JPH0353006Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0353006Y2 JPH0353006Y2 JP1984064498U JP6449884U JPH0353006Y2 JP H0353006 Y2 JPH0353006 Y2 JP H0353006Y2 JP 1984064498 U JP1984064498 U JP 1984064498U JP 6449884 U JP6449884 U JP 6449884U JP H0353006 Y2 JPH0353006 Y2 JP H0353006Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston ring
- abutment
- female
- gas
- male
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000013011 mating Effects 0.000 claims description 13
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 6
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕
本考案はガスタイト形合い口部を有するピスト
ンリングに関する。
ンリングに関する。
第1図は従来の合い口部がおす部とめす部とを
外周面に直角なわせ面で接合させるガスタイス形
ピストンリングの一例を示したものである。上記
形式のピストンリングはガスシール性が良好で、
合い口部からのガス洩れ量はほとんど無い。
外周面に直角なわせ面で接合させるガスタイス形
ピストンリングの一例を示したものである。上記
形式のピストンリングはガスシール性が良好で、
合い口部からのガス洩れ量はほとんど無い。
しかしその形状が複雑なため、構造的に耐折損
性に欠ける傾向が強い。さらにこのピストンリン
グはピストンリンの往復動時に生じる上面1,
1、下面2,2のガス圧差と、ピストンリングの
慣性力によりリング溝との間で上下動を繰り返し
ている。このため、リング合い口部9のおす部6
(厚さは2/3H)の合せ面Aより、めす部8(厚さ
は1/3H)の合せ面Bに作用する力により曲げモ
ーメントが発生し、めす部8のコーナ部8′で折
損する場合が多い。
性に欠ける傾向が強い。さらにこのピストンリン
グはピストンリンの往復動時に生じる上面1,
1、下面2,2のガス圧差と、ピストンリングの
慣性力によりリング溝との間で上下動を繰り返し
ている。このため、リング合い口部9のおす部6
(厚さは2/3H)の合せ面Aより、めす部8(厚さ
は1/3H)の合せ面Bに作用する力により曲げモ
ーメントが発生し、めす部8のコーナ部8′で折
損する場合が多い。
本考案の目的は、前記従来装置の欠点を解消
し、合い口部での切損事故を防止したガスタイト
形ピストンリングを提供するにある。
し、合い口部での切損事故を防止したガスタイト
形ピストンリングを提供するにある。
本考案のピストンリングは、ガスタイト形合い
口部を有するものにおいて、めす側の合い口部の
一部を切断して、前記目的を達成するよう構成し
たものである。
口部を有するものにおいて、めす側の合い口部の
一部を切断して、前記目的を達成するよう構成し
たものである。
以下第2〜3図は参照して本考案の一実施例に
ついて説明する。
ついて説明する。
ここにおいて、前記従来装置と同一もしくは均
等構成部分には、同一符号を用いて説明する。
等構成部分には、同一符号を用いて説明する。
第2図は本考案に係る実施例の斜視図で、おす
側5の合い口部において、1はピストンリング上
面、2は同下面、3は外周面を表わす。めす側7
の合い口部8の1′,2′,3′はそれぞれおす側
5の1,2,3に対応している。4は合い口部8
の一部切断部である。第3図Aは第2図のめす側
7の合い口部8の詳細を示す。aは切断部4の合
せ面正面切断寸法、bは切断部4の側面切断寸
法、第3図Bは合い口部の合せ図を示す。cは合
い口部でおす部とめす部の重なり長さ、dは合い
口部の正面隙間で従来値と同じである。ここで寸
法aはピストンリングの平均1000時間当りの磨耗
量δに5〜10を乗じた値とする。bはc−bの値
がδに(5−10)πを乗じた値となるように決め
る。従つて、おす部6の合せ面(第1図A)は、
めす部7の合せ面に対して切断部4の分だけ接合
しない構造となる。
側5の合い口部において、1はピストンリング上
面、2は同下面、3は外周面を表わす。めす側7
の合い口部8の1′,2′,3′はそれぞれおす側
5の1,2,3に対応している。4は合い口部8
の一部切断部である。第3図Aは第2図のめす側
7の合い口部8の詳細を示す。aは切断部4の合
せ面正面切断寸法、bは切断部4の側面切断寸
法、第3図Bは合い口部の合せ図を示す。cは合
い口部でおす部とめす部の重なり長さ、dは合い
口部の正面隙間で従来値と同じである。ここで寸
法aはピストンリングの平均1000時間当りの磨耗
量δに5〜10を乗じた値とする。bはc−bの値
がδに(5−10)πを乗じた値となるように決め
る。従つて、おす部6の合せ面(第1図A)は、
めす部7の合せ面に対して切断部4の分だけ接合
しない構造となる。
次に前記実施例の作用について説明する。
ピストンの往復運動時ピストンリングの上面
1,1′と下面2,2′との間のガス圧差及びピス
トンリングの慣性力によりピストンリングとピス
トンリング溝との間のクリアランスでピストンリ
ングが往復運動を行い合い口部6,8に曲げモー
メントを発生させるが、特にめす側合い口部8は
厚さが薄くピストンリングの巾をHとすると1/3
H程度であるためその根本部分8′では最大曲げ
モーメントとなるため最も折損が生じ易い。しか
し本実施例ではめす側合い口部8の一部に切断部
4を設けたので、a×b/2の面積が減少し、めす 合い口部の曲げモーメントが小さくなり耐折損性
が向上する。
1,1′と下面2,2′との間のガス圧差及びピス
トンリングの慣性力によりピストンリングとピス
トンリング溝との間のクリアランスでピストンリ
ングが往復運動を行い合い口部6,8に曲げモー
メントを発生させるが、特にめす側合い口部8は
厚さが薄くピストンリングの巾をHとすると1/3
H程度であるためその根本部分8′では最大曲げ
モーメントとなるため最も折損が生じ易い。しか
し本実施例ではめす側合い口部8の一部に切断部
4を設けたので、a×b/2の面積が減少し、めす 合い口部の曲げモーメントが小さくなり耐折損性
が向上する。
前述のとおり、本考案の実施例は、めす側合い
口部の一部に切断部を設けたので、おす側合い口
部よりめす側合い口部に作用する曲げモーメント
が減少し、シール性を犠牲にすることなしに耐折
損性を増すことができる。かつ該切断部の形状寸
法ではリング磨耗が進行し合い口の〓間dが拡が
つた場合においても通常のリング使用時間内にガ
スシールが損われることはない。
口部の一部に切断部を設けたので、おす側合い口
部よりめす側合い口部に作用する曲げモーメント
が減少し、シール性を犠牲にすることなしに耐折
損性を増すことができる。かつ該切断部の形状寸
法ではリング磨耗が進行し合い口の〓間dが拡が
つた場合においても通常のリング使用時間内にガ
スシールが損われることはない。
第1図は従来形のガスタイト形ピストンリング
合い口部の斜視図、第2図、第3図A,Bは本考
案の実施例で第2図はガスタイト形ピストンリン
グ合い口部の斜視図、第3図Aはめす合い口8の
詳細図、第3図Bは合い口部の合せ図である。 4……合い口部のめす部の一部、8……合い口
部のめす部、6,8……ガスタイト形合い口部。
合い口部の斜視図、第2図、第3図A,Bは本考
案の実施例で第2図はガスタイト形ピストンリン
グ合い口部の斜視図、第3図Aはめす合い口8の
詳細図、第3図Bは合い口部の合せ図である。 4……合い口部のめす部の一部、8……合い口
部のめす部、6,8……ガスタイト形合い口部。
Claims (1)
- 合い口部のおす部とめす部とを外周面に直角な
合せ面で接合させてなるガスタイト形合い口部を
備えたピストンリングにおいて、前記合い口部の
めす部のみの端部を一部切欠いて切断部を形成
し、該切断部がおす部の合わせ面と接合しないよ
うに構成したことを特徴とするピストンリング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6449884U JPS60175850U (ja) | 1984-05-02 | 1984-05-02 | ピストンリング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6449884U JPS60175850U (ja) | 1984-05-02 | 1984-05-02 | ピストンリング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60175850U JPS60175850U (ja) | 1985-11-21 |
JPH0353006Y2 true JPH0353006Y2 (ja) | 1991-11-19 |
Family
ID=30595638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6449884U Granted JPS60175850U (ja) | 1984-05-02 | 1984-05-02 | ピストンリング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60175850U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015183822A (ja) * | 2014-03-26 | 2015-10-22 | 三菱重工業株式会社 | ピストンリング及び該ピストンリングを備えるエンジン |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2516294Y2 (ja) * | 1991-04-10 | 1996-11-06 | 株式会社リケン | ピストンリング |
US20180202556A1 (en) * | 2015-03-09 | 2018-07-19 | Nok Corporation | Sealing device |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5867946A (ja) * | 1981-10-17 | 1983-04-22 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関のピストンリング |
-
1984
- 1984-05-02 JP JP6449884U patent/JPS60175850U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5867946A (ja) * | 1981-10-17 | 1983-04-22 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関のピストンリング |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015183822A (ja) * | 2014-03-26 | 2015-10-22 | 三菱重工業株式会社 | ピストンリング及び該ピストンリングを備えるエンジン |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60175850U (ja) | 1985-11-21 |
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