JPS639458B2 - - Google Patents

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JPS639458B2
JPS639458B2 JP58034030A JP3403083A JPS639458B2 JP S639458 B2 JPS639458 B2 JP S639458B2 JP 58034030 A JP58034030 A JP 58034030A JP 3403083 A JP3403083 A JP 3403083A JP S639458 B2 JPS639458 B2 JP S639458B2
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JP
Japan
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container
manual pump
discharge port
air supply
steam
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Application number
JP58034030A
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English (en)
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JPS59160417A (ja
Inventor
Nobuhiko Kawasaki
Koichi Ikeda
Hiroshi Aoki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Publication of JPS59160417A publication Critical patent/JPS59160417A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、容器内に水等の液体を貯蔵し、この
液体を加熱して保温する所謂ジヤーポツト等の電
気湯沸器に係り、特に一旦沸騰させた後、保温す
る沸騰型電気湯沸器に関するものである。
(従来技術) 一般に、お茶、コーヒー、紅茶等の味や香りを
引き出す為に、水道水のカルキ等による特有の味
を除去することが必要であり、又このような特有
の味を除去する手段として水道水を沸騰させるこ
とが広く知られており、ジヤーポツト等の電気湯
沸器にあつても沸騰型のものが望まれている。
現在、この種の湯沸器として沸騰型のものが
種々提案されているが、その何れにあつても、実
用化に際し沸騰時における蒸気の放出構造に苦慮
することになつていた。一般に、ジヤーポツト等
の電気湯沸器にあつては、上蓋の内部に手動ポン
プを内蔵し、手動ポンプの押圧操作により該ポン
プの吐出口及び上蓋内面の送気口を経て容器内に
空気を圧送することにより容器内の液体を外部に
注出できるように構成されており、このような構
成のままで容器内の液体を加熱沸騰させた場合、
沸騰により発生した蒸気が送気口及び吐出口を経
て手動ポンプ内に侵入してこの内部に充満し、そ
の結果、ポリエチレン樹脂或いはポリプロピレン
樹脂等の合成樹脂材料により成形され何万回とい
う伸縮に耐えることが要求される手動ポンプにあ
つて劣化を早め、寿命を短縮するという欠点を招
くものであり、このような対策に苦慮することに
なつていた。
(本発明の目的) 本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、上
蓋内部に、手動ポンプの無操作時常時送気口を介
して容器内に連通状態にある蒸気放出通路を形設
し、かつ手動ポンプの吐出口部に蒸気阻止手段を
設けることにより、沸騰時に発生した蒸気を手動
ポンプ内に通すことなく外方に放出させ、蒸気に
よる手動ポンプの劣化、寿命短縮を防止して長期
使用に耐えられるものを提供することに特徴を有
する。
(実施例) 先ず、沸騰型電気湯沸器の電気回路を第1図に
従つて説明する。1は交流電源、2は主ヒータ
ー、3は保温ヒーター、4は後記リレーコイルへ
の通電時にONとなるリレースイツチ、5は温度
ヒユーズであり、上記交流電源1の両端子間には
主ヒーター2と保温ヒーター3との並列回路を温
度ヒユーズ5を介して接続し、かつ主ヒーター2
にはリレースイツチ4を直列に接続する。上記
主・保温の両ヒーター2,3は容器内の湯水を加
