JP3940195B2 - トラクタのpto装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
この発明はトラクタのPTO装置、特に機体の軸線方向に沿い機体ハウジング内から延出させたPTO軸に対し動力の入断を行うPTOクラッチと、このPTOクラッチと上記PTO軸との間に配設されシフトフォークの摺動操作によりシフト操作される機械式のPTO変速装置とを、機体ハウジング内に設置してあるトラクタにおけるPTO装置に、関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上述のようなPTO装置を備えたトラクタにおいてPTOクラッチの上方側で機体ハウジングに開口部を設け、油圧リフトケースを機体ハウジングの上面上に、該開口部を閉鎖させて設置することも、例えば実公昭63−23222号公報から公知である。上記した開口部は油圧リフトケースの装着前の状態で歯車等の部品を機体ハウジング内に組込むために利用される。
【0003】
上記した公報のものはPTOクラッチの入り状態で機械式のPTO変速装置においてギヤ抜けが生じることを防止するためのインターロック機構を、PTO変速装置のデテント機構を利用して設けている。すなわち変速シフトを行うシフトフォークを固定したフォーシャフトを摺動可能に支持して設け、このフォーシャフトに形成されたデテント用の複数個の凹溝の1個宛にフォーシャフトの位置に応じ選択的に突入して該シャフトの位置拘束を行うボールを、油圧作動型のものに構成されたPTOクラッチの作動油圧によって凹溝から抜け出し不能に拘束することとして、PTOクラッチに作動油圧が作用している該クラッチの入り状態でフォーシャフトが摺動不能に拘束されて変速装置のギヤ抜けが防止されることとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このようなインターロック機構は、フォーシャフトを摺動可能に設けることを必須とするが、そのためにはフォーシャフトの摺動範囲を機体ハウジング内に、他の緒部材との干渉を避けて確保しなければならず、またデテント機構を内装するハウジング壁部分にフォーシャフトの摺動量に対応した比較的長い範囲にわたる肉厚部分を設けることを必要とする。
【0005】
そこでこの発明はフォーシャフトを摺動可能に設けることを必要としない構造のインターロック機構を備えるPTO装置を提供して、従来装置の上述不具合を解消しようとするものである。またこの発明は上述のようなインターロック機構を機体ハウジング内に、PTOクラッチの上方側で機体ハウジングに設けた開口部閉鎖する油圧リフトケースを機体ハウジングの上面上に設置してある構造を利用し簡単に付加して、従来装置の上述不具合を解消したPTO装置を提供しようとするものである。
【0006】
付随する目的は、構造が簡単で組立てが容易であるPTO装置を提供するにある。
【0007】
【発明の要約】
この発明に係るPTO装置は、機体の軸線方向に沿い機体ハウジング4内から延出させたPTO軸36に対し動力の入断を行うPTOクラッチ37と、このPTOクラッチ37と上記PTO軸36との間に配設されシフトフォーク51の摺動操作によりシフト操作される機械式のPTO変速装置38とを、機体ハウジング4内に設置してあるトラクタにおいて、上記シフトフォーク51を摺動操作する作動アーム54に一体に連動して回動変位する被ロック部材54aを設ける一方、上記PTOクラッチ37の入り切りに連動して上記被ロック部材54aに対し係脱する可動ロック部材83・83Aを、機体ハウジング4に支持させて設けたことを特徴としてなる。
【0008】
またこの発明に係るPTO装置は、機体の軸線方向に沿い機体ハウジング4内から延出させたPTO軸36に対し動力の入断を行うPTOクラッチ37と、このPTOクラッチ37と上記PTO軸36との間に配設されシフトフォーク51の摺動操作によりシフト操作される機械式のPTO変速装置38とを、機体ハウジング4内に設置してあり、PTOクラッチ37の上方側で機体ハウジング4に開口部57を設けて、油圧リフトケース13を機体ハウジング4の上面上に、該開口部57を閉鎖させて設置してあるトラクタにおいて、上記シフトフォーク51の摺動操作に一体に連動して回動変位する被ロック部材54aを設ける一方、上記開口部57内に臨む支持板65を機体ハウジング4に連結支持させて設け、上記PTOクラッチ37の入り切りに連動して上記被ロック部材54aに対し係脱する可動ロック部材83;83Aを、該支持板65に支持させて設けたことを特徴としてなる。
【0009】
上述した何れの構成においても、PTOクラッチ37の入り切りに連動して被ロック部材54aに係脱する可動ロック部材83;83Aによって被ロック部材が、PTOクラッチ37の入り状態では回動変位不能に拘束され切り状態では拘束を解除されることになるから、該被ロック部材54aと一体変位するシフトフォーク51がクラッチ入り状態では摺動変位不能に拘束されクラッチ切り状態では拘束を解除されることとなって、クラッチ切り状態での変速操作を許容しつつクラッチ入り状態でのギヤ抜けを防止するインターロック機構が提供される。
【0010】
このようなインターロック機構を設けた本発明によればシフトフォーク51をもはや、それを支持するフォークシャフトと一体に摺動させる必要はなく、フォークシャフトは固定設置してそれにシフトフォークを摺動可能に支持させればよいから、機体ハウジング内に他の諸部材との干渉を避けてフォーシャフトの摺動範囲を確保しなければならないとか、デテント機構を内装するハウジング壁部分に比較的長い範囲にわたる肉厚部分を設けなければならないといった、前述従来例の不具合を、解消できる。
【0011】
PTOクラッチ37の上方側で機体ハウジング4に開口部57を設けて、油圧リフトケース13を機体ハウジングの上面上に、該開口部を閉鎖させて設置してある構造においては、同開口部を介して機体ハウジング内とリフトケース内が連ねられ、機体ハウジングとリフトケースとにまたがる内部空間が存在している。この発明はそのような内部空間を利用してそこに、機体ハウジング4に連結支持させた支持板65を配置し、この支持板にインターロック用の可動ロック部材83;83Aを支持させたものであり、フォークシャフトを固定設置できることとした構成と相まって、機体ハウジング内にインターロック機構を簡単に付加できることとする。
【0012】
前記支持板65は例えば機体ハウジングの内壁面上に取付け用のボスを突設して、機体ハウジング4に直接に連結支持させることもできる。しかし組立て上の問題を考慮して該支持板を前記油圧リフトケース13に、少なくとも一部で該ケース内に臨むように取付けて、油圧リフトケースを介し機体ハウジング4に連結支持させるのが好ましい(請求項2)。本構造によれば可動ロック部材85;85Aを支持する支持板65を、油圧リフトケース13に予め支持させておいて機体ハウジング4に対する該ケースの装着と同時に組込めるから、組立てが容易となる。また支持板65の連結部を機体ハウジングに形成する必要がないから、上記開口部57の面積を大きく維持して、同開口部から機体ハウジング内へ伝動部材等の部品を組込む上での制約が生じないこととできる。
【0013】
インターロック機構の構造をより単純とすることは前記被ロック部材54aを、回動変位により前記シフトフォーク51を摺動操作するアーム部材54に一体に形成することで、達成できる。
すなわち本構造は既存のアーム部材54を利用して実質的に何らの付加構造なしに、シフトフォーク51の摺動操作に一体に連動する被ロック部材54aを設けたものとなっている。
【0014】
PTOクラッチ37を入り切り操作容易なものとすると共に、このPTOクラッチ37と可動ロック部材間の連係機構を単純なものとするには、前記PTOクラッチ37を油圧作動型のものに構成し、前記支持板65内に該PTOクラッチ37の作動油圧を導いてある油室85を設けて、該油室85内の油圧により前記可動ロック部材83を前記被ロック部材54a向きに移動付勢する一方、該可動ロック部材83を逆向きに移動付勢するスプリング86を設けるのが、好ましい。
本構造によればPTOクラッチ37の入り状態で上記油室85に作用することとなるクラッチ作動油圧によって可動ロック部材83が、被ロック部材54a向きに移動して該部材に係合し、インターロック作動が得られる。油室85から油圧が排除されるクラッチ切り時には、スプリング86の作用でインターロックが解除される。油室85に対し油圧を作用させるための油路は、支持板65内に形成できる。油室85からの油漏れは、油がそのまま機体ハウジング4内に還流されることからして許容され、該油室のための油圧シールの精度は、可動ロック部材の作動が害されない程度に留めて差し支えない。
【0015】
またこの発明は、前記PTOクラッチ37の切り状態で前記PTO軸36を制動するPTOブレーキ63を、該ブレーキの可動ブレーキ部材74を前記支持板65に支持させて設け、可動ブレーキ部材74に前記可動ロック部材83Aを一体揺動可能に設けて、PTOクラッチ37の入り切りに連動した可動ブレーキ部材74の変位により前記被ロック部材54aに対する可動ロック部材83Aの係脱を得るように、PTO装置を構成することも提案するものである。
