JPS6392639A - モ−タ類回転子バランス修正用一液型熱硬化性エポキシ樹脂組成物 - Google Patents

モ−タ類回転子バランス修正用一液型熱硬化性エポキシ樹脂組成物

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JPS6392639A
JPS6392639A JP23979286A JP23979286A JPS6392639A JP S6392639 A JPS6392639 A JP S6392639A JP 23979286 A JP23979286 A JP 23979286A JP 23979286 A JP23979286 A JP 23979286A JP S6392639 A JPS6392639 A JP S6392639A
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井辺 博光
Ichiro Akutagawa
芥川 一郎
Kunimitsu Matsuzaki
邦光 松崎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、モータ類の回転子(ローター)バランス修正
用−波型熱硬化性エポキシ松脂組成物に関する。
〔従来技術〕
モータ類、特に小型精密モータ類には、常に一定速度で
回転することのほかに5回転ムラがなく、円滑に安定し
て回転することが要求される。そのためには、モータ類
のローターが回転軸に対してダイナミックバランスのと
れた状態、すなわち回転バランスのとれた状態になって
ぃなげ滴′ばならない。この回転バランスをとるために
、従来、ペースト状ないしはパテ状の二液性エポキシ樹
脂組成物をローターのコイルエンドに貼付けて硬化させ
る方法が採用されている。
しかしながらこの用途に用いる組成物はペースト状ない
しはパテ状の非常に高粘度であることが必要であり、そ
のためこのような性状に主剤と硬化剤とを一定の比率で
計量、混合する操作が要求されるが、該操作はきわめて
煩雑で困難性を有する。
一方、ローターのコイルエンドに貼付けたバランス修正
用組成物を硬化させる場合、加熱することにより短時間
で硬化させることが望ましいが。
従来の組成物の場合、加熱硬化させると、一時的に組成
物の粘度が低下し、コイルエンドに貼付けた組成物に変
形あるいはタレを生じ、所望通りに正確に回転バランス
を修正することが困難である。
そのために常温で長時間(通常8〜24時間)放置して
硬化させているのが現状である。
〔目  的〕
本発明は、従来のバランス修正用組成物に見られる前記
欠点を克服することを目的とする。
〔構  成〕
本発明によれば、エポキシ樹脂(A)と、分子中にエポ
キシ基を少なくとも1個有するエポキシ化合物(b−i
)と分子中に3級アミノ基を有する活性水素化合物(b
−2)とを反応させて得られた反応生成物((b−1)
 + (b−2))及びlまたは前記エポキシ化合物(
b−1)と活性水素化合物(b−2)と分子中に3級ア
ミノ基又はエポキシ基を有しない少なくとも2個の活性
水素原子を有する活性水素化合物又はカルボン酸無水物
(b−3)とを反応させて得られた反応生成物((b−
x) + (b−2) + (b−3))である該エポ
キシ樹脂に対する熱硬化剤(B)と、粉末状のチクソト
ロピック性付与剤(C)と、無機質充填剤(D)とを含
有することを特徴とするモータ類回転子バランス修正用
一液型熱硬化性エボキシ樹脂組成物が提供される。
本発明の組成物で用いるエポキシ樹脂(A)は、1分子
中に2個以上のエポキシ基を有するもので、従来からよ
く知られているものを用いることができ、このようなも
のとしては、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂
、水添ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノー
ルAD型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹
脂、カルボン酸グリシジルエステル型エポキシ樹脂、フ
ェノールノボラック型エポキシ樹脂、ウレタン変性ビス
フェノールA型エポキシ樹脂等を挙げることができる。
これらのものは、単独又は混合物の形で用いることがで
きる。このエポキシ樹脂としては、常温で液状を示すも
のの使用が好ましく、常温固体状のものは、これを常温
液状エポキシ樹脂に溶解させることによって好ましく使
用することができる。
本発明で前記エポキシ樹脂に対して用いる硬化剤(B)
は熱硬化剤である。この場合、熱硬化剤とは、常温では
エポキシ樹脂に対して硬化作用を実質上爪さないが、加
熱によってはじめて硬化作用を示すものを意味する。こ
のような熱硬化剤の使用により、−成型の熱硬化性組成
物を得ることができる。
本発明で熱硬化剤成分として用いる反応生成物を得るた
めに使用する分子中にエポキシ基を少なくとも1個有す
るエポキシ化合物(b−1)の具体例どしては、例えば
、ビスフェノールA、ビスフェノールF、カテコール、
レゾルシノール等の多価フェノールや、グリセリン、ポ
リエチングリコール等の多価アルコールとエビクロヒド
リンを反応させて得られるポリグリシジルエーテル;P
−オキシ安息香酸、2−オキシナフトエ酸等のヒドロキ
シカルボン酸とエピクロルヒドリンを反応させて得られ
るグリシジルエーテルエステル;フタル酸、テレフタル
酸等のポリカルボン酸からえられるポリグリシジルエス
テル;4,4’−ジアミノジフェニルメタンやm−アミ
ノフェノール等から得られるグリシジルアミン化合物;
エポキシノボラックやエポキシ化ポリオレフィン等が挙
げられる。
本発明で熱硬化剤成分として用いる反応生成物を得るた
めに使用する三級アミノ基を有する活性水素化合物(b
−2)とは、同一分子中に三級アミノ基と活性水素を有
する化合物を意味するもので。
この場合、活性水素化合物としては、例えば、アルコー
ル化合物、フェノール化合物、イミダゾール化合物、ア
ミン化合物、カルボン酸化合物、メルカプト化合物、ヒ
ドラジド化合物、ピペラジン化合物等が挙げられる。ま
た第三級アミノ基は、鎖状化合物に含まれていてもよい
し、また複素環構成員として含まれていてもよい6次に
、前記活性水素化合物の具体例を示す。
(1)アルコール化合物 2−ジメチルアミノエタノール、1−メチル−2−ジメ
チルアミノエタノール、1−フェノキシメチル−2−ジ
メチルアミノエタノール、2−ジエチルアミノエタノー
ル、1−ブトキシメチル−2−ジメチルアミノエタノー
ル等。
(2)複素環式アルコール又は水酸基を持つ複素環化合
物 1−(2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル)−2
−メチルイミダゾール、■−(2−ヒドロキシ−3−フ
ェノキシプロピル)−2−エチル−4−メチルイミダゾ
ール、1−(2−ヒドロキシ−3−ブトキシプロピル)
−2−メチルイミダゾール、1−(2−ヒドロキシ−3
−ブトキシプロピル)−4−メチルイミダゾール、1−
(2−ヒドロキシ−3−ブトキシプロピル)−2−メチ
ルイミダゾール、1−(2−ヒドロキシ−3−フェノキ
シプロピル)−2−フェニルイミダゾリン、1−(2−
ヒドロキシ−3−ブトキシプロピル)−2−メチルイミ
ダゾリン、N、β−ヒドロキシエチルモルホリン等。
(3)フェノール化合物 2−(ジメチルアミノメチル)フェノール、2,4.6
−トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール等。
(4)イミダゾール化合物 イミダゾール、2−メチルイミダゾール、2−エチルイ
ミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール、2
−イソプロピルイミダゾール、2−ウンデシルイミダゾ
ール、2−オクタデシルイミダゾール、2−フェニルイ
ミダゾール、2−フェニル−4−メチルイミダゾール等
(5)アミン化合物 2−ジメチルアミノエチルアミン、3−ジメチルアミノ
−n−プロピルアミン、2−ジエチルアミノエチルアミ
ン、3−ジエチルアミノ−n−プロピルアミン等。
(6)カルボン酸化合物 ニコチン酸、イソニコチン酸、 N、N−ジメチルグリ
シン、N、N−ジメチルアミノ安息香酸ピコリン酸、ジ
メチルラウロイルリジン等。
(7)メルカプト化合物又はメルカプト基を持つ化合物 2−メルカプトピリジン、4−メルカプトピリジン、2
−メルカプトベンゾイミダゾール ベンゾチアゾール、2−ジメチルアミノエタンチオール
、メチマゾール等。
(8)ヒドラジド化合物 N,N−ジメチルグリシンヒドラジド、N,N−ジメチ
ルプロピオン酸ヒドラジド、ニコチン酸ヒドラジド、イ
ソニコチン酸ヒドラジド等。
(9)ピペラジン化合物 N−メチルピペラジン等。
また、本発明で前記化合物(b−t)及び(b−2)と
共に併用することのできる成分(b−3)は、カルボン
酸無水物又は分子中にエポキシ基又は三級アミノ基を有
しない2個以上の溝孔水素を有する活性水素化合物であ
るが、その具体例を次に示す。
(1)カルボン酸無水物 無水コハク酸、無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル
酸、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無
水フタル酸,メチルへキサヒドロ無水フタル酸、無水メ
チルナジック酸、無水ドデセニルコハク酸、無水ピロメ
リット酸等。
(2)2個以上の活性水素を有する化合物。
(i)多価フェノール化合物 ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノール
S,ハイドロキノン、カテコール、レゾルシノール、ピ
ロガロール、フェノールノボラック樹脂等。
(五)多価アルコール トリメチロールプロパン等。
(徂)アミン化合物 ピペラジン、アニリン、シクロヘキシルアミン等。
(m)多塩基性カルボン酸 アジピン酸、フタル酸等。
(v)ヒドラジド化合物 フェニル酢酸ヒドラジン等。
(vi)アミノ酸化合物 アラニン、バリン等。
(憾)メルカプト基含有アルコール化合物メルカプトエ
タノール、メルカプトフェノキシプロパノール等。
(vIiI)アルコールアミン化合物 メチルエタノールアミン、ジェタノールアミン等。
(1K)ヒドロキシアニリン化合物 ヒドロキシアニリン等。
(X)安息香酸類 N〜メチル−〇ーアミノ安息香酸、ヒドロキシ安息香酸
等。
前記各反応成分(b−1)と(b−2)を反応させて熱
硬化剤を形成する場合,成分(b− 2)中に含まれる
活性水素1当量に対し、成分(b−1)に含まれるエポ
キシ基0.8〜2.5当量、好ましくは0.9〜1.5
当量の割合にし、また反応成分(b−1)と(b−2)
と(b−3)を反応させて熱硬化剤を形成する場合、成
分(b−2)と(b−3)の活性水素当社数の合計に対
し、成分(b−1)のエポキシ基0.8〜2.5倍当量
、好ましくは0.9〜1.5倍当量の割合にする。また
、成分(b−3)は成分(b−2)の等モル以下である
。反応温度は80〜150℃程度である。
本発明の組成物に用いる粉末状のチクソトロピック性付
与剤(C)は組成物を加熱硬化させる時に変形やタレが
生じないように、組成物にチクソトロピック性を付与す
るものである。即ち、エポキシ樹脂を加熱硬化させる場
合、その加熱によって樹脂粘度が低下し、タレを生じや
すくなるが,成分(C)はこれを防止する。この粉末状
のチクソトロピック性付与剤としては,例えば、平均粒
子径が100nm以下の超微粒子状のシリカやアルミナ
の他、平均粒子径が3μm以下の水酸化アルミニウム、
繊維状マグネシウムオキシサルフェート、粉末状アスベ
スト、繊維状シリカ、繊維状チタン酸カリウム、鱗片状
マイカ、いわゆるベントナイトと呼ばれるモンモリロナ
イト−有機塩基複合体等が挙げられる。本発明において
は、特に、粉末状アスベストの使用が効果的である。こ
れらのチクソトロビック性付与剤は、単独又は混合物の
形で用いることができるが、混合物の形で用いる場合、
