JPS643871Y2 - - Google Patents
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- JPS643871Y2 JPS643871Y2 JP1981058434U JP5843481U JPS643871Y2 JP S643871 Y2 JPS643871 Y2 JP S643871Y2 JP 1981058434 U JP1981058434 U JP 1981058434U JP 5843481 U JP5843481 U JP 5843481U JP S643871 Y2 JPS643871 Y2 JP S643871Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- transmission
- sliding
- power transmission
- transmission system
- Prior art date
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Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 86
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 1
- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 description 1
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Arrangement Of Transmissions (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
本考案は、トラクターに常設された変速装置に
よる変速段以外の変速段を得ることを可能とする
バイパス動力伝動系統の構成に関するものであ
る。
よる変速段以外の変速段を得ることを可能とする
バイパス動力伝動系統の構成に関するものであ
る。
(ロ) 従来技術
従来から、トラクターにおいて超低速変速装置
を具備した技術は公知とされているのである。
を具備した技術は公知とされているのである。
例えば、実開昭53−68877号公報や、実開昭53
−15880号公報の如くである。
−15880号公報の如くである。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点
そして上記の従来技術においても、常設された
他のギア摺動式変速装置のギアを兼用して、これ
にバイパス動力伝動系統を脱着可能とした技術は
開示されているのである。
他のギア摺動式変速装置のギアを兼用して、これ
にバイパス動力伝動系統を脱着可能とした技術は
開示されているのである。
しかしこのように、常設された他のギア摺動式
変速装置のバイパス動力伝動系統を付設した場合
には、二重噛合状態の発生する恐れがあり、バイ
パス動力伝動系統の補助変速レバーを操作した際
に、常設された他のギア摺動式変速装置の摺動ギ
アが噛合状態であると、異回転の動力が2経路を
経て車輪に伝達されることとなり、ギア連が破壊
されるのである。
変速装置のバイパス動力伝動系統を付設した場合
には、二重噛合状態の発生する恐れがあり、バイ
パス動力伝動系統の補助変速レバーを操作した際
に、常設された他のギア摺動式変速装置の摺動ギ
アが噛合状態であると、異回転の動力が2経路を
経て車輪に伝達されることとなり、ギア連が破壊
されるのである。
本考案はこの二重噛合状態を回避する為の二重
噛合牽制レバーを、ミツシヨンケース開口部を閉
塞する蓋体に一体的に並設したものである。
噛合牽制レバーを、ミツシヨンケース開口部を閉
塞する蓋体に一体的に並設したものである。
(ニ) 問題を解決するための手段
本考案の目的は以上の如くであり、次に該目的
を達成するための構成を説明すると。
を達成するための構成を説明すると。
ミツシヨンケース開口部Bを閉塞する蓋体12
に、ミツシヨンケース50内に常設された他のギ
ア摺動式変速装置の伝動上手側のギア15より回
転を入力し、伝動下手側の摺動ギア14に出力す
るバイパス動力伝動系統Aを構成し、ミツシヨン
ケース50に対して蓋体12の脱着によりバイパ
