JPS6410925B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6410925B2
JPS6410925B2 JP58133952A JP13395283A JPS6410925B2 JP S6410925 B2 JPS6410925 B2 JP S6410925B2 JP 58133952 A JP58133952 A JP 58133952A JP 13395283 A JP13395283 A JP 13395283A JP S6410925 B2 JPS6410925 B2 JP S6410925B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
film capacitor
vacuum
atmospheric pressure
capacitor
Prior art date
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Expired
Application number
JP58133952A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6025213A (ja
Inventor
Junichiro Hiratsuka
Nobuyuki Kume
Masahiro Tanaka
Toshifumi Ichiie
Kenji Yamada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP58133952A priority Critical patent/JPS6025213A/ja
Publication of JPS6025213A publication Critical patent/JPS6025213A/ja
Publication of JPS6410925B2 publication Critical patent/JPS6410925B2/ja
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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明はフイルムコンデンサの製造方法に関
するものである。
従来例の構成とその問題点 一般にフイルムコンデンサは、ポリエステル
(PET)、ポリプロピレン(PP)フイルム等の誘
電体と金属箔、または誘電体そのものの表面を金
属化したものを捲回、積層し、その後リード線を
引き出し、防湿、絶縁等を目的としてエポキシ樹
脂やポリブタジエン樹脂等の熱硬化性液状樹脂
(以下樹脂という)で外装する。特に防湿を目的
とする場合においては、外装を行う際に真空中で
行うことにより、捲回、積層されたフイルムコン
デンサ素子(以下素子という)の内部へ樹脂を多
く浸入させる方法(以下真空含浸という)があ
る。
第1図のaはその外装方法の過程を示すもの、
bはその外装されたフイルムコンデンサの断面図
である。外装方法の過程は、素子1と樹脂2を真
空状態3に置きA〜B、素子1を樹脂2に浸漬し
C、真空状態を大気圧にもどしD、素子1を樹脂
2から引き上げE、その後加熱硬化Fして行われ
る。この場合、樹脂2の素子1内部への浸入は、
前記外装過程の真空状態を大気圧にもどす際の圧
力差によつて行われるが、樹脂2と素子1を構成
する誘電体1aおよび金属箔1b表面との界面抵
抗のためにその浸入は瞬時には行われず、通常数
10分もの時間を要す。その間、Dの状態、すなわ
ち樹脂2中への素子1の浸漬状態を続けることに
よつてのみ高い防湿性が得られる。
しかし、一般には生産性を重視するあまり浸漬
時間が不足し、第1図bに示すように素子1に浸
入した樹脂2aは誘電体1aおよび金属箔1bの
表面全域を覆わず、特に素子1の端部では樹脂が
付着せず高い防湿性を得ることは到底できなかつ
た。
前述の欠点を補うために第2図に示す外装方法
が行われている。第2図aは前述の外装方法の全
過程A〜Fの後、再び大気圧にて樹脂2に浸漬し
G、引き上げHた後加熱硬化Iして行われる。第
2図bはこの外装方法により外装されたフイルム
コンデンサの断面図である。
真空含浸により浸入する樹脂2aは、第1図b
と同様に誘電体1aと金属箔1bの表面の全域を
覆わず加熱硬化されるため、その後大気圧にて樹
脂2に浸漬する方法(以下大気含浸という)によ
る樹脂2bは素子1内部へはわずかに浸入するの
みで、真空含浸で浸入した樹脂2aとの間に空隙
部4が生じ、真空含浸のみの外装に比べ防湿性は
若干向上するものの、樹脂が連続的に浸入してい
る場合に比べ、水分の浸透が容易なため防湿性は
充分なものではなかつた。また2回もの加熱硬化
F,Iを必要とするためリードタイムが長く、設
備費用もかさむものとなつていた。
発明の目的 この発明の目的は、リードタイムを長くするこ
となく高い防湿性を持つた高信頼性のフイルムコ
ンデンサを製造することのできる方法を提供する
ことである。
発明の構成 上記目的を達成するためのこの発明の構成は、
圧力を5〜100mmHgに保つた真空雰囲気下におい
てフイルムコンデンサ素子を液状樹脂に浸漬し、
その浸漬状態を保つたままで真空状態から大気圧
状態に移し、ついで前記液状樹脂からフイルムコ
ンデンサを取り出し、硬化させることなく取り出
し後3〜10分後に再び前記フイルムコンデンサ素
子を大気圧下において前記液状樹脂に浸漬し、こ
の液状樹脂から取り出した後、初めて加熱硬化す
るものである。
第3図aはこの発明の外装過程を示すもので、
第1図aの外装過程のA〜Eまでを同様に行つた
後、過程Fを省略し3〜10分の間に再び大気圧で
コンデンサ素子1を樹脂2へ浸漬しG、引き上げ
H、その後加熱硬化Iして行われる。
この方法によると、真空状態から大気圧にもど
した後、素子を引き上げることにより樹脂の素子
内部への浸入が容易に行えるものである。すなわ
ち、真空状態から大気圧にもどした後、素子を樹
脂から引き上げることにより、浸入しつつある樹
脂に後続する樹脂の供給を一旦断ち、素子端部に
付着した樹脂を素子内に浸入させる。
この時、浸入する樹脂に後続する樹脂の供給が
断れているため、樹脂と誘電体および金属箔との
界面抵抗が小さくなり、したがつて素子内部への
樹脂の浸入速度は速くなる。これは浸漬状態のま
ま放置し樹脂を供給し続ける場合に比較し、極め
て短時間で浸入させるものである。
さらに再び、大気圧で液状樹脂内へ浸漬を行う
が、この場合素子両端部および誘電体と金属箔の
表面には真空含浸で浸入した樹脂が付着してお
り、しかも加熱硬化されていない溶融状態にある
ために、大気含浸で浸入した樹脂と直ちに容易に
密着し、その結果空隙部が生じるようなことがな
い。
したがつて、誘電体および金属箔の表面全域は
もちろん、素子端部も樹脂に充分に覆われるため
高い防湿効果をもつコンデンサが短時間に、しか
もただ1回の加熱硬化によつて得られることにな
る。
第3図bはこの発明の外装方法による外装後の
フイルムコンデンサの断面図である。真空含浸に
よる樹脂2aと大気含浸による2bは、素子1を
構成する誘電体1aおよび金属箔1bの間に完全
に浸入し、素子1の両端部も完全に覆われる。
実施例の説明 第4図はこの発明における、真空含浸後素子1
を引き上げてから再び大気圧下で樹脂2に浸漬す
るまでの時間と、それによつてでき上がつたフイ
ルムコンデンサの耐湿性試験(40℃,95%,500
時間後)の静電容量の変化率を示している。また
真空含浸時の真空度を5mmHg,100mmHg,200mm
Hgで比較したものである。
これによると、真空含浸後引き上げ、再び大気
圧下で樹脂に浸漬するまでの時間は、3分以上で
耐湿性試験の静電容量変化率は少なく、真空度は
100mmHg以下で静電容量の変化率が小さくなつて
いる。
また、真空含浸後引き上げ、再び大気圧にて樹
脂に浸漬するまでの時間は10分以上ではそれ以上
の効果の期待はできない。なお、真空度5mmHg
以下では樹脂の沸騰が発生し、素子以外の不要な
部分へ樹脂が付着し作業上好ましくない。
第5図は、真空含浸50mmHg、真空含浸から大
気圧にて再び樹脂に浸漬するまでの時間5分で行
つたこの発明のコンデンサの耐湿性試験(40℃,
95%,500時間)の静電容量の変化率を示したも
ので、横軸は樹脂の粘度を示している。これによ
ると通常用いられる樹脂の粘度10000cps以下では
全く有意差は認められない。
第6図はこの発明と従来例とを比較したもので
ある。すなわち、素子をエポキシ樹脂で50mmHg
の真空含浸を行つた後、引き上げ5分後に再び大
気含浸をし加熱硬化し完成したこの発明のコンデ
ンサと、従来の真空含浸のみのコンデンサおよび
真空含浸後加熱硬化しその後大気含浸して完成し
たコンデンサの耐湿性試験(40℃,95%,500時
間)の静電容量変化率の比較をしたものである。
ここでこの発明のコンデンサは、従来のコンデン
サに比較し、静電容量の変化率が極めて少ないも
のとなつており、防湿の効果が充分に現われてい
る。
発明の効果 この発明のフイルムコンデンサの製造方法によ
れば、従来の外装方法に比較し、リードタイムを
長くすることなく、高い防湿性の高信頼性のフイ
ルムコンデンサを製造することができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図のaは従来の方法の工程図、bはその方
法によるコンデンサの断面図、第2図のaは別の
従来の方法の工程図、bはその方法によるコンデ
ンサの断面図、第3図のaはこの発明の方法の工
程図、bはその方法によるコンデンサの一例の断
面図、第4図は耐湿性試験における静電容量変化
率と真空含浸後再び大気含浸をするまでの時間と
の関係を示したグラフ、第5図は耐湿性試験にお
ける静電容量変化率と樹脂粘度との関係を示した
グラフ、第6図は耐湿性試験におけるこの発明の
コンデンサと従来のコンデンサとの静電容量変化
率の比較を示したグラフである。 1…フイルムコンデンサ素子、2…液状樹脂。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 圧力を5〜100mmHgに保つた真空雰囲気下に
    おいてフイルムコンデンサ素子を液状樹脂に浸漬
    し、その浸漬状態を保つたままで真空状態から大
    気圧状態に移し、ついで前記液状樹脂からフイル
    ムコンデンサを取り出し、硬化させることなく取
    り出し後3〜10分後に再び前記フイルムコンデン
    サ素子を大気圧下において前記液状樹脂に浸漬
    し、この液状樹脂から取り出した後、初めて加熱
    硬化することを特徴とするフイルムコンデンサの
    製造方法。
JP58133952A 1983-07-21 1983-07-21 フイルムコンデンサの製造方法 Granted JPS6025213A (ja)

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JP58133952A JPS6025213A (ja) 1983-07-21 1983-07-21 フイルムコンデンサの製造方法

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JP58133952A JPS6025213A (ja) 1983-07-21 1983-07-21 フイルムコンデンサの製造方法

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JPS6025213A JPS6025213A (ja) 1985-02-08
JPS6410925B2 true JPS6410925B2 (ja) 1989-02-22

Family

ID=15116908

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JP58133952A Granted JPS6025213A (ja) 1983-07-21 1983-07-21 フイルムコンデンサの製造方法

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KR20230012305A (ko) * 2021-07-15 2023-01-26 대한민국(관리부서: 행정안전부 국립과학수사연구원장) 식별코드 튜브의 관리 장치 및 이를 포함하는 관리 시스템

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JPS6025213A (ja) 1985-02-08

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