JPS5926826B2 - トラクタ−等におけるパワ−トランスミツシヨン装置 - Google Patents

トラクタ−等におけるパワ−トランスミツシヨン装置

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JPS5926826B2
JPS5926826B2 JP5904377A JP5904377A JPS5926826B2 JP S5926826 B2 JPS5926826 B2 JP S5926826B2 JP 5904377 A JP5904377 A JP 5904377A JP 5904377 A JP5904377 A JP 5904377A JP S5926826 B2 JPS5926826 B2 JP S5926826B2
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transmission
brake
hydraulic
hydraulic clutch
gear
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浩二郎 山岡
智朗 東
康一郎 富士崎
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KANZAKI KOKYU KOKI SEISAKUSHO KK
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KANZAKI KOKYU KOKI SEISAKUSHO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明はトラクターとかコンバイン、乗用田植機とか
いった自走式車輌(以下、「トラクター等」という。
)におけるパワートランスミッション装置、より詳しく
いうと、エンジンから主クラッチを介し車輪またはクロ
ーラである最終走行駆動手段に至る走行動力伝導径路中
に配して油圧クラッチ式変速装置を設けであるパワート
ランスミッション装置に、関するものである。
油圧クラッチ式変速装置を備えた走行用パワートランス
ミッション装置は、変速操作が、油圧クラッチ式変速装
置における油圧クラッチへの作動油の給排を制御する切
換弁操作によって行なわれること、また歯車式変速装置
におけるように互に噛合されるべき位置固定の変速歯車
とシフト歯車間が正しい噛合い姿勢にないと歯車噛合せ
による変速操作が困難となるといった不都合がないこと
、及びエンジン直後の主クラッチをいちいち切らなくと
も変速操作を行ない得ることよりして、変速操作を軽快
且つ容易に行ない得るとか、油圧クラッチへ作用させる
作動油圧を漸次的に高めてショックの無い変速切換えを
得ることが容易である等の長所を備えている。
この発明は、上記のようなパワートランスミッション装
置に附随する1つの問題点を解消して、上記の長所を有
するこの種トランスミッション装置のトラクター等への
採用を容易とすることを、ねらいとするものである。
すなわち、油圧クラッチ式変速装置を備えたトラクター
等において、該油圧クラッチ式変速装置を中立状態とす
る、つまり該変速装置における全油圧クラッチを非作動
状態として該油圧クラッチを装架せる伝動軸上の遊転歯
車の全てをフリー回転し得る状態とすると、理論上は油
圧クラッチ式変速装置部分で走行動力伝導径路が遮断さ
れて、稼働中のエンジンから車輪等の最終走行駆動手段
方向に、或は傾斜地等で自動的に回転しようとする最終
走行駆動手段から停止せるエンジン方向に、動力の伝達
は生じ得ない筈であるが、実際にはこのような場合にも
、エンジン或は最終走行駆動手段から一定の回転トルク
が油圧クラッチ式変速装置部分に伝達されていて、該変
速装置の油圧クラッチにおける圧接を解かれている摩擦
板同士が、若干の係合力でもって摩擦係合し、予期しな
い動力伝達が中立状態の油圧クラッチ式変速装置部分で
生じるといった事態が経験される。
そしてこのような事態が生じると、予期しない車輌発進
が生じて危険なものである。
したがってこの発明の一つの課題は、油圧クラッチ式変
速装置を備えたトラクター等のパワートランスミッショ
ン装置であって、油圧クラッチ式変速装置の中立状態で
の上記のような不測の伝動を確実に防止するブレーキ機
構を設けられた、新規ナパワートランスミッション装置
を提供するにある。
次にトラクター等において、上記のようなパワートラン
スミッション装置における油圧クラッチ式変速装置の従
動側に直列接続してさらに、機械式変速装置を設けた場
合には、同機械式変速装置を変速操作するのに先立って
前記主クラッチが切られる。
またトラクター等をして長い坂道を惰力で下らせる場合
にも、主クラッチが切られる。
このように、主クラツチペダルの踏込みにより主クラッ
チを切ったときは、油圧クラッチ式変速装置における油
圧クラッチに対し作動油を供給するための油圧ポンプが
停止せしめられることから、作動中の油圧クラッチから
の油圧の抜けが起きて油圧クラッチ式変速装置が中立状
態をとる。