上記PTOブレーキ63はPTOクラッチ37が切られた後のPTO軸36の慣性回転を迅速に停止させ、またPTOクラッチ37が油圧作動型のものである場合にクラッチ内での油の引きずり現象に基づくPTO軸36の連れ回りを防止することになるが、PTOクラッチ37の入り切りに連動する該PTOブレーキ63を上述のようにインターロック機構のために利用することによって、PTOブレーキまでも備えたPTO装置の全体としての構造が簡素なものとなる。
【0016】
この発明の他の特徴と長所は、添付図面を参照して行う以下の説明から明瞭に理解できる。
【0017】
【実施例】
図1は、この発明の一実施例を装備するトラクタを示している。駆動源としてのエンジン1は機体前部に搭載され、機体ハウジングは前部ハウジング2、ミッションケース3及び後部ハウジング4を前後に連設してなる。後部ハウジング4の左右の外側面にはリヤアクスルハウジング5がその基端フランジ部5aで装着され、その内部を貫通して左右の後輪アクスル6aが、後部ハウジング4内から延出している。トラクタの走行は左右の後輪6を常時回転駆動する他、必要に応じ左右の前輪7を回転駆動して得ることとされており、ミッションケース3の下面に前輪駆動ケース8を装着し、該ケース8内から前輪アクスルケース9内へ伝動するための伝動軸10(図2)を、カバー筒11内へ延出させて設けている。
【0018】
同様に図1に示すように後部ハウジング4の上面上には左右のリフトアーム12を装備する油圧リフトケース13を設置してあり、左右のリフトアーム12を昇降回動させる左右の油圧リフトシリンダ14は、後部ハウジング4の背面側に左右に振り分けて配置されている。座席15はミッションケース3の上方位置に配置され、その前方には、左右の前輪7を旋回させて車両の操向を得るためのステアリングホィール16を配置してある。
【0019】
図2は、図示トラクタに設けられた伝動機構を示している。前部ハウジング2の前端部は別体のケース部2aにて形成され、該ケース部2a内には、エンジン1の動力を原動軸18に対し緩衝的に伝達する緩衝スプリング機構19を配置してある。原動軸18にカップリングにより連結された中空の走行系原動軸20を設け、この走行系原動軸20及び該軸20と同心配置の短長の中空出力軸21との間で伝動する正逆転装置22を、前部ハウジング2の後半部内に設けてある。出力軸21はミッションケース3内に同心配置の中空駆動軸23に連結されており、この駆動軸23とその下方に配置の変速軸24との間で変速伝動を行う主変速装置25を、ミッションケース3内の前半部に設けてある。ミッションケース3内の後半部には駆動軸23と同心配置の中空の中間軸26及び変速軸24と同心配置のプロペラ軸27を配置すると共に、変速軸24とプロペラ軸27間で変速伝動を行う副変速装置28を設けてある。プロペラ軸27の後端部は後部ハウジング4内に臨ませてあり、後輪用差動装置(図示せず)の大径入力傘歯車29と噛合うベベルピニオン30を装備する。
【0020】
同様に図2に示すように原動軸18に対しカップリングにより連結されたPTO系原動軸31を、中空の走行系原動軸20を貫通させて設け、該軸31に連結されたPTO系の伝動軸32を、中空の走行系駆動軸23及び中間軸26を貫通させて後部ハウジング4内まで延出させてある。後部ハウジング4内には伝動軸32にカップリング33により連結された伝動軸34、この伝動軸34と同心配置の駆動軸35、及び駆動軸35の下方に配置し機体後方へと延出させてあるPTO軸36を設けてあり、伝動軸34と駆動軸35間には油圧作動型のPTOクラッチ37を、また駆動軸35とPTO軸36間には機械式のPTO変速装置38を、それぞれ配設してある。図2,3に示すように後部ハウジング4は前壁4a、内底面から立ち上がらせた中途の支壁部4b、及び後端の開口を閉鎖する後蓋4cを備えたものに形成されており、伝動軸32の後端部は前壁4aに、伝動軸34の後端部は支壁部4bに、それぞれ支持させてある。駆動軸35は伝動軸34の後端部に形成した軸受穴と後蓋4cとに前、後端部で支持され、またPTO軸36は支壁部4bと後蓋4cとに前、後端部で支持されている。
【0021】
図3に明瞭に示すようにPTOクラッチ37は、伝動軸34の後端部上に固定設置した回転支持金物40と駆動軸35の前端近傍部上に固定設置したクラッチシリンダ41とにそれぞれ複数枚宛の摩擦エレメントを摺動のみ自在に支持させ、戻しスプリング42により後退付勢されているピストン43を油圧の作用で前進させて摩擦エレメント間の係合を得る摩擦多板式の油圧クラッチに、構成されている。駆動軸35内には後蓋4c内からピストン43背後の油室に油圧を作用させるための作動油通路44、及び同様に後蓋4c内から摩擦エレメント部と駆動軸35前端の軸受部とに潤滑油を導く潤滑油通路45を、設けてある。
【0022】
図2,3に示すようにPTO変速装置38は、駆動軸35上に2個の歯車46,47を固定設置すると共にPTO軸36上に2個の歯車48,49を遊嵌設置して、対応する歯車同士を噛合わせ、歯車48,49間でPTO軸36上に、該PTO軸36と一体回転するシフタスリーブ50を設けて、このシフタスリーブ50により各歯車48,49を選択的にPTO軸36へと結合して、2段の変速を得るものに構成されている。PTO軸36上でシフタスリーブ50をシフト操作するために該スリーブ50に係合させてあるシフトフォーク51は図4,5に示すように、支壁部4bと後蓋4cとに両端で固定支持されたフォークシャフト52に前後摺動可能に支持させてある。後部ハウジング4の一側壁を貫通させて該側壁に回転可能に支持させた操作軸53を設け、この操作軸53の内端に取付けた作動アーム54をシフトフォーク51の上端部に対し係合させ、もって操作軸53の回転変位によりPTO軸36上でのシフタスリーブ50の摺動変位を得ることとしてある。操作軸53は図1に示すPTO変速レバー55に対し接続され、またシフトフォーク51とフォークシャフト52間には図5に示すようにデテント機構56を設けてある。
【0023】
図3−6に示すように前記油圧リフトケース13はほぼ門型のものに形成され、PTOクラッチ37の上方側で後部ハウジング4の頂壁に形成してある開口部57を閉鎖するように該ハウジング4の上面上に配置され、上方側からボルト58によって後部ハウジング4に装着されている。開口部57は、後部ハウジング4内へ歯車等の部品を組込むために利用される。油圧リフトケース13は左右方向に沿うリフトアーム軸59を回転可能に支持しており、該アーム軸59の両端にリフトケース13外で前記リフトアーム12を取付けてある。
【0024】
図3に示すように前記伝動軸34から動力を取出すための歯車60,61,62列を備えた動力取出し機構、図5に明瞭に示すようにPTOクラッチ37の切り状態で該クラッチ37従動側を制動してPTO軸36を制動することとするPTOブレーキ63、及び図4,5に示すようにPTOクラッチ37の入り状態でPTO変速装置38のギヤ抜けを防止するためのインターロック機構64を、PTO装置に関連させて設けてある。そしてそのための主要な支持手段として次のような支持板65を、上記開口部57を介し後部ハウジング4と油圧リフトケース13との内部に跨がらせて設けてある。
【0025】
すなわち支持板65は図7−10に示すように適宜の支持部を設けてあるほぼ方形のものに形成され、適当数の位置決め用ノックピン穴66Aとボルト挿通穴66Bを有していて、図3,4,6に示すように下面側からボルト挿通穴66Bに挿通し油圧リフトケース13のねじ穴に螺着するボルト67によって油圧リフトケース13に取付けられている。
【0026】
上記した動力取出し機構の歯車列は図3,6に示すように、伝動軸34上に固定設置の歯車60と油圧リフトケース13に設けた前方向きの開口13a内に配置し該ケース13に支持させた動力取出し軸68上に固定設置の歯車62とを、中間の歯車61を介して噛合わせてなるが、支持板65には図7,8に示すように1対の軸受部69aとその間の歯車通過穴69bとを有する中間歯車支持部69を設けてある。中間歯車61は図3に示すように、両軸受部69aに1対のボールベアリングを介し回転可能に支持させた短長の中間軸70に固定し歯車通過穴69b内に位置させて、設けられている。動力取出し軸68は上記開口13aの開放端を閉鎖するカバー板13bを通し油圧リフトケース13の前方へと延出させてあり、油圧リフトケース13の前面には動力取出し軸68によって駆動される2個の油圧ポンプ71,72(図1,2)を、共通のケーシング73の内部で装着してある。
【0027】
