JP3103111B2 - 眼科組成物とその保存並びに使用方法 - Google Patents

眼科組成物とその保存並びに使用方法

Info

Publication number
JP3103111B2
JP3103111B2 JP03501994A JP50199491A JP3103111B2 JP 3103111 B2 JP3103111 B2 JP 3103111B2 JP 03501994 A JP03501994 A JP 03501994A JP 50199491 A JP50199491 A JP 50199491A JP 3103111 B2 JP3103111 B2 JP 3103111B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
quaternary ammonium
composition
contact lens
substituted
matrix material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP03501994A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05503513A (ja
Inventor
ウォン、ミッシェル・ピー
ジアボ、アンソニー・ジェイ、ジュニア
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Allergan Inc
Original Assignee
Allergan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Allergan Inc filed Critical Allergan Inc
Publication of JPH05503513A publication Critical patent/JPH05503513A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3103111B2 publication Critical patent/JP3103111B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L12/00Methods or apparatus for disinfecting or sterilising contact lenses; Accessories therefor
    • A61L12/08Methods or apparatus for disinfecting or sterilising contact lenses; Accessories therefor using chemical substances
    • A61L12/14Organic compounds not covered by groups A61L12/10 or A61L12/12
    • A61L12/143Quaternary ammonium compounds
    • A61L12/145Polymeric quaternary ammonium compounds
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N33/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic nitrogen compounds
    • A01N33/02Amines; Quaternary ammonium compounds
    • A01N33/12Quaternary ammonium compounds