この発明の他の課題は、油圧クラッチ式変速装置の中立
状態で不測伝動を防止するための前記ブレーキ機構を、
トラクター等の使用時における上記のような主クラッチ
切り目的と矛循しないように設けである、新規なパワー
トランスミッション装置を提供するにある。
以下、図示の実施例について、この発明に係るトラクタ
ー等におけるパワートランスミッション装置の構成と作
用を説明する。
この実施fE)ランスミッション装置を装備した車輌は
、図示の場合には第1図に示すように農用トラクターに
構成されており、この農用トラクターは、機体フレーム
の前部にエンジン20を塔載され、該エンジン20に引
続いて機体フレームの一部を構成しているクラツチノ・
ウジング21、前部トランスミッションケース22及び
後部トランスミッションケース23が、この順で前後方
向に清い配置しである。
機体フレームには、エンジン20の下方で左右1対の前
輪24が、また後部トランスミッションケース23部分
で左右1対の後輪25が、それぞれ回転自在に支持させ
てあり、このトラクターの走行駆動は、後に詳述するよ
うに、エンジン20により上記後輪25を駆動して行な
うようにされており、またぬかるみ地等の走行条件不良
な軟弱地盤走行時には、後輪25と共に前輪24をも選
択的に駆動して、行なうようにされている。
上記の前輪24選択駆動のためには、前mhランスミッ
ションケース22下面位置より前輪24へ伝動する伝動
軸26が前方に導かれている。
またこのトラクターの操向+’3後部トランスミッショ
ンケース23上方に設置された座席27に座った作業者
が、その前方の操縦・・ンドル28を回動操作し、図示
されていないステアリング機構を介して前輪24を旋回
させることで、行なうようにされている。
この農用トラクターは、その後位に図示されていない連
結機構を介し同様に図示されていないロータリー耕耘機
等の作業機を連結して用いられるものに構成されており
、トラクター後端には上記作業機にエンジン20動力を
伝動するための動力取出し軸29が設けられており、ま
た後部トランスミッションケース23の上部位には、油
圧的に作動せしめられる、上記作業機昇降用のリフトア
ーム30を設けである。
エンジン20から後輪25へ走行駆動力を伝達するパワ
ートランスミッション装置は、第2図に示すように、ク
ラツチノ・ウジフグ21内に配設され後方へのエンジン
動力の伝達を選択的に断続する、第8図に詳細構造を図
示の主クラッチ31と、この主クラッチ31を介しエン
ジン20に連動連結された駆動軸32を、該駆動軸32
に平行に設けられた伝動軸33に適宜の変速比でもって
連動連結するための油圧クラッチ式変速装置34と、上
記駆動軸32の後方延長部32aと上記伝動軸33の延
長線上に設けられた伝動軸35との間に配設された機械
式変速装置36であって伝動軸33と伝動軸35間を適
宜の変速比で連動連結するための機械式変速装置36と
、上記伝動軸35から互に噛合された傘歯車37,38
を介し入力される左右後輪25用の通例の差動装置39
、つまり車輌回行時に左右後輪25に適当な回転速度差
を与えるための差動装置39と、該差動装置39を選択
的に非作動とするための、例えば差動装置ケージ39a
と差動装置出力軸40間を選択的に結合する噛合いクラ
ッチに構成されるデフロック装置41と、左右後輪25
へ伝動する左右差動装置出力軸40端に、該軸40を選
択的に制動するように配された左右後輪25用の1対の
ブレーキ42と、各差動装置出力軸40と後輪車軸25
a間を連動連結する、歯車43,44より成る左右1対
の最終減速ギヤリングとを、備えている。
そして上記の油圧クラッチ式変速装置34と機械式変速
装置36とは、第3図に示すように、前記した前部トラ
ンスミッションケース22内に配設されており、また上
記した傘歯車37以降の伝動機構部分は、前記した後部
トランスミッションケース23内或は該ケース23側面
位に配設されており、後部トランスミッションケース2
3内には、駆動軸後方延長部32aから前記動力取出し
軸29へ変速伝動する、図示されていない変速伝動機構
も配設されている。
後部トランスミッションケース23内に配設される機構
は、通例構造のものであり、またこの発明とは無関係の
ものであるので、該機構についてのこれ以上の説明は行
なわない。
第2,3図に示すように、前記した油圧クラッチ式変速
装置34は、伝動軸33にベアリングを介し相対回転自
在に支承させである4個の遊転歯車45−48、すなわ
ち、駆動軸32上に固定されたF1歯車49と常時噛合
されたF1遊転歯車45と、駆動軸32上に固定された
F2歯車50と常時噛合されたF2遊転歯車46と、駆
動軸32上に固定されたF3歯車51と常時噛合された
F3遊転歯車4γと、駆動軸32上に固定されたR歯車
52に常時噛合い関係にあるR中間歯車53(第2図)
に常時噛合されたR遊転歯車48と、を備えている。
そして、この各遊離歯車45:46.47及び48には
それぞれ、該遊転歯車を選択的に伝動軸33に結合する
ためのF]油圧クラッチ54、F2油圧クラッチ55、
F3油圧クラッチ56及びR油圧クラッチ57を配設し
である。
各油圧クラッチ54−57は、通例の多板式摩擦タイプ
のもので、圧力流体により作動せしめられる。
該クラッチのうちの1つ、すなわちF1遊転歯車45に
配しであるFl 油圧クラッチ54についてその構造を
簡単に説明しておくが、他のクラッチも同様構造のもの
である。
第3図に示すように、上記クラッチ54は、伝動軸33
に嵌着されたシリンダ58と、このシリンダ58内に摺
動自在且つ油密に配されスプリング60によりクラッチ
離脱方向に移動附勢されているピストン59と、シリン
ダ58に摺動自在且つ相対回転不能に支持された一方の
摩擦ニレメン)61aと、シリンダ58内に延出させで
ある歯車45のボス部分45aに摺動自在且つ相対回転
不能に支持された他方の摩擦ニレメン)61bとを、備
えている。
そして、ピストン59の背後においてシリンダ58内に
形成された油室62に、伝動軸33に形成された油路6
3とシリンダ58に形成された油路64とを介し、圧油
を供給するときは、該ピストン59がスプリング60力
に抗して前進せしめられ、ニレメンt□ 61 a及び
6Ib間を摩擦係合させ、この結果、クラッチ54が係
合ないし作動せしめられて、歯車45を伝動軸33に結
合するようになっている。
したがってFl 油圧クラッチ54の作動でFl 遊転
歯車45を伝動軸33に結合し、歯車49,45を介し
該伝動軸33を駆動軸32に接続して前進1速で、F2
油圧クラッチ55の作動でF2遊転歯車46を伝動軸3
3に結合し、歯車50.46を介し該伝動軸33を駆動
軸32に接続して前進2速で、F3油圧クラッチ56の
作動でF3遊転歯車47を伝動軸33に結合し、歯車5
1.47を介し該伝動軸33を駆動軸32に接続して前
進3速で、またR油圧クラッチ5γの作動でR遊転歯車
48を伝動軸33に結合し、歯車52,53,48を介
し該伝動軸33を駆動軸32に接続して後進1速で、そ
れぞれ伝動軸33を選択的に回転駆動し得るのである。
すなわち、油圧クラッチ式変速装置34は、その何れか
−の油圧クラッチ54,55,56または57の選択的
な作動により、駆動軸32により伝動軸33を前進1速
、前進2速、前進3速または後進1速の速度で回転駆動
させるものに、構成されているのである。
上記の油圧クラッチ式変速装置34を中立状態とする、
つまりその全ての油圧クラッチ54−57を非作動状態
とするときは、駆動軸32と伝動軸33間の接続が解か
れ、伝動軸33は、回転停止状態を保持する筈である。
ところが、エンジン20より駆動軸32に伝達されてい
る回転]・ルク或は傾斜地等で自動回転しようとする後
輪25から伝動軸33に伝達される回転トルクにより、
油圧クラッチの摩擦エレメント61a、61bが若干の
係合力でもって摩擦係合し、伝動軸33の予期しない回
転が生じる可能性が存在する。
そこで図示のパワートランスミッションには、このよう
な伝動軸33の予期しない回転を防止するための、この
発明に従った次のような機構が設けられている。
すなわち、伝動軸33の前端部は、第3図に示すように
、前部トランスミッションケース22の前方にまで延出
させてあり、該延出部において伝動軸33上にシールハ
ウジング65をlし、このシールハウジングの内面と伝
動軸33周面の環状凹溝とによって、シール部材66に
て互い間ヲシールされた複数個の油室67.68,69
及び70を伝動軸33上に形成し、油圧クラッチ54−
57作動用の作動油を該油室67−70に一旦溝いた上
で、前記の油路63,64等を介し油圧クラッチ54−
57へ作用させるようになされているのであるが、この
伝動軸33の延出部端に、該伝動軸33を選択的に制動
するためのブレーキ手段71を設けであるのである。
該ブレーキ手段71は、第4図に明瞭に示すように、伝
動軸33端の小径部に、該小径部に形成せる切欠き偏平
部γ2を利用して相対回転不能に、しかし軸33の軸線
方向に沿い摺動自在に、被嵌された可動摩擦制動板73
を備えて℃・る。
そして両面に摩擦材を貼着しであるこの可動制動板73
の内面は、シールハウジング65の段付げ係合面74に
対面させてあり、可動制動板73が第4図でみて右方に
押されその内面が係合面74に摩擦係合せしめられると
、静止するシールハウジング65によって制動板73を
介し伝動軸33が回転不能に拘束され、伝動軸33の制
動が行なわれるようにされているのである。
そして、シールハウジング65は、固定具76によりそ
の前端面に固定されたハウジングカバー75にて、前端
開口を閉鎖されているのであるが、このシールハウジン
グ65内には、前後摺動自在且つ油密にピストン77を
、ハウジングカバー75に支持させたピン78を該ピス
トン77の孔に突入させ回動を防止して、配設してあり
、またハウジングカバー75には、ピストン71の中心
貫通孔内に臨む大径頭部79aを備えた進退杆79を前
後摺動自在に支持させてあって、ピストン77の端面に
接当するバネ受80を上記進退杆79上に前後摺動自在
に設けると共に、このバネ受80とハウジングカバ−7
5内端面間で進退杆79上に圧縮スプリング81を配設
し、もってピストン77を介し可動制動板73を係合面
74にスプリング81作用で圧接させて、伝動軸33の
制動を得るようにされているのである。
そして、上記の伝動軸33の制動は、油圧クラッチ式変
速装置34の中立状態でのみ行なわれ、該変速装置34
の作動状態では、この制動が解かれるようにされている
のであり、この制動解除は、上記のピストン77を含む
油圧アクチュエータ77Aによって、つまりピストン7
7の周縁部端面の背後においてシール・・ウジフグ65
内に油室82を形成して、該油室82に圧油を供給する
ことでスプリング81力に抗してピストン77を後退(
車輌前後方向で言うと前進)させることにより、行なわ
れるようにされている。
そして図示のパワートランスミッションにおいては、上
記油室82に油圧クラッチ式変速装置34の油圧クラッ
チ54−57作動用の油圧を、該クラッチへの作動油供
給回路から選択的に導いて作用させるように構成されて
いるので、先ず油圧クラッチ54−57に対する作動油
の給排機構を第5図について説明する。
油圧クラッチ54−57用の作動油は、前部トランスミ
ッションケース22内の低部を油タンク83兼用のもの
とし、該油タンク83かも、第2゜4図に示すように前
記主クラッチ31と駆動軸32間で、前部トランスミッ
ションケース22の前面に装着されエンジン20により
駆動される、通例のトコロイドタイプのギヤポンプ84
により、前記トランスミッションケース22上面の弁機
構・・ウジング85(第1図)内へと導かれ、該ハウジ
ング85内から、後述する油路を介し伝動軸33端の前
記油室67−70へと導かれて、油圧クラッチ54−5
7へと選択的に作用せしめられるようにされている。
そして上記の弁機構ノ・ウジフグ85内には、第5図に
示すように、油タンク83からポンプ84を経て油圧ク
ラッチ54−57方向に至る給油回路86に接続された
タンク回路87に挿入され油圧クラッチ5jl−57に
対する作用油圧を設定する調圧弁88と、上記給油回路
86に挿入され給油回路86を選択的に何れか−の油圧
クラッチに接続するための切換弁89とが、設けられて
いる。
そして上記の切換弁89は、第5図から明らかなように
、全油圧クラッチ54−57から油タンク83方向に油
をドレーンして全油圧クラッチ54−57を非作動とす
る中立位置N、つまり油圧クラッチ式変速装置34を中
立状態とする中立位置Nと、Fl 油圧クラッチ54に
のみ給油を行ない他の油圧クラッチからは油をドレーン
してFl 油圧クラッチ54のみを作動させる前進1速
位置F1 と、F2 油圧クラッチ55にのみ給油を
行ない他の油圧クラッチからは油をドレーンしてF2油
圧クラッチ55のみを作動させる前進2速位置F2
と、F3油圧クラッチ56にのみ給油を行ない他の油圧
クラッチからは油をドレーンしてF3 油圧クラッチ5
6のみを作動させる前進3速位置と、R油圧クラッチ5
7にのみ給油を行ない他の油圧クラッチからは油をドレ
ーンしてR油圧クラッチ57のみを作動させる後進位置
Rとの、5ポジシヨンの切換弁に構成されている。
以上の油圧回路の構成は通例のものであるが、上記の給
油回路86にはまた、同様に第5図に示すように、前記
油圧アクチュエータ77Aないしその油室82へと導か
れた油給排回路90を接続してあって、切換弁890作
用位置F1、F2、F3及びR1つまり油圧クラッチ式
変速装置34の作動状態では、該油給排回路90を介し
て、調圧弁88にて設定されるクラッチ作用油圧の圧油
が油室82へ供給され、これによってピストン77が後
退せしめられてブレーキ手段71の制動作用が解除され
、逆に切換弁89の中立位置N、つまり油圧クラッチ式
変速装置34の中立ないし非作動状態では、給油回路8
6が切換弁89を介し油タンク83に接続されることか
ら、上記の油給排回路90を介して油室82内から油タ
ンク83方向に油がドレーンされ、ブレーキ手段71が
制動作用を行なうように、なされているのである。
そして図示のパワートランスミッションでは特に、同様
に第5図に示すように、上記した油給排回路90に、互
に並列に接続された逆止弁91と絞り92とを挿入し、
逆止弁91は、給油回路86から油圧アクチュエータ7
7Aないしその油室82方向への油の流通のみを許容す
るものに構成して、切換弁89をその中立位置から作用
位置方向に切換えたときは、給油回路86の油圧が逆止
弁91を介し急速に油圧アクチュエータ77Aに作用し
て、ブレーキ手段71の伝動軸33制動作用が急速に解
除され、逆に切換弁89をその作用位置から中立位置に
戻したときは、油圧アクチュエータ77Aの油室82か
ら絞り92を介し油が徐々にドレーンされて、ブレーキ
手段71が徐々に伝動軸33を制動するように、図って
いる。
伝動軸33を制動するためのブレーキ手段71の作動機
構が上記のように構成されているので、切換弁89の位
置変更で、油圧クラッチ式変速装置34を中立状態にお
いたときは、ブレーキ手段71がスプリング81作用で
伝動軸33を回転不能に制動拘束し、該中立状態におい
て伝動軸33が不測の車輌発進等を結果する予期しない
回転をすることが確実に防止されるものであり、逆に油
圧クラッチ式変速装置34の作動状態では、ブレーキ手
段71の作動が解除されて、作動軸33の制動が解かれ
るから、該伝動軸33を介しての所要の動力伝達が支障
なく行なわれるものである。
そして特に、切換弁89の切換えで、油圧クラッチ式変
速装置34を非作動状態から作動状態へ移すときは、逆
止弁91を介した急速な圧油作用でブレーキ手段71の
節動作用が急速に解除されることから、該ブレーキ手段
71による伝動軸33制動下で伝動軸33が駆動軸32
と接続されるといった、伝動部材の損傷を生じ得る不都
合が無いと共に、逆に油圧クラッチ式変速装置34を作
動状態から非作動状態へ移すときは、絞り92を介した
徐々の油ドレーン作用でブレーキ手段71による伝動軸
33制動が徐々に行なわれることから、急速な伝動軸3
3制動に関連して起り得るショック、つまりこれまた伝
動部材の損傷を結果し得るようなショックが、生じない
ものである。
なお前記ポンプ84から弁機構ハウジング85内へ連通
する給油路は、前部トランスミッションケース22の前
面に装着された油路形成板93に穿設せる油路と前部ト
ランスミッションケース22の頂壁22aに穿設せる油
路とでもって構成されており、また弁機構ハウジング8
5内から前記油室67−70及び油室82に連通する油
路は、前記トランスミッションケース22の頂壁に穿設
せる油路と、上記油路形成板93に穿設せる油路と、前
記シールノ・ウジング65に穿設せる油路とでもって構
成されているが、その詳細な図示はこれを省略する。
次に、前記のように伝動軸33を制動するために設けら
れたブレーキ手段710制動作用を必要な場合には、油
圧クラッチ式変速装置34の中立状態下においても、人
為的に解除し得るように、制動解除機構が設けられてい
る。
この制動解除機構は、油圧クラッチ式変速装置34の後
段に設けである前記機械式変速装置36の変速操作を容
易とすることを一つの目的として設けられているので、
先ずこの機械式変速装置36の構成を、再び第2図及び
第3図を参照して、説明する。
第2,3図に示されているように、機械式変速装置36
は、前記駆動軸延長部32a上に、ベアリングを介し相
対回転自在に設けられた、ボス部分を共通とする一体的
な4個の、互に径を異にする歯車94,95,96及び
97であってその最前端の歯車94を伝動軸33端に形
成せる歯車98と常時噛合いさせることにより伝動軸3
3にて回転せしめられる歯車94−97と、駆動軸延長
部32a上にベアリングを介し相対回転自在に設けられ
た、ボス部分を共通とする一体的な2個の歯車99,1
00であって上記歯車97より、中間軸101上の、ボ
ス部分を共通とする一体的な2個の歯車102,103
(第2図)を介してギヤ伝動により回転せしめられる歯
車99゜100と、前記伝動軸35上にスプライン嵌合
により相対回転不能且つ摺動自在に設けられた、1個の
シフト歯車104及びボス部分を共通とする一体的な2
個のシフト歯車105,106と、一方の噛合片107
aを伝動軸33端部に、他方の噛合片107bを上記シ
フト歯車104の端面部に、それぞれ形成して構成され
た噛合いクラッチ10γとを、備えている。
そして、この機械式変速装置36は、シフト歯車104
,105゜106を伝動軸35上で選択的に摺動変位さ
せて、シフト歯車106を歯車100に噛合せると1速
(超低速)で、シフト歯車106を歯車97に噛合せる
と2速で、シフト歯車105を歯車96に噛合せると3
速で、シフト歯車104を歯車95に噛合せると4速で
、またシフト歯車104変位で噛合片107a、107
bを噛合せて噛合いクラッチ107を作動させると5速
で、それぞれ伝動軸35が伝動軸33により回転せしめ
られるように、構成されている。
以上のように、機械式変速装置36は、油圧クラッチ式
変速装置34の後段において、車輌走行速度をさらに5
段に変速する機能を備えたものであり、このように2種
の変速装置34,36を直列に設ける場合において、油
圧クラッチ式変速装置34を前段側に、機械式変速装置
36を後段側に、それぞれ配して設けるように構成する
ときは、回転トルクのより小な部分に油圧クラッチ式変
速装置が設けられた関係となって、そのクラッチ5jl
−57を小容量のものとなし得る利点が与えられるが、
前記主クラッチ31を切って行なわれる、この機械式変
速装置36の変速操作時、つまりシフト歯車104,1
05及び106の選択的な変位操作時に、該シフト歯車
とそれが噛合されるべき歯車95,96,97及び10
0との間の回転方向での相対姿勢及び噛合片107a
107b間の回転方向での相対姿勢が、正しい噛合い関
係になく、しかもこのような相対姿勢が伝動軸33のブ
レーキ手段71による制動によって固定されていたとす
ると、正しい噛合い位置にない被噛合せ側の歯車ないし
噛合片の回転不能な拘束よりして、上記の変速操作が極
めて困難となる。
そこで図示のパワートランスミッションにおイテは、機
械式変速装置36の変速操作時には、ブレーキ手段71