熱する加熱手段を構成するものである。又、保温
ヒーター3の発熱量は主ヒーター2よりも小さ
く、例えば湯水の温度が90℃の時外部に放熱され
る熱量と釣り合うように設定し、湯水の温度を90
℃に保てるようにしてある。
6は抵抗7、ダイオード8及びコンデンサ9よ
りなる直流平滑回路で、温度ヒユーズ5を介して
交流電源1の両端子間に接続する。10は常閉型
の再沸騰スイツチで、押圧操作時のみOFFとな
る。11は湯水の沸騰を感知する感熱素子例えば
負特性サーミスタ、12は湯水の温度変化を感知
して例えば85℃以上に上昇した時にON、80℃以
下に低下した時にOFFとなるサーモスタツトの
如き熱動スイツチである。
13は直流平滑回路6に再沸騰スイツチ10を
介して接続する加熱切換制御回路で、加熱手段特
に主ヒーター2を制御する。この制御回路13に
おいて、14はSCR等のスイツチング素子、1
5はリレーコイル、16はダイオード、17は
SCR等のスイツチング素子、18,19,20
は抵抗、21は正特性サーミスタ、22はコンデ
ンサであり、上記スイツチング素子14のアノー
ド側にはリレーコイル15とダイオード16との
並列回路を接続し、又スイツチング素子17のア
ノード側に抵抗18を接続してなり、両スイツチ
ング素子14,17のアノード間にはコンデンサ
22を介挿する。さらに、スイツチング素子17
はアノード・ゲート間に抵抗18及び負特性サー
ミスタ11よりなる直列回路を、アノード・カソ
ード間に抵抗19,20及び熱動スイツチ12よ
りなる直列回路を、カソード・ゲート間に熱動ス
イツチ12及び正特性サーミスタ21よりなる直
列回路を夫々介挿し、抵抗19,20間の接続点
はスイツチング素子14のゲートに接続する。
上記正特性サーミスタ21は容器の外底部の温
度を感知するものであつて、通常使用範囲内では
余り抵抗値が変化せず、空炊き等により高温度例
えば130℃以上に上昇した時に抵抗値を急激に増
加する特性のものを使用する。又、負特性サーミ
スタ11は正特性サーミスタ21との関係により
蒸気温を感知した時にスイツチング素子17を
ONさせ、該ON状態を温度が低下しても維持で
きるような特性のものを使用する。
次に、電気湯沸器の主要部の構造を第2図に従
つて説明する。23は液体を貯蔵する容器で、下
部外周には主ヒーター2及び保温ヒーター3より
なる帯状加熱体を巻着し、又外底面には温度ヒユ
ーズ5及び正特性サーミスタ21を、外側面には
熱動スイツチ12を夫々配設する。24は容器2
3を内装する外装体、25は容器23の開口を閉
塞する中蓋、26は中蓋25の上面中央部に固定
した摘子で、中蓋25の内外を連通する空気通路
27及び給湯通路28を互に区画して形成してお
り、上記給湯通路28は下面開口端に汲上げ管2
9を、側面開口端に給湯管30を夫々連結して液
体の注出路を構成する。
31は蓋主体32とこの下面開口を閉塞する蓋
カバー33とにより外部を構成し、中蓋25の上
方を被う上蓋で、上記蓋カバー33の中央には送
気口34を形設し、この送気口34を閉塞時にお
いて中蓋25の空気通路27に連通する。35は
蓋カバー33の上面に送気口34を囲むように取
付けた分岐筒、36は蓋主体32に内設し一端を
外方に開放した放出口管、37は分岐筒35と放
出口管36間を連絡する蒸気放出管であり、分岐
筒35、放出口管36及び蒸気放出管37は後述
する手動ポンプの無操作時に送気口34及び空気
通路27を介して容器23内に連通状態にあつて
蒸気を外部に放出する為の蒸気放出通路を形成す
る。
38は例えばポリエチレン樹脂或いはポリプロ
ピレン樹脂等の合成樹脂材料よりなり、上面に吸
気口39を、下面に吐出口40を夫々形成した蛇
腹形状の手動ポンプで、上記吐出口40にはゴム
等の弾性材料よりなる吐出口体41を嵌着する。
42は手動ポンプ38の吸気口39に爪片43を
以つて接離自在に設けた弁体で、パツキン44を
有し接離動作により吸気口39を開閉する。45
は手動ポンプ38に内装したスプリングで、底壁
部と弁体42間に縮設状態にあつて手動ポンプ3
8を常時伸張方向に付勢し、又弁体42を吸気口
39の開放位置に付勢保持している。而して、こ
のような手動ポンプ38は上蓋3の内部に装備さ
れるもので、吐出口体41を含む吐出口40側部
分を分岐筒35内に上下動自在に挿設し、上下動
作により吐出口体41を蓋カバー33の送気口3
4部に接離する。46は手動ポンプ38と分岐筒
35間にあつて該ポンプ38を上方に付勢するス
