JPS6410609B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6410609B2
JPS6410609B2 JP17844786A JP17844786A JPS6410609B2 JP S6410609 B2 JPS6410609 B2 JP S6410609B2 JP 17844786 A JP17844786 A JP 17844786A JP 17844786 A JP17844786 A JP 17844786A JP S6410609 B2 JPS6410609 B2 JP S6410609B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
warping
yarn
thread
twill
conveyor belt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP17844786A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6335845A (ja
Inventor
Yoshihiro Tanaka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SUZUKI WAAPAA JUGEN
Original Assignee
SUZUKI WAAPAA JUGEN
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SUZUKI WAAPAA JUGEN filed Critical SUZUKI WAAPAA JUGEN
Priority to JP17844786A priority Critical patent/JPS6335845A/ja
Publication of JPS6335845A publication Critical patent/JPS6335845A/ja
Publication of JPS6410609B2 publication Critical patent/JPS6410609B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D02YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
    • D02HWARPING, BEAMING OR LEASING
    • D02H3/00Warping machines
    • D02H3/04Sample warpers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Warping, Beaming, Or Leasing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、ベルト送りモータをACサーボモー
タとし、コンベアベルトの送り制御を確実に行い
かつ糸の捲付密度設定を正確に行うことができる
ようにした電子制御サンプル整経機に関する。 (従来技術) 従来使用されているサンプル整経機としては、
実開昭49−29242号公報に開示された構造、即ち
中空軸1の両端中心に加動軸2と被動軸3とを突
出させ、加動軸2にはプーリー4に固定された小
歯輪5を、他端の被動軸3には導糸杆6を固定し
た小歯輪7を夫々遊装し、前記の小歯輪5,7を
中空軸1内の連動軸8両端の小歯輪9,10のか
み合いによつて連動し得しめ、該中空軸は加動軸
2側で片支持とし、被動軸3側の中空軸には、円
弧部11と直線部12とを交互させた同型の外周
を有する胴枠13,14の円弧部11に両端の転
子15に掛けられ、横梁16面上を辷つて移動さ
れるコンベアベルト17を付設した横梁16を渡
して形成せしめた整経胴Aを遊装し、前記のコン
ベアベルト17は胴外から適宜駆動される親歯輪
18とのかみ合いにより一斉に回転される遊星歯
車19の胴内螺軸20と螺合せしめた駆動子21
によつて一斉に夫々同量の微移動し得しめ、導糸
杆6の先端を内方に屈成し導糸杆6′として整経
胴Aの前端上面に臨ませてなるサンプル整経機の
構造(符号は後述する実施例で用いるものと同
じ)が知られている。このサンプル整経機は他の
タイプの整経機に比較して均一かつ優良な整経を
行うものとして評価されていた。このような従来
のサンプル整経機では、柄整経を行わせるために
パンチカードを用い、このパンチカードからの指
示により各装置又は機構を動作させて所望の柄を
整経していたものである。しかし、このパンチカ
ードをパンチングする作業は多大な時間を要しま
たパンチングミスの発生も避けられないもので、
その改善が要望されており、本願出願人は、特願
昭60−199590号として電子制御によつて柄整経を
可能とした電子制御サンプル整経機を既に提案し
非常な好評を得ている。 しかし、この電子制御サンプル整経機における
整経密度設定方法は、主電動機46に接続される
変速機の変速比を整経密度設定ダイヤルで変えて
コンベアベルト17の移動速度を決定しかつ空転
時もコンベアベルトが動作する機構のため、無地
整経(糸選別なしの整経)と柄整経(糸選別を行
う整経)とでは下記の計算式を行い、計算式の答
えと予めデータ取りをしていた値に合せ整経密度
設定ダイヤルを設定し、かつ整経途中で何度か実
行送り量と実行捲付本数をチエツクし整経密度設
定ダイヤルを微調整して仕上がり幅が筬通し幅と
合うようにしていた。 無地整経時の整経密度設定ダイヤル値 (整経本数/整経幅)x巻回数 柄整経時の整経密度設定ダイヤル値 (整経本数/整経幅)x〔(1柄の配列本数x巻回数
)+(1柄の交換数x2)〕/1柄の配列本数 柄整経時には、同一太さの数色の整経であつて
も柄側により糸の配列ピツチ、糸の張力、長さが
多分に違つていて問題があつた。例えば、1柄が
Qの糸を1本巻き、次にTの糸を1本巻きこれを
20回繰り返し、次にUの糸10本、Vの糸を10本巻
いた後、Qの糸を2本巻き、Tの糸を2本巻きこ
れを20回繰り返すという方法で径ピツチが0.1mm
で巻きたい時、第19図のaピツチとbピツチで
は糸の種類を変える時、即ち糸チエンジ作業時に
は空転を2回行つていることから、aピツチは空
転分がプラスされ3:1の割合で隙間が開いてし
まつており、整経胴上で同図に示したような巻き
姿になり、第20図に示すごとく巻き取りの際に
張力と整経長が微妙に変化してしまうという不都
合な状態で捲付けられていたものである。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明は、上記の点に鑑み発明されたもので、
ベルト送りモータをACサーボモータとし、CPU
基板を位置制御基板及びドライバーを介在させて
ACサーボモータに接続し、該CPU基板には整経
本数設定器、整経幅設定器及び巻回数設定器を接
続し、整経幅、整経本数、巻回数をCPU基板に
入力し、一回転当りの送りパルス数をCPU基板
において算出し、一回捲付毎に該送りパルス数を
位置制御基板に送出しかつ空転時にはこの送りパ
ルスを送出しないことによりコンベアベルトの送
り制御が確実におこなわれ、糸の捲付密度設定を
正確に行うことを可能とした電子制御サンプル整
経機を提供することを目的とする。 (問題を解決するための手段) 本発明の要旨は、中空軸1の両端中心に加動軸
2と被動軸3とを突出させ、加動軸2にはプーリ
ー4に固定された小歯輪5を、他端の被動軸3に
は導糸杆6を固定した小歯輪7を夫々遊装し、前
記の小歯輪5,7を中空軸1内の連動軸8両端の
小歯輪9,10のかみ合いによつて連動し得し
め、該中空軸は加動軸2側で片支持とし、被動軸
3側の中空軸には、円弧部11と直線部12とを
交互させた同型の外周を有する胴枠13,14の
円弧部11に両端の転子15に掛けられ、横梁1
6面上を辷つて移動されるコンベアベルト17を
付設した横梁16を渡して形成せしめた整経胴A
を遊装し、前記のコンベアベルト17は胴外から
適宜駆動される親歯輪18とのかみ合いにより一
斉に回転される遊星歯車19の胴内螺軸20と螺
合せしめた駆動子21によつて一斉に夫々同量の
微移動し得しめ、導糸杆6の先端を内方に屈成し
導糸部6′として整経胴Aの前端上面に臨ませて
なる構成を有し、整経胴Aに巻きつけられる糸を
綾取りバー及びカツト綾バーの上下に選別するこ
とにより綾及びカツト綾を作る綾取り手段と、整
経胴Aに巻きつけられる糸の総本数をカウントす
る総本数カウンタのアツプ信号をオン/オフさせ
る総本数カウンタカウント手段と、整経胴Aに巻
きつけられる糸の総本数が設定値に達すると整経
機本体を停止させる総本数完了停止手段と、コン
ベアベルトを左に移動させるコンベアベルト左移
動手段と、コンベアベルトを右に移動させるコン
ベアベルト右移動手段と、主電動機46の回転を
導糸杆6に伝達させる運転・停止手段と、糸選別
ガイド27及び糸外し装置32を制御する糸セレ
クト手段と、糸緩み防止(糸抑え)装置60のソ
レノイドをオン/オフさせる糸抑えソレノイド手
段と、糸が整経胴Aに巻かれた回数をカウント表
示させる回数巻カウント手段を具備し、糸種0〜
nの選択、糸本数の設定、繰り返し数の設定、巻
回数の設定及びコンベアベルトの送り量を設定す
ることによつて所望の柄整経を自動的に行うこと
ができるようにした電子制御サンプル整経機にお
いて、ベルト送りモータをACサーボモータとし、
CPU基板を位置制御基板及びドライバーを介在
させてACサーボモータに接続し、該CPU基板に
は整経本数設定器、整経幅設定器及び巻回数設定
器を接続し、整経幅、整経本数、巻回数をCPU
基板に入力し、一回転当りの送りパルス数を
CPU基板において算出し、一回捲付毎に該送り
パルス数を位置制御基板に送出しかつ空転時には
この送りパルスを送出しないことによりコンベア
ベルトの送り制御が確実におこなわれ、糸の捲付
密度設定を正確に行うことを可能としたことを特
徴とする電子制御サンプル整経機に関する。 (実施例) 以下に本発明の一実施例を添付図面に基づいて
説明する。 図中、Wは本発明に係るサンプル整経機で、中
空軸1を有している。該中空軸1の両端中心には
加動軸2と被動軸3とが突出されている。該加動
軸2にはプーリー4に固定された小歯輪5が遊装
され、また他端の該被動軸3には導糸杆6を固定
した小歯輪7が遊装されている。該小歯輪5及び
7は、該中空軸1内の連動軸8の両端に設けられ
た小歯輪9及び10のかみ合いによつて連動せし
められている。該中空軸1は該加動軸2側で片支
持とされており、該被動軸3側の該中空軸1には
整経胴Aが遊装されている。該整経胴Aは、円弧
部11と直線部12とを交互させた同型の外周を
有する胴枠13,14の円弧部11に両端の転子
15に掛けられ、横梁16面上を辷つて移動され
るコンベアベルト17を付設した横梁16を渡し
て形成せしめられている。該コンベアベルト17
は、胴外から適宜駆動される親歯輪18とのかみ
合いにより一斉に回転される遊星歯車19の胴内
螺軸20と螺合せしめた駆動子21によつて一斉
に夫々同量ずつ微移動せしめられる。該導糸杆6
の先端は内方に屈成せしめられて導糸部6′とな
つている。該導糸部6′は該整経胴Aの前端上面
に臨ませられている。 Bはそれぞれ異色の糸22を巻いてある複数本
のボビンを立てるクリール、24はボビンから引
き出された糸22を案内するガイドプレート、2
5は糸22の張力を調整する張力調整器、26は
ドロツパーリングである。 27はプログラム設定器78の指示により糸2
2を選別ガイドする糸選別ガイドである。28は
スリツト板で、プーリー4の回転に伴つてパルス
を発生させ、n個配列されたロータリーソレノイ
ド29を作動させる。該糸選別ガイド27はそれ
ぞれのロータリソレノイド29にそれぞれ取付け
られており、ロータリソレノイド29がオンとな
ると回動して作動位置(第9図仮想線)に進出
し、ロータリソレノイド29がオフとなると逆に
回動して元の位置(第9図実線)に復帰する。S
は基台Y上に支持体Tを介しかつ該糸選別ガイド
27に対応して設置されたストツパ板で、該糸選
別ガイド27が回動して作動位置に進出したと
き、該糸選別ガイド27の先端部27aを受ける
とともにその動きを制限するものである。該スト
ツパ板Sの該糸選別ガイド27の先端部27aが
当接する部分には凹部rが形成されている。該凹
部rを形成することによつて該糸選別ガイド27
の先端部27aの該ストツパ板Sへの当接位置は
該ストツパ板Sの通常の面よりも奥に位置するこ
ととなるため、該糸選別ガイド27による糸チエ
ンジの際の糸のキヤツチは確実円滑に行われるも
のである。この凹部rが存在せず単にストツパ板
Sを設けただけでは糸のキヤツチは必ずしも正確
に行われるものではなく凹部rを形成するだけで
非常に確実かつ円滑に糸のキヤツチを行うことが
できるものである。この凹部rの存在は極めて大
きな効果を奏する。なお、該凹部rの形状として
は該ストツパ板Sの該糸選別ガイド27の先端部
27aとの当接面が奥に位置するように形成すれ
ばよいもので、該ストツパ板Sの該糸選別ガイド
27との当接面の上下に突部又は突条を形成して
もよく、また該糸選別ガイド27との当接部分だ
けを凹部としてもよいし、さらに図示したごとく
長溝状の凹部としてもよいものである。59aは
導糸カバー59の下端部内面に突設されたガイド
ロツドで、糸チエンジのとき外された糸がストツ
パ板Sの下側に移行するように案内するものであ
る。 30及び31は糸22のガイドロツドである。
32はプログラム設定器78の指示により捲付中
の糸22を外す糸外し装置である。 33,34,35及び37は糸22の綾取りを
行う綾取りバーで、33及び37は綾取り上バ
ー、34及び35は綾取り下バーである。36及
び38は綾取りした糸を下側の糸及び上側の糸に
区別するカツト綾バーで、36はカツト綾上バ
ー、38はカツト綾下バーである。39は綾取り
した糸を切断した下側の糸を止める糸止め具で、
前記胴枠13に設けられている。巻き返し機C
は、スケルトン40、ローラ41,42、ジグザ
グコーム43、ローラ44及び織布用ビーム49
を有している。 46は主電動機で、従来の変速機及びクラツチ
ブレーキ付モータの代わりにインバータモータを
用いることによつて、運転中の加減速度、緩衝起
動停止、ジヨギング運転、糸捲付速度の高速化を
可能としている。 なお、47は主変速プーリ、58は主変速プー
リ47と従変速プーリ48に掛けられたVベル
ト、49は従変速プーリ48と同軸のカウンター
プーリ、50はブレーキ作動ピニオンでラツクを
進退させることによりブレーキドラムDの制動孔
(図示せず)と係合及び離開をおこなわせ、随時
整経胴Aを制御せしめるものである。57は加動
軸2上のプーリ4間のVベルト、51はベルト送
りモータ(ACサーボモータ)、52はシフトレバ
ー、53は被動ギヤ、54はスプロケツト車、5
5はチエン、56は親歯輪18を駆動するチエン
ホイール、57,58は共にVベルト、59は導
糸カバー、Dはブレーキドラムである。 60は糸緩み防止装置で、糸選別ガイド27に
近接する整経胴Aの下側の横梁16a又は16b
の側壁に取付けられている。該糸緩み防止装置6
0の取付け位置は整経胴Aの最下面に位置する横
梁16aの側壁が最も好ましいが、該横梁16a
に隣接する横梁16bの側壁に取付けても同様の
作用を行いうる。61は該糸緩み防止装置60を
該横梁16a側壁に取付けるための取付金具であ
る。62は糸緩み防止装置60を構成する回転円
盤体で、周面部に円周の略1/4を切欠いて形成さ
れた糸抑え切欠き63を有しかつ渦巻き型の復帰
バネ手段64によつて常時一方向に回転するよう
に付勢されている。65は該取付金具61に突設
されかつ該糸抑え切欠き63の端面に当接して該
回転円盤体62の回転を制限するストツパーで、
該糸抑え切欠き63の端面と協働して外された糸
22を抑える作用を果たす。66は取付金具61
に取付けられたロータリーソレノイドで、オン状
態で該回転円盤体を反対方向に回転せしめるよう
に作動する。67a,67b及び67cはセンサ
ーで、スリツト板28のスリツト28aが通過す
るのを検知するものである。該スリツト28aは
導糸杆6と同期的にするように設定されており、
スリツト28aの回転を検知することによつて該
導糸杆6の回転も該センサー67a,67b及び
67cによつて検知される。このセンサー67
a,67b及び67cは3個が約120度間隔で配
置されている。そのうち、センサー67bは導糸
杆6が糸緩み防止装置60を通過したことを検知
できるように下側の位置に設置されている。そこ
で、捲付作業中、糸外し装置32によつて次に外
される予定の糸が該糸緩み防止装置60を通過す
ると、プログラム設定器78からの信号により該
ロータリーソレノイド66はオン状態とされる。
該ロータリソレノイド66は該導糸杆即ちスリツ
ト28aが該センサー67bから回転方向に約
240度離れたセンサー67aを通過すると、プロ
グラム設定器78からの信号によりオフとなる。
なお、68は該横梁16の側壁下端部に形成され
たカバー取付溝で、整経胴A内へ塵が侵入するの
を防ぐ防塵用カバーを装着するためのものであ
る。 第4図において、69はコンベアベルト17の
移動停止切り換えレバー、70は整経胴Aの固定
ロツクレバー、74は綾取りバー調整レバー、7
5は綾取りバー固定ハンドルおよび78はプログ
ラム設定器である。79はコントローラである。
80は該整経胴Aの直線部12の中央部分に設け
られた糸張り装置である。 第1図において、87は糸22が整経胴Aに一
回捲付られる毎に作動する上側リミツトスイツチ
でクリールBの上部に設けられている。該上側リ
ミツトスイツチ87は、糸22が整経胴Aに捲付
けられて導糸杆6が回転している状態では供給糸
22によつてオンとなる。しかし、糸22が整経
胴Aに捲付けられないにもかかわらず導糸杆6が
回転している状態、即ちミスチエンジ状態では該
上側リミツトスイツチ87はオフのままでオンと
なることはない。この上側リミツトスイツチ87
の上記作動を利用し、糸22が一回整経胴Aに捲
付けられる毎に該上側リミツトスイツチ87のオ
ン/オフを確認し、糸22が一回整経胴Aに捲付
けられる過程で一度も上側リミツトスイツチ87
がオン状態とならない場合はサンプル整経機Wの
作動を自動的に停止させてミスチエンジ発生によ
る不都合を回避するものである。 88は、該ドロツパーリング26の下方に設け
られた下側リミツトスイツチで、糸22が切れた
とき、該ドロツパーリング26が落下することに
よつてオンとなり、該下側リミツトスイツチ88
からの信号によりサンプル整経機Wの動作を停止
させて糸切れによる不都合を回避する。 第15図は、インバータモータ46の回転制御
を示すブロツク図である。プログラム設定器78
及びセンサー67cに接続しているコントローラ
(シーケンス基板)79を介してインバータMに
運転停止信号、ジヨギング信号、多段変速
信号、正逆転信号を用い、糸チエンジ作業時
に、運転停止信号をオン、多段変速信号をオン、
正逆転信号をオン(正転)とし、予めインバータ
Mの設定器で設定した低速度でインバータモータ
46を回転させる。一方、糸捲付作業時には、運
転停止信号がオン、正逆転信号をオンとし、やは
り予めインバータMの設定器で設定した高速度で
インバータモータ46を回転させる。したがつ
て、糸交換時のミスチエンジ、糸切れ、ミスキヤ
ツチの発生を極力防止することができるとともに
糸捲付作業時の高速化が可能となるものである。 第17図は、本発明の特徴的構成を示すブロツ
ク図である。IはCPU基板で、整経幅設定器G、
整経本数設定器F及び巻回数設定器Hにそれぞれ
接続され、かつ位置制御基板J及びドライバーK
を介してACサーボモータ51に接続されている。
該CPU基板Iは各設定器から入力された整経幅、
整経本数及び巻回数に基づいて送りパルス数を算
出し必要な補正を行うとともに空転時でない場合
にその算出パルス数を位置制御基板Jに送出する
作用を行うものである。位置制御基板Jは、
CPU基板Iから送られてきたパルス数とACサー
ボモータ51からフイードバツクされてきたパル
ス数とを比較してACサーボモータ51の制御を
行う。該CPU基板Iにはシーケンス基板79及
びセンサー67aが接続され運転に関する情報が
与えられる。 叙上の構成により以下にその作用を説明する。 まず糸22はサンプルの柄によつて本数が異な
るが例えばn色の異色糸ボビンをクリールBに立
て所要本数の糸22を引出し、ガイドプレート2