による伝動軸33の制動を解くことで、上記の被噛合せ
側歯車と噛合片とを回動可能な状態におき、該歯車或は
噛合片が正しい噛合い姿勢になくとも、それがシフト歯
車変位により回転方向に押されて若干回転し、噛合いが
容易に達成されるように配慮されているのである。
このための機構を、第6,7図並びに第3,4図を参照
して説明すると、ハウジングカバー75に支持させた前
記進退杆79の基端には、・・ウジング力バー75外に
おいて該カバ−75外端面に接当するストッパー金物1
28を固定して、進退杆79のシールハウジング65内
方向への突入量を規制しであるが、このストッパー金物
128には、左右方向に突出するピン129を固着して
設けである。
そしてクラッチハウジング21には該ハウジング21の
側壁を貫通させて軸線まわりで回動自在な回動軸130
を支持させてあり、クラッチハウジング21内において
この回動軸130の先端に上記のピン129に車輌後端
側方向から接当する1対の突起部131aを備えた回動
金物131を固定している。
したがって回動軸130は第4図の矢印S方向に回動さ
せるときは、それに伴なって軸130の軸線まわりで回
動する回動金物131の突起部131aにピン129を
押されて、進退杆79を抜出させる方向にストッパー金
物128が変位せしめられるものであり、これによる進
退杆79の抜出し方向への変位で、該進退杆79の前記
大径頭部79aがバネ受80に接当するに至った時点か
ら、スプリング81を圧縮しつつバネ受80がピストン
77を離れて後退せしめられることとなり、このためス
プリング81のピストンγ7を介しての町動匍]動板7
3押圧作用が解除されて、油室82に油圧が作用してい
ない状態下でもブレーキ手段71の制動作用を解除させ
得るようにされているのである。
そしてこの制動解除機構は特に、前記した主クラッチ3
1の離脱操作に連動して作動せしめられるようにされて
いる。
すなわち、主クラッチ31は、第6図に示すように、通
例の摩擦板形式の機械式クラッチであり、その離脱は、
クラッチ離脱カムを作動させる回動金物132の回動変
位にて行なわれ、該回動金物132は、前部トランスミ
ッションクース22の下面位置において該ケース22に
支持された支軸133一端部上の回動筒134にアーム
部135aを取付は支持されたペダル135によって、
回動操作されるようになされているのであるが、上記ペ
ダル135を踏込んで主クラッチ31を離脱させる操作
に連動して、回動軸130の矢印S方向への回動が得ら
れ、ブレーキ手段71の制動解除が達成されるようにな
されているのである。
より詳細に説明すると、ペダル135の踏込みによって
軸線まわりで回動せしめられる回動筒134上のアーム
136は、第6図に示すように、ロッド137及び前記
回動金物132を嵌着せる回動軸138に基端を固定さ
れた回動アーム139並びに上記回動軸138を介して
、回動金物132に連動連結され、主クラッチ31離脱
操作機構が完成されているのであるが、その回動により
進退杆79をブレーキ手段71の制動解除方向にスライ
ド変位させる上記回動軸130は第6,7図に図示のよ
うに、該回動軸130にピン140固定された回動アー
ム141及びこのアーム141に一端をピン142にて
回動自在に接続された回動アーム143を介して、主ク
ラッチ31操作機構中の上記回動アーム139に連動連
結され、該回動アーム139の主クラツチ離脱方向への
回動変位によって、回動軸130が矢印S方向に回動せ
しめられるように、図っであるのである。
そして特に上記した連動機構中の回動アーム143は、
基端側の板部材143aと先端側のロッド部材143b
とを、ロッド部材143b端部の螺条部に螺合せる1対
のナツト144にて固定連結して、長さ調節可能のもの
に構成されており、主クラッチ31の離脱動作に対する
ブレーキ71制動解除のタイミング合せを、該回動アー
ム143の長さ調節により行ない得るようにされている
以上のように、機械式変速装置36の変速操作に先立っ
て離脱せしめられる主クラッチ31の離脱と同時に、ブ
レーキ手段71の伝動軸33制動作用が解除せしめられ
るようにされているので、前記したところから明らかな
ように、ブレーキ手段71を設けたにも拘らず、機械式
変速装置36の変速操作を容易に行なえることとなるの
である。
次に、図示のパワートランスミッションにおける他の部
分の構造を説明しておくと、前記のように前輪24に走
行駆動力を選択的に伝達する機構は、次のように構成さ
れている。
すなわち、第3図に示すように、前部l・ランスミツシ
ョンクー−ス22の下面には、駆動力取出し機構ノ・ウ
ジング145が、ケース22の底壁に形成せる開口部1
46かもその上半部を該ケース22内に挿入して、装着
されている。
そしてケース22との間にシール材147を介装しであ
るこの・・ウジング145には、ケース22内に位置せ
る固定支軸148と、ケース22外に位置し該支軸14
8に平行せる回転軸149とを、支持させてあり、固定
支軸148には1対のベアリング150を介装、伝動軸