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Agronomy & Crop Science (AREA)
  • Plant Pathology (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Pest Control & Pesticides (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Eyeglasses (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は、眼科組成物とそのような組成物の保存並び
に使用方法に関する。更に詳しく述べれば、本発明は、
眼科組成物、例えば、コンタクトレンズをケアするのに
有用な組成物に関連しており、その組成物は、例えば、
防腐剤あるいは消毒剤として、1種またはそれ以上の第
四級アンモニウム置換マトリックス材料を含有してい
る。また本発明は、そのような組成物を用いる消毒およ
び/または保存方法に関連する。
種々な組成物、例えば、溶液が、コンタクトレンズを
安全に、快適に、そして便利に装用できるようにするた
めに、コンタクトレンズと共に用いられる。コンタクト
レンズケア剤、例えば、消毒剤、保存剤、洗浄剤、ウエ
ッティング剤、コンディショニング剤などは、組成物の
種類によって、装用後、コンタクトレンズを消毒するあ
るいは保存するために、またはレンズケア剤そのものを
保存するために、しばしば、少なくとも1種の消毒剤あ
るいは防腐剤を利用する。コンタクトレンズ消毒剤に
は、通例、十分な抗菌力があるので、組成物が、消毒す
べきレンズと接触すると、レンズに付着した微生物は殺
菌されるか、またそうでなければ除去され、そしてコン
タクトレンズは、適度な時間内、例えば、約0.1〜12時
間の範囲内で効果的に消毒される。コンタクトレンズ消
毒剤は、殺微生物剤と呼べるであろう。これとは対照的
に、コンタクトレンズ保存剤には、しばしば、コンタク
トレンズ消毒剤に存在するよりその活性は低いが、十分
な抗菌力があるので、組成物が、コンタクトレンズと接
触すると、レンズ表面上あるいは組成物中の微生物固体
群の増加が実質的に抑制できる。コンタクトレンズ保存
剤は、微生物静止剤と呼べるであろう。他のコンタクト
レンズケア剤は、組成物中で汚染している微生物の固体
群の大幅な増加を防ぐため、あるいは、徐々に減少させ
るため、また、そうすることによって組成物の貯蔵寿命
を延ばすために保存される。レンズ保存剤中あるいは保
存された組成物中に用いられるある種の防腐剤はまた、
レンズ消毒剤中の消毒剤として用いられる。
種々な化合物が、コンタクトレンズ保存剤および保存
されたコンタクトレンズケア剤中の保存剤として有用で
あると知られている。例として、チメロサール、塩化ベ
ンザルコニウム並びにクロルヘキシジンを含む。しか
し、これら保存剤は、眼に刺激あるいは過敏性が起こる
ような毒性を示すことが知られている。眼球毒性の度合
は、これらの薬剤が消毒剤として利用されたときに増大
する。そのうえ、ソフトコンタクトレンズ、硬質ガス透
過性コンタクトレンズ(RGP)あるいはハードコンタク
トレンズは、これらの化合物を吸収または吸着し得る。
このことは、コンタクトレンズが刺激物を保有する原因
となり、そして、その結果として起こる眼の刺激並びに
過敏性の原因となる。
シュタルク(Stark)の米国特許第4525346では、薬物
学上受容できる陰イオンをもつ塩である、1−トリス
(2−ヒドロキシエチル)アンモニウム−2−ブテニル
−4−ポリ〔1−ジメチルアンモニウム−2−ブテニ
ル〕−w−トリス(2−ヒドロキシエチル−)アンモニ
ウムを含有しているコンタクトレンズ消毒液並びに保存
されたコンタクトレンズケア剤を開示している。このシ
ュタルクの特許で開示された第四級アンモニウムポリマ
ーは、幾人かのコンタクトレンズ装用者に対して刺激並
びに過敏性を起こし得る。
コンタクトレンズの化学的消毒の他の慣用法では、水
性媒体中の一種またはそれ以上の活性消毒剤、例えば、
クロルヘキシジン/チメロサール溶液あるいは比較的刺
激性の少ない過酸化水素溶液を利用している。こういっ
た消毒液、例えば、上記に挙げられたようなものの中に
は、細胞毒があり、コンタクトレンズの表面あるいは中
に吸着または吸収されることが知られ、消毒後、細胞毒
反応を引き起こすものもある。例えば、消毒用過酸化水
素溶液中に浸漬されていたコンタクトレンズは、残留過
酸化水素を除去するために、処理される。例えば、コン
タクトレンズを再び快適に、安全に装用できるようにす
る前には、カタラーゼ溶液中に浸漬することによって処
理される。もし、残留過酸化水素がレンズ表面に残って
いると、後で、眼に刺激あるいは傷害が生じるであろ
う。
従って、コンタクトレンズ消毒剤並びに保存剤とし
て、また保存されたコンタクトレンズケア剤として使用
され得る、安全で有効な組成物に対して引き続いて必要
性があるということは容易に明白である。
発明の要約 新規消毒剤および保存(防腐)剤組成物、並びに消毒
方法および保存(防腐)方法、特にコンタクトレンズケ
ア向けのそのような組成物と方法が見い出された。本組
成物は、有効な消毒剤および/または防腐剤を含有して
いる。従って、例えば、コンタクトレンズは適度な時間
内に効果的に消毒され得る。そしてまた、コンタクトレ
ンズケア製品は、汚染している微生物の生育を阻止する
よう有効に保たれ得る。重要なことには、そのような消
毒並びに保存活性は一定の標準に達しており、また、本
組成物を使用して消毒され、あるいは保存され、別の方
法でケアされたコンタクトレンズは、眼の刺激あるいは
過敏性の危険がほとんどかあるいは全くなしで、安全に
そして快適に装用し得る。
発明は、広義には、コンタクトレンズの消毒や保存に
有用な組成物を与える。この組成物は、眼科的に許容し
得る、好ましくは無菌である媒体、好ましくは液体水性
媒体を含有する。この媒体中に含有されているのは、タ
ンパク質材料、炭水化物材料およびそれらの混合物から
選択された、眼科的に許容し得る第四級アンモニウム置
換マトリックス材料の消毒有効量あるいは保存有効量で
ある。コンタクトレンズの消毒方法あるいは保存方法
は、この明細書中で述べたような、適切な組成物と、消
毒されるあるいは保存されるレンズとの接触を含む。
保存された組成物、例えば、コンタクトレンズケア剤
には、眼科的に許容し得る媒体、好ましくは、コンタク
トレンズおよび/またはコンタクトレンズの装用に有益
な影響を与えるのに有用な成分を一種またはそれ以上含
有する媒体が含まれる。このような保存された組成物に
は、この明細書中で述べたような、眼科的に許容し得る
第四級アンモニウム置換マトリックス材料の保存有効量
を含有する。
発明の詳細な説明 本発明はすべての種類のレンズ、例えば、そのような
消毒することあるいは保存することが有益なコンタクト
レンズの消毒あるいは保存に適用し得る。そのようなレ
ンズ、例えば、通常のソフトコンタクトレンズ、RGPお
よびハードコンタクトレンズは、どのような適当な材料
または材料の組み合わせから製造されていてもよく、ま
た、どのような適当な形状を有していてもよい。本発明
はまた、例えばコンタクトレンズケア剤並びにその他の
眼科のケア製品といったような保存剤にも適用でき、そ
れらは保存することが有益である。
本発明の組成物の重要な特徴の一つは、以下、QASMと
呼ばれる、少なくとも一種の眼科的に許容し得る第四級
アンモニウム置換マトリックス材料の、例えば、消毒有
効量および/または保存有効量の含有である。マトリッ
クス材料は、タンパク材料、炭水化物材料およびそれら
の混合物から選択される。本発明をいずれかの特定の作
用理論に制限する意図はないが、第四級アンモニウム置
換物は、所望の消毒活性あるいは保存活性を有効に与え
るのに十分な量が存在すると考えられる。さらに、コン
タクトレンズが組成物と接触する間は、マトリックス材
料は、実質的にレンズ表面に吸着されもしなけば、レン
ズ中に吸収されもしないものであると考えられる。従っ
て、接触してレンズを汚染する消毒剤または保存剤なし
で、所望の消毒効果あるいは保存効果を十分にあげる。
本発明において有用なQASMは、シュタルクの米国特許
第4525346号に記載された第四級アンモニウムポリマー
とは区別される。シュタルクの特許において、第四級ア
ンモニウム基は、実際に、ポリマー主鎖の一部である。
本発明において有用な消毒剤並びに防腐剤の第四級アン
モニウム基は、マトリックス材料主鎖上の置換基であ
る。マトリックス材料の特色あるいは性質は、本発明に
おける消毒剤あるいは防腐剤が、眼の刺激あるいは過敏
性を実質的に起こすことなく、所望の抗菌活性を与える
ほど優れたものである。加えて、包含される適用の、所
望されるような抗菌活性要件を満たすために、第四級ア
ンモニウム基の置換度は調節され得る。
