JPS638293A - 黒リン単結晶の製造方法 - Google Patents

黒リン単結晶の製造方法

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JPS638293A
JPS638293A JP14976486A JP14976486A JPS638293A JP S638293 A JPS638293 A JP S638293A JP 14976486 A JP14976486 A JP 14976486A JP 14976486 A JP14976486 A JP 14976486A JP S638293 A JPS638293 A JP S638293A
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JP
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black phosphorus
phosphorus
black
pressure
single crystal
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Pending
Application number
JP14976486A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunichi Akimoto
秋本 俊一
Kazutomi Shirotani
城谷 一臣
Hiroyuki Matsubara
宏之 松原
Akio Iso
磯 晃男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Chemical Industrial Co Ltd
Original Assignee
Nippon Chemical Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、黒すン単精品の製造方法に関する。
斜方晶形点リンは、シリコン、ゲルマニウム等に代表さ
れる元素半導体の1つで、 (1)結晶4ii!造が雲母と同様に層状で方向により
電気抵抗を異にする電気伝<aがある。
(2ンエネルギーギセップが杓0.3eVと小さい、 (3)圧力により相転移する、 などの特徴的物j生を有しているため、エレクトロニク
ス分野で新素材として、折しい用途が期待されている。
〈従来の技術〉 リンは周it+のように、多くの同素体が存在するが、
中でも斜方品形黒リンは、これらの同系体のうちで最も
安定なものである。
黒リンの存在は、古くから知られているがその工業的製
法の困!!左と共に、天川的な用途開発の欠如のために
、これまでは学問的興味の段階に止まっていた。
しかしながら、今日の茗しいエレクトロニクス等の科学
技術の進歩により、また黒リンの待異な吻姓のゆえに新
素材の1つとして次第に脚光をあびてきつつある。
従来、黒リン単結晶を得る方法は、大きく分けて2つあ
り、その1つは、ビスマス等の溶融金属に黄リンを溶融
した後、徐冷する方法である。
他の1つは、黄リン又は赤リンを高湯高圧下で転化して
黒リン溶融体とし、これを徐冷する方法である。
[J、Am、Cheα1.3oc、36,1344 (
1914)、Mo1.Cryst、Liq。
Cryst、  、  86. 1943  (198
2ン ]即ち、前者の方法は、白リン又は多情高点リン
を各車のビスマスと混合し不活上ガス雰囲気下で灼40
0°Cに保持して溶解し、徐冷した後、ビスマスを希硝
酸で溶解除去することにより、黒リンとして回収するこ
とができるとしている。
[1−’hysica  105B、99(1981)
] しかしながら、この方法は歩留りが悪く量産性に欠ける
ので工業的ではない。また、これにより得られた黒すン
拮品性は良好とされるけれども、極めて微細な針状精品
である。
他方、後者の方法は赤リン等をIGPa以上の高圧下で
黒リンに転移溶融して徐冷することにより、前者より大
きな黒リン単結晶を得ることができるが、大型の単結晶
の生、戊は多分に偶然性が支配して、再現性よく良質の
単結晶を得るには問題があった。
〈発明が解決しようとする問題点〉 ところで、赤リンから黒リンへの相転移の際、体積で約
15%の減少を伴うことが知られている。
高温高圧法に基づく黒リン単結晶の製造において、通常
、赤リン粉末成形体を出発原料とするが、これは相当の
窄隙を有しているので、高圧下での相転移の際、体積減
少率は一層大きくなる。
従って、このような出発、原料にあっては、高圧下で試
料が著しい変形をbたらし、その結果温度分布が不均一
で複雑となるため、多くの場合極消に変形して大型の単
結晶が14られない、あるいは再現性がないなどの問題
点があって、良質の黒リン単結晶として臂ることが難か
しかった。
このような問題を避けるため、高温高圧下で一度黒リン
多結晶をつくり、これを(京科として再度高温高圧2!
