JPS644626Y2 - - Google Patents

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JPS644626Y2
JPS644626Y2 JP1982187451U JP18745182U JPS644626Y2 JP S644626 Y2 JPS644626 Y2 JP S644626Y2 JP 1982187451 U JP1982187451 U JP 1982187451U JP 18745182 U JP18745182 U JP 18745182U JP S644626 Y2 JPS644626 Y2 JP S644626Y2
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JP
Japan
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reciprocating reciprocating
interior panel
automobile
arm
traveling
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JP1982187451U
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JPS5991978U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車艤装ラインにおいて車体内部の
所定位置へ内装パネルを自動的に搬入する自動車
艤装ラインにおける自動車内装パネルの搬入装置
に関するものである。
従来の自動車艤装ラインにおいて運転席前面の
内装パネルを車体に取付けるには、コンベアの側
方に設けられた内装パネル待機位置から作業員が
内装パネルを取つて車体内部に搬入し、位置合せ
を行ないつつ車体に取付けるという方法が採られ
ていたが、内装パネルは近年プラスチツク化が進
み軽量化されてきたとは言うものの5〜15Kg程度
の重量があるため、1時間あたり40〜60台の速度
で作業を1日続けることはかなり疲労度の大きい
作業となる問題点があつた。
本考案は前記のような問題点のない自動車艤送
ラインにおける自動車内装パネルの搬入装置とし
て完成されたもので、以下、図示の実施例につい
て詳細に説明する。
図中1はボンネツトBを開けた状態の車体Aを
一定速度で搬送する自動車艤装ラインのコンベア
の上方に該コンベアと同方向に延びて設けられた
一対のレールであり、該レール1上にはモータ2
により往復自在な走行台車3が案内支持されてお
り、該走行台車3の上面にはレール1と直交する
方向に延びる第2のレール4が設けられており、
該レール4上にはモータ5′によつて走行台車3
の走行方向と直交する方向に往復動自在とした台
車5が設けられている。そしてこの走行台車5に
はモータ6′により昇降動自在とされた昇降アー
ム6が取付けてあり、該昇降アーム6は走行台車
3、5を介して自動車艤装ラインのコンベア上を
縦横に移動することができるものである。また、
昇降アーム6の先方部は第1図に示されるように
自動車艤装ラインのコンベアによつて搬送される
車体Aの前面窓枠部Cに向つて屈曲される傾斜ア
ーム9としており、該傾斜アーム9は昇降アーム
6の主体7に軸受8をもつて回動自在に取付けら
れるとともにその先端に内装パネルチヤツク用の
把持具19が上下方向と水平方向への回動を自在
として設けられており、11は傾斜アーム9の基
部に埋設もされる小型のシリンダであり、そのピ
ストン先端12を昇降アーム6の係止部10に係
止することにより傾斜アーム9の回動をロツクす
ることができるようになつている。13は傾斜ア
ーム9に設けられるモータであり、該モータ13
の回転軸14に取付けられた傘歯車15が傾斜ア
ーム9の先端方部の回転軸16に固定された傘歯
車15′と噛合している。そしてこの回転軸16
に支持される把持具19のブラケツト16′の両
端には軸受17,17が水平に取付けられ、これ
らの軸受17,17の内部には片面にラツクを切
つた軸18、18が支持され、さらに、軸18,
18の一端部にはリンクを介してシリンダにより
作動される把持アーム19′,19′が設けられて
内装パネルチヤツク用の把持具19を構成してお
り、傾斜アーム9のモータ13を回転させれば回
転軸16が回転することとなり、これにつれて軸
18,18も回転軸16を中心として回動するこ
ととなるが、回転軸16は傾斜しているので軸1
8及びこれに支持された把持具19は円錐面を描
いて上方に回動するものである。21は軸18,
18間を結ぶ桁材20に設けられる数個のバキユ
ームヘツドで、内装パネルPは把持具19とバキ
ユームヘツド21により確実に把持できるように
なつている。なお、22は軸18,18のラツク
に噛合するピニオン22′を両端に備えた連結軸
であつて、該連結軸22により軸18,18の動
きを常に等しくして内装パネルPが傾かないよう
にしている。23は軸受17と軸18の他端に設
けた座金との間に介在されるスプリングで、内装
パネルPや把持具19が他物に触れた際に軸18
をスライドさせて内装パネルPや把持具19ある
いは他物の破損を防止するためのものである。
このように構成されたものは、走行台車3上に
該走行台車3の走行方向と直交する方向に往復動
自在に載装された走行台車5を自動車艤装ライン
のコンベアの側方に設けられた内装パネル待機位
置の上方へ移動させて昇降アーム6を下降させ、
組付けられる自動車に合せて予め序列されている
内装パネルPを把持具19とバキユームヘツド2
1により把持させた後昇降アーム6を上昇させ走
行台車5をコンベアにより搬送される車体Aの上
方に位置せしめる。次に、走行台車3をコンベア
と等速度で走行させつつ昇降アーム6を下降さ
せ、内装パネルPを開かれたボンネツトBと前面
窓枠部Cとの間に降下させていく。しかし、一般
に内装パネルPの長さは前面窓枠部Cの開口幅よ
りも大きいため、内装パネルPを水平に把持した
ままでは車体内部への搬入が不可能である。その
ため昇降アーム6の傾斜アーム9のモータ13を
回転させることにより回転軸16のまわりに把持
具19を15゜〜45゜程度回動させ、第2図に示され
るように内装パネルPを斜上向きに傾ける。この
結果、内装パネルPの前面窓枠部Cへの投影長さ
は減少することとなるので走行台車3の走行速度
をわずかに低下させることにより内装パネルPは
前面窓枠部Cから車体Aの内部へ搬入される。こ
のとき昇降アーム6の傾斜アーム9がボンネツト
Bと同方向に傾斜しており、また、内装パネルP
もこれと同方向に斜上方に傾けられるので、内装
パネルPはボンネツトBと干渉を生ずることがな
い。そして、車体内部に搬入された内装パネルP
は傾斜アーム9のモータ13を逆回転させること
によつて第1図に示されるように水平位置まで戻
され、取付位置に保持されるからこの間に作業員
が車体Aに取付けを行う。このとき、把持具19
の把持アーム19′は連結軸22のピニオン2
2′に噛合する軸18のラツクとにより常に等距
離だけスライドするので、内装パネルPが取付け
の際に水平面内で左右に傾くおそれはない。かく
して取付けが完了すれば把持具19の把持アーム
19′は開き、同時にバキユームヘツド21の作
用も停止して内装パネルPから離れ、走行台車3
の走行速度を若干早くすることにより昇降アーム
6は車体Aから脱出する。そこで、昇降アーム6
を上昇させたうえ走行台車3を停止させてコンベ
アの逆方向へ走行させて旧位置に復帰させるとと
もに走行台車5を横方向に走行して昇降アーム6
を内装パネル待機位置へ復帰させ、以下、前記と
同様の作動をくりかえして内装パネルPを車体A
に取付けるものである。なお、本実施例において
は傾斜アーム9の先端にほぼ45゜に傾斜させた回
転軸16を設け、内装パネルの把持具19をこの
軸16を中心として回動させることにより水平面
および垂直面に対して回動させたが、このような
傾斜させた回転軸16のかわりに垂直軸と水平軸
とを独立させて設け、水平方向の回動と上下方向
の回動とを行わせるようにしてもよく、また、本
実施例においては走行台車3の上に走行台車5を
に設けたが、昇降アーム6を取付けた台車を艤装
ラインのコンベア上方で縦横に走行させることが
可能な機構であれば実施例の構造に限定されるも
のではない。
本考案は前記説明によつて明らかなように艤送
ラインのコンベア上に該コンベアに沿つて走行す
る走行台車と、該走行台車の走行方向と直交する
方向に走行する走行台車を設け、該走行台車に昇
降アームを取付け、その下端方部に内装パネルの
把持具を取付けたものであるため、コンベアの側
方に設けられた内装パネル待機位置において把持
した内装パネルをコンベアで搬送される車体上方
へ搬送移動することができ、また、昇降アームに
内装パネルチヤツク用の把持具を上下方向と水平
方向への回動を自在として設けたので、内装パネ
ルは把持具を回動させることにより内装パネルを
斜上向きの状態とし、前面窓枠部の横幅よりも大
きい内装パネルを車体内部へ搬入することができ
るものであり、しかも、このとき開かれたボンネ
ツトとの干渉が生ずることもなく、従来人手に頼
つて行なわれていた内装パネルの搬入と取付位置
における保持とを機械的に行うことができ、作業
員は組付作業のみを行えばよいから作業は大幅に
簡略化され、1サイクル60〜70秒程度の速度で疲
労なく作業を進めることができるものである。
従つて、本考案は従来の内装パネル組付作業の
問題点を除いた自動車艤装ラインにおける自動車
内装パネルの搬入装置として実用的価値極めて大
きなものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す一部切欠正面
図、第2図は同じく状態を異にして示す一部切欠
正面図、第3図は同じく要部の一部切欠正面図で
ある。 1……レール、3……走行台車、5……走行台
車、6……昇降アーム、9……内装パネルチヤツ
ク用の把持具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. レール1に案内支持させた往復動自在な走行台
    車3上に昇降アーム6を備えた別の走行台車5を
    前記走行台車3の走行方向と直交する方向に往復
    動自在に支持させ、該昇降アーム6の先端方部を
    自動車艤装ラインのコンベアによつて搬送される
    車体Aの前面窓枠部Cに向つて屈曲した傾斜アー
    ム9とするとともに、この傾斜アーム9の先端に
    は上下方向と水平方向に回動できる回転軸16を
    中心として内装パネルPを斜上向きに傾斜させる
    ことができる内装パネルチヤツク用の把持具19
    を設けたことを特徴とする自動車艤装ラインにお
    ける自動車内装パネルの搬入装置。
JP18745182U 1982-12-10 1982-12-10 自動車艤装ラインにおける自動車内装パネルの搬入装置 Granted JPS5991978U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18745182U JPS5991978U (ja) 1982-12-10 1982-12-10 自動車艤装ラインにおける自動車内装パネルの搬入装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18745182U JPS5991978U (ja) 1982-12-10 1982-12-10 自動車艤装ラインにおける自動車内装パネルの搬入装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5991978U JPS5991978U (ja) 1984-06-22
JPS644626Y2 true JPS644626Y2 (ja) 1989-02-06

Family

ID=30404624

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18745182U Granted JPS5991978U (ja) 1982-12-10 1982-12-10 自動車艤装ラインにおける自動車内装パネルの搬入装置

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH078387Y2 (ja) * 1987-05-18 1995-03-01 トヨタ自動車株式会社 長尺物移載装置
JPH078388Y2 (ja) * 1987-05-20 1995-03-01 トヨタ自動車株式会社 長尺物移載装置
JP2696926B2 (ja) * 1988-05-20 1998-01-14 トヨタ自動車株式会社 フューエルタンク組付け装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51151374U (ja) * 1975-05-28 1976-12-03

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JPS5991978U (ja) 1984-06-22

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