JPS6233630Y2 - - Google Patents

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JPS6233630Y2
JPS6233630Y2 JP5590881U JP5590881U JPS6233630Y2 JP S6233630 Y2 JPS6233630 Y2 JP S6233630Y2 JP 5590881 U JP5590881 U JP 5590881U JP 5590881 U JP5590881 U JP 5590881U JP S6233630 Y2 JPS6233630 Y2 JP S6233630Y2
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JP
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shaft
gear
pto
case
transmission
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  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)
  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は副変速ケース後面に設けるリアアクス
ルケース及びリフトアーム用の油圧装置の構成に
関するものである。
(ロ) 従来技術 従来はミツシヨンケース、副変速ケース、リア
クスルケース等が同じ程度の高さであつたので、
リアアクスルケースの上面に油圧ケースを載置す
ることができたのである。しかし、副変速装置の
上部にインデペンデントPTOクラツチ装置や、
インデペンデントPTO変速装置等を設けると副
変速ケース近傍が高くなり油圧ケースと干渉し、
油圧ケースが取りつけ難くなつたのである。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 本考案は油圧ケースというようなものを設け
ず、リアアクスルケースを延設して油圧シリンダ
ー及び保護壁部である側面板を一体的に形成し、
ピストン、ピストンロツド、リフトクランク等は
該部の蓋体であるリフテイングシヤフト蓋と共に
着脱可能にしたものである。
このような構成において本考案は特に油圧シリ
ンダーのシリンダーヘツドを油圧シリンダーと別
体に構成し、油圧シリンダーの前部開口から挿入
すべく構成し、副変速ケースの後壁面にシリンダ
ーヘツドを当接させ支持させたものである。
本考案は従来の不具合いである、油圧シリンダ
ーとシリンダーヘツドとの合せ面から圧油がにじ
んだりするという点を改善したものである。
即ち、本考案ではシリンダーヘツド部がリアア
クスルケース内にあるので、少々の洩れがあつて
もリアアクスルケース内に落ちるだけであるから
神径質となる必要がなく、加工精度も落とすこと
が可能となるのである。
(ニ) 問題を解決するための手段 本考案の目的は以上の如くであり、次に該目的
を達成する為の構成を説明すると。
副変速ケース18の後面にリアアクスルケース
19を連設した構成において、リアアクスルケー
ス19の上部に前方へ貫通した油圧シリンダー7
4を、上部後方に保護壁部19aを共に一体形成
し、かつ油圧シリンダー74内の前部に嵌装した
シリンダーヘツド75を、副変速ケース18の後
面壁に当接せしめたものである。
(ホ) 実施例 本考案の目的・構成は以上の如くであり、添付
の図面に示した実施例の構成を説明すると。
第1図は本考案の農用トラクターの変速装置及
びPTO変速装置及び油圧装置の全体側面図であ
る。
農用トラクターのボンネツト内に配置されたエ
ンジンの後面にクラツチハウジングCが固設さ
れ、クラツチハウジングCの後面に油路板13を
介装してミツシヨンケース17が固設されてい
る。ミツシヨンケース17の後面に副変速ケース
18を固設し、更に副変速ケース18の後面にリ
アアクスルケース19を固設している。
クラツチハウジングC内の主クラツチ装置はデ
ユアルクラツチ装置に構成されており、走行クラ
ツチとPTOクラツチが一体的に仕組まれてい
る。走行クラツチにより断接される動力は外筒1
を経由してミツシヨンケース17内へ伝達され、
PTOクラツチで断接される動力は内軸2を介し
てミツシヨンケース17内に伝えられる。ミツシ
ヨンケース17内の外筒1と油圧クラツチ軸3の
間で油圧クラツチ式の主変速装置が構成されてい
る。
油圧クラツチ式の主変速装置は、リアアクスル
ケース19内より潤滑油を作動油として吸引し、
外筒に係合させた歯車ポンプより成る油圧ポンプ
装置14にて圧油とする。油圧ポンプ装置より吐
出される圧油は油路板13内に内装された調圧弁
装置65及びコントロールバルブ装置(図示せ
ず)にて方向制御され、受継筒15内より油圧ク
ラツチ軸に受継ぎされ、貫通油路を介して後進1
速、前進4速の各油圧クラツチ装置のアクチユエ
ーターに入つてゆく。
外筒1上の固定歯車11が逆転歯車を介して油
圧クラツチ軸上の遊嵌歯車12と常時噛合してい
る。これが後進歯車連である。同様に固定歯車2
0と遊嵌歯車24で前進2速、固定歯車21と遊
嵌歯車25で前進3速、固定歯車22と遊嵌歯車
26で前進1速、固定歯車23と遊嵌歯車27で
前進4速の歯車連を構成している。各遊嵌歯車1
2・24・25・26・27がそれぞれの油圧ク
ラツチ装置32・28・29・30・31を介し
て油圧クラツチ軸3との連動状態を断接すべく構
成されており、コントロールバルブにて圧油の方
向を制御し、この前進4段・後進1段の中から変
速段を選択する。16は主変速が中立の時の為の
慣性空転防止装置である。
第2図は副変速ケース18部の拡大断面図であ
る。
油圧クラツチ式の主変速装置にて変速された後
の回転が、油圧クラツチ軸3の後端に設けた刻設
歯車3aより、第3図の副変速軸9上の刻設歯車
9aに伝えられる。副変速軸9上には大中小の3
枚の刻設歯車9a・9b・9cが設けられてお
り、後端軸上には超低速変速用の2連歯車33
b・33aが遊嵌されている。副変速軸9と平行
して更に外側に超低速変速軸10が軸支されてお
り、減速歯車34又は35と固定歯車36が設け
られている。超低速変速軸10の外側の副変速ケ
ース18の蓋37は外側から容易に取り外し可能
で、作業に合つた速度を得る為に減速歯車34・
35のどちらを用いるか選択可能に構成してい
る。固定歯車36は副変速軸上の2連歯車33の
一方33aと常時噛合している。
副変速を行なう場合には、第8図の副変速レバ
ー95を左右上下に回動し、超低速を合わせた4
速の変速を行われるべく構成されている。
副変速4速は摺動体52の内歯歯車52aが油
圧クラツチ軸3の端部の外歯歯車3bと噛合する
ことにより得られる。副変速第3速は摺動体52
の外歯歯車52aとピニオン軸6上の遊嵌歯車5
3aの内歯歯車53bが噛合することにより、遊
嵌歯車53aが副変速軸9上の刻設歯車9bと常
時噛合しているので得られる。副変速第2速はピ
ニオン軸55上の摺動歯車55が副変速軸上の刻
設歯車9cと噛合することにより得られる。超低
速である第1速は同じくピニオン軸55上の摺動
歯車55が副変速軸上に遊嵌された2連歯車のう
ち33bと噛合することにより得られる。
以上が副変速装置の構成であり、第7図に示す
如くピニオン軸6の斜下方に設けた副変速軸9と
副変速軸9の更に側方に設けた超低速変速軸によ
り構成されている。超低速変速軸10の側方の副
変速ケース18の壁部が蓋37により開閉可能に
構成され、超低速副変軸10上の歯車34・35
を選択可能としている。
又、ピニオン軸6の斜下方に前輪駆動用カウン
ター軸7が設けられ、該軸上の遊嵌歯車59がピ
ニオン軸6上の固定歯車と常時噛合している。副
変速ケース18の下面に前輪駆動ギアボツクス6
3を貼設し、前輪駆動取出軸8上の遊嵌歯車60
と前輪駆動用カウンター軸7上の遊嵌歯車とが常
時噛合している。該遊嵌歯車60の内歯歯車60
aとクラツチ歯車62の歯とが噛合して前輪駆動
軸を回転する。
次にPTO駆動系統を説明すると。
内軸2の先端スプライン部にスプライン筒4が
係合している。更にスプライン筒4の後端内径に
はPTO変速軸5がニードルベアリングを介して
遊嵌されている。又、PTO変速軸5の上部の副
変速ケース18の突出部にインデペンデント
PTO軸38が軸受支承されている。
スプライン筒4とインデペンデントPTO軸3
8にまたがつてポンプケース106が固設され、
その後面に重複してポンプケース蓋体107が貼
設されている。
ポンプケース106をミツシヨンケース17の
後面上部突出部に固定し、ポンプケース蓋体10
7をポンプケース106に同一ボルトにて固設し
ているので安定しており、ポンプケース蓋体にス
プライン筒4の後端の軸受121と、インデペン
デントPTO軸38の前端の軸受122を支承さ
せている。該軸受121・122支承用の軸受支
承部が107b・107aである。
スプライン筒4の最終部上に歯車40を固定
し、該歯車40とインデペンデントPTOクラツ
チ装置39の遊嵌歯車41を常時噛合させてい
る。インデペンデントPTOクラツチ装置39の
断接により、インデペンデントPTO軸38の回
転を断接するのである。
インデペンデントPTO軸38上に固定歯車4
