JPH0512976Y2 - - Google Patents

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JPH0512976Y2
JPH0512976Y2 JP1987085325U JP8532587U JPH0512976Y2 JP H0512976 Y2 JPH0512976 Y2 JP H0512976Y2 JP 1987085325 U JP1987085325 U JP 1987085325U JP 8532587 U JP8532587 U JP 8532587U JP H0512976 Y2 JPH0512976 Y2 JP H0512976Y2
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core
face
electrode
coil
lead wire
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、インダクタに関し、さらに詳しく
いうと、リード線の無いチツプ状のインダクタに
関する。
[従来の技術] 従来のチツプ型インダクタは、第7図で示すよ
うに、両端にフランジ2を有するドラム状のコア
1と、このフランジ2の間の捲線部3に巻装され
たコイル5と、前記コア1の両端に固着された金
属製の電極端子6とからなる。コイル5の引出線
8はコア1の両端へ引き出され、フランジ2の中
央から突出した突起7の基端部に巻回され、半田
付け等の手段によつて固着されている。さらに、
このコイル5からコア1のフランジ2にわたるイ
ンダクタの周面が樹脂等による絶縁被膜9で覆わ
れている。
このチツプ型インダクタでは、電極端子6とコ
ア1の間にギヤツプが形成されると共に、該電極
端子6がそれから突設した前記突起7をコア1の
両端面に設けた穴の中に嵌め込むことによりコア
3に固定されていた。
[考案が解決しようとする問題点] 前記チツプ型インダクタに於て、電極端子6は
径の細い突起7のみによつてコア1と結合されて
いる。しかも、前記突起7にコイル5の引出線8
を接続しなければならないため、コア1と電極端
子6との間隔を十分とらなければならない。この
ため、コア1に対する電極端子6の高い強度が得
られず、配線基板に搭載する際、前記突起7がコ
ア1の穴4から抜けたり、折れて、電極端子6が
脱落する等のトラブルが多々発生する。
また、コイル5の引出線8は、捲線部3に円周
方向に巻かれたコイル5の巻き終わり側がコア1
の外側に引き出され、突起7に巻き付けられるた
め、コイル5の巻き終わり部分が解けて、巻き緩
みが起こりやすい。他方、この巻き緩みを防止す
るため、引出線8を強く引き締めると、引出線8
は、コア1の中間の捲線部3より径の大きいフラ
ンジ2の外周を越えて、その外側に引き出されて
いるため、電極端子6の外周縁等での急激な曲が
りにより、同引出線8が断線しやすい。
この考案は、従来のインダクタにおける前記の
問題点を解決し、電極端子とコアとの高い固着強
度が得られ、コイルの引出線の処理が容易であ
り、加えて、コイルから引出線が引き出された部
分での断線や巻き緩みが起こりにくいインダクタ
を提供することを目的とする。
[問題を解決するための手段] 第1図〜第6図で示した符号を引用しながら、
この考案の構成を説明すると、この考案によるチ
ツプ型インダクタは、ドラム状のコア11と、同
コア11の中間部に巻装されたコイル14と、前
記コア11の両端に固着された金属製の電極端子
15とからなる。
電極端子15は非磁性金属からなり、平坦な端
面を有し、この端面から突起18が突出された接
合部25と、この接合部25側よりやや径が大き
く、端面から引出線巻付軸23が突出された電極
部26とで形成されている。この電極端子は、そ
の接合部25の端面から突設された突起18をコ
ア11の端面に形成された穴17に嵌め込んで固
着し、かつ接合部25側の平坦な端面をコア11
の端面に密着させてコア11の端部に取り付けら
れている。
また、前記コイル14から引き出された引出線
16は、接合部25の外周に巻き付けられ、さら
に接合部25から電極部26の外側へ引き出さ
れ、かつ電極部26の端面から突出した引出線巻
付軸23に巻き付けられている。そして、電極部
26の少なくともこの引出線16が巻き付け部分
が金属21で覆われている。
[作用] この考案によるインダクタでは、電極端子15
が突起18をコア11の穴17に嵌め込んだだけ
でなく、その接合部25の平坦な端面をコア11
の端面に密着させて固定しているため、例えば、
第3図に於て矢印で示すような力が電極端子15
に加わつた場合、コア11の端面から受ける反力
によつて、この力に対抗できる。このため、高い
固着強度が得られる。
一方、コイル14の引出線16は、電極端子1
5の外側に引き出し、引出線巻付軸23に巻き付
けられて固着されるため、固着作業も容易に行え
る。そして、コイル14から引き出された引出線
16は、まず一旦電極端子25の内側の径の細い
接合部25の外周に巻き付けられ、さらに接合部
25の外周からそれより僅かに径の大きな電極部
26の外周を越えてその外側へ引き出されるた
め、特定の個所が急な角度で折り曲げられず、断
線等が起こりにくい。しかも、引出線16のコイ
ル14の巻き終わり部分から導出された部分が接
合部25と電極部26との外周に巻き付けられた
状態で保持されるため、コイル14の巻き終わり
部分が解けて、巻き緩むことがない。
[実施例] 次に、第1図〜第6図を参照しながら、この考
案の実施例について説明する。
第1図〜第3図で示すように、コア11は一般
にフエライトの焼結体等の軟磁性体で作られ、両
端側の径の太いフランジ12と中間部の一段径が
細くなつた捲線部13とからなる。また、このコ
ア11の両端面は平坦であり、その中心に穴17
が開設されている。前記捲線部13にコイル14
が巻装され、その引出線16がコア11の両端側
へ引き出されている。
電極端子15は、銅、アルミニウム、鉛、亜