!理して黒リン単結晶を1イる方法もあるか、ランニン
グコストの高い詔高1土工業では、かかる方法は逼りな
ものではない。
本発明者らは、従来の高温高圧法による黒すン単債品の
製造において、叙上の12nさ問題点を鋭意解決すべく
研究したところ、原料リンの比重を一定の範囲に制御し
て使用すること及び、その方法として黒リンに赤リンを
過当小添加した混合0末を使用することによって、艮貿
の黒リン単結晶を得ることをり11児し本光明を完成し
た。
く間かを解決するための手段〉 すなわち、本光明は、赤リンと黒リンどの泥含扮末の成
形体を高温高圧下て黒リンに転移溶融し、次いで冷却す
ることを特徴とする黒(ノン単結晶の製造法にかかる。
本発明において、出発原料は、扮末赤リン及び粉末黒リ
ンであるが、できるだけ高純度であれば特にその製法履
歴は問わない。
例えば、粉末赤リンは、市販の高伸度赤リン又は、塊状
の高純度赤リンの粉砕物が使用される。
粉末黒リンも赤リンと同様にそのンノ法履歴りよ待に問
題でない。
だが、通常、黒すン単5精品を製造する場合には、結晶
四点リンを一度完全溶融させて、冷却するが、本発明に
J3ける原イコ男リンは、単結高点リンのように、充分
に温度圧力を伴って、赤リンを転化させたものであるこ
とは必ずしも必要はなく、単に赤リンを黒リンに転(ヒ
させた杓未黒リン、あるいは、多、結高点リンの粉末で
もよい。
本発明において、赤リンと黒リンの混合粉末は、その見
掛は比重が2.0以上好ましくは2゜○〜2.3の蓬テ
囲になるように混合することが必要である。
見掛比重が2.0未満では、対称性のにい単結高点リン
が得られないからである。
このような見掛比重は、多くの場合、赤リン:黒リン=
1:1.5〜4の範囲に混合することにより達する。
赤リンと黒リンとは、所望の゛粉砕手段で充分に微粉砕
し混合した後、加圧成形して見掛比重が所定の範囲にな
るように成形体を調製して試料原料とする。なお、試料
成形体は、試料容器内径と等しくすることが望ましく、
また、試料の児;1ト比重が均一かつ一定となるように
少量づつ成形し、ディスク状の成形体にすることが好ま
しい。
本発明は、かかる出発原料を高温高圧下で黒リンに転移
させるが、その転移条件は、既に公知であり、多くの場
合、まず初めに加圧を行って、最高圧力に達したのち、
昇温して、最高温度において暫時保持して冷却する。従
って、加熱開始から冷In終了の時間は、最高圧力が一
定に保持されている。
この場合、最高圧力は1 GPa〜7GPaの範囲が適
当てあり、また最高温度は、1i111定偉げによって
かなり異なるが、試料中心部付近において、800〜1
300℃、好ましくは950〜1250″Cの範囲にあ
る。なJj、時間については、最高温度において0.1
〜18.V間が適当である。
このような条件において赤リンを黒リンに転移、および
溶融さぜ、次いで冷haすることにより、黒リン単結晶
として得ることができる。
本発明において用いる高温高圧に置は、上記条件が満た
されるものであれば特に限定はないが、例えば斜面駆動
式キュービックアンビル型、ピストンシリンダー型、ベ
ル1−型あるいはガードル型等の装置を適用できる。
上記にd5いて、符に斜面駆切弐キュービックアンビル
型の高温高圧発生装黄は、操作上あるいは圧力再環性が
すぐれているために好適である。〈実施例〉 第1図は、斜面駆動式キュービックアンビル型高圧発生
装置における試料構成図であるが、アンビルの大きさは
一辺か36mmで、−)々が41 mmのパイロフィラ
イト立方体の圧力媒体を使用する。
実施例1 重量比8:2の黒リン粉末と赤リン0末とをメノウ乳鉢
でよく混合したもの8試料とする。
試料2.42yを10回に分けて10mmψのディスク
状に圧縮成形したのち、これを順次重ねて見)卦比重2
.1の円柱状試料成形体を調製した。
次いで、この試料を試料容器に入れた後、第1図のよう
に試料部を組み立てて、斜面駆動式キュービックアンビ
ル型の高1.ER生装置にセットする。
次いで、I GPaに加圧下漬通電し、B部のン品度が
930 ’CにノよるまでII日熱し、この7品度て8
分間保持した。このとき、A部の温度は1160℃であ
った。
次いで、0.7°C/minて降inシ、B部の温度が
760″Cになったところで、通電を止めて急冷した。
このように作成した試料は、対称・件が良好であり、こ
の試料から7.5X5X1maの大きな黒リン単結晶が
得られた。
実施例2 重量比6:4の黒リン粉末と赤リン0末を乳鉢でよく混
合したものを試料とする。試料204gを10回に分け
10mmのディスク状に圧縮成形したのち、これを順次
Φねで見掛比重2゜0の円柱状試料成形体を調製した。
次いで実施例1と同様の操作をして1 GPaの圧力下
で通電し、B部温度が946 ’Cになるまで加熱して
、この温度で8分間保持した。この時、A部温度は11
62°Cてあった。0.7’Q /分て降温しB温[σ
が71.5”Cになったところで通電を止め急冷した。
このJ:うに洋装された試料は比較的対称性が良好であ
り、この試料から4 mrn x 4 mm x 2 
rntnの大きな黒リン単結晶が得られた。
比較例1 0.73!7の高純度赤リン粉末を10回に分けて直径
8 mmのディスク状に圧縮成形して試料を調製した。
この赤リン、粉末成形体の見掛比重は1.61である。
この試料を8 amφ×9mmの試料容器に挿入後、第
1図のような試料部を明室てて、斜面駆動式キュービッ
クアンビル型の高圧発生装置にセットする。
次いで、実施例1と同様な圧力及び温度条件で操作した
のち、試料をとり出したところ、黒すン単、結晶を得る
ことができた。
しかし、この黒リン単結晶は、最初の試料成形体と著し
く異なり歪んだ鼓形で微小な単結晶の集合体であった。
く光明の効果〉 本弁明の方法によれば、試料原料の見掛比重を制御し、
これを2.0以上にすることにより、再現性よく対称性
の良好な大きな黒リン単結晶を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、斜面駆動式キュービックアンビル型高圧発生
装置において、本発明の実施態(1を示す試料構成図で
ある。 ?:f号の説明 ■   1京7斗リン ■   パイロフィライト圧力媒体 ■   ステンレス電極リング ■   モリブデン電極板 ■   グラファイトヒーター ■   パイロフィライト試:科容器 ^、8  温度測定点 ′vF許出願出 願人化学工業株式会社

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)赤リンと黒リンとの混合粉末成形体を高温高圧下
    で黒リンに転移溶融し、次いで冷却することを特徴とす
    る黒リン単結晶の製造方法。
  2. (2)赤リンと黒リンとの混合は、1:1.5〜4であ
    る特許請求の範囲第1項記載の黒リン単結晶の製造方法
  3. (3)混合粉末成形体の見掛比重が2.0〜2.3の範
    囲である特許請求の範囲第1〜2項記載の黒リン単結晶
    の製造方法。
  4. (4)高温高圧下の黒リンの転移は、斜面駆動式キュー
    ビックアンビル型高圧発生装置を用いて行う特許請求の
    範囲第1項記載の黒リン単結晶の製造方法。
JP14976486A 1986-06-27 1986-06-27 黒リン単結晶の製造方法 Pending JPS638293A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102491294A (zh) * 2011-12-01 2012-06-13 东北师范大学 一种高容量锂离子电池负极材料黑磷的制备方法
CN108059138A (zh) * 2017-12-11 2018-05-22 昆明理工大学 一种高纯黑磷的制备方法
CN109913942A (zh) * 2018-04-18 2019-06-21 清华-伯克利深圳学院筹备办公室 一种气相输运法制备黑磷和掺杂黑磷单晶的方法
CN110938867A (zh) * 2019-12-06 2020-03-31 深圳市中科墨磷科技有限公司 一种高效制备二维黑磷晶体的方法
EP4040447A2 (de) 2021-02-09 2022-08-10 Bruker AXS GmbH Verstellbarer segmentierter kollimator

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