4、張力調整器25、ドロツパーリング26、糸
選別ガイド27を通し、基台Yに永久磁石付糸止
め具Eを以て押さえセツトする。次いで、予め用
意された配列に合わせたプログラム設定器78に
よつて本体運転と同時に導糸部6′が整経胴A上
で円運動しコンベアベルト17上に糸22を捲付
ける。コンベアベルト17も胴内螺軸20の作用
により矢印方向に移動する。プーリー4の回転に
伴いスリツト板28によりパルスを発生させn個
配列されたロータリーソレノイド29を作動させ
る。ロータリーソレノイド29に取付られた糸選
別ガイド27を作動位置に進出させ導糸部6′の
通過時、ガイドロツド30,31間に張られた糸
22を引つ掛けコンベアベルト17上に捲付け
る。プログラム設定器78の次なる指示により糸
外し装置32の作動により捲付中の糸22は外さ
れ、次なるプログラム設定器78の指示により別
糸が捲付られる。 糸チエンジの際の糸22の動きを第9図によつ
て説明すれば、最初は原位置にある糸選別ガイド
27によつて保持されている糸22aは、該糸選
別ガイド27が回動して作動位置に進出すると糸
は22bの状態となり、この状態から導糸部6′
によつて整経胴Aに捲付けられ、一回巻かれた状
態が糸22cで、二回め以降の捲付けは糸22d
の状態で行われる。糸外し装置32によつて捲付
中の糸22dが外されると、また糸22bの状態
となる。外された糸をキヤツチするために回動し
た作動位置に進出してきた糸選別ガイド27はそ
の先端部27aがストツパ板Sの凹部r内に位置
しているために外された糸22bは該糸選別ガイ
ド27によつて確実かつ円滑にキヤツチされ、二
本巻き等の事故が生ずることはなくなるものであ
る。 このとき、外される予定の糸22即ち導糸杆6
が糸緩み防止装置60を通過するとセンサー67
bによつて直ちに検知されてプログラム設定器7
8及びコントローラ79からの信号によりロータ
リーソレノイド66がオンとなり、回転円盤体6
2をバネ手段64の付勢方向と反対方向に回転せ
しめ、該糸抑え切欠き63に位置していた糸22
を該糸抑え切欠き63の端面とストツパー65と
によつて押さえ込むように作動せしめる。この押
さえ込みの状態は短時間、即ち導糸杆6がセンサ
ー67aの位置に達すると解消し、次の糸が外さ
れる時に備えて糸緩み防止装置60は待機するこ
ととなる。 この外された糸は該回転円盤体62による押さ
え込みが終わると引き続いてドロツパーリング2
6の重量によりゆるみなく張りながら糸選別ガイ
ド27を原位置に戻し次のプログラム設定器78
の指示を期待し順次所定の配列通り巻き取らすも
のである。 なお、巻き取りに際し綾取りバー33,34,
35及び37は綾取り作用を行い、カツト綾バー
36及び38は綾取りした糸を下側の糸及び上側
の糸に区別し巻き取られた糸列は該カツト綾バー
36,38の働きにより綾取りした糸を切断部分
で切断し下側の糸は胴枠13に取付けられた糸止
具39に止め、上側の糸は巻き返し機Cのスケル
トン40の反布に結びローラ41を経て巻き取ら
しめる。次にローラ41からローラ42、ジグザ
グコーム43、ローラ44を経て織布用ビーム4
9に巻き返すものであるが、本実施例の整経胴A
は殆ど円型に近いのでスケルトン40の巻き返し
を省略し直接織布ビーム49に巻き取らせても支
障はない特長がある。 しかして、第10図a〜jに基づいて本発明の
電子制御サンプル整経機の制御方法及び動作を説
明する。プログラムはa〜jまでを約0.5〜1ミ
リ秒間隔で順次繰り返す並列処理を行つているも
のである。 a 二本巻き停止回路 二本巻き検出センサー、即ち上側リミツトス
イツチ87は給糸用クリールスタンドに取付け
られており(第3図)、センサ給糸1本に1個
合計n個取付けられている。該センサ87は糸
22が導糸部6′により整経胴Aに巻きつけら
れると出力を出すようになつていて糸セレクト
時の事故で導糸部6′が同時に糸を2本以上引
つ掛けると、2本巻表示灯をONにする。この
2本巻表示灯のON信号は整経機本体停止SW
(スイツチ)と回路上で結合されており、機械
本体も停止する。解除は2本巻リセツトスイツ
チで行う。 b 綾取回路 綾取りバーは綾取り上バー33,37、綾取
り下バー34,35、カツト綾上バー36、カ
ツト綾下バー38の4種類のバーで構成されて
いる。各バーの先端にはソレノイドが取付けら
れており、各ソレノイドの動作により整経胴A
上に巻き取られる糸を各綾取りバーの上下に選
別し綾及びカツト綾を作つている。スタート時
の綾は綾取り上スイツチ及び綾取り下スイツチ
で選別できる。 糸交換中でない綾取り方法は、整経機が運転
中であり、カウント値“0”(回数巻表示
“0”)であることを確認すると、綾取り上ソレ
ノイド、カツト綾上下ソレノイドの3種類が
ONし、光電C,67cで綾取り上ソレノイ
ド、カツト綾上下ソレノイドがOFFとなる。
同時に綾取り下表示灯がONしカウント“0”
(回数巻表示“0”)になると綾取り下表示灯が
ONしカウント“0”(回数巻表示“0”にな
ると綾取り下ソレノイド、カツト綾上下ソレノ
イドの3種類がONし、光電C,67cで綾取
り下ソレノイド、カツト綾上下ソレノイドが
OFFとなる。同時に綾取り上表示灯がONし、
次のカウント“0”(回数巻表示“0”)で以上
を繰り返す。 糸交換中の綾取り方法は、上記の糸交換中で
ない綾取り方法の各ソレノイドの動作時間が1
回転分(糸チエンジ中)余分に動作するように
なつている。 c 総本数カウンタカウント回路 総本数カウンタのアツプ信号をON/OFFさ
せる回路で、カウント値“0”(回数巻表示
“0”)にリセツトされると総本数カウンタのア
ツプ信号がONとなり光電C,67cでOFFに
なり総本数カウンタを進める。 d 総本数完了停止回路 総本数カウンタが設定値に達すると総本数完
了表示灯がONする。この総本数完了表示灯
ON信号は整経機本体停止スイツチと回路上で
結合されており、整経機も停止する。解除は総
本数カウンタ自身のリセツトスイツチで行う。 e コンベアベルト左移動回路及び f コンベアベルト右移動回路 本発明のサンプル整経機のコンベアベルトは
エンドレスでなく駆動子21の動きによつて左
右に移動するのでコンベアベルトのスタート位
置合せ、巻き返し位置合せに左移動スイツチ、
右移動スイツチにより、単独で移動できる。
又、安全のために右限、左限にベルト右限スイ
ツチ、ベルト左限スイツチが取付けられてい
る。左方向移動時ベルト左限スイツチが、右方
向移動時ベルト右限スイツチが動作すればコン
ベアベルト17は停止する。 g 運転・停止回路 主電動機46の回転を導糸杆6に伝達させる
回路である。運転SW(スイツチ)ON、停止
SW、ON後1秒タイマが挿入されているが、
これは運転又は停止になつても運転中を判断す
る個所のプログラムと同期を取るためのもので
ある。 h 糸セレクト回路 この回路は糸セレクト(糸選択)、糸外しソ
