JPH0643508Y2 - 空気ポンプにおけるシ−ルリングとテンションリングとの取付装置 - Google Patents

空気ポンプにおけるシ−ルリングとテンションリングとの取付装置

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JPH0643508Y2
JPH0643508Y2 JP1986179979U JP17997986U JPH0643508Y2 JP H0643508 Y2 JPH0643508 Y2 JP H0643508Y2 JP 1986179979 U JP1986179979 U JP 1986179979U JP 17997986 U JP17997986 U JP 17997986U JP H0643508 Y2 JPH0643508 Y2 JP H0643508Y2
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JP
Japan
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seal ring
ring
tension
tension ring
engaging
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JP1986179979U
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JPS6383475U (ja
Inventor
幸市 須田
長生 山下
一也 安藤
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Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 イ.考案の目的 イ−1.産業上の利用分野 本考案は空気ポンプにおけるシールリングとテンション
リングとの取付装置に関する。
イ−2.従来技術 従来、空気ポンプにおけるシールリングとテンションリ
ングにおいて、シールリングの合い口部より空気が漏れ
ないように、シールリングの内周面に嵌合されるテンシ
ョンリングの両端部と、シールリングの合い口部とは、
これらの相対位置をずらして設定されている。そして、
この相対位置がずれないように、シールリングとテンシ
ョンリングを取付ける構造として、第4図に示す如く、
テンションリング(1)に切り起しによる突片(2)を
外方へ折曲形成すると共にシールリング(3)の上面に
前記突片(2)が嵌合する切り欠き溝(4)をシールリ
ング(3)の半径方向の幅全長に亘って形成し、これら
を相互に嵌合して位置決めするもの(実開昭56-158559
号公報)や、第5図に示す如く、テンションリング
(1)に切り起こしによる突片(5)を外方へ折曲形成
し、該突片(5)をシールリング(3)の合い口部
(6)に嵌合して位置決めするもの(実開昭56-158560
号公報)がある。
イ−3.本考案が解決しようとする問題点 前記第4図に示す如く、シールリング(3)の上面に切
り欠き溝(4)を形成するものにおいては、該切り欠き
溝(4)部におけるシールリングの上下方向の厚みが、
他の部分に比べて極めて薄くなる。
そのため、該シールリング(3)の上下方向への往復運
動の際には、該切り欠き溝(4)部に応力が集中して、
該部より折損する恐れが大きく、また、テンションリン
グ(1)における突片(2)も、その上下方向への往復
運動のたびにシールリング(3)に衝突して折損する恐
れが大きい問題がある。また、第5図に示す如く、シー
ルリング(3)の合い口部(6)にテンションリング
(1)の突片(5)を嵌合したものにおいては、該突片
(5)が周方向に摩擦移動してシールリングの合い口部
(6)を著しく摩耗させて空気漏れを生じさせる問題が
ある。
そこで本考案は、シールリングとテンションリングとの
位置決めを、前記の各問題点を解決して行うことができ
るシールリングとテンションリングとの取付装置を提案
することを目的とするものである。
ロ.考案の構成 ロ−1.問題点を解決するための手段 本考案は前記の問題点を解決するために、合い口部
(8)を有する1個のシールリング(7)における上下
方向の肉厚と、シールリング(7)の内周面に嵌合する
帯状のテンションリング(10)の上下方向の幅とがほぼ
同じ寸法に定められ、 シールリング(7)とテンションリング(10)との間に
おける周方向の相対移動を阻止する係合凹部(9)と係
合凸部(12)とをシールリング(7)の内周面とテンシ
ョンリング(10)の外周面とに局部的に形成すると共
に、両係合部(9、12)の上下方向の寸法をシールリン
グ(7)の上下方向の肉厚より小さく定め、 更にシールリング(7)にテンションリング(10)を嵌
合して係合凸部(12)を係合凹部(9)に係合した状態
において、テンションリング(10)の両端部(11)がシ
ールリング(7)の合い口部(8)に対し円周方向にほ
ぼ180度離れた位置をとるように、シールリング(7)
における係合凹部(9)とテンションリング(10)にお
ける係合凸部(12)との位置を定めたことを特徴とする
ものである。
ロ−2.実施例 次に第1図に示す本考案の第1実施例について説明す
る。(7)はシールリングで、その両端は合い口部
(8)で噛合連結している。(9)はシールリング
(7)の内周面において局部的に設けた係合凹部であ
る。(10)はテンションリングで、その両端部(11)
が、前記シールリング(7)における合い口部(8)と
ほぼ反対側に位置するようにして前記シールリング
(7)の内周面に嵌合されている。(12)は前記テンシ
ョンリング(10)を局部的に外方へ押圧突出させて形成
した係合凸部で、その形成位置は、テンションリング
(10)をシールリング(7)に対して前記の如く嵌合し
た場合において、該係合凸部(12)が前記シールリング
(7)の係合凹部に嵌合する位置に設定されている。ま
た。前記係合凹部(9)と係合凸部(12)の夫々の形状
は、これらが合致して嵌合するものであればよく、例え
ば第2図の如く双方が半球状のものでも、第3図に示す
如く台形状のものでもよいが、両図(B)に示すよう
に、シールリング(7)における上下方向の肉厚より小
さい寸法に定められていて、係合凹部(9)はシールリ
ング(7)の上下面には連通しないように形成されてい
る。
第4図は本考案の他の実施例を示すもので、シールリン
グ(7a)の内周面は、前記のような係合凹部(9)を形
成することなく平滑面に形成し、テンションリング(10
a)の両端に係合片(13)(13)を形成したものであ
る。すなわち、テンションリング(10a)の両端部を、
シールリング(7a)内に嵌合しない通常の状態におい
て、テンションリング(10a)の外周線上より外方へ突
出するように折曲形成し、シールリング(7a)に嵌合し
た場合に、該両端部で形成された両係合片(13)(13)
がその復帰力によってシールリング(7a)の内周面に局
部的に押圧し、この押圧係合によってそのテンションリ
ング(10a)の嵌合位置を確保するようにしたものであ
る。
ハ.考案の効果 以上のように本考案は、シールリングの上面を切り欠く
ことなくテンションリングの位置決めが行えるので、前
記従来の如くシールリングの応力集中による折損を防止
できる。また係合部としてシールリングの内周面に凹部
を形成しても、該凹部は、シールリングにおける上下方
向の肉厚より厚い肉厚を有する半径方向に対してわずか
な深さに形成すればよく、応力集中によって折損するこ
とはない。
また、シールリングの合い口部にテンションリングの一
部を係合させないので、前記従来のようなシールリング
の合い口部の摩耗も発生しない。
そしてシールリングの内周面には、ほぼその全面にわた
って帯状のテンションリングが嵌合密着し、又テンショ
ンリングの両端部は、シールリングの合い口部に対し、
円周方向にほぼ180度離れた位置に保持されるため、空
気の漏れ量が最小に維持される。又、テンションリング
の係合凸部(12)と係合するシールリングの係合凹部
(9)はシールリングの上下面に連通しないよう形成さ
れているのでこの面でも空気の漏れ量が増加する虞れも
なく、安定したポンプの体積効率が確保される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す要部を切断した斜視
図、第2図(A)(B)及び第3図(A)(B)は係合
部の2例を示す平面図と側断面図、第4図及び第5図は
従来構造を示す各斜視図である。 (7)(7a)……シールリング、(9)……係合凹部 (10)(10a)……テンションリング (12)……係合凸部 (13)……係合片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 安藤 一也 愛知県大府市共和町1丁目1番地の1 愛 三工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭58−65461(JP,U) 実開 昭52−140410(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】合い口部(8)を有する1個のシールリン
    グ(7)における上下方向の肉厚と、シールリング
    (7)の内周面に嵌合する帯状のテンションリング(1
    0)の上下方向の幅とがほぼ同じ寸法に定められ、 シールリング(7)とテンションリング(10)との間に
    おける周方向の相対移動を阻止する係合凹部(9)と係
    合凸部(12)とをシールリング(7)の内周面とテンシ
    ョンリング(10)の外周面とに局部的に形成すると共
    に、両係合部(9、12)の上下方向の寸法をシールリン
    グ(7)の上下方向の肉厚より小さく定め、 更にシールリング(7)にテンションリング(10)を嵌
    合して係合凸部(12)を係合凹部(9)に係合した状態
    において、テンションリング(10)の両端部(11)がシ
    ールリング(7)の合い口部(8)に対し円周方向にほ
    ぼ180度離れた位置をとるように、シールリング(7)
    における係合凹部(9)とテンションリング(10)にお
    ける係合凸部(12)との位置を定めた ことを特徴とする空気ポンプにおけるシーリングとテン
    ションリングとの取付装置。
JP1986179979U 1986-11-21 1986-11-21 空気ポンプにおけるシ−ルリングとテンションリングとの取付装置 Expired - Lifetime JPH0643508Y2 (ja)

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JPS6383475U JPS6383475U (ja) 1988-06-01
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JP2011149310A (ja) * 2010-01-20 2011-08-04 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 往復動圧縮機
JP7230153B1 (ja) * 2021-11-08 2023-02-28 三菱重工業株式会社 ピストンリングおよび昇圧ポンプ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS589020Y2 (ja) * 1976-04-20 1983-02-18 トキコ株式会社 シ−ルリング
JPS5865461U (ja) * 1981-10-28 1983-05-04 株式会社日立製作所 ピストンリング

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