JP3808363B2 - 紙葉類分類区分装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、郵便物・宅配便などの受託物品配送業などにおける封書等受託物品の宛先毎の分類区分や搬送、輸送等の処理を行う紙葉類集配システムおよび紙葉類分類区分装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、封書等の宛先毎の分類区分において、封書等に付与されたコードを読み取って分類区分を行う紙葉類分類区分装置が用いられているが、封書等の処理対象物を直接に分類装置に供給し、分類区分口毎に区分して投函された封書等の処理対象物を手作業あるいはその他の方法で分類区分口から取り出し、搬送用郵袋や搬送用収納ケースに収納して搬送するようにしている。また、従来の紙葉封書等の分類区分処理には、多種の自動分類区分装置が用いられているが、各種自動分類区分装置への紙葉封書等の区分処理対象物の供給作業は人手によって行なわれている。また、配達道順組立て作業の自動化の場合は、非常に多数の分類口数が必要となり装置が大型化する。その解決策として、分類区分集積口数の少ない小型装置でも多数の分類区分集積口を備えたものと同じ効果を持たせることのできる基数ソート法が用いられ、複数回数の分類区分処理を行うことにより、装置が備えている分類区分集積口数の冪乗の分類分集積口数の備えたと同等の効果が得られるようにしている。このため、処理を複数回行なうために、前回の分類区分集積口から紙葉類を回収し、再度分類区分装置に投入している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の紙葉類分類区分作業では、紙葉封書等の分類区分装置等への対象物の供給、取り出し、搬送、他の局や営業所等への分別配送、その他の業務が作業者による手作業で行われ、全体の作業の自動化がされていないのが現状である。また、基数ソート法を用いない通常の自動分類区分装置の場合においても、多数区分口の羅列のために長大な装置となってしまい、広大な設置スペースを要し、また、長い搬送ベルト駆動のために大出力の電動モーターを使用する必要があるので、電力消費が多く、対象物の搬送による紙埃の発生という問題もあった。
【0004】
本発明は、このような従来の問題を解決するものであり、紙葉類分類区分作業の全体を省力化、自動化処理できるとともに、省スペース化を可能とした紙葉類集配システムおよび紙葉類分類区分装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の紙葉類分類区分装置は、同一形態の紙葉類収納ケース内に収納された紙葉類を1枚ずつ送り出す繰出装置と、前記送り出された紙葉類を区分コードに従って分類して対応する区分口に配置された前記同一形態の紙葉類収納ケース内に収納する区分収納装置とを備えた紙葉類分類区分装置であって、前記同一形態の紙葉類収納ケースが、紙葉類と共に上下方向に移動可能な押し上げ板を底面に備え、前記繰出装置が、前記押上げ板を前記ケースの上面まで押し上げる押上機構と、前記押し上げられた紙葉類を1枚ずつ分離して繰り出す繰出機構と、前記紙葉類を搬送する搬送機構とを備えたものである。この構成により、収納ケースに収容した紙葉類の分類および分類した紙葉類を所定の紙葉類収納ケース内へ区分収納する作業を、紙葉類収納ケースを移動させるだけで自動的に行うことができるとともに、紙葉類収納ケースに収納された紙葉類を1枚ずつ確実に分離して搬送することができる
【0014】
また、本発明の紙葉類分類区分装置は、前記紙葉類に管理コードが記載されている場合には、前記コード読み取り手段が前記管理コードを読み取り、前記読み取った管理コードを前記同一形態の紙葉類収納ケースに装着された電子記録手段に書き込む手段を備えたものである。この構成により、ケース内に収納された紙葉類に関する情報を記録して外部から確認することができる。
【0016】
また、本発明の紙葉類分類区分装置は、前記区分収納装置が、前記区分コード対応する1つの区分口に、前記同一形態の紙葉類収納ケースを収容可能な複数の区画を有するケース区分給排部を備えたことを特徴とするものである。この構成により、紙葉類の分類区分処理を連続的に行うことができる。
【0020】
また、本発明の紙葉類分類区分装置は、前記ケース区分給排部が、後方を下向きに傾斜して配置され、前記ケース区分給排部の前面に前記紙葉類搬送機構が配置されていることを特徴とするものである。この構成により、区分処理された紙葉類を紙葉類収納ケース内に順序よく収納することができる。
【0023】
また、本発明の紙葉類分類区分装置は、前記区分収納装置が螺旋状に構成されていることを特徴とするものである。この構成により、全ての区分口および紙葉類搬送機構が連続配置されるので、紙葉類を分配するための区分分岐処理部および紙葉類収納ケースの上下搬送用の昇降部も不要となり、装置を一層コンパクトに単純化することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明では、紙葉類を定形郵便物として説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における紙葉類集配システムの概略構成を示している。紙葉類を図1において、取集員201が郵便ポスト202や受付局・受付店舗203等で配達依託された紙葉類を取り集めて紙葉類収納ケース101に収納し、取集便トラック204に積載して配送営業所205へ運搬する。配送営業所205では、紙葉類収納ケース101を搬入コンベア206に載せると、紙葉類収納ケース101が配送区分装置207に取り込まれて、紙葉類が紙葉類収納ケース101から送り出され、分類区分部で配送先毎に自動分類区分されて、再び空の紙葉類収納ケース101に投函されることによって、分類区分済の紙葉類として紙葉類収納ケース101に収納される。分類区分終了後には、紙葉類収納ケース101は配送区分装置207から搬出されて、送出コンベア208経由で配送便トラック209に積載され、数局の配送局を経過して配達営業所210に到達する。配達営業所210では、配送便トラック209に積載されていた紙葉類収納ケース101が搬入コンベア211に載せられると、配達区分・道順組立装置212に取り込まれて、紙葉類収納ケース101内の紙葉類が配達先毎に分類区分され、再び空の紙葉類収納ケース101に投函されることによって、分類区分済の紙葉類として紙葉類収納ケース101に収納される。分類区分終了後、紙葉類収納ケース101は配達区分・道順組立装置212から送出されて送出コンベア213経由で配達員214に引き継がれ、配達便バイク215に積載されて配達先宅216まで搬送され、配達先宅216で配達員214が紙葉類収納ケース101から必要な紙葉類を取り出して配達先宅216に配達することになる。このように、紙葉類収納ケース101をシステム全般に渡って使用することにより、配送区分装置207や配達区分・道順組立装置202での自動処理が可能な紙葉類集配システムを構築することができる。
【0030】
なお、郵便ポスト202の内部に紙葉類収納ケース101を所定の向きに配置し、郵便ポスト202の投函口から投函された紙葉類が紙葉類収納ケース101内にきちんと整列されるように、紙葉類の表裏および左右の向きを揃えるように注意書きを添えるとよい。あるいは、ランダムに投入された紙葉類をきちんと向きを揃えて整列させる装置を郵便ポスト202内に設けてもよい。
【0031】
図2は配送営業所205の具体例を示している。図2において、ケースストック装置217は、搬送コンベア218を通じて配送区分装置207に接続されており、紙葉類収納ケース101の供給、取込み等の工程において一時滞留ストックを要する場合の対応を行うための装置であり、搬入された未区分のもの、送出時の一時待機、空の紙葉類収納ケース等の保管と供給等を行う。図3は配達営業所210の具体例を示しており、同様にケースストック装置219および配達区分装置212に通じる搬送コンベア220を備えている。
【0032】
図4は本システムに使用する紙葉類収納ケース101を示している。図4において、紙葉類収納ケース101は、上面を開放した長方形のケース102と、ケース102の一端面102aに設けられた投函口103と、投函口103を開閉可能に設けられた扉104と、ケース102内に紙葉類100を整列して保持するための保持手段である押え板105と、ケース101の底面内側に配置されて、紙葉類100が載せられて上下方向に移動可能な押し上げ板106とを備えている。ケース102は樹脂製であり、郵便物の定型寸法を基にメーカが制定した規格により全てが同一の大きさに形成される。投函口103は、収容すべき紙葉類100を横長に定置した場合の丈寸法(紙葉類100の長手方向を横切る方向の幅寸法)よりも大きく、紙葉類100がこの投函口103から横長方向に挿入可能になっている。扉104は、図5に示すように、ケース102の一端面102aとその内側に配置された扉保持板107とに挟まれて横方向に摺動可能であり、前端部には取っ手104aが設けられている。また、押え板105は、図6に示すように、ブックエンド型のもので、その下部両側には前方に向けた足部105aを有し、この足部105aが押し上げ板106のガイドレール106aの両側凹部を板ばね108を介して挟持している。したがって、押え板105は、板ばね108により所定の摩擦力を付与されて仮固定されるとともに長手方向に移動可能になり、ケース102内に一定量以上の紙葉類100が溜まると、その重力により自動的に移動して、紙葉類100を整列した状態に保持する。また、図13に示す紙葉類分類区分装置の区分口に(図17に示す区分口508aと同様)、押え板105を移動させる機構をこの紙葉類分類区分装置に設け、紙葉類が倒れないように移動させてもよい。押し上げ板106は、ケース102の底面よりも少し小さい寸法を有し、紙葉類100が後方に傾斜して押え板105に寄りかかるように後方に向けて傾斜している。また、持ち上げられた時に傾かないように、前後左右にガイド片106b、106c、106d、106eを有する。そして、ケース102の底面には、この押し上げ板106を押し上げるための後述する押上機構のロッドを挿入する逃げ穴109が前後に2つ形成されている。
【0033】
図7は紙葉類収納ケース101に天蓋110を設けた例である。ケース102の開放面全体を覆うように縁付きの天蓋110を被せることにより、紙葉類の取り集め後の搬送時、区分装置による区分終了後の配送、或いは配達などにおける搬送時に、内部に収容された紙葉類100の飛び出しを防止できるので、紙葉類収納ケース101の搬送を容易に行うことができる。
【0034】
図8は紙葉類収納ケース101の扉104を閉めて投函口103を閉じた後、取っ手104aの部分を止め具111によりケース102に封緘した例である。図9はさらに紙葉類収納ケース101の天蓋110の縁110aの部分を止め具111によりケース102に封緘した例である。図10はこの止め具111を用いた封緘の方法を示している。樹脂製の止め具111は、扁平なボタン部111aと胴部111bと先端部の弾性を有する二股のフック111c、111dを備えている。このような止め具111を扉104(または天蓋110)の取付穴112およびケース102の取付穴113に封緘機ヘッド114により押し込むことにより、先端部の弾性フック111c、111dが取付穴112、113内を閉じて進み、取付穴113から出たところで開くので、抜け止めが施される。このように、止め具111により扉104および天蓋110をケース102に封緘することにより、ケース102内に収納された紙葉類のセキュリティを確保することができる。天蓋110および扉104を開ける時は、止め具111のボタン部111aをニッパー等により切断した後、残った部分をケース102内に押し込むことにより、天蓋110および蓋104を開放することができる。なお、図11に示すように、止め具111のボタン部111aに対し、封緘機ヘッド114から超音波振動を加えることによって、封緘の取扱コードや日時などの封緘証拠を刻印することができ、取り扱い上のセキュリティ保持に役立てることができる。
【0035】
図12は紙葉類収納ケース101の別の例を示し、紙葉類収納ケース101内に収納された紙葉類100に関する情報をケース102の表面に記録するために、電子記録手段であるRFID(Radio Frequency Identification)タグ115が、ケース102の一端面102aに貼着されている。このようなRFIDタグ115を紙葉類収納ケース101に設けることにより、ケース102内部の紙葉類100に関する情報を記録して外部から確認することができる。
【0036】
図13は本実施の形態における紙葉類分類区分装置の概略構成を示しており、図2の配送区分装置207および図3の配達区分装置212に適用される。図13において、繰出装置300は、紙葉類収納ケース101内に収納された紙葉類100を1枚ずつ送り出すための装置であり、紙葉類収納ケース101内の押し上げ板106を紙葉類収納ケース101の上面まで押し上げる押上機構301と、押し上げられた紙葉類を1枚ずつ分離して送り出す繰出機構311と、送り出された紙葉類を区分収納装置400へ搬送する搬送機構321とを備えている。区分収納装置400は、送り出された紙葉類を区分コードに従って分類して対応する区分口に配置された空の紙葉類収納ケース内101に収納する装置であり、紙葉類100に記載された宛先区分コードおよび管理コードを光学的に読み取るコード読取部401とコンピュータによる制御部402と、紙葉類を搬送する紙葉類搬送機構411と、紙葉類を読み取った区分コードに従って対応する各区分口に配置された紙葉類収納ケース101内に投函する紙葉類分離機構421と、管理コードを紙葉類収納ケース101に貼着したRFIDタグ115に書き込むためのRFID記録部431とを備えている。なお、コード読取部401は、RFIDを用いて、紙葉類に付されたE情報を読み取ることとしてもよい。
【0037】
この紙葉類分類区分装置の動作について説明する。内部に紙葉類を収納した紙葉類収納ケース101が所定位置にセットされると、繰出装置300の押上機構301により、紙葉類収納ケース101内の押し上げ板106が紙葉類収納ケース101の上面まで押し上げられ、押し上げられた紙葉類は繰出機構311により1枚ずつ分離して送り出され、搬送機構321により区分収納装置400へ搬送される。区分収納装置400では、搬送されてきた紙葉類に記載された区分コードをコード読取部401により読み取り、紙葉類搬送機構411により紙葉類が搬送されている間に、読み取った区分コードを基に制御部402からの制御信号により紙葉類分離機構421が作動して、各区分コード毎に区分口に配置された空の紙葉類収納ケース101に該当する紙葉類を投函する。空の紙葉類収納ケース101は、投函された紙葉類が押え板105に順番に集積されるように、後方を下に傾けて配置されており、押え板105に一定量の紙葉類が集積されると、その自重により押え板105が後退する。紙葉類100に管理コードが記載されている場合には、その管理コードをコード読取部401が読み取り、その管理コードを紙葉類収納ケース101に貼着されたRFIDタグ115に書き込む。
【0038】
図14は上記した繰出装置300の構成を示している。押上機構301は、紙葉類収納ケース101の底部に設けられた押し上げ板106を押し上げるエアシリンダに接続された2本の押し上げロッド302と、押し上げロッド302により押し上げられた押し上げ板106上の紙葉類100を両側から掬い取る左ガイド板303および右ガイド板304とを備えている。左右のガイド板303、304は、それぞれ下端部に内側に向いた折曲片303a、304aを有し、図示されないエアシリンダに接続されて左右の互いに反対方向に移動可能である。繰出機構311は、押え板105に保持された紙葉類100を前方に押し出す押し出し板312と、最前部の紙葉類100を繰り出す繰り出しベルト313と、紙葉類100の2重送りを防止するためのリタードローラ314を備えている。押し出し板312は、その中央部に下部に向けてL字形の押し出し片312aを備えており、押し出し片312aは、押え板105の中央部の凹んでいる部分に位置している。搬送機構321は、互いに接触して同方向に移動する一対の搬送ベルト322、323を備えている。
【0039】
この繰出装置の動作を図14および図15を用いて説明する。押し上げロッド302が、紙葉類収納ケース101の底部に設けられた逃げ穴109から上昇して押し上げ板106を紙葉類収納ケース101の上面まで押し上げると、左右のガイド板303、304が内側に移動し、下部の折曲片303a、304aが紙葉類100の下に潜り込む。次いで、押し上げロッド302が下降すると、押し上げ板106が自重により下降し、紙葉類100は、左右のガイド板303、304の折曲片303a、304aに保持されて、空中で待機状態となる。次に、押し出し板312が前方に移動して、押し出し片312aが紙葉類100を前方に押し出すので、紙葉類100のうちの最前の紙葉類が、繰り出しベルト313に接触して右方向に送り出される。この時に2枚の紙葉類が同時に送り出された場合には、下側の紙葉類が逆回転するリタードローラ313により進行を阻止されるので、上側の紙葉類のみが繰り出しベルト313により繰り出される。繰り出された紙葉類は、一対の搬送ベルト322、323に挟まれて区分収納装置400へ搬送される。各部の動作タイミングは、制御部402からの制御信号により制御される。
【0040】
図16は区分収納装置400の紙葉類搬送機構411と紙葉類分離機構421の構成を示している。紙葉類搬送機構411は、一続きの長尺ベルト412と、この長尺ベルト412に対向して各区分口に配置された短尺ベルト413とを備える。紙葉類分離機構421は、短尺ベルト413に連続する可動ベルト422とこの可動ベルト422と同期して動作する分離用フラッパー423とを有する。動作について説明すると、長尺ベルト412と短尺ベルト413とに挟まれて搬送されてきた紙葉類100は、区分コードに従って区分されるべき区分口に到達すると、制御信号により可動ベルト422および分離用フラッパー423が鎖線の位置から実線の位置に回動するので、区分口に待機する紙葉類収納ケース101の扉104が開いた投函口103から紙葉類収納ケース101内に投函される。投函が終了すると、制御信号により可動ベルト422および分離用フラッパー423が実線の位置から鎖線の位置まで戻るので、投函を必要としない紙葉類100は、長尺ベルト412と短尺ベルト413に挟まれてそのまま該当する区分口まで搬送される。
【0041】
このように、本実施の形態1によれば、同一形態の紙葉類収納ケースを用いることにより、紙葉類の取集処理および取集した紙葉類の紙葉類分類区分装置による区分処理および区分した紙葉類の配送・配達処理等の全ての作業を、紙葉類収納ケースを移動させるだけで自動的に行うことができる。また、紙葉類収納ケースに装着したRFIDタグに管理コードを書き込むことにより、従来行われていた送達証の代替えとなる処理を自動的に行うことができる。
【0042】
(実施の形態2)
図17は本発明の実施の形態2における紙葉類分類区分装置の構成を示しており、図13に示した構成を基本としている。図17は平面図、図18はその正面図、図19はその側面図を示している。紙葉類分類区分装置500は、上段の未区分紙葉類収納ケースのためのケース搬入装置501および下段の区分済紙葉類収納ケースのためのケース搬出装置502を有する。搬入装置501の横には、上記した繰出装置300が配置された紙葉類取出部503が配置され、その奥側にはケース昇降部504が配置されている。ケース昇降部504の左横にはケース排出部505、右横には空ケース給送部506、ケース昇降部507、ケース区分給排部508が連続して配置されている。ケース区分給排部508は、区分コードに対応した数だけ設けられた区分口508aに空ケースを供給するとともに、区分済のケースを排出するものである。
【0043】
ケース区分給排部508は、図20(c)に示すように、上下に2段の区画を前後に備えた計4つの区画A、B、C、Dを上層508aと下層508bとに2層重ねたものである。ケース区分給排部508の区画C、Dには、図17に示すように、横方向に連続する搬送ローラにより構成された空ケース供給路509が設けられ、区画Bには同様に横方向に連続する搬送ローラにより構成された区分済ケース回収路510が設けら、各区画A、B、C、Dは、前後の区画を連結する搬送ローラと上下の区画を連結するリフトにより構成されたケース循環路511により連結されている。また、ケース区分給排部508の前面には上記した紙葉類搬送機構411および各区画Aに対向して紙葉類分離機構421が設けられている。区分済ケース回収路510の終点には区分済ケース排出部512が配置され、紙葉類取出部503の下部からケース昇降部504に連続している。図19に示すように、ケース搬入装置501、ケース搬出装置502およびケース排出部505以外は、紙葉類収納ケース101内の紙葉類が内部で後方に集積されるように、全てベッド513上に後方が下がるように傾斜して設けられている。
【0044】
次に、この紙葉類分類区分装置の動作について説明する。まず準備作業として、図2および図3のケースストック装置217、219から空の紙葉類収納ケース101が、ケース搬入装置501を通じて紙葉類分類区分装置500内に搬入される。装置内に搬入された空の紙葉類収納ケース101は、空ケース給送部506および空ケース供給路509を通じてケース区分給排部508における区画Dを除いた全ての区画A、B、Cに供給される。次に本作業に入り、ケース搬入装置501から未区分の紙葉類が収容された紙葉類収納ケース101が搬入されて、紙葉類取出部503において、上記した繰出装置300により紙葉類が押上機構301および繰出機構311により取り出され、空になった紙葉類収納ケース(空ケース)101は、ケース昇降部504まで押し出され、ケース排出部505からケース排出装置502により装置外に排出される。操出装置300により1枚ずつ繰り出された紙葉類は、区分収納装置400のコード読取部401により区分コードが読み取られ、制御部402がその区分コードに従って対応する紙葉類分離機構421の分離用フラッパーを作動して、該当する区分口の区画Aに配置された紙葉類収納ケース101にその紙葉類を投函する。紙葉類収納ケース101に所定量の紙葉類が収納されると、制御部402からの制御信号によりその区分口のケース循環路511が次のように動作する。図21において、まず、区分Cの空きケース101が空きスペースの区分Dに移動し▲1▼、次いで空きスペースとなった区分Cに区分Bの空きケース101が移動し▲2▼、次いで空きスペースとなった区分Bに区分Aの区分済ケース101が移動し▲3▼、次いで空きスペースとなった区分Aに区分Dの空きケースが移動して▲4▼、区分Dが再び空きスペースとなる。そして、区分Bに移動した区部済の紙葉類収納ケース101は、区分済ケース回収路510を通って区分済ケース排出部512から紙葉類取出部503の下部に入り、そこからケース昇降部504により上昇してケース排出部505からケース搬出装置502を通って装置外に排出される。一方、図21の空きスペースとなった区分Bには区分Cの空ケースが移動し▲5▼、空きスペースとなった区分Cには空ケース供給路509を通って空ケースが供給される。
【0045】
このように、本実施の形態2による紙葉類分類区分装置によれば、ケース搬入装置501から搬入された紙葉類収納ケース101内の未区分の紙葉類は、操出装置300により1枚ずつ分離されて送り出され、コード読取部401により読み取られた区分コードに従って各区分口に配置された空の紙葉類収納ケース101内に収容される。そして、区分済の紙葉類を収納した紙葉類収納ケース101は、再びケース搬出装置502から紙葉類分類区分装置500の外に排出され、搬入から搬出までの全工程が紙葉類収納ケース101を移動させるだけで全て自動的に行われる。なお、処理量が多い場合は、図18に示すように、ケース区分給排部508のうちの上層のケース区分給排部508Aのみならず、紙葉類分岐処理部514により下層のケース区分給排部508Bを使用する。
【0046】
(実施の形態3)
図22は本発明の実施の形態3における紙葉類分類区分装置600の構成を示しており、基本的な構成は実施の形態1と同様である。ケース区分給排部608は、1つの区分口608aに対し、上下前後に2段ずつの計4つの区画が上層608Aと下層608Bの2層に配置されたフレームによるユニット構造になっている。したがって、ベッド613上にこのユニットを必要な数だけ連結させることにより容易に増減が可能になっている。なお、隣接する複数の区分口608aをまとめて1つのユニットに構成してもよい。
【0047】
ケース搬入装置601により搬入された空の紙葉類収納ケース101は、ケース昇降部604により下方に降下され、それぞれ空ケース給送部606からケース区分配給部608の各区分口608aに給送される。ケース区分給排部608は、図23に示すように、紙葉類分離機構421が配置された1つの区分口に対し、上下前後に2段ずつの計4つの区画A、B、C、Dがフレームにより構成され、前部の区画Bおよび後部の区画Dには横方向に連続する搬送ローラにより構成された空ケース供給路609が設けられ、後部の区画Cには同様に横方向に連続する搬送ローラにより構成された区分済ケース回収路610が設けら、各区画A、B、C、Dは、前後の区画を連結する搬送ローラと上下の区画を連結するリフトにより構成されたケース循環路611により連結されている。そして、区画Bを除く区画C、D、Aには、空ケース供給路609により空の紙葉類収納ケース101が供給される。
【0048】
ケース搬入装置601により装置内に搬入された未区分の紙葉類収納ケース101は、紙葉類取出部603において操出装置300により紙葉類が1枚ずつ繰り出され、区分収納装置400のコード読取部401により区分コードが読み取られ、制御部402がその区分コードに従って対応する紙葉類分離機構421の分離用フラッパーを作動して、該当する区分口の紙葉類収納ケース101にその紙葉類を投函する。紙葉類収納ケース101に所定量の紙葉類が収納されると、制御部402からの制御信号によりケース循環路611が動作して、図23に示すように、まず、区画A内の区分済の紙葉類収納ケース101が空きスペースの区分Bに移動し▲1▼、次いで空きスペースとなった区分Aに区分Dの空きケース101が移動して▲2▼、区分済の紙葉類の収納を直ちに継続する。次いで空きスペースとなった区分Dに区分Cの区分済ケース101が移動し▲3▼、次いで空きスペースとなった区分Cに区分Bの区分済紙葉類収納ケース101が移動し▲4▼、区分Bが再び空きスペースとなる。そして、区分Cに移動した区部済の紙葉類収納ケース101は、区分済ケース回収路610を通って区分済ケース排出部612から紙葉類取出部603の下部に入り、そこからケース搬出装置602を通って装置外に排出される。一方、図23の空きスペースとなった区分Cには、空ケース給送部606および空ケース給送路609を通って区画Bから空ケースが供給され、区画Bは再び空きスペースとなる。
【0049】
このように、本実施の形態3によれば、ケース区分給排部608が、全体がフレームによるユニット構造になっているので、ユニットを既存のケース区分給排部608に着脱することにより、装置規模を容易に増減することができ、処理量に柔軟に対応することができる。
【0050】
(実施の形態4)
図24は本発明の実施の形態4における紙葉類分類区分装置700の構成を示している。装置全体の構成は実施の形態2および3と同様である。異なるのは、ケース区分給排部708が、1つの区分口に対して、前部、中部、後部に2段ずつの計6つの区画が上層と下層の2層に配置されたフレームによるユニット構造になっていることである。ケース搬入装置701により搬入された空の紙葉類収納ケース101は、ケース昇降部704を通って、空ケース給送部706からケース昇降部707により適宜上下に振り分けられ、空ケース供給路709を通ってそれぞれケース区分配給部708の各区分口708aに給送される。ケース区分給排部708は、図25に示すように、紙葉類分離機構421が配置された1つの区分口708aに対し、前部、中部、後部に2段ずつの計6つの区画A、B、C、D、E、Fがフレームにより構成され、中部の区画E、Bおよび後部の区画D、Cには横方向に連続する搬送ローラにより構成された空ケース供給路709が設けられ、前部の区画Aには同様に横方向に連続する搬送ローラにより構成された区分済ケース回収路710が設けら、各区画A、B、C、D、E、Fは、前、中、後の区画を連結する搬送ローラと上下の区画を連結するリフトにより構成されたケース循環路711により連結されている。そして、区画Bを除く区画C、D、E、F、Aには、空ケース供給路709により空の紙葉類収納ケース101が供給される。
【0051】
ケース搬入装置701により搬入された未区分の紙葉類収納ケース101は、紙葉類取出部703において操出装置300により紙葉類が1枚ずつ繰り出され、区分収納装置400のコード読取部401により区分コードが読み取られ、制御部402がその区分コードに従って対応する紙葉類分離機構421の分離用フラッパーを作動して、該当する区分口の紙葉類収納ケース101にその紙葉類を投函する。紙葉類収納ケース101に所定量の紙葉類が収納されると、制御部402からの制御信号によりケース循環路711が動作して、図25に示すように、まず、区画A内の区分済の紙葉類収納ケース101が空きスペースの区分Bに移動し▲1▼、次いで空きスペースとなった区分Aに区分Fの空きケース101が移動して▲2▼、区分された紙葉類の収納を直ちに継続する。その間に、空きスペースとなった区分Fに区分Eの区分済ケース101が移動し▲3▼、次いで空きスペースとなった区分Eに区分Dの区分済紙葉類収納ケース101が移動し▲4▼、次いで空きスペースとなった区分Dに区分Cの区分済ケース101が移動し▲5▼、次いで空きスペースとなった区分Cに区分Bの区分済紙葉類収納ケース101が移動し▲6▼、区分Bが再び空きスペースとなる。このような循環移動が、区分Aの紙葉類収納ケース101に所定量の紙葉類が集積される毎にケース循環路711を介して行われる。そして、最初に区分された紙葉類収納ケース101が区分Fに到達すると、すなわち5個の紙葉類収納ケース101に全て区分済の紙葉類が集積されると、区分Fから順番に区分済ケース回収路710を通ってケース排出部712に至り、ケース排出部712から紙葉類取出部703の下部に入り、そこからケース搬出装置702を通って装置外に排出される。全ての区分済紙葉類収納ケース101の搬出が終了すると、再び空ケースがケース区分給排部708に供給される。
【0052】
このように、本実施の形態4の紙葉類分類区分装置によれば、一区分口当り最大5個の紙葉類収納ケース101に対して分類区分が可能となり、大量の紙葉類を迅速に処理することができる。
【0053】
(実施の形態5)
図26は本発明の実施の形態5における紙葉類分類区分装置800の構成を示している。装置全体の構成は実施の形態2および3と同様である。異なるのは、ケース区分給排部808が、1つの区分口に対して、前後に3段ずつの計6つの区画が上層と下層の2層に配置されたフレームによるユニット構造になっていることである。ケース搬入装置801により搬入された空の紙葉類収納ケース101は、ケース昇降部804を通って、空ケース給送部806からケース昇降部807により適宜上下に振り分けられ、空ケース供給路809を通ってそれぞれケース区分配給部808の各区分口808aに給送される。ケース区分給排部808は、図27に示すように、紙葉類分離機構421が配置された1つの区分口808aに対し、前後に3段ずつの計6つの区画A、B、C、D、E、Fがフレームにより構成され、後部の区画E、D、Cには横方向に連続する搬送ローラにより構成された空ケース供給路809が設けられ、前部の区画Aには同様に横方向に連続する搬送ローラにより構成された区分済ケース回収路810が設けら、各区画A、B、C、D、E、Fは、前後の区画を連結する搬送ローラと上下の区画を連結するリフトにより構成されたケース循環路811により連結されている。そして、区画Bを除く区画C、D、E、F、Aには、空ケース供給路809により空ケース101が供給される。
【0054】
ケース搬入装置801により搬入された未区分の紙葉類収納ケース101は、紙葉類取出部803において操出装置300により紙葉類が1枚ずつ繰り出され、区分収納装置400のコード読取部401により区分コードが読み取られ、制御部402がその区分コードに従って対応する紙葉類分離機構421の分離用フラッパーを作動して、該当する区分口の紙葉類収納ケース101にその紙葉類を投函する。紙葉類収納ケース101に所定量の紙葉類が収納されると、制御部402からの制御信号によりケース循環路811が動作して、図27に示すように、まず、区画A内の区分済の紙葉類収納ケース101が空きスペースの区分Bに移動し▲1▼、次いで空きスペースとなった区分Aに区分Fの空きケース101が移動して▲2▼、区分された紙葉類の収納を直ちに継続する。その間に、空きスペースとなった区分Fに区分Eの区分済ケース101が移動し▲3▼、次いで空きスペースとなった区分Eに区分Dの区分済紙葉類収納ケース101が移動し▲4▼、次いで空きスペースとなった区分Dに区分Cの区分済ケース101が移動し▲5▼、次いで空きスペースとなった区分Cに区分Bの区分済紙葉類収納ケース101が移動し▲6▼、区分Bが再び空きスペースとなる。このような循環移動が、区分Aの紙葉類収納ケース101に所定量の紙葉類が集積される毎にケース循環路811を介して行われる。そして、最初に区分された紙葉類収納ケース101が区分Fに到達すると、すなわち5個の紙葉類収納ケース101に全て区分済の紙葉類が集積されると、区分Fから順番に区分済ケース回収路810を通ってケース排出部812に至り、ケース排出部812から紙葉類取出部803の下部に入り、そこからケース搬出装置802を通って装置外に排出される。全ての区分済紙葉類収納ケース101の搬出が終了すると、再び空ケースがケース区分給排部808に供給される。
【0055】
このように、本実施の形態5の紙葉類分類区分装置によれば、一区分口当り最大5個の紙葉類収納ケース101に対して分類区分が可能となり、大量の紙葉類を迅速に処理することができるとともに、奥行の小さくした装置を実現することができる。
【0056】
(実施の形態6)
図28は上記実施の形態2ないし5におけるケース循環路511、611、711、811の構成を示している。ケース循環路は、ケース区分給排部を構成するフレーム内に組み込まれている。図28(a)は平面図、図28(b)は部分断面正面図であり、断面略L字形のフレーム901内の底面には、搬送用マイクロモータ902が固定されており、その回転軸には駆動ギヤ903が固定されている。また、フレーム901内の底面に固定された支持板904には、軸が回転可能に支持されており、この軸の一端には、駆動ギヤ903に噛み合う従動ギヤ905が固定され、他端には第1べべルギヤ906が固定されている。また、搬送用マイクロモータ902の回転軸に直交する方向には、紙葉類収納ケース101を移動させるためのケース搬送用ホイール907の回転軸が、断面L字形のホイール支持板908に回転可能に支持され、ホイール支持板908は、フレーム901の底面に固定された支持軸909に回転可能に支持されている。ケース搬送用ホイール907は、その最上部の位置がフレーム901よりも高くなっており、その回転軸の先端部には、第1べべルギヤ906に噛み合う第2べべルギヤ910が固定されている。第2べべルギヤ910に対向する位置のフレーム901の側面には、第2べべルギヤ910と同軸上に第3べべルギヤ911が軸受912により回転可能に支持されている。さらに、図29に示すように、フレーム901の搬送用マイクロモータ902に対向する位置には、方向転換用マイクロモータ913が固定されており、その回転軸には駆動ギヤ914が固定されている。また、フレーム901内の底面に固定された軸受915に回転可能に支持された軸には、一端に駆動ギヤ914に噛み合う従動ギヤ916が固定され、他端にはウォームギヤ917が固定されている。そして、ウォームギヤ917には、L字形のホイール保持板908の平面部に形成されたウォームホイール908aが噛み合っている。
【0057】
次に、このケース循環路の動作について説明する。図28において、搬送用マイクロモータ902が回転すると、その動力が駆動ギヤ903および従動ギヤ905を通じて第1べべルギヤ906に伝えられ、第1べべルギヤ906から第2べべルギヤ910に伝えられてケース搬送用ホイール907が回転し、その上に載置された紙葉類収納ケース101が矢印A方向に搬送される。矢印Aとは直角な矢印B方向に方向転換する場合は、制御部402からの制御信号により図29の方向転換用マイクロモータ913が回転し、その回転力が駆動ギヤ914から従動ギヤ916を通じてウォームギヤ917に伝えられ、ウォームギヤ917に噛み合うウォームホイール908aを90度回転させるので、ケース搬送用ホイール907が90度回転し、その上に載置された紙葉類収納ケース101が矢印B方向に搬送される。
【0058】
ケース循環路において、紙葉類収納ケース101を上下方向に移動させる場合は、制御部402からの制御信号により図29の方向転換用マイクロモータ913が回転してケース搬送用ホイール907を90度回転させることにより、対向するフレーム901間が空くので、その間を縦方向のフレーム内に内蔵されたエアシリンダによりリフト装置のフォークを駆動して、紙葉類収納ケース101を掬い上げることにより上下方向に移動させることができる。なお、紙葉類収納ケース101の上下方向への搬送は、縦方向のフレーム中に内蔵された駆動ローラを用いてもよい。また、ケース循環路におけるケース搬送の駆動方法としては、上記のような方法の他に、エアーシリンダ等による直線直動の駆動機構により搬送するようにしてもよい。
【0059】
(実施の形態7)
図30は本発明の実施の形態7における紙葉類分類区分装置1000の構成を示している。本実施の形態7における紙葉類分類区分装置の基本的な構成は、実施の形態2から5のいずれかに記載したものと同様であり、異なるのは区分収納装置400が円形に構成されていることである。図30(a)において、ケース搬入装置1001により搬入された空の紙葉類収納ケース101は、紙葉類取出部1003からケース昇降部1004により適宜上下の階層に振り分けられ、連続するテーパローラ列からなるケース搬送路1005を通って区分収納装置400の各区分口1006に給送される。円形の区分収納装置400は、その外周側に紙葉類搬送機構411が構成され、放射状に並べられた各区分口1006に対向して紙葉類分離機構421が配置されている。また、図30(b)に示すように、区分収納装置400の全体は、複数の階層に構成された区分口1006により構成されている。そして、各階層にケース搬送路1005が設けられるとともに、各階層は搬入用のケース昇降部1004と搬出用のケース昇降部1007により連絡している。
【0060】
ケース搬入装置1001により搬入された未区分の紙葉類収納ケース101は、紙葉類取出部1003において繰出装置300により紙葉類が1枚ずつ送り出され、区分収納装置400のコード読取部401により区分コードが読み取られ、制御部402がその区分コードに従って紙葉類搬送機構411を駆動制御し、対応する区分口1006へ紙葉類分岐処理部1008を適宜用いて各階層に振り分けて紙葉類を搬送する。各区分口1006では、紙葉類分離機構421の分離用フラッパーが作動して、該当する区分口1006の紙葉類収納ケース101にその紙葉類を投函する。当日または所定時間の区分作業が終了すると、制御部402からの制御信号によりケース搬送路1005が作動して、搬出用のケース昇降部1007に隣接する区分済紙葉類収納ケース101から順番にケース昇降部1007を通って最下段のケース搬出装置1002へ送られ、ケース搬出装置1002から装置外に排出される。全ての区分済紙葉類収納ケース101の搬出が終了すると、再びケース搬入装置1001から空ケースが各区分口1006に供給される。また、最上段のケース搬入装置1001と最下段のケース搬出装置1002との間に設けられたケース保留部1009に保留されていた空ケースも適宜供給される。
【0061】
このように、本実施の形態7によれば、区分収納装置400を円形の周回状に構成したので、上記した実施の形態2から5の紙葉類区分装置のような横に長い区分口配置に比べて、装置をよりコンパクトに構成することができる。
【0062】
本実施の形態7は種々に変更することができる。例えば、図31に示す紙葉類分類区分装置1000Aは、同様に区分収納装置400が円形の周回状に構成されているが、内側に向けて放射状に並べられた各区分口1006の内周側に紙葉類搬送機構411が構成され、各区分口1006に対向して紙葉類分離機構421が配置されている。したがって、繰出装置300、コード読取部401および紙葉類分岐処理部1008も内周側に配置されている。このような配置構成とすることにより、紙葉類収納ケース101の搬入時に上記例のように最上部の紙葉類搬送機構411を乗り越えて紙葉類収納ケース101を装置内に搬入する必要がなく、また紙葉類搬送機構411の搬送距離も小さくなるので、装置をさらにコンパクトに構成することができる。
【0063】
また、図32に示す紙葉類分類区分装置1000Bでは、区分収納装置400が楕円形の周回状に構成されており、内側に向けて放射状に並べられた各区分口1006の内周側に紙葉類搬送機構411が構成され、各区分口1006に対向して紙葉類分離機構421が配置されている。また図33に示す紙葉類分類区分装置1000Cでは、区分収納装置400が矩形の周回状に構成されており、前後2列に配列された矩形のケース区分給排部1010の外周側の各区分口1006に紙葉類搬送機構411が構成され、各区分口1006内の紙葉類収納ケース101に紙葉類分離機構512により区分済紙葉類が集積され、ケース搬送路1005によりケースが排出された後、ケース区分給排部1010の内周側に待機していた空ケースが外周側の各区分口1006に給送される。以上の例からも分るように周回状をなしていれば異型も可能である。
【0064】
(実施の形態8)
図34は本発明の実施の形態8における紙葉類分類区分装置1100の構成を示しており、実施の形態7を変更したものである。本実施の形態8における紙葉類分類区分装置1100では、区分収納装置400が円形の螺旋状に構成されており、ケース搬入装置1101に繋がる最上段からケース搬出装置1102に繋がる最下段まで連続してスロープダウンする構造になっている。ケース搬入装置1101により搬入された空の紙葉類収納ケース101は、紙葉類取出部1103からテーパローラ列のケース搬送路1105を通って区分収納装置400の各区分口1006に給送される。放射状に並べられた各区分口1106の内周側に紙葉類搬送機構411が構成され、各区分口1106に対向して紙葉類分離機構421が配置されている。また、ケース搬入装置1101の下部には、空ケース搬出装置1104が並行して設けられている。
【0065】
ケース搬入装置1101により搬入された未区分の紙葉類収納ケース101は、紙葉類取出部1103において繰出装置300により紙葉類が1枚ずつ送り出され、区分収納装置400のコード読取部401により区分コードが読み取られ、制御部402がその区分コードに従って紙葉類搬送機構411を駆動制御し、対応する区分口へ紙葉類を搬送する。各区分口では、紙葉類分離機構421の分離用フラッパーが作動して、該当する区分口の紙葉類収納ケース101にその紙葉類を投函する。当日または所定時間の区分作業が終了すると、制御部402からの制御信号によりケース搬送路1105が作動して、全ての区分済紙葉類収納ケース101が最下段のケース搬出装置1102へ送られ、ケース搬出装置1102から装置外に排出される。全ての区分済紙葉類収納ケース101の搬出が終了すると、再びケース搬入装置1101から空ケースが各区分口1106に供給される。
【0066】
このように、本実施の形態8によれば、全ての区分口および紙葉類搬送機構が連続配置されるので、紙葉類を分配するための区分分岐処理部および紙葉類収納ケースの上下搬送用の昇降部も不要となり、装置の構造・構成がシンプル化され、装置を一層コンパクト化することにもなる。
【0067】
(実施の形態9)
図35は本発明の実施の形態9における紙葉類分類区分装置1200の構成を示しており、区分収納装置が、紙葉類収納ケース内の紙葉類に対し複数回の区分処理を行うための一対の区分口列を備えた例である。図35において、紙葉類分類区分装置1200は、区分収納装置400が円形の螺旋状に構成されており、最上段のケース搬入装置1201に繋がる紙葉類取出部1203、1204は上下2段になっており、さらに紙葉類取出部1203、1204に繋がる各区分口1205、1206は、最下段のケース搬出装置1202に至るまで上下一対の2段のスロープダウン構造になっており、それぞれにテーパローラ列からなるケース搬送路1207、1208が設けられている。これに伴い、紙葉類搬送機構411も、上下2段のスロープダウン構造になっており、その途中の各区分口に対向して紙葉類分離機構412が配置されている。最下段の最終の区分口と最上段の紙葉類取出部1203、1204との間は、ケース昇降部1209により連結されている。また、ケース搬入装置1201の下部には、空ケース搬送装置1210が並行して配置されている。
【0068】
次に、この装置を利用して奇数ソート法により同一の装置内で複数回の分類区分を行う動作について、図35(b)および図36を参照して説明する。まず、未区分の紙葉類収納ケース101がケース搬入装置1201により搬入されて、紙葉類が紙葉類収納ケース101から紙葉類取出部1203(初回・奇数回目区分時)により押し上げられて紙葉類繰出装置300により紙葉類が1枚ずつ送り出され、コード読取部401で区分コードが読み取られ、上段の各区分口1205に対して、初回および奇数回目の分類区分および紙葉類収納処理が行なわれる。この分類区分処理終了後、区分済の紙葉類収納ケース101は、最下段からケース昇降部1209により上層の紙葉類取出部1204(偶数回目、最終回区分時)までリフトアップされ、同様に紙葉類収納ケース101から紙葉類が送り出され、偶数回目の分類区分収納処理が各区分口1206に対して行われる。そして、次の奇数回目の分類区分収納処理を行う場合は、偶数回目の区分済紙葉類収納ケース101をケース昇降部1209により上層の紙葉類取出部1203までリフトアップする。最終回の分類処理が終了すると、区分済の紙葉類収納ケース101は、ケース搬出装置1202により装置外に搬出される。
【0069】
このように、本実施の形態9によれば、区分処理を上下一対の区分口列間で交互に行うことにより、一台の紙葉類区分装置内において基数ソート法による分類区分処理が可能となり、区分口数の少ない小型装置でも多数の区分口を備えたものと同様に大量の紙葉類を処理することができる。なお、紙葉類取り出しによって空になった紙葉類収納ケース101は、図36(a)の空ケース搬送路1211および空ケース昇降・搬送装置1212経由で各区分口1205、1206へ供給し、次回の分類区分時に再使用することができる。空ケースが余分または不足の場合には、空ケース搬送装置1210により外部から空ケースを供給して数量調整を行う。
【0070】
(実施の形態10)
図37は本発明の実施の形態10における紙葉類分類区分装置1300の構成を示しており、実施の形態9と同様に、区分収納装置が紙葉類収納ケース内の紙葉類に対し複数回の区分処理を行うための一対の区分口列を備えた例である。図37において、紙葉類分類区分装置1300は、区分収納装置400が直列に構成されており、ケース搬入装置1301、ケース排出装置1302および紙葉類取出部1303の後方にはケース昇降部1304が設けられ、これに連続してケース搬送路1305、1306が前後に配列されている。これらケース搬送路1305、1306に沿って上下一対の区分口1307、1308が3層に構成されており、各層の各区分口1307、1308にも同様なケース搬送路1305、1306が配列されている。各区分口1307、1308の前面には紙葉類搬送機構411が配置され、各区分口1307、1308に対向して紙葉類分離機構412が配置されている。
【0071】
動作について説明すると、使用する予定の全ての区分口1307、1308に対して、空の紙葉類収納ケース101をケース搬入装置1301、ケース昇降部1304およびケース搬送路1305、1306を使用して供給しておく。未区分の紙葉類収納ケース101がケース搬入装置1301から搬入されて、紙葉類が紙葉類収納ケース101から紙葉類取出部1303において押し上げられ、繰出装置300により紙葉類が1枚ずつ送り出され、繰出装置300により紙葉類が1枚ずつ送り出され、コード読取部401で区分コードが読み取られ、紙葉類分岐処理部1309により上層の各区分口1207に対して、初回および奇数回目の紙葉類分類区分処理が制御部402の基に行われる。この分類区分処理終了後、区分済の紙葉類収納ケース101は、後側のケース搬送路1306に渡されてケース昇降部1304まで運ばれ、再び紙葉類取出部1303において紙葉類繰出装置300により紙葉類を1枚ずつ送り出し、コード読取部401で区分コードを読み取り、紙葉類分岐処理部1309により上層の各区分口1208に対して、偶数回目の紙葉類分類区分処理が行なわれる。そして、次の分類区分処理を行う場合は、同様にして紙葉類分岐処理部1309により中層の各区分口1307に対して奇数回目の紙葉類分類区分処理が行なわれ、さらに中層の各区分口1308に対して偶数回目の紙葉類分類区分処理が行われる。この間に、上層の各区分口1307、1308に対して別のグループの紙葉類分類区分処理を開始させる。下層の各区分口1307、1308における最終回の分類処理が終了すると、区分済の紙葉類収納ケース101は、後側のケース搬送路1306からケース昇降部1304を通ってケース搬出装置1302から装置外に搬出される。
【0072】
このように、本実施の形態10によれば、区分処理を上下一対の区分口列間で交互に行うことにより、一台の紙葉類区分装置内において基数ソート法による分類区分処理が可能となり、区分口数の少ない小型装置でも多数の区分口を備えたものと同様に大量の紙葉類を処理することができる。なお、分類区分口を上層、下層の2層とすることもできるが、上記のように3層構成とした場合、上層と中層の間で2回目の基数法による分類区分を行い、中層と下層の間で3回目の分類区分開始の時点で、上層において別のグループの紙葉類分類を開始させることもでき、連続で数次の処理をさせるようにし、午前、午後のグループ分けの処理を行わせることも可能となる。
【0073】
(実施の形態11)
図38は本発明の実施の形態11における紙葉類分類区分装置1400の構成を示しており、区分済の紙葉類収納ケース101または空になった紙葉類収納ケース101を一時保管するためのケースストック部1409を備えた例である。図38において、紙葉類分類区分装置1400は、区分収納装置400が、複数の層に渡って放射状に並べられてた各区分口1406により円形の周回状に構成されており、各区分口14006の内周側に紙葉類搬送機構411が構成され、各区分口1406に対向して紙葉類分離機構421が配置されている。また、各階層にはケース搬送路1405が設けられるとともに、各階層は搬入用のケース昇降部1404と搬出用のケース昇降部1407により連絡している。一方、ケースストック部1409は、区分収納装置400と同様な大きさおよび構造を有し、同じ数の区分口1410および階層と、各層に設けられたケース搬送路1411とを備え、各階層はそれぞれケース搬送路1412、1413により区分収納装置400の各階層と連結されている。
【0074】
動作について説明すると、ケース搬入装置1401により横向きに搬入された未区分の紙葉類収納ケース101は、ケース搬送路1413から紙葉類取出部1403に入り、繰出装置300により紙葉類が1枚ずつ送り出され、区分収納装置400のコード読取部401により区分コードが読み取られ、制御部402がその区分コードに従って紙葉類搬送機構411を駆動制御し、対応する区分口1406へ紙葉類分岐処理部1408を適宜用いて各階層に振り分けて紙葉類を搬送する。各区分口1406では、紙葉類分離機構421の分離用フラッパーが作動して、該当する区分口1406内の空の紙葉類収納ケース101にその紙葉類を投函する。1回目の分類区分処理が終了すると、制御部402からの制御信号により各階層のケース搬送路1405が作動して、その階層の各区分口内の紙葉類収納ケース101をケース搬送路1412を通じて順番にケースストック部1409の同じ階層の各区分口1410に給送する。その間に区分収納装置400内の空いた各区分口1406には空の紙葉類収納ケース101が給送される。全ての区分済の紙葉類収納ケース101のケースストック部1409への給送が終了すると、今度は逆にケースストック部1409からケース搬送路1413を通じて区分済の紙葉類収納ケース101が区分収納装置400へ送られ、それぞれ紙葉類取出部1403において紙葉類の取り出しが行われ、同様な処理が繰り返される。所定回数の分類区分処理が終了すると、ケース昇降部1407からケース搬出装置1402を通じて区分済の紙葉類収納ケース101が装置外に搬出される。
【0075】
別の使用方法としては、区分収納装置400のある階層のある区分口1406の紙葉類収納ケース101が満杯になった場合に、一旦その階層内の全ての区分口1406内の紙葉類収納ケース101をケースストック部1409に順番に移した後、今度はケースストック部1409から先入れ先出しの順番で区分収納装置400の各区分口1406に移送し、途中で上記した満杯の紙葉類収納ケース101が収容されていた区分口の順番がきたときに、空の紙葉類収納ケース101を供給し、続いて後続の紙葉類収納ケース101を移送する。これにより、特定区分口に紙葉類数が集中した場合にも対応することができる。
【0076】
このように、本実施の形態11によれば、区分済の紙葉類収納ケースまたは空になった紙葉類収納ケースを一時保管するためのケースストック部1409を備え、このケースストック部1409に一時保管された紙葉類収納ケースをその区分コードまたは搬送順序の整合性を保持して再度区分収納装置400へ戻すようにしたので、区分収納装置400とケースストック部1409との間で紙葉類収納ケースを交互に交換することにより基数ソート法による区分処理を行うことができ、さらに特定区分口に紙葉類数が集中した場合にも対応することができる。
【0077】
(実施の形態12)
図39は本発明の実施の形態12における紙葉類分類区分装置1500の構成を示しており、実施の形態11の変更例である。図39において、紙葉類分類区分装置1500は、区分収納装置400が直列に構成されており、ケース搬入装置1501、ケース排出装置1502および紙葉類取出部1503に連続してケース搬入用のケース昇降部1504が設けられ、これに連続してケース搬送路1505が配置されている。また、ケース搬送路1505に並行にケース搬送路1506が配置され、これに連続してケース排出用のケース昇降部1516が配置されている。これらケース搬送路1505、1506に沿って区分口1507と、これに連続して搬送ローラにより空ケースを各区分口1507に移動させる空ケース待機部1508が複数層に構成されている。各層の各区分口1507および空ケース待機部1508にも同様なケース搬送路1505、1506が配置されている。各区分口1507の前面には紙葉類搬送機構411が配置され、各区分口1507に対向して紙葉類分離機構412が配置されている。一方、ケースストック部1509は、区分収納装置400と同様な大きさおよび階層構造を有し、同じ数の区分口1510およびケース待機部1511と、各層に設けられたケース搬送路1512、1513とを備え、各階層はそれぞれ両側部に設けられたケース搬送路1514、1515により区分収納装置400の各階層と連結されている。
【0078】
動作について説明すると、ケース搬入装置1501により搬入された未区分の紙葉類収納ケース101は、紙葉類取出部1503には入り、上記した繰出装置300により紙葉類が1枚ずつ送り出され、区分収納装置400のコード読取部401により区分コードが読み取られ、制御部402がその区分コードに従って紙葉類搬送機構411を駆動制御し、対応する区分口1507へ紙葉類分岐処理部1517を適宜用いて各階層に振り分けて紙葉類を搬送する。各区分口1507では、紙葉類分離機構421の分離用フラッパーが作動して、該当する区分口1507内の空の紙葉類収納ケース101にその紙葉類を投函する。1回目の分類区分処理が終了すると、制御部402からの制御信号により各階層のケース搬送路1505が作動して、その階層の各区分口内の紙葉類収納ケース101をケース搬送路1514を通じて順番にケースストック部1509の同じ階層の各区分口1510に給送する。その間に区分収納装置400内の空ケース待機部1506に待機していた空の紙葉類収納ケース101が対応する区分口1505に給送される。その間に外部からケース搬入装置1501およびケース搬送路1515、1513を通じて、空のケースがケースストック部1509の空ケース待機部1511に給送される。全ての区分済の紙葉類収納ケース101のケースストック部1509への給送が終了すると、今度は逆にケースストック部1509からケース搬送路1515を通じて区分済の紙葉類収納ケース101が区分収納装置400へ送られ、それぞれ紙葉類取出部1503において紙葉類の取り出しが行われ、同様な処理が繰り返される。所定回数の分類区分処理が終了すると、ケース昇降部1516からケース搬出装置1502を通じて区分済の紙葉類収納ケース101が装置外に搬出される。
【0079】
別の使用方法としては、区分収納装置400のある階層のある区分口1507の紙葉類収納ケース101が満杯になった場合に、一旦その階層内の全ての区分口1507内の紙葉類収納ケース101をケースストック部1509に順番に移した後、今度はケースストック部1509から先入れ先出しの順番で区分収納装置400の各区分口1507に移送し、途中で上記した満杯の紙葉類収納ケース101が収容されていた区分口の順番がきたときに、空ケース待機部1508から空の紙葉類収納ケース101を供給し、続いて後続の紙葉類収納ケース101を移送する。これにより、特定区分口に紙葉類数が集中した場合にも対応することができる。
【0080】
このように、本実施の形態12によれば、区分済の紙葉類収納ケースまたは空になった紙葉類収納ケースを一時保管するためのケースストック部1509を備え、このケースストック部1509に一時保管された紙葉類収納ケースをその区分コードまたは搬送順序の整合性を保持して再度区分収納装置400へ戻すようにしたので、区分収納装置400とケースストック部1509との間で紙葉類収納ケースを交互に交換することにより基数ソート法による区分処理を行うことができ、さらに特定区分口に紙葉類数が集中した場合にも対応することができる。また、区分収納装置400とケースストック部1509とにそれぞれ空ケース待機部1508、1511を設けたので、空ケースの補充を迅速に行うことができる。
【0081】
(実施の形態13)
図40は本発明の実施の形態13における紙葉類分類区分装置1600の構成を示しており、区分収納装置400が、各口区分口を覆う透視可能で鍵付き開閉可能な扉を備えた例である。図40において、紙葉類分類区分装置1600は、図24に示した実施の形態4の紙葉分類区分装置700と同様であるが、異なるのは、区分収納装置400の隣接する複数(ここでは3個)の区分口708aをまとめて、その前面の紙葉類搬送機構411および紙葉類分離機構422の外側から開閉可能な扉1601を備えていることである。また、これら区分口709aの後部区画にも同様な扉1602を備え、操出装置300、コード読取部401、区分済ケース排出部711の前面およびこれらに対応する後部にも同様な扉1601、1602が設けられている。各扉1601、1602は、それぞれフレーム1603、1606に透明なガラス板(または樹脂板)1604、1607を嵌めたものであり、それぞれ鍵1605、1608を備えている。このような扉1601、1602を備えることにより、装置内部に収納された紙葉類に対するセキュリティ保護と装置のメンテナンスとを容易に行うことができる。
【0082】
(実施の形態14)
図41は本発明の実施の形態14における紙葉類分類区分装置1700の構成を示しており、区分収納装置400が、各口区分口を覆う透視可能で鍵付き開閉可能な扉を備えた例である。図41において、紙葉類分類区分装置1700は、図30に示した実施の形態7の紙葉分類区分装置1000と同様であるが、異なるのは、区分収納装置400の円形の周回状に配列された各区分口1006の内側に空ケース待機部1010を備えていることと、隣接する複数(ここでは2個)の区分口1006をまとめて、その前面の紙葉類搬送機構411および紙葉類分離機構422の外側から開閉可能な扉1701を備えていることである。各扉1701は、それぞれフレーム1702に透明なガラス板(または樹脂板)1703を嵌めたものであり、それぞれ鍵1704を備えている。このような扉1701を備えることにより、装置内部に収納された紙葉類に対するセキュリティ保護と装置のメンテナンスとを容易に行うことができる。
【0083】
(実施の形態15)
図42は本発明の実施の形態15における紙葉類分類区分装置1800の構成を示しており、実施の形態14の変更例である。図42において、紙葉類分類区分装置1800は、区分収納装置400の隣接する複数(ここでは2個)の区分口1006をまとめて、その前面に開閉可能な扉1801を備えており、各扉1801は、それぞれフレーム1802に透明なガラス板(または樹脂板)1803を嵌めたものであり、それぞれ鍵1804を備えている。また、図43に示すように、ヒンジ1805により区分収納装置400に開閉可能に連結された各扉1801は、その裏面に紙葉類搬送機構411および紙葉類分離機構422を備えている。このように、扉1801に紙葉類搬送機構411および紙葉類分離機構422を備えることにより、装置内部および紙葉類搬送機構411、紙葉類分離機構422等のメンテナンスを容易に行うことができる。
【0084】
(実施の形態16)
図44は実施の形態15の変更例を示しており、図45はその詳細を示している。図45において、扉1811は、ガラス板1803とその内側に並行に配置された噴射板1812との間にエアチャンバ1813が形成されている。噴射板1812には多数の微小孔1812aが形成されて、エアチャンバ1813を流れる空気流1814が微小孔1812aから噴出して、噴射板1812の内側に配置された複数の羽根車1815を高速回転させる。したがって、噴射板1812と羽根車185との間で搬送されてきた紙葉類100は、支持軸1816により回動可能に支持された分離用フラッパー1817を分離位置へ移動させるとともに、補助ローラ1818を回転させることにより、紙葉類収納ケース101内に投函口103から投函される。このようなベルトレスの搬送、分離機構により、摩擦抵抗の少ない機構を実現できるので、補助ローラ1818を回転させるために出力の小さなモータを使用することができる。
【0085】
(実施の形態17)
図46は実施の形態17における扉の構造を図40に示した区分収納装置400に応用した紙葉類分類区分装置1900の例である。各区分口708aの前面に配置された各扉1901は、その裏面に紙葉類搬送機構411および紙葉類分離機構422を備えている。扉1901の作用効果は上記実施の形態16と同様である。
【0086】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、同規格の紙葉類収納ケースを用いることにより、紙葉類分類区分装置に紙葉類を供給する作業も紙葉類を紙葉類収納ケースに収納したままでよく、また配送する場合にも紙葉類分類区分装置により区分された紙葉類を収容した紙葉類収納ケースのままの状態で送出すればよく、さらに配達の場合も紙葉類収納ケースのままの状態で配達員に引き継ぐことができ、郵便物等の紙葉類の取集から分類区分、収納、配達までの全ての工程を円滑に行うことができ、紙葉類分類区分装置における処理を省力化および自動化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における紙葉類集配システムの概要を示す模式図
【図2】本発明の実施の形態1における配送区分装置の概要を示す模式図
【図3】本発明の実施の形態1における配達区分装置の概要を示す模式図
【図4】本発明の実施の形態1における紙葉類収納ケースの概要を示す斜視図
【図5】(a)本発明の実施の形態1における紙葉類収納ケースの部分平面図
(b)(a)の矢視A−A方向に見た紙葉類収納ケースの横断面図
【図6】(a)本発明の実施の形態1における紙葉類収納ケースの縦断面図
(b)本発明の実施の形態1における紙葉類収納ケースの横断面図
【図7】本発明の実施の形態1における別の紙葉類収納ケースの斜視図
【図8】(a)本発明の実施の形態1における別の紙葉類収納ケースの拡大部分平面図
(b)(a)の矢視A−A方向に見た紙葉類収納ケースの横断面図
【図9】(a)本発明の実施の形態1における別の紙葉類収納ケースの縦断面図
(b)本発明の実施の形態1における別の紙葉類収納ケースの斜視図
【図10】(a)本発明の実施の形態1における紙葉類収納ケース封緘方法を示す断面図
(b)本発明の実施の形態1における紙葉類収納ケース封緘方法を示す断面図
(c)本発明の実施の形態1における紙葉類収納ケース封緘方法を示す断面図
【図11】本発明の実施の形態1における紙葉類収納ケースの封緘止め具を示す斜視図
【図12】本発明の実施の形態1における別の紙葉類収納ケースの斜視図
【図13】本発明の実施の形態1における紙葉類分類区分装置の概略を示す平面図
【図14】本発明の実施の形態1における操出装置の概略を示す斜視図
【図15】(a)本発明の実施の形態1における押上機構の概略を示す断面図
(b)本発明の実施の形態1における押上機構の概略を示す断面図
【図16】本発明の実施の形態1における紙葉類搬送機構および紙葉類分離機構の概略を示す平面図
【図17】本発明の実施の形態2における紙葉類分類区分装置の概略を示す平面図
【図18】本発明の実施の形態2における紙葉類分類区分装置の概略を示す正面図
【図19】本発明の実施の形態2における紙葉類分類区分装置の概略を示す側面図
【図20】(a)図17および図18のA−A線に沿う断面側面図
(b)図17および図18のB−B線に沿う断面側面図
(c)図17および図18のC−C線に沿う断面側面図
【図21】本発明の実施の形態2における紙葉類収納ケースの移動順序を示す模式図
【図22】本発明の実施の形態3における紙葉類分類区分装置の概略を示す斜視図
【図23】本発明の実施の形態3における紙葉類収納ケースの移動順序を示す模式図
【図24】本発明の実施の形態4における紙葉類分類区分装置の概略を示す平面図
【図25】本発明の実施の形態4における紙葉類収納ケースの移動順序を示す模式図
【図26】本発明の実施の形態5における紙葉類分類区分装置の概略を示す斜視図
【図27】本発明の実施の形態5における紙葉類収納ケースの移動順序を示す模式図
【図28】(a)本発明の実施の形態6におけるケース循環路の概略を示す平面図
(b)(a)の正面断面図
【図29】(a)本発明の実施の形態6におけるケース循環路の概略を示す別の平面図
(b)(a)の正面断面図
【図30】(a)本発明の実施の形態7における紙葉類分類区分装置の概略を示す平面図
(b)本発明の実施の形態7における紙葉類分類区分装置の概略を示す正面図
【図31】(a)本発明の実施の形態7における別の紙葉類分類区分装置の概略を示す平面図
(b)本発明の実施の形態7における別の紙葉類分類区分装置の概略を示す正面図
【図32】本発明の実施の形態7におけるさらに別の紙葉類分類区分装置の概略を示す平面図
【図33】本発明の実施の形態7におけるさらに別の紙葉類分類区分装置の概略を示す平面図
【図34】(a)本発明の実施の形態8における紙葉類分類区分装置の概略を示す平面図
(b)本発明の実施の形態8における紙葉類分類区分装置の概略を示す正面図
【図35】(a)本発明の実施の形態9における紙葉類分類区分装置の概略を示す正面図
(b)本発明の実施の形態9における紙葉類分類区分装置の動作の概略を示す模式図
【図36】(a)本発明の実施の形態9における紙葉類分類区分装置の動作を示す部分平面図
(b)本発明の実施の形態9における紙葉類分類区分装置の動作を示す(a)の矢視A−A方向の展開図
【図37】本発明の実施の形態10における紙葉類分類区分装置の概略を示す斜視図
【図38】(a)本発明の実施の形態11における紙葉類分類区分装置の概略を示す平面図
(b)本発明の実施の形態11における紙葉類分類区分装置の概略を示す正面図
【図39】本発明の実施の形態12における紙葉類分類区分装置の概略を示す平面図
【図40】(a)本発明の実施の形態13における紙葉類分類区分装置の概略を示す平面図
(b)本発明の実施の形態13における紙葉類分類区分装置の概略を示す正面図
【図41】(a)本発明の実施の形態14における紙葉類分類区分装置の概略を示す平面図
(b)本発明の実施の形態14における紙葉類分類区分装置の概略を示す正面図
【図42】(a)本発明の実施の形態15における紙葉類分類区分装置の概略を示す平面図
(b)本発明の実施の形態15における紙葉類分類区分装置の概略を示す正面図
【図43】本発明の実施の形態15における扉の詳細を示す概略断面平面図
【図44】本発明の実施の形態16における扉の詳細を示す概略断面平面図
【図45】本発明の実施の形態16における扉の概略断面拡大平面図
【図46】(a)本発明の実施の形態17における紙葉類分類区分装置の概略を示す平面図
(b)本発明の実施の形態17における紙葉類分類区分装置の概略を示す正面図
【符号の説明】
100 紙葉類
101 紙葉類収納ケース
102 ケース
103 投函口
104 扉
105 押え板
106 押し上げ板
107 扉保持板
108 板ばね
109 逃げ穴
110 天蓋
111 止め具
201 取集員
202 郵便ポスト
203 受付局・受付店舗
204 取集便トラック
205 配送営業所
206 搬入コンベア
207 配送区分装置
208 送出コンベア
209 配送便トラック
210 配達営業所
211 搬入コンベア
212 配達区分・道順組立装置
213 送出コンベア
214 配達員
215 配達便バイク
216 配達先宅
217、219 ケースストック部
218、220 搬送コンベア
300 操出装置
301 押上装置
311 操出機構
321 搬送機構
400 区分収納装置
401 コード読取部
402 制御部
411 紙葉類搬送機構
421 紙葉類分離機構
431 RFID記録部
500、600、700、800 紙葉類分類区分装置
501、601、701、801 ケース搬入装置
502、600、700、800 ケース搬出装置
503、603、703、803 紙葉類取出部
504、604、704、804 ケース昇降部
505、605、705、805 ケース排出部
506、606、706、806 空ケース給送部
507、607、707、807 ケース昇降部
508、608、708、808 ケース区分給排部
508a、600a、700a、800a 区分口
509、609、709、809 空ケース供給路
510、610、710、810 区分済ケース回収路
511、611、711、811 ケース循環路
512、612、712、812 区分済ケース排出部
513、613 ベッド
514、614 紙葉類分岐処理部
901 フレーム
902 搬送用マイクロモータ
903 駆動ギヤ
904 支持板
905 従動ギヤ
906 第1べべルギヤ
907 ケース搬送用ホイール
908 ホイール支持板
908a ウォームホイール
909 支持軸
910 第2べべルギヤ
911 第3べべルギヤ
912 軸受
913 方向転換用マイクロモータ
914 駆動ギヤ
915 軸受
916 従動ギヤ
917 ウォームギヤ
1000、1000A、1000B、1100、1200、1300、1400、1500、1600、 1700、1800、1900 紙葉類分類区分装置
1001、1101、1201、1301、1401、1501 ケース搬入装置
1002、1102、1202、1302、1402、1502 ケース搬出装置
1003、1103、1203、1204、1303、1403、1503 紙葉類取出部
1004 ケース昇降部
1005 ケース搬送路
1006 区分口
1007 ケース昇降部
1008 紙葉類分岐処理部
1009 ケース保留部
1104 空ケース搬出装置
1105 ケース搬送路
1106 区分口
1205、1206 区分口
1207、1208 ケース搬送路
1209 ケース昇降部
1210 空ケース搬出装置
1211 空ケース搬送路
1212 空ケース昇降・搬送装置
1304 ケース昇降部
1305、1306 ケース搬送路
1307、1308 区分口
1309 紙葉類分岐処理部
1404 ケース昇降部
1405 ケース搬送路
1406 区分口
1407 ケース昇降部
1408 紙葉類分岐処理部
1409 ケースストック部
1410 区分口
1411、1412、1413 ケース搬送路
1504 ケース昇降部
1505、1506 ケース搬送路
1507 区分口
1508 空ケース待機部
1509 ケースストック部
1510 区分口
1511 ケース待機部
1512、1513、1514、1415 ケース搬送路
1601、1602、1701、1801、1901 扉
1603、1606、1702、1802 フレーム
1604、1607、1703、1803 ガラス
1605、1608、1704、1804 鍵

Claims (5)

  1. 同一形態の紙葉類収納ケース内に収納された紙葉類を1枚ずつ送り出す繰出装置と、前記送り出された紙葉類を区分コードに従って分類して対応する区分口に配置された前記同一形態の紙葉類収納ケース内に収納する区分収納装置とを備えた紙葉類分類区分装置であって、
    前記同一形態の紙葉類収納ケースが、紙葉類と共に上下方向に移動可能な押し上げ板を底面に備え、前記繰出装置が、前記押上げ板を前記ケースの上面まで押し上げる押上機構と、前記押し上げられた紙葉類を1枚ずつ分離して繰り出す繰出機構と、前記紙葉類を搬送する搬送機構とを備えた紙葉類分類区分装置。
  2. 前記紙葉類に管理コードが記載されている場合には、前記コード読み取り手段が前記管理コードを読み取り、前記読み取った管理コードを前記同一形態の紙葉類収納ケースに装着された電子記録手段に書き込む手段を備えた請求項に記載の紙葉類分類区分装置。
  3. 前記区分収納装置が、前記区分コード対応する1つの区分口に、前記同一形態の紙葉類収納ケースを収容可能な複数の区画を有するケース区分給排部を備えたことを特徴とする請求項に記載の紙葉類分類区分装置。
  4. 前記ケース区分給排部が、後方を下向きに傾斜して配置され、前記ケース区分給排部の前面に前記紙葉類搬送機構が配置されていることを特徴とする請求項に記載の紙葉類分類区分装置。
  5. 前記区分収納装置が螺旋状に構成されていることを特徴とする請求項から請求項のいずれかに記載の紙葉類分類区分装置。
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