周波数fHに等しいパルスを1Hよりも小な
る期間遅延する遅延回路で、その遅延パルスを第
1のPLL48内のVCO42に印加し、例えばそ
の立上りエツジでVCO42をリセツトし、VCO
42の出力発振パルスをリセツト時点で立上るよ
うにする。これにより、VCO42は再生水平同
期信号にノイズが含まれていても、再生水平同期
信号の例えば立上りエツジに位相同期して立上
る、例えば繰り返し周波数約40MHzのパルスをク
ロツクパルスとしてスイツチ回路50の端子Wへ
出力する一方、カウンタ43で水平走査周波数に
分周されて位相比較器39へ供給される。ここで
ループフイルタ44の遮断周波数がノイズ除去の
ために低く選定されているため、ループフイルタ
44により位相誤差に対する追従が遅くなり、位
相比較器40の2入力信号間の位相差が正確なも
のではなくなつてしまう。そこで、モノマルチ4
7の遅延量をループフイルタ44の出力信号で制
御することにより、上記のループフイルタ44の
遅延量が大なることによる影響を軽減している。
スイツチ回路50は端子51に入来する書き込
み/読み出し制御パルスにより、前記メモリ8,
9又は15の書き込み時には端子Wの入力クロツ
クパルスを出力端子52へ選択出力し、メモリ
8,9又は15の読み出し時には端子Rの入力ク
ロツクパルスを出力端子52へ選択出力する。従
つて、第1のPLL48内のVCO42より取り出
された、再生水平同期信号に位相同期したクロツ
クパルスはスイツチ回路50、出力端子52及び
図示を省略した適当な分周比のカウンタを通して
書き込みクロツクパルスとしてRAM8,9又は
15に印加され、再生水平同期信号と同じ時間軸
変動を有する再生時間軸圧縮輝度信号及び再生時
間軸圧縮線順次色差信号が順次に所定のアドレス
に時間的ずれなく書き込まれる。
一方、RAM8,9又は15の読み出し時には
第2のPLL49内のVCO45から取り出された、
時間軸変動を有しない極めて安定なパルスがスイ
ツチ回路50、出力端子52及び図示を省略した
適当な分周比のカウンタを通して読み出しクロツ
クパルスとして出力されるので、RAM8,9又
は15からは所定比率の時間軸伸長が行なわれ、
しかも再生時間軸変動が略除去された再生輝度信
号、再生線順次色差信号が取り出される。
なお、出力端子52の出力クロツクパルスは、
AD変換器5,14、DA変換器11,16、
RAM8,9及び15の夫々に応じて設けられた
アドレスカウンタなどにも印加されるがDA変換
器11,16にはそれらの入力側に設けられたラ
ツチゲートに印加するのが一般である。
応用例 なお、ループフイルタ44の遅延量がそれほど
大でない場合は、モノマルチ47を設ける必要は
なく、カウンタ46の出力パルスを直接にVCO
42のリセツト端子に印加するようにしても、実
用上ノイズに殆ど影響されることなく再生水平同
期信号に位相同期したクロツクパルスをVCO4
2より取り出すことができる。
また、本発明回路はタイムプレツクス方式によ
る時分割多重信号の再生時に適用し得る回路であ
るが、第1図に示した記録再生装置に適用した場
合は記録時にも共用することができることは勿論
であり、またパルス遅延回路としてはモノマルチ
47以外の他の公知の回路を使用することもでき
る。
効 果 上述の如く、本発明によれば、再生水平同期信
号中の再生時間軸変動に充分に追従する第1のフ
エーズ・ロツクド・ループから書き込みクロツク
パルスを出力し、上記の再生時間軸変動及びノイ
ズに殆ど応答しない特性をもつ第2のフエーズ・
ロツクド・ループから読み出しクロツクパルスを
出力するようにしたので、メモリからもとの時間
軸となるように時間軸伸長されて読み出される再
生輝度信号及び再生線順次色差信号に再生時間軸
変動を有しないように読み出すことができ、また
時間軸伸長を時間軸圧縮時の信号スタート位置と
同じ位置から開始させることができ、従つて画面
上での色ずれの発生を防止することができる等の
特長を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明回路を適用し得る、本出願人が
先に提案した記録再生装置の一例を示すブロツク
系統図、第2図A〜F及び第3図A,Bは夫々第
1図図示ブロツク系統図の動作説明用信号波形
図、第4図は本発明回路の一実施例を示すブロツ
ク系統図である。 1……標準方式カラー映像信号入力端子、4…
…デコーダ、5,14……AD変換器、6……同
期分離回路、7……コントロールパルス発生装
置、8,9,15……ランダム・アクセス・メモ
リ(RAM)、11,16……DA変換器、12,
38……スイツチ回路、17……判別用バースト
信号発生回路、22……FM変調器、26……磁
気テープ、31……FM復調器、34……エンコ
ーダ、35……混合回路、36……再生標準方式
カラー映像信号出力端子、38……再生水平同期
信号入力端子、39,40……位相比較器、4
1,44……ループフイルタ、42,45……電
圧制御発振器(VCO)、43,46……カウン
タ、47……単安定マルチバイブレータ(モノマ
ルチ)、48……第1のフエーズ・ロツクド・ル
ープ(PLL)、49……第2のフエーズ・ロツク
ド・ループ(PLL)、50……スイツチ回路、5
1……書き込み/読み出し制御パルス入力端子、
52……クロツクパルス出力端子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 2種の時間軸圧縮色差信号が1水平走査期間
    毎に交互に伝送され、かつ、1水平走査期間内に
    一の該時間軸圧縮色差信号が時間軸圧縮輝度信号
    と水平同期信号と共に時分割多重されてなる時分
    割多重信号が変調されて記録されている記録媒体
    を再生し、再生信号を復調して得た再生時分割多
    重信号中の再生水平同期信号が供給されてその位
    相に同期したクロツクパルスに基づいて、メモリ
    を用いて上記再生時分割多重信号中の上記時間軸
    圧縮輝度信号及び2種の時間軸色差信号を夫々も
    との時間軸に伸長し、これにより得られた再生輝
    度信号及び2種の色差信号から再生標準方式カラ
    ー映像信号を得るカラー映像信号再生装置のクロ
    ツクパルス発生回路であつて、上記再生水平同期
    信号が供給され該再生水平同期信号の再生時間軸
    変動に充分に追従する応答特性を有する第1のフ
    エーズ・ロツクド・ループと、該再生水平同期信
    号が供給され該再生水平同期信号中のノイズ及び
    再生時間軸変動に殆ど応答しない応答特性をもつ
    第2のフエーズ・ロツクド・ループと、該第2の
    フエーズ・ロツクド・ループ内の位相比較器によ
    り該再生水平同期信号と位相比較される信号を分
    岐して取り出して該第1のフエーズ・ロツクド・
    ループ内の電圧制御発振器をリセツトする手段
    と、前記メモリの書き込み時には該第1のフエー
    ズ・ロツクド・ループの電圧制御発振器から取り
    出されたパルスを書き込み用クロツクパルスとし
    て選択出力し、かつ、前記メモリの読み出し時に
    は該第2のフエーズ・ロツクド・ループ内の電圧
    制御発振器から取り出されたパルスを読み出し用
    クロツクパルスとして選択出力するスイツチ回路
    とより構成したことを特徴とするカラー映像信号
    再生装置におけるクロツクパルス発生回路。
JP58047659A 1983-03-22 1983-03-22 カラ−映像信号再生装置におけるクロツクパルス発生回路 Granted JPS59172897A (ja)

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