JPS642006Y2 - - Google Patents

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JPS642006Y2
JPS642006Y2 JP1983010110U JP1011083U JPS642006Y2 JP S642006 Y2 JPS642006 Y2 JP S642006Y2 JP 1983010110 U JP1983010110 U JP 1983010110U JP 1011083 U JP1011083 U JP 1011083U JP S642006 Y2 JPS642006 Y2 JP S642006Y2
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wall panel
panel
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connecting plate
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JP1983010110U
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【考案の詳細な説明】 この考案は、組立建築物における建具を備えて
いない外壁用パネルや建具を備えている外壁用パ
ネル等の外壁用パネルの上部を着脱自在に取付け
る構造に関するものである。
従来、組立式建築物における外壁パネルや建具
付きパネル等の外壁用パネルの設置手段として
は、第1図に示すように、屋根パネル10を外壁
用パネル1から外側に長く延長して、外壁用パネ
ル1の上端面と屋根パネル10の下面との間から
の雨水侵入を防止する手段が知られている。
この手段の場合は、各外壁用パネル間に厚さの
差異があつても支障なく取付けを行なうことがで
きるが、防水のために屋根パネル10の突出長さ
を相当長くする必要があり、そのため屋根パネル
が長くなつて運搬上不便であると共に取扱中に破
損する恐れがあり、しかもコスト高になり、さら
に組立建築物ユニツトを相互に連結する場合、各
ユニツトの屋根パネルの突出端部が突き当たり、
各ユニツトの外壁用パネル1を近接させることが
できないので、連棟とすることは困難である。
この対策としては、第2図に示すように屋根パ
ネル10の下面と外壁用パネル1の外面とにわた
つて水切り材11を取付けるか、あるいは第3図
に示すように屋根パネル10と外壁用パネル1と
の接合部に、コーキング材またはシール材12を
施し、かつ屋根パネル10の下面に水切り材11
を取付けることが考えられるが、この場合は施工
が煩雑であると共に、外壁用パネルを簡単に取外
すことができないという問題がある。
さらに第4図に示すように、屋根パネル10の
端面を外壁用パネル1の外面とほぼ同一平面上に
配置し、かつ屋根パネル10の端部上面と外壁用
パネル1の上端部外面とにわたつて雨押え材13
を被せて固定することも考えられる。
しかし、この場合は雨押え材における外壁用パ
ネル外面からの突出寸法を交換使用する外壁用パ
ネル1の最大厚さよりも若干大きくしておかねば
ならず、そのため薄い外壁用パネルを使用すると
雨押え材13と外壁用パネル1の外面との間に間
隙が生じ、雨水侵入の原因となる。
これを避けるためには、第5図に示すように雨
押え材13と外壁用パネル1との重なり長さを長
くするか、第6図に示すように屋根パネル10の
端部を外壁用パネル1の外面から若干突出させ
て、外壁用パネル1と屋根パネル10との接合部
にコーキング材またはシール材12を施して雨水
の侵入を防止すればよいが、前者の場合は、広巾
の雨押え材13が外部に露出するので外観を損ね
るという問題があり、また後者の場合は、施工が
煩雑であると共に外壁用パネルを簡単に取外すこ
とができないという問題がある。
この考案は前述の問題を有利に解決した組立建
築物における外壁用パネル取付構造を提供するこ
とを目的とするものである。
次にこの考案を図示の例によつて詳細に説明す
る。
第7図および第8図はこの考案の第1実施例を
示すものであつて、建具を備えていないパネルま
たは建具付きパネル等の外壁用パネル1の上端部
の室内側に、そのパネルの上端面2よりも下方に
偏位している連結板3を有する断面逆L字状の鋼
製下部連結部材4が配置され、その下部連結部材
4はパネル巾方向に延長するように配置されてブ
ラインドリベツトからなる固着具14により固定
され、かつ屋根パネル10に連設された上部外壁
パネル15の室内側には、そのパネルの支承下面
5よりも下方に偏位している連結板6を有する断
面コ字状の鋼製上部連結部材7が配置され、その
上部連結部材7は上部外壁パネル巾方向に延長す
るように配置されてブラインドリベツトからなる
固着具16により固定され、また前記上部外壁パ
ネル15の支承下面5にその長手方向に延長する
中空のゴム製防水クツシヨン材8が接着剤等によ
り固定され、かつ前記各連結板3,6にはボルト
挿通用透孔17が設けられている。
前記外壁用パネル1の上端面2は防水クツシヨ
ン材8の下部に当接され、かつ下部連結部材4の
連結板3と上記連結部材7の連結板6とは前記透
孔17に挿通されたボルト9により締付結合さ
れ、かつそのボルト9の締付力により前記上端面
2と支承下面5との間で防水クツシヨン材8が締
付けされて圧縮されている。また外壁用パネル1
の下端部は土台フレーム18に対しドリルビス1
9により固定される。
第9図および第10図はこの考案の第2実施例
を示すものであつて、建具を備えていないパネル
または建具付きパネル等の外壁用パネル1の上端
部の室内側に、そのパネルの上端面2よりも上方
に偏位している連結板3を有する断面逆L字状の
鋼製下部連結部材4が配置されてブラインドリベ
ツトからなる固着具14により固定され、かつ上
部外壁パネル15の室内側には、そのパネルの支
承下面5よりも上方に偏位している連結板6を有
する断面コ字状の鋼製上部連結部材7が配置され
てブラインドリベツトからなる固着具16により
固定されているが、その他の構成は第1実施例の
場合と同様である。
次にこの考案の第1実施例に係るパネル取付構
造と、上下のパネルをそれらの接合部付近で連結
したパネル取付構造とを、取付強度について比較
する。
第11図に示すこの考案の第1実施例に係るパ
ネル取付構造と、第12図に示すように、パネル
接合部付近に連結板3,6および固着具14を有
するパネル取付構造とにおいて、外壁パネルに曲
げモーメントMが作用したとき、固着具14に作
用する引抜力をNとする。
このとき垂直板25A,25Bとパネルとの接
触面には、パネルの変形に応じたテコ反力が発生
する。このテコ反力の合力をN′とし、NとN′と
の作用点間距離をAとすると、N=N′で偶力N
×Aが曲げモーメントMに抵抗することになる。
すなわち、M=N×Aである。
第11図において、MをM1、NをN1、AをA1
とし、第12図において、MをM2、NをN2、A
をA2とすると、M1=M2のとき、N1×A1=N2×
A2、A1≫A2であるから、N1≪N2となり、した
がつて、第11図の場合は、第12図の場合に比
べて大きな連結部耐力が得られる。
この考案を実施する場合、前記外壁用パネルお
よび屋根パネルとしては例えば硬質発泡ウレタン
とその両面に一体に積層された鋼板とからなる断
熱パネルが用いられる。また下部連結部材4およ
び上部連結部材7とパネルとを固定する固着具1
4,16としては、ブラインドリベツトに代えて
ドリルビスその他の固着具を使用してもよい。
この考案によれば、単に外壁用パネル1の上端
面2を、組立建築物における上部外壁パネル15
の支承下面5に対し防水クツシヨン材8を介して
対向させ、かつ外壁用パネル1の室内側に固着具
14により固定された下部連結部材4における連
結板3と、組立建築物における上部外壁パネル1
5に固着具16により固定された上部連結部材7
の連結板6とを、ボルト9により締付結合すると
いう簡単な作業を行なうことにより、外壁用パネ
ル1の上端部を容易にかつ迅速に取付けることが
でき、さらに厚さの異なる外壁用パネルをも支承
なく取付けることができ、しかも前記ボルト9を
締付けることにより、各連結部材4,7を相互に
結合すると共に防水クツシヨン材8をも締付ける
ことができ、そのため外壁用パネル1の取付後に
防水作業を行なう必要はなく、かつ防水クツシヨ
ン材8を圧縮して防水性能を向上させることがで
きるので、屋根パネル10を長く突出させること
なく容易に完全な防水性を付与することができる
と共に、厚さの異なる外壁用パネルに対しても同
じ防水性および気密性を確保することができる。
また各連結部材4,7相互の接合部と、外壁用パ
ネル1の上端面2および前記支承下面5の接合部
とが、上下方向に偏位して配置され、すなわち室
内側の接合部と室外側の接合部とが同一レベルで
重ならないように配置され、かつ前記下部連結部
材4および上部連結部材7のうちの一方の連結部
材の垂直板25が前記外壁用パネル1の室内側の
面および前記上部外壁パネル15の室内側の面に
わたつて延長しているので、各連結部材4,7相
互の接合部と、外壁用パネル1の上端面2および
前記支承下面5の接合部とが、同一レベルで重な
つている場合に比べて、外壁用パネルの上端部の
取付強度を向上させることができ、さらに単にボ
ルト9を外すことにより、建築物が建つたままで
も、任意の位置の外壁用パネルを着脱交換するこ
とができるので、窓や出入口の位置を必要に応じ
て容易に変更することができ、かつ破損した外壁
用パネルの交換をも容易に行なうことができ、さ
らに各連結部材4,7は室内側に配置されている
ので、組立建築物の外観を損ねない等の効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は従来の外壁用パネルの設
置状態を示す概略側面図である。第7図はこの考
案の第1実施例に係る外壁用パネル取付構造を示
す縦断側面図、第8図はその一部を分解して示す
拡大縦断側面図である。第9図はこの考案の第2
実施例に係る外壁用パネル取付構造を示す縦断側
面図、第10図はその分解縦断側面図である。第
11図はこの考案の第1実施例のパネル取付構造
の強度説明図、第12図はパネル接合部付近に連
結部を有するパネル取付構造の強度説明図であ
る。 図において、1は外壁用パネル、2は上端面、
3は連結板、4は金属製下部連結部材、5は支承
下面、6は連結板、7は金属製上部連結部材、8
は防水クツシヨン材、9はボルト、10は屋根パ
ネル、14は固着具、15は上部外壁パネル、1
6は固着具、17はボルト挿通用透孔である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外壁用パネル1の上端部の室内側に、外壁用パ
    ネル1の上端面2よりも上下方向に偏位している
    連結板3を有すると共にパネル巾方向に延長して
    いる金属製下部連結部材4が固着具14により固
    定され、組立建築物における上部外壁パネル15
    の室内側に、前記上端面2に対向する支承下面5
    よりも上下方向に偏位している連結板6を有する
    と共に上部外壁パネル巾方向に延長している金属
    製上部連結部材7が固着具16により固定され、
    外壁用パネル1の上端面2と前記上部外壁パネル
    15の支承下面5との間に防水クツシヨン材8が
    介在され、前記下部連結部材4の連結板3および
    上部連結部材7の連結板6がそれらにわたつて挿
    通されたボルト9により結合されると共に、その
    ボルト9の締付力により前記防水クツシヨン材8
    が締付けられ、前記下部連結部材4および上部連
    結部材7のうちの一方の連結部材の垂直板25が
    前記外壁用パネル1の室内側の面および前記上部
    外壁パネル15の室内側の面にわたつて延長して
    いることを特徴とする組立建築物における外壁用
    パネル取付構造。
JP1011083U 1983-01-28 1983-01-28 組立建築物における外壁用パネル取付構造 Granted JPS59117701U (ja)

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JPS59117701U JPS59117701U (ja) 1984-08-08
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