JPS6391501A - 筒状物体の寸法測定装置 - Google Patents

筒状物体の寸法測定装置

Info

Publication number
JPS6391501A
JPS6391501A JP23768686A JP23768686A JPS6391501A JP S6391501 A JPS6391501 A JP S6391501A JP 23768686 A JP23768686 A JP 23768686A JP 23768686 A JP23768686 A JP 23768686A JP S6391501 A JPS6391501 A JP S6391501A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
measured
roller
measuring
rollers
surface plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP23768686A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0833290B2 (ja
Inventor
Kazuo Iijima
飯嶋 和雄
Nobuyoshi Iijima
飯嶋 信芳
Shigesada Iijima
飯嶋 茂定
Yasuaki Saito
斎藤 安明
Shuichi Ishiguro
石黒 修一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IIJIMA SEIMITSU KOGYO KK
Original Assignee
IIJIMA SEIMITSU KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IIJIMA SEIMITSU KOGYO KK filed Critical IIJIMA SEIMITSU KOGYO KK
Priority to JP23768686A priority Critical patent/JPH0833290B2/ja
Publication of JPS6391501A publication Critical patent/JPS6391501A/ja
Publication of JPH0833290B2 publication Critical patent/JPH0833290B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は少なくとも部分的にP1筒状または円柱状をな
す被計測物体の外径、内径、真円度あるいは筒壁の肉厚
を、その成形加工の過程において簡易且つ精密に計測す
るための寸法測定装置に関する。
[従来の技術] 機械部品の切削加二[場などでは、加工途中のワークの
仕上がり寸法を1/100 mm以上の精度をもってチ
ェックしたい場合には作業者自身の手によって、一般に
市販されているマイク[]メータ、ダイヤルゲージその
他のfi!計測器が使われてきた。
[発明が解決しようとする問題点] 計測対象物が板状体であれば、その厚みや表面の平滑度
はダイヤルゲージを使って比較的簡易にまた高い粘度を
もって測ることができるが、筒状体の場合には、特別の
副側用治具を用意するとしても、かなりわずられしい手
間が掛るうえに、計測の熟練度によっては無視し難い測
定誤差を生じ勝ちである。
本発明は測定操作が簡易であり、非熟練者であっても簡
単に手早く、また高い粘度をもって筒状物体の寸法を測
ることのできる、生産現場向きの測定装置を提供するこ
とを目的とする。
L問題点を解決するための手段] 上記の目的を達成するために本発明による筒状物体の寸
法測定装置は、水平面に対して斜方向に配設したベッド
と、相互に平行方向を保たせると共に回転可能に前記ベ
ッド上に載架した、第1基準ローラ及び第2基準ローラ
と、前記一対の基準ローラの対置間隔の調節手段と、前
記第1及び第2基準ローラの間で同軸的に支持された被
計測筒状物体の筒軸線と、前記第1または第2基準ロー
ラの軸芯線とを結ぶ平面に沿って計測子を移動させられ
る様に、該平面と平行する方向にその盤面方向を保たせ