35上の前記シフト歯車104が何れの変速作用位置に
変位せしめられても該シフト歯車104と常に噛合い関
係を保持される広巾の歯車151を、回転自在に支承さ
せてあり、また回転軸149上には、スプライン嵌合に
より相対回転不能且つ摺動自在にシフト歯車152を設
けてあって、このシフト歯車152を回転軸149上で
人為操作により摺動変位させ、歯車151に選択的に噛
合せ得るようになされている。
したがって、後輪25に常に連動連結された関係にある
伝動軸35が回転している限り、該伝動軸35に対し相
対回転不能であるシフト歯車104を介し歯車151が
回転せしめられるものであり、この回転する歯車151
にシフト歯車152を噛合せておくことで、回転軸14
90回転駆動を得ることができるものである。
そして上記した回転軸149は、その前端部をハウジン
グ145外に突出させてあり、図示されていないフレキ
シブルジヨイントを介し前記した伝動軸26(第1図)
に接続されている。
伝動軸26はさらに、左右前輪24用の、同様に図示さ
れていない差動装置へと接続され、該差動装置から前輪
24車輪へと接続されるが、このための機構は、公知の
任意の態様のものに構成でき、またこの発明とは直接関
係ないので、図示及び説明を省略する。
なお伝動軸26は、第1図に示すように、外筒153に
よってカバーされている。
また油圧クラッチ式変速装置34の変速操作、つまり前
記切換弁89の位置切換え操作は、前記弁機構ハウジン
グ85上に設けた操作レバー154(第1図)により行
なわれ、機械式変速装置36の変速操作、つまり前記シ
フト歯車104゜105及び106の変位操作は、前部
トランスミッションケース22後部上の操作レバー15
5(第1図)により行なわれるようにされているが、こ
れらの操作レバー154,155とそれによって操作さ
れる被操作体間の連動機構は、公知の任意の態様のもの
に構成できるものである。
この発明に係る図示のパワートランスミッション装置は
、以上に説明して来たように構成されているので、ペダ
ル135を踏込んで進退杆γ9を引出しピストン77を
介しての可動制動板73への圧縮スプリング81作用を
解き、可動制動板73を制動解除位置、つまりシール・
・ウジング65の係合面74に対する摩擦係合を解除す
る位置、へと変位させるときは、主クラッチ31が切も
れると共にブレーキ71の制動作用が解除された状態が
得られる。
したがって機械式変速装置36を変速操作するに先立ち
主クラッチ31を切ったときは、機械式変速装置36に
おける変速歯車がフリーに回転しうろこととなってギヤ
シフトによる同変速装置36の変速操作を容易に行なえ
、また図示トラクターをして長い坂道を惰力で下らせる
べく主クラッチ31を切ったときは、後輪25が自在に
回転しうる状態が得られて所望のように惰力による車輌
降板走行を得ることができ、且つ、このときブレーキ7
1の可動制動板13が焼付きとか摩耗とかを起さない。
以上の説明から明らかなように、この発明のトラクター
等におけるパワートランスミッション装置は、エンジン
25かも主クラッチ31を介し最終走行駆動手段25に
至る走行動力伝導径路中に配して油圧クラッチ式変速装
置34を設けである、トラクター等におけるパワートラ
ンスミッション装置であって、前記油圧クラッチ式変速
装置34の作動状態においてのみ回転せしめられるよう
に設げられた回転軸33に配して該回転軸制動用のブレ
ーキ71を設けて、このブレーキ71と前記油圧クラッ
チ式変速装置34間を、油圧クラッチ式変速装置34の
作動状態では該ブレーキ710制動作用が解除され油圧
クラッチ式変速装置34の中立状態では該ブレーキ11
が制動作用するように接続すると共に、該ブレーキ71
の可動制動体73を選択的に節動解除位置に変位させる
ための変位機構79,80,128,129,130を
設けて、この変位機構を前記主クラッチ31を切り操作
するための主クラツチペダル135に、主クラツチペダ
ル135の踏込みにより上記可動制動体73が制動解除
位置に変位せしめられるように接続したことを、特徴と
してなるものであって、次のような効果を奏する。
すなわち、上記のように設けられた回転軸33は油圧ク
ラッチ式変速装置34を介し変速駆動される最終走行駆
動手段25と同期して回転するものであるから、そのよ
うな回転軸33を油圧クラッチ式変速装置34の中立状
態にて制動することとなるブレーキ71を設けた本発明
]・ランスミッション装置は、油圧クラッチ式変速装置
34の中立状態で該変速装置34部分にて予期しない動
力伝達が生じ車輌が不測に発進することを、最終走行駆
動手段25の制動により防止して、危険を生せしめない
ものとなっている。
またこの発明のパワートランスミッション装置は、上記
のような長所を与えるブレーキγ1の可動制動体73を
して主クラツチペダル135の操作に連動し主クラッチ
31が切られると制動解除位置へと変位させ、ブレーキ
710制動作用を解除するものとされていることから、
油圧クラッチ式変速装置34の従動側に直列接続して機