QASMは、眼科的に許容し得る媒体中に、好ましくは、
分散性あるいは可溶性である。コンタクトレンズ消毒
剤、保存剤、およびその他のケア剤は、溶液であること
が非常に多いので、QASMは媒体中では、可溶性であるこ
とがより好ましい。本組成物中で使用されるQASMの量
は、所望の結果をもたらすのに十分な量である。QASMの
過剰量を避けるように注意すべきである。そのような材
料は、かなり高価なだけでなく、QASMの大過剰の使用は
結果として、いくらか眼の刺激および/または過敏性を
生じるであろう。本発明において有用なQASMは、眼科的
に許容し得る媒体に対して約0.00001〜1重量/体積%
の範囲の量が好ましく、約0.0001%〜約0.5重量/体積
%の範囲の量がより好ましい。
上記のように、第四級アンモニウム基で置換されたマ
トリックス材料は、タンパク質材料、炭水化物材料およ
びそれらの混合物から選択される。特に有用な一態様に
おいて、マトリックス材料は、ポリペプチドおよびその
混合物から選択される。マトリックス材料がポリペプチ
ドからなる場合、QASMは、好ましくは、約500〜5000の
範囲の分子量をもつ。
有用な第四級アンモニウム置換マトリックス材料は、
以下の構造式を有する。
波線は、ポリペプチド主鎖を表す。nは、1〜約5の
範囲の中の整数、好ましくは2である。mは、1〜約30
の範囲の中の整数、好ましくは約10〜20である。各々の
Rは、1〜約20の炭素原子を含有しているアルキル基か
ら独立に選択される。A-は、眼科的に許容し得る陰イオ
ンから選択される。xは、ポリペプチド主鎖にそって散
在する、括弧で示された基の数を表し、1〜約20の範囲
の中の整数で、好ましくは約2〜6である。一態様にお
いて、Rの少なくとも一つはメチルで、他のRの一つは
約8〜20の炭素原子を含有する。別の一態様において、
Rは各々のメチルで、mは約10〜20の範囲の中の整数で
ある。
眼科的に許容し得る陰イオンの例には、クロリド(Cl
-)、ブロミド、ヨージド、スルフェート、ビスルフェ
ート、ホスフェート、酸ホスフェート、ニトレート、ア
セテート、マレエート、フマレート、オキサレート、ラ
クテート、タルトレート、シトレート、グルコネート、
サッカレート、p−トルエンスルホネートなどが含まれ
る。好ましくは眼科的に許容し得る陰イオンは、Cl-
ある。
本発明において有用な第四級アンモニウム置換ポリペ
プチドの例としては、一般に「ポリクアット(polyquat
s)」として知られている、比較的低分子量のコラーゲ
ン加水分解物材料があげられる。そのような材料には、
クロダ株式会社(Croda、Inc)から市販されている製品
クロクアット・エル(Croquat L;商標)(ラウリルトリ
メチルアンモニウムクロライド基を含有する材料)およ
びクロクアット・エス(Croquat S;商標)(ステアリル
トリメチルアンモニウムクロライド基を含有する材料)
がある。このような材料は、ヘアシャンプーの発泡剤と
して有用であると知られている。
適切な第四級アンモニウム置換炭水化物材料はどれ
も、この明細書中で述べたような作用を与えるならば、
本発明において使用され得る。有用な態様では、第四級
アンモニウム置換炭水化物は、約50000〜200000の範囲
内の分子量、例えば平均分子量をもつ。特に有用な炭水
化物含有マトリックス材料は、セルロース系材料であ
り、中でもヒドロキシエチルセルロースは特に有用であ
る。
本発明において有用な第4級アンモニウム置換炭水化
物材料の例としては、特に、アルキル脂肪族第四級アン
モニウム基で第四級化したヒドロキシエチルセルロース
材料があげられる。そのような材料には、クロダ株式会
社から市販されている製品クロダセル・キュー・エル
(Crodacel QL;商標)(第四級アンモニウム基がラウリ
ル基を含有する材料)、クロダセル・キュー・エム(Cr
odacel QM)(第四級アンモニウム基がコシール基を含
有する材料)、クロダセル・キュー・エス(第四級アン
モニウム基がステアリル基を含有する材料)がある。こ
のような材料はヘアケア並びにスキンケア製品のコンデ
ィショナーとしての利用が知られている。
一種またはそれ以上のQASMに加えて、本組成物は、好
ましくは、以下、WQAPと呼ばれる水溶性第四級アンモニ
ウムポリマーを含有する。そのようなポリマーは、消毒
剤および/または防腐剤としてのQASMの作用を少なくと
も促進する有効量で存在する。このように、本発明にお
いて、WQAPの存在は、QASMを使用することで得られる消
毒および/または保存を補助し、あるいは高めることが
知られている。WQAPの存在量は、眼科的に許容し得る媒
体に対して約0.00001〜1重量/体積%の範囲の量が好
ましく、約0.0001〜0.5重量/体積%の範囲の量がより
好ましい。
特に有用なWQAPは、アミンエピクロロヒドリンポリマ
ー、イオネンポリマーおよびそれらの混合物を含む。そ
のようなポリマー並びにその製造方法は、バックマンら
の米国特許第4250269号に記載されており、これを引用
により本発明の一部とする。本発明において有用なWQAP
の具体例としては、例えば、バックマン・ラボラトリー
ズ社(Buckman Laboratories、Inc)から市販されてい
る製品WSCP(商標)のようなポリ(オキシエチレン(ジ
メチルイミニオ)エチレン(ジメチルイミニオ)エチレ
ンジクロライド)がある。本発明において有用な他の具
体的なWQAPとしては、アルドリッチ・ケミカル社(Ardr
ich Chemical Company)からポリブレン(Polybrene;商
標)として市販されている(1,5−ジメチル−1,5−ジア
ザウンデカメチレンポリメトブロミド、ヘキサジメトリ
ンブロミド)がある。
本組成物は、その他の、例えば、補足的なおよび/ま
たは増強する抗微生物剤を含有し得る。そのような他の
抗微生物剤の例としては、限定されないが、チメロサー
ル、ソルビン酸、1,5−ペンタンジアール、アルキルト
リエタノールアミン、ホウ酸、上記すべての眼科的に許
容し得る塩類、3−クロロアリル−3,5,7−トリアザ−
1−アゾニアアダマンチンクロライド、フェニル水銀塩
類並びにその混合物が含まれ得る。眼科的に許容し得る
塩類としては、例えば上述のような、一種またはそれ以
上の眼科的に許容し得る陰イオン、あるいは眼科的に許
容し得る陽イオン、特にアルカリとアルカリ金属陽イオ
ンが含まれ得る。有用なあるいは所望の性質を一つ以
上、本組成物に与える材料もまた含まれ得る。例えば抗
菌活性と湿潤性の両方を示す第四級アンモニウム化合物
のある組み合わせが含まれ得る。そのような第四級アン
モニウム化合物の組み合わせの例は、限定されないが、
N−アルキルジメチルベンジルアンモニウムクロライド
とN−アルキルジメチルエチルベンジルアンモニウムク
ロライドとのバランスされた混合物を含む。これら薬剤
/材料の各々が、有用なあるいは所望の性質または特性
を与える有効量で本組成物中に含まれ得る。
本発明の組成物は、眼科的に許容し得る媒体、好まし
くは、眼科的に許容し得る水性液体媒体を含む。この媒
体は、しばしばキャリアーとして、例えば、組成物中の
他の成分にとっては媒体として働く。もしその物質が眼
に対して多大なる被害あるいは危害を起こさず哺乳動物
の眼の中に装入され得るならば、それは、“眼科的に許
容し得る”物質である。特に有用な眼科的に許容し得る
媒体の一つは水である。その媒体、そして実際は全ての
組成物が無菌であることが好ましい。
一種またはそれ以上の付加成分が、組成物を処方する
特定の適用に基づいて本組成物中に含まれ得る。このよ
うに、本組成物は消毒剤、洗浄剤、ウエッティング剤、
コンディショニング剤、ソーキング剤などとして処方さ
れ得る。そしてまた、本組成物は、二種またはそれ以上
のコンタクトレンズケア作用をするのに有用となるよう
に処方されうる。例えば、消毒/洗浄剤あるいは洗浄/
コンディショニング剤あるいはさらにすべてを目的とし
たコンタクトレンズケア組成物が処方され得、そしてそ
のような多機能組成物が本発明の範囲内に含まれる。
組成物に少なくとも一種の有用なあるいは所望の性質
を与えるあるいは提供するように、本組成物中に含まれ
る付加成分が選択される。そのような付加成分は、一種
またはそれ以上のコンタクトレンズケア組成物の中に一
般的に使用されている成分から選択され得る。そのよう
な付加成分の例には、緩衝剤、洗浄剤、ウエッティング
剤、金属イオン封鎖剤、粘度上昇剤、浸透圧調節剤、栄
養剤、コンタクトレンズコンディショニング剤、酸化防
止剤、pH調整剤などが含まれる。本組成物には、組成物
に有用なまたは所望の性質を与えるあるいは提供するた
めに、これら付加成分が各々有効量で含有され得る。例
えば、本組成物中には、このような付加成分が、その他
の、例えば、一般的なコンタクトレンズケア製品中で使
用されているそのような成分量と同量、含有され得る。
有用な緩衝剤には、限定されないが、酢酸バッファ
ー、クエン酸バッファー、リン酸バッファーおよびホウ
酸バッファーが含まれる。酸と塩基は必要とされる本組
成物のpHを調節するために使用され得る。
有用なウエッティング剤には、限定されないが、ポリ
ビニルアルコール、ポロキサマー、ポリビニルピロリド
ン、ヒドロキシプロピルメチルセルロースおよびその混
合物が含まれる。
有用な金属イオン封鎖剤には、限定されないが、エチ
レンジアミンテトラアセテート二ナトリウム、アルカリ
金属ヘキサメタホスフェート、クエン酸、クエン酸ナト
リウムおよびその混合物が含まれる。
有用な浸透圧調節剤には、限定されないが、塩化ナト
リウム、塩化カリウム、マンニトール、デキストロー
ス、グリセリン、プロピレングリコールおよびその混合
物が含まれる。
有用な粘度上昇剤には、限定されないが、ヒドロキシ
エチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
ス、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコールおよ
びその混合物が含まれる。
有用な酸化防止剤には、限定されないが、メタビスル
フィトナトリウム、チオスルフェートナトリウム、N−
アセチルシステイン、ブチル化ヒドロキシアニソール、
ブチル化ヒドロキシトルエンおよびその混合物が含まれ
る。
特に有用な態様においては、QASM含有組成物はさら
に、コンタクトレンズから付着物(debris)を除去する
のに有用な少なくとも一種の酵素を含有する。通常の使
用の間にコンタクトレンズの表面に形成する付着物の種
類には、タンパク質系付着物、ムチン系付着物、脂質系
付着物および炭水化物系付着物がある。一種またはそれ
以上の付着物が一つのコンタクトレンズ表面に存在し得
る。
使用される酵素は、コンタクトレンズの酵素的洗浄に
おいて一般的に用いられる酵素から選択され得る。例え
ば、ヒュース(Huth)らの米国再発行特許第32672号お
よびカラゲオージアン(Karageozian)らの米国特許第3
910296号に開示されている多くの酵素が本発明において
有用である。これらの特許それぞれを引用により本発明
の一部とする。有用な酵素の中で、それらは、タンパク
質分解酵素、リパーゼおよびその混合物から選択され
る。
好ましいタンパク質分解酵素は、実質的にスルフヒド
リル基あるいはジスルフィド結合を有さない酵素であ
る。タンパク質に結合したカルシウム、マグネシウムあ
るいは亜鉛のような2価金属イオンを含有する酵素であ
るメタロ−プロテアーゼも使用し得る。
タンパク分解酵素のより好ましい群は、セリンプロテ
アーゼ、特にバチルス属およびストレプトミセス属のバ
クテリア並びにアスペルギルス属の糸状菌から誘導され
たセリンプロテアーゼである。この群の中で、さらによ
り好ましい酵素は、総称的にサブチリシン酵素と呼ばれ
る誘導アルカリ性プロテアーゼである。デイル,エル
(Deayl,L.)、モサー,ピー・ダブリュー(Moser,P.
W.)およびウィルディ,ピー・エス(Wildi,B.S.)、
「プロテアーゼズ・オブ・ザ・ジーナス・バチルス,II
アルカライン・プロテアーゼズ(Proteases of the G
enus Bacillus,II Alkaline Proteases)」、バイオテ
クロノジー・アンド・バイオエンジニアリング(Biotec
hnology and Bioengineering)、第XII巻、213〜249頁
(1970)、並びにケイ,エル(Keay,L.)およびモサ
ー,ピー・ダブリュー、「ディファレンシエイション・
オブ・アルカライン・プロテアーゼス・フォーム・バチ
ルス・スピーシーズ(Differentiation of Alkaline Pr
oteases form Bacillus Species)」、バイオケミカル
・アンド・バイオフィジカル・リサーチ・コミュニケー
ションズ(Biochemical and Biophysical Research Com
m.)、第34巻、第5号、600〜604頁(1969)参照。
サブチリシン酵素は、二種の亜綱、サブチリシンAお
よびサブチリシンBに分類される。サブチリシンA群に
分類される酵素は、枯草菌、バチルス・リケニホスミス
(B.licheniformis)およびバチルス・プミリス(B.pum
ilis)のような種から誘導される酵素である。この亜綱
の生物は、中性のプロテアーゼまたはアミラーゼをほと
んどあるいは全く産生しない。サブチリシンB亜綱は、
枯草菌、枯草菌変異アミロサッカリチクス(amylosacch
ariticus)、バチルス・アミロリキファシエンス(B.am
yloliquefaciens)および枯草菌NRRL B3411のような生
物に由来する酵素からなる。これらの生物は、そのアル
カリ性プロテアーゼ産生にほぼ匹敵するレベルで、中性
プロテアーゼおよびアミラーゼを産生する。サブチリシ
ンA亜綱から選択される一種またはそれ以上の酵素が特
に有用である。
更に他の好ましい酵素は、例えば、パンクレアチン、
トリプシン、コラーゲナーゼ、ケラチナーゼ、カルボキ
シラーゼ、アミノペプチダーゼ、エラスターゼ、および
アスペルギロ−ペプチダーゼAおよびB、プロナーゼE
(ストレプトミセス・グリセウス(S.griseus)由来)
並びにディスパーゼ(dispase)(バチルス・ポリミキ
サ(B.polymyxa)由来)である。
本発明の実施においては、有効量の酵素を使用すべき
である。有効量とは、通常の装用によるタンパク質系付
着物すべてを適度な時間(例えば約4時間〜一晩)で、
実質的にレンズから効果的に除去できる量である。この
基準は、正常なタンパク質増加パターンの経歴をもつコ
ンタクトレンズ装用者に関して当てはまり、これまでタ
ンパク質付着物増加率が非常に大きく、毎日、また2日
あるいは3日毎に洗浄を勧められるような非常に少数の
装用者には当てはまらない。
効果的なクリーナーを製造するのに必要な酵素の量
は、酵素の固有の活性、およびクリーナーが含有する賦
形剤を含有する複数の因子を考慮して決める。
基本的な基準として、使用溶液は、レンズ一枚の処理
につき約0.001〜3、好ましくは、約0.01〜1アンソン
単位の活性を提供するのに十分な酵素を含有すべきであ
る。これよりも高い、あるいは低い量で使用してもよ
い。
酵素活性はpH依存性である。従って、与えられた酵素
のいずれについても、その酵素が最も良く作用する特定
のpH範囲がある。そのような範囲の決定は既知の方法に
よって容易に行い得る。
本組成物は、コンタクトレンズのケアにおいて、例え
ば、レンズを消毒するため、レンズを保存するため、別
の方法でレンズを処理するためおよび/またはレンズを
安全にそして快適に装用するために使用され得る。本組
成物は、適切に処方された場合、以前の一般的な組成物
の代わりに本組成物を使用することによって、一般的な
コンタクトレンズケア方法において使用され得る。多く
の場合、こういったコンタクトレンズケア方法には、有
用なあるいは所望のコンタクトレンズケアの成果を得る
のに有用な量および条件で、レンズが本組成物と接触す
ることを必要とする。本発明によれば、例えば、消毒さ
れるべきコンタクトレンズは、好ましくは約0〜100
℃、より好ましくは約10〜60℃の範囲、さらにより好ま
しくは約15〜30℃の範囲の温度で、消毒剤、例えば、水
溶液と接触し得る。周囲温度またはその程度の温度で接
触することが非常に便利であり、有用である。接触は、
好ましくは大気圧、またはその程度の圧力下に行う。接
触は、処理されているレンズを十分に消毒する時間行う
ことが望ましい。そのような接触時間は約1分ないし12
時間あるいはそれ以上であり得る。
こういった接触後、消毒されたコンタクトレンズは、
安全かつ快適な装用のため、組成物から取り出され、そ
して眼、例えば人間の眼に直接装用され得る。あるい
は、消毒された後、消毒されたコンタクトレンズが装用
者の眼に装用されるより前に、コンタクトレンズは、第
二媒体、例えば等張食塩水のような水性液体媒体と接触
され得る。
ここに開示されたコンタクトレンズケア組成物は、例
えば超音波洗浄などのような、最も多くの種類のコンタ
クトレンズケア装置での使用に適応できる。
本発明の好ましい態様を次に示す。
1. 請求項1記載の方法。
2. 緩衝有効量の緩衝剤を含有する水性液体媒体中で接
触が起こり、消毒有効量の第四級アンモニウム置換マト
リックス材料が、水性液体媒体中で分散性あるいは可溶
性である上記第1項記載の方法。
3. 水性液体媒体が、眼科的に許容し得、緩衝有効量の
ホウ酸緩衝剤を含有する上記第2項記載の方法。
4. 第四級アンモニウム置換マトリックス材料の第四級
アンモニウム置換基が、1〜約6の炭素原子を含有す
る、少なくとも一種のアルキル基を含む上記第1項記載
の方法。
5. 接触中、水性液体媒体量につき約0.00001〜1%(w
/v)の範囲の量で、第四級アンモニウム置換マトリック
ス材料が存在する上記第2項記載の方法。
6. 消毒された後、コンタクトレンズの装用者の眼に装
着されるより前に、コンタクトレンズを第二水性液体媒
体と接触させる上記第2項記載の方法。
7. コンタクトレンズを、液体媒体中で、コンタクトレ
ンズから付着物を除去することができる少なくとも一種
の酵素の付着物除去有効量と接触することをさらに含ん
で成る上記第1項記載の方法。
8. コンタクトレンズと第四級アンモニウム置換マトリ
ックス材料との接触およびコンタクトレンズと酵素との
接触が、実質的に同時に起こる上記第7項記載の方法。
9. マトリックス材料が、セルロース系材料およびその
混合物から成る群から選択される上記第1項記載の方
法。
10. マトリックス材料が、ヒドロキシエチルセルロー
スである上記第1項記載の方法。
11. 第四級アンモニウム置換マトリックス材料が、約5
0000〜200000の範囲の分子量をもつ上記第9項記載の方
法。
12. マトリックス材料が、ポリペプチドおよびその混
合物から成る群から選択される上記第1項記載の方法。
13. 第四級アンモニウム置換ポリペプチドが、約500〜
5000の範囲の分子量をもつ上記第12項記載の方法。
14. 第四級アンモニウム置換マトリックス材料が、以
下の構造式をもつ上記第1項記載の方法: 波線は、ポリペプチド主鎖を表す;nは、1〜約5の範囲
の中の整数である;mは、1〜約30の範囲の中の整数であ
る;各々のRは、1〜約20の炭素原子を含有しているア
ルキル基から独立に選択される;A-は、眼科的に許容し
得る陰イオンから成る群から選択される;xは、ポリペプ
チド主鎖にそって散在する、括弧で示された基の数を表
し、1〜約20の範囲の中の整数である。
15. A-がCl-である上記第14項記載の方法。
16. Rの少なくとも一つがメチルであり、その他のR
の一つが約8〜20の炭素原子を含有する上記第14項記載
の方法。
17. nが2であり、mが約10〜20の範囲であり、各々
のRがメチルであり、xが約2〜6である上記第14項の
方法。
18. アミンエピクロロヒドリンポリマー、イオネンポ
リマーおよびそれらの混合物から成る群から選択される
水溶性第四級アンモニウムポリマーの存在下で、接触が
起こり、水溶性第四級アンモニウムポリマーが、少なく
ともコンタクトレンズの消毒を促進する有効量で存在す
る上記第1項記載の方法。
19. 水性液体媒体中で接触が起こり、水性液体媒体量
につき約0.00001〜1%(w/v)の範囲の量で、水溶性第
四級アンモニウムポリマーが存在する上記第18項記載の
方法。
20. 水溶性第四級アンモニウムポリマーが、ポリ(オ
キシエチレン(ジメチルイミニオ)エチレン(ジメチル
イミニオ)エチレンジクロライド)である上記第18項記
載の方法。
21. 請求項2記載の方法。
22. 眼科的に許容し得る媒体が、緩衝有効量の緩衝剤
を含有する水性液体媒体であり、コンタクトレンズをケ
アするのに有用であり、第四級アンモニウム置換マトリ
ックス材料が、眼科的に許容し得る媒体中で分散性ある
いは可溶性である上記第21項記載の方法。
23. 眼科的に許容し得る媒体が、無菌である上記第22
項記載の方法。
24. 眼科的に許容し得る媒体が、水性液体媒体であ
り、緩衝有効量のホウ酸緩衝液を含有する上記第21項記
載の方法。
25. 第四級アンモニウム置換マトリックス材料の第四
級アンモニウム置換基が、1〜約6の炭素原子を含有す
る、少なくとも一種のアルキル基を含む上記第21項記載
の方法。
26. 接触中、眼科的に許容し得る媒体量につき約0.000
01%〜1%(w/v)の範囲の量で、第四級アンモニウム
置換マトリックス材料が存在する上記第21項記載の方
法。
27. マトリックス材料が、セルロース系材料およびそ
の混合物から成る群から選択される上記第21項記載の方
法。
28. マトリックス材料が、ヒドロキシエチルセルロー
スである上記第21項記載の方法。
29. マトリックス材料が、ポリペプチドおよびその混
合物から成る群から選択される上記第24項記載の方法。
30. 第四級アンモニウム置換マトリックス材料が、以
下の構造式をもつ上記第21項記載の方法: 波線は、ポリペプチド主鎖を表す;nは、1〜約5の範囲
の中の整数である;mは、1〜約30の範囲の中の整数であ
る;各々のRは、1〜約20の炭素原子を含有しているア
ルキル基から独立に選択される;A-は、眼科的に許容し
得る陰イオンから成る群から選択される;xは、ポリペプ
チド主鎖にそって散在する、括弧で示された基の数を表
し、1〜約20の範囲の中の整数である。
31. A-がCl-である上記第30項記載の方法。
32. Rの少なくとも一つがメチルであり、その他のR
の一つが約8〜20の炭素原子を含有する上記第30項記載
の方法。
33. nが2であり、mが約10〜20の範囲であり、各々
のRがメチルであり、xが約2〜6である上記第30項の
方法。
34. アミンエピクロロヒドリンポリマー、イオネンポ
リマーおよびその混合物から成る群から選択される水溶
性第四級アンモニウムポリマーの存在下で、接触が起こ
り、水溶性第四級アンモニウムポリマーが、少なくとも
眼科的に許容し得る媒体の保存を促進する有効量で存在
する上記第21項記載の方法。
35. 眼科的に許容し得る媒体量につき約0.00001〜1%
(w/v)の範囲の量で、水溶性第四級アンモニウムポリ
マーが存在する上記第34項記載の方法。
36. 水溶性第四級アンモニウムポリマーが、ポリ(オ
キシエチレン(ジメチルイミニオ)エチレン(ジメチル
イミニオ)エチレンジクロライド)である上記第34項記
載の方法。
37. 請求項3記載の組成物。
38. 組成物が無菌であり、緩衝有効量の緩衝剤を含有
し、消毒有効量の第四級アンモニウム置換マトリックス
材料が、眼科的に許容し得る水性液体媒体中で、分散性
あるいは可溶性である上記第37項記載の組成物。
39. 第四級アンモニウム置換マトリックス材料の第四
級アンモニウム置換基が、1〜約6の炭素原子を含有す
る、少なくとも一種のアルキル基を含む上記第37項記載
の組成物。
40. 眼科的に許容し得る水性液体媒体量につき約0.000
01〜1%(w/v)の範囲の量で、第四級アンモニウム置
換マトリックス材料が存在し、緩衝有効量のホウ酸緩衝
剤を含有する上記第37項記載の組成物。
41. タンパク質系付着物が付着したコンタクトレンズ
から付着物を除去する有効量で、コンタクトレンズから
付着物を除去することができる少なくとも一種の酵素を
更に含む上記第37項記載の組成物。
42. マトリックス材料が、セルロース系材料およびそ
の混合物から成る群から選択される上記第37項記載の組
成物。
43. マトリックス材料が、ヒドロキシエチルセルロー
スである上記第37項記載の組成物。
44. マトリックス材料が、ポリペプチドおよびその混
合物から成る群から選択される上記第37項記載の組成
物。
45. 第四級アンモニウム置換マトリックス材料が、以
下の構造式をもつ上記第44項記載の組成物: 波線は、ポリペプチド主鎖を表す;nは、1〜約5の範囲
の中の整数である;mは、1〜約30の範囲の中の整数であ
る;各々のRは、1〜約20の炭素原子を含有しているア
ルキル基から独立に選択される;A-は、眼科的に許容し
得る陰イオンから成る群から選択される;xは、ポリペプ
チド主鎖にそって散在する、括弧で示された基の数を表
し、1〜約20の範囲の中の整数である。
46. A-がCl-である上記第45項記載の組成物。
47. Rの少なくとも一つがメチルであり、その他のR
の一つが約8〜20の炭素原子を含有する上記第45項記載
の組成物。
48. nが2であり、mが約10〜20の範囲であり、各々
のRがメチルであり、xが約2〜6である上記第45項記
載の組成物。
49. アミンエピクロロヒドリンポリマー、イオネンポ
リマーおよびその混合物から成る群から選択される水溶
性第四級アンモニウムポリマーをさらに含んで成り、水
溶性第四級アンモニウムポリマーが、少なくともコンタ
クトレンズの消毒を促進する有効量で存在する上記第37
項記載の組成物。
50. 眼科的に許容し得る水性液体媒体量につき約0.000
01〜1%(w/v)の範囲の量で、水溶性第四級アンモニ
ウムポリマーが存在する上記第49項記載の組成物。
51. 水溶性第四級アンモニウムポリマーが、ポリ(オ
キシエチレン(ジメチルイミニオ)エチレン(ジメチル
イミニオ)エチレンジクロライド)である上記第49項記
載の組成物。
52. 請求項4記載の組成物。
53. 組成物が無菌であり、眼科的に許容し得る媒体
が、水性液体媒体であり、コンタクトレンズをケアする
のに有用であり、緩衝有効量の緩衝剤を含有する上記第
52項記載の組成物。
54. 眼科的に許容し得る媒体が、水性液体媒体であ
り、第四級アンモニウム置換マトリックス材料が、水性
液体媒体中で分散性あるいは可溶性である上記第52項記
載の組成物。
55. 第四級アンモニウム置換マトリックス材料の第四
級アンモニウム置換基が、1〜約6の炭素原子を含有す
る、少なくとも一種のアルキル基を含む上記第52項記載
の組成物。
56. 眼科的に許容し得る媒体量につき約0.00001〜1%
(w/v)の範囲の量で、第四級アンモニウム置換マトリ
ックス材料が存在する上記第52項記載の組成物。
57. マトリックス材料が、セルロース系材料およびそ
の混合物から成る群から選択される上記第52項記載の組
成物。
58. マトリックス材料が、ヒドロキシエチルセルロー
スである上記第52項記載の組成物。
59. マトリックス材料が、ポリペプチドおよびその混
合物から成る群から選択される上記第52項記載の組成
物。
60. 第四級アンモニウム置換マトリックス材料が、以
下の構造式をもつ上記第52項記載の組成物: 波線は、ポリペプチド主鎖を表す;nは、1〜約5の範囲
の中の整数である;mは、1〜約30の範囲の中の整数であ
る;各々のRは、1〜約20の炭素原子を含有しているア
ルキル基から独立に選択される;A-は、眼科的に許容し
得る陰イオンから成る群から選択される;xは、ポリペプ
チド主鎖にそって散在する、括弧で示された基の数を表
し、1〜約20の範囲の中の整数である。
61. A-がCl-である上記第60項記載の組成物。
62. Rの少なくとも一つがメチルであり、その他のR
の一つが約8〜20の炭素原子を含有する上記第60項記載
の組成物。
63. nが2であり、mが約10〜20の範囲であり、各々
のRがメチルであり、xが約2〜6である上記第60項記
載の組成物。
64. アミンエピクロロヒドリンポリマー、イオネンポ
リマーおよびその混合物から成る群から選択される水溶
性第四級アンモニウムポリマーをさらに含んで成り、水
溶性第四級アンモニウムポリマーが、少なくとも眼科的
に許容し得る媒体の保存を促進する有効量で存在する上
記第52項記載の組成物。
65. 眼科的に許容し得る媒体量につき約0.00001〜1%
(w/v)の範囲の量で、水溶性第四級アンモニウムポリ
マーが存在する上記第64項記載の組成物。
66. 水溶性第四級アンモニウムポリマーが、ポリ(オ
キシエチレン(ジメチルイミニオ)エチレン(ジメチル
イミニオ)エチレンジクロライド)である上記第64項記
載の組成物。
以下の例を本発明の範囲の説明の為に示すが、これら
に限定されるものではない。
実施例1〜4 4種の一連の組成物を、成分を合わせて混合すること
によって調製した。これらの組成は以下の通りである。
(1)約2500の分子量を有する第四級アンモニウム置換
ポリペプチドを50%(重量%)含有している水溶液。ク
ロダ株式会社.(Croda、Inc.)より市販されている製
品クロクアット(CROQUAT;商標)として市販されてい
る、アミノ基でポリペプチド鎖に共有結合したラウリル
トリメチルアンモニウムクロライド基を含有する材料。
(2)バックマン・ラボラトリーズ社(Buckman Labora
tories、Inc)より製品WSCP(商標)として市販されて
いる、ポリ(オキシエチレン(ジメチルイミニオ)−エ
チレン(ジメチルイミニオ)エチレンジクロライド)を
60%(重量%)含有している濃厚物。
(3)ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンのブ
ロック共重合体を含有する非イオン性界面活性剤であ
る、ビー・エー・エス・エフ・ワイアンドット株式会社
(BASF Wyandotte Corporation)から市販されている製
品プルロニック(Pluronic)F 127(商標)。
(4)組成物1、3そして4には、指示された範囲内の
pHを与えるよう、塩化水素酸と水酸化ナトリウムが加え
られている。
組成物2には、氷酢酸が用いられた。
(5)組成物1は、硬質ガス透過性コンタクトレンズ用
浸漬液並びに消毒液として処方された。組成物2は、点
眼用の洗浄並びに再湿潤栄養液滴として処方された。組
成物3と4は、ヒドロゲルソフトコンタクトレンズの消
毒液として処方された。
これら組成物の各々は、種々な微生物に関してのD値
を決定するために、以下の標準手順で試験された。D値
は、1ログ(log)単位微生物が減少するのに必要な時
間として定義される。
これらの試験の結果は以下の通りである: これらの組成物はすべて、保存効果について試験さ
れ、USP保存効果基準に合格した。
これらの結果は、第四級アンモニウム置換ポリペプチ
ドが、0.0005〜0.005%(重量)の範囲の濃度で、コン
タクトレンズケア製品に有効な抗微生物防腐剤であるこ
とを実証する。例えば、組成物1、2および3のような
水溶性第四級アンモニウムポリマーの含有は、ある微生
物に対して組成物の抗微生物活性を増大する。組成物
1、3および4は各々、方法の一部として、同時あるい
は連続的な酵素的レンズ洗浄を用いるあるいは用いない
標準的なコンタクトレンズケア方法におけるコンタクト
レンズ消毒液として非常に有効である。組成物2は、有
効に保存され、また、点眼用洗浄並びに再湿潤液滴とし
て使用すると、有用である。
実施例5 上述の組成物3は、以下のように一般的なヒドロゲル
ソフトコンタクトレンズを消毒するのに用いられる。室
温で、組成物の7.5mlを用意する。消毒されるべきコン
タクトレンズを組成物中に置く。コンタクトレンズが最
初に組成物の中へ入れられた後4時間で、コンタクトレ
ンズを組成物から取り出し、そして装用者の眼の中に直
接装着する。4時間後には、コンタクトレンズは有効に
消毒されることが見いだされている。また、レンズ装用
者は、消毒されたコンタクトレンズを装用することによ
って生じる不快感あるいは眼の刺激を全く感じない。あ
るいは、上に記された4時間の接触後、装用者の眼に消
毒されたレンズを装着する前に、消毒されたコンタクト
レンズを、保存されたあるいは保存されていない無菌の
等張食塩水ですすぐ。レンズ装用者は、消毒されたコン
タクトレンズを装用することによって生じる不快感ある
いは眼の刺激を全く感じない。
実施例6 消毒されるべきコンタクトレンズを組成物に加えるの
と同時に、使用された組成物3の総重量に基づいて、サ
ブチリシンAの約50ppm(重量)を加えるということを
除けば、実施例5を繰り返す。コンタクトレンズが、最
初に組成物の中へ入れられた後4時間で、コンタクトレ
ンズを組成物から取り出し、組成物3、あるいは保存さ
れたまたは保存されていない無菌の等張食塩水を用いて
すすぎ、そして装用者の眼に直接装着する。4時間後に
は、コンタクトレンズは有効に消毒され、そしてタンパ
ク質系付着物が落とされるということが見いだされてい
る。また、レンズ装用者は、消毒されそして洗浄された
コンタクトレンズを装用することによって生じる不快感
あるいは眼の刺激を全く感じない。
実施例7 上述の組成物4は、以下のように一般的なヒドロゲル
ソフトコンタクトレンズを消毒するのに用いられる。室
温で、組成物の7.5mlを用意する。消毒されるべきコン
タクトレンズを組成物中に置く。コンタクトレンズが最
初に組成物の中へ入れられた後4時間で、コンタクトレ
ンズを組成物から取り出し、そして装用者の眼の中に直
接装着する。4時間後には、コンタクトレンズは有効に
消毒されることが見いだされている。また、レンズ装用
者は、消毒されたコンタクトレンズを装用することによ
って生じる不快感あるいは眼の刺激を全く感じない。あ
るいは、上に記された4時間の接触後、装用者の眼に消
毒されたレンズを装着する前に、消毒されたコンタクト
レンズを、保存されたあるいは保存されていない無菌の
等張食塩水ですすぐ。レンズ装用者は、消毒されたコン
タクトレンズを装用することによって生じる不快感ある
いは眼の刺激を全く感じない。
実施例8 消毒されるべきコンタクトレンズを組成物に加えるの
と同時に、使用された組成物4の総重量に基づいて、サ
ブチリシンAの約50ppm(重量)を加えるということを
除けば、実施例7を繰り返す。コンタクトレンズが、最
初に組成物の中へ入れられた後4時間で、コンタクトレ
ンズを組成物から取り出し、組成物4、あるいは保存さ
れたまたは保存されていない無菌の等張食塩水を用いて
すすぎ、そして装用者の眼に直接装着する。4時間後に
は、コンタクトレンズは有効に消毒され、そしてタンパ
ク質系付着物が落とされるということが見いだされてい
る。また、レンズ装用者は、消毒されそして洗浄された
コンタクトレンズを装用することによって生じる不快感
あるいは眼の刺激を全く感じない。
実施例9〜12 組成物1〜4に類似した一連の組成物を用意する。し
かし、各々の場合において、すなわち、抗微生物活性の
点から、第四級アンモニウム置換ポリペプチドは、第四
級アンモニウム置換ヒドロキシエチルセルロースの同等
量で代替する。この材料は、ラウリルジメチルアンモニ
ウムクロライド基を含有する。この材料は、クロダ株式