て前記ベッド上に取付けた複数個の寸法測定器載置用定
盤と、前記寸法測定器の計測子を、前記の支持状態にあ
る前記被計測筒状物体の計測個所に接触させた状態のも
とに固定させるための、寸法測定器固定手段と、前記第
1および第2基準ローラの同期的回転手段とを備える構
成を採用した。
[作用および発明の効果コ 上記の如き構成を備えた本発明装置はその使用に先立っ
て、一対の基準ローラの対置間隔調節手段を操作して、
筒状の被計測物体がこの一対のローラ間で同軸方向をも
って安定に支持された状態のもとで、被計測物体の筒軸
線と基準ローラの中心軸とを通過する面が定盤の盤面に
対して平行になる様に、ローラ間隔を調節し、その位置
にローラ軸受を固定させる。この間隔は被計測物体の所
望外径と基準ローラの外径寸法に基づいて計口によって
容易に求められる。
次に所定の外径、内径、肉厚などの寸法または真円度に
正しく加工されているモデル物体を一対の基準ローラ間
に同軸的に載せて安定に支持させたうえ、測定子の高さ
を被計測物体の測定個所(上記の平面が物体の外周と交
わる個所)にあらかじめ合致させである寸法測定器を定
盤に載せて、その測定子を測定個所に向けて近づけ接触
させる。
測定器の目盛が所定の許容測定誤差の範囲を幾分越えて
振れる位置に達した時、寸法測定器をこの位置を保って
定盤上に固定させ、測定器の寸法指示マーク(指針)を
零表示位置に合わせたうえモデル物体を取り除くことに
よってMmの使用前の準備作業が完了する。
被貫1測物体の測定を行うには、物体の測定個所を測定
器の測定子先端に一致させる様にして一対の基準ローラ
の間に単に載せればよい。測定器の寸法表示スケールが
モデル物体に対する被計測物体の寸法誤差を精密に表示
してくれる。また外径と内径を測ることによって筒壁の
肉厚が知られるし、一対の基準ローラをその回動手段に
よって回転させることによって筒状体の真円度をチェッ
クすることができる。
上記の様に本発明装置は筒状体の直径方向の寸法を測る
際に、ダイヤルゲージなどの測定器の測定子(測定個所
への接触子)が、その前後動方向を筒状体の直径方向に
正しく合致させて接触する様にして測定器を被計測筒状
物体に当接させるという、従来は極めて手間が掛かり且
つ困難であった計測時の位置決め作業が、非熟練者にも
ほと/υどワンタッチ式に行えるうえに、測定者が異な
る毎に測定結果に差異が生ずる不都合もほとんど皆無に
することができる。従ってぶ11定器の精度の限度内に
おいて充分に信頼性の高い測定が行える。
[実施例] 以下に図に示す実施例に基づいて本発明の構成を具体的
に説明する。
第1図〜第4図はいずれも一実施例を示しており、第1
図は正面図、第2図は平面図、第3図は側面図、そして
第4図は部分拡大正面図である。
装置全体の概略の構成は、水平面に対して斜方向この実
施例では30”斜め方向を保たせて固定した、長方形を
なすベッド10と、ベッドの中央部より幾分左側に片寄
った位置に、ベッド10の巾方向に対して平行を保たせ
て、回転可能にローラ架台8に載架させた状態のもとに
設置した第1基準ロー51と、この第1基準ロー51に
対して平行を保たせて回転可能にそのローラ架台9に載
架させた第2基準ローラ2と、第1及び第2基準ローラ
1と2の間隔を被測定物の直径に対応させて拡げまたは
狭めさせるために、ロー)架台9をベッド10上で左右
方向に移動させるためのローラ間隔調節手段と、第1及
び第2基準ローラ1と2を同期的に同方向に回転させる
ためのブーり群21〜26及びこのブーり群に掛は渡し
た無端ベルト20と、装置の基台30に組み付けたベル
ト20の駆動様溝27〜29および40と、ベッド10
上の左右両端部にそれぞれベッド10の長手方向および
中方向に沿って移動可能な状態のもとに固定させた架台
5及び6の上面に、それぞれ水平方向を保たせて取付け
た寸法測定器載置用の第1の定盤3と第2の定盤4とを
主要構成部材として成り立っている。
ベッド10は第1図に示したように、その右側端を固定
用部材36を用いて基台30の上面右端部に固定し、左
側端を基台30上の左端部に組付けた架台31に固定用
部材32および33を用いて固定させることによって、
水平面に対して斜方向に支持されている。筒状の被測定