PTOブレーキ63は図5に示すようにPTOクラッチ37の前記クラッチシリンダ41に対設したブレーキシュー74、及び該シュー74を変位動作させるためのブレーキ作動体としてのピストン75を備えたものに構成されているが、ブレーキシュー74をその一端で回動自在に支持するピン74aを支持するため、図9,10に示すようにピン支承穴76aを有するシュー支持部76が支持板65の後部下面側に設けられている。また図7−10に示すようにピストン75を嵌合するための上端開放の支承穴77aを有するブレーキ作動体支持部77を支持板65に、該支持板65の後部上面の一側に設けてある。支承穴77a内底面の中心には支持板65下面にまで達する小径の穴77bを形成してあり、ピストン75は図5に示すようにこの穴77bに挿通したロッド部75aを下面上に有し、またピストン75下面と支承穴77a内底面間に油室78が形成されている。支承穴77aの上面側には作動体支持部77のねじ穴77c(図7,9)を利用してボルト77dによりキャップ77eが被嵌装着され、該キャップ77eとピストン75間に複数個のコイルスプリング79を配設して、ピストン75を下方向きに移動付勢してある。
【0028】
ブレーキシュー74はピン74a上のトルクスプリング80により比較的弱い力でクラッチシリンダ41から離れる方向に回動付勢されており、該シュー74はその遊端部にて、トルクスプリング80の付勢下でピストン75のロッド部75aに対し係合を維持している。油室78にはPTOクラッチ37の作動油圧を導いてあり、PTOブレーキ63はPTOクラッチ37の入り切りに連動し、油室78に油圧が作用するクラッチ入り状態ではピストン75が上方に移動した位置にあってブレーキシュー74による制動を行わず、油室78から油圧が排除されるクラッチ切り状態ではピストン75がコイルスプリング79の力で下向きに移動し、ブレーキシュー74をトルクスプリング80の力に抗し回動させ、該シュー74をクラッチシリンダ41の外周面に圧接させることで該シリンダ41、したがってPTO軸36を制動するものと、されている。油室78にクラッチ作動油圧を導くため図7−10に示すように、一端81aで支持板65の前部一側上面に開口し他端81bで支承穴77aの内底面、したがって油室78に開口する油通路81を、支持板65に形成してあり、この油通路81は図6に示すように、油圧リフトケース13内の作動油通路82に対し連通させてある。ピストン75とそのロッド部75aには図5に示すように、コイルスプリング79の設置空間内からの息抜きを得るための通路75bを形成してある。
【0029】
インターロック機構64はPTOブレーキ63に連動して作動するものに構成されており、図4,5に示す可動ロック部材83を有する。本ロック部材83を支持するため支持板65には図7,9,10に示すように、後部上面の一側で筒状に立ち上がるインターロック支持部84を設けてある。やや傾斜する該支持部84にロック部材83を、下端の円錐状ロック突起83aが支持板65の下面から突出する状態で摺動自在に嵌合している。図4,5に示すようにインターロック支持部84の上端にはねじ付けキャップ84aを装着してあり、該キャップ84aの下方で支持部84内に油室85を形成してある。ロック部材83は支持部84内に配置のコイルスプリング86によって、支持部84内方向に後退する向きに移動付勢されている。変速シフト用の前記作動アーム54には斜め上方向きのロック部54aを一体形成してあり、このロック部54aの上端にはPTO軸36上の前記シフタスリーブ50の中立位置及び2つの変速作用位置に対応する3個のロック溝54N,54I,54IIを設けてある。図7,9,10に示すように支持板65には、一端87aでブレーキ作動体支持部77の支承穴77a内底面に開口し他端87bでインターロック支持部84内に開口する油通路87を設けてあり、この油通路87を図4に示すように上記油室85に連通させてある。
【0030】
以上によりインターロック機構64は、PTOブレーキ63が非作動状態にあるPTOクラッチ37の入り状態で油通路87を介し油室85に作用するクラッチ作動油圧によって可動ロック部材83が突出せしめられ、そのロック突起83aがロック部54a上端の何れかのロック溝54N,54I,54II内に臨んで作動アーム54を回動不能に拘束することにより、シフタスリーブ50の中立位置では該スリーブ50が変速作用位置に移動することを阻止し、変速作用位置では該スリーブ50が中立位置方向に移動することを阻止するギヤ抜け防止を得させる。PTOブレーキ63が作動状態にあるPTOクラッチ37の切り状態では油室85から油圧が排除されることで、可動ロック部材83がコイルスプリング86の作用により後退してインターロックが解除される。
【0031】
図11は以上に説明した油圧作動機器を含む各種油圧作動機器のための油圧回路を、簡略化して示している。動力取出し軸68によって駆動される前記2個の油圧ポンプ71,72のうち、油圧ポンプ71は前記油圧リフトシリンダ14その他の複数油圧作動機器、例えば機体後部に連結される作業機の水平姿勢制御を行う姿勢制御シリンダ、に対し作動油を供給するために利用され、これらの油圧作動機器は、図11ではまとめてブロック89として図示してある。PTOクラッチ37、PTOブレーキ63、及びインターロック機構64に対しては油圧ポンプ72によって作動油が供給される。油圧ポンプ71,72は後部ハウジング4内の低部にて提供された油タンク90から、該タンク90内のフィルタ91及びラインフィルタ92を介して油を吸入する。ラインフィルタ92が目詰まりした場合に備えて、該フィルタ92一次側の油圧上昇によりリリーフ動作して油圧ポンプ71,72への油供給を継続させるバイパス弁93を、ラインフィルタ92と並列接続して設けてある。
【0032】
油圧ポンプ72の吐出油路93には主リリーフ弁94と潤滑油圧設定用の二次リリーフ弁95を接続してあり、主リリーフ弁94の一次側からPTOクラッチ37、PTOブレーキ63、及びインターロック機構64方向に導かれた作動油路96が導出され、両リリーフ弁94,95間から潤滑油路97が導出されている。作動油路96には電磁方向切換弁98が接続され、同切換弁98は中立位置Nと作用位置Iを有する。方向切換弁98の二次側にはPTOクラッチ37へ連なる油路99とPTOブレーキ63及びインターロック機構64に連なる油路100が接続され、後者の油路100はさらに比較的低油圧でリリーフ動作する抵抗弁101を介して前者の油路99へ接続されている。PTOクラッチ37に対し作用する油圧を、方向切換弁98の作用位置Iへの変位時点から徐々に高めるための周知のモジュレートリリーフ弁102を、油路99に接続して設けてあり、このリリーフ弁102からのリリーフ油は潤滑油路97に合流させることとしてある。
【0033】
以上により電磁方向切換弁98の中立位置NではPTOクラッチ37とPTOブレーキ63及びインターロック機構64の前記各油室78,85から油が排出され、PTOクラッチ37は切り状態、PTOブレーキ63は制動作動状態、そしてインターロック機構64はインターロック解除状態となる。また電磁方向切換弁98の作用位置Iでは抵抗弁101がリリーフ動作する状態の下でPTOクラッチ37に油が供給されると共に、PTOクラッチ37とPTOブレーキ63及びインターロック機構64の油室78,85へと油が供給されて、PTOクラッチ37は入り状態、PTOブレーキ63は制動解除状態、そしてインターロック機構64はインターロック作動状態となる。油路99の最終部分は図3について前述した駆動軸35内の作動油通路44にて提供され、また潤滑油路97の最終部分は同様に図3について前述した駆動軸35内の潤滑油通路45にて提供されている。油圧ポンプ72は前輪駆動力取出しのためにも利用されており、そのために後述する電磁方向切換弁146が設けられているが、それについては後で説明する。
【0034】
図3に示すように油圧リフトケース13には、後部ハウジング4の前端位置まで延出する板状の支台部13cを一体形成してある。この支台部13cの前端部上にはバルブブロック105を固定設置し、該バルブブロック105の上面に、図11について前述した電磁方向切換弁98,146を配置している。図11について前述したリリーフ弁94,95、抵抗弁101、及びモジュレートリリーフ弁102はその間の油路と共に同図に示すようにバルブユニット103としてユニット化され、バルブブロック105内に配置されている。すなわち例えば前記二次リリーフ弁95は図3に示すようにバルブブロック105と支台部13c間で、リリーフ油を後部ハウジング4内に直接排出するように設けられている。
【0035】
前記油圧ポンプ71,72は共通する油吸入口を備え該油吸入口に、図11に示す油タンク90として機能させた後部ハウジング4内の低部から導かれた油吸入パイプ109を、接続してある。バルブブロック105から図3,4に示す2本の給油パイプ112,114が、後部ハウジング4の前記後蓋4cへと導かれており、これらの給油パイプ112,114はそれぞれ後蓋4c内の油通路を介して、前記した駆動軸35内の作動油通路44及び潤滑油通路45へと接続されている。またバルブブロック105から図6に示す給油パイプ113も導き出され、油圧リフトケース13内の前記作動油通路82へと接続されている。
