JPS6388253A - 回動絞り弁型気化器のチヨ−ク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、機関へ供給する混合気の賃及び濃度を制御す
る気化器に関するもので、特に絞り弁が回転して吸気道
を開閉制御するいわゆる回動絞り弁型気化器のチョーク
装置に関するものである。

〔従来の技術〕

気化器の絞り弁は運転者によるアクセルワイヤーによっ
て制御されて、機関へ供給される混合気の量及び濃度を
調整、制御するものであり、−般的に回転型のものと摺
動型のものとに大別される。

本発明は回転型の絞り弁を用いた回動絞り弁型気化器の
始動装置に関するもので、回動絞り弁型気化器としては
１本出願人の出願による特願昭６１−９８５９３号、及
び実公昭６０−１９９６９号公報等の構造が知られる。

前者によると、吸気道に直交した絞り弁案内筒内に板状
の回動絞り弁を回動自在に配置したもので、後者による
と、吸気道に対応する貫通孔を穿　。

設した円筒状の回動絞り弁を回動自在に配置したもので
ある。

そして、これらの回動絞り弁型気化器のチョーク装置と
しては、前記各明細書の図面に記載はないが回動絞り弁
より上流側（エヤークリーナー側）の吸気道内に該吸気
道を開閉するチョークバルブが配置される。

具体的にそのチョークバルブを第１図に示すと、気化器
本体１の内部を吸気道２が貫通し、吸気道２内には、気
化器本体１に回動自在に軸支されたチョーク−シャフト
３が配置され、さらにこのチョークシャフト３にチョー
クバルブ４が取着される。

また第２図によると気化器本体１の吸気道２が開［ゴす
る端面にチョークバルブ４が回動自在に配置され、この
チョークバルブ４は気化器本体１に軸支されたチョーク
シャフト３に取着される。

従ってチョークシャフト３が回動することによってチョ
ークバルブ４が吸気道２を開閉制御するものである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

かかる従来の回動絞り弁型気化器のチョーク装置による
と１次の欠点を有する。

■第１図に示されるものにあっては、吸気道内に常にチ
ョークバルブ、チョークシャフトが残存するもので、こ
れによると吸気道の有効面積が減少されるもので気化器
の吸入効率を向上し得ないものである。また、この吸入
効率をあげる為に吸気道の直径を大きくすれば可１Ｅな
るものであるがこれによると、気化器をコンパクトにま
とめることが困難である。

また、チョークバルブ４の全開時において、吸気道２の
長子軸心方向にチョークバルブ４の全長を許容する長さ
を必要とするもので、これによると気化器本体の全長を
短縮化することが困難である。

■第２図に示されるものにあっては、チョークバルブ４
は、気化器本体ｌの吸気道２が開口する端面上を摺回動
するものであり、これによると気化器本体の端面が大き
くなり気化器をコンパクトにまとめ得ないものである。

〔問題点を解決するための手段〕　〔作用〕本発明にな
る回動絞り弁型気化器のチ璽−り装置は前記不具合点に
鑑みなされたもので、コンパクトで吸入効率の高い前記
装置を得ることを目的とするもので、前記目的達成のた
めに、回動絞り弁の外周に対応する気化器本体に回動絞
り弁と略同芯状のチョークバルブ回動溝を穿設し、該チ
ョークバルブ回動溝内に断面円弧状のチョークバルブを
回動自在に配置し、チョークバルブを回動することによ
って回動絞り弁よりエヤークリーナー側の吸気道を開閉
したものである。

〔実施例〕

以下、本発明になる回動絞り弁型気化器の一実施例を第
３．第４、第５図によって説明する。

１０は内部を吸気道１２が貫通した気化器本体であり、
吸気道１２の中間部には円筒状の絞り弁案内筒１３が穿
設される。絞り弁案内筒１３内の一側は吸気道１２の底
部より気化器本体ｌＯに没入し、他側は気化器本体１の
側部より開口される。絞り弁案内筒１３の中心部で吸気
道１２内には燃料ノズル１４が突起して配置され、この
燃料ノズル１４は内部を燃料通路１４Ａが貫通して穿設
され、前述の如く一端が吸気道１２内に突起し、他端は
燃料導入路１５に連絡され、さらに吸気道１２内へ突起
した部分に燃料通路１４Ａと吸気道１２とを連通ずる燃
料制御孔１４Ｂが穿設される。この燃料制御孔１４Ｂの
形状及び制御孔面積は機関への適合テストによって決定
される。

又燃料導入路１５はフロート式気化器の浮子室内の一定
液面下、ダイヤフラム式気化器における燃料レギュレタ
ー室に連絡される。１６は絞り弁案内筒３内に回動自在
に配置される回動絞り弁であり、嵌合支持軸１８Ａ、円
筒状部１６Ｂ、及び板状絞り弁部１８Ｃより形成される
。

吸気道１２内に配置される嵌合支持軸１８Ａは内部に燃
料ノズル１４と間隙をもって配置される嵌合孔１８Ａ　
’が穿設されるとともに、嵌合孔１６八′と吸気道１２
とを連通ずる通孔１６Ａ″が穿設される。また嵌合支持
軸１６Ａの両端には円筒状に形成された円筒状部ＩＢＢ
が各々設けられ、その円筒状部１６Ｂが絞り弁案内筒１
３内に回動自在に配置される。また嵌合支持軸１１３Ａ
の吸気道１２への開口部には、嵌合支持軸１８Ａから側
方に延びる２枚の板状絞り弁部１８Ｃが配置され、この
板状絞り弁部１８Ｃによって吸気道１２が開閉される。

そして、この回動絞り弁１６はその上部を押え板１７に
て押圧されると共に、絞り弁リターンスプリング１８に
よって常に吸気道１２を閉じる側へ付勢されている。

又回動絞り弁１６の押え板１７より突出した端部には絞
り弁し八−１９が一体的に配置され、この絞り弁レバー
１９はアクセルワイヤー（図示せず）によって索引操作
される。２２は絞り弁し八−１９の上方に配置した制御
子レバーであって、制御子レバー２２の絞り弁レバー１
９に対向する面Ａ（図においてｒ面）にカム面２２Ａが
形成されると共に、規制部２２　、Ｂが押え板１７より
突起する突部１７Ａの間の溝Ｂに係合する。

そして、２３は制御子であって、その、Ｌ端部に設けた
ネジ部２３Ａが制御子レバー２２に虫ＭＲされるもので
、制御子２３と制御子レバー２２とは一体的に動作する
。また、制御子２３のネジ部２３Ａより下方には１ｉ４
３動絞り弁１６を貫通して燃料ノズル１４の燃料通路１
４Ａ内に嵌入される燃料制御棒２４が配置される。

モして回動絞り弁１Ｂの上部より制御子レバー２２の円
筒部２２Ｃを嵌合配置する嵌合孔１８０が穿設される。

従って、制御子レバー２２にネジ部２３Ａをもって螺着
された制御子２３はその下端部の燃料制御棒２４が燃料
ノズル１４の燃料通路１４Ａ内に嵌合される。この制御
子２３は回動絞り弁１６に対し、回動及び上下方向の移
動が自由に許容される。なんとなれば制御子レバー２２
の円筒部２２Ｇが回動絞り弁１６の嵌合孔ＩＥＩＤに対
し貫通して配置されるからである。

尚、燃料ノズル１４の燃料制御孔１４Ｂの開口面積は前
述した制御子２３の燃料制御棒２４の進退によって決定
される。また絞り弁レバー１９の上面には制御子レバー
２２のカム面２２Ａに対接゛する連結子２５が配置され
、押え板１７より延出するスプリング受部１７Ｂと制御
子レバー２２との間に配置したスプリング２６によって
連結子２５はカム面２２Ａに押圧付勢されている。

かかる構造を有する回動絞り弁型気化器にあって、チョ
ーク装置は次の如く形成される。即ち、３０はチョーク
バルブ回動溝であり、回動絞り弁ｌＢの外径と略同芯の
円弧状に形成されるとともに、気化器本体１０の上面よ
り吸気道１２の底部迄鋳抜き形成されるものであり、そ
のチョークバルブ回動溝３０の回動方向の溝長さＬは、
後述するチョークバルブの全開時において、チョークバ
ルブが吸気道１２内に残存することなく収容し得るよう
吸気道１２より外れた範囲Ａに穿設され、一方チヨーク
バルブの全閉時には、チョークバルブが吸気道１２を閉
塞しうる範囲Ｂにあるよう吸気道１２をまたいで穿設さ
れる。

また、このチョークバルブ回動溝３０の満面には係１ヒ
溝３０Ａ　、　３０Ｂが離れて穿設されるもので、チョ
ークバルブの全開及び全開時においてチョークバルブを
係止保持する。さらにこのチョークバルブ回動溝３０の
気化器本体１０への開放端部には後述するチョークバル
ブのレバ一部を収納するチョークレバー収納凹部３０Ｃ
が穿設される０次にこのチョークバルブ回動溝３０内に
収納されるチョークバルブ３１について説明する。

チョークバルブ３１はチョークバルブ回動ＩＸ！Ｉ３０
の形状に合致する断面円弧状で清秋に形成されるもので
、図に示されるように係止突部３１Ａと、」二部にあっ
てチョークレバー収納四部３０Ｃ内に配置される二叉状
のレバ一部３１Ｂとによって形成される。尚、係止突部
３１Ａは係止溝３０Ａ　、　３０Ｂに挿入された際にり
ｐ性力をもって保持されることが好ましいものであり、
この為にチョークバルブ３１は合成樹脂材料にて形成し
、且つ係止突部３１Ａの肉厚を他のチョークバルブ３１
の肉厚より薄くすることによってベンディング効果を与
えるとよい。

そして、３２は気化器本体１０の側方よりチ目−クレバ
ー収納凹部３０Ｃ内へ達する保持孔３３にて移動自在に
保持され、その一端にチョークバルブ３１の二叉状のレ
バ一部３１Ｂの溝部３１Ｃに係止される係止突部３２Ａ
が形成され、他端には、操作部３２Ｂが形成された操作
部材である。

次に気化器本体ｌＯへ前述したチョーク装置を組みつけ
る点について説明すると、まずチョークバルブ回動溝３
０内にチョークバルブ３１を配置する。

これによるとチョークバルブ３１の係止突部３１Ａはチ
ョークバルブ回動溝３０の一方の係止溝３０Ａに係止し
て配置される。

次いで気化器本体ｌＯの保持孔３３内に操作部材３２を
挿通させるもので操作部材３２の係止突部３２Ａをチョ
ークバルブ３１の二叉状のレバ一部３１Ｂの溝部３１Ｃ
内に係合するものであり、しかる後に押え板１７によっ
てチョークバルブ３１の上面を閉塞するものである。

次にチョークバルブ３１の開閉操作について説明する。

まずチョークバルブ３１が吸気道１２を全開状態に保持
する際には、操作部材３２の操作部３２Ｂを第５図にお
いて上方位置へ押圧するものであり、これによると操作
部材３２の係止突部３２Ａ−チョークバルブ３１の溝部
３１Ｃを通してチョークバルブ３１へ時計方向の回動力
が付与されるものでチョークバルブ３１が吸気道１２を
全開保持し得るものである。

尚、この状態において、チョークバルブ３１の係止突部
３１Ａは骨性力をもってチョークバルブ回動溝３０の係
止溝３０Ａ内に挿入されるのでチョークバルブ３１は確
実に全開状態に保持されるものである０次にチョークバ
ルブ３１の閉塞について説明すると、操作部３２Ｂを第
５図において一点鎖線に示される下方向に移動するもの
である。これによると、チョークバルブ３１には反時計
方向の回動力が付与されるものであり、係止突部３１Ａ
は係止溝３０Ａより離脱し、チョークバルブ３１は図の
一点鎖線状態に保持されるもので吸気道１２は全開状態
に保持される。

尚、このチョークバルブ３１の全閉状態にあって、係止
突部３１Ａは係止溝３０Ｂ内に挿入されるのでその保持
状態は確実となるものである。

〔発明の効果〕

本発明になる回動絞り弁型気化器のチョーク装置による
と次の効果を有するものである。

■チョークバルブは回動絞り弁と略同芯状に形成される
ので、チョークバルブを、吸気道に貫通させたチョーク
軸に取着したものに比較して気化器本体の吸気道長手軸
心方向において短くできる。

又気化器本体の吸気道の端面に配置した軸に回動自在に
チョークバルブを配置したものに比較して、その全開を
低くおさえられるものであり、上記効果に加え、チョー
クバルブの全開時において、吸気道内にチョークバルブ
が残存しないので吸気道の吸入効率の向上を図りうるち
のである。

（ン）チョークバルブとチョークレバーとによってチョ
ーク装置は形成され、チョーク軸とチョークバルブとの
取着が不要となったことがら取着の為のビズが機関の摺
動によってゆるんで機関に吸入される心配が皆無となり
、気化器の信頼性の向上を図ることができたものである
。

Ｃ）チョークバルブを断面円弧状としたことによって、
吸気道内に配置されて（チョーク／ヘルプの全閉時）、
機関の吸気道負圧がチョークバルブに作用した状態にお
いて平板状のチョークバルブに対し、その変形に対する
耐力を向上できたものである。

／４）チョークレバーはチョークバルブ回動溝の気化器
本体の開口端面凹部に配置したので気化器の全高を低く
することが可能となったもので、機関に対する取り付け
の自由度を大きく向上できたものである。

（６）チョークバルブを樹脂材料にて形成することによ
ると、チョークバルブ自体に設けた係止突部にて、チョ
ークバルブを保持する為のベンディング効果をもたらす
ことができ、これによると、チョークバルブを全開、全
開状態に確実に保持しうるちのである。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は、従来の気化器のチョーク装置を示す
外観図、第３図は本発明になる回動絞り弁型気化器のチ
ョーク装置の一実施例を示す縦。 断側面図、第４図は第３図ｍ−ｍ線の横断面図、第５図
は第３図の押え板１７を取り外した状態における上部平
面図である。 １０、、、気化器本体、　１２．、、吸気道、３０、、
、チョークバルブ回動溝、 ３０Ａ　、　３０Ｂ　、　、　、係止溝、　３０Ｃ、、
、チョークレバー収容凹部、　３１．、、チョーク／ヘ
ルプ、３１Ａ　、　、　、係止突部、　３１Ｂ　、　、
　、二叉状のし／へ一部、　３１Ｃ、、、溝部、　３２
．、、操作部材。 図面の浄書（内容に変更ない 手続ネｒｔｊ正書（方式） 昭和６２年２月５日 昭和６１年　特許願　第２３１３８２号２　発明の名称 回動絞り弁型気化器のチョーク装置 ３　補正をする者 事件との関係　　特許出願人

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、気化器本体を貫通する吸気道内に回動自在に配置さ
   れて吸気道を開閉制御する回動絞り弁を有する回動絞り
   弁型気化器において、 回動絞り弁の外周に対応する気化器本体に回動絞り弁と
   略同芯状のチョークバルブ回動溝を穿設し、該チョーク
   バルブ回動溝内に断面円弧状のチョークバルブを回動自
   在に配置し、チョークバルブを回動することによって回
   動絞り弁よりエヤークリーナー側の吸気道を開閉してな
   る回動絞り弁型気化器のチョーク装置。 ２、気化器本体を貫通する吸気道内に回動自在に配置さ
   れて吸気道を開閉制御する回動絞り弁を有する回動絞り
   弁型気化器において、 回動絞り弁の外周に対応する気化器本体に回動絞り弁と
   略同芯状のチョークバルブ回動溝を穿設するとともに、
   該チョークバルブ回動溝に連設して係止溝を設け、チョ
   ークバルブ回動溝内には、前記係止溝に係合する係止部
   を有する断面円弧状のチョークバルブを回動自在に配置
   してなる回動絞り弁型気化器のチョーク装置。 ３、前記チョークバルブを合成樹脂材料にて形成してな
   る特許請求の範囲第二項記載の回動絞り弁型気化器のチ
   ョーク装置。