JPS642973Y2 - - Google Patents

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JPS642973Y2
JPS642973Y2 JP19909383U JP19909383U JPS642973Y2 JP S642973 Y2 JPS642973 Y2 JP S642973Y2 JP 19909383 U JP19909383 U JP 19909383U JP 19909383 U JP19909383 U JP 19909383U JP S642973 Y2 JPS642973 Y2 JP S642973Y2
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JP
Japan
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cage
bearing
ring
inner ring
outer ring
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JP19909383U
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JPS60107622U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、調和駆動装置に用いられる保持器
付き転がり軸受の改良に関するものである。
一般に円形の剛性スプライン部材と、入力軸に
形成された楕円部およびこれに嵌合されて楕円形
に撓まされた転がり軸受を介して楕円形に撓まさ
れて楕円の長軸に相当する円周上の2点で上記ス
プライン部材と噛合うようになつた可撓スプライ
ン部材とからなり、前記両スプライン部材は互に
歯数が異なり、かくして、前記入力軸を回転させ
て前記両スプライン部材の噛合点を周方向に沿つ
て移動させたとき、前記両スプライン間に相対回
転が発生するように構成された調和駆動装置(商
品名;ハーモニツクドライブ)に用いられる転が
り軸受の改良に関するものである。
従来より知られているこの種の装置に用いられ
ている転がり軸受は、例えば第1図に示すよう
に、内輪1aと外輪2aの軌道間に配列された複
数の転動体(玉)3aは、該玉3aを周方向の等
間隔に保持案内するポケツトを区分する複数の柱
41aと、該複数の柱41aをその一端で結合し
た円環部42aとよりなる周知のくし形状をな
し、かつ、前記ポケツトを形成している各柱の互
の対向面(玉の案内面)は、摩擦を小さくするた
めに玉を抱えない構造ポケツトの軸方向の開口部
の入口幅が玉の直径よりも小さくなつていない構
造)となつた保持器4aを備えている。そのため
玉3aとの組合わせ状態にあつて、保持器自体の
軸方向への動きが規制されず一方の側に抜け落ち
るという問題がある。
従つて、前述の装置への組付け状態にあつて
は、保持器4aの抜け落ちを防止するために、入
力軸6aには、前記軸受に接近して保持器脱落防
止リング5aが装着されている。
この考案は、少なくとも装置への組付け状態に
あつて、軸受からの保持器の脱落を防止し、もつ
て前述の保持器脱落防止リングの使用を除去する
ことを目的としたものである。
次にこの考案の保持器付き転がり軸受を第2図
ないし第4図に示す代表的な一実施例について説
明すると、1は内輪、2は外輪、3は転動体とし
ての玉、4は保持器である。(なお前述の調和駆
動装置としての歯車機構についてはこれを省略
し、それに用いる軸受のみについて説明する。) 保持器4は、玉3を等間隔に保持案内する複数
のポケツトを形成すべく軸方向に平行な案内面を
もつた複数の柱41と、該柱4の一端を結合して
いる円環部42とを有するくし形状に形成されて
おり、また前記柱41の反円環部側(ポケツトの
軸方向の開口側)には、内径側に向つて僅かに突
出した突部43が形成されている。そして、前記
突部43の内接円径D1は、内輪1のの外径D2
ほぼ等しいか僅かに寸法をもつて形成されてい
る。
この考案の転がり軸受にあつては、特に保持器
4が上記のように形成されているので、第3図お
よび第4図に示すように、軸受を装置の入力軸5
のもつ楕円形の内輪1のはめあい部51に嵌合組
付けされた場合は、前記内輪1が楕円変形される
ので、該内輪1の長軸側の端面の一部と前記保持
器4の突部43とが半径方向でSだけ重なり合
い、この重なり量(係合量)Sによつて保持器の
軸方向への脱落が防止される。従つて、この軸受
を使用した調和駆動装置にあつては、前記従来技
術における保持器脱落防止リングが不要となる。
なお第4図は、内輪1と保持器の突部43との
係合関係を示す説明図であつて、図中Aは内輪1
の楕円外径を示し、Bは保持器の突部の内接円を
示している。
又実施例では、保持器4が内輪1と係合する構
造について説明したが、外輪2と係合させて実施
することもある。更には、保持器を合成樹脂製と
した場合には、装置への組付け前の単体において
前記保持器の突部と内輪または外輪を係合するよ
うにしても特に組付け上問題はない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の調和駆動装置における軸受およ
び軸受まわりの要部断面図、第2図は本願考案に
おける保持器付き転がり軸受の要部断面図、第3
図は第2図に示した軸受を装置に組付けた第1図
相当図、第4図は第3図の装置における保持器と
内輪との係合関係を示す説明図である。 実施例の符号中、1は内輪、2は内輪、3は
玉、4は保持器、41は柱、42は円環部、43
は突部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円形のスプライン部材と、楕円形に撓まされて
    楕円の長軸に相当する円周上の2点において上記
    部材のスプラインに噛合うようになつた可撓スプ
    ライン部材と、該可撓スプライン部材と嵌合され
    て共に楕円変形する外輪と内輪を有する調和駆動
    用保持器付き転がり軸受において、前記軸受の保
    持器は、外輪および内輪の軌道輪間に配列された
    複数の転動体を保持案内するポケツトを区分して
    いる軸方向に平行な面をもつた複数の柱と、該柱
    の一端を結合している円環部とを有するくし形状
    をなし、かつ、前記柱の反円環部側の端部の内径
    側または外径側に、前記軌道輪の端面を越えた突
    部を有し、前記装置への組付け後における軌道輪
    の楕円変形状態にあつて、前記突部が内輪の長軸
    側または外輪の端軸側端面と係合し、保持器の軸
    方向動きが規制されていることを特徴とする調和
    駆動装置用保持器付き転がり軸受。
JP19909383U 1983-12-27 1983-12-27 調和駆動装置用保持器付き転がり軸受 Granted JPS60107622U (ja)

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JP19909383U JPS60107622U (ja) 1983-12-27 1983-12-27 調和駆動装置用保持器付き転がり軸受

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JP19909383U JPS60107622U (ja) 1983-12-27 1983-12-27 調和駆動装置用保持器付き転がり軸受

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JPS60107622U JPS60107622U (ja) 1985-07-22
JPS642973Y2 true JPS642973Y2 (ja) 1989-01-25

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JP19909383U Granted JPS60107622U (ja) 1983-12-27 1983-12-27 調和駆動装置用保持器付き転がり軸受

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CN104321558B (zh) * 2013-05-08 2017-02-22 谐波传动系统有限公司 波动齿轮装置的波动产生器
DE112013002257T5 (de) * 2013-06-20 2015-07-09 Harmonic Drive Systems Inc. Verformungswellgetriebe
JP6604411B2 (ja) * 2018-09-20 2019-11-13 株式会社ジェイテクト 波動減速機用の玉軸受

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JPS60107622U (ja) 1985-07-22

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