JPS638417A - アミド系樹脂成形品 - Google Patents

アミド系樹脂成形品

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JPS638417A
JPS638417A JP15100086A JP15100086A JPS638417A JP S638417 A JPS638417 A JP S638417A JP 15100086 A JP15100086 A JP 15100086A JP 15100086 A JP15100086 A JP 15100086A JP S638417 A JPS638417 A JP S638417A
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JP
Japan
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lactam
weight
glass
polymerization
reinforcing material
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JP15100086A
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English (en)
Inventor
Isao Nagaya
長屋 勲
Yasuhiro Murata
村田 泰弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kasei Polytec Co
Original Assignee
Mitsubishi Monsanto Chemical Co
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Polyamides (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、アミド系樹脂成形品に関するものである。更
に詳しくは、ガラス系複合強化材を配合してなるアミド
系樹脂の反応射出成形品、反応注型成形品に関するもの
である。
「従来の技術J 近年、二成分系以上からなる高反応性の原料組成物を成
形金型内に射出または注入し、金型内で重合反応およC
/成形を同時に行って得られる直接成形品、いわゆる反
応射出成形品または反応注型成形品が注目されている。
従来、上記直接成形品としては、ポリウレタンよりなる
成形品が大きな発展をして米だが、最近、7ミド系樹脂
、不飽和ポリエステル、エポキシ樹脂等の新しい素材よ
りなる反応成形品についても検討されている。中でもア
ミド系樹脂は、強靭性、強雨性、耐熱性に優れ、耐摩擦
、摩耗特性のよさを兼ね備え、更に、原料組成物の流動
性がよいこと、および重合時の発熱の少ないこと等から
、低射出圧力での成形が可能であり、金型面の転写性が
よく、かつ、薄肉から厚肉の成形品まで随意に得ること
ができるので、反応射出成形および反応注型成形用素材
として特に注目されている。
このようなアミド系樹脂の特長を生かし、更に高い剛性
と耐熱性を付与するために、強化材として、原料組成物
にガラス繊維を配合する試みがなされている。
反応射出成形品または反応注型成形品の製造に用いられ
る原料組成物に配合されるガラスamは、多くの場合、
ミルドプラス繊imまたはカットガラス繊維である。
上記ガラス繊維を強化材として配合した原料組成物を用
いた場合、確かに成形品の剛性、耐熱性の向上は顕著で
ある。しかし、一方で原料組成物の粘度が大幅に上昇し
、成形条件の幅が狭くなると同時に、成形品の表面外観
を損い、かつガラス繊維の配向による成形品の歪み(ソ
リ)および機械的物性の異方性が発生するという問題が
あった。
また、成形品の歪み(ソリ)および機械的物性の異方性
を少なくする目的で、原料m酸物にガラスフレークを配
合する方法が提案されている。原料M成物にガラスフレ
ークを配合して、成形品の剛性をガラスa維を配合した
場合と同等とするためには、粒径の大きなフレークを配
合する必要がある。しかし、ガラス繊維にかえて粒径の
大きな7レークを配合した場合には、成形品の剛性は改
良されるが、表面外観が悪(なり、歪み(ソリ)が大き
くなるという問題があった。
このような背景から、アミド系街脂本米の特徴に加えて
、表面外観が損われず、乳荒れがなくて優れた光沢と優
れた剛性を有するとともに、歪み(ソリ)および機械的
物性の異方性の少ないアミド系樹脂成形品の出現が強く
待たれていた。
[本発明が解決しようとする問題点」 本発明が解決しようとする問題点は、次のことがらであ
る。
(1)反応射出成形法または反応注型成形法によって得
られたアミド系樹脂成形品であって、優れた剛性を有す
るとともに、歪み(ソリ)および機械的物性の異方性が
少なく、表面の肌荒れがなく優れた光沢を有する成形品
を提供すること。
(2)反応射出成形法または反応注型成形法によって得
られたアミド系樹脂成形品であって、この成形品の製造
に際し、原料組成物の中にガラス系複合強化材とω−ラ
クタムに可溶なボリアミドとが配合されているにもかか
わらず、原料組成物の流動性がよく、その取扱いおよび
成形操作が容易な成形品を提供すること。
[問題点を解決するための手段」 本発明者らは、上記の問題点を解決するため鋭意検討を
重ねた結果、アミド系樹脂の原料組成物に、プラス繊維
とガラスフレークとからなる複合強化材とω−ラクタム
に可溶なポリアミド類とをそれぞれ適量配合すれば、優
れた剛性を有するとともに、歪み(ソリ)および機械的
物性の異方性が少なく、表面の肌荒れがなく優れた光沢
を有する成形品が得られ、かつ成形操作も容るであるこ
とを見い出し、本発明に到達したものである。
しかして本発明の要旨とするところは、ω−ラクタム、
重合触媒、重合助触媒および、ガラス繊維とプラス7レ
ークとからなる複合強化材と、ω−ラクタムに可溶なポ
リアミド類とを、ω−ラクタム、重合触媒、重合助触媒
、複合強化材およびω−ラクタムに可溶なポリアミド類
の合計量100重量部に対する複合強化材の割合が5〜
50重を部の範囲となり、かつ、ω−ラクタム100f
ili部に対するω−ラクタムに可溶などリアミド類の
割合が0.1〜30重量部の範囲となるように混合し、
この混合物を、ω−ラクタムの融点以上の温度で成形金
型内に射出または注入し、重合反応させて得られたもの
であることを特徴とするアミド系樹脂成形品に存する。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明のアミド系樹脂成形品は、ω−ラクタム、重合触
媒、重合助触媒(以下、これらを合せて「出発原料」と
いう、)、および、ガラスm#lとガラスフレークとか
らなる複合強化材(以下、単に「複合強化材」という、
)ならびにω−ラクタムに可溶なポリアミド類(以下、
単に「可溶性ポリアミド類」という、)を原料とする。
本発明で使用されるω−ラクタムの具体例としては、γ
−ブチロラクタム、δ−パレロラクタム、ε−カプロラ
クタム、ω−エナントラクタム、ω−カプリルラクタム
、ω−ツンデカノラクタム、ω−ラウリンラクタムなど
が挙げられる。これらのω−ラクタムは単独で使用して
もよく、2種以上を併用してもよい。
本発明で使用される重合触媒は、公知のω−ラクタムの
アニオン重合において使用されるものから選ばれた如何
なる化合物であってもよい、その具体例としては、アル
カリ金属、アルカリ土類金属、これらの水素化物、酸化
物、水酸化物、炭酸塩、アルキル化合物、アリール化合
物、アルコキシド、グリニヤール化合物、更には上記金
属または金属化合物とω−ラクタムとの反応生成物、例
えば、ω−ラクタムのナトリウム塩、カリウム塩、マグ
ネシウムハライド塩などが挙げられる1重合触媒の使用
量は、全ω−ラクタムに対し、0.01〜15、または
20モル%もしくはそれ以上の範囲である。
本発明で使用される重合助触媒も公知のω−ラクタムの
アニオン重合において使用されるものから選ばれた如何
なる化合物であってもよい、その具体例としては、例え
ば、トルエンノイソシアネート、4.4’−ジフェニル
メタンノイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネ
ート、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート、
カルボッイミドで変性されたジイソシアネート等のイン
シアネート類、ヘキサメチレン−1,6−ビスカルバミ
ド、カプロラクタム、N、N’−ジフェニル−P −7
xニレンビスカルバミッドカプロラクタム、N、N’−
ジフェニル−P−フェニレンビスカルバミツド、ピロリ
ドン等のカルバミドラクタム頚、テレフタロイルクロリ
ド、7ジピン酸クロリド、セバシン酸クロリドなどの酸
ハライド類、アジポイルビスカプロラクタム、7ノボイ
ルビスビロリドン、テレ7タロイルビスカプロラクタム
、テレ7タロイルビスピロリドンなどのポリアシルラク
タム類、または式 [式中、^はハロゲンであるかまたは−i]c=o(こ
こでYはC1〜C,アルキレンである)であり、aは1
.2又は3の整数であり、bは2またはそれ以上の整数
であり、R2はアルキル基、アルアルキル基、アルキル
オキシ基、アリールオキシ基、ハロゲン基、またはアル
アルキルオキシ基であり、R2は炭化水素基およびエー
テル結合を含有する炭化水素から選択される二価以上の
基であり、七してZは(1)′R低分子量約2,000
を有するポリエーテル、(2)最低分子量約2.000
を有するポリエーテルセグメントを含有するポリエステ
ルセグメントまたは(3)最低分子量1 、OOOを有
する炭化水素]を有するものからなる群より選択される
酸ハライド官能性物質またはラクタム官能性物質などが
挙げられる。
また、本発明においては、ω−ラクタム、重合触媒、重
合助触媒とともに重合反応し重合体鎖中に入る架橋剤、
変性剤(ソフトセグメント)等を配合することができる
。これらの化合物としては、多価の水酸基、メルカプト
基、アミ7基又はエポキシ基を有する化合物が挙げられ
る。
多価の水酸基を有する化合物の例としては、アルキレン
グリコール例えばノエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、テトラエチレングリコール、テトラメチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレング
リコール、ヘキシレングリコール、1・Z−プロパンツ
オール、1・3−プロパンジオール、1・3−ヘキサン
ジオール、ブチレングリコール、■・4−ブタンノオー
ル、ノシクロベンタクエングリコール、ヘプタエチレン
グリコールおよびインプロピリデンビス(P −7x二
しンオキシプロバノール−2)、アルキレングリコール
以外のポリオール例えばグリセロール、ペンタエリスリ
トール、1・2・6−ヘキサンジオールおよび1−トリ
ノチロールプロパン、重合体状ポリオール例えばポリエ
チレングリコール、ポリプロピレングリフール、ガリオ
キシブロビレンジオール、およびトリオール、ポリテト
ラメチレングリコール、ひまし油、ポリブタノエングリ
フ置換基を含有する多数の化合物例えば2・4−ジクロ
ロブチレングリコールなどが挙げられる。
多価のメルカプト基を有する化合物としては、ヒドロキ
シエチルチオグリコレート、エチレングリフールビス(
チオ−グリコレ−))、ペンタエリスリトールテトラキ
ス−(チオグリフレート)およびチオノグリコールなど
が挙げられ、多価のアミ7基を有する化合物としては、
ヘキサメチレンジアミン、トリレンツアミン、2・4−
ジエチルトリレンツアミン、ポリオキシエチレンノアミ
ン、ポリオキシプロピレンツアミンおよびトリアミン、
ポリオキシプロピレンツアミン、末端基が7ミノ基の共
重合ポリアミドなどが挙げられ、多価のエポキシ基を有
する化合物としては、レゾルシノールジグリシノルエー
テル、ビス7エ7−ルAのノグリシノルエーテル、ビニ
ルシクロヘキサンノオキシド、ブタンジオールジグリシ
ノルエーテル、ポリカルボン酸のポリグリシツルエステ
ル、エポキシ化ポリオレフィンおよびグリシツルエーテ
ル樹脂、エボキシノボラフク餠脂などがある。
更に、本発明においては、実質的に重合反応を阻害しな
い化合物、例えば可塑剤、発泡剤、染顔料、酸化防止剤
、内部離型剤等を配合することもできる。
本発明で使用される複合強化材は、〃ラスa維とがラス
フレークとからなる。
上記複合強化材として用いられるガラス繊維は、プラス
の長a維を破砕または切断したもの、すなわち、ミルド
〃ラスm維またはカットガラス繊維のいずれでもよく、
特に制限はない。ガラス繊維の組成についても待に限定
されるものではない。
ミルドガラスJll維またはカットガラス繊維には一般
にEガラスと呼ばれるガラスが用いられているが、更に
、これを濃硫酸で処理し、酸可溶性成分を除去したリー
チド〃ラス、耐酸性の強いCffラス、更にはA〃ガラ
スS〃ガラスM〃ガラスARガラス、Liプラス等公知
のガラスを用いることができる。
また、上記複合強化材として用いられるがラスフレーク
は、通常の7レーク状のものであれば、形状組成とも制
限はない。ガラスフレークには、一般に耐酸性の強いC
ガラスが用いられているが、このほか、ガラスM!Lm
製造用に多く使用されているEガラスまたはA〃ガラス
S〃ガラスM〃ガラスARガラス、Liffラス等より
;1!+製されたものを用いることもできる。
υ子鹿強化用のガラス系強化材においては、一般に、強
化材とマトリックス樹脂との間に界面接着性を向上させ
るため、ガラス系強化材の表面が表面処理剤で処理され
る。本発明でも、例えばメタアクリレート−クロミック
−クロライドのようなりロム系表面処理剤、ビニル−ト
リーエトキシシラン、ビニルトリス(β−メトキシエト
キシ)シラン、γ−メタアクリロキシプロピルトリメト
キシシラン、カチオン性メタアクリレート官能性シラン
、γ−7ミノプロビルトリエトキシシラン、β−(3,
4−エポキシシクロヘキシル)二チルトリメトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ
−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、フェニルト
リメトキシシラン、N−β−(アミ7エチル)−γ−7
ミ7プロビルトリメトキシシラン、クロロプロピルメト
キシシラン等のシラン系表面処理剤、イソプロピルトリ
イソステ70イルチタネート、イソプロピルトリデシル
ベンゼンスルホニルチタネート、イソプロとルトリス(
ノオクチルバイロホス7エート)チタネート、テトライ
ソプロピルビス(ノオクチルホスファイト)チタネート
、イソプロピルトリオクタフィルチタネート、イソプロ
ビルノメタクリルイソステ70イルチタネート、イソプ
ロピルトリクミルフェニルチタネート、イソプロピルト
リ(N−7ミノエチルーアミ/エチル)チタネート、ノ
クミルフェニルオキンアセテートチタネート、ジイソス
テア0イルエチレンチタネーF等のチタネート系表面処
理剤などその他のものも含め、公知の表面処理剤で処理
した〃ラス繊継とガラスフレークを複合強化材として用
いることができる6もっとも、表面処理をしないプラス
に&維とガラスフレークを複合強化材として用いた場合
でも、本発明ではその効果が認められるので、表面処理
剤で処理された複合強化材を用いることは必須ではない
本発明で使用される可溶性ポリアミド類は、ω−ラクタ
ムに可溶なポリアミド類であれば特に制限はなく、具体
的には、2−ピロリドン、ε−カプロラクタム、ω−カ
プリルラクタム、ω−ウンデカノラクタム、ω−ラウロ
ラクタム等のラクタム類の開環重合によって得られる単
独重合体または共重合体;ω−7ミ/へブタン酸、ω−
7ミノノナン酸、ω−アミ7ウンデカン酸等の7ミノカ
ルボン酸頚の重縮合によってえちれる単独重合体または
共重合体;テトラメチレンツアミン、ヘキサメチレンツ
アミン等のノアミノ類とアノビン酸、セバシン酸、1.
10−デカンジカルボン酸等のジカルボン酸類との重縮
合によって得られる重合体を挙げることができる。
本発明においては、上記の可溶性ポリアミド類の中から
選ばれた1種類を単独で用いてもよいし、2種類以上を
混合して用いることもできるが、3種類以上を混合して
用いるのが特に好ましい。
本発明において用いられる可溶性ポリアミド類は、ポリ
アミド類を製造する公知の方法でgl造されたものでよ
く、その入手は容易である。
本発明に係るアミド、1% 84 B成形品を得るには
、前記の出発原料と複合強化材および可溶性ポリアミド
類とを特定の割合で混合し、この混合物(以下、これを
「原料組成物」という6)を、ω−ラクタムの融、α以
上の温度で、成形金型内に射畠または注入し、重合反応
させることが必要である。
そして、上記において、原料組成物100重量部に対す
る複合強化材の割合を5〜50重量部の範囲とし、かつ
、原料組成物中のω−ラクタム100重量部に対する可
溶性、K IJアミド類の割合を0.1〜30重量部の
範囲とすることを必須の要件とする。
複合強化材の割合および可溶性ポリアミド類の割合を上
記のように規定するのは、次の理由による。
複合強化材の割合が5重量%より少ない原料組酸物を用
いる場合には、複合強化材の効果が殆んど発現されず、
得ら托る成形品の剛性が不十分である。
また、複合強化材の割合が50重量部より多い原料組成
物を用いる場合には、得られる成形品に肌荒れが発生し
表面外観が損われ、かつ、脆いものとなるほか、成形に
供される原料組成物の粘度が大幅に上昇することに伴い
、成形方法によっては、更に次のような不都合が生じ、
実用に供し得ない、すなわち、原料組成物を成形金型内
に射出して成形を行う場合には、射出に高い圧力を要す
るようになり、比較的低射出圧力で成形できるという、
アミド系樹脂の反応射出成形の利点が失われる。更に、
前記の諸原料を混合して原料組成物をlli製する混合
機の絞りの部位またはその移送配管内での閉塞が頻発す
るようになる。
また、原料組成物を成形金型内に注入して成形を行う場
合には、原料組成物を調製する際に巻き込まれた気泡が
抜けきらず、この気泡が成形品の中に残り、不良成形品
を与える。
可溶性ポリアミド類の割合が、原料組成物中のω−ラク
タム100重量部あたり0.1重量部より少ない原料組
成物を用いる場合には、可溶性ポリアミド類の効果が殆
んど発揮されず、得られる成形品の表面光沢が向上しな
い、一方、可溶性ポリアミr類の上記割合が30重量部
を超える原料組成物を用いる場合には、得られる成形品
の表面光沢は優れたものとなるが、成形に供される原料
組成物の粘度が大幅に上昇するため、成形金型内への射
出に高い圧力を要するようになるとともに原料組成物を
調製する混合機の絞りの部位またはその移送配管内での
閉塞が頻発するようになり、実用的でない。
次に、本発明に係るアミド系樹脂成形品を製造する際に
用いる複合強化材、複合強化材を構成するがラス繊維と
ガラスフレークの好ましい実施態様について説明する。
複合強化材は、重量平均縁M&が30〜300μ論の範
囲のガラス繊維10〜50重量%と、重量平均径が3〜
300μlの範囲のガラスフレーク90〜50重景%と
からなるものが好ましい。
重量平均繊維長が300μ箇を超えるガラス繊維を使用
する場合には、得られる成形品の剛性は向上するものの
、その表面外観が悪化するため好ましくなく、また、重
量平均繊維長が30μmより短いガラス繊維を使用する
場合には、得られる成形品の表面外観は良好であるが、
剛性の向上が極めて少ないため好ましくない0重量平均
径が300μmを超えるガラスフレークを使用する場合
には、得られる成形品の剛性は向上するものの、その表
面外観が悪化するため好ましくなく、また、重量平均径
が3μmnより小さいガラスフレークを使用する場合に
は、得られる成形品の表面外観は問題ないものの、剛性
の向上が少なく、ガラス繊維の配向に起因する歪み(ソ
リ)、および機械的物性の異方性の抑制効果が少ないた
め好ましくない。
また、上記重量平均繊維長のガラス繊維の比率が10重
量%より少ない、すなわち上記重量平均径のガラスフレ
ークの比率が90重量%を超える複合強化材を用いる場
合には、このような複合強化材を配合した原料組成物の
粘度が大幅に上昇して成形操作が困難になるとともに、
得られる成形品の剛性の向上が少ないため好ましくない
。一方、プラス繊維の比率が50重量%を超える、すな
わち、ガラスフレークの比率が50重重量より少ない複
合強化材を用いる場合には、得られる成形品の剛性は十
分向上したものとなるが、プラス繊維の配向に起因する
歪みおよび機械的物性の異方性が見られるため好ましく
ない6 複合強化材を構成するガラス単繊維は、前記重量平均繊
維長の範囲のものが好ましいが、繊m長25μm未満の
ものが3重量%以下、300μmを超えるものが30重
量%以下であり、かつ重量ラス繊維を使用すると、得ら
れる成形品の表面外観を損うことなく、有効に剛性の向
上をはかることができ好適である。
複合強化材を構成するガラス繊維の直径は、ガラス単繊
維の直径(M度ともいう)を指し、当該業界で汎用され
ている記号で表わすならばDSE。
F、G、H,J、に%L、M、N、P、Q、RlS、T
、U、すなわち、5.08μ艶から25.4μ鎗までの
ものであることが望ましい、これ未満の直径のものは使
えないことはないが、非常に嵩比重が小さく、取扱いが
不便であり、かつ、紡糸の生産性が悪いため非常に価格
高となり、また、直径が25.4μlt−超えるガラス
繊維は、繊維長と繊維径の比が小さく、成形品の剛性の
向上が少なく好ましくない。
複合強化材を構成するガラスフレークは、前記重量平均
径の範囲のものが好ましいが、重量平均径10〜50μ
―の範囲のものが更に好ましい。
このような重量平均径範囲のガラスフレークを使用する
場合には、得られる成形品の表面外観が損われることな
く好適である。
また、複合強化材を構成するがラスフレークは、厚さが
1〜10μmの範囲で、そのアスペクト比(粒径/厚さ
)が2〜150の範囲のものであることが望ましい、こ
のようなプラス7レークを使用する場合には、得られる
成形品の表面外観が損われることなく、優れた剛性を有
し、かつ、歪み(ソリ)および機械的物性の異方性の少
ない、良好な成形品となり、好適である。
本発明に係るアミY系樹脂成形品を製造する場合には、
前記出発原料に、前記可溶性ポリアミド類を混合、溶解
し、更に前記複合強化材を混合したあと、これを成形金
型内に射出または注入して、出発原料を重合反応させる
。出発原料に可溶性ポリアミド類を混合、溶解し、更に
複合強化材を混合するには、次のいずれかの方法による
ことができる。
(イ)原料を二成分系に分割する方法 原料を、重合触媒を含むω−ラクタムの溶融状物(以下
、これを[成分、t%(A)Jという。)と重合助触媒
を含むω−ラクタムの溶融状物(以下、これを「成分系
(B)」という。)とに分割して別々に調製し、これら
二成分系の少なくとも一方に可溶性ポリアミド類を混合
、溶解し、複合強化材を配合した後、これら二成分系を
、原料組成物中のω−ラクタムに対する可溶性ポリアミ
ド類の割合と、原料組成物に対する複合強化材の割合が
本発明で規定する範囲内となる混合比率で合一、混合す
る方法。
(ロ)原料を三成分系以上に分割する方法上記(イ)の
成分系(A)および成分系(B)のほかに、ω−ラクタ
ム、重合触媒、重合助触媒の単一原料のみからなる溶融
状物を別途調製して、原料を三成分系以上に分割し、こ
れら三成分系以上の少なくとも一つの成分系に可溶性ポ
リアミド類を混合、溶解し、複合強化材を混合する方法
(ハ) その他の方法 前記(イ)の方法において、成分系(A)、成分系(B
)の少なくとも一つの成分系に可溶性ポリアミド類を混
合、溶解し、これらを合一して混合する際に、この混合
系に直接複合強化材を配合する方法。
上記(イ)ないしくハ)の混合方法の中では(イ)の方
法が好適である。よって、以下の例では出発原料に可溶
性ポリアミド類を混合、溶解し、複合強化材を混合する
方法は、(イ)の方法によることとして説明する。
本発明に係るアミドP、樹脂成形品を製造する方法につ
いて、更に詳細に説明する。
まず、成分系(A)の溶融状物は、ω−ラクタムに重合
触媒を加え、ω−ラクタムの融点以上(例えば、ω−ラ
クタムがε−カプロラクタムの場合には70 ’C以上
)に加温してlll製するが、成分系(A)自体での重
合反応の進行を阻止するため、通常は100 ’C以下
に保持される。
成分系(B)の溶融状物も同様に、ω−ラクタムに重合
助触媒および必要に応じて少量の添加剤を加え、ω−ラ
クタムの融点以上に加温して調製し、通常140°C以
下に保持される。
このようにして調製した成分系(A)、成分系(B)の
いずれか一方にのみ、または双方に、先ず、本発明にお
いて規定する可溶性ポリアミド類の全量またはこれを適
当な比率に分配して混合、溶解し、次に本発明において
規定する複合強化材の全量または、これを適当な比率に
分配して加え、混合する、なお、これらの分配の比率は
、成分系(A)または成分系(B)の粘度、ω−ラクタ
ムの種類等に応じて都度決定される3 次に、溶融状態まプこけ溶融スラリー状態の成分系(l
〜)と成分J?−,(B)とを一定の比率で合一、混合
し、得られた原料組成物を成形金型内に射出または注入
する。上記二成分系の混合には、ミキシングへ7Vと呼
ばれる衝突混合装置、またはスタティックミキサーもし
くはグイナミックミキサー等の流体混合装置を使用する
ことがPきる。
この場合、成分系(A)と成分系(B)との)1ノ5合
比は、製造する成形品の用途、具備させるべき性質に応
じて変化させることができる。上記混合比は、一般的に
は容積比で、成分系(A)/成分系(B)=5/1〜1
15の範囲とするのがよい。
また、成形に際しての金へ1(の温度は、100へ−2
00°C1好ましくは120へ、160°Cの範囲に保
持するのがよい。成形金型の74度を上記の範囲1こ保
持するときには、金型内での重合反応が迅速に進行し、
原料組成物を金型に注入した後、短時開(通常け2へ4
・4分以内)で注入物が硬化または凝固し、重合反応を
終了する。重合反応終了後、金型から取り出したものは
目的とする成形品である。
本発明に係るアミr系a(脂成形品としては、自動車、
スフ−モービルの外板、ステアリングホイール、ダッシ
ュパネル、イン入トルメンタルパネル、カウルパネル、
カウルグリル、バンパー等の車輛の部品;コンビ1−タ
ー、ワードプロセサー等のOA8!器のハウノング;テ
レビノヲン、音響機器等家庭電気製品のハウソング;そ
の他品種電気機器の絶縁材、家具の部品、プラスチック
パレット、)゛ラスナックシート等が7)1デられるが
、5ニハーら例示したものに限られるものではない。
(−発明の効果」 本発明は、次のように顕著な効果を奏し、その産業上の
利用価値は素めて入である。
(1)本発明に係るアミド系樹脂成形品1よ、複合強化
材の配合により、剛性、耐熱性ともに優れており、しか
も歪み(ソリ)およびW!i械的物的物性方性が少なく
、更に成形品の表面に肌荒れがなく外観も優れている。
(2) 本発明に係るアミド系樹脂成形品は、可溶性ポ
リアミド類の配合により、複合強化材が配合されている
にもかかわらず、成形品の表面1こ光沢があり、外観が
優れている。
(3) 本発明に係るアミド系樹脂成形品の製造におい
ては、複合強化材とl、で使用するガラス繊維とガラス
フレークの物性、両者の比率、および複合強化材の配合
割合、更には可溶性ポリアミド類の配合割合を特定の範
囲から選んで使用することができるので、成形に供する
原料組e、物の粘度−)二昇が抑制され、流動性が良t
LT−であり、その取扱い、成形拐作が容易である。
「実施例1 次に、本発明を、実施例および比較例に基づいて説明す
るが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の例に限
定されるものではない。
以下の例に夕9いて用いたプラス繊維の種類と諸性質を
後記第1表に、またがラスフレークの種類と諸性質を後
記第2表に、そハ、fれまとめて掲げた7 なお、〃ラスka、Jlltの繊維長分布測定、ガラス
フレークの粒径分布測定は、各々、次に記載の方法(こ
上り行った。
〃ラスklILJltの繊維長分布測定ニブラス繊維を
スライドプラス」−(ことり、その上に、エチレングリ
コールを滴下して、エチレングリコール中に分散させ、
その上から、カバープラスで押え、二枚のガラスをほぼ
プラス繊維の径と同じ間隙とし、偏光顕微鏡にて、12
5倍の写真をとi)、1000本の繊維長分布を3回i
1測し、その平均値を繊維長分布とした。土た、このよ
うにして測定した繊維長分布より、重量平均繊維りとを
算出した。
ガラスフレークの杓径分布測定: 直径20θIの標準篩を、−トから48メツシユ・ 1
00メツシユ・ 150メソシユ、325メ。
シコおよび受皿の類に1Tilね、試料を篩金網の1−
Iダに入れた。この試料入り篩を、ロータノブベ1(振
動fli決で15分間振動し、篩分けし、各篩金網に残
った試料重量を秤量し、粒径分布を測定した。また、こ
のようにして測定した粒径分布より重量平均径を算出し
た。
また、以下の例において、得られた成形品の表面外観の
評価、曲げ剛性の測定および歪み(ソリ)の測定は、次
のようにして行った。
成形品の表面外観(肌荒れ)の評価: 肉眼による観察を主とし、表面粗さ計(小板研究所製5
E−3A)を補助的に用いて評価した。
評価結果の表示基準は、◎;優、O;良、Δ;可、×;
不可の4段階とした。
成形品の表面外a(光沢)の評価: 肉眼観察により評価した。評価結果の表示基準は、◎;
優、○;良、Δ;可、×;不可の4段階とした。
成形品の曲げ剛性の測定: 実施例または比較例の成形操作によって得られた、幅5
10m+++、長さ1,000mm、厚さ2.5II1
mの平板状の成形品から試験片を切り出し、これを温度
25°C1相対湿度50%の雰囲気中に約1昼夜放置し
た後、ASTM D−790に準拠して測定した。
成形品のソリの測定: 前記平板状の成形品の幅方向(長手方向に対して直角方
向)に糸を張り、かつ、この糸を成形品の両縁部に当接
させ、糸と成形品表面との距離の最大値をソリ量とする
。このソリ量測定操作を成形品の中央部と両端部につい
て行ない、これら3点のうちの最大値をその成形品のソ
リ量とした。
実施例1 それぞれ下記の組成よりなる、可溶性ポリアミド類を配
合した成分系(A)および複合強化材を配合した成分系
(B)を、反応射出成形機の二つの原料タンクにそれぞ
れ調製し、撹拌しつつ両者とも90℃に保持した。
成分系(A)  ε−カプロラクタム  7 、9 k
Eブロムマグネシウム カプロラクタム   2 、 s kgナイロン A 
     0.4 kg成分系(B)  ε−カプロラ
クタム  5 、9 kg重合助触媒      4 
、8 k*ガラス繊@  A     3.6kgガラ
スフレーク a   iO,7kHなお、−ヒ記成分系
(A)に配合されたナイロンA1±、ω−カプロラクタ
ム、ヘキカメチレンジアミン、アジピン酸、セバシン酸
、ラウリルラクタムの5重量体成分を含む共重合体であ
り、ポリアミドと13、て表わすと、ナイロン6ニナイ
ロン66:ナイロン610:ナイロン612の組成比が
5:45:45:5 c7>’)その重量平均分子量が
約70.000のものである。
まLユ、−ヒ記1及分系(B)1こ添加さhた重合助触
媒は次の構造式、すなわち (ただし、式中、Zは、分子量約6,000のポリブタ
ジェンを表わt。)で示される化合物である。
次に、成分系(A)および成分系(B)を、反応射出成
形機を用い、重量基準の混合比 −1ft、分糸(A)
/成分系(B)  −(以下、単に1混合比」という、
)を2.33/1.0に調製して、ミキシングヘッド内
で衝突混合しつつ、135 ’Cの温度に調節された幅
510M伯、長31,000nm、深さ2 、5 mm
のキャビティを有セる射出成形金型内に、長さ方向の一
端の中央に設けIこデートから射出しt−移、2分間保
持し7て成形品をイ)だ。得られた成形品について表面
外観を評価し、その諸物性を測定した。その結果を、後
記第3表に示した。
実施例2および3 実施例1に記載の例1ごおいて、成分系(B)の組ノ及
をそれぞれ次のように変更した以外は、そ7′1ぐれ同
側におけると同様にして成分、1(A)、成分系(B)
を調製し1、同側において用いたのと同じ反応射出成形
機および射出成形金型を用い、また同側におけると同様
の方法、同様の条件によって、それぞれ成形品を得、得
られた成形品の表面外観を評価し、その諸物性を測定[
また。
結果を、同じく第3表に示し?、=。
成分系(B)       (実施例2)(実施例3)
ε−カプロラクタム  5 、9 kg5 、9 k(
g重合助触媒      4 、8 kH4、8k+プ
ラス繊維A       2.9kg 4.8にイガラ
ス71ノークa    11.6kg 9.5kg実施
例4 実施例1に記載の例において、成分系(A)および成分
系(B)の組成を、次のように変更した以外は同側にお
けると同様にして、成分系(A)および成分系(B)を
調製した。
成分系(A) ε−カプロラクタム       10kgブロムマグ
ネシウムカプロラクタム 3.1kgナイoンA   
          O,5kl?成分系(B) ε−カプロラクタム        7 、51cg重
介助触媒            6 、0 kHプラ
スbl&維A             5.8kgブ
ラ久71/−りa           5 、8 k
g次に、同側(−おいて用いたのど同lニ反応射出成形
(代j−;よび射出成形金型を用い、−1−記成分系(
A、)と成分系(B)1ハ混合比を1.86/i。0に
変更した以外は同側にもげると同様の方法、同様の条件
(、二上って成形(’;?r ’y:得、得らt16た
、成形品の表面外観を評価し、その諸物性を測定しIこ
結果を、同じく第3表に示lまた。
比較例1 実施例4に記載の例において、成分系(A)の組成を次
のように変更した以外は、同側におけると同様にして成
分系(A)、成分系(B)を調製し、同側において用い
たと同じ反応射出成形機および射出成形金型を用い、*
た同側におけると同様の方法、同様の条件によって成形
品を得、得られた成形品の表面外観を評価し、その諸物
性を測定しブこ。
結果を、同じく第3表に示した。
成分系(A) ε−カプロラクタム       10.5k。
ブロムマグネシウムカプロラクタム 3.11cg比較
例2 実施例41:記載の例に第5いて、成分M(A)の組成
を次のように変更した以外は、同側におけると同様にし
て成分系(A)、成分系(B)を調製し、同側(ごす)
いて用いたのと同じ反応射出成形機お上(f射出成形/
に!’2!を用い、よrユ、同側によ5けると同様の方
法、同様の条件によって成形を試みたが、原料組成物の
流動性が悪く、成形品を得ることができなかった。
成分系(A) ε−カプロラクタム        5 、4 kgブ
ロムマグネシウムカプロラクタム 3.1kgナイロン
A             5.1kg比較例3 実施例4に記載の例において、成分系(B)の組成を次
のように変更した以外は、同側におけると同様にして成
分系(A)、成分系(B)を調製した。
成分系(B) ε−カプロラクタム        7.5kg重合助
触媒            6 、0 kgffうX
繊MA            O,56kgガラスフ
レークa          0056kg次に、同側
において用いたのと同じ反応射出成形機および射出成形
金型を用い、成分系(A>と成分系(B)の混合比を1
.0771,0に変更した以外は同側におけると同様の
方法、同様の条件によって成形品を得、得られた成形品
の表面外観を評価し、その諸物性を測定した。
結果を、同じく第3表に示した。
比較例4 実施例4に記載の例において、成分系(A)および成分
系(B)の組成を次のように変更した以外は同側におけ
ると同様にして、成分系(A)および成分系(B)を調
製した。
成分系(A) ε−カプロラクタム       10.0kirブロ
ムマグネシウムカプロラクタム 3.1kgナイロンA
              O、5kgガラス繊維A
             6.8kg〃ラス7レーク
a           6 、8 kg酸成分(B) ε−カプロラクタム        7.5kg重合助
触媒            6.0kgガラス繊維A
            10.5kgガラスフレーク
a          10.5kg次に、同側におい
て用いたのと同じ反応射出成形機および射出成形金型を
用い、また、同側におけると同様の方法、同様の条件に
よって成形を試みたが、原料組成物の流動性が悪く、成
形品を得ることができなかった。
比較例5および6 実施例4に記載の例において、成分系(B)の組成を、
それぞれ次のように変更した以外は、それぞれ同側にお
けると同様にして、成分系(A)、成分系(B)を調製
し、同側において用いたのと同じ反応射出成形機および
射出成形金型を用い、また同側におけると同様の方法、
同様の条件によってそれぞれ成形品を得、得られた成形
品の表面外観を評価し、その諸物性を測定した。
結果を、同じく第3表に示した。
成分系(B)      (比較例5)(比較例6)ε
−カプロラクタム  7 、5 kg   7 、5 
kg重合助触媒      6 、0 kg6 、0 
kgがラス繊#、A     11.6kg    −
ガラスフレークa         11.6kg実施
例5〜8 実施例4に記載の例において、成分系(B)に配合する
がラス繊維またはガラスフレークの一方を、それぞれ後
記第3表(複合強化材の種類のMA)に記載した種類の
ものに変更した以外は、同側におけると同様にして成分
系(A)および成分系(B)を調製し、同側において用
いたのと同じ反応射出成形機および射出成形金型を用い
、また同側におけると同様の方法、同様の条件によって
それぞれ成形品を得、得られた成形品の表面外観を評価
し、その諸物性を測定した。
結果を、同じく第3表に示した。
実施例9〜11 実施例4に記載の例において、成分系(A)の組成を、
それぞれ次のように変更した以外は、それぞれ同側にお
けると同様にして成分系(A)、成分系(B)を調製し
、同側において用いたのと同じ反応射出成形機および射
出成形金型を用い、また同側におけると同様の方法、同
様の条件によってそれぞれ成形品を得、得られた成形品
の表面外観を評価し、その諸物性を測定した。
結果を、同じく第3表に示した、 成分系(A)   (実施例9)(実施例10)(実施
例11)C−カブIffラクタム10.4ks  8.
9kg  6.91cgブロムマグネシウム カプロラクタム  3 、1 kg3 、1 kg  
3 、1 ksナイロンA      O,09kg 
 1.64に+?3 、6 ks実施例12 実施例4に記*2の例において、成分系(A)の組成を
、次のように変更1.た以外は同側におけろと同様1こ
j2て1宏分系(A)、成分系(B)tj調製し1、同
側においで用いたのと同じ反応射出成形機および射出成
形金型を用い、また同側1こにけると同様の方法、同様
の条件によって成形品を得、得られた蜘形品の表面り)
観を評価し1、その諸物性を測定し。
を二。
結果を、同I″、く第、3表に示した。
成分系(A) ε−カプロラクタム        10に、。
ブロムマグネシウムカフ゛ロラクタム 3.1kHナイ
t/F3               0.5kHな
お、に記成分系(A)に配合されたナイロンB(土、ω
・−カプロラクタム、ヘキづメチレンツ7ミン、アジピ
ン酸、ε・−アミ7ラウリルラクタムの4単量体成分を
含む共重合体で才)す、ポリアミドどして表わすと、ナ
イロン6ニナイロン66:ナイI7ン12のar&比が
2 :2 :3−rあり、ソノ重量平均分子量が約80
,000のものである。
実施例13および14 実施例・11一記載の例においで、成分系(B)の組成
をそれPハ次のように変更し、た以外は、それぞ51間
例におけると同様にし5て成分系(A)、成分系(B)
を調製した。
成分系(B)      (実施例13)(実施例14
)ε−カプロラクタム  7 、5 kg   7 、
5 kg重会助触媒      6 、0 kg6 、
0 kHゲラ入繊1維A      1..15kg 
  11.5kgグラス7レークa    1..15
kg   11.5ks次(5゛、同側において用いた
のと同i″、反応射出成形機および射出成形金型を用い
、成分系(4・〜)と成分系(B)のζ■1合比を、実
施例13においてけ1.17/1.0に、また実施例1
4においては2.7/1.0にそれぞれ変更した以外は
同側におけると同様の方法、同様の条件によってそれぞ
れ成形品を得、得られた成形品の表面外観を評価し、そ
の諸物性を測定した。
結果を、同l二く第3表に示し、た6 実施例15 実施例4に記載の例においで、成分系(B)の組成を次
のように変更I5f′、−以外は、同側におけると同様
にして成分系(、A、 )、成分系(F3)を調製し、
同側(二おいて用いr二のと同じ反応射出成形機および
射出成形金9分用い、ま)、二同側にJ)目“ると同様
のJj法、同様の条件によって成形品を得、得ら#また
成形品の表面外観を評価し、その諸物性を測定した。
結果を、同じく!1′l+3表に示し/::。
、成分系(F3) ε−カプロラクタム      7.5  kH重合助
触媒          6.Ok)(レゾルシノール
ノグリシノル エーテル          0.14kg〃ラス織椎
A           5.8  kgがラスフレー
クa         5.8  kFl第3表の結果
から、次のことが明らかである。
(1)本発明で規定する要件を満足する成形品は、アミ
ドP、樹脂成形品本米の表面外観が損われず、肌荒れが
なくて優れた光沢を有し、優れた剛性を有するとともに
、歪み(ソリ)および機械的物性の異方性(曲げ剛性の
方向差)が少ない。
(2)本発明で規定する要件を満足しない成形品、すな
わち、可溶性ポリアミドを配合しなかった成形品(比較
例1)、複合強化材の配合量の少ない成形品(比較例3
)、強化材として、ガラス繊維のみを配合した成形品(
比較例5)、プラス7レークのみを配合した成形品(比
較例6)は、それぞれ、表面の光沢が改善されず(比較
例1)、剛性の向上が極めて少なく(比較例3.6)、
また歪み(ソリ)が大きく(比較例5)、良好な成形品
とはならない。
(3)本発明で規定する範囲を超えて可溶性ポリアミド
および/または複合強化材を配合すると、原料組成物の
流動性が悪く、成形品を得ることができない(比較例2
.4)。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ω−ラクタム、重合触媒、重合助触媒および、ガ
    ラス繊維とガラスフレークとからなる複合強化材と、ω
    −ラクタムに可溶なポリアミド類とを、ω−ラクタム、
    重合触媒、重合助触媒、複合強化材およびω−ラクタム
    に可溶なポリアミド類の合計量100重量部に対する複
    合強化材の割合が5〜50重量部の範囲となり、かつ、
    ω−ラクタム100重量部に対するω−ラクタムに可溶
    なポリアミド類の割合が0.1〜30重量部の範囲とな
    るように混合し、この混合物を、ω−ラクタムの融点以
    上の温度で成形金型内に射出または注入し、重合反応さ
    せて得られたものであることを特徴とするアミド系樹脂
    成形品。
  2. (2)複合強化材は、重量平均繊維長が30〜300μ
    mの範囲のガラス繊維10〜50重量%と、重量平均径
    が3〜300μmの範囲のガラスフレーク90〜50重
    量%とからなるものであることを特徴とする、特許請求
    の範囲第(1)項記載のアミド系樹脂成形品。
  3. (3)ガラス繊維は、繊維長が25μm未満のものが3
    重量%以下、300μmを超えるものが30重量%以下
    であり、かつ、重量平均径が75〜125μmの範囲の
    ものであることを特徴とする、特許請求の範囲第(1)
    項または第(2)項記載のアミド系樹脂成形品。
  4. (4)ガラス繊維は、繊維直径が5〜25μmの範囲の
    ものであることを特徴とする、特許請求の範囲第(1)
    項、第(2)項または第(3)項記載のアミド系樹脂成
    形品。
  5. (5)ガラスフレークは、重量平均径が10〜50μm
    の範囲のものであることを特徴とする、特許請求の範囲
    第(1)項ないし第(4)項のいずれか1項に記載のア
    ミド系樹脂成形品。
  6. (6)ガラスフレークは、厚さが1〜10μmの範囲で
    、そのアスペクト比が2〜150の範囲のものであるこ
    とを特徴とする、特許請求の範囲第(1)項ないし第(
    5)項のいずれか1項に記載のアミド系樹脂成形品。
  7. (7)ω−ラクタムに可溶なポリアミド類は、ラクタム
    類の開環重合によって得られる単独重合体または共重合
    体、アミノカルボン酸類の重縮合によって得られる単独
    重合体または共重合体およびジアミンとジカルボン酸と
    の重縮合によって得られる重合物のうち、少なくとも3
    種類以上の重合体からなることを特徴とする、特許請求
    の範囲第(1)項ないし第(6)項のいずれか1項に記
    載のアミド系樹脂成形品。
  8. (8)前記混合物に、架橋剤および/または反応生成物
    変性剤が添加されてなることを特徴とする、特許請求の
    範囲第(1)項ないし第(7)項のいずれか1項に記載
    のアミド系樹脂成形品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0691996A1 (en) * 1993-03-29 1996-01-17 E.I. Du Pont De Nemours And Company Polyamide resin composition

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0691996A1 (en) * 1993-03-29 1996-01-17 E.I. Du Pont De Nemours And Company Polyamide resin composition
EP0691996A4 (en) * 1993-03-29 1997-06-18 Du Pont POLYAMIDE RESIN COMPOSITION

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