JPH034819A - 飲食物用加熱装置 - Google Patents

飲食物用加熱装置

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JPH034819A
JPH034819A JP13807389A JP13807389A JPH034819A JP H034819 A JPH034819 A JP H034819A JP 13807389 A JP13807389 A JP 13807389A JP 13807389 A JP13807389 A JP 13807389A JP H034819 A JPH034819 A JP H034819A
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water
pack
box body
food
agent
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JP13807389A
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English (en)
Inventor
Yuzo Fujita
雄三 藤田
Takeshi Shimizu
武 清水
Takayoshi Yamagishi
山岸 孝慶
Yukiyasu Terada
寺田 由紀康
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TEKUNON KK
Original Assignee
TEKUNON KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は飲食物用加熱装置に係り、野外その他での熱源
の確保が困雑な場所において、御飯その他を詰め合わせ
た弁当容器、その他各種の料理品あるいは加熱すべき調
理品を収容した飲食物用容器を加熱でき、しかも、その
加熱に際して適当量の湿り気を付与することで供食に適
した状態にでき、また、携帯にも好適な飲食物用加熱装
置に関する。
(従来の技術) 従来、屋外で弁当その他の料理品を併置する場合、冷た
いままであると、その風味が十分に得られないから、こ
れを温めることがある。ところが、その加温に際して火
力を使用すると、その熱源の管理に危険性を伴ない、簡
便な使用が困難である。
(発明が解決しようとする課題) こうしたことから、例えは実公昭57−18986号公
報、実開昭59−23329号公報、実開昭60−18
7618号公報、実開昭61−40926号公報、実開
昭62−90527号公報等のように、化学懐炉を使用
して料理品の保温状態を維持するものかある。これは、
保温時間を長く必要とする場合には、十分ではなく、ま
た、例えば御飯の保温に使用したときには、御飯を乾燥
させてしまい、併置時にはその美味しさを損なわせるこ
とがあった。
一方、実開昭62−98527号公報、実開昭60−7
0235号公報にあるように、生石灰と水との水和反応
に伴なう反応熱を利用するものがあるが、これらは専ら
飲料の加熱に利用されているにすぎない。しかも、これ
らの加熱手段における生石灰と水との封入構造は、単に
、それらの間での水和反応を生じさせるなめに分離させ
であるにすぎず、反応時での両者の#、触は十分にN区
されているものではない。
また、実開昭61−35635号公報に係る食品用容器
があり、これは、弁当容器下部に生石灰と水とを装入し
、それらの間での水和反応を利用して直接に弁当を加温
するようにしたものである。
ところが、この食品容器では、水和反応によって発生し
た水蒸気をそのまま外部に放出させるもので、御飯に対
して適当な湿り気を付与するものとはなっていないから
、加熱効率が悪く、加温によって御飯が乾燥してしまう
ことがあった。
更に、実開昭63−26585号公報、実開昭63−4
8527号公報によって提案されている加熱容器は、容
器内に各種の料理品が収納されることが要求され、これ
をそのまま使用しても、簡便性ある携帯用の熱源として
利用するのは困難である。
しかも、特に、従来の生石灰等の発熱剤との水和反応を
利用するものは、その反応時に体積が膨張し、これらを
収納するパック容器を破損させるおそれがあり、また、
パック容器自体を予めやや大きく形成しておくと、容器
自体が大型になって携帯性が損なわれる。そればかりで
なく、パック容器内に生石灰と水とを分離した状態で収
納するに、例えば実開昭64−11148号公報のよう
に、生石灰を不織布等の通水性ある包装袋によって収容
しておくと、その通水性の故に外部の湿気を吸収して発
熱反応を生じないまでも経年変化によって経時的に、例
えば水酸化合物、炭酸化合物等に変質し、強制的な反応
時には所定の反応熱量が確保されない場合もあった。ま
た、その反応時には、生石灰の粉末が飛散し、例えば弁
当容器の加熱の場合には、その粉末が飲食物中に混入し
、風味自体が損なわれ、衛生上も好ましいものではなか
った。
そこで、本発明は、上述したような従来存した諸事情に
豐み、創出されたもので、生石灰等の発熱剤と水との水
和反応に伴なう反応熱を利用するも、この反応に伴なう
発熱剤の体積膨張の抑制、粉末の飛散防止を図り、それ
ばかりでなく、発熱剤を防湿性がある収納袋によって収
納することで経年変化による変質を防止して、長期間に
亙る反応作用の維持を図れるようにした飲食物用加熱装
置の提供を目的とする。
(課題を解決するための手段) 上述した目的を達成するためz本発明にあっては、水と
の水和反応によって発熱する発熱剤を防湿性の収納袋に
よって包装、収納した発熱剤パックと、水を充填収容し
た水パックとを、蒸気放出孔を有する収納ボックス体内
に収納し、発熱剤パック、水パック夫々を収納ボックス
体外からの操作によって破断する破断手段を収納ボック
ス体に設けたことを特徴とする特 発熱剤として、生石灰とすることができ、また、アルミ
ニウム、鉄、ケイ素、ナトリウム、カリウム、カルシウ
ム、マグネシウム等の酸化物または水酸化物の1種また
は2種以上の混合物とすることができる。
そして、発熱剤と水との反応時に作用する発熱剤の膨張
抑制剤を添加することができ、それは、例えば、塩化マ
グネシウム、塩化カルシウムであり、水パック中に溶解
されている。
また、同じく発熱剤と水との反応時に作用する発熱剤の
発熱向上剤を添加することができ、それは、例えば、塩
化カルシウムであり、発熱剤パック中に混入されている
更には、収納ボックス体の蒸気放出孔に、フィルターを
設けることができる。
(作用) 本発明に係る飲食物用加熱装置において、生石灰等の発
熱剤、発熱向上剤を収納した発熱剤パック及び膨張抑制
剤を混入した水パックを収納しである収納ボックス体を
加熱あるいは調理すべき所定の飲食物用容器下方に装入
セットしておく。
加熱、調理に際し、収納ボックス体から外出している破
断手段の操作によって発熱剤パックおよび水パックを破
断させると、収納ボックス体内に充満する水が発熱剤と
化学反応(水和反応)し、熱と水蒸気とを発生する。
このとき、水パック中の膨張抑制剤は、水和反応での発
熱剤の体積の膨張を抑制し、収納ボックス体等を膨張さ
せず、その外形形態を維持する。
発生した熱は飲食物用容器内の料理品その他を加熱し、
また、水蒸気は収納ボックス体の蒸気放出孔から噴出し
て料理品に適当な湿り気を与え、同時に蒸気の潜熱は加
熱のために有効に利用され、料理品を装置に適した状態
とする。
また、蒸気放出孔に配したフィルターは、水和反応に伴
なう発熱剤の微粉末を収納ボックス体外に飛散させず、
調理品に粉末を混入させず、それの衛生状態を維持する
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。
く概要〉 図において示される符号1は箱状に形成された収納ボッ
クス体であり、この収納ボックス体1内には、発熱剤パ
ック10、水パック20がいずれかが上方に位置されて
収納されている。そして、これらのパック10.20内
の発熱剤11、水12との水和反応によって発生した蒸
気を放出する蒸気放出孔2が収納ボックス体1に穿設さ
れている。更に、収納ボックス#1内には、発熱剤パッ
ク10、水パック20夫々を破断し、破断によって内部
に収納、充填しである発熱剤11、水12を反応させる
よう、これらのパック10.20を収納ボックス体1外
部からの操作によって破断させる破断手段30を備えて
いる。
〈収納ボックス体〉 収納ボックス体1は、外形が閤平伏とされている包装さ
れた発熱剤パック10、水パック20を上下に重ねた状
態で収納するのに好適となるよう、外形は偏平な箱状を
呈している。また、上部壁土に所定の飲食物容器Pが直
接に載置された場合での荷重に十分耐え得る耐荷重性を
有することが望ましい、そして、水和反応によって発生
する熱及び破断される水パック20内の水21に浸蝕さ
れることがないよう、耐熱性、耐水性を備えている。
また、収納ボックス体1自体が1回のみの使用で使い捨
て式であることを考慮して、その素材自体は安価な材料
となるよう、例えば肉厚用紙製ボックスの内面にアルミ
ニウム膜を施して形成し、また、耐熱性のプラスチック
容器等としても形成でき、その素材の材質自体は問わな
い。
前記蒸気放出孔2は、収納ボックス体1の上部壁に例え
ば縦横状の配列で多数にして穿設されており、その形状
は例えば円形状にしである。もとより、この蒸気放出孔
2は、例えば中央部分では密に、周囲では粗にして配置
しなり、蒸気放出孔2自体の形状、大小を種々の変更、
組み合わせのものとしたり、穿設位置によって形状、大
小を変更したり、等は任意に選定できる。
また、この蒸気放出孔2には、発熱剤11の粉末を補足
し、収納ボックス体1外に放出させないようにしたフィ
ルター3が設けられている。このフィルター3は、例え
ば蒸気放出孔2が穿設されている上部壁内側面全域に一
過紙その他を貼着することで得られる。
更に、収納ボックス体1底部には、後述する発熱剤パッ
ク10との密着を防止する突起状のリブその他を設ける
こともできる。
く発熱剤パック〉 発熱剤パック10は、破断可能に形成された通水不能な
ポリエチレン樹脂、ポリエステル樹脂等の合成樹脂製の
う・ミネートフイルムその他の防湿性の収納袋12によ
って包装、収納されており、取り扱うに際しての発熱剤
11粉末の飛散防止を図ると共に、不使用時において、
外面に凹凸がある発熱剤11粉末に起因する水パック2
0の収容袋22の破断を防止できるようにする。また、
後述する破断手段30による破断の容易性を考慮して、
破断に方向性がある延伸性の合成樹脂フィルムによって
収納袋12を形成することができる。
この発熱剤パック10内に収納された発熱剤11は、例
えば生石灰であり、その他アルミニウム、鉄、ケイ素、
ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム等の
水21と反応して熱を発生する酸化物、または水酸化物
の1種、更には2種以上の混合物であってもよい。
また、この発熱剤パック10内には、発熱向上剤、例え
ば塩化カルシウムが混合されることもあり、この場合、
発熱剤11である生石灰に対して重量比で10%程度と
される。このように、塩化カルシウムを混合することで
若干の発熱量の増加が実現できると同時に、後述するよ
うに、この塩化カルシウムによって発熱剤11自体の体
積膨張を抑制できる利点もある。
なお、この発熱向上剤は、発熱剤パック10内に予め混
合されている必要はなく、水21との反応時に同時に作
用されるようになっていてもよい。
ここで、発熱剤11の組成例を説明すると、次の通りで
ある。
例1゜ 組成物              重量比アルミン酸
ソーダ(N a A 102)   ・・・ 1アルミ
ニウム粉末(AI)       ・・・ 2消石灰(
Ca (OH) 2 )       ・”  4重炭
酸ソーダ(NaHCO3)    −2この例1.にお
いては、これを50tとして 100m1の水と反応さ
せる。
例2゜ 組成物              重量比アルミン酸
ソーダ(NaA10□)  ・・・ 1アルミニウム粉
末(AI)       ・・・10消石灰(Ca  
(OH) 2 )       ”・9重炭酸ソーダ(
NaHCO−)     ・・・ に酸化硅素(310
□)       ・・・ 9この例2.においては、
これを30tとして60m1の水と反応させる。
もとより、発熱剤11の組成例、必要とされる水の容量
等は、これに限定されないことは勿論であり、他の組成
例のものであってもよいものである。
〈水パック〉 また、水パック20は、破断可能に形成された例えばポ
リエチレン樹脂製フィルムの収容袋22内に水21を充
填し、充填後の収容袋22の開口部を熱圧着閉塞して成
る。そして、図示のよう゛に、発熱剤パック10の上方
に位置させて発熱剤バヅク10と共に収納ボックス体1
内に収納される。
また、後述する破断手段30による破断の容易性を考慮
して、破断に方向性がある延伸性の合成樹脂フィルムに
よって収容袋22を形成することができる。
この水パック20内に収容される水21には、発熱剤1
1、例えば生石灰の体積膨張を抑制する膨脹抑制剤が溶
解されている。この膨脹抑制剤としては、塩化マグネシ
ウムであり、15〜30%の水溶液として形成する。あ
るいは塩化マグネシウム、塩化カルシウムであり、5〜
15%の塩化マグネシウムの水溶液と、5〜10%の塩
化カルシウムの水溶液との混合液として形成する。膨脹
抑制剤は、これらの塩化マグネシウム、塩化カルシウム
に限らず、その他の無毒、無公害性の水溶性酸化物で、
発熱剤11とイオン交換的な反応性に富む物質であれば
よい。
なお、この膨張抑制剤は、水パック20内に予め溶解さ
れている必要はなく、発熱剤11との反応時に同時に作
用されるようになっていてもよい。
く破断手段〉 破断手段30は、発熱剤パック10及び水パック20夫
々に各別に形成してあり、図示例にあっては、それらの
パック10.20を一回の操作で同時に破断するように
しである。そして、発熱剤パック10にあ、ってはその
上部面のみを破断し、水パック20にあってはその上下
部面を同時に破断して、発熱剤11に対する水21の供
給が迅速に行われるように考慮しである。
第1図乃至第3図に示す発熱剤パック10の破断手段3
0は、その収納袋12に、例えばその閉塞した開口部中
央に設けた切込線13近傍に引出破断テープ31を連結
しておき、収納袋12の開口部左右を収納ボックス体1
における一方の側壁内側面に固定する。そして、引出破
断テープ31の自由端を収納袋12の上方に沿って配置
、延長し、収納ボックス#1における他方のrPJ壁に
穿設しな破断引出孔4から収納ボックス体1外に外出さ
せたものである。
また、収納袋12の開口部に設ける切込線13は、第1
図に示すように、収納袋12の深さ方向に沿って2条に
して設け、その切込線13相互間での中央部分に引出破
断テープ31の一端を固着し、切込線13の両件側部分
を収納ボックス体1のII!J!!内側面に接着等によ
って固定しである。そして、引出破断テープ31自体は
、図示のように、発熱剤パック10の収納袋12の上方
に沿ってそのまま挿通させて収納ボックス体1の他方の
側壁がわへ延ばし、その自由端を破断引出孔4から外出
させである。
一方、水パック20を破断させる破断手段30は、第1
図乃至第3図に示すように、その収容袋22に、例えば
その閉塞した開口部中央に設けた切込線23近傍に引出
破断テープ32を連結しておき、切込線23外側の収容
袋22の開口部左右を収納ボックス体1における一方の
側壁内側面に固定する。そして、引出破断テープ32の
自由端を収納袋12の下方に沿って配置、延長し、収納
ボックス体1における他方の側壁に穿設した前記破断引
出孔4から収納ボックス体1外に外出させ、前記引出破
断テープ31と一体状に連結したものである。
また、収容袋22の開口部に設ける切込線23は、第1
図に示すように、収容袋22の深さ方向に冶って2条に
して設け、その切込線23相互間での中央部分に引出破
断テープ32の一端を固着し、切込線23の両件側部分
を収納ボックス体1の側壁内側面に接着等によって固定
しである。そして、引出破断テープ32自体は、図示の
ように、水パック20の収容袋22の下方に沿って挿通
される折り返し状にして収納ボックス体1の他方の側壁
がわへ延ばしたものである。
そこで、収納ボックス体1から外出させである引出破断
テープ31.32の自由端を強制的に引出すと、収納袋
12、収容袋22夫々の開口部に、おける切込w7A1
3.23の両件側部分は収納ボックス体1内側壁に固定
されていることで収納ボックス体1内で発熱剤パック1
0、水パック20は動かないから、それは発熱剤パック
10の収納袋12、水パック20の収容袋22における
切込線13.23を破断開始位置として更に切り入れる
すると、発熱剤パック10にあってはその上部面を、ま
た、水パック20にあってはその上下部面を夫々同時に
破壊する。そのため、水パック2゜を大きく破断し、発
熱剤11との反応を大きく促進し、発熱剤11と化学反
応して熱及び蒸気を発生する。
なお、引出破断テープ31.32は、図示のようなテー
プ状とすることでその引出し操作を容易にし、また、夫
々のパック10.20の収納袋12、収容袋22の破断
を容易、確実にするばがりでなく、水パック20の収容
袋22のテーテ幅での破断は、急激な水の放出量を多く
し、水和反応を迅速に行なわせ、発生熱量を大きくする
この破断手段30の使用は、第2図に示すように、その
引出破断テープ31.32の自由端を収納ボックス体1
外に外出させておき、使用に際し、引出破断テープ31
.32を強制的に引出せばよい。こうすることで、水和
反応によって発生する熱、水蒸気が収納ボックス体1周
囲、特に上方を加熱するものとなり、その加熱に際し、
それらの操作を安全に確実に行なわせることができる。
また、使用前の引出破断テープ31.32の外出長さを
一定のものとしておくことで使用の有無が明瞭となり、
この点からも安全性を図れる。
更に、破断手段30は、第6図、第7図に示すように構
成することもできる。すなわち、収納袋12、収容袋2
2において破断を必要とする幅員で平行した2条の引出
破断縁35を袋素材の内側裏面に沿って破断の終端位置
から始端位置に至るまでに配置し、必要があればその裏
面に接着する。
そして、この引出破断縁35の始端は収納袋12、収容
袋22の破断開始位置でその外方に外出させ、破断の終
端方向へそのまま折り返し状にして挿通し、前記引出破
断孔4から収納ボックス体1外に引き出すものである。
なお、第7図に示すように、この引出破断縁35は、前
記した実施例と同様に、発熱剤パック10にあってはそ
の上部面に、水パック20にあってはその上下部面夫々
に設けられ、収納袋12、収容袋22夫々は同様に破断
されるようにする。
また、図示にあっての引出破断縁35は、収納袋12、
収容袋22夫々からの外出位置で、平行した2条のもの
が1本に纏められ(第6図参照)、更に、破断引出孔4
からの外出部分では、ブルリングその池によって一体化
しておくとよい(図示せず)。
もとより、破断手段30は、図示例に限らす、他の構造
のものに変更可能であり、例えば収納ボックス体1外部
からの押圧操作によって水パヅク20を強制的に突き破
るような針楕遣のものとしたり、発熱剤11中に破断可
能にした水パック20を収納するものとしたり等任意に
変更可能である。
なお、収納ボックス体1の周囲のrM壁に空気孔を穿設
しておくこともある(図示せず)。
次に、各種の料理品が収容されている飲食物用容器P、
弁当容器りその他を加熱する場合、あるいは調理する場
合での使用の一例を説明する。
第3図においては、御飯、具が収容、詰め合わされてい
る弁当容器りを加熱する場合であり、本発明加熱装置は
、弁当容器り内に予めセットされていたり、繰り返しの
使用が可能な弁当容器り内に使用時に装入セットされる
ようにしである。
図示にあっての弁当容器しは、御飯を収納した御飯収納
部、具を収納した具収納部、その他の料理物を各別に収
納する夫々の収納部を凹状にして一体に設け、また、少
なくとも御飯収納部底壁には例えば円形状の蒸気導入孔
41が開穿されている内容器42と、本発明加熱装置が
収納可能で、収納した加熱装置上方で内容器42を支持
し、前記引出破断テープ31,32、引出破断縁35を
外出させる外出孔43を有する外容器44と、内容器4
2開口を閉塞する蓋45とから成り、内容器42、外容
器44夫々は、耐熱性がある発泡性ポリエチレン樹脂等
によって形成されるものである。
こうした弁当容器りと共に加熱装置を使用するには、外
容器44内に加熱装置を装入セットし、内容器42を加
熱装置の上方に配置する一方、引出破断テープ31,3
2、引出破断縁35を外出孔44から外出させ、施M(
45)しておくのであり、この状態では、そのままで携
帯、保存が可能である。そして、併置に際し、破断手段
30の引出破断テープ31,32、引出破断縁35を強
制的に引出すと、それによって発熱剤パック10、水パ
ック20は破断される。破断されたことで収納ボックス
体1内に充満する水21は発熱剤11と化学反応し、熱
と水蒸気とを発生する。発生した熱は、内容器42内の
御飯、具を加熱し、また、水蒸気は収納ボックス体1の
蒸気放出孔2から噴出し、内容器42底壁の蒸気導入孔
41を経て御飯収納部内の御飯に適当な湿り気を与え、
加熱作用と相俟ち御飯を併置に適した状態とする。
このときに発生する熱は、例えば100〜170″C1
場合によっては250°Cに達し、約2〜10分程度で
tM飯、具その他の食材を加温できる。
第4図は各種の料理品を加熱、調理する場合を示してお
り、例えばカップ状の飲食物用容器Pに味噌汁の如き飲
料を収容し、これを加熱するものである。この場合、容
器Pを収納ボックス体1上に直接にセットし、また、そ
れら全体を適当な逆鉢状の容器蓋、布帛、ラップシート
その池のカバ一体51によって覆うものである。カバ一
体51によって覆うことで、加熱装置から発生する水蒸
気を加熱に有効に利用でき、その潜熱を無駄にすること
がない。
更に、第5図においては、発生する蒸気が水滴化し、こ
れか落下した際の不都合を除去するカバ一体61装置が
示されている。
すなわち、図示のように、収納ボックス体1が収容可能
な凹状の基台62を設け、この基台62上面に突設した
係止突条63にカバ一体61下縁を嵌め合わせることで
、内部をほぼ密閉状にできるようにし、また、収容され
た収納ボックス体1上方に位置するトレー64を配設し
て成るものである、 そして、カバ一体61は、折り畳み自在に形成すること
で携帯性、保管性が良好なるように配慮しておくとよい
。また、基台62内への収納ボックス体1の収容は、図
示のように、基台62側面に開口しなセ・yトロ65か
らスライドして装入し、また、取出しできるようにする
も、このセット口65を形成せずに、基台62上方から
直接に装入できるようにしてもよい。
このように、基台62、カバ一体61両者を利用するこ
とで、潜熱が利用された後の蒸気が水滴化してカバ一体
61内部で落下しても、基台62内に貯留されるから周
囲を汚損する虞れがない。
もとより、収納ボックス体1上に直接あるいは間接に載
置されるものは、図示例に限らず、キャンプでの飯倉、
鍋、釜その他の調理用の容器類でもよいのであり、また
、レトルト食品の加熱であっても同様に使用できる。
(発明の効果) 本発明は以上のように構成されており、これがために、
破断される発熱剤パック10内の発熱剤11と、同じく
破断される水パック20内の水21との水和反応に伴な
う反応熱を利用することで、この反応熱とともに生じる
水蒸気を御飯その池の料理品の加熱に有効に利用して適
度な加熱と湿り気とを付与し、併置に最適な状態となし
得るのである。
このときの水和反応に際し、生石灰等の発熱剤11は、
その体積が膨脹されるも、反応時に作用する膨張抑制剤
によって膨脹されず、収納ボックス体1の外形を損なわ
ず、それを維持し、例えば、本発明加熱装置が収納され
る弁当容器し、本発明加熱装置上に載置される飲食用容
器Pその他を安全、安定に保つ。
また、同じく、反応時に作用する発熱向上剤は、発熱剤
11による発熱反応量を増大させ、−層の加熱効果が得
られる。そして、発熱剤11は、防湿性の収納袋12に
よって包装、収納されているから、経時的な質的変化を
生じることは全くなく、゛反応時には所定の発熱量が確
保される。
しかも、こうした加熱は、水和反応を行なわせるべく併
置直前に行えばよいから、例えば化学懐炉方式での加熱
とは異なり、詰め合わせ時からの時間経過による使用の
制約を免かれるばかりでなく、火力を伴なわないから安
全である。
更に、反応時に飛散されることかある発熱剤11の微粉
末は、収納ボックス体1の蒸気放出孔2に設けたフィル
ター3によって補足され、外部に洩れることがないから
、併置すべき各種の料理品を汚損せず、衛生的に併置可
能である。
また、水和反応熱を発生する本発明加熱装置は箱状の収
納ボックス体1内に収納構造のものとして構成し、これ
自体を携帯可能にしであるから、場所的な制約を受けず
に使用でき、しかも、例えば弁当容器りにカートリッジ
式に交換可能であるから、弁当容器り自体の繰返し使用
を可能にし、無駄がなく、便利である。更に、収納ボッ
クス体1自体が箱状であるから、それ自体ある程度の耐
荷重性があり、飲食物用容器Pを直接に載置するのに不
都合もない。
一方、発熱剤パック10、水パック20はともに収納ボ
ックス体1内に収納され、破断手段30か収納ボックス
体1外で操作されることと相俟ち、これらの間での水相
反応はその収納ボックス体l内で行なわれるから安全で
あり、反応終了後での収納ボックス体1はそのまま廃棄
でき、取扱いに便利である。
収納ボックス体1は、水相反応によって発生した蒸気を
放出する蒸気放出孔2を有しているから、その蒸気及び
熱を収納ボックス体1から効率よく放出させて弁当容器
り内の御飯の加熱、御飯への湿り気の付与を確実にし、
しかも、それらを収納ボックス体1内に滞留させず、安
全である。
更には、使い捨であるいは繰り返し使用できる業務用弁
当容器りと共に使用することも当然可能であり、それば
かりでなく、火力を使用しないことで場所的な制約がな
いから、屋内、屋外を問わず使用でき、まな、キャンプ
場その他でも簡便、安全に使用できる。
以上説明したように、本発明に係る飲食物用加熱装置に
よれば、生石灰等の発熱剤と水との水相反応に伴なう反
応熱を利用するも、この反応に伴なう発熱剤の体積膨張
の抑制、粉末の飛散防止を図れるばかりでなく、発熱剤
を防湿性の収納袋によって収納しておくことで経年変化
による変質を防止して、長期間に亙る反応作用の維持を
図れる等の優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は一部を
切欠いた斜視図、第2図は発熱剤パック及び水パックの
破断途中を示す断面図、第3図は弁当容器内にセットし
、加熱する場合での断面図、第4図は飲食物用容器をカ
バ一体にて覆って加熱する場合での断面図、第5図は同
じく加熱する場合でのカバ一体装置の他の例を表わす分
解斜視図、第6図は破断手段の池の実施例における平面
図、第7図はその模示断面図である。 L・・・弁当容器、P・・・飲食物用容器、1・・・収
納ボックス体、2・・・蒸気放出孔、3・・・フィルタ
ー、4・・・破断引出孔、 10・・・発熱剤パック、11・・・発熱剤、12・・
・収納袋、13・・・切込線、 20・・・水パック、22・・・水、22・・・収容袋
、23・・・切込線、 30・・・破断手段、31.32・・・引出破断テープ
、35・・・引田破断紐、 41・・・蒸気導入孔、42・・・内容器、43・・・
外出孔、44・・・外容器、45・・・蓋、51・・・
カバ一体、 61・・・カバ一体、62・・・基台、63・・・係止
突条、64・・・トレー、65・・・セット口。 第1図 第2図 特 許 出 願 人 株式会社テクノン図 平成 1年 8月11日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、水との水和反応によつて発熱する発熱剤を防湿性の
    収納袋によって包装、収納した発熱剤パックと、水を充
    填収容した水パックとを、蒸気放出孔を有する収納ボッ
    クス体内に収納し、発熱剤パック、水パック夫々を収納
    ボックス体外からの操作によって破断する破断手段を収
    納ボックス体に設けたことを特徴とする飲食物用加熱装
    置。 2、発熱剤は、生石灰である請求項1記載の飲食物用加
    熱装置。 3、発熱剤は、アルミニウム、鉄、ケイ素、ナトリウム
    、カリウム、カルシウム、マグネシウム等の酸化物また
    は水酸化物の1種または2種以上の混合物である請求項
    1記載の飲食物用加熱装置。 4、発熱剤と水との反応時に作用する発熱剤の膨脹抑制
    剤が添加されている請求項1乃至3のいずれか記載の飲
    食物用加熱装置。 5、膨脹抑制剤は、塩化マグネシウム、塩化カルシウム
    である請求項4記載の飲食物用加熱装置。 6、発熱剤と水との反応時に作用する発熱剤の発熱向上
    剤が添加されている請求項1乃至5のいずれか記載の飲
    食物用加熱装置。 7、発熱向上剤は、塩化カルシウムである請求項6記載
    の飲食物用加熱装置。 8、収納ボックス体の蒸気放出孔には、フィルターを設
    けてある請求項1乃至7のいずれか記載の飲食物用加熱
    装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008013739A (ja) * 2006-06-06 2008-01-24 Oosaki:Kk 発熱剤
WO2009042955A3 (en) * 2007-09-26 2010-01-21 Heat Wave Technologies, Llc Self-heating apparatuses using solid chemical reactants
CN101871693A (zh) * 2009-04-21 2010-10-27 克劳泽恩株式会社 加热袋
JP2016520301A (ja) * 2013-04-18 2016-07-14 モンテラニコ, ステファノMONTELLANICO, Stefano 食品の加熱処理用キット
US9603483B2 (en) 2007-09-26 2017-03-28 Heat Wave Technologies, Llc Self-heating systems and methods for rapidly heating a comestible substance

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