JPS6389267A - 円板形工具用固定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は、中空軸の工具スピンドル内でこれに対し軸方
向に移動可能ではあるが回転不能に設けられた締付部材
と、こめ工具スピンドルの工具側の端に着脱可能に固定
することが出来る締付フランジと、工具スピンドルの工
具側端に形成された支持部材と、工具を中間に挟んで締
付フランジを支持部材へ着脱可能に押圧する作動機構と
を有する円板形工具用固定装置、特に、伝導装置用ハウ
ジング内に固定された携帯可能な電動工具のモータ駆動
の工具スピンドルに、円板形工具を固定する装置に関す
る。この装置は、特に、携帯可能なアングル研削機の工
具ピストンにといし車を固定するのに適している。しか
し又、同じ方法で、丸のこ刃、切断用円形刃物等の工具
を固定することも出来る。

［従来の技術］ アングル研削機に装置する上記の種類の装置は、西独特
許公報第３４０５８８５号より公知である。この装置に
よって、機械に組み込まれた作動機構を補助工具を用い
ずに手で＠脱することは可能である。

このために、中空の工具スピンドル内で軸方向に移動可
能な締付部材に作用する回転レバーが設けられている。

しかし、締付部材を圧縮ばねの力に抗して移動させるこ
とで、工具スピンドルの自由端に螺着された７ランジ状
調整ナツトをといし車から外さなくてはならない、とい
う問題がある。

このほか、締付部材は歯車装置を介して工具スピンドル
に回転不能に結合されており、圧縮ばねがといし車に作
用する押圧力の大部分を生じなければならないので、特
に、公知の装置が大形のアングル研削機、特に両手使用
用のアングル研削機に用いる場合には、圧縮ばねは最少
限かなりの寸法が必要である。

［発明が解決しようとする問題点］ この発明の目的は、円板形工具固定装置をコンパクトに
構成し、より小さく携帯可能な電動工作機械、特に片手
操作の電動工作機械に適当するように改良することにあ
る。又、この発明の目的は、圧縮ばねの力に抗すること
なく、刃物の着脱を容易にできる円板形工具固定装置を
提供することにある。

［問題点を解決するための手段、作用コ上記の目的は、
円板形工具固定装置を、中空の工具スピンドル内でこの
工具スピンドルに対し軸方向に移動可能ではあるが回転
不能に設けられた締付部材と、工具スピンドルの工具端
に着脱可能に固定することが出来る締付フランジと、工
具スピンドルの工具側端に形成された支持部材と、工具
を中間に挟んで締付フランジを支持部材へ＠脱可能に押
圧する作動機構とを具備するように構成し、工具ピスト
ンと締付部材とは、工具ピストン内で軸方向に離間対向
して間に第′）の空所を規定するそれぞれ境界面を有し
、締付部材又は工具スピンドル内に第′）の空所に連通
する第２の空所を形成し、第２の空所内に作動機構にの
作動によって第１及び第２の空所の容積を変えると共に
第２の空所内の所定の位置に停止可能なピストンを設け
、可塑性媒体を第１及び第２の空所に充填する構成にし
たことにより達成される。

この発明は、工具を締め付けた場合、締付フランジと工
具とカウンタフランジである支持部材との間に、従って
また工具スピンドルと締付部材との間に十分な摩擦結合
が生じるのに対し、工具を外すためには、締付フランジ
が圧縮ばねの影響なしに締付部材から緩められるように
締付フランジを外すという思想を前提としている。こう
した状態をこの発明に基づいて可能にするための方法は
、締付部材と工具スピンドルが、両者の互いに対向した
境界面の間に垂直な軸方向の間隔を形成する共通の第′
）の空所を限定し、この第′）の空所が、締付部材か工
具スピンドル中に形成された第２の空所に連通され、可
塑性媒体がこれらの空所に充填されていることにより達
成される。空所の容積を変えるように締付部材との間に
軸方向の相対運動を成すと共に締付位置に停止可能なピ
ストンが、第２の空所に配置されている。

この発明の好ましい実施例においては、工具スピンドル
が中空になっており、締付部材が工具スピンドル内を軸
方向に案内され、第′）の空所が作動機構向きに工具締
付部材内に形成された境界面と、この工具スピンドルの
境界面に対向し工具側向きに締付部材に形成された境界
面とによって規定される。又、締付部材は、作動機構側
に開放され伝導装置用ハウジング内の空所まで延出しか
つピストンを収容する軸方向孔を有する。第１及び第２
の空所が締付部材に設けた実質的に半径方向孔を介して
互いに連通されているのは目的に適っている。

工具から中空の工具スピンドルに剛性の高いシリンダ状
のスリーブを挿入してその内側端面を工具スピンドルの
境界面とし、締付部材は、締付フランジを端部に有する
ねじ軸をシリンダ状のスリーブの軸方向孔へ係合させ、
シリンダ状のスリーブの内側端面に対向する肩部をそれ
の境界面としている。

電動工具が作動するとピストンが工具スピンドルの軸線
を中心に共に回転するが、といし車の交換のため軸方向
に移動可能であるために、作動機構が伝導装置用ハウジ
ング内で軸方向に移動可能な圧力板を有し、この圧力板
は、軸方向力を受け入れ好ましくは転がり軸受として形
成されたピボット軸受を介して、ピストンの軸方向の支
持板に接触する。

この発明の他の好ましい実施例によれば、作動機構が、
締付部材の軸方向孔内に案内されるねじ軸を有し、この
ねじ軸は、第２の°空所側の端面で直接的か、緩挿した
ピストンを介して間接的に、可塑性媒体の上面に接触し
ている。ねじ軸と軸方向孔とのねじが、工具スピンドル
の回転の際、セルフロッキングするように形成されてい
ることは目的に適っている。ねじ軸が、工具の対向側で
、締付部材を伝導装置用ハウジングの開口部に貫通係合
させることは利点であり、又、伝導装置用ハウジングの
外側に出るきざみ付作動ヘッドを有するのが望ましい。

作動ヘッド付ねじ軸は二重の機能を有する。即ち、工具
スピンドルの回転によって、ピストンを第２の空所内を
締付部材に対して相対的に軸方向に移動させて、締付状
態を変えることが出来る。締付過程の際、可塑性媒体を
第２の空所から第′）の空所へ押圧し、円板形工具（と
いし車）を中間に挟んで締付部材を介して工具スピンド
ルの支持部材の方向へ締付フランジを引張る。逆に、ね
じ軸をゆるめる方向へまわすと、可塑性媒体が、移動に
連れて小さくなる第′）の空所からピストンを有する第
２の空所へ流出し締付部。

材はそれにか゛かる軸方向の圧力によって工具側へ動か
され、締付フランジは支持部材との間の間隔が広げられ
て緩められて締付部材が容易に取り外すことができる。

外側からアクセス可能な作動端を、誤って掴むことを防
ぐという安全上の理由から、ハウジングに蝶番されたカ
バーで覆うことが出来る。カバーは、好ましくは停止結
合部材として形成され作動機構の締付状態においてのみ
作用し又は停止可能であるカバー用ロックを有する。更
に、カバー又はカバー用ロックによって開放可能な安全
開閉器が備えられていて、カバーが閉じられた場合のみ
、安全開閉器によって機械を作動させることが出来る。

作ａｍ桐を開放すると同時に締付装置を確実に自動的に
解除するため、本発明に基づいて、工具スピンドルと締
付部材との一部に形成された空所内に、締付装置に抗す
る方向に作用しコイルばね又は皿ばねとして形成された
圧縮ばねが備えられている。圧縮ばねの圧力が、工具ス
ピンドルと締付部材の間に生ずる摺動又は移動抵抗と、
可塑性媒体の領域に生じて移動の際克服されねばならな
い変形抵抗及び流動抵抗よりも大きいように、圧縮ばね
が構成される。

緩挿のピストンを第２の空所で軸方向にのみ移動し、作
動ピストンがねじれても共に回転しないようにするため
、ピストン壁とそれに関連する空所壁に、可塑性媒体の
一部を収容し相互にかみ合うスプライン及びスプライン
溝が形成されている。

本発明では、自由に用いることが出来るあらゆる可撓性
媒体のうちで永続的に可塑性を保持することが出来る可
撓性媒体を原則的に用いることが出来る。尤も、可塑性
媒体が比較的低い重合度のポリ塩化ビニルであれば、携
帯可能な電動工具における要求に十二分に応じることが
出来るということが分った。

締付部材の境界面、即ち工具側を向く境界面の一部が、
ピストンの横断面に対して少なくとも５０対′）の比率
であることが望ましい。この比率の場合、本発明の装置
における伝達比率が、作動力が適当であると、工具、の
締付に十分な締付力を可能にすることが判明したからで
ある。なかんずく、比率が１００対１である場合、又は
大形の携帯可能な手工具では、必要に応じ、２００対１
であることは、−層利点がある。

［実施例］ 以下、図面を参照して本発明を実施例に基づいて説明す
る。

７ングル研削１１４　（Ｗ　ｉｎｋｅｌｓｃｈｌｅＨｍ
ａｓｃｈｉｎｅ）は、実質的に、モータ用ハウジング１
０に設置された電動モータと、この電動モータに接続し
伝導装置用ハウジング１２内に設置され工具スピンドル
１８を駆動するマイク歯車１４と、締付装置によつて工
具スピンドル１８に固定可能なといし車又は工具２８と
によって構成されている。

中空軸として形成された工具スピンドル１８は、伝導装
置用ハウジング１２の２個のラジアル球軸受１６に受け
られており、伝導装置用ハウジング１２から突出する端
部は７ランジ状の支持部２゜になっている。といし車２
８は締付フランジ２６によって支持部２ｏへ押圧される
。雌ねじとして形成された締付フランジ２６は、工具ス
ピンドル１８の内側に回転不能に且つ軸方向に移動可能
に取着された締付部材（５ｐａｎｎａｎｋｅｒ　）　２
２に後述の媒体４０を介して連結されるねじ軸２４に固
定されている。締付部材２２の端部２３が、下方から工
具スピンドル１８に嵌合されスナップリング３２によっ
て確実に保持されたスリーブ３ｏの軸方向孔３１に嵌合
しており、ねじ軸２４が、工具スピンドル１８の締付フ
ランジ２６側端部から突出している。スリーブ３０の内
側端面３４と、それに接続する工具スリーブ１８の軸方
向内面１８ａと、スリーブ３０に対向する締付部材２２
の肩部３６とにより、環状の第′）の空所３９が区画さ
れ、締付部材２２内に形成された半径方向孔４２を介し
て第２の空所４４に接続されている。

ピストン４６は第２の空所４４に通じる締付部材２２の
軸方向孔４５に嵌合し、ピストン４６の端面４７は第２
の空所４４を区画する。ピストン４６を作動機構５４に
よって軸方向孔４５内をこれと相対的に移動させること
によって、空所の容積を一定限度変えることが出来る。

第１及び第２の空所３９．４４に、孔４２を介して連通
し可塑変形可能で実質的に非圧縮性の物質である媒体４
０が充填されている。媒体４０は、例えば、比較的低い
重合度のポリ塩化ビニルによって構成されている。ポリ
塩化ビニルは、高温で液状で注入され、周囲温度でゲル
状の可塑稠度を有する。空所の境界壁面になる端面３４
ないし肩部３６（以下、境界面３５．３６という）内に
第′）の空所３９方向に開放され可塑性媒体４０を収容
する別個の至３７を形成することができる。

ピストン４６が孔４５内を移動されると、可塑性媒体４
０は、締付部材２２内での移動位置を変えつつ、移動運
動の方向へ押されて第′）の空所３９又は第２の空所４
４内へ押入される。

作動−橋５４の締付位置では、ピストン４６は第２の空
所４４の最も奥へ移動される。ピストン４６は、作動機
構５４によって、押し込まれた位置に保持されるので、
ピストン４６、締付部材２２、可塑性媒体４０及び工具
スピンド′ル１８の間に十分に剛性を与えられた状態で
結合が生じ、といし車２８は締付フランジ２６と支持部
材２０の間にきつく挟みつけられる。ピストン４６は、
上記の他の部材と同様に、駆動される工具スピンドル１
８によって工具スピンドル１８の軸線を中心として回転
される。回転を可能にするには、第１図及び第２図に示
すように、圧力板５２（第１図ではパッキングを介して
伝導装置用ハウジング１２の孔内に装着され、第２図で
は伝導装置用ハウジング１２内の雌ねじ５６に螺合して
いる）とピストン４６の支持板４８との間に、好ましく
は転がり軸受として形成された軸方向ピボット軸受５０
が設置されている。

といし車２８を外すため、第１図では偏心レバー５５に
よって作動機構５４を解放し、第２図では回転レバー５
８を回転させて解放すると、圧力板５２がピストン４６
の支持板４８から外される。

ピストン４６は所定の遊び分だけ軸方向に移動可能なの
で、締付部材２２に作用している力が、可塑性媒体４０
を第′）の空所３９から第２の空所４４へ押し出し、締
付部材２２を工具スピンドル１８に対して対応分だけ下
方へ移動することが出来る。例えば、コイルばね又は皿
ばねとして形成され軸方向に作用する圧縮ばね６０によ
ってこの力を得ることが出来、そしてこの圧縮ばね６０
は、第２図のように、工具スピンドル１８と締付部材２
２の間に形成された空所６２内に設置されている。圧縮
ばね６０の圧力は、工具スピンドル１８と締付部材２２
との間に生ずる滑り抵抗と、可塑性媒体４０の領域に生
じる変形抵抗及び流動抵抗よりも大きくなるように選定
される。この移動によって、締付フランジ２６をといし
車２８から外すことが出来る。雌ねじとして形成された
締付フランジ２６を解放するために締付フランジ２６と
といし車２８の間の押圧力を克服する必要がないので、
好ましくはきざみ（ナーリング）付であり雌ねじを有す
る締付フランジ２６を手でねじ軸２４から緩めて、とい
し車２８を外すことが出来る。

逆に、組立ての場合、まずといし車２８をねじ軸２４に
取着し、次いで、締付フランジ２６を手でねじってねじ
軸２４へ螺合させてから支持部材２０の方へ移動させる
。其の後、作動機構５４によって締め付けると、ピスト
ン４６は軸方向孔４５内へ押入されるので、可塑性媒体
４０は第２の空所４４から第′）の空所３９へ押入され
る。

これによって、ねじ軸２４の方へ境界面３４．３６の間
隔を広げつつ締付部材２２が工具スピンドル１８内を上
昇し、といし車２８を挟んで締付フランジ２６を支持部
材２０の方へ押圧する。工具スピンドル１８の回転方向
とねじ軸２４上のねじピッチとは、モータが始動すると
締付フランジ２６が自動的に締まるように、互いに調整
されている。

第３図乃至第５図に図示した実施例では、作動機構４６
′はねじ軸であり、締付部材２２のねじ穴４５′内に螺
合している。第３図の場合、ねじ軸４６′は、伝ｌｊ装
置用ハウジング１２内に形成されパッキング又は軸受６
７を有するハウジング開口部６６に嵌合しているのに対
し、第４図の場合では、締付部材２２がねじ軸４６−と
共にハウジング開口部６６を通って外部へ突出されてい
る。

ねじ軸４６′の作動端はきざみ（ナーリング）付作動ヘ
ッド７２を有する。作動ヘッド７２は、作動機＃Ｉ５４
が締付状態の場合、伝導装置用ハウジング１２に蝶番さ
れたカバー６８によって覆われる（第３因）。カバー６
８は、作動スピンドル４６′が締付位置にある場合のみ
、安全上の理由から、カバー用ロック７０に閉じられて
いる。必要な場合には、カバー用ロック７０は、カバー
が開いている場合に駆動用モータへの給電を中断する安
全開閉器（図示せず）を有する。

第３図に図示した実施例の場合、ねじ軸４６′は、その
端面が、可塑性媒体４０に作用するピストンとなるのに
対し、第４図の実施例では、ピストン４６は第２の空所
４４内に！Ｉ１１配設されており、このピストン４６に
ねじ軸４６′の端面に形成された軸部６４が作用する。

［発明の効果］ この本発明によれば、円板工具用固定装置を携帯用電動
工具に適するようにコンパクトな構造にすることができ
るばかりでなく、圧縮ばねの力に抗することなく刃物を
容易に着脱できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は締付装置用作動機構である偏心レバーを有する
アングル研削機の伝導装置の一実施例の主要部の縦断面
図、第２図は締付装置用作動機構である回転レバーを有
するアングル研削閤の一実施例の主要部の縦断面図、第
３図は締付装置用作動機構であるねじ軸ときざみ付作動
ヘッドとを有するアングル研削機の一実施例の主要部の
縦断面図、第４図は締付装置用件ｖＪ機構であるねじ軸
とこれに押圧されるピストンとを有するアングル研削機
の一実ｇ＆例の主要部の縦断面図、第５図は第４図の線
５−５に沿う断面図である。 １０・・・モータ用ハウジング、１２・・・伝導装置用
ハウジング、１４・・・マイタ歯、１６・・・ラジアル
球軸受、１８・・・工具スピンドル、１８ａ・・・内面
、２２・・・締付部材、２３・・・端部、２４・・・ね
じ軸、２６・・・締付フランジ、２８・・・といしＩＩ
＜工具）、３０・・・スリーブ、３１・・・軸方向孔、
３４・・・端面（境界面）、３７・・・室、３９・・・
第′）の空所、４０・・・可塑性媒体、４２・・・半径
方向孔、４４・・・第２の空所、４５・・・軸方向孔、
４５′・・・ねじ孔、４６・・・ピストン、４６′・・
・ねじ軸、４７・・・端面、４８・・・支持板、５０・
・・ローラ軸受、５２・・・圧力板、５４・・・作動機
構、５５・・・偏心レバー、５６・・・雌ねじ、５８・
・・回転レバー、６０・・・圧縮ばね、６２・・・空所
、６４・・・軸部、６６・・・ハウジング開口部、６７
・・・パッキング、６８・・・カバー、７０・・・カバ
ー用０ツク７２・・・作動ヘッド。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、中空軸の工具スピンドル内で該工具スピンドルに対
   し軸方向に移動可能であるが該工具スピンドルに回転不
   能に設けられた締付部材と、該工具スピンドルの工具側
   端から着脱可能に固定することが出来る締付フランジと
   、該工具スピンドルの該工具側端に形成された支持部材
   と、該工具を中間に挟んで該締付フランジを該支持部材
   へ着脱可能に押圧する作動機構とを有する円板形工具用
   固定装置において、該工具ピストン（１８）と該締付部
   材（２２）とは、該工具ピストン（１８）内で軸方向に
   離間対向して間に第１の空所（３９）を規定するそれぞ
   れ境界面（３４、３６）を有し、該締付部材（２２）又
   は該工具スピンドル（１８）内に該第１の空所（３９）
   に連通する第２の空所（４４）を形成し、該第２の空所
   （４４）内に該作動機構（５４）の作用によって該第１
   及び第２の空所（３９、４４）の容積を変えると共に該
   第２の空所（４４）内の所定の位置に停止可能なピスト
   ン（４６、４６′）を設け、可塑性媒体（４０）を該第
   １及び第２の空所（３９、４４）に充填する構成にした
   ことを特徴とする円板形工具用固定装置。 ２、前記作動機構（５４）が前記伝導装置用ハウジング
   （１２）の前記工具（２８）と反対側に設置され、前記
   工具スピンドル（１８）の前記境界面（３４）が該作動
   機構（５４）を向き、前記締付部材（２２）の前記境界
   面（３６）が該工具（２８）側を向き、該締付部材（２
   ２）が、該作動機構（５４）側へ開放され前記第２の空
   所（４４）まで延出し前記ピストン（４６）を構成する
   ねじ軸（４６′）を収容する軸方向孔（４５）を有する
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の円板形
   工具用固定装置。 ３、前記軸方向孔（４５）の延長部である前記第２の空
   所（４４）が、半径方向孔（４２）を介して前記第１の
   空所（３９）に連通していることを特徴とする特許請求
   の範囲第２項に記載の円板形工具用固定装置。 ４、前記工具スピンドル（１８）の前記境界面（３４）
   が、前記工具（２８）側から工具スピンドル（１８）へ
   挿入されたシリンダ状のスリーブ（３０）の内側端面で
   あり、前記締付部材（２２）は、該シリンダ状のスリー
   ブ（３０）の軸方向孔（３１）に係合する端部（２３）
   を有し、該締付部材（２２）の前記境界面（３４）は、
   該工具スピンドル（１８）の該境界面（３４）に対応し
   て該締付部材（２２）に設けられた肩部（３６）である
   ことを特徴とする特許請求の範囲第２項又は第３項に記
   載の円板形工具用固定装置。 ５、前記第１の空所（３９）に開放され前記可塑性媒体
   （４０）を収容する室（３７）が、境界面（３４、３６
   ）によって形成されていることを特徴とする特許請求の
   範囲第４項に記載の円板形工具用固定装置。 ６、前記作動機構（５４）が前記伝導装置用ハウジング
   （１２）内で前記ピストン（４６、４６′）の軸方向に
   移動可能な圧力板（５２）を有し、該圧力板（５２）は
   、軸方向力を受け入れるピボット軸受（５０）を介して
   、前記ピストン（４６、４６′）の軸方向に形成された
   支持板（４８）に接触することを特徴とする特許請求の
   範囲第１項乃至第５項のいずれかの１に記載の円板形工
   具用固定装置。 ７、前記ピボット軸受（５０）が軸方向の転がり軸受で
   あることを特徴とする特許請求の範囲第６項に記載の円
   板形工具用固定装置。 ８、前記作動機構（５４）が、前記伝導装置用ハウジン
   グ（１２）内に回転不能に案内される前記圧力板（５２
   ）へ作用する偏心レバー（５５）を有することを特徴と
   する特許請求の範囲第１項乃至第７項のいずれかの１に
   記載の円板形工具用固定装置。 ９、前記作動機構（５４）が、前記伝導装置用ハウジン
   グ（１２）内に形成された雌ねじ（５６）に螺合される
   前記圧力板（５２）に接続されている回転レバー（５８
   ）を有することを特徴とする特許請求の範囲第１項乃至
   第７項のいずれかの１に記載の円板形工具用固定装置。 １０、前記作動機構（５４）が、前記締付部材（２２）
   の軸方向孔（４５）内に案内されるねじ軸（４６′）を
   有することを特徴とする特許請求の範囲第３項乃至第５
   項のいずれかの１に記載の円板形工具用固定装置。 １１、前記ねじ軸（４６′）が前記ピストン（４６）で
   あることを特徴とする特許請求の範囲第１０項に記載の
   円板形工具用固定装置。 １２、前記ねじ軸（４６′）の端面又はその端面に形成
   された軸部（６４）が、前記第２の空所（４４）内に遊
   嵌する前記ピストン（４６）に接触することを特徴とす
   る特許請求の範囲第１０項に記載の円板形工具用固定装
   置。 １３、前記ねじ軸（４６′）が前記工具スピンドル（１
   ８）の駆動時に前記軸方向孔（４５）内でセルフロッキ
   ングされる構成になっていることを特徴とする特許請求
   の範囲第１０項乃至第１２項のいずれかの１に記載の円
   板形工具用固定装置。 １４、前記ねじ軸（４６′）が前記伝達装置用ハウジン
   グ（１２）のハウジング開口部（６６）を貫通係合して
   いることを特徴とする特許請求の範囲第１０項乃至第１
   ３項のいずれかの１に記載の円板形工具用固定装置。 １５、前記ねじ軸（４６′）が前記締付部材（２２）と
   共に前記伝達装置用ハウジング（１２）の前記開口部（
   ６６）を貫通係合していることを特徴とする特許請求の
   範囲第１０項乃至第１４項のいずれかの１に記載の円板
   形工具用固定装置。 １６、前記ねじ軸（４６′）が、前記開口部（６６）の
   領域で、密閉作用をするパッキング又は軸受（６７）内
   に収容されていることを特徴とする特許請求の範囲第１
   ４項に記載の円板形工具用固定装置。 １７、前記締付部材（２２）が、前記開口部（６６）の
   領域で、密閉作用をするパッキング又は軸受（６７）内
   に収容されていることを特徴とする特許請求の範囲第１
   ５項記載の円板形工具用固定装置。 １８、前記ねじ軸（４６′）の作動端が、きざみ付作動
   ヘッド（７２）を有することを特徴とする特許請求の範
   囲第１０項乃至第１７項のいずれかの１に記載の円板形
   工具用固定装置。 １９、前記ねじ軸（４６′）の前記作動端が、多角形開
   口部、又は、スクリュードライバ若しくはモンキーレン
   チ用の多角形ヘッドを有することを特徴とする特許請求
   の範囲第１０項乃至第１８項のいずれかの１に記載の円
   板形工具用固定装置。 ２０、前記ねじ軸（４６′）の前記作動端が、前記伝導
   装置用ハウジング（１２）に回動可能に取着されたカバ
   ー（６８）によって覆う構成になっていることを特徴と
   する特許請求の範囲第１０項乃至第１９項のいずれかの
   １に記載の円板形工具用固定装置。 ２１、前記カバー（６８）は、前記作動機構（５４）の
   締付位置においてのみ作用するカバー用ロック（７０）
   を有することを特徴とする特許請求の範囲第２０項又は
   第２１項に記載の円板形工具用固定装置。 ２２、電動モータへ給電する安全開閉器が前記カバー（
   ６８）又は前記ロック（７０）によって開放可能に設け
   られることを特徴とする特許請求の範囲第２０項又は第
   ２１項記載の円板形工具用固定装置。 ２３、前記作動機構（５４）の締付方向に抗する方向に
   作用する圧縮ばね（６０）が、前記工具スピンドル（１
   ８）と前記締付部材（２２）の間に形成された空所（６
   ２）内に設置され、該圧縮ばね（６０）の圧縮力が、該
   工具スピンドル（１８）と該締付部材（２２）の間に生
   ずる摺動抵抗と、前記可塑性媒体（４０）の変形抵抗及
   び流動抵抗よりも大きく形成されていることを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項乃至第２２項のいずれかの１に
   記載の円板形工具用固定装置。 ２４、前記ピストン（４６）のずれを防止するため、前
   記第２の空所（４４）及び該ピストン（４６）に、相互
   にかみ合うスプライン及びスプライン溝が形成されてい
   ることを特徴とする特許請求の範囲第１項乃至第２３項
   のいずれかの１に記載の円板形工具用固定装置。 ２５、前記可塑性媒体（４０）が比較的低い重合度のポ
   リ塩化ビニルであることを特徴とする特許請求の範囲第
   １項乃至第２４項のいずれかの１に記載の円板形工具用
   固定装置。 ２６、前記締付部材（２２）の前記境界面 （３６）が前記ピストン（４６）の横断面に対し少なく
   とも５０対１の比率であることを特徴とする特許請求の
   範囲第１項乃至第２５項のいずれかの１に記載の円板形
   工具用固定装置。 ２７、前記締付部材（２２）の前記境界面 （３６）の、前記ピストン（４６）の横断面に対する比
   率が１００対１であることを特徴とする特許請求の範囲
   第２６項に記載の円板形工具用固定装置。 ２８、前記締付部材（２２）の前記境界面 （３６）の、前記ピストン（４６）の横断面に対する比
   率が２００対１であることを特徴とする特許請求の範囲
   第２７項に記載の円板形工具用固定装置。