プリングで、送気口34部と吐出口40部とを常
時離間状態においている。47は吐出口体41内
に一体に成形した膜状抵抗体で、例えば十字に切
込みを入れてなり、蒸気の手動ポンプ38内への
侵入を阻止する蒸気阻止手段を構成する。48は
押圧操作用の押釦で、手動ポンプ38を押え板4
9を介して圧縮すると同時に弁体42を押圧す
る。
第3図は負特性サーミスタ11の取付構造を示
す図である。負特性サーミスタ11は、第2図に
示すように蒸気放出通路の外方端近傍即ち放出口
管36内に配置され、第3図示の如く取付けられ
る。この負特性サーミスタ11は例えばゴム等の
弾性材料により被覆し、該被覆部材11aの弾性
を利用して放出口管36の透孔50に圧入するこ
とにより取付けられ、放出口管36の中央に突出
位置することによつて蒸気温を速やかに感知す
る。
(実施例の動作) 先ず、湯水を一旦沸騰させた後、所定の温度で
保温する場合について説明する。
今、容器23内に所定量の水道水を収容して電
源を投入すると、負特性サーミスタ11が高抵
抗、熱動スイツチ12がOFFの各状態にあつて、
スイツチング素子17がOFFになつている為、
スイツチング素子14に抵抗18,19,20の
抵抗比率によりゲート電流が流れ、該スイツチン
グ素子14はONしてリレーコイル15に通電
し、リレースイツチ4をON状態とする。する
と、主ヒーター2は保温ヒーター3と共に発熱し
て容器23内の水を加熱し速やかに昇温させるこ
とになり、その昇温途中において温度が85℃に達
すると、その温度を感知して熱動スイツチ12が
ON状態に切換わる。しかし、負特性サーミスタ
11は温度が低く抵抗値が高い為に、スイツチン
グ素子17のOFF状態は維持され、主ヒーター
2及び保温ヒーター3による加熱が継続される。
加熱が進むと、やがて湯水は沸騰を始め、多量
の蒸気が発生することになり、その蒸気は中蓋2
5の空気通路27から送出口34を経て分岐筒3
5に流入する。この時、手動ポンプ38が無操作
状態にあつて送気口34部分と吐出口40部とが
離間しており、しかも膜状抵抗体47の存在によ
つて、蒸気は分岐筒35から蒸気放出管37、放
出口管36を経て外方に放出され、吐出口40か
ら手動ポンプ38内に侵入することはない。一
方、放出口管36内に突出状態にある負特性サー
ミスタ11は蒸気の流れによりその蒸気温を速や
かに感知することにより、抵抗値が小さくなり、
スイツチング素子17のゲートにゲート電流が流
れて該スイツチング素子17はON状態となる。
すると、これに伴つてスイツチング素子14はゲ
ート電流が流れなくなり、OFFになつてリレー
コイル15への通電を断ちリレースイツチ4を
OFF動作する。
これにより、加熱手段は主ヒーター2及び保温
ヒーター3の加熱により加熱沸騰状態(態勢)か
ら保温ヒーター3の加熱のみによる加熱保温状態
(態勢)に切換わる。この切換わり当初、外部へ
の放熱量が保温ヒーター3の発熱量を上回る為に
湯水の温度は徐々に低下して行き、やがて90℃程
度まで低下すると放熱量と発熱量とが釣り合い、
以後同温度を保つことになる。このように、容器
23内の湯水は一旦沸騰した後、所定の温度で保
温することができる。
尚、加熱保温状態では蒸気吹出口27から蒸気
が出ない為、負特性サーミスタ11の温度が低下
し抵抗値が大きくなるが、正特性サーミスタ21
の抵抗値との関係によりゲート保持電流が流れ、
スイツチング素子17はON状態を保ち、従つて
スイツチング素子14及びリレースイツチ4の
OFF状態も維持される。
このような加熱保温状態において、湯水を取り
出す場合には押釦48により手動ポンプ38を押
圧操作する。この操作により、手動ポンプ38は
先ず弁体42により吸気口39を閉じ、次に下動
して吐出口体41を蓋カバー31に密着して吐出
口40と送気口34とを連通した後、圧縮される
ことにより、内部の空気を、膜状抵抗体47の切
込みを押し開いて送気口34から容器23内に圧
送し、容器23内の液体を汲上げ管29、給湯通
路28及び給湯管30を経て外部に注出する。
このような作業の後、冷たい水を容器23に補
給した場合には、自動的に加熱沸騰動作が再開さ
れる。冷たい水の補給により容器23内の温度が
80℃以下に下がると、熱動スイツチ12は直ちに
OFFしてスイツチング素子17をOFF状態とな
す。すると、これに伴つてスイツチング素子14
はONしてリレースイツチ4をONさせることに
より、加熱手段を主ヒーター2及び保温ヒーター
3による加熱沸騰態勢に切換え、前段で述べた動
作を実行させることにより湯水を一旦沸騰させ、
その後所定の温度で保温することになる。
又、湯水を取り出す際に再沸騰を望む場合に
は、再沸騰スイツチ10を一旦OFFにしてスイ
ツチング素子17をOFF状態とし、その後再沸
騰スイツチ10をONすれば、スイツチング素子
14がONしてリレースイツチ4もONとなり、
前段で述べたように加熱沸騰が行なわれ、所望の
熱湯を得ることができる。
尚、容器内に水がない状態で、誤つて電源を投
入した場合、負特性サーミスタ11は温度が余り
上がらす抵抗値が高いままであるが、正動性サー
ミスタ21は容器23の温度が急速に上昇し130
℃以上になると、急激に抵抗値を増加してスイツ
チング素子17にゲート電流を流すことになり、
スイツチング素子17をON状態とする。その結
果、スイツチング素子14はOFFとなつてリレ
ースイツチ4をOFFし、主ヒーター2への通電
を断つて空焼き現象を未然に防止する。
(実施例の効果) 本実施例にあつては、負特性サーミスタ11を
蒸気放出通路内に突出位置してある為、蒸気の放
出を速やかに感知して、沸騰時間を短かくするこ
とができる。又、負特性サーミスタ11は被覆部
材11aの弾性を利用して透孔50に圧入する
為、特に専用の取付け部品を必要とせず、透孔5
0における蒸気洩れもない。
さらに、負特性サーミスタ11は蒸気放出通路
の外方端近傍にあつて、蒸気がなくなれば外気に
より速やかに温度低下する為、沸騰終了後、冷た
い水の追加等により直ちに再沸騰させるような湯
合でも確実に動作させることができる。
(他の実施例) (1) 蒸気阻止手段は、切込みを有する膜状抵抗体
47に限らず、逆止弁等、要は手動ポンプ38
内への蒸気の侵入を阻止できるものであればよ
い。
(2) 負特性サーミスタ即ち感熱素子の弾性材料に
よる被覆は、モールド成型、チユーブを被せる
等、どのような方法でもよい。
その他、本発明は上記しかつ図面に示す実施例
にのみ限定されるものではなく、要旨を逸脱しな
い範囲内で適宜変形して実施し得ること勿論であ
る。
(本発明の効果) 本発明は、以上の如く構成されるものであるか
ら、容器内部と蒸気放出通路との連通若しくは非
連通状態に拘わらず、吐出口体に設けた蒸気阻止
手段によつて手動ポンプ内への蒸気の流入を防止
することができ、このため蒸気により手動ポンプ
の劣化を早め寿命を短かくするようなことがなく
なり、耐久性の面から非常に優れたものとなる
他、手動ポンプからの空気も吐出口体及び送気口
を通して充分な量を容器内に送ることができるの
で確実な注液動作を行なうことができるという顕
著な効果を奏し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明電気湯沸器の電気回路図、第2
図は同上概略構成説明図、第3図は同上感熱素子
の取付構造を示す図である。 2:主ヒーター、3:保温ヒーター、23:容
器、31:上蓋、34:送気口、35:分岐筒、
36:放出口管、37:蒸気放出管、38:手動
ポンプ、40:吐出口、47:膜状抵抗体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 液体を貯蔵する容器と、該容器内の液体を加
    熱するヒーターと、手動ポンプを内蔵する上蓋と
    を具備し、手動ポンプの押圧操作により該ポンプ
    の吐出口及び上蓋内面の送気口を経て容器内に空
    気を圧送し、該容器内の液体を注出路を経て注出
    するものにおいて、上蓋内部には手動ポンプの無
    操作時に常時送気口を介して容器内に連通状態に
    ある蒸気放出通路を形設し、又手動ポンプの吐出
    口部には上蓋内面の送気口と接離自在となし且つ
    上記ポンプ内への蒸気浸入を阻止する阻止手段を
    備えた吐出口体を設けると共に、この吐出口体を
    常時送気口より離反する方向に附勢するスプリン
    グを設け、上記手動ポンプの押圧、非押圧によつ
    て前記吐出口体を送気口に当接或いは離反させる
    ことで、前記蒸気放出通路と容器内部とを非連通
    状態若しくは連通状態に切り換えるようにした事
    を特徴としてなる電気湯沸器。
JP3403083A 1983-03-01 1983-03-01 電気湯沸器 Granted JPS59160417A (ja)

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