JPH0626430Y2 - トラクタ−用洗車ポンプ取付構造 - Google Patents

トラクタ−用洗車ポンプ取付構造

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JPH0626430Y2
JPH0626430Y2 JP1987092536U JP9253687U JPH0626430Y2 JP H0626430 Y2 JPH0626430 Y2 JP H0626430Y2 JP 1987092536 U JP1987092536 U JP 1987092536U JP 9253687 U JP9253687 U JP 9253687U JP H0626430 Y2 JPH0626430 Y2 JP H0626430Y2
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JP
Japan
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car wash
pto
gear
shaft
wash pump
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JP1987092536U
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JPS63199829U (ja
Inventor
巧 前田
Original Assignee
セイレイ工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は農用トラクターに洗車ポンプを付設するための
構造に関するものである。
(ロ)従来技術 従来からトラクターのミッションケースの側面にPTO
軸を突出した技術は、実公昭42−14173号公報の
如き技術が公知とされている。
また、トラクターに装着したロータリー耕耘装置に洗車
ポンプを付設した技術は、実開昭59−182103号
公報の如き技術が公知とされている。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 従来の農用トラクターに付設する洗車ポンプはアタッチ
メントとして用意されており、必要なときに取り付ける
ようになっていたのである。そして、その動力はミッシ
ョンケースの側面に突出したPTO軸受や、ロータリー
耕耘装置に設けたPTOプーリーから取出していたので
ある。
しかし、上記のように洗車ポンプを取り付ける場合に
は、作業機及び洗車ポンプの脱着が大変面倒な作業とな
っていたのである。
本考案は、常時洗車ポンプを取付可能としており、また
動力の断接を可能としたものである。
(ニ)問題を解決するための手段 本考案はこのような点に鑑み、次の如く構成したのもの
である。
PTO軸20上に、PTO変速用摺動歯車25と噛合可
能なベベルギア24を遊嵌し、該ベベルギア24を取出
軸26に固設したベベルギア27と噛合し、該取出軸2
6はミッションケースの側面から突出すると共に、ミッ
ションケースの側面に付設した洗車ポンプ10の駆動軸
32と連結し、前記PTO変速用摺動歯車25を摺動操
作する変速レバー29のレバーガイド部に、『低速回転
L』と『ニュートラルN』と『高速回転H』と『洗車
W』位置とを設け、該『高速回転H』と『洗車W』との
間にストッパー31を設け、洗車作業以外はストッパー
31をセットし、『洗車W』位置へのPTO変速レバー
29の操作を不可能としたものである。
(ホ)実施例 本考案の目的は以上の如くであり、添付の図面に示した
実施例の構成に基づいて、本考案の構成を説明する。
第1図は洗車ポンプを付設した農用トラクター全体側面
図である。
1はハンドル、2はボンネット、3は前輪、4は後輪、
5は座席であり、該座席5下方にミッションケース6が
配置され、該ミッションケース6後面にピッチ7を突出
してロータリー耕耘装置Rを連結している。
該ロータリー耕耘装置Rはミッションケース6上部に載
置した油圧ケース8にて回動されるリフトアーム9によ
り昇降される。また、座席5側方にPTO変速レバー1
2及びポジションコントロールレバー13が配置され、
フェンダー11上に主変速レバー(図示せず)が配置さ
れている。そして、ミッションケース6とフェンダー1
1との間のミッションケース6の側面に、本考案の洗車
ポンプ10が付設されている。
第2図は動力伝達を示すスケルトン図であり、ボンネッ
ト2内のエンジン14より、フライホイール15を介し
てPTOドライブシャフト16及び走行ドライブシャフ
ト17に連結され、該走行ドライブシャフト17より油
圧クラッチ変速軸19上の主変速装置Aより副変速装置
B、デフ装置Dを経由して後輪4を駆動している。
また、前記PTOドライブシャフト16よりPTO変速
装置Cにて変速されてPTO軸20に動力が伝えられる
のである。
即ち、PTO変速装置Cの構成は第3図に示すように、
PTOドライブシャフト16上に固設歯車21,22が
固設され、PTO軸20上に遊嵌歯車23、ベベルギア
24、摺動歯車25が嵌合され、前記固設歯車22と遊
嵌歯車23が常時噛合され、該遊嵌歯車23及び摺動歯
車25には互いに噛み合うドッグクラッチ23a,25
aが設けられ、該摺動歯車25には摺動させるためのシ
フターを嵌合する凹部25bを設けている。
そして、PTO軸20上のスプライン部20aが切れた
部分20bでは摺動歯車25を回動自在としている。
前記ベベルギア24はPTO軸20に遊嵌されており、
歯部は24a,24bの二ヶ所あり、歯部24aは前記
摺動歯車25と噛合可能であり、歯部24bは取出軸2
6上に固設されたベベルギア27と噛合し、該取出軸2
6は洗車ポンプ10の駆動軸32と連設されている。
前記摺動歯車25を摺動させるためのPTO変速レバー
29が設けられており、該PTO変速レバー29のレバ
ーガイドの構成は第4図に示すように、低速回転L、ニ
ュートラルN、高速回転H、洗車Wとレバーガイド30
に明示され、高速回転Hと洗車W間にストッパー31を
設けて洗車以外の時はストッパー31をセットして洗車
W位置に、変速レバー29が回動できないようにしてあ
る。
(ヘ)考案の作用 このような構成において、PTO変速レバー29を低速
Lの位置に回動すれば、摺動歯車25のドッグクラッチ
25aと遊嵌歯車23のドッグクラッチ23aが噛み合
って、PTOドライブシャフト16からの動力は固設歯
車22より遊嵌歯車23、摺動歯車25、PTO軸20
と伝えられるのである。
また、PTO変速レバー29を高速Hの位置に回動すれ
ば、摺動歯車25は固設歯車21と噛合して、PTOド
ライブシャフト16より固設歯車21、摺動歯車25、
PTO軸20と伝えられ高速回転するのである。
そして、ストッパー31を解除してPTO変速レバー2
9を洗車Wの位置に回動すれば、摺動歯車25はスプラ
インの切れた部分20bまで摺動して遊転し、摺動歯車
25は固設歯車21とベベルギア24の歯部24aと噛
合し、PTO軸20には動力を伝えずに、PTOドライ
ブシャフト16から固設歯車21より摺動歯車25、ベ
ベルギア24、ベベルギア27と伝えて、洗車ポンプ1
0の駆動軸に動力を伝えるのである。
(ト)考案の効果 以上のような構成により本考案は次のような効果が得ら
れるのである。
第1に、洗車ポンプが常時トラクター本機に装備されて
いるため、洗車するときにはレバー操作だけで洗車ポン
プを駆動することができるようになったのである。
第2に、洗車ポンプをミッション側面に付設したので、
PTO軸又はフロントPTO軸に作業機を装着したまま
で洗車でき、作業機の脱着に際しても邪魔にならないの
である。
第3に、洗車ポンプを駆動するための入力部をPTO変
速装置に設けたので、変速操作によりトラクター本機が
動くことはなく安全に洗車作業ができるのである。
第4に、PTO変速用摺動歯車25を操作して、洗車ポ
ンプ10を駆動している状態では、PTO軸20の回転
も不可能である為に、洗車中に作業機が駆動されて、人
身事故となる可能性を解消することが出来たのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は洗車ポンプを付設した農用トラクター全体側面
図、第2図は動力伝達を示すスケルトン図、第3図はミ
ッションケースにおけるPTO変速部断面図、第4図は
変速レバーガイド部平面図である。 B……副変速装置 C……PTO変速装置 6……ミッションケース 10……洗車ポンプ 18……副変速軸 20……PTO軸 25……摺動歯車 24,27……ベベルギア 26……取出軸 32……駆動軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】PTO軸20上に、PTO変速用摺動歯車
    25と噛合可能なベベルギア24を遊嵌し、該ベベルギ
    ア24を取出軸26に固設したベベルギア27と噛合
    し、該取出軸26はミッションケースの側面から突出す
    ると共に、ミッションケースの側面に付設した洗車ポン
    プ10の駆動軸32と連結し、前記PTO変速用摺動歯
    車25を摺動操作する変速レバー29のレバーガイド部
    に、『低速回転L』と『ニュートラルN』と『高速回転
    H』と『洗車W』位置とを設け、該『高速回転H』と
    『洗車W』との間にストッパー31を設け、洗車作業以
    外はストッパー31をセットし、『洗車W』位置へのP
    TO変速レバー29の操作を不可能としたことを特徴と
    するトラクター用洗車ポンプ取付構造。
JP1987092536U 1987-06-15 1987-06-15 トラクタ−用洗車ポンプ取付構造 Expired - Lifetime JPH0626430Y2 (ja)

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63199829U JPS63199829U (ja) 1988-12-22
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ID=30954330

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4514173Y1 (ja) * 1966-11-11 1970-06-16
JPS59182103U (ja) * 1983-05-24 1984-12-05 ヤンマーディーゼル株式会社 ロ−タリ作業機の動力取出装置

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Publication number Publication date
JPS63199829U (ja) 1988-12-22

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