物Aを安定に支持するための、同一寸法の第1及び第2
基準ローラ1と2は、共に硬度の高い金属棒を精密仕上
げ加工することによってミクロン単位の精度をもって所
定の外径寸法に保たれている。
第4図に示したように第1基準ロー51の回転支軸1a
は、ローラ架台8の上端部に設けた軸嵌合用溝8aに嵌
め込んだうえ、ボルト17によって架台8にネジ止めさ
れている支軸1aの支承部材16により安定に挟持され
ている。
ローラ架台8は底板8Aの前後両縁部にそれぞれ縦板8
を組付けたコの字形をしており、底板8Aに挿通させた
ボルト11によって架台8はベッド10の上面に図示の
如く固定されている。
第2基準ローラ2も第1基準ローラ1と同様にしてその
支軸2aをローラ架台9の軸嵌合用溝9aに嵌め込まれ
ている。そして第2基準ローラ2の架台9は、その固定
用ボルト12がベッド10に設けたボルト12の遊動用
スリットIOAに挿通されていることによって、このボ
ルト12の締結状態が解かれた時には、ローラ架台9は
ベッド10上をスリット10Aの長さの範囲内で左右動
することができる。
第1及び第2基準ローラ1と2のそれぞれの支軸1a及
び2aの各々の両軸端部に各ローラの回動用プーリ21
または22が取りつけられており、ベッド10の下底面
にはローラ架台8に対向する個所に第1図に示すブーり
群23を取付けたプーリ取付は用部材13がローラ架台
8をベッド10に固定させるためのボルト11を利用し
て固定されている。またローラ架台9に対向させて別の
ブーり群24を取付けたブーり取付は用部材14が、架
台9の固定用ボルト12を利用してこの架台9と一体を
なして、前記のスリット10^にガイドされてベッド1
0の下底面に沿って左右動できるように組み付けられて
いる。
一方装置の基台30には、前記ブーり群23または24
を介して第1及び第2基準ローラの回動用プーリ21と
22を同期的に同方向に回転させるための駆動用プーリ
26が取付けられており、これらのプーリの間には第1
図に示されているように無端ベルト20が掛は渡されて
いる。25はブーり取付は用部材14を左右動させた時
にも無端ベル1〜20を常に引張状態に保つためのテン
ションブーりであって、基台30に取付けられた支軸3
5の周りに回動できる回転アーム34の先端部に取付け
られ、図示が省かれているアーム揺動磯構によって支持
されている。
第1図および第2図に示したようにベッド10の左端側
上面には、前後一対の側壁板の組合わせからなる定盤架
台5がボルト41を用いて固定されており、ベッド10
を挟んで対向して位置する一対のローラ架台側壁板5の
水平な頂面の間には、寸法測定器載置用の第1の定盤3
がボルト15を用いて取付けられている。同様にベッド
10の右端上面には1対の側壁板からなる定盤架台6が
ボルト42により固定されている。架台6の頂面には架
台5と同様に、ボルト15を用いて寸法測定器載置用の
第2の定盤4が水平方向を保たせて取付けられている。
被計測物体A (B)の直径寸法の大小に応じて第2の
ローラ架台9を左右動させるのに伴って、第2の定盤架
台6にも追従的な左右動を行わせる必要が生じるので、
この定盤架台6もベッド10上を左右動可能にベッドに
組付けている。定盤架台6の移動に際しては取付ボルト
42をゆるめればよい。
ベッド10は水平面に対して斜めに固定されているので
、定盤架台6の左右動に伴って定盤4の盤面高さも上下
する。従って定盤4上の寸法測定器を異なった背丈のも
のに取り替えたい時などにも、この定盤架台の左右動)
1構を活用することができる。
同様に第1の定盤3の盤面高さを調節したい場合に備え
て、第1の定盤架台5もベッド10上に左右動可能に組
付けるのがよい。
更に被副側物体A (B)の長さ寸法が変ったり、計測
個所を変更したりした時などに、第1の定盤3または第
2の定盤4の取付は位置を前後方向(筒状被計測物体の
筒軸方向)に移動できるように、定盤3および4を定盤
架台5または6の頂面に沿って前後動できるように構成
するとよい。
次に上記実施例装置の使用法の説明図としての第5図及
び第6図において、Aは円筒状に切削加工された被測定
物体であって、平行方向を保って対置されている2本の
