JPS641033Y2 - - Google Patents

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JPS641033Y2
JPS641033Y2 JP3968581U JP3968581U JPS641033Y2 JP S641033 Y2 JPS641033 Y2 JP S641033Y2 JP 3968581 U JP3968581 U JP 3968581U JP 3968581 U JP3968581 U JP 3968581U JP S641033 Y2 JPS641033 Y2 JP S641033Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、たとえば葉書、封書等の郵便物の区
分情報を読取つて区分指定対象外の郵便物と区分
指定対象の郵便物とに分けて、それぞれ指定され
た集積箱に集積するに適応する郵便物の読取区分
機に関する。
近年、郵便物の処理は、郵便番号読取区分機
(単に読取区分機という)の開発により、かなり
の処理能力の向上が図られてきた。
しかしながら、郵便物の量は年々増大し、これ
に対処すべく、中央の郵便局等にあつては複数台
の読取区分機を並設し、同時に稼動させることに
より処理するようにしている。
一方、郵便物には数の多い近郊向けの一次区分
用郵便物と数の少い地方向けの二次区分用郵便物
があり、それぞれ指定区分用区分部の指定された
集積箱に集積する必要がある。
そこで、従来においては、供給された郵便物の
区分情報(郵便番号)を読取り、一次区分用郵便
物を指定区分用区分部の指定された集積箱に集積
するとともに区分指定対象外の二次区分用郵便物
を排除する複数の一次区分用読取区分機と、供給
された二次区分用郵便物の区分情報を読取り、指
定区分用区分部の指定された集積箱に集積する二
次区分用読取区分機とを並設して、読取区分処理
を行わせるようにしている。
しかしながら、従来の読取区分機においては指
定区分用区分部の指定された集積箱に集積すべき
でないと判定された区分指定対象外の郵便物を上
記指定区分用区分部を通過させ、この後段に設け
られた大容量集積区分用区分部の大容量集積箱に
集積するようにしている。
このように区分指定対象外の郵便物を区分ゲー
トが多数かつ連続的に配設されている区分搬送路
の終端部まで搬送することは、それだけ区分搬送
路での郵便物の詰り(ジヤム)発生の回数が増大
し、稼働効率を低下させるといつた問題がある。
本考案は、上記事情にもとづきなされたもの
で、その目的とするところは、区分指定対象外の
郵便物を集積する大容量集積箱を区分搬送路の起
端側に沿つて設け、区分指定対象の郵便物を集積
する集積箱をこれより後段に設けることにより、
区分指定対象外の郵便物による区分搬送路での詰
りを極力防止できるようにした郵便物の読取区分
機を提供しようとするものである。
以下、本考案を図示の一実施例を参照して説明
する。第1図および第2図は本考案の読取区分機
を備えた郵便物自動処理装置を据付けた郵便処理
室内部の概観図であり、第3図はその郵便物の流
れを示す。郵便処理室の左端の奥行方向ほぼ中央
部に形成された高架フロア1上には粗選別供給装
置2が一式設置されていて、ケースコンベア3か
ら自動的にダンプされた定形、定形外混在の郵便
物群Pa……,Pb(第3図)を自動的に均すととも
に人手により機械処理不適当な丸物、超大物等の
定形外郵便物Pb……を取除いた後の郵便物Pa…
…,Pb……を3台の選別取揃押印機4a,4b,
4cに供給するようになつている。
上記選別取揃押印機4a,4b,4cは郵便処
理室のフロア上に並設されており、自動供給され
た郵便物群Pa……,Pb……から機械処理可能な
小型普通通常郵便物を選別し、切手の位置により
方向を取揃え、かつ消印して区分機用連結機5
a,5b,5cに出力するようになつている。
また、郵便処理室のほぼ中央部には5台の自動
取出機能付の読取区分機6a〜6eが配置されて
いる。一番手前側の第1の読取区分機6aは定形
郵便物Pa……の内、一次区分用郵便物Pa′……お
よび地方向け等の数の少い二次区分用郵便物
Pa″……の両方を選択的に区分指定用区分部72
に区分集積し得る一次・二次切換区分用読取区分
機であり、一番奥の第5の読取区分機6eは定形
郵便物Pa……のうち二次区分用郵便物Pa″……の
みを区分指定用区分部72に区分集積し得る二次
区分用読取区分機となつている。また、これら第
1、第5の読取区分機6a,6eの間に位置する
第2、第3、第4の読取区分機6b,6c,6d
は定形郵便物Pa……のうち一次区分用郵便物
Pa′……のみを区分指定用区分部72に区分集積
し得る一次区分用読取区分機となつている。ま
た、上記一次・二次切換区分用の第1の読取区分
機6aの一次区分設定時、および一次区分用の第
2〜第4の読取区分機6b〜6dにおいては区分
指定対象外の二次区分用郵便物Pa″を機外に搬出
し得る構成となつている。
また、上記第1の読取区分機6aは前記区分機
用連結機5aを介して第1の選別取揃押印機4a
と、第2の読取区分機6bは区分機用連結機5b
を介して第2の選別取揃押印機4bと、第3の読
取区分機6cは区分機用連結機5cを介して第3
の選別取揃押印機4cとそれぞれ連結された状態
にある。
また、全ての読取区分機6a〜6eの右方向に
は、読取区分機6a〜6eの出力搬送路7a〜7
eに対向して設けられ、指定された宛名情報(郵
便局名等)を印刷した紙札Aを郵便物群Pa′……
もしくはPa″……上に添付する紙札発行装置8a
〜8e、および紙札Aが添付された郵便物群
Pa′……もしくはPa″……を自動的に帯把束する
把束装置9a〜9eが配設されている。
さらに、上記把束装置9a〜9eの後段、すな
わち右方向部位には把束装置9a〜9eによつて
把束された把束郵便物Pc……を一時集積して1
束ずつ押出す把束郵便物一時集積・押出部10a
〜10eが設けられている。これら把束郵便物一
時集積・押出部10a〜10eから順次押出され
る把束郵便物Pc……は把束郵便物リフト装置1
1a〜11eを介して郵便処理室の天井面に沿つ
て形成された把束郵便物搬送路12に移載される
ようになつている。そして、上記把束郵便物一時
集積・押出部10a〜10e、把束郵便物リフト
装置11a〜11e、および把束郵便物搬送路1
2により、把束装置9a〜9eによつて把束され
た把束郵便物Pc……を受取つて別の郵便処理室
の把束郵便物区分作業域150に設置された把束
郵便物区分機13まで搬送する把束郵便物搬送装
置14を構成している。
また、各読取区分機6a〜6eには読取不能
(及び番号無記入)および子番号付郵便物等の排
除郵便物Pd……を郵便処理室の右端側に形成さ
れた手区分エリア(手区分作業域)15まで搬送
して排除郵便物集積部16a〜16eに集積する
排除郵便物搬送集積装置17a〜17eの搬送機
構143……が連結されている。
また、上記読取区分機6a〜6eの左端側上面
と対応する位置には、上記第1〜第4の読取区分
機6a〜6dから自動的に搬出された区分指定対
象外の二次区分用郵便物Pa″……を二次区分モー
ドに対応して6つの搬送路18a〜18fに区分
して第5の二次区分用読取区分機6e側に搬送す
る二次区分用郵便物搬送装置19が形成されてい
る。この二次区分用郵便物搬送装置19によつて
搬送されてきた二次区分用郵便物Pa″……は上記
搬送路18a〜18fに対応して形成された複数
の集積室140……を有する第1の二次区分用郵
便物集積部20aに区分集積されるようになつて
いる。また、二次区分用郵便物搬送装置19は必
要に応じて搬送方向を逆方向に切換えることがで
きるようになつており、二次区分用読取区分機6
eが故障したり、二次区分用郵便物Pa″……の量
が多すぎて第1の二次区分用郵便物集積部20a
に集積しきれない場合において、一次区分用読取
区分機6b,6c,6dから搬出された二次区分
用郵便物Pa″……を二次区分用に切換設定した一
次・二次切換区分用読取区分機6aの近くに設け
た第2の二次区分用郵便物集積部20bに区分集
積し得る構成となつている。
また、郵便処理室の天井部には郵便物を収容し
たケースおよび空ケースを自動的に搬送するケー
スコンベア3が設けられている。すなわち、選別
取揃押印機4a〜4cの配設位置に対応する位置
にはポストから集められたり、窓口で引受けたま
まの粗選別もしていない定形郵便物Pa……や定
形外郵便物Pb……を混在して収容したケースBa
……、予め別の場所において取揃、押印を完了し
た押印済の定形郵便物Pa……を収容したケース
Bb……、および予め別の場所において排除され
た郵便番号が無い等の手区分用の郵便物Pd……
を収納したケースBc……を搬入する複数本かつ
終端側が1本に合流する搬送系を有した郵便物搬
入用ケースコンベア3aが形成されている。さら
に、この郵便物搬入用ケースコンベア3aの終端
部は第1、第2の郵便物搬送用ケースコンベア3
b,3cの起端部とTの字を形成する状態に接続
している。そして、搬入されたケースB……のう
ち定形郵便物Pa……、定形外郵便物Pb……を混
在して収容したケースBa……は第1の郵便物搬
送用ケースコンベア3b側(図中左側)に振分け
られ、予め取揃・押印を完了した定形郵便物Pa
……を収容したケースBb……、および郵便番号
がない等の手区分用郵便物Pd……を収容したケ
ースBc……は第2の郵便物搬送用ケースコンベ
ア3c側(図中右側)に振分けられるようになつ
ている。上記第1の郵便物搬送用ケースコンベア
3bの終端部は前記粗選別供給装置2のケースダ
ンパ21の近傍に臨んでおり、郵便物Pa……,
Pb……を収容したケースBa……が上記ケースダ
ンパ21に順次供給されるようになつている。ま
た、第2の郵便物搬送用ケースコンベア3cは第
3の郵便物搬送用ケースコンベア3dと第4の郵
便物搬送用ケースコンベア3eとに分岐され、予
め取揃、押印を完了した定形郵便物Pa……を収
容したケースBb……は第3の郵便物搬送用ケー
スコンベア3d側(図中手前側)に、また、郵便
番号の無い等の手区分用の郵便物Pd……を収納
したケースBc……は第4の郵便物搬送用ケース
コンベア3e側(図中右側)にそれぞれ振分けら
れるようになつている。上記第3の郵便物搬送用
ケースコンベア3dは前記読取区分機6a〜6c
と直交する状態に形成され、各読取区分機6a〜
6eの供給部の近傍に位置して配設された押印済
郵便物集積部22a〜22eに振分けて集積する
ようになつている。もう一方の第4の郵便物搬送
用ケースコンベア3eはその終端部が前記手区分
フロア15に臨む状態に形成されていて、手区分
用の郵便物Pd……を手区分エリア15に搬出で
きるようになつている。
また、上記第1、第2および第4の郵便物搬送
用ケースコンベア3b,3c,3eの下面側に沿
つて空ケース搬送用ケースコンベア3fが形成さ
れており、上記粗選別供給装置2のケースダンパ
21から順次送り出された空ケースB′……をこ
の郵便処理室外にある図示しない郵便物詰込フロ
アに戻すようになつている。さらに、第3の郵便
物搬送用ケースコンベア3dの起端側には、前記
第1の二次区分用郵便物集積部20aの近くにケ
ース投入部23を有したケースリフト24が接続
されている。そして、二次区分用の第5の読取区
分機6eが故障したり、あるいは二次区分用郵便
物Pa″……の量が多すぎる場合などに、必要に応
じて第1の二次区分用郵便物集積部20aの二次
区分用郵便物Pa″……をケースBに入れて二次区
分用に切換設定された第1の読取区分機6a側に
逆搬送して前記第1の押印済郵便物集積部22a
に集積させるための二次区分用郵便物逆搬送装置
25を構成している。
一方、郵便処理室の左奥部は定形外郵便物Pb
……を手作業によつて取揃えて押印するための定
形外郵便物手押印エリア(定形外郵便物手押印作
業域)26となつており、その中央部には作業台
27が設置されている。そして、この作業台27
には前記粗選別供給装置2において手作業で取除
かれた丸物、超大物等の定形外郵便物Pb……お
よび選別取揃押印機4a〜4cによつて自動的に
取除かれた厚物、大物等の定形外郵便物Pb……
が自動的に集められるようになつている。すなわ
ち、3台の選別取揃押印機4a〜4cから自動的
に取除かれた定形外郵便物Pb……は郵便処理室
のフロアを抜けて階下に通じるシユータ28……
を介して階下の天井部に形成された第1の搬送コ
ンベア29上に載せられる。この第1の搬送コン
ベア29は手前側から奥行方向に沿つて形成さ
れ、その終端部は上記天井部を抜けて郵便処理室
内の定形外郵便物手押印エリア26の作業台27
の近傍に臨んでいる。また、粗選別供給装置2で
取除かれた定形外郵便物Pb……は投入口30,
30に投入することにより終端部を上記第1の搬
送コンベア29上に臨ませた第2の搬送コンベア
31上に載せられるようになつている。そして、
定形外郵便物集合搬送装置32を構成し、粗選別
供給装置2および選別取揃押印機4a〜4cから
取除かれた定形外郵便物Pb……を集合して作業
台27側に搬送するようになつている。さらに、
上記作業台27の近傍には、ケースBに入れた取
揃、押印を完了した定形外郵便物Pb……を階下
の定形外郵便物区分エリア(図示しない)に搬出
するためのケースリフト33のケース投入部34
が設けられている。
また、郵便処理室の右奥部には中央制御室35
が形成されており、この内部には各装置の制御部
とオンラインで情報交換し、各装置の稼働状況の
監視及び処理物数データ収集を行い、必要に応じ
て日報等のプリントを行う集中制御装置36が収
容されている。
また、郵便処理室の中央部よりやや左側、すな
わち前記二次区分用郵便物搬送装置19の搬送ラ
インに沿う上方には高架フロア37が形成されて
いて、この上には前記読取区分機6a〜6eの読
取判別用制御装置38a、キーボード付デイスプ
レイ38b、プリンタ38c等が設置されてい
る。
つぎに、第4図〜第18図にもとづいて前記主
要装置の構成および動作等を説明する。
まず、第4図および第5図にもとづいて粗選別
供給装置2を説明する。この粗選別供給装置2
は、供給された郵便物群Pa……、Pb……の山を
搬送しながら自動的に均すとともに人手により丸
物、超大物等の定形外郵便物Pb……を取除いた
後の定形郵便物Pa……および厚物、大物等の定
形外郵便物Pb……を搬出する2連の均し機構付
粗選別台装置39,39と、これら均し機構付粗
選別台装置39,39から搬出された郵便物Pa
……,Pb……を集合して搬送する集合搬送装置
40と、この集合搬送装置40によつて搬送され
てきた郵便物Pa……,Pb……を受取り、既設の
選別取揃押印機4a,4b,4cおよび増設され
た場合の第4の選別取揃押印機4dの合計4台の
選別取揃押印機4a〜4dに振分けて供給し得る
振分供給装置41とを有した構成となつている。
また、上記均し機構付粗選別台装置39,39
は、それぞれ第5図にも示すように、ケースダン
パ21によつてケースBから放出された郵便物群
Pa……,Pb……を水平搬送する第1のベルトコ
ンベア42aおよびこの第1のベルトコンベア4
2aの終端下方に起端部を位置させ第1のベルト
コンベア42aから搬出される郵便物群Pa……,
Pb……を同方向に水平搬送する第2のベルトコ
ンベア42bを有した粗選別台43と、この粗選
別台43の上記第1のベルトコンベア42aの終
端側上方に設けられ郵便物群Pa……,Pb……の
山を均す均し機構44を有した構成となつてい
る。上記均し機構44は郵便物群Pa……,Pb…
…の搬送方向と直交する状態かつ、この下端面と
ベルトコンベア42aのベルト面との隙間寸法を
調節すべく上下動自在に設けられた均し板から構
成されている。また、粗選別台43の側縁部には
手作業によつて取除いた丸形、超大物等の機械処
理不適当な定形外郵便物Pb……を投入する前記
投入口30が付設されている。
また、このように構成された均し機構付粗選別
台装置39,39の第1のベルトコンベア42
a,42aは第1の駆動系45によつて同時駆動
され、第2のベルトコンベア42bは第2の駆動
系46によつて同時駆動されるようになつてい
る。さらに、上記第2のベルトコンベア42b,
42bから搬出される郵便物群Pa……,Pb……
を集合搬送する集合搬送装置40は、第2のベル
トコンベア42b,42bの終端部下方にその一
側縁部を対向させた状態に設けられ、第3の駆動
系47によつて駆動される第3のベルトコンベア
48によつて構成されている。また、上記振分供
給装置41は、自動振分部52と振分供給部55
とからなつている。すなわち、上記集合搬送装置
40から搬出された郵便物Pa……,Pb……を受
入れるホツパ49、このホツパ49の下端部に上
端部を回転自在に連結するとともに下端放出口部
を回転中心より偏位させた分配管50、およびこ
の分配管50を回転させて下端放出口の位置を変
える分配管回転駆動機構51を有した自動振分部
52が形成されている。さらに、この自動振分け
部52の上記分配管50の下端放出口の移動軌跡
に対向して起端部を位置させるとともに終端部を
選別取揃押印機4a,4b,4cに対応させた第
1、第2、第3の郵便物搬送用コンベア53a,
53b,53c、およびこれら郵便物搬送用コン
ベア53a,53b,53cの終端部に連結され
選別取揃押印機4a,4b,4cに郵便物Pa…
…,Pb……を導びくシユータ54a,54b,
54cを有した振分供給部55が形成されてい
る。そして、自動振分部52で複数の搬送系に分
配し、振分供給部55で分配された郵便物群Pa
……,Pb……を各選別取揃押印機4a〜4cに
振分け供給するようになつている。なお、第4図
に示す53dは第4の選別取揃押印機4dが増設
された場合、これに合せて増設される第4の郵便
物搬送用コンベアを示す。
しかして、このように構成された粗選別供給装
置2においては、粗選別台43,43に1人づつ
作業員を配置して自動的に均された郵便物群Pa
……,Pb……の内から機械処理不適当な丸物、
超大物等の定形外郵便物Pb……を手作業によつ
て取除いて投入口30,30に投入するようにな
つており、残りの郵便物群Pa……,Pb……は自
動的に選別取揃押印機4a,4b,4cに振分け
供給されることになる。また、粗選別台43,4
3での手作業が間に合わないようになると作業者
からの供給停止信号により第1のベルトコンベア
42a,42aの搬送動作およびケースダンパ2
1による郵便物Pa……,Pb……の投入動作が停
止するようになつており、負荷の変動に容易に対
処できるようになつている。一方、各選別取揃押
印機4a〜4cの郵便物受入部56……が全て満
杯(所定集積高さ以上)になるとベルトコンベア
42a,42a,42b,42b,48の走行が
停止して各選別取揃押印機4a〜4cへの供給動
作が一時停止される。
つぎに、第6図を参照して選別取揃押印機4
a,4b,4cを説明する。この選別取揃押印機
4a,4b,4cは、それぞれ郵便物受入部56
に受入れられた郵便物群Pa……,Pb……を斜め
上方に搬送することにより均しながら供給する供
給部57、この供給部57によつて供給された郵
便物群Pa……,Pb……をつめベルト式厚さ選別
