JPS6399130A - ワイヤ−放電加工用電極線 - Google Patents
ワイヤ−放電加工用電極線Info
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- 229910017943 Cu—Zn Inorganic materials 0.000 claims abstract description 12
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Landscapes
- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、ワイヤー放電加工に使用する電極線に関する
ものである。
ものである。
(従来の技術〕
ワイヤー放電加工は、被加工体と線状の加工電極(電極
線と称す)との間に、水等の加工液を介して間欠的な放
電を行なわせながら、該電極線と被加工体とを相対的に
移動させて被加工体を所望の形状に切断する方法であり
、例えば各種金型の製造に利用されている。
線と称す)との間に、水等の加工液を介して間欠的な放
電を行なわせながら、該電極線と被加工体とを相対的に
移動させて被加工体を所望の形状に切断する方法であり
、例えば各種金型の製造に利用されている。
ワイヤー放電加工用電極線としては、通常直径0.2〜
0.3mmの銅線または黄銅線、0.03〜0.1 m
mのタングステン線等が使用される。近年、主として優
れた高速大電流用半導体の出現による加工電源の進歩と
、電気条件の制御により、高い加工速度が得られるよう
になり、それに伴い加工特性に及ぼす電極線の影響も大
きく現れるようになった。
0.3mmの銅線または黄銅線、0.03〜0.1 m
mのタングステン線等が使用される。近年、主として優
れた高速大電流用半導体の出現による加工電源の進歩と
、電気条件の制御により、高い加工速度が得られるよう
になり、それに伴い加工特性に及ぼす電極線の影響も大
きく現れるようになった。
この観点から、電極線として好適な材料の開発が盛んに
なっている。
なっている。
例えば、特公昭59−9298号(以下、先例1と称す
)には、高い加工速度が得られる電極線として、5〜=
1.0%Zn 、 0.1〜4%AI、残部Cuからな
る電極線が提案されている。同じ目的で、特公昭57−
56!18 号(以下、先例2と称す)には、Znまた
はCdを小くとも50%含む合金からなる金属層で芯が
被覆された電極線が、特開昭56−62730号(以下
、先例3と称す)には、導電性材料製のコアに低融点金
属層を被覆し、さらにその上に半導体効果を有する非金
属製薄膜を有する電極線が提案されている。
)には、高い加工速度が得られる電極線として、5〜=
1.0%Zn 、 0.1〜4%AI、残部Cuからな
る電極線が提案されている。同じ目的で、特公昭57−
56!18 号(以下、先例2と称す)には、Znまた
はCdを小くとも50%含む合金からなる金属層で芯が
被覆された電極線が、特開昭56−62730号(以下
、先例3と称す)には、導電性材料製のコアに低融点金
属層を被覆し、さらにその上に半導体効果を有する非金
属製薄膜を有する電極線が提案されている。
、心ワイヤー放電加工用電極線材料としては、■断′:
:を 線せずに高い加工速度が得られること、■加工精度、特
にコーナー加工での高い精度を得るために高い張力での
加工が可能なこと、■安価であることが要求される。高
速のワイヤー放電加工では、加工溝内で電極成分が被加
工体上に転移し加工溝内面に大量に付着する現象がしば
しば発生する。
:を 線せずに高い加工速度が得られること、■加工精度、特
にコーナー加工での高い精度を得るために高い張力での
加工が可能なこと、■安価であることが要求される。高
速のワイヤー放電加工では、加工溝内で電極成分が被加
工体上に転移し加工溝内面に大量に付着する現象がしば
しば発生する。
多くの加工機は、著しい短絡発生時に加工溝を経由して
の線の位置の後退をさせる機能を有している。上記の付
着現象はこの動作の大きな障害となる他、一般に付着の
大きい電極線はど最高加工速度が小さくなり、そのため
この付着が少ないことも重要な要求特性となる。
の線の位置の後退をさせる機能を有している。上記の付
着現象はこの動作の大きな障害となる他、一般に付着の
大きい電極線はど最高加工速度が小さくなり、そのため
この付着が少ないことも重要な要求特性となる。
゛)′:〜
、Iv上述の先例1,2および3はこれらの特性の向プ
上を目的としているが、次のような欠点を有している。
引例1で提案されているAnを含有する黄銅からなる電
極線は、高温での強度が優れているため高い張力での加
工が可能であるが、得られる加工速度は、高々通常の黄
銅線の1.1倍に過ぎない。
極線は、高温での強度が優れているため高い張力での加
工が可能であるが、得られる加工速度は、高々通常の黄
銅線の1.1倍に過ぎない。
先例2および3に提案されている電極線は、Zn等の軟
かい金属または合金層を有するために、最高加工速度は
通常の黄銅線の1.3倍以上が可能であるけれども、z
n等の低融点金属層の存在のために引張強さが低下して
しまい、加工時にかけられる張力も低くなる。
かい金属または合金層を有するために、最高加工速度は
通常の黄銅線の1.3倍以上が可能であるけれども、z
n等の低融点金属層の存在のために引張強さが低下して
しまい、加工時にかけられる張力も低くなる。
(発明が解決しようとする問題点〕
本発明は前述の欠点を解消するため成されたもので、高
い放電加工速度の得・られるワイヤー放電加工用電極線
を提供せんとするものである。
い放電加工速度の得・られるワイヤー放電加工用電極線
を提供せんとするものである。
(問題点を解決するための手段)
本発明はCu−Zn系合金芯材の表面に周期律表のII
a族またはランタノイド族のほう化物皮膜が設けられて
いるワイヤー放電加工用電極線である。
a族またはランタノイド族のほう化物皮膜が設けられて
いるワイヤー放電加工用電極線である。
本発明において、Cu−Zn系合金芯材とは、Zn35
%を含むCu−Zn合金、又はこれに放電で発熱しても
断線しにくいよう高温強度を上げる目的で、例えばSi
、Ti、A# 等の元素を1%以下添加した合金より
成るものである。
%を含むCu−Zn合金、又はこれに放電で発熱しても
断線しにくいよう高温強度を上げる目的で、例えばSi
、Ti、A# 等の元素を1%以下添加した合金より
成るものである。
′1(〜
1.1〔なお、本発明において周期律表IIa族または
ラン2二“ タノイド族のホウ化物皮膜とは、 IIa族ホウ化物は例えば、CaBa、 5rB6.B
aBa でランクノイド族ホウ化物は例えば、LaB
6.CeB6+PrBe、NdB6である。
ラン2二“ タノイド族のホウ化物皮膜とは、 IIa族ホウ化物は例えば、CaBa、 5rB6.B
aBa でランクノイド族ホウ化物は例えば、LaB
6.CeB6+PrBe、NdB6である。
これらの物質は下表の如く芯材よりも仕事関数が小さく
、放電を起こしやすい。従って放電加工速度が向上する
。
、放電を起こしやすい。従って放電加工速度が向上する
。
本発明の電極線を製造するにはCu −Z n系合金芯
材を例えば次の工程によって処置する。
材を例えば次の工程によって処置する。
前処理 (脱脂、酸洗等〕
↓
コーアイング処理
↓
(必要により伸直連続軟化又は軟化)
※1コーティング処理は、次の反応を利用したCVD法
により行う。
により行う。
IIa族またはランタノイド族元素の塩化物子臭化ほう
素+キャリアガス(H2 〕→IIa族またはランタノイド族ほう化物X CaCl2+6 BBrs + 10 H2→CaBa
+2H(J’+9HBr また、コーティング処理は、プラズマCVD法光CVD
法の低温プロセスにより行われるので、Cu −Z n
系合金芯材の強度が損われる事がない。
素+キャリアガス(H2 〕→IIa族またはランタノイド族ほう化物X CaCl2+6 BBrs + 10 H2→CaBa
+2H(J’+9HBr また、コーティング処理は、プラズマCVD法光CVD
法の低温プロセスにより行われるので、Cu −Z n
系合金芯材の強度が損われる事がない。
通常、コーテイング膜は厚さ0.5〜5μmが好ましい
。
。
0.5μm未満では芯材が露出し、ワイヤー放電加工速
度向上の効果が少ない。
度向上の効果が少ない。
5μmを越えると、ワイヤーの取扱い時コーテイング膜
にクラックが入ったり、コーテイング膜が剥離しやすく
なる。
にクラックが入ったり、コーテイング膜が剥離しやすく
なる。
高い放電加工速度が得られるのは仕事関数が低く、放電
を起こしゃすいホウ化物皮膜がCu−Zn系合金の芯材
に設けられており、低温CVDプロセスでこれらの皮膜
が形成される為に芯材の強度が損われることがないから
である。更に、ホウ化物は金属伝導を示すので接触子か
らワイヤーへの給電も容易である。
を起こしゃすいホウ化物皮膜がCu−Zn系合金の芯材
に設けられており、低温CVDプロセスでこれらの皮膜
が形成される為に芯材の強度が損われることがないから
である。更に、ホウ化物は金属伝導を示すので接触子か
らワイヤーへの給電も容易である。
(実施例〕
表1に示すCu −Z n系合金線を0.2mm’まで
伸線し芯材として用い、脱脂、酸洗後各種ホウ化物皮、
膜を表1に示す条件でコーティングした。これらのワ
イヤーを表2の条件で放電加工を行ったときの加工速度
比を従来例のN[Lllを1,0として表1に示す。
伸線し芯材として用い、脱脂、酸洗後各種ホウ化物皮、
膜を表1に示す条件でコーティングした。これらのワ
イヤーを表2の条件で放電加工を行ったときの加工速度
比を従来例のN[Lllを1,0として表1に示す。
表 1
表1より本発明によるものは従来例(例えば隘11)に
比べ最高加工速度が1.5〜2.0倍向上することがわ
かる。
比べ最高加工速度が1.5〜2.0倍向上することがわ
かる。
表 2
(発明の効果)
以上説明したように本発明のワイヤー放電加工用電極線
は次のような効果がある。
は次のような効果がある。
■Cu −Z n系合金芯材の表面に周期律表のIIa
族またはランタノイド族元素のホウ化物皮膜が存在する
ことにより、ワイヤー放電加工時表面の仕事関数を低下
させ、放電を起こし易くして放電加工速度を向上させる
ことができる。
族またはランタノイド族元素のホウ化物皮膜が存在する
ことにより、ワイヤー放電加工時表面の仕事関数を低下
させ、放電を起こし易くして放電加工速度を向上させる
ことができる。
■ホウ化物皮膜のコーティングは、プラズマCVD法、
光CVD法により行われるので、Cu −Zn 系合金
芯材の強度が低下する事がない。従って、放電加工時の
張力が高くとれ、加工精度を損うことはない。
光CVD法により行われるので、Cu −Zn 系合金
芯材の強度が低下する事がない。従って、放電加工時の
張力が高くとれ、加工精度を損うことはない。
■ホウ化物層は電気的には金属電導を示すので接触子か
らワイヤーへの給電が容易である。
らワイヤーへの給電が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のワイヤー放電加工用電極線の断面図で
、1はCu 7 Z n系合金芯材、2はホウ化物皮膜
を示す。 :u−7n派合金よ・財 水グイと、4桑2ノにR
、1はCu 7 Z n系合金芯材、2はホウ化物皮膜
を示す。 :u−7n派合金よ・財 水グイと、4桑2ノにR
Claims (4)
- (1)Cu−Zn系合金芯材の表面に、ほう化物皮膜が
設けられていることを特徴とするワイヤー放電加工用電
極線 - (2)前記ほう化物皮膜は周期律表のIIa族またはラン
タノイド族のほう化物である特許請求の範囲第(1)項
記載のワイヤー放電加工用電極線 - (3)Cu−Zn系合金が65/35黄銅又はこれにS
i、TiもしくはAlを1重量%以下添加した合金であ
る特許請求の範囲第(1)項記載のワイヤー放電加工用
電極線 - (4)前記ほう化物皮膜はプラズマCVD法により形成
されたものであることを特徴とする特許請求の範囲第(
1)項記載のワイヤー放電加工用電極線(5)前記ほう
化物皮膜は光CVD法により形成されたものであること
を特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載のワイヤー
放電加工用電極線
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61243981A JP2571773B2 (ja) | 1986-10-13 | 1986-10-13 | ワイヤ−放電加工用電極線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61243981A JP2571773B2 (ja) | 1986-10-13 | 1986-10-13 | ワイヤ−放電加工用電極線 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6399130A true JPS6399130A (ja) | 1988-04-30 |
JP2571773B2 JP2571773B2 (ja) | 1997-01-16 |
Family
ID=17111928
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61243981A Expired - Fee Related JP2571773B2 (ja) | 1986-10-13 | 1986-10-13 | ワイヤ−放電加工用電極線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2571773B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS514697A (ja) * | 1974-07-01 | 1976-01-14 | Nippon Tungsten | Hodenkakoyodenkyokuzairyo |
JPS59110517A (ja) * | 1982-12-16 | 1984-06-26 | Sumitomo Electric Ind Ltd | ワイヤカツト放電加工用電極線及びその製造法 |
JPS61222160A (ja) * | 1985-03-27 | 1986-10-02 | Ricoh Co Ltd | 光電変換素子の形成方法 |
-
1986
- 1986-10-13 JP JP61243981A patent/JP2571773B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS514697A (ja) * | 1974-07-01 | 1976-01-14 | Nippon Tungsten | Hodenkakoyodenkyokuzairyo |
JPS59110517A (ja) * | 1982-12-16 | 1984-06-26 | Sumitomo Electric Ind Ltd | ワイヤカツト放電加工用電極線及びその製造法 |
JPS61222160A (ja) * | 1985-03-27 | 1986-10-02 | Ricoh Co Ltd | 光電変換素子の形成方法 |
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JP2571773B2 (ja) | 1997-01-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |