JPS641773B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS641773B2
JPS641773B2 JP59221373A JP22137384A JPS641773B2 JP S641773 B2 JPS641773 B2 JP S641773B2 JP 59221373 A JP59221373 A JP 59221373A JP 22137384 A JP22137384 A JP 22137384A JP S641773 B2 JPS641773 B2 JP S641773B2
Authority
JP
Japan
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contact lenses
solution
cleaning
enzyme
protease
Prior art date
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Expired
Application number
JP59221373A
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English (en)
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JPS60121416A (ja
Inventor
Ogunbii Rei
Maachin Riidohamaa Toomasu
Zabiia Sumisu Furanshisu
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Bausch and Lomb Inc
Original Assignee
Bausch and Lomb Inc
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Filing date
Publication date
Family has litigation
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Publication of JPS60121416A publication Critical patent/JPS60121416A/ja
Publication of JPS641773B2 publication Critical patent/JPS641773B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/0005Other compounding ingredients characterised by their effect
    • C11D3/0078Compositions for cleaning contact lenses, spectacles or lenses
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L12/00Methods or apparatus for disinfecting or sterilising contact lenses; Accessories therefor
    • A61L12/02Methods or apparatus for disinfecting or sterilising contact lenses; Accessories therefor using physical phenomena, e.g. electricity, ultrasonics or ultrafiltration
    • A61L12/04Heat
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/16Organic compounds
    • C11D3/38Products with no well-defined composition, e.g. natural products
    • C11D3/386Preparations containing enzymes, e.g. protease or amylase
    • C11D3/38609Protease or amylase in solid compositions only

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明はレンズ洗浄の改良方法に関する。更に
具体的には、本発明は、酵素的洗浄剤を使用する
コンタクトレンズの洗浄及び殺菌(又は、消毒殺
菌)の改良方法であつて、工程を完了するのに必
要な時間間隔を有意に減少することができ、これ
によつて装着者に対して大きな融通性及び便利性
を提供する改良方法に関する。 〔従来の技術〕 コンタクトレンズを装着する通常の過程におい
ては、タンパク様、油状及び皮脂状の物質から成
る涙のフイルム及び断片がレンズ表面上に堆積及
び付着する傾向がある。日常的な手入れの一部分
として、親水性ゲルレンズ又はソフトコンタクト
レンズは、例えば、前記の涙のフイルムの堆積物
や断片を除去するために、洗浄する必要がある。
洗浄せずに、除去が行なわれない場合には、レン
ズの湿潤性及び光学的透明度の両者が減少するこ
とになりかねない。前記堆積物の組成は主にタン
パク様物質であるので、タンパク分解型酵素を主
に含有する酵素洗浄溶液が広く使用されている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 大部分の酵素的洗浄剤は効能がありしかも安全
であるものと一般に考えられているが、使用者に
不便をもたらす一定の欠点を有している。従来、
酵素的洗浄剤によつてコンタクトレンズを洗浄す
る方法は、2つの主要工程を含んでいた。第1工
程は洗浄段階から成り、ここにおいて汚れた(又
は、被覆された)レンズを、酵素溶液中で、雰囲
気温度状態下(すなわち、コールドソーキング)
で、少なくとも2時間から12時間までそして場合
により1晩の期間に亘り、ソーキングして有効な
洗浄を達成する。洗浄工程の終了時に、レンズを
殺菌する必要がある。殺菌は通常、80℃の温度
に、少なくとも10分間、レンズをさらす必要があ
る。これは、最初にレンズをレンズ貯蔵ケース内
において第2溶液例えば保存した等張滅菌塩溶液
によつて浸漬し、続いて加熱殺菌ユニツト内で無
菌状態にすることによつて実施する。前記のユニ
ツトは、通常約1時間で完了する加熱サイクルを
有している。従つて、酵素的洗浄剤を使用してソ
フトコンタクトレンズを洗浄し殺菌するのに必要
な時間は13時間にまで及ぶことがあり得る。従つ
て、酵素的洗浄剤でコンタクトレンズを洗浄する
短縮した一層便利な手段であつて、融通性の程度
が極めて大きい手段に対する需要が存在する。 本発明は、60分間又はそれ以下の有意に減少し
た期間において、酵素溶液中で単一工程で実際の
洗浄及び殺菌を実施する、コンタクトレンズの酵
素的洗浄の、複雑性がより少なくそして便利性が
より大きい手入れ法を提供する。本発明方法は、
サイクルが終了する時までには活性酵素を同時に
非活性化するという追加的利点を提供する。使用
者にとつて一層便利であるという要素の他に、酵
素的洗浄の改良法は経済的でもある。なぜなら、
たつた1種類のレンズ処理溶液(又は、レンズケ
ア溶液)が必要なだけであるからである。これに
対して、従来法では、洗浄溶液と他のすすぎ(又
は、リンス)溶液との両者が必要であつた。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、単一工程で同一溶液内において、レ
ンズを殺菌しそして酵素が有効洗浄を行なうこと
ができるのに充分な温度に、タンパク分解酵素水
溶液中で、レンズを加熱することから成る、タン
パク様の涙フイルム堆積物及び断片を含むコンタ
クトレンズの処理方法に関する。加熱段階におい
ては、酵素洗浄溶液中でレンズを100℃未満の温
度にまで加熱し、これを例えば通常15分間未満の
間維持し、そして次に室温に冷却されるにまかせ
る。 本発明方法は、コンタクトレンズの洗浄に有用
な大部分の酵素製品〔タンパク分解酵素、炭水化
物分解(carbolytic)酵素及び脂質分解酵素、そ
れらの単独又は組合せを含む〕に応用することが
できる。前記酵素としては、植物、動物又は微生
物源から誘導したプロテアーゼ、アミラーゼ及び
リパーゼが含まれる。代表例としては、ごくわず
かだけ挙げれば、パパイン及びパンクレアチンの
ような酵素が含まれる。本明細書に記載の単一工
程酵素的洗浄方法は、バシラス(Bacillus)及び
ストレプトマイセス(Streptomyces)細菌並び
にアスペルギルス(Aspergillus)糸状菌から誘
導した微生物性プロテアーゼ及びアミラーゼによ
つて調製した洗浄溶液に応用することもできる。 以下、本発明の好ましい態様について説明す
る。 本発明は、コンタクトレンズを洗浄殺菌する新
規の方法に関する。前記の方法は大部分のコンタ
クトレンズ、例えばハードレンズ、ソフトレンズ
及び新式のハードガス透過性型コンタクトレンズ
例えば米国特許第4327203号明細書に記載のもの
に対して使用することができる。本発明は、水分
55%以上を含有し一般に長期装着レンズと称され
ているソフトレンズにも関連する。本明細書にお
いて「ソフトコンタクトレンズ」とは、小量の力
の下で容易にたわみそして力を除いたときに元の
形に戻るコンタクトレンズを一般に指すものとす
る。代表的には、ソフトコンタクトレンズは、好
ましい調製物においてはエチレングリコールジメ
タクリレートによつて架橋した、ポリ(ヒドロキ
シエチルメタクリレート)から調製する。便宜
上、前記ポリマーは一般にPHEMAとして知ら
れている。ソフトコンタクトレンズは、例えばジ
メチルポリシロキサンで架橋したシリコンポリマ
ーからも作る。眼の角膜だけを覆う通常の「ハー
ドコンタクトレンズ」は、エチレングリコールジ
メタクリレートで架橋したポリ(メチルメタクリ
レート)から通常成る。 同じ溶液中において単一工程でコンタクトレン
ズを洗浄殺菌する改良方法は、有効で安全で非毒
性の酵素含有溶液中でレンズを加熱することによ
