JPS639814Y2 - - Google Patents

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JPS639814Y2
JPS639814Y2 JP1980136804U JP13680480U JPS639814Y2 JP S639814 Y2 JPS639814 Y2 JP S639814Y2 JP 1980136804 U JP1980136804 U JP 1980136804U JP 13680480 U JP13680480 U JP 13680480U JP S639814 Y2 JPS639814 Y2 JP S639814Y2
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JP
Japan
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groove
ring
width
side wall
reference groove
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Expired
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JP1980136804U
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English (en)
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JPS5759250U (ja
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Publication of JPS5759250U publication Critical patent/JPS5759250U/ja
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  • Gasket Seals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はOリングの脱落防止装置に関するもの
である。
従来、Oリング挿入溝を垂直に形成したシール
面を下方又は側方に向けて取付ける部材例えばエ
ンジンのオイルポンプで、ポンプケーシングをシ
リンダボデーに形成し、それをカバーでおおうこ
とによつて構成されるシール部をもつもの等にお
いてはつぶし代を設ける都合上一般に上記溝の巾
の方がOリングの巾よりも大きいので、組付けの
際Oリングが脱落してしまうという不具合があつ
た。
また、予め上記溝内にOリングを接着剤で固着
する脱落防止方法も採用されているが、この方法
ではコストアツプと作業工程が増大するという欠
点があつた。
上述のような不具合や欠点を除去するためのO
リング保持構造が実開昭55−93758号公報に開示
されているが、この構造ではOリング溝14及び
それに嵌入されるOリング15が夫々カバー5の
構成上の制約を受けて全体として蛇行している
が、Oリング溝とOリングが同一形状であり、か
つ溝巾に対してOリングの巾が小さいために脱落
防止機能を有せず、そのためOリングの数ケ所に
凸部16を突出させてそれを溝内に押し込み溝の
側壁面に挟圧させることによつてOリングの脱落
防止を行うようにしたものであるから、Oリング
の脱落防止効果が得られる反面、溝の長手方向へ
の摺動が不可能であるため、Oリングの製作誤差
に基くバラツキ特に長手方向のバラツキ及び組付
け誤差を緩和調整することができず、各突出部間
毎にOリングの長手方向の引張荷重に差を生じせ
しめ、シール効果を低下させたり、またOリング
の寿命を短縮させたりするおそれがある。
また、実公昭51−5631号公報にはガスケツト挿
入溝の側面の一方から他方に向つて数個の突起を
形成し、その突起によつてガスケツトを他方の側
面に押圧して前記ガスケツトの脱落を防止するよ
うにしたガスケツト保持装置が開示されている
が、この装置でもガスケツトを前記突起とそれに
対向する側面とにより前記ガスケツトを挟圧させ
るので、前記実開昭55−93758号公報のOリング
保持構造と同様に不具合がある。
本考案は上記の欠点や不具合に鑑み案出したも
のであり、溝の形成が容易であるとともに、Oリ
ングの組付けが簡単であり、かつOリングの製作
誤差によるバラツキや組付け誤差をきわめて容易
に調整できるようにしたOリングの脱落防止装置
を提供することを目的としたもので、その要旨は
全周同一巾を有するOリング挿入基準溝の少なく
とも一個所に、前記基準溝より内又は外に屈曲す
る前記基準溝と同一巾の屈曲溝を設け、該屈曲溝
の両端を前記基準溝と同一巾を有しかつ外又は内
に屈曲する連結溝により前記基準溝と連結せし
め、前記屈曲溝の張出部側面及び連結溝の張出部
側面に前記基準溝より小さい巾を有するOリング
の側面を交互に圧接して摩擦保持してなるOリン
グの脱落防止装置にある。
以下、本考案の1実施例を図について説明す
る。第1図、第2図はエンジンのオイルポンプに
おける実施例を示すもので、10はオイルポンプ
駆動用プーリ、20はポンプカバーであつて、プ
ーリ10に固着された駆動軸11はポンプカバー
20を貫通してアウタロータ32を収納したシリ
ンダボデーにより形成されたポンプケーシング3
0内に延び、且つインナロータ31に固定されて
いる。また、21はポンプカバー20の合わせ
面、33はこれに対応するシリンダボデー側面、
22は位置決めのためのピンである。
そして第2図に明示するように、ポンプカバー
20の合わせ面21にはアウタロータ32の外周
辺に全周同一巾tを有するOリング挿入基準溝2
3が形成されており、更にその基準溝23の一個
所又は数個所、実施例では二個所S1,S2に基
準溝23と同一巾tを有し、該溝より内又は外に
屈曲する屈曲溝25,26を設け、その屈曲溝2
5,26の両端を基準溝23と同一巾tを有しか
つ外又は内に屈曲する連結溝27,28により前
記基準溝23に連結したものである。
このように形成されたOリング挿入溝23およ
び屈曲溝25,26に、その巾tよりも小さい巾
toを有するOリング40が挿入されるが、そのと
きOリング40は第4図に示すように、屈曲溝2
5,26の各張出部X,Y,Zの側壁面に交互に
圧接される。
この時、Oリング40が圧接される前記張出部
X,Y,Zの側壁面の反対側には間隙a,b,c
が形成される。
このように、Oリング40は上記張出部X,
Y,Zの側壁面への圧接により交互に弾性押圧作
用を受けて溝23内に摩擦保持され、脱落が防止
される。
また、Oリング40にその製作誤差によつて生
じたバラツキ特に長手方向のバラツキがあつたと
しても、前記Oリング40が基準溝23、屈曲溝
25,26および連結溝27,28の側壁面との
挟圧部を有しないため溝の長手方向に沿つて簡単
に摺動させることができるので、きわめて容易に
調整することができる。
更に、Oリング挿入基準溝23、屈曲溝25,
26および連結溝27,28はその全周にわたつ
て溝巾が均一であるため、その製作がならい切削
加工によつて簡単に行ない得るものである。
以上のように、本考案によるOリングの脱落防
止装置は、全周同一巾を有するOリング挿入基準
溝の少なくとも一個所に、前記基準溝より内又は
外に屈曲する前記基準溝と同一巾の屈曲溝を設
け、該屈曲溝の両端を前記基準溝と同一巾を有し
かつ外又は内に屈曲する連結溝により前記基準溝
と連結せしめ、前記屈曲溝の張出部側壁面及び連
結溝の張出部側壁面に前記基準溝より小さい巾を
有するOリングの側面を交互に圧接して摩擦保持
してなるので、次のような効果がある。
即ち、前記Oリング挿入基準溝、前記屈曲溝お
よび前記連結溝が同一巾を有するので、同一切削
工具によつて溝加工を行なうことができ、溝の形
成が容易となる。
また、前記基準溝より内又は外に屈曲する屈曲
溝を設け、該屈曲溝の両端を外又は内に屈曲する
連結溝により前記基準溝と連結せしめ、前記屈曲
溝の張出部側壁面及び連結溝の張出部側壁面に前
記基準溝より小さい巾を有するOリングの側面を
交互に圧接して摩擦保持することにより、前記O
リングを溝内に押し込んで溝の両側壁面に挟圧せ
しめる必要がなく、前記Oリングを溝内へ嵌入す
るために力がすくなくて済み、組付け作業がきわ
めて容易となる。
更に、上述のように前記Oリングが溝の両側壁
面に挟圧されることがないので、前記Oリングの
溝内での摺動が可能となり、前記Oリングや前記
基準溝の製作誤差によるバラツキや組付け誤差が
あつたとしても、容易に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示すオイルポンプの
縦断面図、第2図は同オイルポンプのカバーの平
面図、第3図は同カバーのOリング挿入基準溝に
Oリングを挿入する状態を示す拡大断面図、第4
図は上記基準溝の屈曲溝におけるOリングの取付
け状態を示す拡大平面図である。 20;ポンプカバー、21;合めて面、23;
Oリング挿入溝、25,26;屈曲溝、27,2
8;連結溝、30;ポンプケーシング、40;O
リング、X,Y,Z;張出部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 全周同一巾を有するOリング挿入基準溝の少な
    くとも一個所に、前記基準溝より内又は外に屈曲
    する前記基準溝と同一巾の屈曲溝を設け、該屈曲
    溝の両端を前記基準溝と同一巾を有しかつ外又は
    内に屈曲する連結溝により前記基準溝と連結せし
    め、前記屈曲溝の張出部側壁面及び連結溝の張出
    部側壁面に前記基準溝より小さい巾を有するOリ
    ングの側面を交互に圧接して摩擦保持してなるO
    リングの脱落防止装置。
JP1980136804U 1980-09-26 1980-09-26 Expired JPS639814Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1980136804U JPS639814Y2 (ja) 1980-09-26 1980-09-26

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JP1980136804U JPS639814Y2 (ja) 1980-09-26 1980-09-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5759250U JPS5759250U (ja) 1982-04-07
JPS639814Y2 true JPS639814Y2 (ja) 1988-03-23

Family

ID=29496906

Family Applications (1)

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JP1980136804U Expired JPS639814Y2 (ja) 1980-09-26 1980-09-26

Country Status (1)

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JP (1) JPS639814Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5593758U (ja) * 1978-12-22 1980-06-28

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5759250U (ja) 1982-04-07

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