械式変速装置を設けた場合に該機械式変速装置の変速操
作に先立ち主クラッチ31が切られ、またトラクター等
をして長い坂道を惰力で下らせようとする場合にも主ク
ラッチ31が切られるのに対し、そのように主クラッチ
31が切られたときは油圧クラッチ式変速装置34従動
側を回転自在とし、機械式変速装置の変速操作とか車輌
惰力降板とかを行なう上での不具合を起させず、ブレー
キ71をして、走行系の回転部材のフリー回転を可能と
すべ(行なわれる主クラッチ切りの目的と矛循しないよ
うに、設けであるものとなっている。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明に従ったパワートランスミッション
装置の一実施例を装置した農用トラクターの、一部切欠
き概略側面図、第2図は、第1図に図示のトラクターに
設けられた走行動力伝動機構を示す機構図、第3図は、
第1図に図示のトラクターの一部を示す縦断側面図で、
上記走行動力伝動機構の主要部を示すもの、第4図は、
第3図の一部を拡大して図示した縦断側面図、第5図は
、上記走行動力伝動機構に設けられた油圧回路を示す回
路図、第6図は、第1図に図示のトラクターのクラッチ
ハウジング部分を示す一部切欠き、一部縦断側面図、第
7図は、第6図に図示した部分の一部省略縦断正面図、
である。 20・・・・・・エンジン、25・・・・・・後輪、3
1・・・・・・主クラッチ、32・・・・・・駆動軸、
33・・・・・・伝動軸、34・・・・・・油圧クラッ
チ式変速装置、35・・・・・・伝動軸、36・・・・
・・機械式変速装置、54・・・・・・Fl 油圧クラ
ッチ、55・・・・・・F2 油圧クラッチ、56・・
・・・・F3 油圧クラッチ、57・・・・・・R油圧
クラッチ、65・・・・・・シールハウジング、71・
・・・・・ブレーキ手段、72・・・・・・切欠き偏平
部、73・・・・・・可動摩擦制動板、74・・・・・
・段付は係合面、75・・・・・・・・ウジンクカバー
、77・・・・・・ピストン、77A・・・・・・油圧
アクチュエータ、79・・・・・・進退杆、80・・・
・・・バネ受、81・・・・・・圧縮スプリング、82
・・・・・・油室、83・・・・・・油タンク、84・
・・・・・ギヤポンプ、86・・・・・・給油回路、8
8・・・・・・調圧弁、89・・・・・・切換弁、90
・・・・・・油給排回路、128・・・・・・ストッパ
ー金物、129・・・・・・ピン、130・・・・・・
回動軸、131・・・・・・回動金物、135・・・・
・・ペダル、139・・・・・・回動アーム、141・
・・・・・回動アーム、143・・・・・・回動アーム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 エンジン20かも主クラッチ31を介し最終走行駆
    動手段25に至る走行動力伝導径路中に配して油圧クラ
    ッチ式変速装置34を設けである、トラクター等におけ
    るパワートランスミッション装置であって、前記油圧ク
    ラッチ式変速装置34の作動状態においてのみ回転せし
    められるように設けられた回転軸33に配して該回転軸
    制動用のブレーキ71を設けて、このブレーキ71と前
    記油圧クラッチ式変速装置34間を、油圧クラッチ式変
    速装置34の作動状態では該ブレーキ710制動作用が
    解除され油圧クラッチ式変速装置34の中立状態では該
    ブレーキ71が制動作用するように接続すると共に、該
    ブレーキ71の可動制動体73を選択的に制動解除位置
    に変位させるための変位機構79,80,128,12
    9,130を設けて、この変位機構を前記主クラッチ3
    1を切り操作するための主クラツチペダル135に、主
    クラツチペダル135の踏込みにより上記可動制動体7
    3が制動解除位置に変位せしめられるように接続したこ
    とを、特徴とするパワートランスミッション装置。
JP5904377A 1977-05-20 1977-05-20 トラクタ−等におけるパワ−トランスミツシヨン装置 Expired JPS5926826B2 (ja)

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JPS5344759A JPS5344759A (en) 1978-04-21
JPS5926826B2 true JPS5926826B2 (ja) 1984-06-30

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6187431U (ja) * 1984-11-14 1986-06-07
JPS62121722U (ja) * 1986-01-27 1987-08-01
JPH0239427U (ja) * 1988-09-08 1990-03-16
JPH038815U (ja) * 1989-06-14 1991-01-28

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