ス動力伝動系統Aを付加可能とすると共に、該バ
イパス動力伝動系統Aの伝動系統を断接する補助
変速レバー9を蓋体12に支持し、かつ前記した
他のギア摺動式変速装置が摺動ギア14の噛合に
より動力伝達状態では、補助変速レバー9の接続
側への操作を不可能とする二重噛合牽制レバー1
0を蓋体12に並設したものである。
に、ミツシヨンケース50内に常設された他のギ
ア摺動式変速装置の伝動上手側のギア15より回
転を入力し、伝動下手側の摺動ギア14に出力す
るバイパス動力伝動系統Aを構成し、ミツシヨン
ケース50に対して蓋体12の脱着によりバイパ
ス動力伝動系統Aを付加可能とすると共に、該バ
イパス動力伝動系統Aの伝動系統を断接する補助
変速レバー9を蓋体12に支持し、かつ前記した
他のギア摺動式変速装置が摺動ギア14の噛合に
より動力伝達状態では、補助変速レバー9の接続
側への操作を不可能とする二重噛合牽制レバー1
0を蓋体12に並設したものである。
(ホ) 実施例
本考案の目的・構成は以上の如くであり、次に
添付の図面に示した実施例の構成を説明すると。
添付の図面に示した実施例の構成を説明すると。
第1図は本考案のトラクターの側面図である。
ボンネツト68が覆つた内部にラジエーター6
6、ラジエーターフアン67、エアクリーナーパ
イプ65と、エンジン64等が内包され、エンジ
ン64の下部から前フレーム63が突設されてい
る。
6、ラジエーターフアン67、エアクリーナーパ
イプ65と、エンジン64等が内包され、エンジ
ン64の下部から前フレーム63が突設されてい
る。
前フレーム63に支架されて前輪55及び前輪
デフケース56が設けられ、該前輪デフケース5
6は、前輪駆動軸48の回転を伝動されることに
より回転する。前輪駆動軸48の先端にユニバー
サルジヨイント62を連接し、前輪デフケース5
6後端のユニバーサルジヨイント61との間を伝
動軸59で連接している。
デフケース56が設けられ、該前輪デフケース5
6は、前輪駆動軸48の回転を伝動されることに
より回転する。前輪駆動軸48の先端にユニバー
サルジヨイント62を連接し、前輪デフケース5
6後端のユニバーサルジヨイント61との間を伝
動軸59で連接している。
前輪デフケース56は左右前輪55・55′の
揺動に基づきセンターピン77を中心に揺れるの
で、弾性材より成る蛇腹57・60を、それぞれ
のユニバーサルジヨイント部61,62に被覆し
ている。蛇腹57は前輪デフケース56と伝動軸
カバー58の間に蛇腹60は、伝動軸カバー58
と前輪駆動ミツシヨンケース49との間に介装さ
れている。
揺動に基づきセンターピン77を中心に揺れるの
で、弾性材より成る蛇腹57・60を、それぞれ
のユニバーサルジヨイント部61,62に被覆し
ている。蛇腹57は前輪デフケース56と伝動軸
カバー58の間に蛇腹60は、伝動軸カバー58
と前輪駆動ミツシヨンケース49との間に介装さ
れている。
ボンネツト68後端に操作盤70を設ける。該
操作盤70で被覆して、燃料タンク69をその内
部に設けている。ステアリングハンドル71が操
作盤70から突設され、ステアリングギヤー装置
72はクラツチハウジング76上面に座設され
る。
操作盤70で被覆して、燃料タンク69をその内
部に設けている。ステアリングハンドル71が操
作盤70から突設され、ステアリングギヤー装置
72はクラツチハウジング76上面に座設され
る。
エンジン64の後端面にクラツチハウジング7
6が固設され、該クラツチハウジング76の内部
に主クラツチ78が架設されている。クラツチハ
ウジング76は後半分を油密室として前輪駆動ミ
ツシヨンケース49に構成し、その後端にミツシ
ヨンケース50と、リアアクスルケース51とを
一体型に構成したミツシヨンケース体を固設す
る。
6が固設され、該クラツチハウジング76の内部
に主クラツチ78が架設されている。クラツチハ
ウジング76は後半分を油密室として前輪駆動ミ
ツシヨンケース49に構成し、その後端にミツシ
ヨンケース50と、リアアクスルケース51とを
一体型に構成したミツシヨンケース体を固設す
る。
クラツチハウジング76の上面に、自動制御用
電磁装置63と変速レバー45を設け、ミツシヨ
ンケース体の上面に油圧機構を設ける。該油圧機
構の更に上方に座席73を前方に回動可能に支持
する。
電磁装置63と変速レバー45を設け、ミツシヨ
