JPS6399422A - 熱風循環式オ−ブン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は上方吹き出し熱風循環式オープンにおける上下
２段調理及び均一加熱性能の向上に関するものである。

従来の技術 一般に近年の熱風循環式オーブンにおいて、上方吹き出
し方式のものが多くなる傾向にある。近年の住宅事情の
悪化に伴い機器本体の奥行き寸法を小さくする為である
。上方吹き出しオーブンにおいては、機器本体の奥行き
寸法は小さくできるが、又その反面、ケーキ、パイ等の
平面で大量負荷の調理物を調理した場合、底面中央部が
常にアンダー傾向にあシ、ややもすると生に近い状態で
残るものもある。又、上方吹き出しオーブンにおいては
、上下、２段調理時上下段をほぼ同時に同程度に仕上げ
る事は不可能と思われていた。第６図は、従来方式の上
方吹き出しオーブンの垂直断面図を示し、第７図は、熱
風発生器主要部品斜視図である。１は加熱室、２はケー
キ等の被加熱物、３は線材によシ構成された被加熱物載
置棚、４は加熱室１を構成する加熱室上壁、５は熱風発
生器を構成する熱風発生器外郭、６は熱を発生するヒ−
ター、７は、ヒーター６で得られた熱を加熱室１へ熱風
として循環させる循環ファン、８は循環ファン７を回転
せしめるための駆動力を発生する循環ファンモーター、
９は循環ファンと同軸上に設けられたフ”−リー、１０
は循環ファンモーター８とプーリー９を連結し、循環フ
ァン７へ駆動力を伝達するベルトである。１１は加熱室
１より熱風発生器と冷風を吸い込む吸気口、１２は熱風
発生器よシ加熱室へ熱風を吹き出す吹き出し口である。

第６図の如く、循環ファン７の回転によシ加熱室１内の
空気は吸気口１１を通シ熱風発生器内へ吸い込まれる。

吸い込まれた空気は循環ファン７の遠心力により外側へ
と流れ、ヒーター６より熱を受は取シ熱風となシ、吹き
出し口１２より加熱室１へと循環する。その時の熱風に
より被加熱物２を調理するのである。

又、上方吹き出しの熱風循環オーブンにおける２段調理
を行う手段として、第８図に示す如く、加熱室上壁コー
ナ一部４ケ所よシ吹き出す構造のものもちる。（特開昭
５８−１６０７４４号公報）発明が解決しようとする問
題点 ところがこのような熱風循環式オープンにおいては、第
６図に示す被加熱物２の底面中央部付近（Ａ部）近傍に
熱を運び焼く事は非常に困難であシ、一般的にも焦がす
事ができない。第８図における手段においても被加熱物
２の底面中央部を焦がす事については前記従来例と殆ん
ど優位性はない。ややもすると、熱風吹き出し目下部に
位置する被加熱物の一部を焦がしてしまい、表面の均一
加熱については不利な箇所もある。第６図、第８図にお
ける実線矢印は、熱風の循環径路を示す。

加熱室１内の被加熱物２よシ上部の空間においては、吹
き出し口１２よシ吹き出された熱風は、被加熱物２の表
面をかすめ、吸気口１１より熱風発生器内へと循環する
。同箇所の場合、左右よシ吹き出され中央よシ吸い込ま
れるため、被加熱物表面はうまく、均一に焦がす事がで
きるが、加熱室１内の被加熱物２により仕切られた下部
においては、点線に示す矢印の如く、上部より吹き出さ
れた熱風は、被加熱物２と加熱室１を構成する加熱室側
壁１３よシ侵入しようとするが、矢印の如く、左右より
押し合い、被加熱物２よシ下部においては、熱風の流れ
が殆んどなく、被加熱物２の底面中央部近傍を焦す事は
皆無とされていた。まして２段調理においては、上段、
下段の出来の差が激しく分布性能の均一化については、
非常に困難していた。

そこで本発明の熱風循環式オープンにおいては、加熱室
内の被加熱物に仕切られた下部の部分に、簡単な構造に
よりヌムーズに熱風を導き、被加熱物の下面を均一に焦
がす事にある。

問題点を解決するだめの手段 そこで本発明は被加熱物を収納する加熱室と、加熱室内
に単数あるいは複数段に線材によ多構成された食品載置
棚と、上記加熱室上壁外側に隣接して設けられ熱風を供
給する熱風発生器と、加熱室上壁と熱風発生器の間に複
数個の孔のあいた回転自在なる仕切シ板を有し、上記加
熱室を構成する加熱室上壁のほぼ中央に吸気口を設け、
その外側にほぼ同心円上に吹き出し口を設けると共に、
上記回転自在なる仕切り板により上記吹き出し口位置を
変化させる構成としたものである。

作　　用 本発明の熱風循環式オープンは、従来は加熱室上壁中央
部より熱風発生器へ冷風を吸い込み、周囲よシ、前後左
右同時に吹き出していたが、本発明によるところは、熱
風を左よシ右へ、右より左へと順次熱風の流れを変化さ
せる事により、被加熱物の下面にも効率良く熱を伝え均
一加熱ができる。

実施例 以下、本発明の一実施例の熱風循環式オープンにつき図
面を参照して説明する。第１図は本発明における熱風発
生器主要部品斜視図、第２図、第３図は垂直断面図を示
す。１４は熱、風の出口を仕切シ、熱風に吹き出しの方
向性を持たせる仕切り板、１５は上記仕切り板１４を回
転せしめる仕切シ板回転モーター、１６は加熱室上壁中
央部に固着され、仕切シ板１４の回転中心となる回転ピ
ン、１７は、加熱室上壁に固着され、仕切シ板を乗せる
レールである。第２図は、仕切り板１４に設けられた仕
切υ板吹き出し口１８が左側に向いている場合、第３図
は仕切り板１４に設けられた吹き出し口１日が右側に向
いている場合を示す。又矢印は熱風の流れを示す。仕切
り板１４は回転ピン１６を回転軸として仕切り板回転モ
ーター１５によりゆっくり回転せしめる。この回転数は
循環ファン７の回転数とは異りほぼ最高１回転／１ｓｅ
ｃもすれば十分である第２図において、仕切シ板１４の
仕切り板吹き出し口１８が左方にある場合、加熱室１内
の空気を、吸気口１１を通り仕切り板吸気口１９を通り
熱風発生器内へ吸い込まれる。

吸い込まれた空気は循環ファン７の遠心力により外側へ
と流れ、ヒーター６より熱を受は取シ熱風となり、仕切
り板吹き出し口１８、吹き出し口１２より加熱室１内へ
と循環する。加熱室１へ吹き出された熱風は矢印の如く
一部は、被加熱物２の表面を流れ、吸気口１１へと循環
する。又一部は被加熱物２と左側加熱室側壁１３との間
隙を伝い加熱室１内の被加熱物２により仕切られた下部
を流れ、右側加熱室側壁１３と被加熱物２の間隙を伝い
吸気口へと循環する。第３図は、第２図より仕切り板１
４が１８０°回転し、吹き出し方向が逆転した時点での
熱風の流れを示す。

図でも分かる様、従来は被加熱物よシ下にある空気は、
前後左右より押され熱風の動きがなく、熱を被加熱物底
面に運ぶ事が非常に困難であったのに対し、本発明にお
いては、熱風のよどみもなく、被加熱物２の下面におい
てもヌムーズに熱風を循環する事ができ、被加熱物の底
面も表面同様、均一に焦がす事ができると同時に、中央
部底面が生で残るなどという欠点を解消できるのである
。

又、第４図、第５図は、第２図、第３図に対応すべく、
上下２段調理時、すなわち調理器２０．２）を設けた場
合における熱風の流れを示したものである。

発明の効果 以上のように本発明の熱風循環式オープンにおいては上
方吹き出しオープンにおいても、被加熱物の下面をも表
面同様均一に加熱せしめる事が出来ると同時に、従来に
おいては、被加熱物の径が大きくなるに伴い、中央底面
のアンダータックがよシ大きな傾向に出ていたのに対し
、本発明によれば、被加熱物の下面に熱風を流す事によ
り被加熱物の大小にかかわらず均一加熱が可能となる。

又、上下２段調理においても、熱風を左より右、右よシ
左へと流す事ができるため、従来は非常に困難であった
、上段、下段の出来もほぼ均一に同時間に仕上げる事が
可能となったのである。実用上、非常に均一加熱性能に
優れ、２段調理においても、上下段の差を極めて少し押
える事が出来、実用上きわめて有利なものである。

熱風発生器主要部の分解斜視図、第２図、第３図は、そ
れぞれ同装置の断面図、第４図、第５図はそれぞれ同装
置の２段調理時における断面図、第６図は従来例におけ
る加熱装置の断面図、第７図は同装置の熱風発生器主要
部の分解斜視図、第８図は同装置の要部斜視図である。

４・・・・・・加熱室上壁、７・・・・・・循環ファン
、１４・・・・・・仕切り板、１８・・・・・・仕切り
板吹き出し口。

代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名１４
−４ｉ：Ｖ）９ｉ 第１図 ｆ−７ｉ熱！ 第　４　図 第５図 第６図 第７図 第８図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）被加熱物を収納する加熱室と、加熱室内に単数あ
   るいは複数段に線材により構成された食品載置棚と、上
   記加熱室上壁外側に隣接して設けられ熱風を供給する熱
   風発生器と、加熱室上壁と熱風発生器の間に複数個の孔
   のあいた回転自在なる仕切り板を有し、上記加熱室を構
   成する加熱室上壁のほぼ中央に吸気口を設け、その外側
   にほぼ同心円上に吹き出し口を設けると共に、上記回転
   自在なる仕切り板により上記吹き出し口位置を変化させ
   る構成とした熱風循環式オーブン。
2. （２）加熱室と熱風発生器を結合する吸気口及び吹き出
   し口は、複数個の孔により形成された特許請求の範囲第
   １項記載の熱風循環式オーブン。