JPS647456Y2 - - Google Patents

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JPS647456Y2
JPS647456Y2 JP1981069857U JP6985781U JPS647456Y2 JP S647456 Y2 JPS647456 Y2 JP S647456Y2 JP 1981069857 U JP1981069857 U JP 1981069857U JP 6985781 U JP6985781 U JP 6985781U JP S647456 Y2 JPS647456 Y2 JP S647456Y2
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magnetic
magnetic material
gap
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winding groove
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JP1981069857U
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JPS56174119U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、磁気ヘツドの改良に関するもので
ある。
従来より使用されている金属酸化物の焼結磁芯
材料、いわゆるフエライトよりなる磁気ヘツドは
高周波数での損失が少なく、また、耐摩耗性にす
ぐれているが、最大磁束密度が小さく、したがつ
て、高保磁力を有する磁気媒体に飽和記録するこ
とができない欠点があつた。
一方、最大磁束密度の大きいパーマロイ等の金
属磁性材料の磁気ヘツドは、耐摩耗性に劣り、高
周波数での損失が大きい欠点があつた。
第3図Aは、上述のような欠点のある従来のフ
エライトよりなる磁気ヘツドコアの側面図であ
り、aはフエライトよりなる磁気ヘツドコア、b
は磁気媒体との接触面、cは巻線用溝である。
第3図Bは、前述のように、フエライトよりな
る磁気ヘツドが高周波数での損失が少なく、耐摩
耗性にすぐれているが、最大磁束密度が小さいと
いう欠点を補なうため、フエライトよりなる磁気
ヘツドコアaの、磁気媒体との接触面部および磁
気ギヤツプ部全体を、磁束密度の大きいパーマロ
イ等の金属磁性材料dを接合して構成した磁気ヘ
ツドコアの側面図である。
この場合は、磁気媒体との接触面部および磁気
ギヤツプ部の磁束密度を大きくする利点はある
が、耐摩耗性の点で劣る。
この考案は、金属酸化物の焼結磁芯材料、いわ
ゆるフエライトと、金属磁性材料、いわゆるパー
マロイ等のそれぞれの磁性材料の特長をうまく利
用した磁気ヘツドを構成し、これによつて、磁気
ヘツドの記録磁界を急峻にし、記録減磁損失を低
減した磁気ヘツドを提供することを目的とするも
のであり、特にフエライトにパーマロイ等の金属
材料を付与した磁気ヘツドを構成する際に接着剤
を使用すると、フエライトと金属材料との接合面
に接着剤により偽似ヘツドギヤツプが形成され、
不都合を生ずるので、接着剤を用いることなく真
空蒸着、あるいはスパツタリングによりフエライ
トに金属材料を付与することにより、偽似ヘツド
ギヤツプの形成を除去し改善することを目的とす
るものである。
第1図は、この考案の磁気ヘツドの製造工程の
一例であり、まず、同図Aのように、金属酸化物
の焼結体、単結晶、いわゆるフエライト塊状体1
を用意し、次にこのフエライト塊状体1から切削
により同図Bに示すように短冊形の磁性材料片
2,2′を切り出し、次に同図Cに示すように、
この磁性材料片2の一面3、磁性材料片2′の一
面3′をそれぞれ鏡面研磨仕上げする。
次に同図Dに示すように、一方の磁性材料片2
の鏡面仕上げした一面3に磁気ギヤツプ衝き合わ
せ面部分3Pを残して巻線用溝部4を切削により
形成し、次に同図Eに示すように、上記両磁性材
料片2,2′の磁気ギヤツプ衝き合わせ面に周知
の方法による真空蒸着、あるいはスパツタリング
等により、センダストあるいはパーマロイ等の金
属磁性材料の薄膜部5,5′を形成し、熱処理を
行なう。
次に同図Fに示すように、低融点ガラス6によ
つて金属磁性材料の薄膜部5,5′を対向させて
接着した磁気ヘツドコア集合体7を作り、次に同
図Gに示すようにこの磁気ヘツドコア集合体7を
所定の厚さに裁断および研磨するとともに、磁気
媒体との接触面部8も研磨して第2図Aに示すよ
うに磁気ヘツドコア9を作ることができる。
第2図Bは、上記製造工程において、片方の磁
性材料片2′の鏡面仕上げした一面3′のみに金属
磁性材料の薄膜部5′を形成し、片方の磁性材料
片2の鏡面仕上げした磁気ギヤツプ衝き合わせ面
部分3Pとを上記同様に低融点ガラス6によつて
接着して完成した、この考案の磁気ヘツドの他の
実施例である。
なお、この考案の磁気ヘツドは、バツクギヤツ
プ部分にもフロントギヤツプ部分と同じ厚さのガ
ラス層が形成される構成のものではあるが、この
フロントギヤツプ部分に比較してバツクギヤツプ
部分の断面積が大になるように形成してあるの
で、フロントギヤツプ部分の磁気抵抗はバツクギ
ヤツプ部分の磁気抵抗と比較してかなり大とな
り、したがつて、再生効率にはほとんど影響を与
えない。
この考案は、以上のように、金属酸化物の焼結
磁芯材料よりなる磁気ヘツドコア9の磁気フロン
トギヤツプを形成する1組の磁性材料片2,2′
の一方2に巻線用溝部4をフロントギヤツプ部分
に比しバツクギヤツプ部分の断面積が大になるよ
うに形成し、この一方の磁性材料片2の巻線用溝
部4を有する一面のうちこの巻線用溝部4を除い
た磁気ギヤツプ衝き合わせ面部分3Pと他方の磁
性材料片2′の一面3′とのうち少なくともこの他
方の磁性材料片2′の一面3′に飽和磁束密度の高
い金属磁性材料の薄膜部5′を真空蒸着、あるい
はスパツタリングにより形成し、上記一方の磁性
材料片2の上記部分3Pと上記他方の磁性材料片
2′の一面3′とを低融点ガラス6を介して対向さ
せてギヤツプ部を形成するようにして磁気ヘツド
を構成したから、すなわち、磁気ギヤツプ対向面
の両側または片側に、最大磁束密度の大きい金属
磁性体の薄膜部を有しているため、磁気ギヤツプ
部に磁束が集中し、記録磁界が大きく、かつ、急
峻となり、高保磁力を有する磁気媒体を飽和記録
することができ、かつ、記録減磁損失が少ない。
また、磁気ギヤツプ対向面に最大磁束密度の大
きい金属磁性体の薄膜部を設けたから、この金属
磁性体の薄膜部に垂直な磁束、すなわち、磁気ギ
ヤツプ間を通過する損失磁束に対し渦電流を発生
し、磁気ギヤツプ間を通過する損失磁束を低減
し、一方、磁気媒体との接触面に垂直な記録に有
効な洩れ磁束に対しては金属酸化物を設けたの
で、渦電流が発生しにくく、したがつて、高周波
数での損失が少ない。
また、この磁気ヘツドの磁気媒体との接触面の
大部分は、いわゆるフエライトであるため、耐摩
耗性もすぐれている。
また、金属磁性材料の薄膜の付与は、接着剤を
使用することなく、真空蒸着、あるいはスパツタ
リング等により金属磁性材料の薄膜部を形成する
ことにより行なつているので、従来のように接着
剤により金属磁性材料の薄膜を接着する場合と大
きく異なり、接合部に偽似ヘツドギヤツプが形成
されることはない。
また、1組の磁性材料片の一方の磁性材料片の
巻線用溝部を有する一面のうちこの巻線用溝部を
除いた部分と他方の磁性材料片の一面とのうち少
なくともこの他方の磁性材料片の一面に飽和磁束
密度の高い金属磁性材料の薄膜部を真空蒸着、あ
るいはスパツタリングにより形成し、上記一方の
磁性材料片の上記部分と上記他方の磁性材料片の
一面とを低融点ガラスを介して対向させてギヤツ
プ部を形成するようにしているので、金属が酸化
するようなことも、ギヤツプ部が偏摩耗するよう
なこともない。
また、ガラスで溶着する場合にセンダストある
いはパーマロイ等の金属磁性材料の薄膜部はガラ
スとの“ヌレ”性が悪く、したがつて、この薄膜
部には“ヌレ”性の良好なものを対向させて付着
しなければならないが、本考案の磁気ヘツドは、
1組の磁性材料片の一方の巻線用溝部に必ず薄膜
部が形成されていない個所、すなわち、磁性材料
部分(フエライト)が出る構造にしたので、ガラ
スとの“ヌレ”性は良好であり、それだけ歩留り
は向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の磁気ヘツドの製造工程の一
例を示す図、第2図A,Bはこの考案の磁気ヘツ
ドそれぞれの実施例を示す側面図、第3図A,B
はそれぞれ従来の磁気ヘツドを示す側面図であ
る。 1……フエライト塊状体、2……一方の磁性材
料片、2′……他方の磁性材料片、3……一方の
磁性材料片2の一面、3P……一方の磁性材料片
2の磁気ギヤツプ衝き合わせ面部分、3′……他
方の磁性材料片2′の一面、4……巻線用溝部、
5,5′……金属磁性材料の薄膜部、6……低融
点ガラス、7……磁気ヘツドコア集合体、8……
磁気媒体との接触面部、9……磁気ヘツドコア。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属酸化物の焼結磁芯材料よりなる磁気ヘツド
    コアの磁気フロントギヤツプを形成する1組の磁
    性材料片の一方に巻線用溝部をフロントギヤツプ
    部分に比しバツクギヤツプ部分の断面積が大にな
    るように形成し、この一方の磁性材料片の巻線用
    溝部を有する一面のうちこの巻線用溝部を除いた
    磁気ギヤツプ衝き合わせ面部分と他方の磁性材料
    片の一面とのうち少なくともこの他方の磁性材料
    片の一面に飽和磁束密度の高い金属磁性材料の薄
    膜部を真空蒸着、あるいはスパツタリングにより
    形成し、上記一方の磁性材料片の上記部分と上記
    他方の磁性材料片の一面とを低融点ガラスを介し
    て対向させてギヤツプ部を形成するようにして構
    成したことを特徴とする磁気ヘツド。
JP1981069857U 1981-05-14 1981-05-14 Expired JPS647456Y2 (ja)

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JP1981069857U JPS647456Y2 (ja) 1981-05-14 1981-05-14

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JP1981069857U JPS647456Y2 (ja) 1981-05-14 1981-05-14

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JPS56174119U JPS56174119U (ja) 1981-12-22
JPS647456Y2 true JPS647456Y2 (ja) 1989-02-28

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JPS62279510A (ja) * 1986-05-28 1987-12-04 Sharp Corp 磁気ヘツド

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JPS56174119U (ja) 1981-12-22

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