粉末状アスベストを成分(A)100重量部に対し1重
量部以上の割合で併用するのが好ましい。
本発明の組成物に用いる無機質充填剤(C)は。
モータ類の回転子(ローター)のコイルエンドに付着さ
せるのに適した硬さを組成物に付与すると共に、少量の
使用でバランス修正を可能にするために組成物を高比重
化する効果を示す。この無機質充填剤としては、例えば
、鉄、鉛、銅等の金属の粉末、沈降性硫酸バリウム粉末
、二酸化アンチモン粉末等の比重の高いものの使用が好
ましいが、シリカ粉末、アルミナ粉末、炭酸カルシウム
粉末、酸化マグネシウム粉末等を用いても良い。硫酸バ
リウム粉末は比重が大きい上に、組成物の粘稠性を低下
させ、作業性(取扱い性)を向上させる点でその使用は
好ましいものである。これらのものは、単独又は混合物
の形で使用することができる。
本発明に5いては、前記成分の他、必要に応じ、粉末状
のチクソトロビック性付与剤の効果を高める目的で、ポ
リエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等の
ポリアルキレングリコール類(E)を加えることができ
る。このポリアルキレンゲリコール類の分子量は特に制
約されないが、好ましくは、分子量200〜1000程
度である。
次に、本発明組成物に用いられる成分割合について示す
と、エポキシ樹脂(A)に対する熱硬化剤(B)の使用
割合は、通常用いられている有効量であればよく、通常
、エポキシ樹脂(A)100重量部に対し、2〜40重
量部、好ましくは10〜30重量部の範囲である。また
、チクソトロピック性付与剤(C)及び無機質充填剤(
D)の使用割合は、その合計量が全組成物に対し50〜
95重址差、好ましくは60〜90重量%の範囲であり
、成分(C)と成分(D)の比率は特に制約されない。
この成分(C)と(D)の使用割合が500重量部満で
は組成物の比重が低すぎて、バランス修正に多量用いる
ことが必要となり、一方、955重量部超えるようにな
ると、組成物製造時の配合成分の混線が困難になる上、
得られた組成物は硬すぎて、回転子のコイルエンドへの
ヌレが悪くなり、その結果1組成物の密着性が劣るよう
になる。また、成分(E)の添加量は成分(A) 10
0重量部に対し0.5〜10重量部の範囲である。0.
5重量部に満たないと効果が薄く、10重量部を土建る
と硬化物の特性、特に耐熱性が低下する。
本発明の組成物には、必要に応じて他の成分、例えば、
硬化促進剤、希釈剤、難燃剤、着色剤などを添加しても
よい。
本発明による好ましい組成物は、組成物全体の密度が2
g/a&以上、好ましくは3g/act以上に調節され
、かつ60〜200℃、好ましくは100〜130℃の
温度において、加熱時間60分間以下、好ましくは10
分間以下で実質的な硬化反応を終了するものである。
本発明の組成物を用いてモータ類回転子のバランス修正
を行うに当り、コイルに組成物を付着させるには、人手
による方法と、ディスペンサーによる方法とがあるが、
人手による場合には、組成物としては、こしの強い硬い
パテ状物の使用が好適であり、ディスペンサーの場合、
軟かいパテ状物の使用が好適である。
〔効  果〕
本発明による熱硬化性エポキシ樹脂組成物は、それ自体
を加熱することによって硬化する一液型のものであるた
め、前記した従来の二液型のものに見られたような欠点
はなく、また加熱により迅速に硬化させることができる
上、保存性の良いもので、長期間保存した後に硬化させ
ても、得られる硬化物の物性は特に変化はない。
また、本発明の組成物は、エポキシ樹脂に加え、粉末状
のチクソトロピック性付与剤及び無機質充填剤を配合し
たことから、モータ類回転子のバランス修正に付着適用
した場合に、その付着物は、熱硬化に際して変形やタレ
を生じず、初期付着物の形状を保持したまま硬化する。
また、このようにして形成された硬化物は、モータ類の
エンドへの密着性ないし固着性にすぐれると共に、耐久
性においても極めてすぐれたもので、例えば、本発明の
組成物でバランス修正したモータ類は、これを約150
℃程度の高温状態でかつ高速で長時間連続的に使用して
も、バランスは変化せず、本発明の組成物は安定したバ
ランス修正効果を示すものである。
〔実施例〕
次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。
実施例1 エポキシ樹脂(「エピコート828」油化シェルエポキ
シ■製)に対し、熱硬化剤(「アミキュアPN−23」
、味の素社製)25重量部を加え、さらに、微粉末状シ
リカ(「エロージル300」日本アエロジル■社製)4
重量部とアスベスト粉末3重量部からなるチクソトロピ
ック性付与剤7重量部及び無機質充填剤(酸化マグネシ
ウム250重量部とベンガラ2重量部との混合物)25
2重量部を添加混合して、軟かいパテ状の組成物(密度
:2.2g/a7)を得た。この場合の各成分の混合は
、ニーダを用い、常温で30分間混練することにより行
った。
次に、この組成物の性能評価を下記のようにして行った
〔硬化時の変形及びタレ試験〕
自動車ワイパー用モータの回転子コイルエンドに対し、
前記組成物約1〜2gを付着させ、150℃のオーブン
中に7分間入れて付着物を硬化させ、その際、付着物に
変形やタレが生じないか否かを肉眼でWA察した。
〔モータ回転耐久テスト〕
自動車ワイパー用モータの回転子コイルエンドに対し、
前記組成物約1〜2gを付着させ、150℃で7分間加
熱して付着物を硬化させた後、この回転子をモータに組
込み、150℃の雰囲気中で11000Orpの回転速
度で1分間回転させた。次に、この付着物にひび割れ、
浮き、脱落が生じたか否かを肉眼で判定し、それらの欠
点を生じたものを不合格とした。
前記で得られた組成物についての試験の結果、その加熱
に際しての付着物のタレ及び形状変化は何ら生じなかっ
た。また、モータ回転耐久テストの結果も、合格のもの
であった。
また、前記組成物を常温に1か月間保存した後、前記と
同様の試験を行った結果、この場合にも、コイルエンド
への付着性は良く、また付着物の変形、タレは生じなく
、さらにモータ回転耐久テストの結果も合格であった。
実施例2 実施例1において、無機質充填剤として、酸化マグネシ
ウム140重量部と沈降性硫酸バリウム175重量部と
ベンガラ2重量部とからなるもの317重壇部を用いた
以外は同様にしてパテ状の組成物(密度:2.3g/a
+f)を調製し、この組成物を実施例1の場合と同様に
試験した。その結果、この場合にも実施例1と同様の結
果が得られた。
比較例1 実施例1において、チクソトロビック性付与剤を用いな
い以外は同様にして組成物を調製し、その性能評価を行
った。この場合には、加熱硬化に際し、付着物にタレが
生じて、その付着物の形状変化が生じた。
比較例2 実施例2において、チクソトロピック性付与剤を用いな
い以外は同様にして組成物を調製し、その性能評価を行
った。この場合には、硬化に際して付着物にタレが生じ
、その付着物の形状変化が生じた。
出願人代理人 弁理士 池 浦 敏 明(ほか1名) 手  続  補  正  書 昭和62年4月 1日 特許庁長官  黒 1)明 雄  殿 1、事件の表示 昭和61年特許願第239792号 2、発明の名称 モータ類回転子バランス修正用一液型 熱硬化性エポキシ樹脂組成物 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住 所  静岡県湖西市梅田390番地名称 アスモ株
式会社 (ほか1名) 代表者 須 1) 寿 4、代理人〒151 5、補正命令の日付   自発 6、補正により増加する発明の数   08、補正の内
容 本願明細書中において以下の通り補正を行います。
(1)第15頁第5行の「無機質充填剤(C)」を、「
無機質充填剤(D)」に訂正します。
(2)第17頁第11行の「100〜130℃」を、「
100〜180℃」に訂正します。
(3)第19頁第9行の「ポキシ(株)製)に対し」を
、「ポキシ(株)製)100重量部に対し」に訂正しま
す。
(4)第19頁第11行の「二ロージル300」を、「
アエロジル300」に訂正します。
(5)第20頁第19行の「合格のものであった」を、
「合格であった」に訂正します。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エポキシ樹脂(A)と、分子中にエポキシ基を少
    なくとも1個有するエポキシ化合物(b−1)と分子中
    に3級アミノ基を有する活性水素化合物(b−2)とを
    反応させて得られた反応生成物および/又は分子中にエ
    ポキシ基を少なくとも1個有するエポキシ化合物(b−
    1)と分子中に3級アミノ基を有する活性水素化合物(
    b−2)と分子中に3級アミノ基又はエポキシ基を有し
    ない少なくとも2個の活性水素を有する活性水素化合物
    又はカルボン酸無水物(b−3)とを反応させて得られ
    た反応生成物である該エポキシ樹脂に対する熱硬化剤(
    B)と、粉末状のチクソトロピック性付与剤(C)と、
    無機質充填剤(D)とを含有することを特徴とするモー
    タ類回転子バランス修正用一液型熱硬化性エポキシ樹脂
    組成物。
  2. (2)該活性水素化合物(b−2)が、アルコール化合
    物、フェノール化合物、アミン化合物、カルボン酸化合
    物又はメルカプト化合物である特許請求の範囲第1項の
    組成物。
  3. (3)該活性水素化合物(b−2)が、分子中に、水酸
    基を少なくとも1個有するイミダゾール化合物、イミダ
    ゾリン化合物又はモルホリン化合物である特許請求の範
    囲第1項の組成物。
  4. (4)該活性水素化合物(b−2)が、分子中にメルカ
    プト基を少なくとも1個有するピリジン化合物、イミダ
    ゾール化合物、又はベンゾチアゾール化合物である特許
    請求の範囲第1項の組成物。
  5. (5)該活性水素化合物(b−2)が、分子中に水酸基
    を有しないイミダゾール化合物である特許請求の範囲第
    1項の組成物。
  6. (6)該活性水素化合物(b−2)が、ヒドラジド化合
    物である特許請求の範囲第1項の組成物。
  7. (7)該活性水素化合物(b−2)が、ニコチン酸化合
    物である特許請求の範囲第1項の組成物。
  8. (8)該活性水素化合物(b−2)が、ピコリン酸化合
    物である特許請求の範囲第1項の組成物。
  9. (9)該活性水素化合物(b−2)が、ピペラジン化合
    物である特許請求の範囲第1項の組成物。
  10. (10)該活性水素化合物(b−2)が、ラウロイルリ
    ジン化合物である特許請求の範囲第1項の組成物。
  11. (11)該活性水素化合物(b−3)が、多価フェノー
    ル化合物である特許請求の範囲第1項の組成物。
  12. (12)該活性水素化合物(b−3)が、多価アルコー
    ル化合物である特許請求の範囲第1項の組成物。
  13. (13)該カルボン酸無水物(b−3)が、2個以上の
    カルボキシル基を有するカルボン酸化合物である特許請
    求の範囲第1項の組成物。
  14. (14)該活性水素化合物(b−3)が、メルカプト基
    含有アルコール化合物である特許請求の範囲第1項の組
    成物。
  15. (15)該カルボン酸無水物(b−3)が、ヒドロキシ
    カルボン酸である特許請求の範囲第1項の組成物。
  16. (16)ポリアルキレングリコール(E)を、エポキシ
    樹脂(A)100重量部に対し、0.5〜10重量部の
    割合で含有する特許請求の範囲第1項〜第15項のいず
    れかの組成物。
  17. (17)粉末状チクソトロピック性付与剤(C)と無機
    質充填剤(D)との合計量が、全組成物に対し50〜9
    5重量%である特許請求の範囲第1項〜第16項のいず
    れかの組成物。
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