基準ローラ1と2の間に挟み込む様にして安定に載置さ
れている。CおよびGはそれぞれ定盤4または3に載置
させて被測定物体の内径、外径、円筒の肉厚あるいは円
筒の真円度を計測するための計測用としてのダイヤルゲ
ージである。100および200はダイヤルゲージの本
体部分、101と201はゲージのベースブロック、1
02と202はゲージ本体を上下動可能に支持するスタ
ンド、103と203は被計測個所に接触させる測定子
である。
またEはダイヤルゲージCまたはGの計測感度を向上さ
せるための、テコ式の計測最拡大器であって、51はそ
の本体をなすテコ、52はテコの支点、53はテコの一
端部に取付けて被S1測個所に接触させる計測子、54
はダイXフルゲージなどの寸法測定器の測定子を当接さ
せるための、テコ51の他端側力点であって、測定子の
中心部の当接位置を正しく決められる様に円穴が設けで
ある。55はベースブロック、56は支点としてのテコ
の回転軸を取付けたスタンドである。301と302は
被測定物体Aの肉厚を測るための、図示しない別のダイ
Xフルゲージの測定子である。
第6図に示すFは定盤4の盤面からこの盤上に載置した
ダイヤルゲージCの測定子103の先端部までの高さを
所定の高さにもたらすための位置決め用補助具である。
次に上記実施例装置の使用法を付図によって説明する。
先ずこの装置を用いて円筒状物体の外径、内径、筒壁肉
厚あるいは真円度を精子に計測する方法の基本原理を説
明すると、2本の基準ローラ1と2の間隙部に挟み込む
様にして安定に載置させた被計測物体Aの筒軸線と、第
1の基準ローラ1の軸芯線とを通過する平面をaとする
と(第5M参照)、その盤面を水平に保って固定されて
いる第2の定盤4にそのベースブ[lツク101を載置
させて自在に定盤上を移動できるダイヤルゲージCが如
何な移動位置を占めても、その測定子103の計測先端
部中心を上記の平面aに一致した位置に保ちつづけさせ
るためには、つまり測定子103の前後進動方向を円筒
状被計測物体Aの直径方向に一致させるためには、当然
のことながら、平面aは常に定盤4の盤面同様に正確に
水平面をなしていることが要件となる。
しかし被計測物体Aの外径寸法は様々であるので、被]
測物体Aの安定支持用の固定されている第1基準ローラ
1、およびベッド10上を左右動可能な第2基準ロー5
2の2つのローラの間隙を、上記の外径寸法の変化に応
じて調節してやらないと、平面aを正しく水平方向に保
ちつづけることはできない。
測定子103が上記の設定条件を満足させながら移動で
きるためには、下記の方法によって求められる特定値と
しての、物体Aの直径によって決定されるローラ1と2
の間の間隙中Wと、定盤4の盤面から測定子103の先
端中心までの高さI」とをあらかじめ設定しておけばよ
い。
Wの値は、被計測物体Aの所望直径りと、第1及び第2
基準ローラ1と2の直径、及び−組の基準ローラ上に載
置されている筒状被計測物体用の筒軸線と第1の基準ロ
ーラ1の軸芯線とを結ぶ平面aと、同じく筒軸線と第2
の基準ローラ2の軸芯線とを結ぶ平面すとの交叉角θと
の、3つの値に基づいて角θに関する三角i数を用い容
易に求められる。即ちθ=120°、1及び2の直径=
34.000±0.0003 mmの場合には、W−D
XO1866の関係式が成り立つので、この換n用スケ
ールを用意すればローラ間隔Wは即座に設定できる。
この様な物体Aと測定子103との間の接触条件が設定
されれば、物体Aを2本の基準ロー51と2の間に単に
挟み込ませることによって、転動しやすく安定に静止し
難い物体Aは装置上の所定の計測位置に常に正確に静止
させられる。そしてダイヤルゲージCはその測定子10
3の前後動方向を常に物体Aの1伊方向に合致させるこ
とができる。
従って正しい寸法に仕上げられている基準物体をこの装
置に載置した時のダイヤルゲージCの指針をあらかじめ
ゲージ目盛の0位置に合わせて置けば、物体Aが基準寸
法物体に対してどれだけ寸法誤差があるかを、あるいは
物体Aの真円度を被計測物体の全周に亘って極めて簡単
迅速に且つ精密に測ることができる。
一方第1の定13は、その盤面を第2の定盤4の盤面に
対して平行方向を保たせてベッド10に固定されている
ので、定5183の盤面もまた上記の平面aに対して正
しく平行状態IC維持されている。
従って定盤3上に載置されたダイヤルゲージGも、その
測定子203の先端部が常に前記平面a上に位置する状
態のもとに定盤3上を移動させることができる。
しかし定盤3の盤面と第1の基準ローラ1との相互位置
関係からして、測定子203を直接被計測物体の計測個
所に当てがうことは行い難いので、例えば第5図に描か
れているような計測子先端部の延長用の適宜のアダプタ
ー、この場合にはデコ式の測定?拡大器Eに取り付けた
補助測定子53を計測個所に当てかうのも一方である。
その際には、補助測定子53の前後動方向を被計測物体
への筒軸線と第2の基準ローラ 2の軸芯線とを結ぶ平
面すに一致させるようにその配設方向を定める必要があ
る。
装置の操作方法を具体的に説明すると、先ず始めに被占
1測物体への外径の如何に応じて第1の基準ローラ1と
第2の基準ローラ2どの間の間隔Wを調整することによ
って、装置を前記の設定条件が満たされる状態にもたら
すために、可動ローラ架台9の固定用ボルト12をゆる
めて所定間隔Wに正確に合致する位置に移動させた後、
架台9をベッド10上に再び締結固定させる。
可動ローラ架台9の移動に先立ってテンションプーリ2
5の固定をあらかじめ解いて置き、架台9の移動を終え
た後に無端ベルト20に適度の張力が及ぼされる様に、
前後−組のテンションプーリ25の望ましい固定位置を
選定する。
次に寸法測定器としてのダイヤルゲージCを定盤4上に
載置した時、測定子103の先端が前述の設定条件を満
足させるために定盤4の盤面から高さHの位置にある様
に調整するためにはハイドゲージによって定盤4の盤面
から基準ローラ1の頂面までの高さを測定するなど、様
々な方法が可能であるがその一つの方法を第6図に示し
た。60はダイヤルゲージCの測定子103の先端部高
さHの位置決め用スケールであって、金属製の細長いバ
ー材の一端部を90°下向きに折り曲げた形状を備えて
おり、この折曲げ部60aには測定子103の円形先端
部を嵌入させるための円穴61が穿たれている。スケー
ル60の底面(定盤3の上面)から円穴61の中心まで
の距離dは、定盤3の上面から平面aまでの距離に一致
させである。スケール60は適宜の手段によって定盤3
に固定させる。
スケール60の使用方法はその折り曲げ部60aがはみ
出すようにしてスケール60を定盤上に載置し、定盤4
に載せであるダイヤルゲージCの測定子103の先端部
がスケールの円穴61のほぼ中心に一致させる様に目測
によってダイヤルゲージ本体100の取付は高さを調節
させながらダイヤルゲージCをスケール60に接近させ
る。測定子103の先端が円穴61内にはまり込んだ後
は、ダイヤルゲージの指針の動きを注目しながら、測定
子103の高さ位置を微調整しつつダイヤルゲージCを
更に前進させると測定子103の先端が円穴61内に同
軸的位置関係のもとに完全に押し込まれた時指針の揺れ
が止まるので、この高さ位置でダイヤルゲージ本体10
0をそのスタンド102に固定させることによって定盤
4の盤面から測定子103の先端までの高さは容易に前
述のHの値に一致させることができる。
この様にして一対の基準ローラ1と2の間隔Wとダイヤ
ルゲージの測定子103の高さHが設定寸法に正確に合
致されると測定装置は使用可能状態になる。
そこで装置のローラ駆動用モータ40を起動させること
によって一対の110−ラ1及び2をゆるやかに回転さ
せながら、先ず正確な寸法に+JQ工されている被計測
物体と同じ形状寸法のモデル物体をこの一対のローラの
間に静かに載せる。もちろんローラも物体も異物の付着
の有無を綿密に確める必要がある。物体が円滑に静かに
回転すれば異常なく物体が載置されていることが証明さ
れるので回転を止める。次にダイヤルゲージCを物体に
接近させて測定子103を物体の削測個所に接触させ、
ゲージの指針が0.10〜0.15程度振れる位置に達
したら、この位置において定盤4の面上に図示が省かれ
たクランプなどの固定手段を用いてダイヤルゲージを固
定させる。ダイヤルゲージの指針をゲージの零表示マー
クに合わ往た上、基準0−ラ上からモデル物体を取り除
けば、被計測物体の寸法測定のためのすべての準備は完
了する。
切削ないし研削加工途中で加工個所の寸法チェックを行
うために、または加S[仕上がり品について寸法測定を
行うために本発明装置を使用する方法は、被計測物体の
測定個所がダイヤルゲージの測定子の先端に触れる様に
して一対の基準ローラ1と2の門に被計測物体を静かに
U、置する。この時−時的にローラ1と2を回転させて
やることは前記のモデル物体を載せる場合と同様である
。そしてダイヤルゲージCの指針によって被81測物体
の外径寸法が基準寸法(モデル物体の寸法)と−致して
いるか、あるいはどれだけ偏っているかをたちどころに
知ることができる。
ダイヤルゲージCの目盛を読み取る際に一対の基準ロー
ラ1と2を回転させつづければ、筒状物体の真円度も精
密且つ容易にチェックすることができる。ダイヤルゲー
ジの指針の娠れを自動記録するためのデータメモリー装
置あるいは寸法誤差警報装置を併用すれば、工程管理や
製品の品質管理、あるいは品質証明などに役立てられる
−組の定盤3と4の使用方法は、例えば定盤4を主とし
て被31測物体Aの外径測定に用い、定盤3は主として
筒状被計測物体の肉厚測定用計器の載置に用いるといっ
た具合に使い分けることによって、すこぶる手際よく正
確迅速に物体の外径と共に内径および筒壁の肉厚を同時
に測ることができる。
更に第5図に描かれている様にテコ式の計測値拡大器E
をダイヤルゲージGまたはCと組み合わせて使用すれば
、より高い精度をもって寸法測定を行うことができる。
また寸法測定に当って定盤3及び4の広さが不足となれ
ば、あらかじめ用意しておいた補助定盤を、これらの定
盤の盤面に正しく平行になるように継ぎ足して取り付け
る方法を講じておけば、定盤3及び4の有効盤面積を希
望通りに拡大することができる。
本発明装置の計測精度を充分に高い水準に引き上げさせ
る要因の一つは基準ローラ1及び2の回転軸1aと28
の支持方法にある。通常回転物体はべアリングを用いて
その回転軸を支承させているが、ベアリングはその構造
上回転半径方向の遊びを完全になくすことは不可能に近
い。しかしこの装置ではローラ回転軸1aおよび2aを
、口字形、■字形あるいはU字形などの適宜の形状の溝
内に嵌め込まれた状態のもとに支持されているので回転
動に伴う遊びをほとんど零に近づけることができる。
上記実施例では寸法測定器としてダイヤルゲージを用い
ているが、電子式の圧力センサ型寸法測定器などを使用
することも可能である。
第7図に本発明装置の他の実施例を模式的平面図として
示した。この装置の特長は筒状の被計測物体の外径また
は内径が筒袖方向に一様でない場合にも、一対の基準ロ
ーラの間で既述の計測条件が満たされた状態のもとに正
確に支持させることを可能にするために、第1および第
2の基準ローラの各々を軸方向に2分割して被計測物体
の形状と寸法に応じて適宜の間隔しを保たせた状態のも
とに、回転可能にそれぞれの架台に取り付けた点にある
1Aと1Bは2分割された第1の基準ローラeあり、5
1Aと518は各々のローラの架台である。
2Aと2Bは2分割された第2の基準ローラであり、5
2Aと52Bは各々のローラの架台である。
架台51Aと52Aは図中に黒矢印で示した様に相互間
の隔たりを調整可能にベッド10上に第1実施例と同様
な方法で取付けられている。
また架台51Bと架台52Bは、上記のローラ間隔りを
任意に調節できるように、可動式の供用架台70上に組
み付けられており、この供用架台70は図中に白矢印で
示したように、装置の前後方向(第8図では左右方向)
に移動可能にベッド10上に架装されている。架台51
Bと架台52Bの相互間の間隔を調節できることは架台
51Aと52Aと同様である。
この実施例装置を用いれば、例えば第7図に描かれてい
るような外径と内径が共に異径形状を有する複雑な形を
備えた物体であっても、2つの定盤3と4上にセットし
た複数個の寸法測定器及び各測定器に付設した電子式表
示装置などによって複数の測定個所の計測結果を一瞬に
して記録させ且つ読み取ることかできる。
第8図は基準ローラ1または2の別の形状を示した側面
図であって、基準ローラ80はその軸方向に段違い状に
順次外径を変化させている。従って筒状被計測物体の外
径が異なる毎に、一対の基準ローラの間隙を調整すると
いう前述の如きわずられしい作業をかなり省略すること
ができる。
つまり今、外径の異なる4種類の筒状被計測物体を多産
しようとする場合、各物体の外径に対応させた所望のロ
ーラ間隙が保たれているように、一対の基準ローラにそ
れぞれ外径の異なる部分82.83.84.85を形成
させておけば、計測物体が異なる毎に一々ローラ間隙を
調整する手間が省ける。
また特に外径を増大させた個所81は、物体の軸方向位
置決め用ストッパとして役立てることもできる。
あるいは外径が狭い部分83.85は異径形状を有する
被a1測物体をローラ上に載置する際の、計測を行うこ
とを要しない突出部分の逃がし用空間としても機能させ
られる。そしてこの場合には83および85部分は外径
寸法を精密に仕上げることを要しないので、ローラの製
作コストを大巾に下げることが可能になる。
第9図は基準ローラの更に別の形状を示している。基準
ロー590の表面は軸方向に任意の間隙を隔てて外径を
所望の寸法に精密に仕上げした部分91と、この仕上げ
面に較べて外径の小さい凹溝状部分92とを交互に設け
である。
従って加工コストが著しく嵩む精密加工仕上げ部分は、
ローラ90の長さの割に大巾に少なくて済むという経済
的効果が得られる。
しかも凹状部分92は基準ローラ90の表面を常に異物
が付着していない清浄な状態に維持させて置くためにも
役立つ。つまり清浄に保つことを要する表面積が減少す
るのに加えて、静電気の発生などによって除去しにくい
微小な塵埃をこの凹溝内に追い落とすという便宜的な処
置をとることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図はいずれも一実施例を示しており、第1
図は正面図、第2図は平面図、第3図は右側側面図であ
り、第4図は要部の細部構造を示した正面図である。 第5図と第6図はそれぞれ装置の計測方法の原理説明図
と、定盤上に載置した寸法測定器の測定子の位置決め方
法の説明図である。 第7図は第2実施例装置の構成を説明した模式的平面図
である。 第8図と第9図はそれぞれ基準ローラ1または2の別の
形状例を示した側面図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1) (a)水平面に対して斜方向に配設したベッドと、(b
    )相互に平行方向を保たせると共に回転可能に前記ベッ
    ド上に載架した、第1基準ローラ及び第2基準ローラと
    、 (c)前記一対の基準ローラの対置間隔の調節手段と、 (d)前記第1及び第2基準ローラの間で同軸的に支持
    された被計測筒状物体の筒軸線と、前記第1または第2
    基準ローラの軸芯線とを結ぶ平面に沿って計測子を移動
    させられる様に、該平面と平行する方向にその盤面方向
    を保たせて前記ベッド上に取付けた複数個の寸法測定器
    載置用定盤と、(e)前記寸法測定器の計測子を、前記
    の支持状態にある前記被計測筒状物体の計測個所に接触
    させた状態のもとに固定させるための、寸法測定器固定
    手段と、 (f)前記第1および第2基準ローラの同期的回転手段
    とを備えてなる筒状物体の寸法測定装置。 2)前記寸法測定器載置用定盤の盤面方向は、水平方向
    に保たれていることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の筒状物体の寸法測定装置。 3)前記寸法測定器はダイヤルゲージであり、前記筒状
    物体の円周を自動検査できることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項または第2項記載の筒状物体の寸法測定装
    置。
JP23768686A 1986-10-06 1986-10-06 筒状物体の寸法測定装置 Expired - Lifetime JPH0833290B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23768686A JPH0833290B2 (ja) 1986-10-06 1986-10-06 筒状物体の寸法測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23768686A JPH0833290B2 (ja) 1986-10-06 1986-10-06 筒状物体の寸法測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6391501A true JPS6391501A (ja) 1988-04-22
JPH0833290B2 JPH0833290B2 (ja) 1996-03-29

Family

ID=17019003

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23768686A Expired - Lifetime JPH0833290B2 (ja) 1986-10-06 1986-10-06 筒状物体の寸法測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0833290B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04346002A (ja) * 1991-05-23 1992-12-01 Fujitsu Ltd ダイヤルゲージ取り付け治具
KR100942112B1 (ko) 2007-09-27 2010-02-12 주식회사 포스코 선재 압연 디스크 롤의 상하 패스센터 측정장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04346002A (ja) * 1991-05-23 1992-12-01 Fujitsu Ltd ダイヤルゲージ取り付け治具
KR100942112B1 (ko) 2007-09-27 2010-02-12 주식회사 포스코 선재 압연 디스크 롤의 상하 패스센터 측정장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0833290B2 (ja) 1996-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6367159B1 (en) Method and apparatus for measuring surface shape of thin element
US4447959A (en) Instrument for measuring internal dimensions
US3125811A (en) Machine for measuring roundness
JPH0642947A (ja) 回転振れ又は輪郭の測定方法及び装置
CN112284219B (zh) 一种管道尺寸测量装置
JPH1123255A (ja) 真円度測定機及びその検出器感度校正方法
JP2002005653A (ja) ねじ寸法測定方法及び装置
JPS6391501A (ja) 筒状物体の寸法測定装置
CN113188423B (zh) 一种轴用零部件径向孔对称度检测用定位装置及检测系统
JP2505786B2 (ja) 円筒状物の寸法測定装置
US4489497A (en) Groove measuring gauge
CN214408478U (zh) 一种弯曲试样角度测量装置
CN208860290U (zh) 出力转塔滚子轴承安装面平面度与安装孔垂直度检测装置
CN87201349U (zh) 轴承内圈滚道位置及半径测量仪
JPH07502816A (ja) 測定装置
JPH0749947B2 (ja) 筒状物体の寸法測定装置
JPH06100456B2 (ja) 筒状物体の寸法測定装置
JP2001082933A (ja) レーザ式シャフト自動計測装置
JPH0749955B2 (ja) 工具検査装置および工具検査方法
JPH11271007A (ja) ねじ軸の測定方法およびその測定装置
JP2504561B2 (ja) 形状測定装置
JP2002255128A (ja) 缶の巻締め部寸法測定装置
JPH11201706A (ja) 同心度測定装置
JPH0635121Y2 (ja) 多点高さ測定装置
JP2506730Y2 (ja) プレス型間距離測定器