鉛、金、銀等の非磁性金属からなり、接合部25
と電極部26とが一体的に形成されている。な
お、電極端子15がアルミニウム、鉛、亜鉛等、
半田付性の悪い金属からなるときは、その表面に
半田付性の良い銅メツキを施して使用する。
前記接合部25の端面は平坦であり、その中心
からは前記穴17に適合する突起18が突出され
ている。図示の突起18の周面には、接着剤等に
よる固着を確実にする為の溝27が形成されてい
る。電極部26は前記接合部25りやや径が大き
く、その中心から引出線巻付軸23が突出されて
いる。この引出線巻付軸23は基端側が断面多角
形(図示の場合は四角形)で、先端側が円形であ
る。
第2図で示すように、電極端子15の突起18
が前記コア11の穴17に嵌合されると共に、接
着剤で固着され、接合部25の端面がコア11の
端面に密着している。コイル14の引出線16が
接合部25の外周にコイルの巻きと同じ方向に3/
4周程度巻き付けられ、さらに接合部25と電極
部26の外周の段部を越えて、その外側に引き出
され、引出線巻付軸23の基端部に数回巻きつけ
られている。この接合部25に引出線16を巻き
付ける範囲は、1/4周から1周未満が適切である。
さらに、第3図で示すように前記引出線16の
引出線巻付軸23への巻き付け部分を含む、電極
端子15の露出した部分が金属21で覆われる。
図示の場合、引出線巻付軸23の先端側は金属2
1と同一端面上で切除されているが、引出線巻付
軸23の切断面が金属で覆われる場合もある。
前記金属21としては、半田付けしやすいもの
を選択する。特に、半田そのものを使用すれば、
配線基板の接続用電極(図示せず)の上に前記電
極端子15を置き、半田である金属21を一旦溶
融させて再硬化させるだけで、電極端子15の半
田付けを行うことができる。
一方、両電極端子15の接合部25と、その間
のコア11の外周が、樹脂製の絶縁被膜20で一
体的に覆われている。
第4〜第6図は電極端子15の各種実施様態を
示したものである。
第1図〜第3図で示した実施例では、電極部2
6の端面が平坦であるが、第4図で示した電極端
子15の端面は、引出線巻付軸23の基部を中心
として放射状に形成された突条29を有する。こ
の突条29は引立線16の滑りを防ぐと同時に、
金属21の固着を良好にする。この他に、例えば
電極部26の端面に凹凸模様等を形成しても同様
の作用が得られる。
第5図で示した電極端子15は基本的には前述
したものと同じものであるが、電極部26と接合
部25との連続する部分にテーパー面28が形成
されている点が異なる。また、第6図で示した電
極端子15は、接合部25の端面から電極部26
にわたつて、連続する部分にテーパー面28が形
成されている。なお、これらの場合に於ても、電
極部26の端面に突条29や凹凸模様等を形成す
ることも出来ることはもちろんである。
前記のようなテーパー面28を形成することに
より、緊張させた引出線16が該テーパー面28
に密着するため、その浮きが防止される。さら
に、絶縁被膜20の密着面積も増大し、該絶縁被
膜20を安定させることができる。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案によれば電極端
子15とコア11との間で高い固着強度が得ら
れ、コイル14の引出線16の処理も容易であ
り、その端部を確実に固着できる。加えて、コイ
ルの引出線の断線やコイルの巻き終わり部分の巻
き緩みが起こりにくいため、信頼性の高いチツプ
型インダクタが提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案によるチツプ型インダクタ
のコイルを半断面した分解斜視図、第2図は同イ
ンダクタの半完成状態の縦断側面図、第3図は同
インダクタの完成状態を示す縦断側面図、第4図
〜第6図は同インダクタの電極端子の各種実施態
様を示す斜視図、第7図はインダクタの従来側を
示す縦断側面図である。 11……コア、14……コイル、15……電極
端子、16……コイルの引出線、17……穴、1
8……突起、21……金属、25……電極端子の
接合部、26……電極端子の電極部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ドラム状のコア11と、同コア11の中間部に
    巻装されたコイル14と、前記コア11の両端に
    固着された金属性の電極端子15とからなり、前
    記コイル14の引出線16が電極端子15に接続
    されたインダクタにおいて、電極端子15が平坦
    な端面を有し、該端面から突起18が突出された
    接合部25と、該接合部25側よりやや径が大き
    く、端面から引出線巻付軸23が突出された電極
    部26とで形成された非磁性金属からなり、前記
    接合部25の端面から突設された突起18をコア
    11の端面に形成された穴17に嵌め込んで固着
    し、かつ接合部25側の平坦な端面をコア11の
    端面に密着させ、前記コイル14から引き出され
    た引出線16を接合部25の外周に巻き付け、さ
    らに引出線16を電極部26の外側へ引き出し、
    かつこれを電極部26の端面から突出した引出線
    巻付軸23に巻付け、少なくとも同巻き付け部分
    を金属21で覆つたことを特徴とするチツプ型イ
    ンダクタ。
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JP5838614B2 (ja) * 2011-06-27 2016-01-06 株式会社村田製作所 巻線型コイル

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JPS6020118B2 (ja) * 1976-04-26 1985-05-20 株式会社神戸製鋼所 高張力鋼のtig溶接用鋼ワイヤ

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