JPH062623Y2 - 即席食品用加熱装置 - Google Patents

即席食品用加熱装置

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JPH062623Y2
JPH062623Y2 JP1987054908U JP5490887U JPH062623Y2 JP H062623 Y2 JPH062623 Y2 JP H062623Y2 JP 1987054908 U JP1987054908 U JP 1987054908U JP 5490887 U JP5490887 U JP 5490887U JP H062623 Y2 JPH062623 Y2 JP H062623Y2
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JP
Japan
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bag
water
hydration
heating device
instant food
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Application number
JP1987054908U
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English (en)
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JPS63160737U (ja
Inventor
一紀 山形
Original Assignee
株式会社山形グラビヤ
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は即席食品用加熱装置に関するものである。
即席食品の包装用兼調理用容器の内部に設けられた加熱
機構には、水と接触したときに、大量の水和反応熱を発
生する生石灰等の水和反応剤を使用している。
本考案はこの水和反応剤を湿気から守り長時間保存でき
るようにした即席食品用加熱装置に関するものである。
[従来の技術] 従来より、生石灰等の水和発熱反応を利用して即席食品
等を暖めることが行われていた。この場合、加熱の際に
水袋を破り袋から出た水が水和反応剤と接触して反応を
起こす。
しかし、従来の即席食品用加熱機構においては、水和反
応剤は不織布等の通気性のあるシートからなる袋の中に
収納して、この袋を水袋と一緒に加熱機構に入れて、そ
のまま運搬、陳列、販売される。
そして、使用の際に、簡単な操作により水袋を破り、袋
から流出した水が前記の通気性袋の中に浸透して水和反
応剤と反応する。
即ち、水和反応剤は常に大気中の湿気にさらされてい
て、長期の保存期間中にこの湿気と水和反応を徐々に起
こし、実際の使用の際の発熱量が減少する。
また、通気性にある袋に入れた生石灰と水袋が隣接して
保存してあるので、万一水袋が破れたときに、大量の熱
が発生し、やけど等の事故を起こす危険もある。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は安全に運搬等の取り扱いができて、かつ長期の
保存期間においても水和反応剤の効力が低下しない該反
応剤の収納袋を有する即席食品用加熱装置を提供するこ
とを目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案者は、従来の即席食品用加熱機構が水袋のみをシ
ールしており、水和反応剤は直接又は間接的に大気にさ
らされているために上記欠点が生じる点に着目し、水和
反応剤の方もシールした袋の中に保存しておき、使用時
にこれを水袋とともにシールを開放して水和反応を起こ
させると上記欠点が解消することを見出し、本考案をな
すに至った。
すなわち、本考案は、水袋についたテープを引き出すこ
とにより水を解放できる水袋と水和反応剤収納袋とを設
けた即席食品用加熱装置において、水和反応剤1を収納
した袋2の一部の面に開口部3を設け、当該開口部3を
ふさぐように、カバーフイルム4を接着剤5により貼り
付け、カバーフイルム4の一端に引き出しテープ6を設
け、水袋と同時に水和反応剤収納袋の開口部が解放可能
になっていることを特徴とする即席食品用加熱装置を提
供するものである。
本考案を実施例の図面によりさらに詳細に説明する。
第1図は、本考案の即席食品用加熱装置に用いる水和反
応剤収納袋の典型的な実施例の縦断面図であり、本実施
例は第2図に示すように上部に矩形状の開口部3が大き
く開いている袋2に第3図及び第4図に示すような引き
出しテープ6を一端に設けたカバーフイルム4を使用
し、第3図の剥離紙7を剥がしたのち第4図のようにカ
バーフイルム4の矩形上周辺の設けた接着剤5により袋
2の開口部3の上に貼りつけて、第5図のようにして、
袋2をシールする。
袋2には前以て、従来の通気性シート、例えば、不織布
で作った袋2に水和反応剤1を入れたものが収納されて
いる。
第5図の袋の引き出しテープ6の根元の折り返し部8で
該テープ6を折り返すと、第1図の断面構造の袋にな
る。
本実施例の水和反応剤の収納袋の場合は、その開口部3
は矩形状をしているがこの形状はどのような形状、例え
ば、菱形、円形等であってもよく、又大きさも所望の発
熱形態により異なる大きさを選択でき、開口部の数を2
以上にすること、さらに、多数の小穴を設けたものにす
ることもできる。
本実施例に用いた袋2の材質は、プラスチックフイルム
が使用できるが、水蒸気に対するガスバリヤ性能の大き
いものが好適である。又はプラスチックフイルムと金属
の積層フイルムもガスバリヤの点及び剛性の点で本考案
の優れた材質である。
第6図は、本考案の即席食品用加熱装置の実施例の断面
図であり、これは第1図の水和反応剤収納袋に本考案者
が先に考案した水袋11を組み合わせたものである。
本実施例では、水穴12を設けた水袋11に接着テープ13が
貼り付けてある。このテープ13の端が前記実施例の引き
出しテープ6の折り返し部8の近くに融着又は貼り合わ
せにより接続している。このため引き出しテープ6の先
端を即席食品容器の外から引き出すと、水袋11の穴12が
開き、水が袋12から流出すると同時に、水和反応剤を収
納している袋2も開口し、水和発熱反応が起こる。
この場合、カバーフイルム4と接着テープ13を同じ幅に
しておけば、両者の接着剤を塗布した面が互いに接着剤
層同志で接着して引き出される。
その結果、カバーフイルム4又は接着テープ13に付着し
ている接着剤層が他の部分にくっついて、引き出しテー
プ6が途中で停まるという欠点がなくなる。
本考案の別の態様として、本考案の水和反応剤収納袋を
複数個入れ、例えば、10分毎に順次これらの袋を開放
していくと継続して長時間の加熱が可能になる。この場
合水和反応剤収納袋は耐熱性の材質を用い、接着剤も耐
熱耐水性のものを使用するのが望ましい。
本実施例の水和反応剤1の収納袋は前以てカバーフイル
ム4を袋2の開口部3に貼り付けたものに、水和反応剤
1を別の入り口から一定量注入して、その注入口を熱融
着で封口して製造することもできる。
本考案に用いる水和反応剤としては、生石灰のように水
和反応により発熱するものは毒性がなければ、どのよう
なものでも使用でき、例えば、市販の水和発熱剤である
商品名オゾマックス(株式会社会社オゾ化学技研製)な
どが特に好適に使用できる。
[考案の効果] 本考案は、水和反応剤の収納している袋の構造を保存時
には密封し、使用時に開口部のカバーフイルムを剥がす
方式にしたため、運搬、衝撃等の取り扱い中に水袋の破
損が起こっても、水と水和反応剤が接触しないので安全
であり、しかも、使用するときは弱い力で簡単に袋をを
開放でき、さらに、水袋の開放のための引き出しテープ
を共通にすることにより、水和反応剤袋と水袋の開放と
を同一の引き出し操作で兼用できるなどの利点がある。
本考案の水和反応剤収納袋の開口部3及び水袋の穴の数
と大きさを種々選択することにより、従来の方式では不
可能であったところの発熱の状況を大幅に制御できる利
点、さらに、本考案の水和反応剤収納袋を複数個使用し
て継続的に長時間加熱が可能であり、これにより例えば
炊飯等ができるように設計することもできる。
これらの利点により今後需要が増大するインスタント食
品の加熱調理用に使用する水和反応剤として非常に有利
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の水和反応剤収納袋の縦断面図
であり、第2図はその一部である袋部の平面図であり、
第3図は、この袋部に貼り付けるカバーフイルムの縦断
面であり、第4図はその底面図であり、第5図は袋部に
カバーフイルムを付着した状態の平面図であり、第6図
は本考案の即席食品用加熱装置の断面図である。 図中の符号は、1;水和反応剤、2;袋部、3;開口
部、4;カバーフイルム、5;接着剤、6;引き出しテ
ープ、7;剥離紙、8;折り返し、11;水袋、12;水
穴、13;接着テープ、20;加熱機構部、21;食品収納
部、22;蓋である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水袋についたテープを引き出すことにより
    水を解放できる水袋と水和反応剤収納袋とを設けた即席
    食品用加熱装置において、水和反応剤1を収納した袋2
    の一部の面に開口部3を設け、当該開口部3をふさぐよ
    うに、カバーフイルム4を接着剤5により貼り付け、カ
    バーフイルム4の一端に引き出しテープ6を設け、水袋
    と同時に水和反応剤収納袋の開口部が解放可能になって
    いることを特徴とする即席食品用加熱装置。
JP1987054908U 1987-04-11 1987-04-11 即席食品用加熱装置 Expired - Lifetime JPH062623Y2 (ja)

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JP1987054908U JPH062623Y2 (ja) 1987-04-11 1987-04-11 即席食品用加熱装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP1987054908U JPH062623Y2 (ja) 1987-04-11 1987-04-11 即席食品用加熱装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63160737U JPS63160737U (ja) 1988-10-20
JPH062623Y2 true JPH062623Y2 (ja) 1994-01-26

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ID=30882329

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JP1987054908U Expired - Lifetime JPH062623Y2 (ja) 1987-04-11 1987-04-11 即席食品用加熱装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100667317B1 (ko) * 2004-06-28 2007-01-12 삼성전자주식회사 롤러와 롤러 제조방법과, 화상형성장치용 상담지체

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6045172A (ja) * 1983-08-17 1985-03-11 凸版印刷株式会社 加熱具付包装体
JPH0425079Y2 (ja) * 1985-08-06 1992-06-15

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JPS63160737U (ja) 1988-10-20

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