つて実施する。前記の単一工程法は、通常、60分
間又はそれ以下でコンタクトレンズを洗浄し殺菌
する。 前記の洗浄溶液は、タンパク分解酵素、炭水化
物分解酵素及び脂質分解酵素を、単独で又は組合
せで含んでいることができる。前記の酵素として
は、植物源、動物源並びに微生物(細菌及び糸状
菌を含む)から誘導されるものが含まれる。代表
例としては、以下のものに限定するわけではない
が、パパイン、キモパパイン、パンクレアチン、
ペプシン、トリプシン、キモトリプシン、プロテ
アーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、フイシン、ブロ
メリン、ストレプトキナーゼ、ストレプトドルナ
ーゼ等が含まれる。バシラス及びストレプトマイ
セス細菌並びにアスペルギルス糸状菌から誘導し
たプロテアーゼ及びアミラーゼも、本発明による
単一工程洗浄殺菌法において良好に実施できるこ
とが見出された。微生物性プロテアーゼ及びアミ
ラーゼ及び場合によりリパーゼから主として調製
する酵素洗浄溶液は、我々の同日付の別途出願で
ある特許願(2)に記載されている。例えば、バシラ
ス・サブチリス(B.subtilis)及びアスペルギル
ス・ニガー(Aspergillus niger)から誘導した
プロテアーゼ及びアミラーゼは、レンズを傷めず
に、眼の分泌物及び涙からもたらされるタンパク
質及び炭水化物フイルムを有効に除去する。前記
の酵素は実質的に臭いがなく、アレルギー誘発性
でなく、活性剤/安定剤を必要とせず、そして水
溶液中に完全に溶解する。前記の細菌性酵素は、
例えば、米国ニユージヤージ州キーポート
(Keyport)のEnzyme Development
Corporationから商品名Enzeco〔これには、食品
等級のProtease AP が含まれる〕として容
易に入手することができる。他の等級の細菌性プ
ロテアーゼは市販されており、本明細書に記載の
方法に適している。 前記の単一工程洗浄殺菌方法は、酵素洗浄剤水
溶液中にレンズを浸漬することによつて実施す
る。本発明の目的には、「水溶液」は水を含んで
いるが、好ましくは、張度剤(tonicity agent)
で調整して0.9%塩化ナトリウム溶液又は2.5%グ
リセリン溶液と均等な正常な涙液流体の浸透圧に
接近させた溶液である。酵素水溶液は、これを等
張性にして、レンズの洗浄殺菌及び再装着後に、
レンズの使用者に対して潜在的な不快感を与えな
いようにすることが好ましい。 酵素水溶液は、酵素と相容性であつて酵素の存
在下で沈澱しない防腐剤(又は、保存剤)を含有
していることが好ましく、前記防腐剤は、約
0.00001〜約0.5重量%そして好ましくは約0.0001
〜約0.1重量%の範囲の濃度から成る。適当な防
腐剤としては、以下のものに限定するものではな
いが、チメロサール、ソルビン酸、1,5−ペン
タンジアール、アルキルトリエタノールアミン、
フエニル水銀塩例えば硝酸塩、ホウ酸塩、酢酸塩
及び塩化物、並びにそれらの混合物が含まれる。
他の殺菌性化合物及び塩、例えば、少なくとも
0.5重量%の程度に、雰囲気温度下で水中に溶解
する塩を使用することができる。前記の塩として
は、グルコン酸塩、イソチオン酸塩(2−ヒドロ
キシエタンスルホン酸塩)、ギ酸塩、酢酸塩、グ
ルタミン酸塩、スクシンアミド酸塩、モノジグリ
コール酸塩、ジメタンスルホン酸塩、乳酸塩、ジ
イソ酪酸塩及びグルコヘプトン酸塩が含まれる。 大部分の例において、酵素洗浄殺菌水溶液は、
金属イオン例えばカルシウムを結合する各種の金
属イオン封鎖剤又はキレーート剤を含んでいる。
前記金属イオンは、これを結合させないと、タン
パク質と反応してレンズ表面上に集まる可能性が
ある。好ましい例は、エチレンジアミン四酢酸
(EDTA)及びその塩(ジナトリウム塩)であ
る。キレート剤は、約0.1〜約2.0重量%の量で通
常使用する。 前記の張度剤、防腐剤及びキレート剤の他に、
酵素含有水溶液は緩衝剤及び表面活性剤を含むこ
とができる。適当な緩衝剤としては、例えば、く
えん酸ナトリウム又はカリウム、くえん酸、硼
酸、硼酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、及び
各種の混合リン酸緩衝剤(Na2HPO4
NaH2PO4とKH2PO4との組合せが包含される)
が包含される。一般に、緩衝剤は、約0.5〜約2.5
重量%、より好ましくは約0.1〜約1.5重量%の量
で使用することができる。 若干の例においては、酵素洗浄水溶液中に、そ
の洗浄性及びコンデイシヨニング性の補強とし
て、表面活性剤好ましくは中性型又は非イオン性
型のものを含ませることが望ましい。表面活性剤
は15重量%までの範囲の量で一般に使用すること
ができる。酵素と組合せて使用するのに適した表
面活性剤の例としては、脂肪酸例えばココナツの
ポリエチレングリコールエステル、ポリソルベー
ト、ポリオキシエチレン、高級アルカン(C12
C18)のポリオキシプロピレンエーテルが包含さ
れる。好ましい表面活性剤の例としては、ポリソ
ルベート(商品名Tween20として市販)、ポリオ
キシエチレン(23)、ラウリルエーテル(Brij.
35)、ポリオキシエチレン(40)ステアレート
(Myrj. )、ポリオキシエチレン(25)、プロピ
レングリコールステアレート(Atlas 12)が包
含される。 前記表面活性剤の群の範囲内には、分子量約
7500〜約27000を有するエチレンジアミンのポリ
(オキシプロピレン)−ポリ(オキシエチレン)付
加物〔この付加物において少なくとも40重量%は
ポリ(オキシエチレン)であるものとする〕から
成る非イオン性表面活性剤の群が含まれ、これが
約0.01〜約15重量%の量において、ソフト及びハ
ードコンタクトレンズの両者の洗浄及びコンデイ
シヨニングに特に有用であることが分かつた。前
記表面活性剤は、BASF−Wyandotteから商品名
Tetronicとして市販されている。 レンズは、通常レンズケースの中で、前記の酵
素水溶液で覆い、単一工程で同一溶液中で殺菌し
洗浄可能な温度に加熱する。これは、加熱段階と
冷却段階とから成るサイクルによつて実施するの
が好ましい。その加熱段階は、溶液の温度を雰囲
気温度から通常100℃未満の最高温度(より具体
的には約60℃〜約85℃)へ徐々に上昇させること
から成る。この最高温度に達してから、その温度
を通常20分間以下、往々にして約5〜約15分間維
持する。 洗浄反応の正確な機構は未だ不明確なままであ
るが、酵素活性例えばタンパク質を変性しレンズ
表面から除去する活性が、温度上昇に伴つて促進
されるものと考えられる。同様にして、加熱段階
において最高温度に達し、これを約10分間維持す
ると、この動作は自動的に酵素を失活して洗浄工
程を終了し、同時にレンズを殺菌する働きをす
る。加熱段階の終了時に、冷却段階を開始し、こ
れによつて洗浄殺菌されたレンズ及び不活性化さ
れた洗浄溶液が雰囲気温度にまで冷却されるにま
かせる。こうしてレンズを眼に再装着する準備が
ととのう。 本発明方法は、任意の周知の市販のコンタクト
レンズ加熱殺菌ユニツト、例えばBausch&
Lombから商品名Aseptronとして市販のものによ
つて実施するのが最も都合がよい。大部分の場合
において、前記の加熱殺菌ユニツトは、前記の単
一工程法に応用することができる。前記ユニツト
は、80℃にまで加熱し、この温度を約10分間維持
し、全サイクルに約60分間を要することを代表的
に含む温度特性を有している。加熱ユニツトの温
度特性はレンズの型によつて変化させることがで
きる。例えば、長期装着型コンタクトレンズは、
一層短縮した洗浄殺菌サイクルで及びより低温範
囲で処理し、物理的損傷、脱色等の可能性を最小
にすることができる。 〔実施例〕 以下、具体的な実施例によつて本発明方法を更
に詳細に説明する。以下の実施例は単に説明を目
的とするものであり、条件及び技術範囲を全体的
に限定する目的のものではないことを理解された
い。 例 1 単一工程洗浄殺菌方法の性能を評価し、これと
従来の二工程方法とを比較するために、以下の酵
素配合物を調製した。 水溶性の非沸騰性錠剤 水溶性の非沸騰性(non−effervescent)錠剤
を調製した。各錠剤は、Enzyme Development
Corporation(米国、ニユージヤージー州、キー
ポート)から商品名Enzecoとして市販されてい
るProteaseAP酵素約25〜30mgを含有してい
た。前記酵素は、バシラス・サブチリス(B.
subtilis)から誘導したものであり、主にプロテ
アーゼ及びα−アミラーゼ活性を含んでいる。そ
のプロテアーゼ活性は約53カゼインユニツト/mg
である。前記酵素はPH5.0〜10.0において安定で
ある。 酵素粉末を、まず最初に、充分量の医薬等級の
ポリエチレングリコール(4000)又は他の適当な
バインダー及び潤滑剤と共に顆粒化した。次に、
顆粒状微粒子を圧縮錠剤に成形した。 水溶性の沸騰性錠剤 炭酸水素ナトリウムとくえん酸と塩化ナトリウ
ムとを重量比3:1:1で含有する沸騰性
(effervescent)賦形剤を調製することによつて、
沸騰性酵素洗浄錠剤を製造した。各々の塩を乳鉢
中で別々に微細に粉砕し、次に乳鉢及び乳棒によ
つて一緒に混合した。少量の蒸留水(例えば、
0.5ml未満)を前記混合物に加え、更にブレンド
して塩の分子間相互作用を開始させた。混合物を
ガラス板上に均質にスプレーし、60℃で2〜3時
間、真空オーブン中に置いた。続いて、混合物を
乳鉢中で微細に粉砕し、賦形剤対酵素を2:1の
割合でEnzeco ProteaseAP酵素粉末とブレン
ドし、約25〜30mg酵素/錠剤を提供した。
2500psigで圧縮して錠剤を得た。 例 2 電解液100ml当りリソチーム0.2gから成る、透
明な人工涙溶液を調製した。前記電解液は、炭酸
水素ナトリウム2.2gplと塩化ナトリウム7gplと塩
化カルシウム0.0005gplと塩化カリウム1.5gplとか
ら調製した原液である。 Bausch&Lombから商品名Soflensとして市販
されているポリマコン(polymacon)ソフトコ
ンタクトレンズ8個について、リソチーム溶液で
被覆する前に、これらを顕微鏡で観察した。次
に、レンズをリソチーム溶液中で、30〜60分間、
室温でソーキング処理した。続いて、レンズを、
ケース担持のLensgard(商品名)のウエル中に各
別に置き、Bausch&Lomb Aseptron(商品名)
加熱ユニツト中に置いて、リソチームタンパク質
を変性させた。この操作を同じレンズについて10
サイクル繰返した。 洗浄法を開始する前に、レンズをみがいて等張
塩溶液ですすいだ後で、Bausch&Lomb社の
Spectronic2000Model Ultraviolet/Visible
Spectroscopeにより、500nmの可視光線範囲に
おいて、各レンズの光透過の読みを測定した。次
に、レンズを、Bausch&Lomb Lensgard(商品
名)ケースの中に置いた。各ウエルを2/3まで、
等張塩溶液で満たした。例1に記載の水溶性の非
沸騰性錠剤を7つのレンズウエル中に入れ、例1
に記載の沸騰性錠剤は残りのレンズウエル中に入
れた。ケースを密閉し、振つて錠剤の溶解を確実
なものとした。非沸騰性錠剤を含むケース(1)〜(5)
を、最高加熱温度約80℃で約60分間サイクルの
Aseptron加熱殺菌ユニツト中に置いた。サイク
ルが終つてから、レンズを取り出し、みがいて等
張塩溶液中ですすいだ。非沸騰性錠剤から作つた
洗浄溶液を含むケース(6)及び(7)並びに沸騰性錠剤
からの溶液を含むケース(8)を室温で一晩ソーキン
グ処理した。ケース(6)〜(8)を空にし、蒸留水を装
填し、Aseptronユニツト中に置いて1サイクル
にかけてレンズを殺菌した。サイクルが終了して
から、レンズを除去し、みがいて等張塩溶液中で
すすいだ。各レンズについて、洗浄後の光透過の
読みを測定した。
【表】 洗浄後の光透過が94%以上のレンズは、化粧品
としては清浄であると考えられる。従つて、前記
表中のデータは、単一工程の洗浄殺菌法が従来の
二工程法に対しても順調に作動することを示して
いる。 本発明を特定の実施例に関連して説明したが、
これは説明の便宜のためだけである。従つて、当
業者にとつては前記の記載に基いて多数の変更修
正及び変法が明らかであろう。それらの変更、修
正及び変法は、特許請求の範囲の技術的範囲に含
まれるものと理解されたい。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 コンタクトレンズをタンパク分解酵素含有水
    溶液中で順次ソーキングし続いて殺菌することに
    よるコンタクトレンズの洗浄方法において、 単一工程で同一溶液内でコンタクトレンズを洗
    浄殺菌するのに充分な温度に、前記酵素水溶液中
    でコンタクトレンズを加熱することを特徴とす
    る、 コンタクトレンズの洗浄方法。 2 加熱工程が、加熱段階とそれに続く冷却段階
    とから成るサイクルである特許請求の範囲第1項
    記載の方法。 3 コンタクトレンズの洗浄殺菌を60分間以内で
    完了する特許請求の範囲第1項記載の方法。 4 加熱段階における酵素溶液の最高温度が100
    ℃未満である特許請求の範囲第2項記載の方法。 5 酵素溶液を約60℃〜約100℃の間の最高温度
    に加熱する特許請求の範囲第2項記載の方法。 6 酵素溶液がパパインを含むものである特許請
    求の範囲第1項記載の方法。 7 酵素溶液がパンクレアチンを含むものである
    特許請求の範囲第1項記載の方法。 8 コンタクトレンズをプロテアーゼ含有水溶液
    中で順次ソーキングし続いて殺菌することによる
    ソフトコンタクトレンズの洗浄方法において、 前記プロテアーゼ含有水溶液中でコンタクトレ
    ンズを85℃以下に加熱して単一工程でコンタクト
    レンズを洗浄殺菌し、しかもこの洗浄殺菌を同一
    溶液内で実施する、特許請求の範囲第1項記載の
    方法。 9 前記のプロテアーゼ含有溶液がアミラーゼを
    含有しており、その溶液が涙液流体と実質的に等
    張である特許請求の範囲第8項記載の方法。 10 前記コンタクトレンズが、水分含量少なく
    とも55重量%を有する長期装着型のものである特
    許請求の範囲第8項記載の方法。 11 前記の溶液を約65℃〜約75℃の温度に加熱
    する特許請求の範囲第10項記載の方法。 12 コンタクトレンズをプロテアーゼ含有水溶
    液中で順次ソーキングし続いて殺菌することによ
    るコンタクトレンズの洗浄方法において、 単一工程で同一溶液内でコンタクトレンズを洗
    浄殺菌するのに充分な温度に、微生物性プロテア
    ーゼ水溶液中でコンタクトレンズを加熱すること
    から成る特許請求の範囲第1項記載の方法。 13 前記水溶液が微生物性アミラーゼを含むも
    のである特許請求の範囲第12項記載の方法。 14 前記水溶液の温度を、最高の60〜100℃に
    上げる特許請求の範囲第13項記載の方法。 15 プロテアーゼが、バシラス若しくはストレ
    プトマイセス細菌又はアスペルギルス糸状菌から
    誘導したものである特許請求の範囲第14項記載
    の方法。 16 プロテアーゼが、バシラス・サブチリスか
    ら誘導したものである特許請求の範囲第15項記
    載の方法。
JP59221373A 1983-10-24 1984-10-23 コンタクトレンズの酵素的洗浄殺菌方法 Granted JPS60121416A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US54531483A 1983-10-24 1983-10-24
US545314 1983-10-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60121416A JPS60121416A (ja) 1985-06-28
JPS641773B2 true JPS641773B2 (ja) 1989-01-12

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ID=24175734

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59221373A Granted JPS60121416A (ja) 1983-10-24 1984-10-23 コンタクトレンズの酵素的洗浄殺菌方法

Country Status (10)

Country Link
EP (1) EP0141607B2 (ja)
JP (1) JPS60121416A (ja)
AT (1) ATE39389T1 (ja)
CA (1) CA1231070A (ja)
DE (1) DE3475733D1 (ja)
DK (1) DK161055C (ja)
ES (1) ES537002A0 (ja)
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