JPS647181Y2 - - Google Patents

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JPS647181Y2
JPS647181Y2 JP1982099669U JP9966982U JPS647181Y2 JP S647181 Y2 JPS647181 Y2 JP S647181Y2 JP 1982099669 U JP1982099669 U JP 1982099669U JP 9966982 U JP9966982 U JP 9966982U JP S647181 Y2 JPS647181 Y2 JP S647181Y2
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JP
Japan
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wood
panel
notch
wooden
humidity
Prior art date
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JP1982099669U
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JPS593909U (ja
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  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、木製ドア、収納壁、家具などの部材
として使用される木質パネルの構造に関するもの
である。
〔従来の技術〕
従来上記の用途に使用された木質パネルは、使
用環境特に湿度によつて伸縮し、隙間が生じたり
割れ、反り等が生じたりした。特に面取りされた
該木質パネルの端部は厚さが薄く、湿度の影響を
受けやすい状態にある。例えば、高温多湿時の夏
期に製造又は施工した製品は低温低湿時の冬期に
は該木質パネルと組付けられる桟材との間に隙間
が生じ外観及び機能上問題になつた。反対に冬期
に製造又は施工した製品は夏期に反りを生じたり
した。これらの現象を防止する目的で、従来は、
木質材の低含水率化、平行合板化、サンドイツチ
化等が検討されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の木質材の低含水率化等の技術は、いずれ
も製造工程の複雑化により高価格になるばかりか
得られた製品も充分満足のいくものではなかつ
た。
本考案の目的は、簡単な製造工程で上記のよう
な湿度による弊害を防止し、寸法変化率の少なく
した木質パネルの構造を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、木質パ
ネル端部の面取り加工された部分(以下面取り部
という)。に切欠部を設け、該切欠部に非孔質で
木質より低伸縮性で高強度からなる異質材が挿入
され結合一体化されている。
〔作用〕
本考案を図面により説明すると、むく材、集成
材などからなる木質パネル1の桟材3接合部に接
する該木質パネル1の面取り部4の端面に、のこ
切り、テノーナー、ルーターの如き切削機を用い
て切欠部5を設け、該切欠部5にフエノール樹脂
積層板、メラミン樹脂積層板、ガラス繊維等の各
種繊維強化プラスチツク板、ABS等の熱可塑性
樹脂板、鉄やアルミニウム等の金属板など木質材
より寸法変化率が小さくかつ湿気などの水分に影
響されない異質材2を挿入するか、又はエポキシ
樹脂やウレタン樹脂などの高固型分からなる樹脂
類を注入して硬化させて異質材2となし、木質パ
ネル1の面取り部4において異質材2と一体化さ
れている。
該異質材2は面取り部4の端面の中心部の方が
バランス上好ましいが、表面に表われ、外観を損
うことがなければ、必ずしも面取り部4の中心部
でなくてもよい。
木材の収縮率は、木材の方向により大きく差異
があり、その収縮率は一般的に接線方向:半径方
向(放射線方向):繊維方向=10:5:1である
ことが知られている。故に、該異質材2は少なく
とも繊維方向に沿つて挿入、結合一体化すること
が必要である。
〔実施例〕
本考案の構造の木質パネルを実施例により説明
すると、縦(繊維方向)35cm、横(接線方向)25
cmであり、主面部の厚さ30mm、面取り部の厚さ15
〜7mmからなるラワン製パネルにおいて、繊維方
向に沿つた面取り部断面に幅3.1mm、奥行き40mm
の切欠部を設け、該切欠部に3.0mmのフエノール
樹脂積層板をエポキシ樹脂接着剤にて接合一体化
して実施例のパネルを作成した。また、実施例に
使用したのと同一のラワン製パネルをそのまま比
較例のパネルとした。次に、両パネルを40℃,90
%RHにて1週間、40℃、30%RHにて1週間の
高低湿試験を3サイクル繰り返したところ、横方
向の収縮が実施例のパネルでは0.5mmであつたの
に対して、比較例のパネルは3mmであつた。
〔考案の効果〕
本考案の木質パネルの構造は、湿度による伸縮
の最も影響される木質パネルにおける端部の面取
り部が、木質より湿度の影響が少ない非孔質で木
質より低伸縮性で高強度からなる異質材が挿入さ
れ結合一体化されているので、湿気により生ずる
伸縮が少なく寸法安定性が優れた木質パネルであ
るため、桟材との間に隙間や反りが生じない製品
になる。また該異質材は物理的強度や化学的性質
にも優れたものであるから、桟材との結合強度及
び耐久性に優れた製品を得ることができる。
以上の如く、本考案は、寸法安定性の優れた木
製ドア、収納壁、家具などの木質パネルとして有
用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の正面図、第2図及び
第3図は本考案の木質パネルの構造を示す断面図
である。 1……木質パネル、2……異質材、3……桟
材、4……面取り部、5……切欠部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 木質パネル端部の面取り加工された部分の端面
    より切欠部が設けられ、該切欠部に非孔質で木質
    より低伸縮性で高強度からなる異質材が挿入され
    結合一体化されていることを特徴とする木質パネ
    ルの構造。
JP9966982U 1982-07-01 1982-07-01 木質パネルの構造 Granted JPS593909U (ja)

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JP9966982U JPS593909U (ja) 1982-07-01 1982-07-01 木質パネルの構造

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JPS593909U JPS593909U (ja) 1984-01-11
JPS647181Y2 true JPS647181Y2 (ja) 1989-02-27

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ID=30236105

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100478215B1 (ko) * 2002-09-03 2005-03-23 (주) 청화종합감리공단 건축사사무소 분해조립이 가능한 조립식 원목문

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5713240U (ja) * 1980-08-21 1982-01-23

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4981518U (ja) * 1972-11-01 1974-07-15

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JPS5713240U (ja) * 1980-08-21 1982-01-23

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JPS593909U (ja) 1984-01-11

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