JP2608224B2 - 発熱パックの製造方法 - Google Patents

発熱パックの製造方法

Info

Publication number
JP2608224B2
JP2608224B2 JP4068773A JP6877392A JP2608224B2 JP 2608224 B2 JP2608224 B2 JP 2608224B2 JP 4068773 A JP4068773 A JP 4068773A JP 6877392 A JP6877392 A JP 6877392A JP 2608224 B2 JP2608224 B2 JP 2608224B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
aluminum foil
shaped
heat
foil sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4068773A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06255683A (ja
Inventor
正文 濱▲崎▼
明男 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fukuvi Chemical Industry Co Ltd
Chori Co Ltd
Original Assignee
Fukuvi Chemical Industry Co Ltd
Chori Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fukuvi Chemical Industry Co Ltd, Chori Co Ltd filed Critical Fukuvi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP4068773A priority Critical patent/JP2608224B2/ja
Publication of JPH06255683A publication Critical patent/JPH06255683A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2608224B2 publication Critical patent/JP2608224B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)
  • Cookers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、発熱パックの製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水和反応により発熱する生石灰などの発
熱剤を利用して、酒などの液状飲食物や米飯などの半加
工固形食品を加熱する加熱容器が、例えば、実開平1−
168479号公報などに開示されている。この種の加
熱容器は、例えば、発熱剤とて生石灰を用い、この生石
灰と水とを水和反応させることにより、飲食物などを加
熱するためのエネルギーを得ている。
【0003】ところで、上記公報に示されている加熱容
器の発熱剤は、粒状の生石灰からなる発熱剤を、合成樹
脂フィルムが貼着されたアルミ箔で包み込んだパック状
のものが用いられ、アルミ箔に透水性を持たせるために
多数の透孔を穿設している。このような構成の発熱パッ
クでは、粒状の発熱剤が透孔を介して外部に逸出するこ
とを防止するために、透水性がある不織布などでさらに
包み込むことも行われている。
【0004】このような構成の発熱パックの製造方法と
しては、従来、アルミ箔に貼着されている合成樹脂フィ
ルムを融着することで袋体を形成し、この袋体内に計量
された発熱剤を投入して密閉し、その後に針状物を押し
つけることにより透孔を設けて、しかる後に必要に応じ
て不織布で包み込んでいた。しかしながら、このような
発熱パックの製造方法には、以下に説明する技術的課題
があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、上述した従
来の発熱パックの製造方法では、穿孔を穿設するのに、
針状物を押しつけることで行っていたが、このような穿
設方法では、針状物がアルミ箔を貫通することで穿孔が
形成されるものの、穿孔が形成される部分の抜きカスと
なるアルミ箔は、本体の部分から完全に分離されず、そ
の一部が繋がった状態になっているので、針状部を抜き
取る時に、発熱剤の粉が針状物に付着することもあっ
て、抜きカスがキックバックして穿孔を塞ぐという問題
があった。
【0006】特に、このような状態は、全ての穿孔に発
生するものではなく、ランダムに発生するため、水和反
応用の水を供給したときに、発熱剤に供給される水量が
バラツキ、反応熱が均一に加熱対象物に伝達されない。
また、針状物に付着する発熱剤の清掃の問題もある。
【0007】この問題を解決する方法として、例えば、
プレスにより透孔を打ち抜くことが考えられるが、小径
のピンを多数植設した型が必要になるとともに、型抜き
されたカスの処理も必要になり、工程が複雑になるとい
う問題がある。
【0008】この発明は、このような従来の問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的とするところは、工
程を複雑にすることなく、均一な透孔が形成され、しか
も、大量生産に適した効率的な発熱パックの製造方法を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、合成樹脂フィルムが貼着されたアルミ箔
シートに間欠的なスリット状透孔を穿設する工程と、前
記アルミ箔シートの外面側にロール状に巻かれた不織布
シートを巻き出しながら重ねる工程と、積重された前記
アルミ箔シートと不織布シートとを長手方向に2つ折に
する工程と、2つ折りにされた前記アルミ箔シートと不
織布シートの下方と側方とを熱シールして、内部に計量
された発熱剤を投入して、前記シートの上方を熱シール
する工程とを含む発熱パックの製造方法であって、前記
スリット状透孔を穿設する工程で、ロール状に巻かれた
前記アルミ箔シートを巻き出しながらカッタローラによ
り前記スリット状透孔を連続的に形成し、前記2つ折り
にする工程で、U字型断面の空間を有するガイド筒内に
前記アルミ箔シートと不織布シートとを挿通することを
特徴とする。
【0010】
【作用】上記構成の発熱パックの製造方法によれば、ア
ルミ箔に透水性を与える透孔は、発熱剤の投入前に、
ッタローラにより、間欠的なスリット状に穿設されるの
で、キックバックがなく、型も必要としない。また、同
製造方法によれば、ロール状に巻かれたアルミ箔シート
と不織布シートとを巻き出しながら一連の工程により発
熱パックを製造するので、大量生産に適した効率的な製
造方法となる。
【0011】
【実施例】以下本発明の好適な実施例について添附図面
を参照にして詳細に説明する。図1および図2は、本発
明にかかる発熱パックの製造方法の一実施例を示してお
り、図3は同製造方法で得られる発熱パックを示してい
る。
【0012】同図に示す発熱パックの製造方法は、合成
樹脂フィルムが両面に貼着された帯状のアルミ箔シート
1と、このアルミ箔シート1とほぼ同じ幅の不織布シー
ト2とが用いられる。これらのシート1,2は、ロール
状に巻かれ、フレーム3に上下方向に間隔をおいて設け
られた上下アーム4,5に装着され、この実施例では、
上アーム4にアルミ箔シート1が装着され、下アーム5
に不織布シート2が装着されている。
【0013】そして、ロールから巻き出されたアルミ箔
シート1および不織布シート2は、それぞれ複数のガイ
ドローラ6を介してフレーム3の垂直下方に導かれ、不
織布シート2側の終端ガイドローラ6aの下方で相互に
重ね合わされる。アルミ箔シート1が捲回されるガイド
ローラ6の途中には、比較的径の大きい一対の狭持ロー
ラ7が設けられていて、この狭持ローラ7は、一方がゴ
ムローラ7aであり、このゴムローラ7aに接触する他
方がカッタローラ7bとなっている。
【0014】カッタローラ7bは、その軸方向(図1の
紙面に直交する方向)に所定の間隔をおいて複数が配置
され、円盤状のカッターの外周に部分的な切欠部が設け
られている。この構成により、狭持ローラ7をアルミ箔
シート1が通過すると、アルミ箔シート1には、図2の
上部にその一部を示すように、シート1の長手方向に沿
った多数の間欠的なスリット状透孔8が形成される。こ
のスリット状透孔8は、その長さが15〜16mm程度
で、透孔8のない部分の長さが4〜5mm程度が好適で
ある。
【0015】終端ガイドローラ6aの下方で重合わされ
たアルミ箔シート1と不織布シート2は、次に、図2に
示すようなガイド筒9に挿入される。このガイド筒9
は、下方に向けて若干拡開したテーパ状に形成された内
筒9aと外筒9bとからなり、これらの筒間に略U字型
断面の狭い空間9cが設けられていて、この空間9cに
アルミ箔シート1を内側にして重合わされたシート1,
2が導入される。
【0016】これにより、シート1,2は、アルミ箔シ
ート1を内側にして、水平断面が略U字状になるように
その長手方向に2つ折にされ、空間9cの下端から導出
される。空間9cから導出された2つ折れにされたシー
ト1,2は、次に熱シール10が形成される。
【0017】この熱シール10は、図外のシート1,2
を狭持する形式の熱シール機で行われるものであって、
まず、下方シール10aと、U字形に開口した側方シー
ル10bとが行われる。このシール10a,bにより、
シート1,2は、上方が開口した袋状になり、この段階
でガイド筒9内に計量された発熱剤、例えば、粒状の生
石灰が投入され。
【0018】そして、発熱剤の投入が終了したのちに、
上方シール10cが形成され、これにより発熱剤がシー
ト1,2に封入される。以上の操作を順次行い、上方お
よび下方シール10a,cの中間で切断すれば、図3に
示す発熱パック11が得られる。
【0019】この実施例で得られる発熱パック11は、
表面側に不織布シート2が設けられ、その内側にスリッ
ト状透孔8が設けられたアルミ箔シート1があって、こ
のアルミ箔シート1のさらに内側に発熱剤が位置してい
るので、発熱剤の細かい粉体が透孔8を介して逸出した
としても、不織布シート2によりこれが外部に逸出する
ことが防止される。
【0020】さて、以上の工程で行われる発熱パックの
製造方法によれば、アルミ箔シート1に透水性を与える
透孔8は、発熱剤の投入前に、狭持ローラ7により間欠
的なスリット状に穿設されるので、キックバックがな
く、型も必要としない。
【0021】なお、上記実施例では、スリット状透孔8
をアルミ箔シート1の長手方向に沿って形成したものを
例示したが、透孔8の方向はこれに限られることはな
く、シート1の長手方向に直交する方向であってもよ
い。
【0022】
【効果】以上、実施例で詳細に説明したように、本発明
にかかる発熱パックの製造方法によれば、アルミ箔に透
水性を与える透孔は、発熱剤の投入前に、間欠的なスリ
ット状に穿設されるので、キックバックがなく、型も必
要としないので、工程を複雑にすることなく、均一な透
孔が形成されるとともに、大量生産に適した効率的なも
のとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる発熱パックの製造方法の重合わ
せ工程までの説明図である。
【図2】図1の後に行われる工程の説明図である。
【図3】本発明の実施例で得られる発熱パックの平面図
である。
【符号の説明】
1 アルミ箔シート 2 不織布シート 7 狭持ローラ 8 透孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−19779(JP,A) 実開 昭48−30273(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂フィルムが貼着されたアルミ箔
    シートに間欠的なスリット状透孔を穿設する工程と、 前記アルミ箔シートの外面側にロール状に巻かれた不織
    布シートを巻き出しながら重ねる工程と、 積重された前記アルミ箔シートと不織布シートとを長手
    方向に2つ折にする工程と、 2つ折りにされた前記アルミ箔シートと不織布シートの
    下方と側方とを熱シールして、内部に計量された発熱剤
    を投入して、前記シートの上方を熱シールする工程とを
    含む発熱パックの製造方法であって、 前記スリット状透孔を穿設する工程で、ロール状に巻か
    れた前記アルミ箔シートを巻き出しながらカッタローラ
    により前記スリット状透孔を連続的に形成し、 前記2つ折りにする工程で、U字型断面の空間を有する
    ガイド筒内に前記アルミ箔シートと不織布シートとを挿
    通する ことを特徴とする発熱パックの製造方法。
JP4068773A 1992-03-26 1992-03-26 発熱パックの製造方法 Expired - Lifetime JP2608224B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4068773A JP2608224B2 (ja) 1992-03-26 1992-03-26 発熱パックの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4068773A JP2608224B2 (ja) 1992-03-26 1992-03-26 発熱パックの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06255683A JPH06255683A (ja) 1994-09-13
JP2608224B2 true JP2608224B2 (ja) 1997-05-07

Family

ID=13383390

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4068773A Expired - Lifetime JP2608224B2 (ja) 1992-03-26 1992-03-26 発熱パックの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2608224B2 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5228711Y2 (ja) * 1971-08-18 1977-06-30
JPS58105880U (ja) * 1982-01-11 1983-07-19 住友ゴム工業株式会社 簡易加熱具付きレトルト食品
JPS60134765U (ja) * 1984-02-17 1985-09-07 凸版印刷株式会社 発熱包装体
JPS6374477U (ja) * 1986-10-30 1988-05-18
JPH0619505Y2 (ja) * 1988-05-12 1994-05-25 蝶理株式会社 加熱容器
JPH02148626U (ja) * 1989-05-23 1990-12-18
JPH057666U (ja) * 1991-02-18 1993-02-02 勝三 石井 加工食品の包装体

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06255683A (ja) 1994-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4889523A (en) Tearable package of synthetic thermoplastic foil and device and method for producing the same
US4120715A (en) Method of manufacturing a filter for use in venting colostomy or ileostomy appliances
US6461044B1 (en) Reclosable bag formed on form, fill and seal machine
RU2413607C2 (ru) Способ перфорирования термоплавкого материала
PT1425161E (pt) Produto com uma estrutura termoplástica perfurada.
US2213602A (en) Method of making a package
JP2007521930A (ja) プリーツ要素に成形された領域を含む弾性様挙動を有する可撓性バッグの製造方法
US2673495A (en) Method and apparatus for making bags
CA2334648C (en) Bag with mesh wall and heat seal die
JP2702236B2 (ja) タグ付き吊り紐を備えた煎じ出し用濾紙袋、その連続製造方法及び製造装置
DE69531132T2 (de) Blattförmiger Sauerstoff-Absorber und Verfahren zur Herstellung
JP2608224B2 (ja) 発熱パックの製造方法
DE69625860T2 (de) Verfahren und vorrichtung zum herstellen von pilzbrutsäcken
EP0765744A2 (en) A machine and process for formation of a continuous composite tape for the production of wrappings for food products, and the tape and wrapping thus obtained
JPS58102747A (ja) 無菌性自立袋の製袋方法
JP2003291910A (ja) 充填包装袋の製造方法およびその充填包装装置
JPH0616721Y2 (ja) 通気性袋の自動製造装置
JPS6226326Y2 (ja)
CA2230810A1 (en) Windowed bag
JP3441375B2 (ja) 吊下式商品包装袋の製袋方法
JP2007528824A (ja) ミシン目を設けたffs袋
JP3816468B2 (ja) フィルム製包装袋の製造方法及びその製造装置
JP2717612B2 (ja) 包装方法および装置
JPH0199962A (ja) 密封小分け袋及びその製造方法
JPH03504227A (ja) 細長い子袋の製造方法