ンケース体の上面に油圧機構を設ける。該油圧機
構の更に上方に座席73を前方に回動可能に支持
する。
リヤアクスルケース51の側面には車軸52・
52′を支持するリヤアクスル51aを締結具に
て固設し、車軸52の上部にフアイナルピニオン
軸を利用してブレーキ装置53を設ける。リアア
クスルケース51の後端面にはPTO軸38が作
業機へ動力を伝える為に突設している。
52′を支持するリヤアクスル51aを締結具に
て固設し、車軸52の上部にフアイナルピニオン
軸を利用してブレーキ装置53を設ける。リアア
クスルケース51の後端面にはPTO軸38が作
業機へ動力を伝える為に突設している。
第2図は本考案のトラクターの伝動機構を図示
する伝動線図であり、第3図はクラツチハウジン
グ76後部の前輪駆動ミツシヨンケース49、ミ
ツシヨンケース50、リアアクスルケース51の
断面図である。
する伝動線図であり、第3図はクラツチハウジン
グ76後部の前輪駆動ミツシヨンケース49、ミ
ツシヨンケース50、リアアクスルケース51の
断面図である。
主軸29を介してエンジン64、主クラツチ7
8から伝えられる回転は、主変速摺動大ギア2
4、主変速摺動中ギア25、主変速摺動小ギア2
6と最終駆動軸18に遊嵌された主変速中ギア2
3、主変速大ギア22及び、主軸29上に遊嵌さ
れた主変速小ギア79により、主変速3段の切換
えが行われる。
8から伝えられる回転は、主変速摺動大ギア2
4、主変速摺動中ギア25、主変速摺動小ギア2
6と最終駆動軸18に遊嵌された主変速中ギア2
3、主変速大ギア22及び、主軸29上に遊嵌さ
れた主変速小ギア79により、主変速3段の切換
えが行われる。
本考案の要部を構成する常設された他のギア摺
動式変速装置は副変速装置である。
動式変速装置は副変速装置である。
副変速装置は主軸29上に遊嵌されたギア1
7,16,15及び最終駆動軸18上の4連遊嵌
ギアの一方のギア21と、最終駆動軸18上の摺
動ギア14及び遊嵌ギア13との間で行われる。
7,16,15及び最終駆動軸18上の4連遊嵌
ギアの一方のギア21と、最終駆動軸18上の摺
動ギア14及び遊嵌ギア13との間で行われる。
副変速1速は遊嵌ギア13の係合歯13aと摺
動ギア14の係合歯14bを噛み合いさせること
によつて得られる。
動ギア14の係合歯14bを噛み合いさせること
によつて得られる。
副変速2速は摺動ギア14と副変速遊嵌ギア1
6を噛み合わせることによつて得られる。
6を噛み合わせることによつて得られる。
副変速3速は4連遊嵌ギアの一方のギア21と
摺動ギア14の係合歯14aを噛み合いさせるこ
とによつて得られる。
摺動ギア14の係合歯14aを噛み合いさせるこ
とによつて得られる。
本考案の要部を構成するバイパス動力伝動系統
Aは、ミツシヨンケース50の蓋体12に吊架さ
れており、該バイパス動力伝動系統Aはカウンタ
ー軸2、摺動軸3の2本の軸と、カウンター軸2
上の入力軸ギア4とカウンター小ギア5及び摺動
軸3上の減速ギア6及び摺動可能な出力側ギア7
より構成されている。
Aは、ミツシヨンケース50の蓋体12に吊架さ
れており、該バイパス動力伝動系統Aはカウンタ
ー軸2、摺動軸3の2本の軸と、カウンター軸2
上の入力軸ギア4とカウンター小ギア5及び摺動
軸3上の減速ギア6及び摺動可能な出力側ギア7
より構成されている。
バイパス動力伝動系統Aのギア連は、主軸29
上のギア15を伝動上手側ギアとし、バイパス動
力伝動系統Aの入力側ギア5と減速ギア6が常時
噛み合いしている。摺動可能な出力側ギア7が、
常設された他のギア摺動式変速装置の伝動下手側
の摺動ギア14と噛合することにより超低速が得
られる。
上のギア15を伝動上手側ギアとし、バイパス動
力伝動系統Aの入力側ギア5と減速ギア6が常時
噛み合いしている。摺動可能な出力側ギア7が、
常設された他のギア摺動式変速装置の伝動下手側
の摺動ギア14と噛合することにより超低速が得
られる。
バイパス動力伝動系統Aの摺動可能な出力側ギ
ア7と、常設された他のギア摺動式変速装置の伝
動下手側の受動側ギアである摺動ギア14と噛み
合つた状態では、常設された他のギア摺動式変速
装置と中立の位置になければ二重噛み合い状態を
惹起する。
ア7と、常設された他のギア摺動式変速装置の伝
動下手側の受動側ギアである摺動ギア14と噛み
合つた状態では、常設された他のギア摺動式変速
装置と中立の位置になければ二重噛み合い状態を
惹起する。
この為の二重噛合牽制レバー10の詳細は、第
4図、第5図、第6図で説明する。
4図、第5図、第6図で説明する。
最終駆動軸18の先端にベベルギア19を固設
し、該ベベルギア19はリングギア30と常時噛
み合いして、デフアレンシヤルギア装置を経て車
軸52に回転力を伝える。
し、該ベベルギア19はリングギア30と常時噛
み合いして、デフアレンシヤルギア装置を経て車
軸52に回転力を伝える。
主軸29の後端には、カツプリング39を介し
てPTO変速軸37が延設され、該PTO変速軸3
7に3枚のPTO変速ギア31,32,33が刻
設されている。これら3枚のギアとPTO軸38
上の2連PTO摺動ギア34,35と遊嵌ギア3
6の間でPTO変速が行われる。
てPTO変速軸37が延設され、該PTO変速軸3
7に3枚のPTO変速ギア31,32,33が刻
設されている。これら3枚のギアとPTO軸38
上の2連PTO摺動ギア34,35と遊嵌ギア3
6の間でPTO変速が行われる。
最終駆動軸18は前端がミツシヨンケース50
からクラツチハウジング後部の前輪駆動ミツシヨ
ンケース49内に突出しており、前輪駆動ギア2
7を固定している。該前輪駆動ギア27に前輪駆
動軸48上の摺動ギア28が噛み合うことにより
前輪駆動がなされる。
からクラツチハウジング後部の前輪駆動ミツシヨ
ンケース49内に突出しており、前輪駆動ギア2
7を固定している。該前輪駆動ギア27に前輪駆
動軸48上の摺動ギア28が噛み合うことにより
前輪駆動がなされる。
第3図において、リヤアクスルケース上面に油
圧装置が座設されている。油圧装置は油圧ピスト
ン41、コンロツド42、回動アーム43と、該
油圧装置の下面に吊架された切換バルブ40より
なる。
圧装置が座設されている。油圧装置は油圧ピスト
ン41、コンロツド42、回動アーム43と、該
油圧装置の下面に吊架された切換バルブ40より
なる。
第4図は主軸29・最終駆動軸18・バイパス
動力伝動系統Aの相互関係を示した図面である。
動力伝動系統Aの相互関係を示した図面である。
バイパス動力伝動系統支持体1に2本の軸、即
ちカウンター軸2と摺動軸3が架設され、カウン
ター軸2に入力ギア4とカウンター小ギア5の2
枚が固設され、摺動軸3には摺動可能な出力側ギ
ア7と減速ギア6が架設されている。
ちカウンター軸2と摺動軸3が架設され、カウン
ター軸2に入力ギア4とカウンター小ギア5の2
枚が固設され、摺動軸3には摺動可能な出力側ギ
ア7と減速ギア6が架設されている。
ミツシヨンケース50の壁部に副変速シヤフト
11gが摺動可能に設けられ、該副変速シヤフト
11gに副変速シフター11eが固設されてい
る。摺動可能な出力側ギア7は摺動ギア14が、
副変速1速と副変速2速の間のニユートラル位置
になる時にのみ補助変速レバー9を回動して摺動
可能な出力側ギア7と受動側ギアである摺動ギア
14を噛合可能に構成されている。
11gが摺動可能に設けられ、該副変速シヤフト
11gに副変速シフター11eが固設されてい
る。摺動可能な出力側ギア7は摺動ギア14が、
副変速1速と副変速2速の間のニユートラル位置
になる時にのみ補助変速レバー9を回動して摺動
可能な出力側ギア7と受動側ギアである摺動ギア
14を噛合可能に構成されている。
第5図はミツシヨンケースのバイパス動力伝動
系統Aを示す断面図である。
系統Aを示す断面図である。
第6図はミツシヨンケース50の蓋体12を取
外した状態を示す平面図である。特に第5図、第
6図はバイパス動力伝動系統Aと常設された他の
ギア摺動式変速装置との間の牽制装置を示してい
る。
外した状態を示す平面図である。特に第5図、第
6図はバイパス動力伝動系統Aと常設された他の
ギア摺動式変速装置との間の牽制装置を示してい
る。
蓋体12上面に補助変速レバー9を回動可能に
軸9aに連接し、軸9aの他端部には回動リンク
9bを介してその先端にピン9cを固設する。
軸9aに連接し、軸9aの他端部には回動リンク
9bを介してその先端にピン9cを固設する。
補助変速シフター8はシフターシヤフト8a上
を摺動可能に支持され、その一端にはピン9cの
嵌入する凹部9dが他端には二重噛合牽制用のピ
ン8bが突設されている。一方副変速シフター1
1eを回動する為の回動リンク11bの他端にも
二重噛合牽制用のピン11fが突設され、この2
本のピンが入るような切り欠き部10dをもつた
回動板10bが二重噛合牽制レバー軸10aに回
動可能に固設されている。二重噛合牽制レバー1
0を回動して回動板10bをピン8bから解放し
てやらねばシフター8は摺動不可能であり、回動
板10bが回動可能なのは副変速回動リンク11
bのピン11fが副変速1速と2速の間の中立位
置に来た時のみで、その位置では回動板10bの
切り欠き部10dにピン11fが位置して回動板
10bは右方向へ回動してピン8bは解放され
る。
を摺動可能に支持され、その一端にはピン9cの
嵌入する凹部9dが他端には二重噛合牽制用のピ
ン8bが突設されている。一方副変速シフター1
1eを回動する為の回動リンク11bの他端にも
二重噛合牽制用のピン11fが突設され、この2
本のピンが入るような切り欠き部10dをもつた
回動板10bが二重噛合牽制レバー軸10aに回
動可能に固設されている。二重噛合牽制レバー1
0を回動して回動板10bをピン8bから解放し
てやらねばシフター8は摺動不可能であり、回動
板10bが回動可能なのは副変速回動リンク11
bのピン11fが副変速1速と2速の間の中立位
置に来た時のみで、その位置では回動板10bの
切り欠き部10dにピン11fが位置して回動板
10bは右方向へ回動してピン8bは解放され
る。
これにより初めて補助変速レバー9の回動が可
能となる。
能となる。
副変速レバー11はミツシヨンケース50の側
面に突設され、、副変速レバー軸11a、副変速
回動リンク11bとピン11dを介して副変速シ
フター11eを摺動させる。
面に突設され、、副変速レバー軸11a、副変速
回動リンク11bとピン11dを介して副変速シ
フター11eを摺動させる。
バイパス動力伝動系統Aの支持体1は4個のボ
ルト穴1aに第3図のボルト1bを介して締結さ
れており、常に蓋体とは一体化された状態でミツ
シヨンケース50の蓋体用の唯一個の開口部Bか
ら挿入される構成となつている。補助ミツシヨン
装置Aを必要としない場合には蓋体12に代え
て、レバー等の何も付属しない盲蓋を覆つて被覆
すればよい。
ルト穴1aに第3図のボルト1bを介して締結さ
れており、常に蓋体とは一体化された状態でミツ
シヨンケース50の蓋体用の唯一個の開口部Bか
ら挿入される構成となつている。補助ミツシヨン
装置Aを必要としない場合には蓋体12に代え
て、レバー等の何も付属しない盲蓋を覆つて被覆
すればよい。
(ヘ) 考案の効果
本考案は以上の如く構成したので、次のような
効果を奏するものである。
効果を奏するものである。
即ち、ミツシヨンケース50に従来からある常
設された他のギア摺動式変速装置に付設して、バ
イパス動力伝動系統Aを、蓋体12の脱着により
簡単に付設することが出来るのである。
設された他のギア摺動式変速装置に付設して、バ
イパス動力伝動系統Aを、蓋体12の脱着により
簡単に付設することが出来るのである。
特に常設された他のギア摺動式変速装置に対し
てバイパス動力伝動系統Aを付設する場合には、
二重噛合牽制装置が必ず必要なのであるが、本考
案においては、蓋体12にこの二重噛合牽制レバ
ー10を付設したので、蓋体12自体にバイパス
動力伝動系統Aと二重噛合の牽制装置も一体的に
付設することが出来、脱着に際して二重噛合牽制
レバー10の脱着を忘れるということがないので
ある。
てバイパス動力伝動系統Aを付設する場合には、
二重噛合牽制装置が必ず必要なのであるが、本考
案においては、蓋体12にこの二重噛合牽制レバ
ー10を付設したので、蓋体12自体にバイパス
動力伝動系統Aと二重噛合の牽制装置も一体的に
付設することが出来、脱着に際して二重噛合牽制
レバー10の脱着を忘れるということがないので
ある。
第1図は本個のトラクターの側面図、第2図は
本個のトラクターの伝動機構を図示する伝動線
図、第3図はクラツチハウジング後部、ミツシヨ
ンケース、リヤアクスルハウジング部の断面図、
第4図は主軸、最終駆動軸、バイパス動力伝動系
統Aの相互関係を示す図面、第5図はバイパス動
力伝動系統Aを示す断面図、第6図はミツシヨン
ケース60の蓋体12を取外した状態を示す平面
図である。 A……バイパス動力伝動系統、B……ミツシヨ
ンケース開口部、1……補助ミツシヨン装置支持
体、2……カウンター軸、3……摺動軸、4……
入力側ギア、7……出力側ギア、9……補助変速
レバー、10……二重噛合牽制レバー、11……
副変速レバー、14……摺動ギア、15……ギ
ア、50……ミツシヨンケース。
本個のトラクターの伝動機構を図示する伝動線
図、第3図はクラツチハウジング後部、ミツシヨ
ンケース、リヤアクスルハウジング部の断面図、
第4図は主軸、最終駆動軸、バイパス動力伝動系
統Aの相互関係を示す図面、第5図はバイパス動
力伝動系統Aを示す断面図、第6図はミツシヨン
ケース60の蓋体12を取外した状態を示す平面
図である。 A……バイパス動力伝動系統、B……ミツシヨ
ンケース開口部、1……補助ミツシヨン装置支持
体、2……カウンター軸、3……摺動軸、4……
入力側ギア、7……出力側ギア、9……補助変速
レバー、10……二重噛合牽制レバー、11……
副変速レバー、14……摺動ギア、15……ギ
ア、50……ミツシヨンケース。
Claims (1)
- ミツシヨンケース開口部Bを閉塞する蓋体12
に、ミツシヨンケース50内に常設された他のギ
ア摺動式変速装置の伝動上手側のギア15より回
転を入力し、伝動下手側の摺動ギア14に出力す
るバイパス動力伝動系統Aを構成し、ミツシヨン
ケース50に対して蓋体12の脱着によりバイパ
ス動力伝動系統Aを付加可能とすると共に、該バ
イパス動力伝動系統Aの伝動系統を断接する補助
変速レバー9を蓋体12に支持し、かつ前記した
他のギア摺動式変速装置が摺動ギア14の噛合に
より動力伝達状態では、補助変速レバー9の接続
側への操作を不可能とする二重噛合牽制レバー1
0を蓋体12に並設したことを特徴とするトラク
ターのミツシヨン装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981058434U JPS643871Y2 (ja) | 1981-04-22 | 1981-04-22 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981058434U JPS643871Y2 (ja) | 1981-04-22 | 1981-04-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57100647U JPS57100647U (ja) | 1982-06-21 |
JPS643871Y2 true JPS643871Y2 (ja) | 1989-02-01 |
Family
ID=29854842
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1981058434U Expired JPS643871Y2 (ja) | 1981-04-22 | 1981-04-22 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS643871Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4184866B2 (ja) * | 2003-05-21 | 2008-11-19 | ヤンマー株式会社 | トラクタ |
JP2004345568A (ja) * | 2003-05-23 | 2004-12-09 | Yanmar Co Ltd | トラクタ |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5315880U (ja) * | 1976-07-20 | 1978-02-09 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5630763Y2 (ja) * | 1976-11-11 | 1981-07-22 |
-
1981
- 1981-04-22 JP JP1981058434U patent/JPS643871Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5315880U (ja) * | 1976-07-20 | 1978-02-09 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57100647U (ja) | 1982-06-21 |
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