JPS6394846A - 枚葉紙輪転印刷機用の締付けグリッパ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、グリッパ軸に固定された締付は部材から成る
枚葉紙輪転印刷機用の締付けグリツパであって、前記締
付は部材に、フック状のグリッパフィンガが下方端部で
以て連結されており、かつグリッパフィンガのグリッパ
先端がグリッパ接触部に対して垂直な円筒状壁における
ガイド内で運動可能である形式のものに関する。

従来の技術 前述の形式の締付けグリツパはドイツ連邦共和国特許第
４８８９４９号明細書により公知である。

この公知の締付けグリツパの欠点は、フック状のグリッ
パフィンガが、円筒状壁とガイド条片との間に単にルー
ズに、すなわち遊びを有してガイドされていることであ
る。印刷機の運転速度が高速である場合には、グリッパ
開放のための時間は１０００分の数秒しかなく、かつ印
刷機を振動させ、従って汚い印刷を導くような衝撃的な
負荷が生じる。このようなグリッパにおいて、グリッパ
軸の振動は枚葉紙走行方向に対して垂直にも、水平にも
作用し、従って枚葉紙の正しく見当合わせされた引渡し
は不可能である。

ドイツ民主共和国特許第６６６３４号明細書により公知
である締付けグリツパにおいては、一体のグリッパレバ
ーがグリッパ軸に支持されていて、かつグリッパレバー
のプレロートカ２つの圧縮ばねによって調節されるよう
になっている。このような公知の締付けグリツパは、支
承力のできる限り完全な補償を得ようとする場合に、グ
リッパレバーは所定の静的な位置を失う。印刷機運転速
度が極めて高速である場合に、印刷機にもたらされるた
とえば妨害振動により十分な必定めがもはや不可能にな
る。さらに別の欠点としては、保持過程を導入するため
の振動部材の比較的大きな回転半径及び質量がある。

ドイツ連邦共和国特許出願公開第１９０８１８１号明細
書から公知であるグリッパの場合には、グリッパフィン
ガヒンジの軸がグリッパ軸に対して平行な回転ヒンジに
旋回可能に支承されており、しかもグリッパフィンガヒ
ンジの軸は、グリッパ先端のための支持面がグリッパ軸
の軸線と接続する直線の、グリッパ先端から離れる方の
延長上に位置している。さらに、グリッパ先端から接触
部に及ぼされる力は、さらに枚葉紙走行方向の成分を有
している。このことによって枚葉紙が移動する危険があ
り、さらにグリッパ軸軸線を中心にした円形運動によっ
て一般的なグリッパが改良される場合にも、高いプレロ
ードにおいてグリッパ軸がねじれる危険がある。

ドイツ民主共和国特許第６７９９２号明細書により公知
であるグリッパは、締付は部材によって定置の軸線を有
する旋回可能なグリッパ軸に支承されており、かつグリ
ッパ舌片は、第１の運動段階でグリッパ軸軸線を中心に
しだ円運動を、かつ第２の運動段階でグリッパ接触部に
関してほぼ垂直な運動をするようになっている。

しかしこのようなグリッパ装置は、動力的に作動する平
行な板ばね装置及びグリッパ舌片と協働し、このグリッ
パ舌片は、隆起せずには大きな閉鎖力に耐えることがで
きない。それ故に、このグリッパは極めて高い閉鎖力に
は完全に適していない。

制御されるグリッパ軸によって垂直に閉鎖するグリッパ
は、ドイツ連邦共和国特許 第２０３［１０４０号明細書により公知である。

この公知のグリッパの欠点は、制御カムにおけるガイド
によって制御レバーの回動点に対して相対的にグリッパ
軸を動力的に制御することである。付加的な制御部材に
よって、大きな回転半径を有する振動する機構の慣性が
増加し、かつこのことによって印刷機の能率が低下する
。

さらにドイツ連邦共和国特許出願公開 第３１３０６８９号明細書により、軟かいグリッパ接触
に関連して、平らなグリッパ走路を形成されかつ運動最
終段階で垂直に閉鎖するグリッパフィンガが、該グリッ
パフィンが内に配置されかつ枚葉紙グリッパストッパに
抗して作用するばね弾性的なストッパねじを備えている
ことが公知である。さらに、互いにばね弾性的に連結さ
れたホルダを調節するために別の調節ねじが必要であり
、この調節ねじによってグリッパフインガけグリツパ軸
に配設されている。このような公知のグリッパの欠点は
、グリッパフィンガが軟かいグリッパ接触部に配設され
なければならないことであり、さらに、枚葉紙を見当合
わせして引渡すために２つの調節ねじにおいてやっかい
な調節が必要であることである。

印刷機が高速回転である場合に、閉鎖過程は順調に導入
されない。

特許出願第３５２９６３９．９−２７号明細書により公
知であるばね弾性的な締付けグリツパは、第２の運動段
階で、軟かいグリッパ接触部の存在とは無関係に垂直な
閉鎖運動を行なう。

しかし最終運動段階の開始が、グリッパ接触条片の保持
面に対してグリッパ先端を微調整することによって調節
されなければならない。さらに、グリッパの開放及び閉
鎖運動時に衝撃的な運動経過を避けるために、２つのば
ねのばね力が互いに正確に規定されていなければならな
い。

発明の課題 本発明の課題は、公知のグリッパの欠点を排除して、遊
びなしに回動する運動段階から、フック状のグリッパフ
ィンガのグリッパ接触部に対して垂直な遊びなしの運動
段階への継ぎ目のない移行が可能になるように、前述の
形式の締付けグリツパを形成することである。

課題を解決するだめの手段 前述の課題を解決するために講じた手段は、グリッパフ
ィンガの両端部に、それぞれ１つの支持ローラが配置さ
れており、両支持ローラが、締付は部材に支持されたば
ねを介してグリッパ接触条片におけるカムに圧着される
ようになっており、さらにグリッパ接触条片が、開放さ
れたグリッパフィンガのローラ支持のためのカム部分を
有しており、このカム部分が、グリッパ接触条片の保持
面に対して垂直な直線ガイドに移行していることである
。

発明の効果 本発明によって得られる利点は、グリッパ軸の振動が垂
直にも水平にも作用せず、しかもグリッパ接触部の保持
面を弾性的な材料から形成する必要もなく、かつばねの
微調整も無用であることである。フック状のグリッパフ
ィンガが、グリッパ先端を移動させることなしに、第１
の運動段階から最終の運動段階への継ぎ目のない遊びな
しの移行部を有している。このような締付けグリツパは
特に、紙の滑り作用により公知の締付けグリツパのよう
に早期に摩耗してしまうことのない、たとえば炭化チタ
ンのような硬質構造を有する材料から成るグリッパ先端
と枚葉紙グリッパ接触部との間に大きな保持力を得るた
めに適している。

実施例 第１図には、フック状のグリッパフィンガ２の線運動が
全ての運動段階で概略的に示されている。フック状のグ
リッパフィンが２は、その下方端部が締付は部材１内に
連行ビン６によって連結されており、かつフック状のグ
リッパフィンガ２の上方端部に配置された圧縮ばね７に
よって支持ローラ５，１０を介してグリッパ接触条片４
に圧着される。しかも圧縮ばねＴは、グリッパ接触条片
への、グリッパ接触力の機能も、支持ローラ５，１０の
圧着力の機能も引受ける。支持ローラ１０けグリツパ接
触条片４における傾斜するカム部分１２に支持され、こ
のカム部分は継ぎ目なしに、グリッパ接触条片４の保持
面に対して垂直な直線がイド１１に移行する。グリッパ
閉鎖時において静止範囲に、両方の支持ローラ５，１０
は遊びなしに直線ガイド１１に支持され、従って、軟か
いグリッパ接触が存在するかしないかに関係なく、開放
及び閉鎖過程中にグリッパ先端の移動が排除される。

グリッパ軸３を回動する際に、フック状のグリッパフィ
ンガ２がまず、グリッパ接触条片４の保持面１３に対し
て垂直に連行ピン６によって上方へ運動する。上方の支
持ローラ１０がグリッパ接触条片４における傾斜するカ
ム部分１２に達すると、紙縁の前方に侵入もしくは離れ
ることができるようにグリッパは旋回し始める。

グリッパ軸３の転回点を過ぎると同じ作用が、枚葉紙走
行方向での振動な生ぜしめずにグリツパの閉鎖まで経過
する。グリッパ接触条片４の保持面１３に対するグリッ
パ先端９の微調整、たとえば枚葉紙縁又は枚葉紙厚さに
おける種々のグリッパ面における微調整は必要でない。

第２図及び第６図に示された締付けグリツパは付加的な
ばね８を有しており、このばねは締付は部材１と、フッ
ク状のグリッパフィンガ２の下方端部との間に配置され
ており、かつばねの作用線は、グリッパ軸３、連行ピン
６及びフック状のグリッパフィンガの下方端部における
支持ローラ５の中心点を通って延びる直線上に位置する
。第２のはね８によって、連行ピン６への支承力の影響
が補償される。しかし、締付けグリツパの機能のために
はそれ程必要でない。

枚葉紙走行方向に対して垂直方向でのみなお振動が生じ
るので、締付けグリツパは特に、極めて硬い構造を有す
る材料から成る枚葉紙グリッパ接触条片４とグリッパ先
端９とにおける対を成す保持面のために適している。こ
のような保持面は滑る紙によって摩耗されることはほと
んどないので、長い耐用寿命にわたって摩耗なしに保持
面の形状接続的な保持が行なわれる。

調節はほとんど必要ないので、締付けグリツパはさらに
手入れが容易である。フック状のグリッパフィンガ２が
、締付は部材１にばね弾性的に支承されていて、かつグ
リッパ軸にはばね弾性的に支承されておらず、かつ遊び
なしにカム制御されるので、グリッパフィンガを修理す
る傾向はほとんどない。これは、回動する部分、支持ロ
ーラ５，１０及びグリッパフィンガ２における支承個所
もしくけグリツパ接触条片４における案内面において摩
耗がほとんど生じないからである。

【図面の簡単な説明】 第１図はフック状のグリッパフィンガの開放及び閉鎖運
動を概略的に示す断面図、第２図は締付けグリツパの実
施例を示す側方断面図、第６図は第２の締付けグリツパ
の１−１線に浴った断面図である。 １・・・締付は部材、２・・・グリッパフィンガ、３・
・・グリッパ軸、４・・・グリッパ接触条片、５・・・
支持ローラ、６・・・連行ピン、７・・・圧縮ばね、８
・・・ばね、９・・・グリッパ先端、１０・・・支持ロ
ーラ、１１・・・直線ガイド、１２・・・カム部分、１
３・・・保持面 艶１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、グリツパ軸に固定された締付け部材から成る枚葉紙
   輪転印刷機用の締付けグリツパであつて、前記締付け部
   材に、フック状のグリツパフインガが下方端部で以て連
   結されており、かつグリツパフインガのグリツパ先端が
   グリツパ接触部に対して垂直な円筒状壁におけるガイド
   内で運動可能である形式のものにおいて、前記グリツパ
   フインガ（２）の両端部に、それぞれ１つの支持ローラ
   （５、１０）が配置されており、両支持ローラが、締付
   け部材（１）に支持されたばね（７）を介してグリツパ
   接触条片（４）におけるカムに圧着されるようになつて
   おり、さらにグリツパ接触条片が、開放されたグリツパ
   フインガのローラ支持のためのカム部分（１２）を有し
   ており、このカム部分が、グリツパ接触条片（４）の保
   持面（１３）に対して垂直な直線ガイド （１１）に移行していることを特徴とする枚葉紙輪転印
   刷機用の締付けグリツパ。 ２、ばね（７）のばね力作用線が、グリツパ接触条片（
   ４）の傾斜するカム部分（１２）に対してほぼ平行に延
   びており、かつばね（７）のプレロードが調節可能であ
   る特許請求の範囲第１項記載の締付けグリツパ。 ３、締付け部材（１）とグリツパフインガ（２）との間
   に第２のばね（８）が配置されており、該ばねのばね力
   作用線が、グリツパ軸（３）、連結ピン（６）及びグリ
   ツパフインガ（２）の下方端部に配置された支持ローラ
   （５）の中心点を通つて延びる直線上に延びている特許
   請求の範囲第１項記載の締付けグリツパ。