方式により所定厚さ以上の定形外郵便物Pb……
を取除く厚さ選別部58と、この厚さ選別部58
を通過した郵便物群Pa……,Pb……の内、所定
巾以上の定形外郵便物Pb……を取除く、巾選別
部59,59を有し、後工程での機械処理不適当
な全ての定形外郵便物Pb……をここで取除くよ
うになつている。そして、厚さ選別部58および
巾選別部59,59によつて排除された定形外郵
便物Pb……は排除用搬送部60およびシユータ
28を順次経て階下に導びかれ、前記定形外郵便
物集合搬送装置32の第1の搬送コンベア29に
載せられる。
一方、巾選別部59,59を通過した定形郵便
物Pa……は一通取出部(図示せず)により一通
ずつ取揃押印部62に搬出され、ここで色検知方
式等の切手検知器63a,63bで切手を検知し
たのち切手の位置にもとづいて押印機構65によ
つて消印され、かつスイツチバツク機構64を介
して切手の位置にもとづいて方向を取揃えられる
ようになつている。また、消印を完了した定形郵
便物Pa……の内、速達郵便物は速達集積部66
に集積され、残りのものは区分機用連結機5a
(もしくは5b,5c)側に搬出されるようにな
つている。なお、67は区分機用連結機5a(も
しくは5b,5c)側に接続せずに単独で選別取
揃押印機のみで使用する場合あるいは後工程の機
械がダウンしたときなどにおいて、普通郵便物
Pa……を独自で集積するための普通郵便集積部
であり、68はリジエクト集積部、69は予め選
別した定形郵便物Pa……を直接取揃押印部62
側に供給するための手差供給部である。
また、このように構成された選別取揃押印機4
a,4b,4cに連結された前記区分機用連結機
5a,5b,5cは公知のバツフアスタツカから
なり、選別取揃押印機4a,4b,4cから搬出
された押印済の定形郵便物Pa……を読取区分機
6a,6b,6cの処理能力に合せて確実に一通
ずつ供給するものであり、供給量より多く搬入さ
れた余剰郵便物のストツク機能を有している。
つぎに、第7図および第8図を参照して本考案
の読取区分機6a〜6eの一実施例を説明する。
これら読取区分機6a〜6eは供給読取部70、
大容量集積区分用区分部71、指定区分用区分部
72を有した区分機本体73と、この区分機本体
73の指定区分用区分部72から自動的に取出さ
れた区分済の一次区分用郵便物Pa′……あるいは
二次区分用郵便物Pa″……を出力搬送路7a〜7
eに搬入させる区分済郵便物搬送装置部74とを
有した構成となつている。
また、上記区分機本体73はつぎのように構成
されている。すなわち、供給読取部70には押印
済の郵便物群Pa……を一括かつ立位状態にセツ
トする供給部75が形成されており、この供給部
75内の郵便物群Pa……は取出部76により最
端部の郵便物Paから順次1通ずつ上方に取出さ
れ取込搬送路77を介して大容量集積区分用区分
部71側に取込搬送されるようになつているとと
もに上記取込搬送路77の途中に配置された読取
装置78によつて搬送途上の郵便物Paの郵便番
号が読取られるようになつている。また、上記取
込搬送路77の起端側には前記選別取揃押印機4
a〜4c側から区分機用連結機5a〜5cを介し
て供給された郵便物Paを搬入する搬入路79が
合流しており、搬入された郵便物Paは取込搬送
路77に送り込まれるようになつている。
また、上記取込搬送路77の終端は垂直区分搬
送路80に連通しており、郵便物Paは図示しな
いゲート機構部によつて鉛直方向に4段設けられ
た水平区分搬送路81a〜81dに上記読取装置
78の読取結果にもとづいて選択的に振分けられ
るようになつている。上記水平区分搬送路81a
〜81dは大容量集積区分用区分部71を通つて
指定区分用区分部72の右端部に至る状態に設け
られている。また、上記垂直区分搬送路80の終
端部は、前記排除郵便物搬送集積装置17a〜1
7eの排除郵便物搬送路82の起端部と接続して
おり、読取不能(及び番号無記入)および子番号
付郵便物等の排除郵便物Pdを排除郵便物搬送路
82に導びくようになつている。さらに、一次区
分用または一次・二次切換区分用の読取区分機6
a〜6dにおいては上記垂直区分搬送路80の終
端部に図示しないゲート機構部を介して前記二次
区分用郵便物搬送装置19の区分搬送路83が接
続されており、区分指定対象外の二次区分用郵便
物Pa″を上記区分搬送路83に導びき得る構成と
なつている。
また、上記水平区分搬送路81a〜81dの起
端側下面に沿つて区分指定対象外の郵便物Pa…
…を集積する大容量集積箱84……が配設されて
いて上記大容量集積区分用区分部71を構成する
ようになつている。そして、これら大容量集積箱
84……の内、最上段と二段目に配設された6口
は二次区分向予備用集積箱84a……であつて、
二次区分用読取区分機6eや二次区分用郵便物搬
送装置19が故障した場合に二次区分用郵便物
Pa″……を収容するものであり、二次区分のモー
ド数だけ割当てられている。また、3段目に配設
されたものの内、2口は手区分向予備用集積箱8
4b,84bであつて排除郵便物搬送集積装置1
7a〜17eが故障した場合に排除郵便物Pd…
…を収容するものであり、残りの1口は再供給用
集積箱84cであつて、指定区分用区分部72で
の自動取出中の区分口向等の郵便物Paを収容す
るものである。
また、このように構成された大容量集積区分用
区分部71より後段には上記水平区分搬送路81
a〜81dの下面に沿つてそれぞれ多数(36口程
度)の指定区分用集積箱85a……が配設されて
いるとともに水平区分搬送路81a〜81dの終
端部に対応する位置にはそれぞれ1口の予備区分
用集積箱85bと排除集積箱85cが配設されて
おり、上記指定区分用区分部71を構成してい
る。
そして、通常時においては水平区分搬送路81
a〜81dに送り込まれた郵便物Pa……は指定
区分用区分部72まで搬送され、前記読取装置7
8での読取結果にもとづいて所定の指定区分用集
積箱85aに区分集積されるようになつている。
なお、ある指定区分用集積箱85aが故障してい
る場合には予備区分用集積箱85bをこれに割当
てて集積することにより自動処理を続行させるこ
とになる。
上記集積箱85a,85b内に適量の郵便物
Pa……が集積されたり、図示しない強制押出ス
イツチが押されると集積箱85a,85bに組込
まれた押出し機構(図示しない)が動作して前面
カバーを兼ねた押出板が後方に移動し、集積箱8
5a,85b内の郵便物群Pa′……もしくは
Pa″が区分機本体73の背面側に押出され区分済
郵便物搬送装置部74に受渡されることになる。
上記区分済郵便物搬送装置部74はつぎのよう
に構成されている。すなわち、区分機本体73の
指定区分用区分部71の背面側には上記水平区分
搬送路81a〜81dに対応して集積箱85a…
…,85bから押出された一次区分用郵便物群
Pa′……もしくは二次区分用郵便物群Pa″……を
収容するトレイ86……を順次間欠移送するトレ
イ水平搬送路87……が鉛直方向に4段配置され
ている。上記トレイ水平搬送路87……の終端側
にはトレイ載置台を間欠的に循環してトレイ水平
搬送路87……の終端部に上から下に順次対向さ
せるエレベータ機構部88が設けられていて、各
トレイ水平搬送路87……から送り出される郵便
物Pa′……もしくはPa″……が収容された(空ト
レイの場合もある)トレイ86……を受取つて、
下方に設けられた郵便物・トレイ分離機構部(図
示しない)の分離部に運ばれるようになつてい
る。そして、郵便物・トレイ分離機構部によつて
郵便物群Pa′……、もしくはPa″……を手前側に
押出して共通の出力搬送路7a〜7eに送り込む
とともに空トレイ86……を後方に引出してトレ
イ返送路89の起端側に送り込まれるようになつ
ている。このトレイ返送路89に送り込まれたト
レイ86……は前記トレイ水平搬送路87……の
起端側に設けられたエレベータ機構部90側に搬
送され、トレイ返送路89の終端部に対向して設
けられたトレイ移載機構部(図示しない)によつ
てエレベータ機構部90のトレイ載置台(図示し
ない)に移載される。上記エレベータ機構部90
はトレイ載置台を間欠的に循環してトレイ水平搬
送路87……の起端部に下から上に順次対向させ
るようになつている。そして、各トレイ水平搬送
路87……の起端部に対向したトレイ86……は
図示しない押込機構によつて1つづつトレイ水平
搬送路87……内に押込まれるとともにこれに伴
つてトレイ水平搬送路87……内のトレイ86…
…,86……,86……,86……が1ピツチ移
送されることになり最終端のトレイ86,86,
86,86はエレベータ機構部88のトレイ載置
台に移載されるようになつている。
また、このような自動取出機能付の読取区分機
6a〜6eの各出力搬送路7a〜7eはそれぞれ
搬送方向および搬送方向と直交する一端側の両方
が傾斜する部分を前段に有するバケツトコンベア
式の取揃搬送装置91、爪ベルト式の移載装置9
2、およびピンコンベア式の搬送装置93によつ
て形成されている。そして、前記郵便物・トレイ
分離機構部から押出された郵便物群Pa′……もし
くはPa″……は取揃搬送装置91によつて搬送さ
れるとともにこの搬送途上において反搬送方向側
端および搬送方向と直交する一端が取揃えられ
る。ついで取揃えの完了した郵便物群Pa′……も
しくはPa″……は移載装置92によつて後方に取
出されて搬送装置93に移載されるようになつて
いる。
また、出力搬送路7a〜7eの中途部、すなわ
ち移載装置92の前段側には、それぞれ少数郵便
物取出し集積装置94,94が配設されていて、
自動把束に不適当な指定枚数以下(通常10通以
下)の郵便物Pa′……もしくはPa″……を出力搬
送路7a〜7eから取出して集積するようになつ
ている。さらに、出力搬送路7a〜7eの終端
側、すなわち搬送装置93と対応する位置には前
記紙札発行装置8a〜8e、把束装置9a〜9
e、および把束郵便物一時集積・押出部10a〜
10eが配設されている。
つぎに、第9図および第10図を参照して紙札
発行装置8a〜8eを説明する。これら紙札発行
装置8a〜8eは、第9図で示すように印刷発行
機構部95、搬送機構部96、および移載機構部
97からなつている。上記印刷発行機構部95は
原券素材であるロール紙を所定長さ繰出してカツ
タで裁断し、紙札Aの原券を作成するとともにこ
の原券を印刷機構に供給してインクテープを介し
て印刷ヘツドに重合させ、印刷信号に対応したド
ツト印刷を行うようになつている。そして、第1
0図に示すように目読用の宛名情報98……およ
び機械読取用のバーコード情報99を印刷した紙
札Aを作成することになる。ついで、この紙札A
は上下搬送ベルトの相互対向面間に形成された搬
送機構部96の紙札供給搬送路内に送り込まれ、
挾持された状態でほぼ水平に搬送され移載機構部
97の移載ヘツド100に受渡されるようになつ
ている。この移載ヘツド100は上下動自在で紙
札Aを受取ると郵便物群Pa′……、もしくは
Pa″……の上面に対して紙札Aを移載するのに適
した所定の間隔を保つ位置まで下降したのち放出
機構101の叩きバーの叩き動作によつて放出さ
れ郵便物群Pa′……、もしくはPa″……上に移載
されるようになつている。
つぎに、第11図を参照して把束装置9a〜9
eを説明する。把束装置9a〜9eは紙札Aが添
付された郵便物群Pa′……の長さ方向中央部を透
明フイルムからなる把束帯102で把束する第1
の把束機構部103と、この第1の把束機構部1
03の後段に設けられ一文字把束を完了した郵便
物群Pa′……、もしくはPa″……を90度方向変換
したのち巾方向中央部を透明フイルムからなる把
束帯102で把束して十文字把束した把束郵便物
Pcを完成させる第2の把束機構部104とを有
した構成となつている。(なお、第1、第2の把
束機構部103,104は公知の機構であり詳細
な説明は省略する。) つぎに、第12図を参照して把束郵便物一時集
積・押出部10a〜10eを説明する。これは搬
送装置93によつて順次搬送される把束郵便物
Pc……を支承する一時集積台105と、この一
時集積台105上に送り込まれた把束郵便物Pc
を所定間隔で移送するピンコンベア式の第1の移
送装置106と、この第1の移送装置106によ
つて移送された把束郵便物Pc……をさらに直角
方向、すなわち後方に移送するピンコンベア式の
第2の移送装置107とを有している。この第2
の移送装置107によつて形成される把束郵便物
移送路の終端部は一時集積台105の終端縁部に
達しており、第2の移送装置107の移送ピンが
1ピツチ間欠移動することにより一時集積台10
5上の把束郵便物Pcが1個押出されるようにな
つている。
また、このように構成された把束郵便物一時集
積・押出装置10a〜10eの把束郵便物押出部
に前記把束郵便物リフト装置11a〜11eの受
取部108が対向しており、一時集積台105か
ら押出された把束郵便物Pcは受板109上に移
載されるようになつている。
上記把束郵便物リフト装置11a〜11eは適
当間隔を存して配設した複数の受板109……が
口字状を描く状態かつ間欠的に移動して循環する
ような構成となつており、把束郵便物Pc……は
受板循環路110の垂直上昇部110aおよび上
部水平部110bによつて前記把束郵便物搬送路
12の上方まで運ばれるようになつている。上部
水平部110bには図示しない受板回動機構(図
示しない)が設けられており、受板109を傾斜
させて把束郵便物Pcを把束郵便物搬送路12上
に落下させるようになつている。空の受板109
は垂直下降部110cおよび下部水平部110d
を経て再び受取部108に対向するようになつて
いる。
つぎに、第13図を参照して把束郵便物区分機
13を説明する。把束郵便物搬送路12によつて
搬送されてきた把束郵便物Pc……を収容して1
束ずつ取出供給するバツフア機能付の取出供給部
111と、この取出供給部111から供給された
把束郵便物Pc……を搬送するとともに搬送途上
において紙札Aのバーコード情報99を読取る搬
送読取部112と、この搬送読取部112から搬
出される把束郵便物Pc……を読取結果にもとづ
いて方面別に振分ける区分部113と、この区分
部113によつて振分けられた把束郵便物Pc…
…,Pc……,……を方面別に収容する収容部1
14とを有した構成となつている。(なお、公知
のため各部の詳細な説明は省略する。) つぎに、第14図〜第16図を参照して二次区
分用郵便物搬送装置19を説明する。一次・二次
切換区分用読取区分機6aおよび一次区分用読取
区分機6b,9c,6dの二次区分用郵便物搬出
部にはそれぞれ区分搬送路83を形成する区分搬
送機構115が接続されており、読取区分機6a
〜6dから搬出された二次区分用郵便物Pa″……
を一旦上方に取込んだのち左方向に水平搬送して
搬送路18a〜18fに選択的に搬入するように
なつている。この区分搬送機構115は第14図
および第15図に示すように駆動ローラおよび従
動ローラからなる複数のベルト支持ローラ116
……を介して平行状態に張設された一対の第1の
無端搬送ベルト117,117を有している。こ
れら第1の無端搬送ベルト117,117の右端
側立下り部下面側にその一部を接する状態に第2
の無端搬送ベルト118,118が張設されてい
て、これら第1、第2の無端搬送ベルト117,
117と118,118との相互対向面間で上記
区分搬送路83の起端側を形成している。また、
第1の無端搬送ベルト118,118の水平部下
面にはこれらと直交する状態かつ所定間隔を存し
て複数の搬送ローラ119……が配設されている
とともにこれら搬送ローラ119と119との間
にはそれぞれソレノイド120を駆動源として回
動するゲート121、補助搬送ローラ122、ガ
イド板123を有した振分ガイドユニツト124
が配設されている。そして、これら振分ガイドユ
ニツト124……、搬送ローラ119……と上記
第1の無端搬送ベルト117,117との相互対
向面間で上記区分搬送路83の中途部から終端部
までを形成している。また、上記ガイド板123
……の上面と対応する位置には第1の無端搬送ベ
ルト117,117の浮上りを防止する押えロー
ラ125……が設けられている。これら押えロー
ラ125……はそれぞれ板ばね126,126を
介してベース127に取付けられており、二次区
分用郵便物Pa″……の通過時において容易に上方
に偏位し得る構成となつている。また、上記ゲー
ト121……は各搬送路18a〜18fの上方に
対向しており、これらゲート121……が選択的
に2点鎖線で示すように回動偏位することにより
二次区分用郵便物Pa″を指定された搬送路18a
〜18fに搬入されるようになつている。
つぎに、第17図を参照して上記搬送路18a
〜18fおよび二次区分用郵便物集積部20a,
20bを説明する。各搬送路18a〜18fは、
それぞれ、駆動ローラからなるベルト支持ローラ
128および従動ローラからなる複数のベルト支
持ローラ129……を介して張設された搬送ベル
ト130の水平部上面によつて形成され、この両
側縁に沿つて脱落防止用ガイド板131,131
が設けられている。また、上記ベルト支持ローラ
128には正逆両方向に回転可能なモータ132
の駆動力がクラツチブレーキ133を介して伝達
されるようになつており、上記搬送ベルト130
が正逆両方向に選択的に走行し得るようになつて
いる。
上記搬送ベルト130……によつて形成される
各搬送路8a〜8fの両端部には、それぞれ搬送
されてきた二次区分用郵便物Pa″を二次区分用郵
便物集積部20a,20bに搬出する搬出路13
4,134が形成されている。これら搬出路13
4,134はそれぞれ複数のベルト支持ローラ1
35……によつて張設された第1、第2の無端搬
送ベルト136,137の相互対向面間、および
第1の無端搬送ベルト136と上記搬送ベルト1
30との相互対向面間によつて形成されており、
二次区分用郵便物Pa″を挾持して下方に搬出する
ようになつている。
また、二次区分用郵便物集積部20a,20b
はそれぞれ上記搬出路134……から搬出された
二次区分用郵便物Pa″……を集積する複数の集積
ポケツト138a〜138fが形成されている。
これら集積ポケツト138a〜138fは、それ
ぞれ搬出路134の終端部に一端を対向させ立位
状態で搬出された二次区分用郵便物Pa″を面方向
に重合集積するようになつている。すなわち、上
記搬出部134の終端部には両側ガイド板13
9,139の相互対向面間によつて形成される集
積室140の一端が臨んでいる。この集積室14
0内には二次区分用郵便物群Pa″……の集積圧力
に応じて順次後退し得るバツクアツプ板141が
設けられていて集積された二次区分用郵便物群
Pa″……が倒れないように支持するようになつて
いる。また、集積室140の底部には上記バツク
アツプ板141の移動動作に同期して走行して集
積された郵便物群Pa″……を所定量集積方向に移
送する送りベルト142が設けられていて、多量
の二次区分用郵便物Pa″……をスムースに集積し
得るようになつている。
つぎに、第18図を参照して排除郵便物搬送集
積装置17a〜17eを説明する。一次・二次切
換区分用読取区分機6aおよび一次区分用読取区
分機6b,6c,6dの排除郵便物搬出部にはそ
れぞれ排除郵便物搬送路82を形成する搬送機構
143が接続されており、読取区分機6a〜6d
から搬出された排除郵便物Pd……を一旦上方に
取込んだのち右方向に搬送して排除郵便物集積部
16a〜16eに搬入するようになつている。こ
の搬送機構143は終端側に2つの分岐搬送路8
2a,82bを有した上記排除郵便物搬送路82
を形成すべく張設された複数の無端搬送ベルト、
および分岐搬送部82a,82bの分岐部に設け
られ排除郵便物Pdを分岐搬送部82aもしくは
82bに選択的に振分ける振分ゲート144を有
した構成となつている。また、排除郵便物集積部
16a〜16eは、それぞれ、上記分岐搬送部8
2a,82bの終端部に対向して配置された集積
ポケツト145,145を有し、排除郵便物Pd
……を2方面に分けて集積し得るようになつてい
る。(なお、搬送機構143および集積ポケツト
145は、前記第17図を参照して説明した二次
区分用郵便物搬送装置19および二次区分用郵便
物集積部20a,20bとほぼ同様な公知の機構
であり詳細な説明は省略する。) つぎに、このように構成された郵便物自動処理
装置における郵便物の流れを再び第1図〜第3図
にもとづいて説明する。
まず、ポスト等からの取集郵便物、窓口引受郵
便物等の郵便物Pa……,Pb……はケースB……
に入れられ郵便物搬入用ケースコンベア3aから
第1の郵便物搬送用ケースコンベア3bに導びか
れ、ケースダンパ21まで送り出される。そこ
で、ケースB,B内に収容された郵便物Pa……,
Pb……が均し機構付粗選別台装置39,39の
粗選別台43,43上にダンプされる。粗選別台
43,43では均し機構44,44によつて自動
的に均された郵便物Pa……,Pb……の中から作
業者の手によつて機械処理不適当な丸物、超大物
の定形外郵便物Pb……を排除し、残りの郵便物
Pa……,Pb……は集合搬送装置40および振分
供給装置41を介して3台の選別取揃押印機4
a,4b,4cに適切に振分供給される。
これら選別取揃押印機4a,4b,4cでは後
続の機械処理に不適当な厚物、大物等の定形外郵
便物Pb……が自動的に排除され、定形外郵便物
集合搬送装置32の第1の搬送コンベア29によ
つて定形外郵便物手押印エリア26の作業台27
へと搬送される。なお、上記作業台27には前記
粗選別台43,43上から取除かれて投入口3
0,30に投入された定形外郵便物Pb……も第
2の搬送コンベア31を介して搬送される。
定形郵便物Paについては取揃・押印の後、区
分機用連結機5a,5b,5cを経由して第1、
第2、第3の読取区分機6a,6b,6cへ送ら
れ、そこで郵便番号が読み取られ、一次区分用郵
便物Pa′……は指定区分用区分部72の所定の指
定区分用集積箱85a……に区分集積される。
一方、第4の読取区分機6dには郵便物搬入用
ケースコンベア3a、第2の郵便物搬送用ケース
コンベア3c、および第3の郵便物搬送用ケース
コンベア3dを順次経て押印済郵便物集積部22
dに集積された別箇所で取揃・押印動作を完了し
た到着郵便物である押印済の定形郵便物Pa……
が作業者の手で供給部75にセツトされ、上述と
同様に一次区分用郵便物Pa′が区分集積される。
また、これら一次・二次切換区分用および一次
区分用の読取区分機6a〜6dの指定区分用区分
部72の指定区分用集積箱85a……もしくは予
備区分用集積箱85bに区分集積された一次区分
用郵便物Pa′……は後方へ自動取出されたのち、
区分済郵便物搬送装置部74を介して出力搬送路
7a〜7dに搬出される。
一方、これら読取区分機6a〜6dにおいては
指定区分用区分部72に区分すべきでないとされ
た区分指定対象外の二次区分用郵便物Pa″……を
読取区分機6a〜6dに連結された二次区分用郵
便物搬送装置19の各区分搬送機構115……に
よつて形成される区分搬送路83に直接送り出
し、ここで二次区分モードに対応する搬送路18
a〜18fに区分される。そして、搬送路18a
〜18fの末端の二次区分用郵便物集積部20a
(二次区分用読取区分機6eの近傍にある)の集
積室140……に二次区分モード毎に別別に集積
される。作業者は、この二次区分用郵便物集積部
20aに集積された二次区分用郵便物Pa″……を
二次区分用読取区分機6eの供給部75にセツト
し、この読取区分機6eで複数の二次区分モード
を切替えて多方面へ区分を行わせることになる。
また、区分集積された二次区分郵便物Pa″……,
Pa″,……は上記読取区分機6a〜6dと同様に
自動取出しされて出力搬送路7eに搬出される。
この出力搬送路7eに搬出された二次区分用郵
便物群Pa″……,Pa″……,……および前記出力
搬送路7a〜7dに搬出された一次区分用郵便物
群Pa′……,Pa′……,……は紙札発行装置8a
〜8eによつて紙札Aが添付されたのち把束装置
9a〜9eによつて十文字把束される。ついでこ
れら把束郵便物Pc……は把束郵便物一時集積・
押出部10a〜10eに搬出されて一時集積され
る。こののち一時集積された把束郵便物Pc……
は順次把束郵便物リフト装置11a〜11eを介
して共通の把束郵便物搬送路12に送り込まれ把
束郵便物区分機13に送られることになる。
また、各読取区分機6a〜6eにおいて、郵便
番号不記載(または読取不能)と判定されたもの
及び子番号付郵便物等の手区分を必要とする排除
郵便物Pd……は各読取区分機6a〜6eに連結
された排除郵便物搬送集積装置17a〜17eの
搬送機構143……によつて形成される排除郵便
物搬送路82……を介して手区分エリア15まで
搬送され、ここに配設された排除郵便物集積部1
6a〜16eに集積されることになる。
また、第3の郵便物搬送用ケースコンベア3d
に送り込まれた予め別箇所で取揃・押印を完了し
た押印済郵便物Pa……は一次区分用の第4の読
取区分機6dの近傍に設けられた押印済郵便物集
積部22dのみ供給されるのではなく、一次、二
次切換区分用の第1の読取区分機6aや一次区分
用の第2、第3の読取区分機6b,6cおよび二
次区分用の第5の読取区分機6eの近傍に設けた
押印済郵便物集積部22a,22b,22cおよ
び22eに分配して集積される。そして、作業者
が適宜これら押印済郵便物集積部22a,22
b,22c,22eの押印済郵便物Pa……を取
出して読取区分機6a,6b,6c,6eの供給
部75……に供給して処理を行うことになる。
また、万が一、二次区分用の第5の読取区分機
6eが故障したり、あるいは処理能力以上の二次
区分用郵便物Pa″……が供給されて処理しきれな
くなつた場合には、一次・二次切換区分用の第1
の読取区分機6aを二次区分用に切換設定すると
ともに二次区分用郵便物搬送装置19の搬送路1
8a〜18fを逆方向に走行させる。そして、一
次区分用の第2、第3、第4の読取区分機6b,
6c,6dから搬出される二次区分用郵便物
Pa″……を第1の読取区分機6aの近傍に設けた
二次区分用郵便物集積部20bに区分集積させる
ことにより、二次区分用郵便物Pa″……の処理を
第1の読取区分機6aで行うようにする。このと
き、第1の読取区分機6aの前段に設けられた区
分機用連結機5aによつて選別取揃押印機4aか
ら送り出された押印済の定形郵便物Pa……が一
時集積され、この区分機用連結機5aの一時集積
室が満杯になるとさらに、選別取揃押印機4aの
普通郵便集積部67に一時集積され、即座に前段
の選別取揃押印機4aを不稼働状態にしなくてす
むようになつている。
また、すでに二次区分用郵便物集積部20aに
区分集積されている二次区分用郵便物Pa″……を
二次区分処理すべく第1の読取区分機6a側に搬
送する場合には、これら二次区分用郵便物Pa″…
…をケースB……内に一旦移替えて二次区分用郵
便物逆搬送装置25のケースリフト24によつて
第3の郵便物搬送用ケースコンベア3dに送り込
み、第1の読取区分機6aの近傍に設けられた押
印済郵便物集積部22aに集積させることにな
る。
また、二次区分用郵便物搬送装置19が故障し
た場合には、二次区分用郵便物Pa″……は読取区
分機6a〜6dの大容量集積区分用区分部71の
二次区分モード数に対応して設けられた二次区分
向予備用集積箱84a……内に集積される。ま
た、排除郵便物搬送集積装置17a〜17eが故
障した場合には上記大容量集積区分用区分部71
の手区分向予備用集積箱84b,84b内に集積
され区分処理を中断する必要がない。
なお、把束郵便物区分機13で方面別に区分さ
れた把束郵便物Pc……は郵袋に詰められて、所
定の郵便局に発送されることになる。また、定形
外郵便物手押印エリア26の作業台27に集めら
れた丸形、超大物、厚物、大物等の定形外郵便物
Pb……は手押印されてケースBに入れられ、ケ
ースリフト33を介して階下の定形外郵便物区分
エリアに送られることになる。
また、手区分エリア15に配設された排除郵便
物集積部16a〜16eに集積された排除郵便物
Pd……および第4の郵便物搬送用コンベア3e
を介して送り込まれた排除郵便物Pd……は手区
分されたのち紙札添付、把束の工程を経て郵袋に
詰られ所定の郵便局に発送されることになる。
なお、上述の一実施例において、区分指定用区
分部に集積された郵便物を自動的に取出し得る自
動取出機能付のものとしたが、本考案はこれに限
るものでない。また、大容量集積箱の内訳を二次
区分向予備集積箱、手区分向予備用集積箱、再供
給用集積箱、指定局向予備用集積箱としたが、こ
れに限るものでないことは勿論である。
その他、本考案は上記実施例に限らず、本考案
の要旨を変えない範囲で種々変形実施可能なこと
は勿論である。
本考案は、以上説明したように、区分指定対象
外の郵便物を集積する集積箱を区分搬送路の起端
側に沿つて設け、区分指定対象の郵便物を集積す
る集積箱より前段に位置するようにしたから、区
分指定対象外の郵便物を区分指定用区分部を通過
させることによる区分搬送路での詰りを極力防止
でき、稼働効率を高めることができ、複数の読取
区分機を並設し、しかも、他の装置に連結されて
処理する郵便物自動処理装置に採用すれば二次区
分用郵便物搬送装置等がジヤム等によつて停止し
た場合も継続して稼働できるなど特に有用である
といつた効果を奏する。また、複数の区分対象外
の郵便物を集積する集積箱を複数の区分搬送路に
沿つてそれぞれ複数配置したから、区分対象外の
郵便物を予め区分した状態で集積でき、後続の区
分作業が容易かつ確実に行なえるといつた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を採用した郵便処理
室内部の概観図、第2図は同じく平面的に見た概
観図、第3図はその郵便物の流れ状態を示す説明
図、第4図は粗選別供給装置を概略的に示す斜視
図、第5図は同じく側面図、第6図は選別取揃押
印機を概略的に示す斜視図、第7図は本考案の読
取区分機の一実施例を概略的に示す平面図、第8
図は同じく正面図、第9図は紙札発行装置を概略
的に示す斜視図、第10図は発行された紙札の正
面図、第11図は把束装置を概略的に示す斜視
図、第12図は把束郵便物一時集積・押出部およ
び把束郵便物リフト装置を概略的に示す斜視図、
第13図は把束郵便物区分機を概略的に示す斜視
図、第14図は二次区分用郵便物搬送装置を概略
的に示す斜視図、第15図は同じく要部である区
分搬送機構部の斜視図、第16図は同じく側面
図、第17図は二次区分用郵便物集積部に至る搬
送系の一つを概略的に示す斜視図、第18図は排
除郵便物搬送集積装置を概略的に示す斜視図であ
る。 Pa……定形郵便物、Pa′……一次区分用郵便
物、Pa″……二次区分用郵便物、71……大容量
集積区分用区分部、72……指定区分用区分部、
83……区分搬送路、84……大容量集積箱、8
5a……指定区分用集積箱。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 供給された郵便物を取込搬送する取込搬送路
    と、この取込搬送路の途中に設けられ郵便物の区
    分情報を読取る読取装置と、上記取込搬送路によ
    つて搬送されてきた郵便物を搬送するとともに上
    記読取装置の結果により適宜搬送路外に放出する
    複数の区分搬送路と、これら区分搬送路の起端側
    に沿つてそれぞれ複数の集積箱を設け、区分指定
    対象外の郵便物を区分集積する集積区分用区分部
    と、この集積区分用区分部より後段かつ上記区分
    搬送路に沿つて多数の集積箱を設け、区分指定に
    もとずいて区分された郵便物を集積する区分指定
    用区分部とを具備してなることを特徴とする郵便
    物の読取区分機。
JP3968581U 1981-03-20 1981-03-20 Expired JPS641033Y2 (ja)

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