JPS64846Y2 - - Google Patents

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JPS64846Y2
JPS64846Y2 JP1982002533U JP253382U JPS64846Y2 JP S64846 Y2 JPS64846 Y2 JP S64846Y2 JP 1982002533 U JP1982002533 U JP 1982002533U JP 253382 U JP253382 U JP 253382U JP S64846 Y2 JPS64846 Y2 JP S64846Y2
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JP
Japan
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bag
retort food
food
heat
film
Prior art date
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JP1982002533U
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English (en)
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JPS58105880U (ja
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  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Cookers (AREA)
  • Cereal-Derived Products (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、野外、車内、船中等の加熱設備のな
い場所で、極めて簡便、かつ安全に温かい食品を
調製できる加熱具付きレトルト食品に関する。
【従来の技術】
(背景) 今日、アルミ箔・プラスチツクフイルム積層体
などの伝熱性パウチ内に収容されたレトルト食品
は、カツプ入りインスタント食品と共にコンベニ
エンス食品の双壁として広く普及している。 この種の食品は、調理の手数を要しないから極
めて便利ではあるが、最低限加熱の手数を必要と
するから、加熱設備のない野外への携行にはアル
コールランプ、ガスバーナーなどの加熱具と、鍋
などの厨房具の準備が必要である。さらに車中又
は船中のように、仮令バーナーや鍋を用意して
も、安全性の点からこれらを利用できない場所も
存在する。 (従来技術の問題点) そこで、以上の問題に対する解決策として、既
に折畳み可能に連結したアルミ箔積層体製の二個
の袋の一方にレトルト食品を、他方に生石灰を封
入し、用時生石灰入り袋を破つて水を注入した
後、両袋の重ね合わせる構造の先考案(実公昭52
−28711号)が提案されているが、用時袋を破つ
て、水を注入するという手数を必要とする他、注
水口から発熱剤を洩れさせないようにしながら、
しかも食品を容れた袋と発熱剤入りの袋とを可及
的密着状態に保持するのは困難であり、余程取扱
い注意しないと、袋の切り口から洩れた石灰が手
や衣服を汚染する恐れがある。その上、内部にレ
トルト食品を封入した袋と発熱剤を容れた袋とが
完全に密着しないため、加熱効率の悪いことも重
大な欠点である。
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、公知の自己加熱手段付きレトルト食
品における上記事情に鑑み、この種食品における
使用時の取扱を極度に簡単化すると共に、発熱剤
の熱効率をより向上させ、さらには発熱剤の洩れ
をなくすことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(概要) 以上の課題を解決するため、本発明に係る簡易
加熱具付きレトルト食品は、非透水性の良熱伝導
性フイルム又はシートにより構成された袋状体で
あつて、該袋状体は、その厚さ方向に直交する方
向に沿つて同様のフイルム又はシートにより二室
に又は三室に仕切られると共に、該仕切りにより
形成された一方の部屋又は中央の部屋にレトルト
食品が、他方の部屋又は両側の部屋に夫々、通気
性の袋内に包まれた空気、水分又は空気と水分と
により発熱する性質を有する発熱剤が収容され、
かつ、レトルト食品と接しない側の発熱剤収容室
の壁に、適当な開口面積を有する通気孔が予め穿
設されていて、該通気孔は、剥離可能な非通気性
のフイルム又はシートにより、開口可能に密閉さ
れていることを特徴とする。 (構造) 本考案のレトルト食品は、基本的に、例えばア
ルミ箔・プラスチツクフイルム積層体(以下単に
《アルミ箔積層体》という)の如き非透水性の良
熱伝導性フイルム又はシートで作られた隔壁付き
袋体の一方の部屋にレトルト食品を、他方の部屋
に通気性の袋内に包まれた発熱剤が収容された構
造を有する。上の隔壁は、袋体内をその厚さ方向
に直交する面に沿つて仕切るように、最低一つ設
けられるが、所望により二重に設けられてもよ
い。後者の場合、袋体は二重の隔壁により三室に
仕切られた構造となり、この場合、発熱剤を両側
の二室に収容できるので、中央室内のレトルト食
品に対する加熱能力が向上する。 以上の袋体は、その重要な構造として、レトル
ト食品と接しない側の発熱剤収容室の壁部に、常
時剥離可能な非通気性の封緘用フイルムにより閉
鎖された通気孔を備える。本通気孔の総開口面積
は、発熱剤の種類及び所要加熱速度に応じて任意
に設計される。 (レトルト食品) 現在市販のレトルト食品その他、一切のレトル
ト食品を包含する。 (発熱剤) 本願考案における発熱剤は、空気、水分(空気
中の水蒸気又は保水剤の水分)又は空気と水分と
により発熱する性質を有する単独の物質又は組成
物である。実例としては、例えば還元鉄、環元ニ
ツケルの如き鉄族の金属微粉末又はそれに酸化剤
を混合したもの或は苛性ソーダと炭酸カルシウム
のような保水剤との混合物を例示できるが、勿論
例示のものだけに限る訳ではない。 これらの発熱剤は、例えば不織布、細孔付きフ
イルム又は和紙などの通気性材料で作られた袋内
に収容される。
【作用】
本案レトルト食品の封緘用フイルムを剥がす
と、通気孔を経て発熱剤が空気及び/又は水分と
接触するので、直ちに熱が発生し、他室内のレト
ルト食品を加熱する。この際発生する熱量は、例
えば還元鉄の場合1モル当たり200kcal近くに達
し、この発熱速度は、通気量の増大及び酸化剤の
存在により加速されるから、比較的少量の酸化剤
でも充分対象レトルト食品を喫食適温にまで加熱
することができる。殊に本案食品では、食品収容
部と発熱剤収容部とが薄い伝熱性の隔壁を介して
密着しているので、発熱剤の加熱効率は極めて良
好である。 加えて、本案食品では、上記公知例の如く袋を
開封したり水を注入したりする手数を必要としな
いから、手数がかからないだけでなく、破口がな
いからどのような姿勢でも内容物を加熱でき、か
つ水の得られない場所でも(即ち、何時でも何処
でも)喫食できる他に、用済みの発熱剤が流れ出
して手や衣服を汚す恐れがないなどの数多の特長
がある。
【実施例】
以下、本考案具体化の一例を添付図面を参照し
て説明するが、本例は勿論説明用のものであつ
て、考案思想の限定又は制限を意図したものでは
ない。 第1図は、考案の一実施例を示す破断斜視図で
ある。 同図において、本例食品1は、アルミ箔積層体
で作られた、袋体2の内部を、その厚さ方向に直
交する方向に沿う同質材製の隔壁3で二個の室4
及び5に区画すると共に、一方の室4内にレトル
ト食品6を、他方の室5内に発熱体7を夫々収容
して構成されている。 上の発熱体7は、和紙製の袋8(これは合成樹
脂製の多孔フイルム又は不織布で構成されたもの
でもよい)と本袋8の内部に収納された発熱剤9
とからなる。 更に、室5側の外壁部には多数の通気孔10,
10…が穿たれ、これらの孔は、非通気性のプラ
スチツク製粘着フイルム11により常時剥ぎ取り
可能に閉鎖されていて、用時該フイルム11を剥
ぎ取ることにより、袋8内の発熱剤9が該通気孔
10を経て侵入してきた空気(及び空気中の水
分)と接触して発熱し、他室4内のレトルト食品
6を加熱する。 本例のレトルト食品は、加熱操作が簡便で、水
を必要としないから、時と所に関係無く加熱して
喫食でき、かつ手等を汚染する恐れもないから、
自己加熱型食品として極めて便利に使用できる。 なお、本例において、隔壁3の数を二枚とし、
両隔壁間にレトルト食品を、外側の両室内に発熱
剤を夫々収容することにより、加熱速度を一層早
めることができる。
【考案の効果】
以上説明した通り、本考案は、公知の自己加熱
手段付きレトルト食品の欠点を解決し、この種食
品における使用時の取扱を一層簡便化すると共
に、発熱剤の熱効率をより向上させ、さらには発
熱剤の洩れをなくし、何時でも何処でも喫食でき
る新規レトルト食品を提供し得たことにより、民
生上寄与しうる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す破断斜視図であ
る。図中の符号の意味は下述の通り: 1:本案食品の全体;2:1の袋体;3:2内
の隔壁(仕切り壁)、4,5:2内の各室(4:
食品収容室、5:発熱体収容室);10:5の通
気孔;6:4内のレトルト食品、7:5内の発熱
体;8:7の和紙製袋、9:7の発熱剤;。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 非透水性の良熱伝導性フイルム又はシートによ
    り構成された袋状体であつて、該袋状体は、その
    厚さ方向に直交する方向に沿つて同様のフイルム
    又はシートにより二室に又は三室に仕切られると
    共に、該仕切りにより形成された一方の部屋又は
    中央の部屋にレトルト食品が、他方の部屋又は両
    側の部屋に夫々、通気性の袋内に包まれた空気、
    水分又は空気と水分とにより発熱する性質を有す
    る発熱剤が収容され、かつ、レトルト食品と接し
    ない側の発熱剤収容室の壁に、適当な開口面積を
    有する通気孔が予め穿設されていて、該通気孔
    は、剥離可能な非通気性のフイルム又はシートに
    より、開口可能に密閉されていることを特徴とす
    る簡易加熱具付きレトルト食品。
JP1982002533U 1982-01-11 1982-01-11 簡易加熱具付きレトルト食品 Granted JPS58105880U (ja)

Priority Applications (1)

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JP1982002533U JPS58105880U (ja) 1982-01-11 1982-01-11 簡易加熱具付きレトルト食品

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58105880U JPS58105880U (ja) 1983-07-19
JPS64846Y2 true JPS64846Y2 (ja) 1989-01-10

Family

ID=30015515

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JP1982002533U Granted JPS58105880U (ja) 1982-01-11 1982-01-11 簡易加熱具付きレトルト食品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6045172A (ja) * 1983-08-17 1985-03-11 凸版印刷株式会社 加熱具付包装体
JPH0518292Y2 (ja) * 1987-08-10 1993-05-14
JP2608224B2 (ja) * 1992-03-26 1997-05-07 蝶理株式会社 発熱パックの製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5228711U (ja) * 1975-08-22 1977-02-28

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JPS5228711U (ja) * 1975-08-22 1977-02-28

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JPS58105880U (ja) 1983-07-19

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