JPS6396117A - 頭髪化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は頭髪化粧科に関し、更に詳しくはツボクサ抽出
物を配合してなるふけ防止頭髪化粧料に関する。

［従来の技術］ 一般に、ふけは皮脂腺の分泌物、汗腺の分泌物、表皮層
の剥離物等からなり、通常は皮脂腺等の分泌昂進により
発生するが、皮膚に細菌や酵母が感染すると、ふけの発
生は病的に助長されると言われている。このため、従来
から抗菌剤を添加した頭髪化粧料がふけ防止のために使
用されてぎな。例えば、従来からジンクピリチオン・ト
リクロサン等の抗菌剤がふけ防止用薬剤として用いられ
てきたが、これは前述の細菌や酵母の生育を抑制したり
あるいは完全に死滅きせるために用いられているもので
ある。しかし、これらの抗菌剤のふけ防止効果は未だ満
足できるものではなかった。またこれ等の抗菌剤の中に
は安全性に問題がある物もあり、多量に使用することは
できるだけ避けることが好ましいと考えられている。

更に、例えば、ジンクピリチオンは０．３重量％以上、
また同様にふけ防止用殺菌剤である七ツキチオールは０
．３重量％以上、トリクロサンは０．１重量％以上から
ふけ防止効果が認められるとされているが、しかしこれ
等を多量に配合した頭髪化粧料は上記の安全性に問題が
発生するのみならず、分散系あるいは溶解系での安定性
に問題を派生することが、しばしば起こることから、こ
の種の物質の大量の使用はできるだけ避けるに越したこ
とはない。

［発明が解決しようとする問題点］ 本発明者らは、このような実情に鑑み、ふけ防止効果に
優れ、安定性、安全性の面からも満足できる物質を得る
べく鋭意研究を重ねた結果、ツボクサ抽出物を配合する
と、ふけ防止に対して極めて有用であり、更に安全性、
安定性についても改善できることを見出し、本発明を完
成するに至った。

〔問題点を解決するための手段〕

すなわち、本発明は、ツボクサ抽出物を配合してなる頭
髪化粧料である。

次に本発明の構成について詳述する。

本発明に用いられるツボクサ抽出物は、例えば以下の方
法で得られる。

ツボクサの葉を、溶媒例えばメタノールやエタノールの
ような低級アルコール、含水低級アルコールあるいは１
，３−ブチレングリコール、プロピレングリコールま−
たは含水多価アルコール等と共に加熱還流し、濾過して
得られる抽出液を濃縮して得られろ。本発明においては
、この得られた抽出物を、頭髪化粧料に配合することに
より優れた効果を付与できるが、この抽出物をざらにブ
タノールと水で分配しブタノール層に抽出されてきたも
のを５ｉ０２カラムにて分画して得られるアジアティコ
サイドまたけマデカソサイドを配合したものが、最も好
ましい。

本発明に用いられるツボクサ抽出物の頭髪化粧料への配
合量は、頭髪化粧料全量中乾燥固形分として０．０００
１〜５．０重量％である。更にアジアティコサイドある
いはマデカソサイドは０．００００５〜２．５重量％で
ある。上記の濃度以下ではその効果が乏しくなる傾向が
あり、逆に上記の濃度を越えて配合しても効果の大きな
増大は望むことは出来ない。

本発明の頭髪化粧料には、上記した必須成分の他、一般
の頭髪化粧料に配合される通常の成分、例えば油分、紫
外線吸収剤、界面活性剤、防腐剤、保°湿剤、香料、水
、アルコール、増粘剤、色材等を必要に応じて適宜配合
することができる。

本発明に於ける頭髪化粧料とは、頭皮ないし頭髪に使用
するものを広く指し、例えば、ヘアシャンプー、ヘアリ
ンス、ヘアトニック、ヘアリキッド、頭皮用の乳液、ヘ
アクリーム、ヘアスプレー等をいう。

［実施例］ 次に実験例及び実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明
する。本発明はこれにより限定きれるものではもちろん
ない。配合量は重量％である。

実験例 ツボクサ抽出（エタノール）物０．０００９重景％を、
重量シャンプーに配合してふけ抑制効果を測定した。

精製水７９．９’）９１ｇに、ラウリル硫酸トリエタノ
ールアミン１５ｇ１ヤシ油脂肪酸ジエタノールアマイド
５ｇ１１α−２５−ジヒドロキシコレカルシフェロール
Ｏ，０００９ｇ及び香料・色素を適量、順次添加し加熱
後冷却してヘアシャンプーを得た。

（ふけ防止効果測定法） 対象者として２８〜４２才で、ふけの比較的多い男性７
名を選びテストを行った。

試験開始前にツボクサ抽出物の無添加のシャンプーで洗
髪し、洗髪後、２日間に累積したふけを採取し、採取し
たふけ中の蛋白質量を測定した（コントロール期）。

次いで、ツボクサ抽出（エタノール°）物を添加したシ
ャンプーを１ケ月間使用させ、その間、コントロール期
と同様にふけを採取し蛋白質量を測定した（試料期）。

コントロール期の１ケ月間の平均ふけ蛋白質量と試料期
の後半２週間の平均ふけ蛋白質量とを比較し、ふけの減
少率が ５０％以上であった場合・・・・・・・Ａ３０％以上、
５０％未満の場合・・・・・８２０％以上、３０％未満
の場合・・・・・０２０％未満の場合・・・・・・・・
・・Ｄとランク付けをした。

この結果を第１表に示した。

この結果、ツボクサ抽出（エタノール）物を配合したも
のは優れたふけ防止効果を有することが認められた。

第１表 以下に本発明の実施例を示す。

実施例１ 次の配合組成よりなるヘアシャンプーを調製した。製造
法は実験例に準じる。

ラウリルサルフェート・Ｎ　ａ　　　　　　　　５．０
ラウリルサルフエート トリエタノールアミン　　　　　　５．０ラウリルジメ
チルアミノ酢酸ベタイン　　　６．０エチレングリコー
ル脂肪酸エステル　　　　２．０ポリエチレングリコー
ル　　　　　　　　　５．０ツボクサ抽出（エタノール
）物　　　　０．０００３香料　　　　　　　　　　　
　　　　　　　０．３水　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　残余実施例２ 次の配合組成よりなるヘアシャンプーを調製した。製造
法は実験例に準じた。

ラウロイルメチルタウリン・Ｎ　ａ　　　　　　１０．
０ラウリン酸ジエタノールアミノ酢酸ベタイン８．０ラ
ウリン西勺ジェタノールアミド　　　　　　　４．０エ
チレングリコール脂肪酸エステル　　　　１．５ポリエ
チレングリコール　　　　　　　　　　５．０アジアテ
イコサイド　　　　　　　　　　０．００００５香料　
　　　　　　　　　　　　　　　　　０．３水　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　残余実施例３ 次の配合組成よりなるヘアシャンプーを調製した。製造
法は実験例に準じた。

ココイルメチルタウリン・Ｎ　ａ　　　　　　　１０．
０アルキル（Ｃ１ｌ）イミダゾリニウム ベタイン型両性イオン活性剤　　　６．０ヤシ油脂肪酸
ジエタノールアミド　　　　　４．０ポリオキシエチレ
ンポリオキシ ブロビレンブロックボリマ−５，０ マチ゛カツサイド　　　　　　　　　　　　０．０００
１香料　　　　　　　　　　　　　　　　　　０．３水
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　残余実施例４ 次の配合組成よりなるヘアリンスを調製した。

製造法は常法によ−）た。

ジプロピレングリコール　　　　　　　　　４．０ステ
アリルトリメチル アンモニウムクロライド　　２．０ ステアリルアルコール　　　　　　　　　　１．０ポリ
オキシエチレン（６０モル付加） 硬化ヒマシ油　　　　０．５ グリセリンステアリン酸エステル　　　　　０．５ツボ
クサ抽出 （含水エタノール　１：１）物　　　０．００２水　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　残余実施例５ 次の配合組成よりなるヘアトニックを調整した。製造法
は常法によった。

エチルアルコール　　　　　　　　　　　　５５．０ポ
リオキシエチレン　　　　　　　　　　　　２．０アジ
アテイコサイド　　　　　　　　　　　０．０５マデカ
ソザイト　　　　　　　　　　　　　　０．０５グリセ
リン　　　　　　　　　　　　　　　５．０香料　　　
　　　　　　　　　　　　　　　適量水　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　残余実施例６ 次の配合組成よりなるヘアリキッドを調整した。製造法
は常法よった。

エチルアルコール　　　　　　　　　　　　５２．５ポ
リオキシプロピレンブチルアルコール　　２０．０スク
ワレン　　　　　　　　　　　　　　　　２．０マデカ
ソサイド　　　　　　　　　　　　　０．０１香料　　
　　　　　　　　　　　　　　　　適量色素　　　　　
　　　　　　　　　　　　　適量水　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　残余実施例７ 次の配合組成よりなる頭皮用乳液を調整した。

製造法は常法によった。

プロピレングリコール　　　　　　　　　　　５．０ト
リエタノールアミン　　　　　　　　　　　１．０ステ
アリン酸　　　　　　　　　　　　　　２．０セチル−
アルコール　　　　　　　　　　　　１．５ワセリン　
　　　　　　　　　　　　　　　　３．０流動パラフイ
ン　　　　　　　　　　　　　１２．０ポリオキシエチ
レンモノ オレイン酸エステル　　　　２．０ ツボクサ抽出 （１，３ブチレングリコール）物　　　１．０香料　　
　　　　　　　　　　　　　　　適量水　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　残余実施例８ 次の配合組成よりなるヘアクリームを調整した。製造法
は常法によった。

ステアリルアルコール　　　　　　　　　　７．０オク
チルドデカノール　　　　　　　　　　　６．０ポリオ
キシエチレンセチルエーテル　　　　３．０ステアリン
酸　　　　　　　　　　　　　　　２．０アジアテイコ
サイド　　　　　　　　　　　　２．５プロピレングリ
コール　　　　　　　　　　　５．０香料　　　　　　
　　　　　　　　　　　　適量水　　　　　　　　　　
　　　　　　　　残余実施例９ 次の配合組成より頭髪用乳液を調整した。製造法は常法
によった。

ポリエチレングリコール１５００　　　　　　３．５ト
リエタノールアミン　　　　　　　　　　　１．０ステ
アリン酸　　　　　　　　　　　　　　２．５セチルア
ルコール　　　　　　　　　　　　１・５ワセリン　　
　　　　　　　　　　　　　　　５．０スクワラン　　
　　　　　　　　　　　　　　１０．０ポリオキシエチ
レンモノ オレイン酸エステル　　　　２．０ マチ゛カツサイド　　　　　　　　　　　　　　２．５
香料　　　　　　　　　　　　　　　　　　適量水　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　残余実施例１〜９
で得られた頭髪化粧料は、ふけ防止効果、安定性、安全
性に優れていた。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ツボクサ抽出物を配合することを特徴とする頭髪化粧料
   。