2・43・44・45を固定し、これらの固定歯
車とPTO変速軸5上の遊嵌歯車46・47・4
8・49を常時噛合してインデペンデントPTO
変速装置を構成している。123は油圧クラツチ
装置と固定歯車42を同時に軸38に固定してい
るキーである。PTO変速軸5上の遊嵌歯車の内
歯46a・47a・48a・49aに2連摺動歯
車50a・50b及び51a・51bが摺動噛合
することにより、PTO変速4段が得られる。
このPTO変速4段はインデペンデントPTOの
名前が示す如く、走行速度とは独立した回転とな
つており、走行を停止した場合にも回転は得られ
るし、走行速度に関係なくPTO軸の回転速度を
得られる。
これに対し、走行速度の変速と同時にPTO軸
の回転も変化するようにマツチした回転即ちグラ
ンドPTO回転を得る為には、ピニオン軸6上の
固定歯車56の内歯56aにグランドPTOクラ
ツチ装置用の摺動歯車57を噛合させることによ
り、ピニオン軸56の回転が固定歯車64を介し
てPTO変速軸5に伝わりグランドPTO回転が得
られる。
しかし、インデペンデントPTO変速部とグラ
ンドPTO伝動部が同時に噛合すると二重噛合い
となり歯車の破損を招くので、変速シフター部に
二重噛み合い防止装置が設けられている。
PTO変速軸5はPTO伝動軸58に動力を伝
え、PTO伝動軸58の軸端の刻設歯車58aか
ら減速歯車69を介してPTO軸70を回転す
る。71はベアリング止めカバー、72も同じく
ベアリング止めカバー、73はオイルフイルタ
ー、68は挿入口蓋である。
第3図は副変速軸部分の断面図、第4図は第1
図のミツシヨンケース17の上面平坦部17zに
設けた検油孔17yの平面図、第5図はリアアク
スルケース19の後面図、第6図はリアアクスル
ケース19の底面図、第7図は副変速装置、イン
デペンデントPTO変速装置、グランドPTOクラ
ツチ装置等の変速部を示す前面断面図、第8図は
変速シフターケース92の側面図、第9図は変速
シフター装置の側面断面図、第10図は変速シフ
ター支持体93の平面断面図、第11図も同じく
変速シフター支持体93の平面断面図、第12図
は変速シフター支持体の一部前面図、第13図は
同じく一部平面図である。
副変速ケース18の側面に開けた開口面に面し
て変速シフター支持体93を固設し、該変速シフ
ター支持体93の副変速ケース18よりに縦方向
に一直線に並べて、上からPTO1・2速シフター
軸99、PTO3・4速シフター軸100、グラン
ドPTOシフター軸101、副変速1・2速シフ
ター軸97、副変速3・4速シフター軸98を前
後摺動可能に支持している。
PTO1・2速シフター軸99上にはPTO1・2
速シフターと変速テコ83の嵌入体との一体化し
たPTO1・2速シフター軸89がピンで固定さ
れ、PTO3・4速シフター軸100上には変速テ
コ83に対応した部分に嵌入体90が、又変速シ
フター支持体93の外側部分にPTO3・4速シフ
ター102が突設されている。
グランドPTOシフター軸101上には嵌入体
91と変速シフター支持体93の外側にグランド
PTOシフター103が突設されている。
又、副変速1・2速シフター軸97上には副変
速の変速テコ86が嵌入する嵌入体87と変速シ
フター支持体の前部外側に副変速1・2速シフタ
ー104が突設されている。
又、副変速3・4速シフター軸98上には嵌入
体と兼用した副変速3・4速シフター88が突設
されている。
副変速ケース18の側面開口部は変速シフター
支持体93の取付部によりM・N・Pに3分され
ており開口Mより副変速1・2速シフター104
が突出し、開口NよりPTO1・2速シフター89
と副変速3・4速シフター88が突出し、開口P
よりPTO3・4速シフター102とグランドPTO
シフター103が突出している。シフター89は
歯車50に、シフター102は歯車51に、シフ
ター103は歯車57に、シフター104は歯車
52に、シフター88は歯車52にそれぞれ係合
して前後に摺動させる。
PTO変速レバー81の先端が変速テコ83と
固設した回動摺動体82に嵌入し、回動摺動体8
2はPTOシフター軸84上で前後に摺動し、左
右に回動する。変速テコ83は回動摺動体82の
動きにより回動して嵌入体89・90・91のど
れかを選択し、前後に摺動させて変速及びクラツ
チ作用を行なう。インデペンデントPTOとグラ
ンドPTOとは同時に噛合できないのでPTO1・2
速シフター軸99、PTO3・4速シフター軸10
0、グランドPTOシフター軸101の間にボー
ル124・125により二重噛み合い防止装置が
設けられている。ボール124が溝100aに嵌
入している時即ちPTO3速にも4速にも噛み合つ