会社より製品クロダセル・キュー・エル(CRODACEL Q
L;商標)として市販されている。組成物9,10,11および1
2は、それぞれ組成物1,2,3および4に相当する。
これらの組成物はすべて、保存効果について試験さ
れ、USP保存効果基準に合格した。
第四級アンモニウム置換ヒドロキシエチルセルロース
は、コンタクトレンズケア製品の有効な抗微生物防腐剤
である。組成物9,11および12はそれぞれ、方法の一部と
して、同時あるいは連続的な酵素的レンズ洗浄を用いる
あるいは用いない標準的なコンタクトレンズケア方法に
おけるコンタクトレンズ消毒剤として非常に有効であ
る。組成物10は、有効に保存され、また、点眼用洗浄並
びに再湿潤液滴として使用すると、有用である。
実施例13 上述の組成物11は、以下のように一般的なヒドロゲル
ソフトコンタクトレンズを消毒するのに用いられる。室
温で、組成物の7.5mlを用意する。消毒されるべきコン
タクトレンズを組成物中に置く。コンタクトレンズが最
初に組成物の中へ入れられた後4時間で、コンタクトレ
ンズを組成物から取り出し、そして装用者の眼の中に直
接装着する。4時間後には、コンタクトレンズは有効に
消毒されることが見いだされている。また、レンズ装用
者は、消毒されたコンタクトレンズを装用することによ
って生じる不快感あるいは眼の刺激を全く感じない。あ
るいは、上に記された4時間の接触後、装用者の眼に消
毒されたレンズを装着する前に、消毒されたコンタクト
レンズを、保存されたあるいは保存されていない無菌の
等張食塩水ですすぐ。レンズ装用者は、消毒されたコン
タクトレンズを装用することによって生じる不快感ある
いは眼の刺激を全く感じない。
実施例14 消毒されるべきコンタクトレンズを組成物に加えるの
と同時に、使用された組成物11の総重量に基づいて、サ
ブチリシンAの約50ppm(重量)を加えるということを
除けば、実施例13を繰り返す。コンタクトレンズが、最
初に組成物の中へ入れられた後4時間で、コンタクトレ
ンズを組成物から取り出し、組成物11、あるいは保存さ
れたまたは保存されていない無菌の等張食塩水を用いて
すすぎ、そして装用者の眼に直接装着する。4時間後に
は、コンタクトレンズは有効に消毒され、そしてタンパ
ク質系付着物が落とされるということが見いだされてい
る。また、レンズ装用者は、消毒されそして洗浄された
コンタクトレンズを装用することによって生じる不快感
あるいは眼の刺激を全く感じない。
実施例15 上述の組成物12は、以下のように一般的なヒドロゲル
ソフトコンタクトレンズを消毒するのに用いられる。室
温で、組成物の7.5mlを用意する。消毒されるべきコン
タクトレンズを組成物中に置く。コンタクトレンズが最
初に組成物の中へ入れられた後4時間で、コンタクトレ
ンズを組成物から取り出し、そして装用者の眼の中に直
接装着する。4時間後には、コンタクトレンズは有効に
消毒されることが見いだされている。また、レンズ装用
者は、消毒されたコンタクトレンズを装用することによ
って生じる不快感あるいは眼の刺激を全く感じない。あ
るいは、上に記された4時間の接触後、装用者の眼に消
毒されたレンズを装着する前に、消毒されたコンタクト
レンズを、保存されたあるいは保存されていない無菌の
等張食塩水ですすぐ。レンズ装用者は、消毒されたコン
タクトレンズを装用することによって生じる不快感ある
いは眼の刺激を全く感じない。
実施例16 消毒されるべきコンタクトレンズを組成物に加えるの
と同時に、使用された組成物12の総重量に基づいて、サ
ブチリシンAの約50ppm(重量)を加えるということを
除けば、実施例15を繰り返す。コンタクトレンズが、最
初に組成物の中へ入れられた後4時間で、コンタクトレ
ンズを組成物から取り出し、組成物12、あるいは保存さ
れたまたは保存されていない無菌の等張食塩水を用いて
すすぎ、そして装用者の眼に直接装着する。4時間後に
は、コンタクトレンズは有効に消毒され、そしてタンパ
ク質系付着物が落とされるということが見いだされてい
る。また、レンズ装用者は、消毒されそして洗浄された
コンタクトレンズを装用することによって生じる不快感
あるいは眼の刺激を全く感じない。
本発明を種々な特有の例および態様に関して説明した
が、本発明はそれらに限定されるものではなく、以下の
請求の範囲内で種々、実施し得るものであると理解すべ
きである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジアボ、アンソニー・ジェイ、ジュニア アメリカ合衆国 92630 カリフォルニ ア州 エル・トロ、アベニーダ・ヌーブ ス 21241番 (56)参考文献 特開 平1−91782(JP,A) 特開 昭64−26610(JP,A) 特開 平2−43989(JP,A) 特開 平1−167726(JP,A) 特開 平1−158412(JP,A) 特開 昭64−50014(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02C 13/00 A01N 33/12 101 A61L 2/16 - 2/18 A61L 12/08 - 12/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンタクトレンズの消毒方法であって、 コンタクトレンズを、消毒有効量の眼科的に許容し得る
    第四級アンモニウム置換マトリックス材料であって、タ
    ンパク質材料、炭水化物材料およびそれらの混合物から
    成る群から選択されるマトリックス材料と接触する ことを含んで成り、第四級アンモニウム置換タンパク質
    材料の分子量は500〜5000であり、第四級アンモニウム
    置換炭水化物材料の分子量は50000〜200000であり、炭
    水化物材料の第四級アンモニウム置換基は炭素数少なく
    とも11の脂肪アルキル基を有する方法。
  2. 【請求項2】コンタクトレンズをケアするための水性液
    体媒体の保存方法であって、 該媒体を、保存有効量の眼科的に許容し得る第四級アン
    モニウム置換マトリックス材料であって、タンパク質材
    料、炭水化物材料およびそれらの混合物から成る群から
    選択されるマトリックス材料と接触する ことを含んで成り、第四級アンモニウム置換タンパク質
    材料の分子量は500〜5000であり、第四級アンモニウム
    置換炭水化物材料の分子量は50000〜200000であり、炭
    水化物材料の第四級アンモニウム置換基は炭素数少なく
    とも11の脂肪アルキル基を有する方法。
  3. 【請求項3】眼科的に許容し得る水性液体媒体から成
    り、その中に眼科的に許容し得る第四級アンモニウム置
    換マトリックス材料の消毒有効量を含有する、コンタク
    トレンズ消毒用組成物で、 マトリックス材料は、タンパク質材料、炭水化物材料お
    よびそれらの混合物から成る群から選択され、第四級ア
    ンモニウム置換タンパク質材料の分子量は500〜5000で
    あり、第四級アンモニウム置換炭水化物材料の分子量は
    50000〜200000であり、炭水化物材料の第四級アンモニ
    ウム置換基は炭素数少なくとも11の脂肪アルキル基を有
    する組成物。
  4. 【請求項4】コンタクトレンズをケアするための水性液
    体媒体から成り、その中に眼科的に許容し得る第四級ア
    ンモニウム置換マトリックス材料の保存有効量を含有す
    る、保存された組成物であって、 マトリックス材料は、タンパク質材料、炭水化物材料お
    よびそれらの混合物から成る群から選択され、第四級ア
    ンモニウム置換タンパク質材料の分子量は500〜5000で
    あり、第四級アンモニウム置換炭水化物材料の分子量は
    50000〜200000であり、炭水化物材料の第四級アンモニ
    ウム置換基は炭素数少なくとも11の脂肪アルキル基を有
    する組成物。
JP03501994A 1990-01-05 1990-12-18 眼科組成物とその保存並びに使用方法 Expired - Fee Related JP3103111B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US461,161 1990-01-05
US07/461,161 US5171526A (en) 1990-01-05 1990-01-05 Ophthalmic compositions and methods for preserving and using same
PCT/US1990/007478 WO1991009522A1 (en) 1990-01-05 1990-12-18 Ophthalmic compositions and methods for preserving and using same

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05503513A JPH05503513A (ja) 1993-06-10
JP3103111B2 true JP3103111B2 (ja) 2000-10-23

Family

ID=23831451

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03501994A Expired - Fee Related JP3103111B2 (ja) 1990-01-05 1990-12-18 眼科組成物とその保存並びに使用方法

Country Status (16)

Country Link
US (1) US5171526A (ja)
EP (1) EP0507816B1 (ja)
JP (1) JP3103111B2 (ja)
AT (1) ATE167779T1 (ja)
AU (1) AU640443B2 (ja)
CA (1) CA2070293C (ja)
DE (1) DE69032455T2 (ja)
ES (1) ES2119770T3 (ja)
GR (1) GR3027685T3 (ja)
HK (1) HK1013965A1 (ja)
IE (1) IE910028A1 (ja)
IL (1) IL96783A (ja)
NZ (1) NZ236516A (ja)
PT (1) PT96429A (ja)
WO (1) WO1991009522A1 (ja)
ZA (1) ZA9170B (ja)

Families Citing this family (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5451398A (en) * 1990-01-05 1995-09-19 Allergan, Inc. Ophthalmic and disinfecting compositions and methods for preserving and using same
US5323775A (en) * 1991-09-13 1994-06-28 Allergan, Inc. Diagnostic method for determining precorneal retention time of ophthalmic formulations
US5505953A (en) 1992-05-06 1996-04-09 Alcon Laboratories, Inc. Use of borate-polyol complexes in ophthalmic compositions
US5358706A (en) * 1992-09-30 1994-10-25 Union Carbide Chemicals & Plastics Technology Corporation Muco-adhesive polymers
US5645827A (en) * 1992-09-30 1997-07-08 Union Carbide Chemicals & Plastics Technology Corporation Muco-adhesive polymers
US5290512A (en) * 1992-10-26 1994-03-01 Ciba-Geigy Corportion Method of disinfecting a contact lens and preserving a contact lens care solution
US5300287A (en) * 1992-11-04 1994-04-05 Alcon Laboratories, Inc. Polymeric antimicrobials and their use in pharmaceutical compositions
US6627393B2 (en) 1993-06-04 2003-09-30 Biotime, Inc. Solutions for use as plasma expanders and substitutes
US6300322B1 (en) 1993-06-04 2001-10-09 Biotime, Inc. Plasma-like solution
WO1994028950A1 (en) * 1993-06-04 1994-12-22 Biotime, Inc. Plasma-like solution
US6680305B1 (en) * 1993-06-04 2004-01-20 Biotime, Inc. Physiologically acceptable aqueous solutions and methods for their use
US5945272A (en) * 1993-06-04 1999-08-31 Biotime, Incorporated Plasma expanders and blood substitutes
JP3686434B2 (ja) * 1993-10-01 2005-08-24 千寿製薬株式会社 コンタクトレンズ用剤の安定化方法
US5447650A (en) * 1993-10-06 1995-09-05 Allergan, Inc. Composition for preventing the accumulation of inorganic deposits on contact lenses
US5415837A (en) * 1993-10-25 1995-05-16 Alcon Laboratories, Inc. Use of diamines to disinfect and clean contact lenses
US6218099B1 (en) 1994-06-03 2001-04-17 Biotime, Inc. Methods and compositions for use in perfusion applications
WO1996006603A1 (en) * 1994-08-26 1996-03-07 Alcon Laboratories, Inc. Polyalkylene oxide containing quaternary ammonium antimicrobial agents
WO1997029788A1 (en) * 1996-02-14 1997-08-21 Vision Pharmaceuticals L.P. Compositions and methods for enzyme deactivation
ATE218887T1 (de) * 1996-12-13 2002-06-15 Alcon Lab Inc Verwendung von niedermolekularen aminoalkoholen in ophthalmologischen präparaten
US5912447A (en) * 1997-01-14 1999-06-15 United Parcel Service Of America, Inc. Concentric optical path equalizer with radially moving mirrors
US5961990A (en) * 1997-05-02 1999-10-05 Kobo Products S.A.R.L. Cosmetic particulate gel delivery system and method of preparing complex gel particles
US6319507B1 (en) 1997-05-02 2001-11-20 Kobo Products, Inc. Agar gel bead composition and method
US6589223B1 (en) * 1999-02-03 2003-07-08 Biotime, Inc. Method and compositions for use in perfusion applications
US6872705B2 (en) 2001-07-13 2005-03-29 Allergan, Inc. Use of antimicrobial peptides as preservatives in ophthalmic preparations, including solutions, emulsions, and suspensions
JP5108234B2 (ja) * 2005-02-07 2012-12-26 日本特殊陶業株式会社 マイクロヒータ及びセンサ
US20060265815A1 (en) * 2005-05-12 2006-11-30 Mionix Corporation Antimicrobial matrix
US20090004288A1 (en) * 2007-06-29 2009-01-01 Collins Gary L Stabilized ophthalmic solutions
HUE047093T2 (hu) * 2008-03-18 2020-04-28 Novartis Ag Bevonatoló eljárás szemészeti lencsékhez
US20090239775A1 (en) * 2008-03-19 2009-09-24 Collins Gary L Ophthalmic solutions displaying improved efficacy
US8093352B2 (en) * 2008-08-05 2012-01-10 Alcon Research, Ltd. Polyalkylene oxide polyquaternary ammonium biocides
JP5894457B2 (ja) * 2012-02-22 2016-03-30 株式会社Adeka ペプチド含有抗菌性組成物
DE102012221197A1 (de) * 2012-11-20 2014-05-22 Henkel Ag & Co. Kgaa Anti-adhäsive Polymere zur mikrobiell-repulsiven Textilausrüstung

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3771989A (en) * 1971-11-26 1973-11-13 Buckman Labor Inc Method of controlling the growth of algae
US3910296A (en) * 1973-04-20 1975-10-07 Allergan Pharma Method of removing proteinaceous deposits from contact lenses
US3912451A (en) * 1973-06-04 1975-10-14 Warner Lambert Co Method for removing hydrogen peroxide from soft contact lenses
US3874870A (en) * 1973-12-18 1975-04-01 Mill Master Onyx Corp Microbiocidal polymeric quarternary ammonium compounds
US4025617A (en) * 1974-10-03 1977-05-24 Millmaster Onyx Corporation Anti-microbial quaternary ammonium co-polymers
US4168112A (en) * 1978-01-05 1979-09-18 Polymer Technology Corporation Contact lens with a hydrophilic, polyelectrolyte complex coating and method for forming same
US4935232A (en) * 1983-08-16 1990-06-19 Interface Research Corporation Microbiocidal composition and method of preparation thereof
US4250269A (en) * 1979-11-26 1981-02-10 Buckman Laboratories, Inc. Water-soluble mixtures of quaternary ammonium polymers, nonionic and/or cationic vinyl-addition polymers, and nonionic and/or cationic surfactants
US4443429A (en) * 1980-11-28 1984-04-17 Bausch & Lomb Incorporated Contact lens disinfecting and preserving solution (polymeric)
US4499077A (en) * 1981-02-03 1985-02-12 Stockel Richard F Anti-microbial compositions and associated methods for preparing the same and for the disinfecting of various objects
US4525346A (en) * 1981-09-28 1985-06-25 Alcon Laboratories, Inc. Aqueous antimicrobial ophthalmic solutions
US4654208A (en) * 1983-03-01 1987-03-31 Stockel Richard F Anti-microbial compositions comprising an aqueous solution of a germicidal polymeric nitrogen compound and a potentiating oxidizing agent
US4908209A (en) * 1983-08-16 1990-03-13 Interface, Inc. Biocidal delivery system of phosphate ester and method of preparation thereof
USRE32672E (en) * 1985-09-09 1988-05-24 Allergan, Inc. Method for simultaneously cleaning and disinfecting contact lenses using a mixture of peroxide and proteolytic enzyme
US4786436A (en) * 1986-01-31 1988-11-22 Bausch & Lomb Incorporated Wetting solutions for contact lenses
US4783488A (en) * 1987-01-31 1988-11-08 Bausch & Lomb Incorporated Contact lens wetting solution
DE3720555A1 (de) * 1987-06-22 1989-01-05 Henkel Kgaa Verwendung von unloeslichen, polyfunktionellen quartaeren ammoniumverbindungen zur adsorptiven bindung von mikroorganismen

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05503513A (ja) 1993-06-10
AU6976791A (en) 1991-07-24
EP0507816A4 (en) 1993-04-21
EP0507816A1 (en) 1992-10-14
IE910028A1 (en) 1991-07-17
HK1013965A1 (en) 1999-09-17
AU640443B2 (en) 1993-08-26
DE69032455T2 (de) 1999-02-04
EP0507816B1 (en) 1998-07-01
IL96783A (en) 1995-03-30
NZ236516A (en) 1992-07-28
GR3027685T3 (en) 1998-11-30
CA2070293C (en) 2001-08-14
WO1991009522A1 (en) 1991-07-11
CA2070293A1 (en) 1991-07-06
ATE167779T1 (de) 1998-07-15
ES2119770T3 (es) 1998-10-16
PT96429A (pt) 1991-10-31
US5171526A (en) 1992-12-15
IL96783A0 (en) 1991-09-16
ZA9170B (en) 1991-09-25
DE69032455D1 (de) 1998-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3103111B2 (ja) 眼科組成物とその保存並びに使用方法
JP2877513B2 (ja) 非酸化的眼科組成物とその保存並びに使用方法
US9694099B2 (en) Ophthalmic and contact lens solutions using choline
US5451398A (en) Ophthalmic and disinfecting compositions and methods for preserving and using same
AU734700B2 (en) Treatment of contact lenses with aqueous solution comprising an alkali carbonate
EP1140224B1 (en) Contact lens cleaner comprising biguanide, tyloxapol and poloxamine
US5387394A (en) Ophthalmic compositions and methods for preserving and using same
US5277901A (en) Ophthalmic compositions and methods for preserving and using same
WO1995027515A1 (en) Phospholipid preservation of hydrogen peroxide-containing compositions

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080825

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees