JPS642420Y2 - - Google Patents

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JPS642420Y2
JPS642420Y2 JP1982093639U JP9363982U JPS642420Y2 JP S642420 Y2 JPS642420 Y2 JP S642420Y2 JP 1982093639 U JP1982093639 U JP 1982093639U JP 9363982 U JP9363982 U JP 9363982U JP S642420 Y2 JPS642420 Y2 JP S642420Y2
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JP
Japan
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core
coil
cover
rod
electrode
Prior art date
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JP1982093639U
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English (en)
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JPS58195412U (ja
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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はリードレス型固定インダクタ、いわゆ
るチツプインダクタの構造に関する。
近時各種の電子部品と同様に固定インダクタも
小型化されており、合成樹脂や磁器の基板の回路
パターンに直接電極が面接続されるチツプインダ
クタが用いられつつあるが、その大きさは1辺が
4mmから3mmの立方体に入る程度の非常に小さな
形状である。電極は線状あるいは板状の金属片を
コアの鍔に固着したり、又銀等を印刷焼付けや蒸
着して形成する。第1図には従来のチツプインダ
クタの1例が断面図で示してあるが、線材が巻回
されているドラムコアの下鍔30には底面31か
ら側面32にかけて断面がL字形になるように固
着された金属板により電極33が形成されてお
り、この電極33が半田デイツプされて直接回路
パターンに半田付けされる。巻回されたコイルの
リードは電極33にシリーズ抵抗溶接等により接
続される。
ところがチツプインダクタは前記したように微
小構造であるために製造時には種々の技術問題が
ある。例えば線材が巻回される焼結フエライトの
ドラムコアを小さく作ることが難しく特に鍔の一
部が欠ける事故が頻発することもその1つであ
る。又鍔に挾まれた1mmから2mm程度の狭い間隔
に所望のインダクタンスを得るために線径が0.05
mm前後の細い線材を数ターンから100ターン以上
もの範囲で自在に巻回することは容易ではなく、
線材が鍔にひつかかつて断線しやすく巻線工程を
自動化する場合に大きな障害となつていた。従つ
て歩留りも悪くチツプインダクタの量産は困難で
あつた。又コアにケースを装着することも難しか
つたので基板に実装した場合に特性が他の回路部
品の影響を受けやすく信頼性に乏しかつた。
本考案の目的はこのような種々の技術問題を解
決するために量産に適したチツプインダクタの構
造を提供することにある。
本考案のリードレス型固定インダクタは棒状部
分とその一端に一体に形成した不鍔からなる焼結
フエライトのコアと、あらかじめ巻回して成形し
てあり該棒状部分に挿通されたコイルと、フエラ
イト粉末を混入分散させた合成樹脂から形成され
ておりコイルを被い該コアに嵌合する上鍔を兼ね
たカバーからなることを特徴とする。
以下本考案のチツプインダクタの実施例を示す
第2図、第3図を参照しながら説明する。第2図
は分解斜視図であり、第3図は断面図である。
第2図、第3図において1はコイル、2はコ
ア、3はカバー、4は銅等により形成してある電
極である。コイル1はあらかじめ巻回してあり、
接着剤等を用いて形がくずれないようにしてあ
る。これはソルボン線(商品名)のような表面の
塗膜を一時的に溶かして固めることができる線材
を用いて巻回し加熱して固めてもよい。
コア2は平面的にほぼ四角形の下鍔5とその中
央に直立した断面が円形の棒状部分6とを一体に
して焼結フエライトから形成してあり、棒状部分
6の断面はコイル1の中央の孔7に挿通できる大
きさにしてある。下鍔5の底面側は平担な面8と
その面8を挾んで両側に1段低くなつた面9が形
成されている。そして面9には断面が角形で線状
の電極4が固着されている。電極4は面9に銀を
印刷焼付けした上に溶接により固着するとよく、
又その高さは面8よりもわずかに下側に出る程度
にしてある。
カバー3はフエライト粉末を混入分散させた合
成樹脂により平板をコ字形に折り曲げた形状に形
成してあり、上面10の裏側中央にはコアの棒状
部分6の先端を嵌めこむ凹部11が形成されてい
る。そして弾性を有しており先端12に力を加え
て矢印方向に動かすことにより側面13の間を多
少縮めたり広げることができ、この先端12をコ
アの面9と電極4の間に嵌めこんでカバー3をコ
ア2に嵌合させたり取りはずすことを容易に行い
得る。第3図のようにコアの棒状部分6の先端を
凹部11に嵌めこみカバー3がコア2に嵌合して
いる時、上面10は上鍔の役割をする。棒状部分
6を挿通してあるコイル1のリード35は下鍔の
溝14を通して電極4に溶接や半田付けにより接
続されている。
なおカバー3のフエライト粉末の量は重量比で
60%から90%程度の範囲で混入分散させるのが良
く、チツプインダクタの要求される特性に応じて
種々変化させ得ることは言うまでもない。又、合
成樹脂はウレタン系等の合成樹脂を用いるとよ
い。
第4図、第5図は本考案のチツプインダクタの
他の実施例を示す夫々分解斜視図と断面図であ
る。
第4図、第5図において、14はコイル、15
はコア、16はカバー、17は電極である。コイ
ル14はコイル1と同様にあらかじめ巻回してあ
り、接着剤等を用いて形がくずれないように成形
してある。焼結フエライトのコア15は下鍔18
とその中央に直立した断面が円形の棒状部分19
とを1体に形成してある。下鍔18の上側には平
担な四角形の面20と、その面20を挾んで両側
に1段低くなつた面21が形成されている。そし
て面20と面21の間の段差面22は垂直ではな
くて面20の下側にく字形に入り込んでいる。棒
状部分19は面20の中央に突出している。下鍔
18の底面側は平担であるが、面21の下側に対
応する位置には銀を印刷焼付けすることにより金
属膜36が被着されている。カバー16はフエラ
イト粉末を混入分散させた合成樹脂により板をコ
字形に折り曲げた形状に形成してあり、上面23
の裏側中央にはコアの棒状部分19の先端を嵌め
こむ凹部24が形成されている。又上面23の表
側中央は1段高くなつており、その高くなつた面
25の両側に低くなつた面26が形成されてい
る。そしてコアの先端27に力を加えて矢印方向
に動かすことにより側面28の間を多少縮めたり
広げることができ、この先端27をコアの段差面
22と面21の間に嵌めこんでカバー16をコア
15に嵌合させたり取りはずすことを容易に行い
得る。平板をコ字形に折り曲げた形状の電極17
はカバーの側面28に当接し、カバーの面26と
コアの下鍔18の底面側を挾み込むようにして固
定される。電極17は下側を金属膜36に溶接
し、上側を面26で接着剤を用いて固着するとよ
い。第5図のようにコアの棒状部分19の先端を
凹部24に嵌めこみ、カバー16がコア15に嵌
合している時、カバーの上面23は上鍔の役割を
する。棒状部分19を挿通してあるコイル14の
リード29は下鍔の溝34を通つて電極17に接
続される。これはリード29を金属膜36に溶接
接続し、その上に電極17を固着するとよい。な
お、実施例におけるカバーの形状はコ字形にして
あるが、いずれの側からもコイルを被えるように
箱形にすることもできる。又カバー上面の凹部は
必ずしも必要としない。
さらに上記実施例はコイルは1つだけ用いたも
のを説明したが2つ以上のコイルを組合せて変成
器として構成することもできる。その時は電極も
3つ以上形成すればよい。
以上述べたように本考案のチツプインダクタは
あらかじめ成形してあるコイルをコアと組合せ、
フエライト粉末を混入分散させた合成樹脂のカバ
ーでコイルを被うようにしてある。コアはコイル
が嵌めこめるように棒状部分と1つの鍔だけを有
する簡単な形状でよく製造も容易である。又コイ
ルはコアとは別にして巻回されているのでコアの
鍔による断線事故を完全に防ぐことができる。さ
らに本考案のチツプインダクタはコイルを被う合
成樹脂のカバーを弾性を利用して簡単に変形して
コアに嵌合できる閉磁路構造である。従つて基板
に実装された場合でも他の回路部品から電磁気的
な影響を受けて特性が不安定になることもない
し、自身の漏洩磁束が周囲の回路部品に悪影響を
与えることもない。無論Qの値も向上する。しか
も外装を兼ねることもできるので一石二鳥の効果
がある。
かくして本考案のチツプインダクタは製造時に
コアが破損したり、コイルの断線事故が生ずるこ
ともなく歩留りも向上する。そして安価になると
共に物理的な強度の面でも電気的な面でも信頼性
が向上するのできわめて実用性が高い。
【図面の簡単な説明】
第1図:従来のチツプインダクタの断面図、第
2図、第3図:本考案のチツプインダクタの実施
例を示す夫々分解斜視図と断面図、第4図、第5
図:本考案のチツプインダクタの他の実施例を示
す夫々分解斜視図と断面図。 1,14:コイル、2,15:コア、3,1
6:カバー、4,17:電極、5,18:下鍔、
6,19:棒状部分、7:孔、8,9,20,2
1,25,26:面、10,23:上面、11,
24:凹部、12,27:先端、13,28:側
面、14,34:溝、22:段差面、29,3
5:リード、36:金属膜。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 棒状部分と下鍔からなる焼結フエライトのコア
    と、あらかじめ巻回して成形してあり該棒状部分
    に挿通されたコイルと、フエライト粉末を混入分
    散させた合成樹脂から形成されておりコイルを被
    い該コアに弾性を利用して嵌合する上鍔を兼ねた
    カバーからなることを特徴とするリードレス型固
    定インダクタ。
JP9363982U 1982-06-22 1982-06-22 リ−ドレス型固定インダクタ Granted JPS58195412U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9363982U JPS58195412U (ja) 1982-06-22 1982-06-22 リ−ドレス型固定インダクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9363982U JPS58195412U (ja) 1982-06-22 1982-06-22 リ−ドレス型固定インダクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58195412U JPS58195412U (ja) 1983-12-26
JPS642420Y2 true JPS642420Y2 (ja) 1989-01-20

Family

ID=30224573

Family Applications (1)

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JP9363982U Granted JPS58195412U (ja) 1982-06-22 1982-06-22 リ−ドレス型固定インダクタ

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57916B2 (ja) * 1973-12-28 1982-01-08
JPS5753616B2 (ja) * 1975-06-30 1982-11-13

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57916U (ja) * 1980-06-02 1982-01-06
JPS5753616U (ja) * 1980-09-12 1982-03-29

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57916B2 (ja) * 1973-12-28 1982-01-08
JPS5753616B2 (ja) * 1975-06-30 1982-11-13

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JPS58195412U (ja) 1983-12-26

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