JPS589020Y2 - シ−ルリング - Google Patents

シ−ルリング

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Publication number
JPS589020Y2
JPS589020Y2 JP1976049581U JP4958176U JPS589020Y2 JP S589020 Y2 JPS589020 Y2 JP S589020Y2 JP 1976049581 U JP1976049581 U JP 1976049581U JP 4958176 U JP4958176 U JP 4958176U JP S589020 Y2 JPS589020 Y2 JP S589020Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
rings
seal ring
seal
tension
Prior art date
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Expired
Application number
JP1976049581U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS52140410U (ja
Inventor
柘植和夫
Original Assignee
トキコ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by トキコ株式会社 filed Critical トキコ株式会社
Priority to JP1976049581U priority Critical patent/JPS589020Y2/ja
Publication of JPS52140410U publication Critical patent/JPS52140410U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は例えば無給油式圧縮機のピストンに装着使用さ
れて好適なシールリングに関する。
一般に無給油式圧縮機等においてはシールリングとして
自己潤滑性を有する合成樹脂製リングまたはカーボン製
リングが用いられているが、これらのリングにあっては
シリンダ内におけるピストンの摺動時の摩耗量が給油式
圧縮機に用いられる鋳鉄製リングなどに比し、多いこと
が知られている。
このリングの摩耗は上下の外周面に著しく見られ、シー
ルリングがシリンダ壁に片当りしていることを示してい
る。
この片当りによってシリンダ壁とリング列局面との密着
性が低下し、シールリングによって圧縮気体の洩れを確
実に防止することができなかった。
また上下の外周面の摩耗がある程度進んでも円孤状に摩
耗が生ずるためシリンダ壁と面接触して確実に圧縮気体
の洩れを防止できるものでもなかった。
本考案は上述の欠点を解消すべくなされたものであって
、薄肉リングを複数枚重ね合わせ、リング集合体を形成
し、該リング集合体の内周面にテンションリングを取り
付はシールリングを構威し。
それぞれの薄肉リングが独立してシールを保つようにし
たシールリングを提供することを目的とする。
以下本考案の一実施例を図面に基づき詳述する。
第1図は本考案に係るシールリングの構成要素となるリ
ング1を示すものであって、該リング1は自己潤滑性を
有する樹脂またはカーボン、例えば4フツ化エチレン樹
脂から薄肉環状に形成され、該リング1には熱膨張およ
びピストンへの装着時のため合い口2が設けられている
とともに該合い口2の位置からリング円中心に90度ず
れた位置に矩形縦溝3が設けられている。
該矩形縦溝3はリンク1の内周面に設けられており、リ
ング1の上面から下面に至っている。
なお該リング1は薄肉状の板材から打抜加工によって容
易に製作できる。
次に第2図によって本考案に係るリング集合体4につい
て説明すると、第1図に示したリング1の複数枚を(本
実施例にあっては8枚)それぞれの縦溝3,3・・・の
位置を一致させるように配列させて該縦溝3,3・・・
を連通させるとともに、合い口2,2・・・が交互に同
位置にくるように、即ち相隣るリング1,10合い口2
,2が一致しないように、リング1,1を前記縦溝3,
3・・・を中心に180度回紙回転て重ね合わせリング
集合体4を形成する。
さらに第3図に示すようにこのように重ね合わせたリン
グ1,1・・・、即ちリング集合体4内周面に、該リン
グ1,1・・・と同程度の幅を有し、一端に突起5を形
成したテンションリング6をリング1,1・・・の縦溝
3,3・・・に前記突起5を挿入させて取り付け、シー
ルリング7が形成される。
なお、突起5はテンションリング6の一端を折り曲げる
ことによって簡単に形成できるものであるが、突起5は
これに限定されるものではなく、テンションリング6の
中間位置に他部材を固着させて突起を形成してもよく、
またテンションリングと一体にブレス打抜等によって突
起を形成してもよいものである。
次に第4図に基づいて以上構成されるシールリング7を
圧縮機のピストンに装着したときの作用を説明する。
該シールリングIはピストン8のリング溝9に装着され
、該ピストン8がシリンダ10内に挿入される。
なおシールリング70幅とリング溝90幅との関係につ
いて述べると、シールリング7が熱によって膨張しても
わずかにシールリング7とリング溝9との間に隙間が生
ずるように両者の幅を設定すればよいものである。
ピストン8をクランク軸(図示せず)の回転によって連
接棒11を介してシリンダ10内ツ往復動させると、ピ
ストン8の上方の室12で気体が間欠的に圧縮される。
室12で圧縮された気体団仕出弁13を介して室12よ
シ吐出督柘が、この際シールリング7がテンションリン
グ6のばね力とテンションリング6の背面に作用する背
圧によってシリンダ1o壁に密着し、前記気体のクラン
ク室側へ洩れが防止菌柘。
この詳細にw江説明すると、ピストン8が第4図におい
て上方へ移動する際、即ち室12において気体を圧縮す
る場合にはシールリング7は第5図に示したように外周
部がシリンダ10壁に沿って少しずつ下側へ撓み、それ
ぞれのリング1,1・・・のシリンダ壁への密着によっ
て圧縮気体の洩れを防止スル。
シールリング7の摩耗が進んできたとしても、おのおの
のリング1が従来のリングのように厚肉でないため、テ
ンションリング6のばね力とテンションリング6の背面
に作用する背圧によって確実にシリンダ10壁に密着し
圧縮気体の洩れを防止するものである。
また合い口2.2・・・にょって気体の圧縮時に発生す
る熱およびピストン8の摺動時に発生する熱によるリン
グ1,1・・・の膨張が補償され、この合い口2,2・
・・の部分の隙間から圧縮気体が洩れようとするが、こ
れはリング1.1・・・の内周面に取り付けられたテン
ションリング6によって防止される。
さらにリング1,1・・・には上述したように該リング
1,1・・・の縦溝3゜3・・・にテンションリング6
の突起5が挿入されているのでそれぞれのリング1,1
・・・が相対回転せず、合い口2,2・・・が一致する
ことがないから圧縮気体の洩れが生じない。
この場合テンションリング6の一端を折り曲げた突起5
を用いると、この突起の部分に最も外側へばね力が働き
、確実にリング1,1・・・の相対回転を防止する。
なお以上説明した実施例にあっては合い口を180度ず
つずらせて重ね合わせるものとして述べたが必ずしもこ
のようにする必要もないが、実施例の如くにすれば同一
形状のリングで最も合い口の位置を離してシールリング
が構成でき、合い口の部分のシールをより確実に行ない
得る。
本考案は以上説明した通りであるから下記の効果を有す
る。
(1)薄肉リングを重ね合わせてシールリングを構成し
、各リングが独立してシリンダ壁との密着を保って圧縮
気体の洩れを防止するようにしたので、従来のシールリ
ングに比しきわめてシール性を向上できる。
(2)同一寸法、同一形状のリングを用いて、任意の幅
のシールリングを得ることができる。
即ち必要なシール長さを任意に構成できる。
(3)段付合い口など用いる必要がなく、リングを打抜
加工等によってきわめて容易に製造でき、またテンショ
ンリングも突起を形成させるだけなので製造が容易であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図イはシールリングの構成要素の一実施例を示す正
面図、口はイの側面図、第2図はリング集合体の側面図
、第3図イは本考案に係るシールリングの一実施例を示
す正面図、口はイの側面図、第4図は第3図のシールリ
ングを圧縮機に適用した部分断面図、第5図はシールリ
ングの作動時の要部断面図である。 1・・・・・・リング、2・・・・・・合い口、3・・
・・・・縦溝、4・・・・・・リング集合体、5・・・
・・・突起、6・曲・テンションリング−7・・・・・
・シールリンク、8・川・・ピストン、9・・・・・・
リング1110・・・・・・シリンダ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合い口を形成するとともに該合い口と異なる位置におい
    て内周面に縦溝を設けた自己潤滑性のある複数枚の薄肉
    リングを有し、該各薄肉リングのすべての縦溝の位置を
    一致させるよう配列するとともに相隣る薄肉リングの合
    い口が一致しないように重ね合せることによってリング
    集合体を形成し、該リング集合体の内周面には前記のよ
    うに配夕1ルた縦溝に挿入するための突起を有するテン
    ションリングを取り付けたことを特徴とするシールリン
    グ。
JP1976049581U 1976-04-20 1976-04-20 シ−ルリング Expired JPS589020Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1976049581U JPS589020Y2 (ja) 1976-04-20 1976-04-20 シ−ルリング

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JP1976049581U JPS589020Y2 (ja) 1976-04-20 1976-04-20 シ−ルリング

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS52140410U JPS52140410U (ja) 1977-10-25
JPS589020Y2 true JPS589020Y2 (ja) 1983-02-18

Family

ID=28508762

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1976049581U Expired JPS589020Y2 (ja) 1976-04-20 1976-04-20 シ−ルリング

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Families Citing this family (3)

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JPS6117486U (ja) * 1984-07-09 1986-01-31 石川島播磨重工業株式会社 圧縮機のピストンリング
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JPS4972736A (ja) * 1972-11-15 1974-07-13

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JPS5627420Y2 (ja) * 1975-06-16 1981-06-30

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JPS4972736A (ja) * 1972-11-15 1974-07-13

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JPS52140410U (ja) 1977-10-25

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