【0036】
図2について図示トラクタの伝動機構について補足説明を加えると、前部ハウジング2内後半部に配置の前記正逆転装置22は走行系原動軸20と出力軸21間を逆転用歯車列にて接続するための中間軸131、原動軸20と出力軸21間を直結するための正転用油圧クラッチ132F及び逆転用歯車列を作動させるための逆転用油圧クラッチ132Rを、備えている。前部ハウジング2内の中途には一体的な軸支持用仕切り壁2bが設けられ、後端部内には前部ハウジング2の後端面に取付けた軸受板133が設けられている。油圧クラッチ132F,132Rに対し作動油を供給するための油圧ポンプ134は、仕切り壁2bの前面に装着され原動軸20によって駆動を受ける。油圧クラッチ132F,132Rの作動を制御するためのコントロールバルブ装置135は、図1,2に示すように前部ハウジング2の一側壁に装着し該ハウジング2の内外にまたがらせて設けられている。
【0037】
ミッションケース3内の前半部に配置の前記主変速装置25は、前記駆動軸23と変速軸24間に配置された4列の変速歯車列を有し、変速軸24上の2個の複式同期クラッチ136,137の選択的な作動により4段の変速を行うものに、構成されている。またミッションケース3内の後半部に配置の前記副変速装置28は、変速軸24に減速接続された前記中間軸26上と該中間軸26外とにおいて3個の駆動側歯車を有し、該各歯車を介し前記プロペラ軸27を変速回転させるための、シフト歯車138を含む3個の歯車とシフトクラッチ139とをプロペラ軸27上に設けると共に、シフトクラッチ139により変速軸24とプロペラ軸27間を選択的に直結できることとし、変速軸24とプロペラ軸27間で4段の変速を行うものに構成されている。図2において140は、図外の駐車ブレーキの被制動体としてプロペラ軸27上に固定設置したプーリである。
【0038】
同様に図2に示すようにプロペラ軸27上に前輪駆動力取出し用の歯車141を固定設置してあり、前記前輪駆動ケース8内には該歯車141にて駆動される同期駆動用歯車142及び増速駆動用歯車143を、前記伝動軸10に遊嵌して設けてある。伝動軸10上には同期駆動用の油圧クラッチ144と増速駆動用の油圧クラッチ145とを配置して、歯車142,143を伝動軸10に対し選択的に結合可能としてある。図11に示すように油圧ポンプ72は電磁方向切換弁146を介して油圧クラッチ144,145に対しても接続されており、方向切換弁146は中立位置Nと各油圧クラッチ144,145を選択的に作動させる同期駆動位置A、増速駆動位置Bとを有する。同期駆動位置Aでは油圧クラッチ144の作動により伝動軸10が、前輪7を後輪6と同期した速度で回転させる回転数で駆動され、増速駆動位置Bでは油圧クラッチ145の作動により伝動軸10が、前輪7を後輪6と同期した速度よりも大きな速度で回転させる回転数で駆動される。電磁方向切換弁146は図1のステアリングホィール16の操作に連動して変位され増速駆動位置Bへ移され、迅速な車両旋回を得させるものとされている。
【0039】
図12,13は、インターロック機構64の変形に係る第2の実施例を示している。本実施例では図4,5に示した前記可動ロック部材83に代えて、PTOブレーキ63のブレーキシュー74を利用して可動ロック部材83Aを設けている。すなわちクラッチシリンダ41とは反対の方向に突出するアーム部を該ブレーキシュー74に一体形成して、このアーム部を可動ロック部材83Aに構成している。変速シフト用の作動アーム54のロック部54aには前記のもの同様の配置でロック溝54N,54I,54IIを形成してあり、ブレーキシュー74と一体に回動変位する可動ロック部材83Aの突起状先端部を各ロック溝54N,54I,54IIに嵌入係合させて、作動アーム54を回動不能に拘束することとしている。
【0040】
したがって図12,13の第2の実施例によればPTOブレーキ63が制動作用を解除するPTOクラッチ37の入り状態で可動ロック部材83Aが、ブレーキシュー74付勢用のトルクスプリング80の付勢下で作動アーム54を回動不能に拘束して、PTO変速装置38のギヤ抜け防止を得させる。第2の実施例の他の部分の構造は、支持板65に前記インターロック支持部84を設けていない点を除いて、第1の実施例におけるのと実質的に等しい。
【0041】
なおリフトアーム12を昇降回動させる油圧リフトシリンダ14を、前述実施例におけるように油圧リフトケース13外に設ける構造によると、油圧リフトケース内に余裕があって前記支持板65の設置上で有利であるが、油圧リフトケース外に設ける油圧リフトシリンダは実施例におけるように機体ハウジング外に配置する他、例えば米国特許No.3,405,766とか実開昭58−70921号公報に示されているように機体ハウジングの内部に配置することもできる。また図示トラクタ各部のレイアウトを前後逆にして、PTO装置及び油圧リフト機構を機体前部側に配置する構造においてもこの発明を同様に実施できることは、言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例を装備したトラクタの一部切欠き概略側面図である。
【図2】 図示トラクタに設けられた伝動機構を示すための一部展開概略縦断側面図である。
【図3】 トラクタ後端部分の縦断側面図である。
【図4】 トラクタ後端部分の他の縦断面に沿う縦断側面図で、図3よりも拡大して画いている。
【図5】 トラクタ後端部分の縦断正面図である。
【図6】 図4のVI−VI線にほぼ沿った断面図である。
【図7】 図3−6に示してある支持板の斜視図である。
【図8】 図7のVIII−VIII線にほぼ沿った断面図である。
【図9】 上記支持板の平面図である。
【図10】 図9のX−X線にほぼ沿った断面図である。
【図11】 油圧回路を概略的に示す回路図である。
【図12】 図4類似の縦断側面図で、第2の実施例を示している。
【図13】 図5類似の縦断正面図で、第2の実施例を示している。
【符号の説明】
4 後部ハウジング
12 リフトアーム
13 油圧リフトケース
34 伝動軸
35 駆動軸
36 PTO軸
37 PTOクラッチ
38 PTO変速装
50 シフタスリーブ
51 シフトフォーク
53 操作軸
54 作動アーム
54a ロック部
54N,54I,54II ロック溝
57 開口部
59 リフトアーム軸
63 PTOブレーキ
64 インターロック機構
65 支持板
67 ボルト
74 ブレーキシュー
74a ピン
76 シュー支持部
76a ピン支承穴
80 トルクスプリング
81 油通路
83 可動ロック部材
83A 可動ロック部材
84 インターロック支持部
85 油室
86 コイルスプリング
87 油通路

Claims (3)

  1. 機体の軸線方向に沿い機体ハウジング内から延出させたPTO軸(36)に対し、動力の入断を行うPTOクラッチ(37)と、該PTOクラッチ(37)と上記PTO軸(36)との間に配設されシフトフォーク(51)の摺動操作によりシフト操作される機械式のPTO変速装置(38)とを、機体ハウジング内に設置してあり、該PTOクラッチ(37)の上方側で、機体ハウジングに開口部(57)を設けて、該開口部(57)を油圧リフトケース(13)により閉鎖させ、更に該開口部(57)内に臨んで、油圧リフトケース13との内部に跨がらせて支持板(65)を配置したトラクタのPTO装置において、上記シフトフォーク(51)の摺動操作に、一体に連動して回動変位する被ロック部材(54a)を設ける一方、前記PTOクラッチ(37)の切り状態で、前記PTO軸(36)を制動するPTOブレーキ(63)の可動ブレーキ部材(74)を、上記支持板(65)に支持させて設け、該可動ブレーキ部材(74)に可動ロック部材(83A)を一体的に揺動可能に設けて、PTOクラッチ(37)の入り切りに連動した可動ブレーキ部材(74)の変位により、前記被ロック部材(54a)に対する可動ロック部材(83A)の係脱を得るように構成し、前記支持板(65)内に、前記PTOブレーキ(63)のブレーキ作動体としてのピストン(75)を配置する油室(78)を配置し、前記支持板(65)内に該PTOクラッチ(37)の作動油圧を導いてある油室(85)をも配置し、該油室(85)内の油圧により前記可動ロック部材(83)を係脱可能としたことを特徴とするトラクタのPTO装置。
  2. 請求項1記載のトラクタのPTO装置において、前記支持板(65)を前記油圧リフトケース(13)に、少なくとも一部で該ケース内に臨むように取付けて、前記油圧リフトケース(13)を介し機体ハウジング(4)に連結支持させてあることを特徴とするトラクタのPTO装置。
  3. 請求項1記載のトラクタのPTO装置において、前記被ロック部材(54a)を、回動変位により前記シフトフォーク(51)を摺動操作するアーム部材(54)に一体に形成してあることを特徴とするトラクタのPTO装置。
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