ていない時でなければPTO1速・2速には変速で
きず、逆にPTO1速、2速にも噛み合つていない
時でなければPTO3速、4速には入れない。又
PTO3速、4速にも噛み合つていない時でなけれ
ばグランドPTOにも入らない。PTO3速、4速を
中立にする為には当然PTO1速、2速も中立位置
であり、インデペンデントPTOとグランドPTO
の二重噛み合い現象も生じない。PTO変速用の
1・2速シフター軸99、3・4速シフター軸1
00、グランドPTOシフター軸には二重噛み合
い防止装置を設けたのでPTO変速シフター軸8
4上にボール105によるデテント装置を設けて
いる。
第10図において85は副変速シフター軸で9
4は副変速用回動摺動体、86は副変速用変速テ
コである。副変速装置の場合は副変速1・2速シ
フター軸97、副変速3・4速シフター軸98に
デテント装置が設けられている。
第8図において変速シフターケース92の突出
部上部にPTO変速レバー81と副変速レバー9
5が斜後方に向つて、前後位置に支持されてい
る。
第14図はインデペンデントPTOクラツチ装
置用の油圧装置を示す後面図、第15図はポンプ
ケースの後面図、第16図はポンプケース部分の
側面断面図、第17図はミツシヨンケース17後
部の油路を示す図面、第18図は同じくミツシヨ
ンケース後部の側面図、第19図はポンプケース
部の平面断面図、第20図はミツシヨンケースの
後部の上面図である。
オイルフイルター68より吸引パイプ118に
て潤滑油を吸収し、第19図の油路17p,17
qを介してポンプケース106の油路106bに
吸引する。
次に第15図のポンプケース106の油路10
6cへ歯車ポンプ111にて圧油化し吐出し、ミ
ツシヨンケース17の油路17hよりインデペン
デントPTOクラツチ装置用のコントロールバル
ブ113へ行く圧油と、ポンプケース106の前
面刻設油路106aから、インデペンデント
PTOクラツチ用の慣性空転防止装置及び、イン
デペンデントPTO軸38へ入る油路とに分れ
る。
まずコントロールバルブ113へは第14図、
第17図において、油路17h・17iから17
kを経てコントロールバルブ113へ入り、クラ
ツチを「断」にする場合は油路17gからミツシ
ヨンケース17内へ逃がす。クラツチを「接」に
する場合にはコントロールバルブを閉じると圧油
は油路17iからインデペンデントクラツチ装置
の調圧弁装置へ行く。
まず調圧スプール66の切欠部66bから背室
66aに入り、調圧スプール66を第14図の右
方向へ移動し、圧油をスプールケース115の切
欠部115bから油路17j・17fへ逃がす。
これにより油圧クラツチへ入る圧油の圧力が下が
り半クラツチ状態となる。
一方圧油はポンプケース106の油路106a
から油路17a・17・17bを経て調圧弁の
スプールケース115に開けられた絞り115a
にも至り、調圧ピストン116の背室に入つて
除々に左方へ調圧ピストンを押し、スプリング1
17のバネ力を上げる。
これにより調圧スプール66が徐々に左方へ押
し戻されてドレーン回路への油量が減り圧力が上
つて、油路17bから17dを経てインデペンデ
ントPTO軸38の受継油路38aに入る圧力が
上がり、クラツチは半クラツチ状態から完全結合
へ移項する。又インデペンデントPTO軸38の
前端面にも潤滑油の油路がクラツチ装置まで貫設
されており、ここへは油路17cを経て、油路1
7fからリリーフバルブ119へ至る前の低圧油
が流れる。リリーフバルブ119は第19図、第
15図に示す如くポンプケース106に装着され
ており、調圧弁スプールケース115から出てく
る低圧油にリリーフ圧をかけている。
又インデペンデントクラツチ装置39が「断」
状態の時に該軸の慣性空転を防止するブレーキ装
置が第16図に示されている。ポンプケース10
6の油路106aから油路106dに圧油が入る
とピストン体108を押して制動板110のスプ
リング109による制動を解除する。コントロー
ルバルブ113により圧油が抜かれている時はピ
ストン体108はスプリング109に押されて制
動板110に制動がかかり、インデペンデント
PTO軸は慣性空転及びつれ回りを阻止される。
インデペンデントPTOクラツチ装置は第17
図のアーム112を介してインデペンデントクラ
ツチレバー126により操作される。
第21図は副変速ケース18の前面図、第22
図は油圧装置部分の側面断面図、第23図はリフ
テイングシヤフト蓋の他の実施例を示す図面であ
る。
従来の農用トラクターの油圧装置はリアアクス
ルケースの上面加工面に油圧ケースを載置し、該
油圧ケース内に油圧シリンダー、ピストン、ピス
トンロツド、リフトクランク等を配置していた。
しかし本案では副変速ケース18が背の高いもの
となつたので、別体で油圧ケースを設けることは
材料費の無駄となつた。
本案はリアアクスルケース19を上方へ一体的
に延設して油圧ケースの保護壁部19aを構成し
てしまい、更に油圧シリンダー74も一体的に構
成し蓋体のみを残し、該蓋体にリフテイングシヤ
フト120を枢支し、リフテイングシヤフト蓋体
79とし、該リフテイングシヤフト蓋体79にピ
ストン76、ピストンロツド77、リフトクラン
ク78等を組立可能に構成している。シリンダー
ヘツド75は別体とし、リアアクスルケース19
の上方から油圧シリンダー74に嵌入して、押し
込んで配置しているシリンダーヘツド75が油圧
シリンダー内にて移動してもよいように段部74
aを構成している。
組立てはリフテイングシヤフト蓋79にリフト
クランク78、ピストンロツド77、ピストン7
6をアツセンブリーにした後挿入して組立てるも
のとする。
又、油圧シリンダー74の裾部の上方で上部開
口Sを介して連通した油除け空間79bをリフテ
イングシヤフト蓋79との接合部に油除け79a
等を構成してブリーザーパイプ80を設けてい
る。
(ヘ) 考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような
効果を奏するものである。
第1に、リアアクスルケースの上部に油圧シリ
ンダー及び保護壁部を一体的に形成し、前部の副
変速ケースの後壁面にシリンダーヘツドを当接せ
しめたので油圧装置の構成部品点数が減少し、油
圧シリンダーをリアアクスルケースに納めたよう
な形状となるので、従来の如く油圧ケースが突出
しないからこの上方に設けられる座席の高さを任
意に調節することができ着座性がよくなつたもの
である。
第2に、油圧シリンダー74の前端を閉鎖する
シリンダーヘツド75の取付面等からの油洩れが
あつても、本考案においては、シリンダーヘツド
75がリアアクスルケース内に配置されているの
であるから問題とならないので、油圧シリンダー
74やシリンダーヘツド75の加工精度を下げる
ことができる等の効果を発揮するのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の農用トラクターの変速装置及
び油圧装置の全体側面図、第2図は副変速ケース
部の拡大断面図、第3図は副変速軸部分の断面
図、第4図は第1図のミツシヨンケース上面に設
けた検油孔の平面図、第5図はリアアクスルケー
スの後面図、第6図はリアアクスルケースの底面
図、第7図は副変速装置、インデペンデント
PTO変速装置、グランドPTOクランク装置等の
変速部を示す前面断面図、第8図は変速シフター
ケースの側面図、第9図は変速シフター装置の側
面断面図、第10図は変速シフター支持体の平面
断面図、第11図も同じく平面断面図、第12図
は変速シフター支持体の一部前面図、第13図は
同じく一部平面図、第14図はインデペンデント
PTOクランク装置用の油圧装置を示す後面図、
第15図はポンプケースの後面図、第16図はポ
ンプケース部分の側面断面図、第17図はミツシ
ヨンケース後部の油路を示す図面、第18図は同
じくミツシヨンケース後部の側面図、第19図は
ポンプケースの平面断面図、第20図はミツシヨ
ンケース後部の上面図、第21図は副変速ケース
18の前面図、第22図は油圧装置部分の側面断
面図、第23図はリフテイングシヤフト蓋の他の
実施例を示す図面である。 19……リアアクスルケース、19a……保護
壁部19a、18……副変速ケース、74……油
圧シリンダー、75……シリンダーヘツド、76
……ピストン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 副変速ケース18の後面にリアアクスルケース
    19を連設した構成において、リアアクスルケー
    ス19の上部に前方へ貫通した油圧シリンダー7
    4を、上部後方に保護壁部19aを共に一体形成
    し、かつ油圧シリンダー74内の前部に嵌装した
    シリンダーヘツド75を、副変速ケース18の後
    面壁に当接せしめたことを特徴とする農用トラク
    ターの油圧装置。
JP5590881U 1981-04-17 1981-04-17 Expired JPS6233630Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP5590881U JPS6233630Y2 (ja) 1981-04-17 1981-04-17

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