レノイドを制御するものである。 i 糸抑えソレノイド回路 糸抑えソレノイドをON/OFFさせる回路で
あり、糸抑えソレノイドは糸セレクト用のチエ
ンジ信号ON後の光電B,67bから光電A,
67aの間のみONとなる。 j 回数巻カウント回路 糸が整経胴Aに巻かれた回数をカウントし表
示させる回路であり、糸セレクト中以外の光電
Aの出力により回数巻表示がプラス1され、回
数巻設定値以上になるとリセツトされ回数巻表
示が“0”となる。 次に具体的な例として、赤色糸と白色糸の2本
の糸を使用し、赤色糸2本、白色糸2本の繰り返
しで総本数3600本、整経幅100cm、整経長(回数
巻)2回の場合の動作説明をする。 まず、クリールスタンドBに赤色糸、白色糸を
セツトし、ガイドプレート24、張力調整器2
5、ドロツパーリング26を通し、糸選別ガイド
27のNo.0のガイドに赤色糸を、No.1のガイドに
白色糸を通し、基台Yに永久磁石付止め具Eを以
て押さえ糸をセツトする。 次いで、糸選別ガイド27の糸セツト通りにプ
ログラムをする。プログラムした内容の表示部を
示すと次の通りである。
【表】 同時に回数巻設定(2を設定する)、コンベア
ベルトの送り量をセツトし(総本数が3600本済ん
だとき100cm移動するようにセツトする。)総本数
カウンタに3600をセツトする。 機構上は、運転スイツチが入り導糸杆6が回転
すると同回転速度でスリツト板28が回転し、同
時にコンベアベルト17が前面より後部へ(原動
部側)へ設定量づつ移動するようになつている。
ついで、整経モータ(主電動機)46を回転さ
せ、導糸杆6を光電A,67aと光電B,67b
の間のスタート位置にし、運転スイツチをONす
ると、No.0の糸選別ガイド27のソレノイドが
ONし、綾取り上ソレノイド及びカツト綾上下ソ
レノイドがONし、1秒後導糸杆6は回転する。
この時、導糸杆6はNo.0糸選別ガイドの糸、即ち
赤色糸をつかみ回転を始め整経胴Aに巻き始め
る。続いてカツト綾上ソレノイド及びカツト綾下
ソレノイドにより赤色糸のカツト綾が作られる。
ついで、光電C,67cを通過すると各ソレノイ
ドはOFFとなる。機構上、カツト綾バーは光電
B,67bと光電C,67cの間、綾取りバーは
光電Aと光電Bの間に位置しているので、スター
ト時の赤色糸はカツト綾のみとなる。導糸杆6が
1周目の光電A,67aを通過すると回数巻表示
が“1”となり、2周目の光電Aを通過すると回
数巻表示が“0”となる。同時に綾取り上ソレノ
イド、カツト綾上下ソレノイドがONし、次の光
電Cを通過で各ソレノイドはOFFし、綾、カツ
ト綾が作られる。これと同時に総本数カウントア
ツプ信号が出て、総本数カウンタに1が表示され
る。3周目の光電A,67aを通過すると回数巻
表示が“1”となり、4周目の光電Aを通過する
と回数巻表示が“0”となる。同時に、No.0糸選
別ソレノイド、糸外しソレノイド、綾取り下ソレ
ノイド、カツト綾上下ソレノイドがONし、赤色
糸は導糸杆6から外され、ドロツパーリング26
の重みでNo.0糸選別ガイドに収納される。この
時、光電Bを通過すると糸抑えソレノイドがON
し、整経胴Aの赤色糸を押さえ、糸交換による糸
たるみが整経胴A上の色に入らないようにする。
次の光電Cを通過すると糸外しソレノイドが
OFFする。同時に総本数カウントアツプ信号が
出て総本数カウンタに“2”が表示される。5周
目の光電A,67aを通過するとNo.0糸選別ソレ
ノイドがOFFし、No.1の糸選別ソレノイドがON
をする(この時、回数巻カウントはカウントしな
い)。導糸杆6はNo.1糸選別ソレノイドの白色糸
をつかみ整経胴A上に巻きつける。同時に糸抑え
ソレノイドがOFFする。次の光電C,67cで
No.1糸選別ソレノイド、綾取り下ソレノイド、カ
ツト綾上ソレノイド及カツト綾下ソレノイドが
OFFする。6周目の光電A,67aを通過する
と回数巻表示が“0”となる。同時に綾取り上ソ
レノイド、カツト綾上ソレノイド、カツト綾下ソ
レノイドがONし、次の光電C,67cを通過す
ると各ソレノイドはOFFし、綾、カツト綾が作
られる。これと同時に総本数カウントアツプ信号
が出て、総本数カウンタに“3”が表示される。
8周目の光電A,67aを通過すると回数巻表示
が“1”となり、9周目の光電A,67aを通過
すると、回数巻表示が“0”となる。同時にNo.1
糸選別ソレノイド、糸外しソレノイド、綾取り下
ソレノイド、カツト綾上ソレノイド、カツト綾下
ソレノイドがONし、白色糸は導糸杆6から外さ
れ、ドロツパーリング26の重みでNo.1糸選別ガ
イドに収納される。この時、光電B,67bを通
過すると糸抑えソレノイドがONし、整経胴Aの
糸を抑える。次の光電C,67cを通過すると糸
外しソレノイドがOFFする。同時に総本数カウ
ントアツプ信号が出て総本数カウンタに“4”が
表示される。10周目の光電Aを通過するとNo.1の
糸選別ソレノイドがOFFし、No.0の糸選別ソレ
ノイドがONする(この時、回数巻カウントはカ
ウントしない)。導糸杆6は赤色糸をつかみ整経
胴Aに巻きつける。同時に糸抑えソレノイドが
OFFする。次の光電C,67cでNo.0糸選別ソ
レノイド、綾取り下ソレノイド、カツト綾上ソレ
ノイド、カツト綾下ソレノイドがOFFする。 同様に、糸切れ、2本巻停止、ミスチエンジ、
右限スイツチ等の停止信号が入らない限り、総本
数完了停止信号が入るまで導糸杆6は回転し、各
ソレノイドはON/OFFし、コンベアベルトは糸
を送り続け整経作業を実行する。 本発明の電子制御サンプル整経機の制御部分
は、第11図に示した通りである。プログラム設
定器78は、0〜nの複数本の糸種の選択、糸本
数の設定、繰り返し数の設定を、備えつけの0〜
9のテンキースイツチ、↑スイツチ、↓スイツ
チ、移行スイツチ、( )スイツチ、終了スイツ
チ、CLR(クリア)スイツチ、紙送りスイツチに
より設定可能なプログラム設定器であり、設定し
たプログラムは小型プリンタに打ち出すことが可
能で、かつその内容はアドレス、( )の有無、
糸種、糸本数、繰り返し数をLEDで表示するこ
とができる。又、書込み、運転、呼び出し動作を
選択するスイツチを設けてあり、運転時には予め
設定された内容を表示すると共に運転時の状態を
表示することができ、呼び出し時にはプログラム
の修正、動作状態の修正を行うことができる。こ
のプログラム設定器78はコントローラ79と、
糸種、糸チエンジ、カウントアツプ信号を介して
接続され、これらの信号を授受しながら、予め設
定されたプログラムを順次繰り返すものである。
プログラムの内容は、四則演算公式を利用してお
り、例えば糸種1を10本、糸種2を5本、糸種3
を7本、これらの繰り返しを3回行つた後、糸種
4を6本、糸種5を2本巻くプログラムは
(1x10+2x5+3x7)3+4x6+5x2という式に当ては
められる。もちろん( )を何回も使用する
{〔(1x2+2x3)3+1x4〕5+2x6}7+3x5というプロ
グラムも製作可能である。又、一度設定したプロ
グラムは、プログラム変更を行わないかぎりバツ
クアツプ電池により保護されている。コントロー
ラ79は整経機本体を制御する部分であり、プロ
グラム設定器78で設定されたプログラム通り
に、コントローラ79に接続された電磁開閉器用
リレー81、糸種0〜nソレノイド用リレー8
2、糸セレクト、糸オサエ、糸ハズシソレノイド
用リレー83、綾取り上、綾取り下、カツト綾
上、カツト綾下ソレノイド用リレー84、表示ラ
ンプ85等を制御するものである。電磁開閉器用
リレー81は巻き取りモータのON/OFFを制御
し、糸種0〜nソレノイド用リレーは、糸セレク
トリレーがONの時、糸0〜nのソレノイドを制
御し、糸オサエ、糸ハズシ用リレーは、糸オサ
エ、糸ハズシソレノイドを制御し、綾取り上、綾
取り下、カツト綾上、カツト綾下用リレーは、そ
れぞれ綾取り上、綾取り下、カツト綾上、カツト
綾下ソレノイドを制御するものである。表示ラン
プ85は整経機本体の動作状態を表示するランプ
であり、電源ON、ベルト右移動、ベルト左移
動、綾取り上、綾取り下、主電動機ON、2本
巻、総本数、回数巻表示等のランプがある。操作
スイツチ86は、整経機本体を制御するためのス
イツチであり、電源、整経モータ自動停止、回数
巻設定、ベルト移動停止、ベルト右移動、ベルト
左移動、綾取り上、綾取り下、主電動機ON、主
電動機OFF、2本巻リセツトスイツチ及び総本
数カウンタ等がある。光電スイツチ67は整経機
本体に取付けられた3個の光電スイツチ又はセン
サ67a,67b,67cであり、糸セレクト、
糸オサエ、糸ハズシ、綾取り、カツト綾、カウン
トアツプ等のタイミングを取る為に略3等分され
た円周上に位置するものである。2本巻停止用ス
イツチ87はクリールスタンドに取付けられた糸
が2本以上同時に巻かれたことを検出し、コント
ローラ79に信号を送るものである。その他、整
経機本体にはクラツチをOFFさせる糸切れ検出
スイツチ、前記リレー群より制御される各種ソレ
ノイド、電磁開閉器、ミスチエンジ表示等が装備
されている。 本発明のサンプル整経機の動作をタイムチヤー
トで表すと第12図の通りである。 このタイムチヤートは、糸種0の2回巻を2
本、糸種1の2回巻を2本巻き、以後これを繰り
返すものである。ここでいう2回巻とは、0〜19
回巻まで設定可能な前記回数巻設定スイツチによ
り設定された値である。前記3個の光電スイツチ
からの信号は、ここでは光電A、光電B、光電C
と名付けられ、動作開始時は光電スイツチAと光
電スイツチBの間よりスタートすることを前提と
し、以下光電B−光電C−光電A−光電B−光電
C−光電Aを順次発生させ、以下に記すタイミン
グを取るために利用される。カウント信号は光電
Aがスリツト28aの通過を検知する都度発信さ
れ、プログラム設定器から受信したチエンジ信号
が来た後の1回だけは導糸杆6が空回りするから
発信しない。カウントアツプ信号は回数巻設定値
に達する都度、光電A〜光電Cの間ONとなり、
前記総本数カウンタをアツプさせ、前記プログラ
ム設定器にカウントアツプ信号を送る。チエンジ
(糸交換)信号は光電Aに同期しており、前記プ
ログラム設定器より送られてくるが、糸種を変え
る時に使用される信号である。セレクト信号は糸
種0〜nソレノイド用リレーのどれか1つがON
の時、その信号を糸種0〜nソレノイドに伝達す
る為の信号である。スタート時は、スタート時か
ら光電Cの間オンとなつており、それ以後はチエ
ンジ信号が来たことを確認し、光電Aから次の光
電Aの間ONとなり、わずかな時間(10〜50m
s)OFFとなり、直ちにONとなり、次の光電C
までONとなる。糸種0、糸種1ソレノイド用リ
レーは、プログラム設定器から送られてくる糸種
設定信号に基づきコントローラでタイミング調整
され、糸をチエンジするためのセレクト信号が発
生する前までONとなる。糸ハズシソレノイド信
号は、チエンジ信号が来たことを確認した後、光
電A〜光電Cの間ONとなり、糸オサエソレノイ
ド信号は糸ハズシソレノイド信号がONとなつた
後の光電B〜光電Aの間ONとなる。綾取り上ソ
レノイド信号と綾取り下ソレノイド信号は、綾取
り上、綾取り下スイツチにより、どちらからでも
スタートできるが交互にONとなることを条件
に、スタート時から光電Cの間、チエンジ時では
ないカウントアツプ信号ON時及びチエンジ信号
が来たことを確認し、光電Aから光電Cを1度通
過した後の光電Cの間ONとなる。ここの第12
図のタイムチヤートにはないが、綾取り上、綾取
り下ソレノイド信号のどちらかがON時、カツト
綾上ソレノイド、カツト綾下ソレノイド信号が共
にONとなる。 又、綾取り上、綾取り下ソレノイド信号のタイ
ミングを変えることにより、直接織物ビーム49
に巻き返すことが可能な異種の綾取りをすること
も可能である。整経機本体は、スタートスイツチ
により動作を開始し停止スイツチにより動作を停
止するが、糸2本以上同時に巻かれた状態をチエ
ツクする2本巻停止用スイツチの他、チエンジ時
に糸を巻き取らない状態を知らせるミスチエンジ
信号、総本数が巻かれたことを知らせる総本数カ
ウンタよりも送られる総本数完了信号、糸切れを
知らせる糸切れ検出信号等により停止させること
もできる。 糸チエンジ時のインバータモータ46の低速回
転について、第16図に示したフローチヤートに
よつて説明する。コントローラ(シーケンス基
板)79に接続されたプログラム設定器78か
ら、糸交換時にセンサー67aと同期して出力さ
れるチエンジ信号がオンとなるのを判断し多段変
速信号(低速信号)をオンとし、インバータモー
タ46を低速回転させる。次に、コントローラ
(シーケンス基板)79に接続されたセンサー6
7cのオン/オフ信号を確認しながら空転回数を
設定し、その間多段変速信号をオンし続け、空転
時を脱出すると多段変速信号をオフとし、インバ
ータモータ46を高速回転させる。その後は、ス
タート位置に戻り、上記動作を繰り返すものであ
る。第16図のフローチヤートは空転を2回行う
場合を示している。 なお、ジヨギング信号、正逆転信号のオン/オ
フ制御は、公知の外部スイツチによる制御である
ので、その説明は省略する。 本発明の特徴的作用であACサーボモータ51
の運転制御を第18図のフローチヤートに基づい
て説明する。まず、整経幅設定器Gによつて整経
幅gを、整経本数設定器Fによつて整経本数f
を、そして巻回数設定器Hによつて巻回数hを入
力し、CPU基板Iにおいて、式(gxe)/
(fxhxp)(式中、eは予め定数として設定されて
いる1回転当りのエンコーダパルス数、pはコン
ベアベルトの送りピツチである。)によつて一回
捲付時の送りパルス数を算出し、補正が必要な場
合は補正数も計算しておく。次に空転時かどうか
を判断し空転時の場合はスタート時に戻る。空転
時ではない場合は、シーケンス基板79に接続さ
れるセンサー67aのオン/オフ信号を判断し計
算されたパルス数を位置制御基板Jに送出する。
以下この動作を繰り返すものである。 具体的数値について言えば、例えば、整経幅を
1500mm、整経本数を3000本、巻回数を10回、1回
転当りのエンコーダパルス数を1000、コンベアベ
ルトの送りピツチを0.46mmとすると、 1回捲付時の送りパルス数は、 (1500x1000)/(3000x10x0.46)=108.7 となり、1回転当り108のパルスを送出すればよ
く、端数については補正を行えば正確にコンベア
ベルトの位置制御を行うことができる。 第20図は、第19図と同じ整経を本発明装置
によつて整経した状態を示しており、糸の種類を
変えた場合でも、全てbピツチで行われ、間隔の
大きいaピツチは存在しない。従つて、巻き取り
の際の張力と整経長の変化は極めて減少し、より
完璧な整経が行われる。 上記説明では、糸種を0〜nとしたが、nは9
までが通常であるが、それ以上とすることも可能
である。回数巻は1〜19として説明したがこれに
限定されないことは勿論である。ソレノイドのド
ライバー部であるリレー部は、トランジスタ、サ
イリスタ等の半導体でもよい。光電A、光電B、
光電Cの各種スイツチは、磁気感応素子、メカ式
リミツトスイツチ等でもよく、コントローラは、
現段階では、マイコン、メモリー、TTL、
CMOS、フオトカプラ等で形成されているが、
汎用のシーケンスコントローラを使用してもよ
い。 第13図はプログラム設定器78の盤面を示
し、第14図はコントローラ79の盤面を示す図
面である。第14図において、PL1はベルト早
送り左移動表示灯、PL2はベルト早送り右移動
表示灯、PL3は電源表示灯、PL4は主電動機
ON表示灯、PL5は綾上表示灯、PL6は綾下表
示灯、PL7は2本巻停止表示灯、SS−0は電源
スイツチ、SS−1は深夜電源スイツチ、SS−2
は主電動機正転逆転スイツチ、SS−3はミスチ
エンジ回路スイツチ、PS1はベルト早送り左移
動スイツチ、PS2はベルト早送り停止スイツチ、
PS3はベルト早送り右移動スイツチ、PS4は主
電動機ONスイツチ、PS5は主電動機OFFスイ
ツチ、PS6は綾上スイツチ、PS7は綾下スイツ
チ、PS8は回数巻手動カウントスイツチ、PS9
は回数巻カウントリセツトスイツチ、PS10は
2本巻リセツトスイツチ、PS11は主電動機逆
転寸動スイツチ、RS1は回数巻設定スイツチ、
BU406Dは回数巻設定器、RS2は整経本数設
定器である。72は整経糸速メーター、90は整
経長設定器、92は主電動機の最高回転数設定ダ
イヤルである。主電動機の最高回転数はインバー
タM内の設定器でも可能である。94及び96は
ベルト送り用の右寸動スイツチ及び左寸動スイツ
チで、メカニカルスイツチにより1ピツチ分のベ
ルト送りを主電動機がオフの時に可能とした補正
用スイツチである。 (発明の効果) 以上のように、本発明は、ベルト送りモータを
ACサーボモータとし、整経幅、整経本数及び巻
回数を入力してコンベアベルトの送り量を正確に
算出することによつて、コンベアベルトの位置制
御を確実に行いかつ糸捲付密度設定を正確に行う
ことができるという著大な効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の電子制御サンプル整経機及び
クリールの側面的概略断面説明図、第2図はサン
プル整経機及び巻き返し機の正面説明図、第3図
はサンプル整経機、クリール及び巻き返し機の配
置を示す平面説明図、第4図はサンプル整経機の
側面図、第5図は糸緩み防止装置の摘示側面説明
図、第6図は第5図の要部の正面図、第7図は導
糸杆とスリツト板との配置を示す説明図、第8図
はストツパ板の取付け状態を示す摘示説明図、第
9図は糸選別ガイドの摘示説明図、第10図a〜
jは本発明装置を構成する各手段の動作を示すフ
ローチヤート、第11図は本発明を構成する各機
器の関連を示すブロツク図、第12図は本発明装
置の時間的動作を示すタイムチヤート、第13図
はプログラム設定器の盤面を示す図面、第14図
はコントローラの盤面を示す図面、第15図はイ
ンバータモータの制御ブロツク図、第16図はイ
ンバータモータの低速回転制御フローチヤート、
第17図はACサーボモータの制御ブロツク図、
第18図はACサーボモータの運転制御を示すフ
ローチヤート、第19図は従来のサンプル整経機
による整経状態を示す図面、第20図は第19図
の巻き取り状態の張力状態を示す説明図及び第2
1図は本発明による整経状態を示す図面である。 1……中空軸、2……加動軸、3……被動軸、
4……プーリー、5……小歯輪、6……導糸杆、
6′……導糸部、7……小歯輪、8……連動軸、
10……小歯輪、11……円弧部、12……直線
部、13……胴杆、14……胴枠、15……転
子、16……横梁、17……コンベアベルト、1
8……親歯輪、19……遊星歯車、20……胴内
螺軸、21……駆動子、22……糸、24……ガ
イドプレート、25……張力調整器、26……ド
ロツパリング、27……糸選別ガイド、28……
スリツト板、29……ロータリーソレノイド、3
0,31……ガイドロツド、32……糸外し装
置、33,37……綾取り上バー、34,35…
…綾取り下バー、36……カツト綾上バー、38
……カツト綾下バー、39……糸止め具、40…
…スケルトン、42,42……ローラ、43……
ジグザグコーム、44……ローラ、45……織布
用ビーム、46……主電動機、47……主変速プ
ーリ、49……カウンタプーリ、50……ブレー
キ作動ピニオン、51……コンベアベルト用モー
タ、52……シフトレバー、53……被動ギヤ、
54……スプロケツト車、59……導糸カバー、
60……糸緩み防止装置、67a,67b,67
c……センサ又は光電A,B,C、78……プロ
グラム設定器、79……コントローラ、W……サ
ンプル整経機、A……整経胴、B……クリール、
C……巻き返し機、M……インバータ、I……
CPU基板、J……位置制御基板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 中空軸1の両端中心に加動軸2と被動軸3と
    を突出させ、加動軸2にはプーリー4に固定され
    た小歯輪5を、他端の被動軸3には導糸杆6を固
    定した小歯輪7を夫々遊装し、前記の小歯輪5,
    7を中空軸1内の連動軸8両端の小歯輪9,10
    のかみ合いによつて連動し得しめ、該中空軸は加
    動軸2側で片支持とし、被動軸3側の中空軸に
    は、円弧部11と直線部12とを交互させた同型
    の外周を有する胴枠13,14の円弧部11に両
    端の転子15に掛けられ、横梁16面上を辷つて
    移動されるコンベアベルト17を付設した横梁1
    6を渡して形成せしめた整経胴Aを遊装し、前記
    のコンベアベルト17は胴外から適宜駆動される
    親歯輪18とのかみ合いにより一斉に回転される
    遊星歯車19の胴内螺軸20と螺合せしめた駆動
    子21によつて一斉に夫々同量の微移動し得し
    め、導糸杆6の先端を内方に屈成し導糸部6′と
    して整経胴Aの前端上面に臨ませてなる構成を有
    し、整経胴Aに巻きつけられる糸を綾取りバー及
    びカツト綾バーの上下に選別することにより綾及
    びカツト綾を作る綾取り手段と、整経胴Aに巻き
    つけられる糸の総本数をカウントする総本数カウ
    ンタのアツプ信号をオン/オフさせる総本数カウ
    ンタカウント手段と、整経胴Aに巻きつけられる
    糸の総本数が設定値に達すると整経機本体を停止
    させる総本数完了停止手段と、コンベアベルトを
    左に移動させるコンベアベルト左移動手段と、コ
    ンベアベルトを右に移動させるコンベアベルト右
    移動手段と、主電動機46の回転を導糸杆6に伝
    達させる運転・停止手段と、糸選別ガイド27及
    び糸外し装置32を制御する糸セレクト手段と、
    糸緩み防止(糸抑え)装置60のソレノイドをオ
    ン/オフさせる糸抑えソレノイド手段と、糸が整
    経胴Aに巻かれた回数をカウント表示させる回数
    巻カウント手段を具備し、糸種0〜nの選択、糸
    本数の設定、繰り返し数の設定、巻回数の設定及
    びコンベアベルトの送り量を設定することによつ
    て所望の柄整経を自動的に行うことができるよう
    にした電子制御サンプル整経機において、ベルト
    送りモータをACサーボモータとし、CPU基板を
    位置制御基板及びドライバーを介在させてACサ
    ーボモータに接続し、該CPU基板には整経本数
    設定器、整経幅設定器及び巻回数設定器を接続
    し、整経幅、整経本数、巻回数をCPU基板に入
    力し、一回転当りの送りパルス数をCPU基板に
    おいて算出し、一回捲付毎に該送りパルス数を位
    置制御基板に送出しかつ空転時にはこの送りパル
    スを送出しないことによりコンベアベルトの送り
    制御が確実におこなわれ、糸の捲付密度設定を正
    確に行うことを可能としたことを特徴とする電子
    制御サンプル整経機。
JP17844786A 1986-07-29 1986-07-29 電子制御サンプル整経機 Granted JPS6335845A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17844786A JPS6335845A (ja) 1986-07-29 1986-07-29 電子制御サンプル整経機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17844786A JPS6335845A (ja) 1986-07-29 1986-07-29 電子制御サンプル整経機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6335845A JPS6335845A (ja) 1988-02-16
JPS6410609B2 true JPS6410609B2 (ja) 1989-02-22

Family

ID=16048678

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17844786A Granted JPS6335845A (ja) 1986-07-29 1986-07-29 電子制御サンプル整経機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6335845A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02169737A (ja) * 1988-12-22 1990-06-29 Suzuki Waapaa:Kk 複本数同時整経可能な電子制御サンプル整経機
DE102004062731A1 (de) 2004-06-04 2005-12-29 Continental Teves Ag & Co. Ohg Scheibenbremse mit Federanordung

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6335845A (ja) 1988-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0457776B2 (ja)
JP2854789B2 (ja) 整列巻き可能な電子制御サンプル整経機
JP3418562B2 (ja) 電子制御サンプル整経機
US3872692A (en) Automatic doffing system for a circular knitting machine
JPH0155181B2 (ja)
US5950289A (en) Electronically controlled sample warper with yarn exchange mechanism
JPS6410610B2 (ja)
JPS6410609B2 (ja)
JPS648736B2 (ja)
JP2010228852A (ja) 糸継機構及びそれを用いたサンプル整経機
US4002044A (en) Yarn stop motion
JP2620439B2 (ja) 織機におけるよこ糸の選択兼搬送装置
US4551995A (en) Regulating device for the warp and thermo-fixing yarns of ribbons with self-gripping loops, capable of being adapted to a knitting machine
JP2004131276A (ja) 異種糸の糸継ぎ巻取装置
JPH02448Y2 (ja)
JP3418568B2 (ja) 電子制御サンプル整経機における糸交換機構
JPH017734Y2 (ja)
CN214243275U (zh) 一种摇纱机送纱张力调整机构
JPH017735Y2 (ja)
KR200231103Y1 (ko) 합성수지제 원사의 공급장치
JP2005001879A (ja) 分繊機
JPH017733Y2 (ja)
JPS60157461A (ja) 糸送り装置
JPH11217748A (ja) 緯糸自動切換連続送出装置
JP2000335830A (ja) 繊維機械の表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees