JP2524316Y2 - エンジンの水ジャケットシール装置 - Google Patents

エンジンの水ジャケットシール装置

Info

Publication number
JP2524316Y2
JP2524316Y2 JP6455590U JP6455590U JP2524316Y2 JP 2524316 Y2 JP2524316 Y2 JP 2524316Y2 JP 6455590 U JP6455590 U JP 6455590U JP 6455590 U JP6455590 U JP 6455590U JP 2524316 Y2 JP2524316 Y2 JP 2524316Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal ring
ring groove
sealing device
water jacket
cylinder block
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6455590U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0424645U (ja
Inventor
敬策 岩片
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP6455590U priority Critical patent/JP2524316Y2/ja
Publication of JPH0424645U publication Critical patent/JPH0424645U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2524316Y2 publication Critical patent/JP2524316Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は水冷式エンジンにおけるエンジンの水ジャケ
ットシール装置に関するものである。
(従来の技術) 従来技術による水冷式エンジンにおけるエンジンの水
ジャケットシール装置について第3図,第4図により説
明する。
図中5はシリンダブロック、11はシリンダライナであ
り、シリンダライナ11には外周に角形シールリング溝12
および0リング溝3が形成してあり、角形シールリング
溝12の底面12aはシリンダライナの内周面11aと平行にな
っている。またシリンダブロック5の周面の上下側部5
b、5cは溝の底面12aと平行になっており、上側部5bと下
側部5cを繋ぐ中間部は斜面5aにて形成されている。前記
0リング溝3には0リング6が、また角形シールリング
溝12には角形シールリング4がそれぞれ設けてあり、そ
してシリンダライナ11がシリンダブロック5に矢印の方
向に挿入されて組立てられるとき、角形シールリング4
はシリンダブロック5の斜面5aにより上方向に力を受け
て角形シールリング4の上端部はシールリング溝12の上
部面12bに圧接される構造が知られている(例えば、実
公昭55−40355号公報参照)。
(考案が解決しようとする課題) エンジン運転中のシリンダライナは燃焼圧力やピスト
ンの運動によって振動し、シリンダブロック5とシリン
ダライナ11間に挟まれた角形シールリング4はこの振動
を吸収するが第3図に示す如くシリンダブロック5の角
形シールリング4の当たり面5aは、角形シールリング4
を圧縮して装着するために傾斜させてあり、第4図に示
す如く角形シールリング4はこの傾斜による楔効果によ
り矢印に示すように上方に押し出され、リンダブロック
5とシリンダライナ11の上部の隙間よりA部にて示す如
く食出し、この食出しが進行して食出し部が徐々に切断
が継続され、遂に冷却水漏れを生ずるという問題があ
る。
(課題を解決するための手段) 上記の問題を解決するために、水冷式エンジンのシリ
ンダブロックとシリンダライナ間に形成される水ジャケ
ットの冷却水シール装置において、シリンダライナに形
成したシールリング溝の底面をシリンダライナの内周面
と略平行にすると共に、前記シールリング溝の上部側面
を、該シールリング溝の底面に対して鋭角に傾斜させ、
かつ、シリンダブロックの該シールリング対向部のライ
ナ挿入口側が口拡がりになった斜面を形成し、前記シー
ルリング溝に設けた角形シールリングを、シリンダブロ
ックに形成した斜面で押し上げて角形シールリングの上
端部を前記傾斜させたシールリング溝の上面に圧接させ
る。
(作用) 上記の如く構成したので、第1図に示す如くシリンダ
ブロックの角形シールリング当り面の傾斜による楔効果
により上方に食出そうとするシールリングの力は、シー
ルリング溝上側面の斜面に沿って働き、シリンダブロッ
クとシリンダライナの隙間より食出そうとすシールリン
グを阻止する。
(実施例) 本考案より成る水冷式エンジンにおける水ジャケット
シール装置について第1図,第2図により説明する。
図においてシリンダブロック5、シリンダライナ1で
あり、この両者により水ジャケット7が形成されてい
る。シリンダライナ1には外周に角形シールリング溝2
および0リング溝3が形成しており、角形シールリング
溝2の底面2aはシリンダライナ1の内周面1aと平行にな
っている。またシリンダライナ下方に位置する側面2c
は、シリンダライナ1の内周面1aに直角な面により形成
されており、又、一方前記シールリング溝2の上方に位
置する側面2bは、シールリング溝2の外端部より下方側
面2cとの平行面に対し上方にθなる鋭角で傾斜面を形成
している。そしてシリンダライナ1がシリンダブロック
5に矢印の方向に挿入されて組立てられるとき、第2図
に示す如く角形シールリング4はシリンダブロック5の
斜面5aにより上方向に矢印の方向に力が作用し角形シー
ルリング4の上端部はシールリング溝2の上端部2bに圧
接すると共に、角形シールリング溝2の側面2bの傾斜面
による楔効果により、角形シールリング4のA部が上方
に食出すことがない。
(考案の効果) 上記の如き構成により、エンジンの運転中のピストン
の運動や燃焼圧力の振動等による角形シールリングの食
出しによる破損を防止することができて、信頼性の高い
エンジンの水ジャケットシール装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるエンジンの水ジャケットシール装
置の部分断面図、第2図は本考案の作用を示す部分断面
図、第3図は従来の技術による水ジャケットシール装置
の部分断面図、第4図は従来技術の作用を示す部分断面
図である。 1……シリンダライナ 2……シールリング溝 3……Oリング溝 4……角形シールリング 5……シリンダブロック 6……0リング 7……水ジャケット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水冷式エンジンのシリンダブロックとシリ
    ンダライナ間に形成される水ジャケットの冷却水シール
    装置において、シリンダライナに形成したシールリング
    溝の底面をシリンダライナの内周面と略平行にすると共
    に、前記シールリング溝の上部側面を、該シールリング
    溝の底面に対して鋭角に傾斜させ、かつ、シリンダブロ
    ックの該シールリング対向部のライナ挿入口側が口拡が
    りになった斜面を形成し、前記シールリング溝に設けた
    角形シールリングを、シリンダブロックに形成した斜面
    で押し上げて角形シールリングの上端部を前記傾斜させ
    たシールリング溝の上面に圧接させたことを特徴とする
    エンジンの水ジャケットシール装置。
JP6455590U 1990-06-18 1990-06-18 エンジンの水ジャケットシール装置 Expired - Fee Related JP2524316Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6455590U JP2524316Y2 (ja) 1990-06-18 1990-06-18 エンジンの水ジャケットシール装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6455590U JP2524316Y2 (ja) 1990-06-18 1990-06-18 エンジンの水ジャケットシール装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0424645U JPH0424645U (ja) 1992-02-27
JP2524316Y2 true JP2524316Y2 (ja) 1997-01-29

Family

ID=31595608

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6455590U Expired - Fee Related JP2524316Y2 (ja) 1990-06-18 1990-06-18 エンジンの水ジャケットシール装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2524316Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4106156A4 (en) * 2020-02-12 2023-09-20 Jatco Ltd. DEVICE

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0424645U (ja) 1992-02-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS59126158U (ja) 往復動内燃機関用ピストン
JP2524316Y2 (ja) エンジンの水ジャケットシール装置
JPS6029659Y2 (ja) カバ−類の取付装置
JPH0353006Y2 (ja)
JP2503185Y2 (ja) シリンダヘッドガスケット
JPH0614123Y2 (ja) ガスケット
JP2595733Y2 (ja) 3部材間の接合面密封構造
JPH0332763Y2 (ja)
JPH075241Y2 (ja) ロッカカバーの封止構造
JPS6014054Y2 (ja) パツキング
JP2520812Y2 (ja) エンジンの水ジャケットシ−ル装置
KR200316267Y1 (ko) 에어 클리너 일체형 로커 커버 고정 구조
JPH0139876Y2 (ja)
JPH051601Y2 (ja)
JPS62168223U (ja)
JP2006112597A (ja) パッキン
JPS5817164Y2 (ja) パツキング
JPS59141109U (ja) 水冷却形排気弁座のシ−ル装置
JPH0754693Y2 (ja) ロッカーカバーガスケット
JPH0687649U (ja) ロッカカバーのシーリング構造
JPH0139877Y2 (ja)
JPH0532696Y2 (ja)
JPS6332357Y2 (ja)
JPS6123713Y2 (ja)
JPH0259246U (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees