JPS645450Y2 - - Google Patents

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JPS645450Y2
JPS645450Y2 JP1985020309U JP2030985U JPS645450Y2 JP S645450 Y2 JPS645450 Y2 JP S645450Y2 JP 1985020309 U JP1985020309 U JP 1985020309U JP 2030985 U JP2030985 U JP 2030985U JP S645450 Y2 JPS645450 Y2 JP S645450Y2
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hydraulic
tractor
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stop valve
outer tool
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、牧草反転機における外側ツールバ
ーの折り畳み安全装置に関するものである。
(従来の技術) 従来の牧草反転機における外側ツールバーの折
り畳み安全装置としては、例えば第5図及び第6
図に示すようなものがある(スター農機株式会社
発行、STAR ジヤイロテツダ カタログ参
照)。
このものは、トラクタTの後部に、ロアリンク
17及びトツプリンク18を介して装着された3
点フレーム9から後方へ突設された縦フーム10
に、当該トラクタTのPTO軸14により、ユニ
バーサル軸J、入力軸11、ギヤボツクス2内の
ギヤ等を介して駆動される内外側ロータ3A,3
A,5A,5Aを有する牧草反転機1を装着した
もので、この牧草反転機1は、そのギヤボツクス
2の両側に、内側ロータ3A付内側ツールバー3
を設けると共に、その外側に外側ロータ5A付き
外側ツールバー5を折り畳み可能に軸4着し、か
つ、該外側ツールバー5基部のブラケツト5Bと
ギヤボツクス2の頂部とを単動油圧シリンダ6に
より連結する一方、該単動油圧シリンダ6とトラ
クタT上の油圧源としての油圧ポンプ7Bとを油
圧回路7により連結したものである。13はトラ
クタT上の前記油圧ポンプ7Bを包含する圧油源
回路Qの方向切換弁、13A,13B,13Cは
同方向切換弁13の中立位、送油位、排油位をそ
れぞれ示し、該弁13は常時中立位13Aにあ
る。13Dは方向切換弁13の切換レバー、13
Fは切換弁13弁の不作用ポートの盲栓である
(なお、トラクタT上にこのような方向切換弁1
3を備える油圧源回路Qを設けること自体につい
ては、例えば、農業機械ハンドブツク、8・3油
圧と作業機、トラクタの油圧回路参照)。
なお、図中3AA及び5AAは内側ロータ3A
及び外側ロータ5Aのタイン、15はトラクタT
のPTO軸14の図示しないクラツチの切換操作
用レバー、16は油圧回路7の牧草反転機側油圧
ホースとトラクタ側油圧ホースとの接続具であ
る。
そして、このような従来の牧草反転機における
外側ツールバーの折り畳み安全装置にあつては、
外側ツールバー5,5が内側ツールバー3,3の
外端部の軸4,4を中心として折り畳み可能に設
けられているから、図示しないモーア等により刈
り取つた牧草列を、タイン3AA,5AA付ロー
タ3A,5A等の回転により反転させ、自然乾燥
させた牧草(乾草)を作るに当り、タイン5AA
付外側ロータ5Aを第5図の鎖線位のように水平
位に倒し、内側ロータ3Aと同時に回動させて使
用することにより、巾広の牧草列の反転作業を行
えるから、牧草の反転作業能率の向上を計れる利
点は存するものの、このような牧草反転機1を路
上走行させる場合やその収納時には、外側ツール
バー5,5を機体中央部の内側ツールバー3,3
上側位に起立させるように折り畳む必要があり、
従来はこの折り畳み操作を、内側ツールバー3,
3の外側に軸4,4着した外側ツールバー5,5
を、トラクタT上の油圧ポンプ7Bからの圧油
を、その方向切換弁13の切換え操作により、単
動油圧シリンダ6,6を収縮させることにより行
なつていた。
そして、このような外側ツールバー5,5の折
畳み操作の手順としては、まず、PTO軸14の
クラツチの操作レバー15を「切」方向へ操作し
て、外側ロータ5A,5Aのタイン5AA,5
AAの回転を停止させ、次いで、圧油方向切換弁
13のレバー13Dを「上」方向へ操作し、トラ
クタT上の油圧源としての油圧ポンプ7Bの圧油
を送つて単動油圧シリンダ6,6を縮め、外側ツ
ールバー5,5の折り畳みを行うのが通常であ
り、この場合にはその折り畳み操作をスムーズに
行うことができる。
また、第1ツールバーに対して第2ツールバー
を油圧シリンダにより自動的に起立させ得ると共
に、第2ツールバーを起立させる油圧シリンダの
圧油を解放すると同時に、起立状態の第2ツール
バーを自動的に水平状態にするために、第1ツー
ルバーの両端にヒンジを介して起伏自在に第2ツ
ールバーを連結すると共に、前記第1ツールバー
と第2ツールバーとの間に単動シリンダを装架
し、かつ該単動シリンダに、同単動シリンダへの
油圧を解放した際、そのピストンロツドを伸長さ
せる圧縮スプリングを設け、さらに前記単動シリ
ンダへの油圧給排回路に、ストツプ弁を設けた折
り畳み式ツールバーにおける単動シリンダも知ら
れている(実開昭58−1233号公報参照)。
(従来技術における問題点) ところが、前記第5,6図のような従来の牧草
反転機における外側ツールバーの折り畳み安全装
置にあつては、外側ツールバー5,5の折り畳み
操作に当り、例えば、トラクタTのPTO軸14
上の図示しないクラツチの操作レバー15を
「切」側へ切換え操作を忘れる等、何等かの理由
で外側ロータ5A軸を回転させたまま、油圧方向
切換弁13の操作レバー13Dを「上」方向へ操
作すると、その操作に応じて直ちに単動油圧シリ
ンダ6,6のピストンロド6A,6Aが縮小し
て、外側ツールバー5,5が折り畳まれることに
なる。
そして、トラクタTのPTO軸14により、ユ
ニバーサル軸J、入力軸11、ギヤボツクス2内
のギヤ等を介して駆動される内側ツールバー3,
3内の図示しない軸端部のユニバーサル継手(後
述の第3図の符号20参照)は、通常約540rpm
程度で高速駆動されるから、これに接続される外
側ツールバー5,5内の軸19もそれと略々同速
の高速回転をし、したがつて、同軸19により駆
動される外側ロータ5Aが同様に高速回転をしな
がら折り畳まれることになる。
そして、当然のことながら、このように外側ロ
ータ5A,5Aを高速回転させながら、外側ツー
ルバー5,5を折り畳んで第5図の実線位5A,
5Aのように起立させると、その継手20,20
部の折り畳み角度が増大するにしたがつて、同継
手20,20部は著しい不等速回転運動をしなが
ら外側ロータ5A,5Aに回転力を伝達すること
になり、このユニバーサル継手20,20部、し
たがつて外側ツールバー5,5が90度近くまで折
り畳まれる(起立する)と、大質量の外側ロータ
5A,5Aが前記ユニバーサル継手20,20に
より駆動されることになり、ひいては大質量の外
側ロータ5A,5Aがその不等速回転運動に基づ
く回転振動をし、その反力が前記ユニバーサル継
手20,20部に操返し作用し、遂には同ユニバ
ーサル継手20,20部が破壊される恐れがある
という問題点があつた。
また、前記実開昭58−1233号公報に記載された
ものにあつては、単動シリンダの圧油給排回路に
ストツプ弁が設けられているため、このストツプ
弁を開閉操作しない限り単動シリンダへ圧油が給
排されず、したがつて、第2ツールバーの起伏操
作をストツプ弁の切換により確実に行なえるもの
の、これでは当然のことながら同ストツプバルブ
の切換操作をその都度する必要が生じ、しかも、
仮り外側ツールバーを水平にした状態において前
記ストツプ弁を開放状態にしておけば、外側ツー
ルバーが自由に揺動することになり、また、外側
ツールバーを折り畳んだ後、ストツプ弁を閉止状
態に切換えるのを忘れると、圧縮された圧縮ばね
の復元力により外側ツールバーが直ちに水平状態
に延ばされてしまうという問題点があり、また、
このようにこのストツプ弁に何等かの動作に併せ
て、その都度積極的に切換え操作するのは、実際
上面倒であるという問題点もあつた。
この考案は、前記のようなトラクタTのPTO
軸14部の図示しないクラツチを切り忘れ、外側
ツールバー5,5が回転を継続する状態におい
て、油圧ポンプ7Bからの圧油方向切換弁13を
操作することに基づく、前記のようなユニバーサ
ル継手20部への破壊発生等を末然に防止できる
ようにするため、外側ツールバー5,5の折り畳
み操作に当り、トラクタTの油圧方向切換弁13
の操作に併せて、常閉の手動停止弁31を積極的
に開放位に操作しない限り、単動油圧シリンダー
6,6が収縮せず、当該牧草反転機1の操作者に
対して、外側ツールバー5,5を折り畳み得る体
勢にはなつていないという注意を換起させ得るよ
うにしたもので、これによりこの装置を格別複雑
な構造にすることなく、また既存の同種装置にも
簡易に実施でき、前記のような問題点のない牧草
反転機における外側ツールバーの折り畳み安全装
置を提供しようとするものである。
(問題点を解決する手段) この考案は、前記のような問題点を解決するた
め、内側ツールバー3,3の外端部に外側ツール
バー5,5を軸4着すると共に、該外側ツールバ
ー5,5と前記内側ツールバー3,3とを単動油
圧シリンダ6,6により折り畳み可能に連結し、
かつ、トラクタT上の方向切換弁13を備える油
圧源7Bと前記単動油圧シリンダ6,6とを結ぶ
油圧回路7中に、常閉の手動停止弁31を設けた
ものである。
(作用) この考案は、前記のような構成を有するから、
従来の内側ツールバー3,3の端部に外側ツール
バー5,5を折り畳み可能に軸4着した牧草反転
機1における外側ツールバー5,5の折り畳み安
全装置と同様な牧草の反転作業、及び必要に応じ
て外側ツールバー5,5を折り畳んで機体中央部
の上側へ起立させて巾狭にできる外、外側ツール
バー5,5を折り畳む場合、仮に、トラクタの
PTO軸14に連動する図示しないクラツチのレ
バー15を「切」にすることを忘れ、外側ロータ
5A,5Aが回転を継続するまま、方向切換弁1
3の切換レバー13Aを「上」方向へ不用意に操
作して、外側ツールバー5,5を折り畳もうとし
ても、単動油圧シリンダー6,6へ圧油を給排す
る油圧回路7に設けた常閉の手動停止弁31を積
極的に開放させない限り、前記単動油圧シリンダ
6,6が、第1図の2点鎖線位6A,6Aから実
線位6,6のような折り畳み姿勢にはならず、こ
のようなトラクタT上の油圧源7Bの圧油の切換
弁13の切換操作に外側ツールバーが追従しない
ことにより、当該牧草反転機1の操作者に対し
て、外側ツールバー5,5が折り畳み可能体勢に
なつていないという注意が換起されることにな
り、牧草反転機1の操作者Pにより、トラクタT
のPTO軸からその内外側ツールバー3,5への
動力を断続する図示しないクラツチのレバー15
を「切」にしててその回転を停止させ、しかる
後、前記常閉の手動停止弁31を開放すると共に
前記油圧回路7の方向制御弁13を開放させ、単
動油圧シリンダ6,6へ圧油を送つてそのピスト
ンロツド6A,6Aを縮少させ、外側ツールバー
5,5を折り畳む。
(実施例) 以下、この考案に係る牧草反転機における外側
ツールバーの折り畳み安全装置の一実施例を第1
図ないし第4図を参照して説明する。なお、第5
及び6図に示した従来例と共通する部分には同一
名称及び同一符号を用いる。
図において、1は牧草反転機、2はギヤボツク
ス、3は内側ツールバー、3Aは内側ロータ、3
AAは内側ロータ3Aのタイン、4は内側ツール
バー3の外端に外側ツールバー5の基部を回動可
能に支承する軸、5Aは外側ロータ、5AAは外
側ロータ5Aのタイン、5Bは外側ツールバー5
の基部に固定したブラケツト、6は単動油圧シリ
ンダ、6Aはピストンロツド、7は油圧回路、7
A,7Cは配管、7Bは油圧源としての油圧ポン
プ、7EはTジヨイント、9は3点フレーム、1
0は3点フレーム9から後方に突設された縦フレ
ーム、11は入力軸、12は入力軸11のハウジ
ング、13はトラクタT上の前記油圧ポンプ7B
を包含する圧油回路Qの方向切換弁、13A,1
3B,13Cは同方向切換弁13の中立位、送油
位、排油位をそれぞれ示し、該弁13は常時中立
位13Aにある。13Dは方向切換弁13の切換
レバー、13Fは切換弁13の不作用ポートの盲
栓、15はPTO軸14の図示しないクラツチの
操作レバー、16は油圧回路7の牧草反転機側油
圧ホースとトラクタ側油圧ホースとの接続具であ
るが、これらの構造及び作用は前記第5図及び第
6図に示した従来例と略々同様である。
31は油圧回路7のジヨイント7E近傍に設け
た常閉の手動停止弁、32は手動停止弁31を常
閉状態にするためのばね、33は前記手動停止弁
31の開放レバー、35は開放レバー33の遠隔
操作用ワイヤで、該遠隔操作用ワイヤ35の端部
はトラクタTのフエンダF等に設けられ、同トラ
クタTの運転席まわりから操作されるように構成
される。なお、36は遠隔操作用ワイヤ35のガ
イド部材であり、この部分はいわゆるボーデンワ
イヤ等周知の材料により構成されその端部がトラ
クタTのフレームF部に支承され、運転席まわり
から操作される。
次に、この牧草反転機における外側ツールバー
の折り畳み安全装置の実施例の作用を説明する。
まず、トラクタT上の操作者が図示しないクラ
ツチの操作レバー15を「切」側にして、トラク
タTのPTO軸14への動力を遮断し、内側ロー
タ3A及び外側ロータ5Aの回転を停止させた
後、油圧回路7への圧油の方向切換弁13の切換
レバー13Dを「上」側にする。これと同時に、
遠隔操作用ワイヤ35のトラクタTのフエンダF
上の端部を引張り、常閉の手動停止弁31を開放
位31Bとし、ポンプ7Bからの圧油を油圧回路
7を介して単動油圧シリンダ6,6へ送つてその
ピストンロツド6A,6Aを縮小させ、外側ツー
ルバー5,5を、軸4を中心として回動させて、
内側ツールバー3,3上側位の折り畳み姿勢位
(第1図の実線位5A,5A)とする。その際、
トラクタTのPTO軸14からの動力はクラツチ
(図示省略)の操作レバー15が「切」位にあつ
て遮断されるから、この場合にはユニバーサル継
手20,20等の伝動系には無理な応力が発生せ
ず、この伝動系が破壊される恐れはない。
また、この実施例によれば、外側ツールバー
5,5を内側ツールバー3,3の上方へ折り畳ん
だ状態で凹凸のある路上を走行する場合において
も、同油圧回路7に常閉の手動停止弁31が設け
られているから、同手停止弁31を積極的に操作
することなく同油圧回路7が常時閉塞され、トラ
クタTの振動等により外側ツールバー5,5が大
きな振動を受けても、単動油圧シリンダ6,6の
ピストン6A,6Aの縮少状態が確保されること
になり、外側ツールバー5,5がみだりにふらつ
く恐れがない。
また、仮に、トラクタTのPTO軸14のクラ
ツチの操作レバー15を「切」にすることなく、
同トラクタT上の圧油取出回路Qの方向切換弁1
3の操作レバー13Dを不用意に操作した場合に
おいても、この実施例では常閉の手動停止弁31
を同時に積極的に開放させない限り、前記油圧回
路7の閉塞状態が維持されるから、操作者にクラ
ツチ操作レバー15が「切」でないとの注意を換
起することになる。
それ故、従来の同種外側ツールバーの折り畳み
装置のように、外側ロータ5A,5Aの回転中に
もかかわらず、方向切換弁13のみの操作により
外側ツールバー5,5が直ちに折り畳まれて起立
する恐れがない。
さらに、一般に、牧草反転機における外側ツー
ルバー5,5の折り畳み操作頻度は相当高いもの
であり、従来のこの種装置にあつてはその切換操
作性が良くなかつたため、圃場での牧草反転作業
能率が低下する傾向にあつたが、本考案では、前
記のように外側ツールバー5,5の不用意な折り
畳み操作の発生を末然に防止するための常閉の手
動停止弁31が、単動油圧シリンダ6,6の油圧
回路7に設けられているので、牧草の反転作業中
等に外側ツールバー5,5及び外側ロータ5A,
5Aが不用意に起立する恐れがなく、能率よく牧
草の反転作業を行える。
(考案の効果) この考案は前記のような構成を有するから、次
のような効果が得られる。
(1) 油圧源7Bと外側ツールバー5,5の折り畳
み単動油圧シリンダ6,6とを結ぶ油圧回路7
に、方向切換弁13と常閉の手動停止弁31を
設けたから、常閉の手動停止弁31を積極的に
開放位へ操作しない限り、仮に、方向切換弁1
3を給油位に切換操作しても、油圧源7Bから
の圧油が単動油圧シリンダ6,6へ送油され
ず、単動油圧シリンダ6,6が縮小して、外側
ツールバー5,5の折り畳まれる恐れがない。
(2) 油圧回路7の常閉の手動停止弁31を開放位
へ操作しない限り、同回路7の方向切換弁13
を給油位に切換操作しても、単動油圧シリンダ
6,6に圧油が送油されない構成であるから、
仮に、前記方向切換弁13を給油位へ切換操作
した際、単動油圧シリンダ6,6が追従、縮小
しなければ、当該牧草反転機1の操作者に、手
動停止弁31が開放位に操作されていない、と
いう注意が喚起されることになる。
(3) 仮に、外側ロータ5A,5Aの回転中に、誤
つて、油圧回路7の方向切換弁13を開放位に
操作しても、同油圧回路7に設けた常閉の手動
停止弁31を開放位に操作しない限り、単動油
圧シリンダ6,6が縮小して外側ツールバー
5,5が折り畳まれないから、方向切換弁13
の開放位への切換え操作のみで、外側ロータ5
A,5Aの駆動系への無理な応力発生を招く恐
れがなく、また、このような方向切換弁13の
送油位への切換操作に応答しないという単動油
圧シリンダ6,6操作系の異常状態発生によ
り、当該牧草反転機1の運転操作者に、外側ツ
ールバー5,5を安全に折り畳み得る状態にな
つていないことについての注意が喚起される。
(4) 外側ツールバー5,5を折り畳み操作する単
動油圧シリンダ6,6の油圧回路7に、常閉の
手動停止弁31を設けたから、外側ツールバー
5,5を機体上側へ折り畳んだ後、常閉の手動
停止弁31を開放させる操作力を解除すると同
時に、手動停止弁31が自動的に閉じて同油圧
回路7が閉塞され、この牧草反転機1が凹凸の
ある路面上を走行する場合にも、外側ツールバ
ー5,5がふらついたり、機体下方へ落下する
恐れがない。
なお、前記常閉の手動停止弁31の操作レバー
33を遠隔操作ワイヤ35を介して、トラクタT
のフエンダFまわりから開放操作し得るようにす
れば、トラクタTのPTO軸14のクラツチの操
作レバー15の「切」、「入」操作と、油圧回路7
の常閉の手動停止弁31の開放操作とを、当該ト
ラクタT上から同一操作者により同時に行なえ
る。
また、前記常閉の手動停止弁31を、前記油圧
回路7の単動油圧シリンダ6,6近傍に設けれ
ば、同常閉の手動停止弁31と単動油圧シリンダ
6,6間の油圧回路7の長さが比較的短くなり、
同部の容積が小さいものとなるから、外側ロータ
5A,5Aにより外側ツールバー5,5部に大き
な外力が加わり、前記油圧単動シリンダ6,6内
の圧油に大きな圧縮力が作用しても、外側ツール
バー5,5がみだりに揺動する恐れがない。
なお、以上の説明では、この考案の理解を助け
るために、この考案に係る各構成部材の名称に図
示の実施例の対応符号を併記したが、この考案は
その実用新案登録請求の範囲に記載された思想を
備える限り、図示の実施例以外のものにも実施さ
れることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係る牧草反転機における
外側ツールバーの折り畳み安全装置の一実施例要
部の背面図で、同図にはその油圧回路の概略図を
同時に示す。第2図は前記折り畳み安全装置の側
面図、第3図は同装置の内側ツールバーと外側ツ
ールバーとの連結部の拡大斜視図、第4図は常閉
の手動停止弁部の側面図、第5図は従来の牧草反
転機における外側ツールバーの折り畳み安全装置
の背面図及びその油圧回路の概略図、第6図は同
装置の側面図であ。 1…牧草反転機、3…内側ツールバー、4…
軸、5…外側ツールバー、6…油圧シリンダ、7
…油圧回路、7B…油圧ポンプ(源)、13…方
向切換弁、31…常閉の手動停止弁、35…遠隔
操作用ワイヤ、F…フエンダ、T…トラクタ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 内側ツールバー3,3の外端部に外側ツール
    バー5,5を軸4着すると共に、該外側ツール
    バー5,5と前記内側ツールバー3,3とを単
    動油圧シリンダ6,6により折り畳み可能に連
    結し、かつ、トラクタT上の方向切換弁13を
    備える油圧源7Bと前記単動油圧シリンダ6,
    6とを結ぶ油圧回路7中に、常閉の手動停止弁
    31を設けたことを特徴とする牧草反転機にお
    ける外側ツールバーの折り畳み安全装置。 (2) 前記常閉の手動停止弁31を遠隔操作ワイヤ
    35を介して、トラクタTのフエンダFまわり
    から開放操作し得るようにしたことを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の牧草反
    転機における外側ツールバーの折り畳み安全装
    置。
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