JPS6399130A - ワイヤ−放電加工用電極線 - Google Patents

ワイヤ−放電加工用電極線

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JPS6399130A
JPS6399130A JP24398186A JP24398186A JPS6399130A JP S6399130 A JPS6399130 A JP S6399130A JP 24398186 A JP24398186 A JP 24398186A JP 24398186 A JP24398186 A JP 24398186A JP S6399130 A JPS6399130 A JP S6399130A
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discharge machining
boride
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Kazuo Sawada
澤田 和夫
Satoru Takano
悟 高野
Shigeru Okuda
奥田 繁
Kazuhiko Hayashi
和彦 林
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ワイヤー放電加工に使用する電極線に関する
ものである。
(従来の技術〕 ワイヤー放電加工は、被加工体と線状の加工電極(電極
線と称す)との間に、水等の加工液を介して間欠的な放
電を行なわせながら、該電極線と被加工体とを相対的に
移動させて被加工体を所望の形状に切断する方法であり
、例えば各種金型の製造に利用されている。
ワイヤー放電加工用電極線としては、通常直径0.2〜
0.3mmの銅線または黄銅線、0.03〜0.1 m
mのタングステン線等が使用される。近年、主として優
れた高速大電流用半導体の出現による加工電源の進歩と
、電気条件の制御により、高い加工速度が得られるよう
になり、それに伴い加工特性に及ぼす電極線の影響も大
きく現れるようになった。
この観点から、電極線として好適な材料の開発が盛んに
なっている。
例えば、特公昭59−9298号(以下、先例1と称す
)には、高い加工速度が得られる電極線として、5〜=
1.0%Zn 、 0.1〜4%AI、残部Cuからな
る電極線が提案されている。同じ目的で、特公昭57−
56!18 号(以下、先例2と称す)には、Znまた
はCdを小くとも50%含む合金からなる金属層で芯が
被覆された電極線が、特開昭56−62730号(以下
、先例3と称す)には、導電性材料製のコアに低融点金
属層を被覆し、さらにその上に半導体効果を有する非金
属製薄膜を有する電極線が提案されている。
、心ワイヤー放電加工用電極線材料としては、■断′:
:を 線せずに高い加工速度が得られること、■加工精度、特
にコーナー加工での高い精度を得るために高い張力での
加工が可能なこと、■安価であることが要求される。高
速のワイヤー放電加工では、加工溝内で電極成分が被加
工体上に転移し加工溝内面に大量に付着する現象がしば
しば発生する。
多くの加工機は、著しい短絡発生時に加工溝を経由して
の線の位置の後退をさせる機能を有している。上記の付
着現象はこの動作の大きな障害となる他、一般に付着の
大きい電極線はど最高加工速度が小さくなり、そのため
この付着が少ないことも重要な要求特性となる。
゛)′:〜 、Iv上述の先例1,2および3はこれらの特性の向プ 上を目的としているが、次のような欠点を有している。
引例1で提案されているAnを含有する黄銅からなる電
極線は、高温での強度が優れているため高い張力での加
工が可能であるが、得られる加工速度は、高々通常の黄
銅線の1.1倍に過ぎない。
先例2および3に提案されている電極線は、Zn等の軟
かい金属または合金層を有するために、最高加工速度は
通常の黄銅線の1.3倍以上が可能であるけれども、z
n等の低融点金属層の存在のために引張強さが低下して
しまい、加工時にかけられる張力も低くなる。
(発明が解決しようとする問題点〕 本発明は前述の欠点を解消するため成されたもので、高
い放電加工速度の得・られるワイヤー放電加工用電極線
を提供せんとするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明はCu−Zn系合金芯材の表面に周期律表のII
a族またはランタノイド族のほう化物皮膜が設けられて
いるワイヤー放電加工用電極線である。
本発明において、Cu−Zn系合金芯材とは、Zn35
%を含むCu−Zn合金、又はこれに放電で発熱しても
断線しにくいよう高温強度を上げる目的で、例えばSi
、Ti、A#  等の元素を1%以下添加した合金より
成るものである。
′1(〜 1.1〔なお、本発明において周期律表IIa族または
ラン2二“ タノイド族のホウ化物皮膜とは、 IIa族ホウ化物は例えば、CaBa、 5rB6.B
aBa  でランクノイド族ホウ化物は例えば、LaB
6.CeB6+PrBe、NdB6である。
これらの物質は下表の如く芯材よりも仕事関数が小さく
、放電を起こしやすい。従って放電加工速度が向上する
本発明の電極線を製造するにはCu −Z n系合金芯
材を例えば次の工程によって処置する。
前処理 (脱脂、酸洗等〕 ↓ コーアイング処理 ↓ (必要により伸直連続軟化又は軟化) ※1コーティング処理は、次の反応を利用したCVD法
により行う。
IIa族またはランタノイド族元素の塩化物子臭化ほう
素+キャリアガス(H2 〕→IIa族またはランタノイド族ほう化物X CaCl2+6 BBrs + 10 H2→CaBa
 +2H(J’+9HBr また、コーティング処理は、プラズマCVD法光CVD
法の低温プロセスにより行われるので、Cu −Z n
系合金芯材の強度が損われる事がない。
通常、コーテイング膜は厚さ0.5〜5μmが好ましい
0.5μm未満では芯材が露出し、ワイヤー放電加工速
度向上の効果が少ない。
5μmを越えると、ワイヤーの取扱い時コーテイング膜
にクラックが入ったり、コーテイング膜が剥離しやすく
なる。
高い放電加工速度が得られるのは仕事関数が低く、放電
を起こしゃすいホウ化物皮膜がCu−Zn系合金の芯材
に設けられており、低温CVDプロセスでこれらの皮膜
が形成される為に芯材の強度が損われることがないから
である。更に、ホウ化物は金属伝導を示すので接触子か
らワイヤーへの給電も容易である。
(実施例〕 表1に示すCu −Z n系合金線を0.2mm’まで
伸線し芯材として用い、脱脂、酸洗後各種ホウ化物皮、
 膜を表1に示す条件でコーティングした。これらのワ
イヤーを表2の条件で放電加工を行ったときの加工速度
比を従来例のN[Lllを1,0として表1に示す。
表  1 表1より本発明によるものは従来例(例えば隘11)に
比べ最高加工速度が1.5〜2.0倍向上することがわ
かる。
表  2 (発明の効果) 以上説明したように本発明のワイヤー放電加工用電極線
は次のような効果がある。
■Cu −Z n系合金芯材の表面に周期律表のIIa
族またはランタノイド族元素のホウ化物皮膜が存在する
ことにより、ワイヤー放電加工時表面の仕事関数を低下
させ、放電を起こし易くして放電加工速度を向上させる
ことができる。
■ホウ化物皮膜のコーティングは、プラズマCVD法、
光CVD法により行われるので、Cu −Zn 系合金
芯材の強度が低下する事がない。従って、放電加工時の
張力が高くとれ、加工精度を損うことはない。
■ホウ化物層は電気的には金属電導を示すので接触子か
らワイヤーへの給電が容易である。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明のワイヤー放電加工用電極線の断面図で
、1はCu 7 Z n系合金芯材、2はホウ化物皮膜
を示す。 :u−7n派合金よ・財 水グイと、4桑2ノにR

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Cu−Zn系合金芯材の表面に、ほう化物皮膜が
    設けられていることを特徴とするワイヤー放電加工用電
    極線
  2. (2)前記ほう化物皮膜は周期律表のIIa族またはラン
    タノイド族のほう化物である特許請求の範囲第(1)項
    記載のワイヤー放電加工用電極線
  3. (3)Cu−Zn系合金が65/35黄銅又はこれにS
    i、TiもしくはAlを1重量%以下添加した合金であ
    る特許請求の範囲第(1)項記載のワイヤー放電加工用
    電極線
  4. (4)前記ほう化物皮膜はプラズマCVD法により形成
    されたものであることを特徴とする特許請求の範囲第(
    1)項記載のワイヤー放電加工用電極線(5)前記ほう
    化物皮膜は光CVD法により形成されたものであること
    を特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載のワイヤー
    放電加工用電極線
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS514697A (ja) * 1974-07-01 1976-01-14 Nippon Tungsten Hodenkakoyodenkyokuzairyo
JPS59110517A (ja) * 1982-12-16 1984-06-26 Sumitomo Electric Ind Ltd ワイヤカツト放電加工用電極線及びその製造法
JPS61222160A (ja) * 1985-03-27 1986-10-02 Ricoh Co Ltd 光電変換素子の形成方法

Patent Citations (3)

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JPS61222160A (ja) * 1985-03-27 1986-10-02 Ricoh Co Ltd 光電変換素子の形成方法

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